日々思いつくネタ

2002年
一月二月三月

2001年
一月二月(前)二月(後)三月(前)三月(後)四月(前)四月(後)五月(前)五月(後)六月(前)六月(後)七月(前)七月(後八月(前)八月(後)九月(前)九月(後)十月(前)十月(後)十一月(前)十一月(後)/十二月(前)/十二月(後)


ここ最近の



意味はあってるけどダメな格言

初めてのHが心配で悩む女の子へ送るダメ格言






案ずるより産むがやすし



選挙話で徒然と

■4/24より 雨の日も風の日も馬車馬のごとく働き続ける俺ですが、現在なんと休暇中なんですよ。しかも一週間以上もとっちゃいましたよ。ふふふ、羨ましいでしょう♪、それでですねぇ、今行ってるんですよ、初めての経験ですよ、たぶん殆どの人は行ったことない所なんじゃないかなぁ・・。 選挙事務所、・・・・・・。
実はですね、俺の叔父が27日の市議会選挙に立候補立しちゃいまして、親族一同全面的な協力体制で選挙活動に勤しんでいるのですよ。叔父さんにはガキの頃から世話になっているし、なにより信頼できる男っぷり溢れる人物だしというわけで、俺も後援活動を行っているのです。でも叔父さん、いささか男っぷりが溢れすぎて、すでに会社辞めてきちゃってたので受からなかったら働き盛り50代のプータローの誕生という危険極まりない背水の陣。落ちたら目もあてられません。ガンバレ叔父さん!

■4/25 帰ってきた当初、市議会選挙のレベルだしとちょっとなめていた部分があったんですが、蓋を開けてみれば普通に脅迫とかされたりするんですよ!つい先日も頼んでもいない寿司数十人前が選挙事務所に届けられたりと、どこの誰かか知らないですが各方面からのトラップが日常的に仕掛けられてて大騒ぎですよ。それだけ政治家というは覚悟のいる職業という事なんですねー。ですから、立候補することを決意した時に撮った昔のパンフレットの写真と比べると、決戦日を間近に控え覚悟の決まった現在の叔父さんは顔が変わってきてるんですよ、痩せちゃって。たぶんどんなダイエット法よりも効くよ選挙ダイエット。

■4/26 選挙には地元の人間の協力が不可欠でして、選挙事務所にはボランティアの近所の方々や親族など常に20〜40名が待機しております。しかし、各自の面識はというとほとんど0、あらゆるところから人が集まってくるため、お互いのことはほとんどわかりません。(たとえ親戚でも顔もみたことのない方々がたくさんいらっしゃいます)候補者のために知らない人同士が力をあわせて手伝っているその光景はけっこう感動するものもありますが、その反面、このような状況では栃木から無理を言って仕事を休んで毎日応援に駆けつけている24歳の青年が、仕事してない駄目人間に見られたりします。皆さん違うんだ!普段はちゃんと仕事してるんだってば!

4/26 投票日を明日に控え、最後の選挙活動の日となる今日、叔父さんも他の候補者達もみな選挙カーに乗り込み声を振り絞り最後のお願いに奔走しております。「○○を!○○を!どうぞよろしくお願いします!」「○○!皆様の手で○○をどうか市議会に!」「信頼と実績の○○!○○!○○!○△%!」などなど、各候補者その必死さが伝わります。でも、いくらなんでも「お願いします○○を男にしてやってください!」って頼むのは筆おろしみたいだからやめた方がいいとおもうぞ。

■4/27 今から一票いれてきます!なんでもかなり投票率が低いらしく、無所属で新人の叔父さんには不利な展開の模様。あの叔父さんの痩せっぷりをみてるとなんとか受からしてやりたい思うんですがねぇ。さて、今日の夜9時くらいから徐々に開票速報がながれてくる訳ですが、選挙に深く関わってみると嘘か本当か別として裏方でしか知りえない情報がけっこう入ってきます。例えば、地元が同じで○候補と○候補の親子2代にわたって続く骨肉の争いとか、勝てるみこみはないのに喧嘩した候補の足を引っ張る為だけに立候補した○候補とか、自分の本業の会社が潰れそうで今回受からなかったら夜逃げしかない○候補や、勝てそうにないから怪文書など裏工作に走ったと噂の○候補など、普段なら一票を投じた候補が受かったしか気にしない選挙ですが、こんなに興味深く見守る市議会選挙は初めてです。いやー楽しみです(邪笑)


