内閣府による臓器移植に関する世論調査(1998年-2000年-2002年)
調 査 の 概 要
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1998年
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2000年 |
2002年 |
調査目的 |
臓器の移植に関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とする。
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調査項目 |
(1)臓器の移植に関する法律について
(2)臓器提供意思表示カードについて
(3)臓器提供の意思について
(4)外国で移植手術を受けることについて |
(1) 「臓器の移植に関する法律」の周知度
(2) 臓器提供意思表示カード・シールに関する意識
(3) 臓器移植に関する意識
(4) 臓器移植に関する政府に対する要望 |
(1)臓器移植法について
(2)臓器提供意思表示カード・シールについて
(3)臓器提供に対する意思について
(4)15歳未満の者の臓器提供について
(5)臓器提供施設・移植施設及び組織移植について
(6)政府に対する要望について |
調査対象 |
(1)母集団:全国20歳以上の者 (2)標本数:3,000人 (3)抽出法:層化2段無作為抽出法
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調査時期 |
10月15日〜10月25日 |
5月18日〜5月28日 |
7月25日〜8月4日 |
調査方法 |
調査員による面接聴取
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有効回収数(率) |
2,157人(71.9%) |
2,156人(71.9%) |
2,100人(70.0%) |
「脳死」に関する説明 |
○脳死状態とは
呼吸などを調節している部分も含め、脳全体の機能が停止し元には戻らない状態。
人工呼吸器などの助けによって、しばらくは心臓を動かし続けることもできるが、やがては心臓も停止する。 |
以下は1998年調査、2000年調査、2002年の各調査に共通する設問に対する回答の推移を示します。
脳死での臓器提供で、本人意思と家族の承諾が必要なことについての周知度
臓器提供意思表示カードの周知度
臓器提供意思表示カードの入手方法の周知度
臓器提供意思表示カードの所持状況
- 左から右へ、1998年の回答率%→2000年の回答率%→2002年の回答率%
- ※は、左から右へ1998年調査のQ(質問)番号→2000年のQ(質問)番号→2002年のQ(質問)番号
- 調査年により、質問文や回答文の表現が、わずかに変っているものもあります。ので、
原文を参照されたい方は内閣府ウェブページで1998年調査(調査票のみ)、2000年調査、2002年調査をご覧ください。
知っていた =66.8→83.2→83.2
知らなかった=33.2→16.8→16.8
※Q8→Q3→Q2
知っていた =63.1→81.1→68.9
知らなかった=36.9→18.9→31.1
※Q2→Q5→Q6
知っていた =21.8→42.7→36.2
知らなかった=78.2→57.3→63.8
※Q3→Q6→Q7
持っており、常時携帯している = 1.0→ 4.0→ 4.2
持っているが、常時携帯はしていない= 1.6→ 5.3→ 4.8
持っていない
=97.4→90.6→91.0
※Q4→Q7→Q8
記入している =42.9→47.0→60.0
「1.脳死」での臓器提供意思のみ記入 =設問無し→20.3→20.5
「2.心臓停止」での臓器提供意思のみ記入 =設問無し→ 3.5→ 3.7
「1.脳死」と「2.心臓停止」の臓器提供意思を記入=設問無し→19.3→34.2
「3.臓器を提供しない」意思を記入 =設問無し→ 4.0→ 1.6
記入していない=57.1→53.0→40.0
※SQa2→SQa2→SQa1
カードのことを知らなかった =20.8→ 5.6→12.8
カードの入手方法がわからない=23.5→13.8→18.0
カードの入手方法が面倒 = 6.5→5.6→ 6.4
臓器移植についてよく知らない=21.0→14.1→17.1
