だぶる厄MAN 椎間板ヘルニアと深部静脈血栓症の闘病記+α
治療記録

1. 発症
2. プロローグ
3. MRI検査
4. 診断結果
5. 改造計画
6. 予定は未定
7. 検査入院
8. 検査結果
9. 自己血貯血
10. 麻酔科対診
11. 入院!
12. 第2日目
13. 第3日目
14. 第4日目
15. 手術
16. 第1週目
17. 第2週目
18. 第3週目
19. 第4週目
20. 第5週目
21. 退院
22. 退院時診断書
23. 2002.3.20.現在
24. 2002.7.10.現在
25. 2002.10.現在
26. 2002.11.6.診察
27. 2003.2.現在
28. 2003.6.現在
29. 2003.8.現在
30. 2003.11.5.診察


2001.12.3(月)

運命の日。
これをアップしているということは元気なわけで、
日記風の記録はとりあえずこのあたりにしておき、
登場人物の観察記録を付けたいと思うのであーる。

6:00 起床。

昨夜に処方された睡眠剤の所為か、消灯後には眠りに落ちた模様である。
目覚めは快適な方かな?外を見れば、快晴で気分がいい。
7:00 準備開始。

胃酸抑制剤ガスター1錠処方、検温・血圧測定、手術衣支給。
術後個室移動の為、荷物整理。
8:00 筋弛緩剤筋肉注射。 

待ちに待った手術ってことで身辺整理を手早く済ませた後は、
早速手術衣に着替え同時に手術帽も被る。
同室者に在ること無いことの話で煽られながらも皆ではしゃぎ回っておりました。
詰め所では呆れられた様子です(笑)。
8:40 ストレッチャー乗車。

全裸の上に前袷の手術衣を着て、病室前に鎮座。
8:45、時間通りの出発はまるで儀式のようであった。
9:00 手術室担当ナースより術前説明。

身体に施す検査機器設置や排尿処理、
その他手順等の説明を受けるが覚えていない(苦笑)。
その後、麻酔科医師団より麻酔の施術について再度説明あり。
吸入マスクを付けた辺りで意識を失う......。
14:30 手術終了。

執刀医師団、麻酔科医師団と共に安定室に移動。
肩を強く揺さぶられる動きと私の名を呼ぶ大きな声で眼を覚ます。
吐く息は麻酔薬が肺から吹き出るので苦臭く、
咽喉には長時間パイプが入っていたので上手く声が出せないのである。
麻酔科部長先生曰く、「大丈夫?我慢できますか?」
麻酔が切れ始めたのであろう、激しい痛みを感じるが我慢できない範囲ではない。
部長先生続けて曰く、「我慢できるの?頑張ってね〜。」
その途端の激痛がこの身体を襲ったのである!
麻酔が抜けていくに連れ、
とてもじゃないが我慢しきれる痛みではなくなってきているのである。
「うっうっうぐっ........。」声が出にくいところに声帯も充分機能回復していないので
訴えようにもきちんと訴えられないことが苦しみに拍車をかけてしまうのだ(苦笑)。
「いっ...た..みどっどっどめっ.....うぅっって.....!!(涙)」が精一杯。
部長先生、ここで止めの一撃。
「ああら、だーからさっき大丈夫?ってきいたじゃなーい(笑)」
「お、お前っ!殺す.........(激怒)!!」......と、叫んでおりました(一同大爆笑)。

この後、鎮痛剤の筋肉注射、及び座薬のダブル処方を受ける。


*この他にもいろいろなやり取りがあったが、また別なところで記したいと思う。
15:30 病棟に無事帰還。

......と言いたいところだが。
手術室から病室までの移動中ずっと唸りっ放し。
座薬と筋肉注射が効いてきたのが個室に入って暫くしてから......16:30頃かなぁ?
16:00 副主治医 T氏、手術経過説明。

非常にわかり易く、手術の経緯を報告してくださる。
予定より時間が掛かった理由をまず3点。
・脊椎に先天性の奇形変形があり、ついでに矯正
・骨膜(硬膜)に同じく奇形、要するに膜に穴が開き髄液漏れを止める施術
・骨自体が硬く、スクリューが入りにくかった

骨膜の穴については縫い付けて塞いだが、
縫った針の穴からまだ少し漏れているという。
髄液の漏れが酷く、止まらないようだったら再度手術が必要とのことである(怖)。

そして痛みが薄れて元気を取り戻した私に、T医師曰く、
「夕方から痛みが激しくなりますよ!!(きっぱり)」
18:00 IK主治医、回診。

私の様子を見てすっかり安心した母が帰った後、PCスイッチオン!
ブラウザ立ち上げて、当然OEとポスペのメールチェック(笑)。
会社の同セクションの後輩からの応援メールに、まずは無事生還のお返事。
......を執筆中に先生が入ってこられた。
「えーーーっっ!(ずるっ)
 も、もうPC触ってんのぉ〜?......メールやってはるわぁっ!!(巨爆)」
先生暫し大笑いの後、
「元気やなぁ〜っ。ま、何かあったらゆうてぇ〜。あーはっはっはっ!」
と、終始爆笑のまま退室(うぅっ)。
以降 ひっきりなしに検温、血圧測定、排尿とドレンからの血抜きのチェック。

数種類の点滴注入と酸素吸入が翌朝6時まで。
この酸素吸入器が発する音がうるさくて仕方なく眠れないのである。
それ以前に、寝入った後に身体を無意識に捻って
折角の手術が台無しになるのが怖い(苦笑)。
そして うつらうつらと......。

寝入りかかった途端にナースが様子を見に入ってくるのである。
検温に血圧ではおちおち眠ってもいられず、結局ほとんど眠らずに過ごす(苦笑)。

ガスが出そうなのか?........腹が張ってきて痛い。



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