■4/28 AM2:50 当選!当選!当選! てなわけで、ようやく選挙事務所から帰ってきましたよ。とりあえず、今日は疲れたので寝ます。


■5/5 当選確定後、即栃木に直帰して仕事だったんで色々とドタバタしてまして、ご報告が遅れました。前回伝えたとこり無事に叔父さんは市議会選挙に当選いたしました。

しかし大変だったですよ、叔父さん一世一代の大勝負を一目みようと100名近い支援者でごった返す選挙事務所に届く開票速報第一報!「開票率6%○○(叔父さんの名前)候補、得票数0得票数0得票数0」静まり返る事務所と魂の抜け殻と化す叔父さん。パソコンの画面に映し出された自らの名前の横の0文字の一点を力なく見つめピクリとも動かない姿は、もしここが選挙事務所でなかった「駄目だ!生きてりゃいいことあるさ!」と後ろから羽交い絞めにしかねないほどの弱りっぷり。公演会長からも「そんな姿でうろうろされると士気がさがるから、別室に行っててくれ」と別室待機を命じられる始末。

しかし、その後4回目の発表で当確確実の票を獲得!

すると、さっきまでずっと座り込んでいてそれはそれはショボーンとしていた叔父さんが、突然スクっと立ち上がりピッピと背広のシワの延ばし始め、土気色だった顔色もぱぁーと赤みがかり「頬」「目じり」「口元」と全て垂れ下がっていた顔のパーツはこれ以上ないほど幸せにつり上がり「だから俺は信じてたんだよ!」「おい○○市はどうだ?」などと1オクターブは高い音程で他の市の知り合いの心配までする始末。生き返ったとはまさにこの事です。

さらに他の親戚一同も長きに渡った選挙活動で疲れ果て足を引きずるように歩いていたのに、当選確実の瞬間からみなスキップせんばかりの軽やかな足取りに早変わり、たぶん「当確」って書かれた紙渡したら裁判の「勝訴」みたいに前に掲げて全力で走り出しかねないそんな勢い。人間てのは脳内物質の分泌量で疲れや体調なんざどうにでもなるもんだとツクヅク関心しました。

その後、公演会長から準備ができたからと選挙事務所に呼ばれ、割れんばかりの拍手の中皆さんで万歳三唱。思わず男泣きする叔父さんに思わず俺ももらい泣き。片目の無いダルマを全身真っ黒にせんばかりの勢いの喜びようにいままでの苦労が偲ばれます。叔父さんの人生最良の日と言っても過言ではなかったんではないでしょうか?本当におめでとうございました。ずっと頑張っていた親族に比べれば、ちょっと手伝っただけですが、大勝負に賭けた50代の男の生き様には深く考えさせられるものがありました。


■今回の選挙を振り返ってみて、やはり感じたのは若い世代の政治への無関心でしょうか?(まー俺も血の繋がった叔父さんじゃなきゃ選挙活動なんざぜぇぇぇぇったいにやりませんが)史上最低の投票率を示した今回の選挙ですが、20代の意見としては「誰にいれて良いのかわからねーもん」とか「国会だったら考えるけど市議会選挙じゃ世の中は変わらないっしょ」ってのが多かったかと思います。

