だぶる厄MAN 椎間板ヘルニアと深部静脈血栓症の闘病記+α
治療記録

1. 発症
2. プロローグ
3. MRI検査
4. 診断結果
5. 改造計画
6. 予定は未定
7. 検査入院
8. 検査結果
9. 自己血貯血
10. 麻酔科対診
11. 入院!
12. 第2日目
13. 第3日目
14. 第4日目
15. 手術
16. 第1週目
17. 第2週目
18. 第3週目
19. 第4週目
20. 第5週目
21. 退院
22. 退院時診断書
23. 2002.3.20.現在
24. 2002.7.10.現在
25. 2002.10.現在
26. 2002.11.6.診察
27. 2003.2.現在
28. 2003.6.現在
29. 2003.8.現在
30. 2003.11.5.診察
2002.10.現在

急に寒くなりましたね。
初木枯らしから約1週間で、こんなに寒くなってしまうのでは身体がついていかないです。
夏から残暑の暑さに順応するようになってきたと思えば、秋を通り越して冬が来たような感じを受けております。

さて、9月から出張を復活させました。
ここでは、椎間板ヘルニアについてのみ語ることに致します。

9/11〜13 周囲から、「大丈夫か?まだ、やめとけよ。」と、有難い気遣いを受けましたが、職務上、私が行かねばならない状況にあったので、空元気で虚勢を張りながらの復帰後初出張となった訳である。

2泊3日分のお泊りセットを入れたバッグを肩に掛け、手には資料を詰めたバッグを持っての出発。これに備えて、部屋の中で、それぞれのバッグに中身を詰めて肩に掛けたり手に持ったりと、いろいろとシュミレーションはしていたのであるが、実際とは大違いであった。
自宅の最寄り駅までは問題はなかったのであるが、新幹線に乗る新大阪駅に着いた頃には、腰(手術部)が軋んで、折れてしまうのではないかと言うくらいの不安を感じてしまった。
そう、腰が痛いというのではなく、正に固定した箇所が軋んで悲鳴を上げているという感覚だったのである。

新大阪から東京までの2時間半の間は、ずっと座ったままでも特に問題はなかった。
これがまず最初の関門だっただけに、流石にほっとしたものである。

東京に着けば、そこからはお得意先の巡回となるので、ホテル近くの主要駅のコインロッカーにお泊りセットを預ければ少しは身軽になるので、それまでの辛抱ではある。ただ、手術前には、早足で人込みを抜けていくに自信があったところが、これがままならない。
相当に筋力が弱っているのであろう。

2日間、電車を乗り継ぎ、ずっと歩き詰めでは、肩と腰に負担がかなりかかっていることが分かる。
夜、ホテルに戻る頃にはフラフラであり、食欲もない。
但し、スケジュールをかなりセーブしたので、ダメージは思うほどでもなく、帰りの新幹線でも問題なかったのは収穫であった。
翌日からは3連休だったので、充分に身体を休ませることができた。

9/24〜27 調子に乗って、今度は3泊4日にチャレンジしてみた。

とは言え、約1年振りに担当先をしっかりとケアする訳であるから、今度は楽なスケジュールを組むことはできず、手術前と同じである。
更に、今回はモバイル用のノートPCを携行したのである。
「調子に乗って......。」とは、このことでもあった。
これまでの荷物に更に1泊分余計な物をバッグに詰め、その上、周辺機器を入れると2キロ弱のPCを運んでいくのであるから、これは暴挙というものであった(苦笑)。
この件の詳細については、このサイトの何処かに「出張報告書」のディレクトリを置いているので(笑)、そこで確認してみていただきたい。

さて、更に重いバッグを抱えて出かけた訳であるが、出発当日までは何ともなかったものの、日が経つに連れて、ダメージが身体全体を覆うようになってきた。
肩は張ってくる、腰は軋む、極めつけは、手術してその原因を取り除いた筈なのに、またもやギックリ腰に見舞われてしまったことである。こ、これは辛かった(涙)。
尚且つ、躓く場面が増え、この躓くという行為がまた腰にダメージを与えるのである。しかも、就寝時には、両足が痙攣してしまうオマケつきで、碌に睡眠すら取れなかったのは痛かった。

まあ、夜はストレス解消の為に、どうしてもアルコールを口にしてしまい、それが体調悪化の原因かもしれないが(量的には普通の人よりも若干多め?)。

最終日には、肩こりからか?或いは前日の夜に飲みすぎたのか?(苦笑)、吐き気が酷く、それこそほとんどフラフラになってしまったのであった(泣)。
「無理は禁物」という言葉が身に沁みた......。

直後の3連休は、身体を起こすこともままならず、ずっと床に伏せって、冷蔵庫の食料を喰い尽し、餓死寸前であったことは言うまでもないことである(笑)。

10/22〜25 前回の大失敗を繰り返さない為にも、とにかく荷物をリストラ(笑)。

モバイルの携行を止め、とことん荷物を減らしていくと、かなりの減量となった。
今まで、どれだけの無駄をしていたのか......?と、思わず自問しては、苦笑する。
元はと言えば、心配性の私である。
宿泊するホテルは同じところを使っているのに、あれもこれも......と、つい持っていく物を継ぎ足していっては、バッグを重くしてしまうのであった(苦笑)。

さて、ここで問題である。
出張経験がお有りな方々、こうした3泊4日の得意先巡回ならば、皆様はそれぞれどのようなスケジュールを組まれるのだろうか?
ええ、勿論、先様の都合に合わせて行動するのであるが、私の場合は、週単位でアポイントを取り、できる限り前半にアポを集め、後半、乃至は最終日を予備日として動くのである。
従って、詰めに詰めた時間管理である為、昼食を摂らないことが恒例となってしまうのである。その所為か、疲れが激しいようにも思われる。自滅行為かもしれないが、最終日には、速い時間帯の列車で帰阪できることの喜びの方が勝るのである。

さて、今回の失態はと言えば。
その疲れ切った最終日の最後の最後に、駅の昇り階段で躓いて転倒してしまったのである(泣)。
暫く動くことができなかった。
たまたま、上から降りてきた方が心配してずっと私の傍らにいらっしゃってくれたのであるが、声すら出なかったので充分にお礼も言えなかったのである。

ここを借りて、言わせて戴きたいと思う。
「本当に有難うございました。そして、お急ぎの所、ご迷惑をお掛けいたしました。」

総括 とにもかくにも、無理は禁物である。

とは言え、これは私がホワイトカラーであるから、まだこの程度で済んでいるのであろう。
日常的に重い物を持つ仕事に就いておられる方々は、また同じ姿勢を続けるドライバーの方々などは、本当に大変なことであると思う。

私のような活動をする方々に伝えておきたいこと。
それは、ビジネスバッグの他に宿泊セットを入れたバッグが必要な際には、手で引いて移動することができるキャリーバッグをご活用なさることをお勧めしたい。

正に、経験者は語る......ということである。


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