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 ちょっとごめんなさい、ハンドバックから取り出した「あるもの」
・豪華なサロン
「ちょっとごめんなさいね。こちら、お借りしてよろしいかしら？」
ここは東京日比谷にある日本で１番有名なホテル。皇居の前にでん！と構えて、その歴史と風格はやはり日本一。
戦後進駐米軍の本部になったところで、由緒正しいおもてなしをするならこのホテルははずせません。
・バッグの中から
「どうぞお使いくださいませ」と申し上げますと、すいすいとサロンの中を横切って化粧品陳列棚の横にあるエステサロン待合の椅子におかけになりました。
このイス、フランスから取り寄せた白い革張りで、すぐ汚れるのが玉に瑕、ショップ店員泣かせのしろものでした。ゴージャスでちょっとしたレトロな雰囲気のあるこのコーナーでエステを待つかた、エステを終わらせた方がおかけになって休まれるところです。
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