ぶっちゃけ俺もそう思ってましたよ(事実いままで国政とか市長・知事以外は割と付き合いで入れてましたし)しかし、市議会選挙と言えど国の運命を左右しかねない国会の選挙にある程度の影響を持っていると感じました。いまの国会の選挙のシステム(の一面)としては、まずたいていの場合、どの市議会議員も県議会員も志を同じくした国会議員をトップにした派閥というか繋がりを持っています。
そして親分である国会議員の選挙の時は、県議市議の派閥の部下議員に号令がかかり担当地域での後援活動を任される図式があります。つまり、親分である国会議員とつながりのある議員が地方選挙で増えれば、その国会議員は衆院選挙や参院選での当選の確立が増すわけです。つまり市議や県議を選ぶことも十分に国政のパワーバランスを左右する重要な選挙になってると思います。(今回内幕で働いてみて、○○党や○○党の組織票の強さってのを、初めて恐ろしいと思いましたよ)

しかし、それを訴えたところで投票率の低下は仕方ないと思います。だって、ぶっちゃけ今の選挙は面白く無いもの。投票率が低い低いって嘆く前に、選挙に興味をもってもらう努力をしてないと思いますよ政治家の皆さんは。まず一番の問題は、誰に入れていいのか分からないって事だと思います。情報がないから興味が無い、興味が無いから情報も探さない、って悪循環を感じました。選挙の内幕で働いてた俺ですから、他の候補の殆どがどんな理念をもって立候補したのか全然わからなかったくらいですから。

面白くないって言ったって別にエンタメに走れと言ってる訳じゃないくて、要点となる情報をうまく配信してけば良いだけだと思うんですよ。例えば、候補者はどの党のどの議員と繋がりを持っているのかをハッキリさせたり(実際事務所を覗けば応援の垂れ幕や応援状が張ってあるんだからさ)、後は当たり障りのない公約を掲げるよりも、候補者全員に憲法改正や年金問題や大統領制ついてなどの、今後の日本の論点についてレポートを書かせ立場をはっきりさせ、それを市の作った選挙のサイトで責任をもって随時公開して行くとかね。俺の浅知恵だけど、そこまでやったら市議会と言えどかなりの人が選挙に足を運ぶと思うんですよ。

でも、これだと利権がらみの候補じゃ旨みは少ないし、市議の殆どは一から勉強しなおさなきゃならんでしょうし、TVで投票率の低さを嘆いてる議員さんが実は誰よりもみんなが選挙に無関心な方が都合がよかったりと、色々と難しいのは分かりますがなんとか面白くできませんかねぇ?。ミサイルでも落っこちてくるようになれば別ですが、今の日本じゃツマンナイのに選挙行けっつたって無理だなと感じました。ま、なかなか貴重な体験で色々考えさせられて面白かった10日間でした。

---
おまけ、妙に詳しくなった選挙用語より

傭兵(金でやとったプロのウグイス譲の事。声優関係者さんとかアナウンスの仕事してる人などが臨時で雇われる。「あの候補者が密かに傭兵をやといやがった!なんて話を聞くと、まさに戦争みたいです)

カラス(男のウグイス嬢の事。渋い美声な男性だと大きな票田である主婦層に受けたりするが、大抵の場合ただでさえ迷惑に思われてる選挙アナウンスへの怒りを二倍にする可能性を秘めた諸刃の剣)

朝立ち(最初に言っておく、男の生理現象ではない。候補者が朝早くから地元の駅に立って握手したり演説したりする事。選挙期間中は朝同じ駅に複数の候補者が集まって活動を繰り広げる姿が良く見られるが、これをこの選挙用語を使って解説すると「50代60代の男性が次々と朝立ち!」となる訳で、まるでなんかの薬のキャッチコピーのような話で、同じ男として赤飯でも炊きたくなるような気持ちにさせられますが、意味は違います)



「学校へGo」告知

突然ですが、先生やることになりました♪

一体なんのことかと申しますと、コンセプトの携帯用ポータルサイト「学校へGo!〜学生らぶライフ〜」というのが4月17日にオープンするのですが、このサイトWEB上に設立された学園がコンセプトでして、その「学Go」のいちコンテンツを担当する先生として赴任することになったというわけです。

