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小赤石岳付近の雷鳥親子(2021/7/23)

近況など

山を自分なりのペースで歩いたり、ジョグしたりする「トレジョグ」を楽しんでいます。

強いトレイル・ランナーではないので、走りやすいところを気ままにジョグしています。 荷物も靴も服装も気分も軽いので、休日ジョガーの私でも、 日帰りなら登山コースタイム(いい加減なものが多いけど)の半分くらいにはなります。

花粉真っ盛り。仕事が変わりそうなので、平穏な日々も今月で終わりかもしれない?

トレイル・ジョガーへの道

私が使っているギアやガイドブックなどを紹介します。特にお勧めのものには「★」を付けました。

ガイドブックを参考にして、楽しそうな場所を探しましょう。

首都圏 トレイルランニング コースガイド ★
比較的気軽に出かけられる首都圏の25のコースが1コースあたり4ページで紹介されている。 コース地図、コース断面図、写真によるCourse Guide、立ち寄りmemoなど、とても分かりやすく書かれているので、これからトレール・ランニングを始めようと考えている人に最適です (ただし、関東地方に住んでいればの話ですが...)。

やさしいコースもたくさん取り上げられているので、簡単なコースから順にトライしていみるとよいと思います。
この本に乗っているコースのうち、神奈川県に住んでいる私のお勧めは、大山、大野山、明神ヶ岳、伊豆山稜線歩道です。
全国トレランコースガイド ★
優しいコースからハードなものまで全国の50のコースが紹介されている。 Course Profile(コース断面図)、Course Map、Adviceなどの他に、登山コースタイムと(トレランした場合の)コースタイムが載っている。 コースタイム以内で走れれば、あなたも一人前のトレールランナーかも?

非常に長いコースや、本格的な登山技術が必要なコースも含まれているので、自分の実力に合わせて利用するのがよいと思います。
私のお勧めは鳳凰三山です。天気に恵まれれば、雄大な景色のなかでのジョギングが楽しめます。
全国トレイルランニング コース徹底攻略ガイド
全国の38コースが紹介されている。上の二冊と比べると、紹介されているコースは普通でないものが多いと感じる。 こんなコース取りもできるんだ、とか、そういうふうにつなげばいいんだとか、思わぬ発見があったりして楽しい。

参考タイムも載っているけれど、どういう基準でタイムを算出しているのか、非常にばらつきが多ので文字通り参考程度と考えた方がよいと思います。
文章が長く、ガイドブックと言うよりトレラン日記みたいなところも多いので、実際にでかけているような気分になれるかもしれない。
トレイルランニング
ヤマケイ 入門&ガイドシリーズの一冊です。 前半がトレイルランニングの技術、後半がトレイルランニングコース&レースガイドという構成です。

トレール・ランニングで必要となる技術について、基本からあらためて学習するのによい本だと思います。 私もいろいろと教えられるところがありました。
トレイルトリップ ガイドブック
トレイル・トリップ」へのガイドブックです。 軽量化した衣食住を背負って、山を身軽な格好で走破することを著者は「トレイル・トリップ」と言ってます。 ファスト・パッキングやファスト・ハイクとも呼ばれたりします。 前半はトレイル・トリップの実践記録で、後半がトレイル・トリップに向いたギアなどの紹介とガイドになっています。

日帰りのトレランしか経験がない人にとっては、複数日を山の中で過ごすことは体力的にも精神的にも一つのハードルだと思います。 最初は「住」は背負わないで山小屋を使ったりするといいかもしれません。
山からトレイル・トリップの世界に入るのはそんなに危なくないだろうけれど、 トレランからトレイル・トリップに進むには、山でのいろいろな技術を身につけてからでないと危険かもしれません。 地道にステップアップしていくのがよいと思います。
ランニング登山 ★
トレール・ランニングという言葉すら存在していなかった30年以上も前に書かれた本です。 装備やシューズについての記述は古くなってしまいましたけれど、それ以外のことについては今でも十分に通用する内容です。 以下に一部を引用します。

「登山者への提言」には次のように書かれています。
「登山者には運動神経が鈍く,スポーツ音痴の人が多い。 自分の性格や能力を数値で明確に評価し,他者と比較・競争することをきらい,一定のルールのもとで全力を出し切る能力と精神力に著しく欠け,狭い殻に閉じこもってひたすら自己満足にひたる。」