家族が反対する = 4.2→ 9.1→5.0
臓器移植に抵抗感がある =29.2→36.9→26.6
その他( ) = 6.3→14.4→ 9.9
特にない =12.4→16.7→21.0
わからない = 3.4→ 3.9 →2.3
※SQb2→SQb2→SQb1
持ちたいと思う = 9.0→ 8.5→ 7.5
どちらかといえば持ちたいと思う =15.0→15.3→12.4
どちらかといえば持ちたいとは思わない= 7.9→ 8.8→11.1
持ちたいとは思わない
=31.0→33.5→32.2
どちらともいえない
=32.6→28.7→32.1
わからない = 4.5→ 5.2→ 4.7
※SQb1→SQb1→SQb2
提供したい =14.3→16.0→20.0
どちらかといえば提供したい =17.3→16.5→16.0
どちらともいえない =26.9→27.6→26.1
どちらかといえば提供したくない=10.8→10.2→ 9.5
提供したくない =26.8→25.2→22.3
わからない = 3.9→ 4.5→ 6.1
※Q10→Q9→Q11
提供したい =15.7→17.7→20.2
どちらかといえば提供したい =19.9→16.1→15.5
どちらともいえない =26.8→26.3→24.6
どちらかといえば提供したくない=10.0→ 9.8→9.7
提供したくない =10.0→25.3→23.8
わからない = 4.1→ 4.8→ 6.3
※Q9→Q10→Q12
-
尊重し、提供を認める =35.9→49.4→41.0
たぶん尊重し、提供を認める =24.8→19.4→22.4
たぶん尊重せず、提供を認めない = 5.1→ 4.9→ 4.6
尊重せず、提供を認めない = 7.0→ 4.6→ 5.8
そのときになってみないとわからない=27.2→21.7→ 26.2
※Q12→Q11→Q13
※回答の表現が、1998年・2000年調査の「おそらく尊重しない」を、2002年調査は「たぶん尊重せず、提供を認めない」とするなど変更がある。
-
尊重し、提供を認める =41.5→49.5→40.5
たぶん尊重し、提供を認める =24.8→18.9→23.4
たぶん尊重せず、提供を認めない = 4.2→ 4.5→ 4.4
尊重せず、提供を認めない = 5.6→ 4.7→ 5.4
そのときになってみないとわからない=24.0→22.4→ 26.3
※Q11→Q12→Q14
※回答の表現が、1998年・2000年調査の「おそらく尊重しない」を、2002年調査は「たぶん尊重せず、提供を認めない」とするなど変更がある。
臓器移植ができないのはやむを得ない
=設問無し →11.5→11.5
どちらかといえば臓器移植ができないのはやむを得ない=設問無し → 9.6→ 8.1
どちらかといえば臓器移植ができるようにするべきだ =設問無し →36.6→31.5
臓器移植ができるようにするべきだ
=設問無し →31.2→28.1
どちらともいえない =設問無し→設問無し→11.3
わからない
=設問無し→ 11.1→ 9.3
※設問無し→Q14→Q15
臓器移植に関する普及啓発活動の促進 =設問無し→ 33.7→35.4
臓器移植に関する教育の推進 =設問無し→ 34.0→44.9
臓器提供意思表示カード・シールの配布の拡充=設問無し→ 19.5→20.3
臓器の提供ができる施設数の拡充 =設問無し→ 36.2→35.1
臓器の移植ができる施設数の拡充 =設問無し→ 36.4→36.3
臓器移植に関する医療技術の向上 =設問無し→ 44.8→44.6
移植を受けた患者の費用負担の軽減 =設問無し→ 60.4→50.8
臓器あっせん機関の体制の拡充 =設問無し→ 17.6→16.5
臓器移植に関する情報公開の推進 =設問無し→ 22.0→18.4
臓器移植に関する個人のプライバシーの保護 =設問無し→ 46.4→37.9
臓器売買の取り締まりの強化 =設問無し→ 33.1→31.0
臓器を提供した家族への支援 =設問無し→設問無し→23.5
臓器の移植を受けた患者の術後支援 =設問無し→設問無し→ 2.1
その他( ) =設問無し→ 2.4→ 2.1
ない,わからない =設問無し→ 9.2→11.1
※設問無し→Q16→Q22
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