「学校へGo!〜学生らぶライフ〜」

さて、俺のうけもちは、保健体育!(ほらそこやっぱりとか言わない)なんですが、先生は俺だけではありません。なんと国語の先生に街中でマタギに撃たれかねない男ことG-LABOの春九堂さん!さらに保健室の先生にしたたか系キレイなお姉さんPOPOIの入江マイさん!の三人が先生として赴任することになりました!(この学園まともな人間を育てる事などはなから放棄しているとしか思えない講師陣です)

実はさらに、この学園には三名の授業の他に電波少年の企画「東大一直線」で坂本ちゃんの家庭教師だったケイコ先生が進路相談役として赴任しているのですが、国語と保健体育しか教えない環境で進路を決めさせるとは、ある意味人生ゲームなみのシビアな学園です。こんな状況ではさすがのケイコ先生も「きみの人生ルンペン一直線よ♪」と諦めるしかないだろう。


まぁいい、学校の行く末はしったことではないので、自分の授業(コーナー)の説明にはいる。

家元は「言葉遊びについてのコラムと実習」で、俺とマイ先生のコーナーはズバリ人生相談!テーマはフリーなので各人それぞれの悩み事を投稿して欲しい!恋に仕事に家庭になんでもありだ。その中から、1〜3通を選んで毎回答えていくつもりである。

ちなみに2人で人生相談をやる訳は、男と女にはそれぞれの性にしか分かりえないことや得意分野がある。

例えば男の俺にはD○CのCMのランキングがどれ一つして真実に見えないそんな俺にコスメの悩みをされてもこまるし、女のマイ先生に朝ぼくのちんちんが腫れて上をむいちゃってるんですけど、どうやって洋式トイレでオシッコしたらいいのかわかりせん!などと野郎にしか分かりえない悩みをぶつけられても答えようが無いので、男女の違いを理解しつつ相談する場所を選んでもらえたらと思っている。健さん俺の(私の)悩みを聞いてくれーって切羽詰った人は、ぜひぜひ学Goに登録して悩みを打ち明けてほしい!

-----------------------------
担当者より

「学校へGO!〜学生らぶライフ〜」へのアクセス方法 au及びTU-KA Ezweb対応の携帯電話でアクセスできます。(DOCOMO Jフォンは順次開始予定ですので待ってて下さいね。)4/17日水曜スタートです。

ezのメニューから>コミュニケーションする>フレンズ・掲示板>学校へGO!学生らぶライフ

の順で選んでください。料金は月210円(税込)です。
この金額で「侍魂〜登校編〜」をはじめとした読み物コーナーや、英単語帳をはじめとしたアプリ、着メロ、着声、待ち受け画像などいろんなコンテンツが使い放題です。お試しは無料ですのでまずEzの携帯をお持ちの方はアクセスしてみてください。

ちなみに!!おまけとして・・なんと「侍魂」の過去ログを携帯完全移植しました。魂、信念、想 の傑作をタイトースタッフが続々移植中です。順次いろんなネタを読めるようにしていきますので、電車の中の暇つぶしや友達へのご紹介にご利用ください。携帯しか持っていない人も「侍魂」が楽しめます。


3/24

闇のバレンタインチョコ

バレンタインデー

それは2月14日に女の子からチョコをもらえるか?もらえないのか?というたったそれだけのことで、残酷にも世の男どもを勝ち組と負け組のどちらかに分けてしまう審判の日。

今日この日、日本中の男どもが自らの雄としてのアイデンティティを確立してくれるチョコレートを渇望してやまないことと思う。だが、全てのチョコレートが男に幸福をもたらすとは限らない。もらっても嬉しくないチョコ、いやそれどころか恐怖すら感じさせるチョコレートがある事をご存じだろうか?