また、「安全ランニングの心構え」には次のように書かれています。
「事故や怪我は危なそうな所で起きるのではなく,どんな場所でも気のゆるみから起きるのである。(中略) 甘く見るなということはなにも万一を見込んで装備,食料をたっぷり持てということではない。 そんなものはトレーニング次第でどうにでもなるし,第一荷が増えて怪足登山になってしまう。」

「はじめに」と「コラム」を加筆した同名の本がソーシャルキャピタルから復刊されています。
山と高原地図 丹沢
山登りのための地図です。 近くで出かけやすかったり、自分なりに気に入った山域へ複数回でかけると、そのエリアのことがよく分かってきます。 私にとっては丹沢がそういうエリアにあたります。

お気に入りのコースを時期をかえて訪れると、四季によって景色が大きく変わることに驚かされます。 また、同じコースでタイムをはかることで実力のアップや体調の良し悪しなどもわかります。

都会に近い人気コースは人が多いですが、時間をずらしたり、時期をかえることで、快適に走れることもあります。 紅葉の時期はどこも混雑しているけれど、新緑の時期はそうでもありません。新緑の時期の丹沢のブナ林はステキです。

トレラン用の軽い装備で近くの野山へ出かけましょう。

HOKA one one CHALLENGER ATR3(ホカ オネオネ チャレンジャーATR3)
HOKAは厚底靴の代名詞的存在です。 軽くて、クッション性が良いのが特徴です。 長い距離を走らなければならない場合に、後半は体のいろんな場所への負担が増すように思います。 そういう状態になったときに、クッション性の良い靴は体へのダメージが少なく、楽に走れる距離を伸ばしてくれるように思います。

底が厚いので安定性が悪いのではないかと最初は考えていたのですが、幅が広いためか気になることはありません。 軽いぶん、耐久性は劣り、アウター・ソールがはがれてきたりします。
山で使うときには、岩場の通過がないような、比較的平坦で走りやすいコースに出かけるときにはいています。 そういうコースでは軽さとあいまって、特に下りは快適です。
ALTRA LONE PEAK(アルトラ ローンピーク) ★
アルトラは五本の足指を完全に伸ばした状態ではけるナチュラル志向の靴です。 靴の前後の傾きが全くない「ゼロドロップ」を特徴としています。 靴の助けをかりて前に進むような靴ではないので、走りは若干重くなるような気がするけれど、 足底全体をフラットに置いたり、つま先から着地しないといけないような路面状況では使いやすいと思います。

ローン・ピークは足裏の感覚も比較的ダイレクトに伝わってきます。履き心地もよく、耐久性も十分です。 山を走るというよりは山を登ったり、岩場を通過したりするような場所が多くある場合に使っています。
インジンジ トレイル ミッドウェイト ミニクル ★
トレラン用の5本指靴下です。 適度な厚さで履き心地よく、耐久性にもすぐれています。 足首がダブルカフで、甲部分のメッシュが緻密に縫われており、泥や砂が入りにくくなっています。

特に欠点を感じないので、ジョギングするときも、山をトレジョグするときも、私は一年中これをはいています。
ミズノ BG 8000 II バイオギアタイツ ロング ★
暑い夏以外はサポート機能つきのタイツをはいています。 トレジョグを始めた頃ははいていなかったのだけれど、一度はいたら手放せなくなりました。 疲れ具合が格段に違うように感じたからです。

選ぶ際のポイントはサイズがぴったりあっていることだと思います。 メーカーによってサイズの基準が違うので、自分にあったぴったりとしたものを探しましょう。 迷ったら小さめを選ぶのがいいと思います。
岩にあたってこすれるとすぐに穴があいてしまうので注意しましょう。 ゆるくなったと感じたら買い替え時かもしれません。
Ultimate Direction(アルティメイトディレクション)ハイドレーションバッグ FASTPACK 15 ★
ベストタイプで背負い心地の良い軽量パックです。背中にクッションが入っています。 胸の2か所と、脇下の左右2か所のストラップを適切に調整してしめれば、荷物が動かずとても走りやすいです。

寒い季節など、荷物の量が多い時に使っています。 荷物が増えて重くなっても、背中の上部にパックが密着して走りやすく感じます。 センター・ファスナーのおかげで、荷物の取り出しもスムーズです。

新着情報

2024年3月3日(日)
「ふらふら日記」などを更新しました。