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肌を作るのはたんぱく質なの?
・体の組成
さて、人間の体は何から出来ているのでしょう?
『体を作っているのは、筋肉、脂肪、神経、骨、血管、血液…』
はい、そのとおりです。ではこれらは何でしょう?
これらの臓器はたんぱく質です。
では骨はカルシウム?
いいえ骨もカルシウムが吸着する素はたんぱく質の繊維なのです。
・肌の働きは?
ご存知でしょうか?人間の肌を広げると畳1枚分の広さがあるそうです。肌は皮膚ともいいます。体の皮として外側に位置するからです。
熱さ、寒さ、痛み、打撲、紫外線、薬品など体に関わる刺激には様々な物があります。こういう刺激から体内部を守るのが皮膚の働きです。
・厚い「面の皮」?
皮膚は表皮、真皮、皮下組織とに分けられ、表皮は大体0.1〜0.3ミリ位、真皮は2〜3ミリ位と言われます。面の皮が厚いってどのくらいまでのことを言うのでしょうか?
・たんぱく質を食べる
さて、人が魚を食べるのは何故でしょうか?
美味しいから?
メインのおかずだから?
昨日肉を食べたからという人もいるかもしれません。
・消化のプロセス
一旦体に取り込まれた食物はまず消化というプロセスを経ることになります。
でんぷん質はかみ砕かれ唾液のアミラーゼで分解され、胃に送られます。でんぷん質は胃では分解されません。口の中でアミラーゼで分解されるのです。
・アミノ酸
『魚を食べたらたんぱく質がそのまま肌になるか?』
答えはお分かりですね。
魚からとった動物性たんぱく質であろうと、大豆からとった植物性のたんぱく質であろうと、いったん摂取されたたんぱく質は細かく分解されアミノ酸となり、小腸から吸収されて、遺伝子情報に基づいてその人の細胞に作り上げられていくのです。
・ステーキよりスタミナがつく
最近アミノ酸を意識したドリンクや栄養補助食品が大流行です。たんぱく質はペプチドやアミノ酸に分解された後、利用されます。アミノ酸そのものだと吸収が早いのです。体が消耗したときなど特定のアミノ酸が不足すると細胞活動が一時停止した状態になり体の回復が遅くなってしまうことがあるので、スポーツの時などアミノ酸を補ってあげると運動持続力が付きますので効果的なのです。
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