だぶる厄MAN 椎間板ヘルニアと深部静脈血栓症の闘病記+α
治療記録

1. 発症
2. プロローグ
3. MRI検査
4. 診断結果
5. 改造計画
6. 予定は未定
7. 検査入院
8. 検査結果
9. 自己血貯血
10. 麻酔科対診
11. 入院!
12. 第2日目
13. 第3日目
14. 第4日目
15. 手術
16. 第1週目
17. 第2週目
18. 第3週目
19. 第4週目
20. 第5週目
21. 退院
22. 退院時診断書
23. 2002.3.20.現在
24. 2002.7.10.現在
25. 2002.10.現在
26. 2002.11.6.診察
27. 2003.2.現在
28. 2003.6.現在
29. 2003.8.現在
30. 2003.11.5.診察
2003.11.5.診察

今日は、年に1度の定期検査日。前回の診察から1年、手術からちょうど1年と11ヶ月を経過しております。
このような計らいは、退院すれば後は知らぬ存ぜぬと放置されてしまうに較べれば、良心的ではないかと感じます。ありがたいです、本当に。

*今回は日記風に書いておりますので、途中を省略したい方はここから読んでね。

11/5(水) 午前4時、起床。
積極的に覚醒したのではなく、それは偶然であった。
ここ数日来の睡眠不足に加え、3連休明けの会議には、ついにそれも限界に達したと言え、帰宅後シャワーを浴び粗末な夕食を摂った後はベッドに寝転がれば、即時気絶の意識不明状態となったようである。
何れにせよ、熟睡したようであるし、無意識にもこうして目が覚めた訳であるからと身支度を始めるのであった。前夜までは、どうせ会社には有休休暇届を出しているのだから、のんびり行こうと考えていたのであるが(笑)。

午前6時に部屋を出た。まだ薄暗い街を抜け、駅のプラットホームに上がれば、スーツで身を固めた恰好だけは立派であるが、見るからに頭が悪そうな若い婦女子が大声で携帯電話を使っていた。会話の内容も言葉遣いも劣悪で、聞くに堪えず......。ああ、なんとかしてくれ(苦笑)。

そして、電車を乗り継いで、京都に降り立ったのは午前7時過ぎ。朝の空気が冷たく感じる。
いつものバス停に赴くが、そこでは信じられないような光景が目に入った。何と、乗客がきちんと一列に並んでいるではないか!(驚愕)その乗客の列は、ほぼ全員がサラリーマンと見受けたので、それはそれで当然のことなのかなと思ったが、何とも新鮮な驚きではあった。

病院到着は、午前8時前。ここで事件が発生する。
各窓口の業務開始は午前8時30分であるから、暫し待たねばならない。私の場合、まずは再来窓口で保険証の確認を受けねばならないが、待合ベンチは診察カードによる予約確認待ち(カードを受付機に通せば、予約確認チケットを受領でき、晴れて診察を受けることができる)の列が幾重にもできている。
再来は別だろうな......と余裕をかまして、空いているスペースに陣取り、新聞を読んでいると老婆が隣に立ってひと言。

「あの、詰めてもらえませんやろか。ここ、順番ですねん。」
......あ、すいません。私、再来ですから。どうぞ、詰めてお掛けください。
すると、今度は私の前列に座っていた別の老婆がひと言。
「おたくさん、再来ですんか?再来は、再来用の列があるんでっせ。そこに座らなあきまへんえ。」
......え゛(冷汗)。

私は両老婆に丁重に謝辞を述べ、再来の列に加わろうと立ち上がれば、他の列に鎮座する皆様方の視線を一手に集めていることに気付いてしまった。ああ、痛い(涙)。

さて、各窓口が業務を開始する頃には、どの列も一杯であった。凄い......皆様方どこが悪いのだろうと自らを省みることも忘れた私は呆然と周囲を見渡すのであった。
幸いにして、私の再来受付順は光り輝く一桁台の9番であったので、スムーズに手続きが完了し、保険証、診察カードに予約表を有難く受け取ると、検査室に向かうのであった。ああ、早く来て良かった♪

午前8時40分には骨系撮影室(X線写真撮影部屋)に入り、私の姓名を相互確認した後には難なくX線写真を撮っていただいた礼を述べ、整形外科の外来に辿り着いたのが午前9時過ぎ。
骨系撮影室に向かいながら、ちらりと待合を覗いた際には人影はチラホラと見えるくらいであったのであるが、今はもう黒山の人だかり......。今日は何時間待ちかなと、毎度のことながら不安が過ぎるのであった。何故なら、私の主治医は整形外科の看板医師であるから、患者の数がべら棒に多いのである。
ところが、午前10時前には待合から診察室内の待機ベンチに誘導され、自分が次の順であることを告げられてしまう。
今日は速い......。速過ぎて、心の準備ができていない......(笑)。
そんな私の不安を他所に、診察室に招き入れられてしまった。ああ、何を聞くのか未だ思い出せないで居る私!(泣)

「おはよー!......どう?」
このところ、ちょっと坐骨神経痛が出るんですよね。以前には感じなかった箇所なんですけど。
「フィルムを見た感じでは、骨は綺麗にくっついてるし、異常はどこにもないけどなぁー。」
はぁ......。
「異常はないでぇー。」
はぁ......。
「腰痛はある?」
そうですねぇ。部屋の模様替えのような感じで活動した翌日なんかは......酷いですねぇ。
「あっそう。」
はぁ......(なんちゅー素っ気無さ;涙)。
「(深部静脈血栓症の)足はまだ痛い?」
あい......(ま、せんせーに言っても仕方ないし;涙)。

それからベッドに仰向けに寝転び、片足ずつ上に上げて痛みを診たり、膝蓋腱反射を診たり。今度はうつ伏せになって腰部を数箇所指圧して痛みを診たり。

「どっこも悪ないけどなぁー(怒涛の駄目押し)。」
はぁ......(このままでは寄り切られてしまう。少しは抵抗しなければならないと心が叫ぶ)。
あのぅ、首に影響するってほんまですかぁー?病棟でもよく聞きましたけど。
「腰をやった人は、(頚椎椎間板ヘルニアに)なり易いなぁ。」
がっび―――ん!!(恐れていたことをはっきりゆーなー;泣)
「え、どうしたん?......腕、痺れてるん??」
......い、いえ(頭の中は看護師の白衣よりも更に真っ白である)。
あ、あのぅ、(腰の)他の部分に影響が出るってどれくらいで......?
「ま、術後10年が目安かなぁー。」
びえ―――っ!!(あと8年やないかい;号泣)
せ、せんせ。X線フィルムの写真、撮らせて貰っていいですか?
「あ、いいよぉー。じゃ、来年の予約入れとくからねぇ。また、来年♪(笑)」」
......(お笑い番組で「また来週〜。」などと手を振りながらカメラ目線で言うのとちゃいまっせ;泣)。
「お大事にー♪♪(笑)」
......(看護師さん、さっきから笑い過ぎ!漫才やっとるんやないでぇー、わたしゃ診察受けとるんやっちゅーに;泣)。

呆然としながらも、このサイトの閲覧者に術後の変化を伝える為には、X線フィルムを撮影して、サイトにアップしなければならないとの涙なくしては語ることのできない私の努力であったが、そこに魔の手が潜んで居ようとは、帰宅して、画像をPCに取り込んでみるまでは判明しなかったのである。ああ、何たる不覚よ!(滝涙)

そして、会計に廻ったのが午前10時20分。済ませたのが午前10時50分。
ここからは往路と同じく、「バス亭に行けば、バスが待っておりますんや。」状態で、乗り継ぎの各ターミナルでもすんなりと乗車することができたのである。自宅の最寄り駅到着は午後12時前くらいだったであろうか?
これまでの最短記録であることには間違いない(笑)。

さあ、今日の診療記録でもアップするか......と、着替えを済ませ、帰宅途中で買った缶ビールを飲み干しながらベッドにころんと寝そべれば、気付いたのは午後5時過ぎ。


ああ、何か疲れた(涙)。


総括 時折、腰に鈍痛と左足に坐骨神経痛を同時に感じることがある。
しかし、気のせいではなく、やはり何かがおかしいなと思うのであるが、ここは診察結果を信じることにしたい。

主治医によれば、今後、普通に?筋力トレーニングに励んだ方が良いと言う。
例えば、診察中に聞いたのであるが、「段ボール箱に書類を入れたものが持ち上げることができなくなった。」との問いには、筋力が低下しているだけであるとの回答をいただいたのであった。
しかし、無理だけはしたくないのは正直なところ。ゆったりとした気分で、この身体と付き合っていきたいと思っている。


次回更新は、何をテーマにしようかなぁ......。



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