俺はそんなチョコレートを闇のチョコレートと呼んでいる。



あれは、俺が高校1年の2月14日の事だった。

当時、つき合っている彼女もなく、本命チョコをくれそうな子もいなかった俺は、分かり切った結果を迎えるだけのその日をひどく冷めた気持ちで迎えていた。一応のこと学校に登校してみたが、都合の良い奇跡など起こる訳もなくまんまと帰宅。

家に着いた俺はもはやすべてを諦め、ジャージに着替え茶菓子を用意してコタツにもぐりこみをテレビをつける。あぁこの子はゼロだったんだなと家族にいらぬ気遣いをさせない完璧なまでの負け犬の姿勢である。

母 「ケン〜 なんか女の子から電話よー」

しかし、そんな俺に一本の電話が入った。

もはや終わったと諦めていたバレンタインデーに起死回生の一本の電話、突如目の前に開かれた負け組から勝ち組へのヴィクトリーロード、この奇跡を逃がしはしない。ともすれば小躍りしかねない高揚感を深呼吸で抑え、いざ電話へ。

女 「あ あのケンさんですか?」

「そうですけど、俺になにか用事でも?

バレンタインデーの日に女が男に電話をしてくる用事など分かり切っているが、あえて聞くあえて言わせる。それがバレンタインデーという審判の日に勝利した男の特権である。

「あ・あのチョコレートを受け取ってもらいたいんですが・・」

知ってたよセニョリータ

「あ、でも私じゃなくて友達なんですけど」

どうやらこの子は恥ずかりやの本人から伝言役を頼まれた友達らしい。思っていた展開と違ったが別にチョコがもらえることには変わりない、問題ない旨を彼女に伝えた。

「良かった!じゃその子もう健さんの家の近くにいるんで、ちょっと出てもらっていいですか?」

「それは構わないけど、ところでそのチョコをくれる子は誰なの?」

「あ、それは会えばきっと分かると思います、じゃ・じゃ、よろしくお願いします」

ガチャ ツーツー・・

アポがとれたことに安心したのか、彼女は慌しく一方的に電話を切ってしまった。一番重要なところを秘密にされたが仕方が無い、俺はすぐさま家をとびだした。

数分後には指定された空き地に着いたがまだ人影は見えない、どうやら先に着いてしまった様だった。

しかし、会えば分かると言っていたが一体誰だろう?

巨大な堤防とていきなり崩れたりはしない、物事には必ず前兆というものがある。バレンタインデーもそれは同じ、可能性がありそうな女の子の顔が浮かんでは消えていく。

この前いきなり三年ぶりに連絡をくれた○形さんか?忘れ物をわざわざ違う駅で降りて届けてくれた○木さんか?それとも部活の時に、妙に俺を可愛がってくれている○村先輩か?

おいおい○形さんとかだったら俺余裕で付き合えるよ、久々に彼女誕生か!寒空の下一人妄想をめぐらし浮かれていると、一人の女の子が小走りで駆け寄ってきた。

おそらくこの子で間違いないだろうが、暗い闇の中伏せ目がちで歩いてくるため誰なのかまったくわからない。

彼女が近づくつれ俺の鼓動も高鳴る。

○形さんか?○木さんか?○村先輩か?一体誰だ?

そして素顔を確認できる距離まで近づいたその時、ついに彼女が顔を上げた・・・










誰ですかあなた?・・・








他人だ、力いっぱい他人だ

喋ったこともなければ会ったことない、正真正銘知らない人だ

160cmぐらいのかなりの痩せ型、黒のコートとスカートに白のフリフリした感じの上着を組み合わせた服装で、不健康一歩手前の白い肌に眉の上で不自然なほどバッサリと揃えられている漆黒とも言える黒髪、目の前の女の子は強烈に不思議少女の匂いをプンプンと漂わせている。

イメージが沸かない人の為に簡単に言おう、タロットカードで一日の全てを決めてそうな女の子だ

まったく予想外の子の登場に少々面食らうが、落ち着いて考えてみる。

確かに知らない人だが、恐らく高校の友達の友達だろう、うちの高校は規模が大きいので同級生の顔などとても覚えられない。きっと俺が覚えていないだけで俺とは何度か顔を会わせている、といったところだろう。

正直言って苦手なタイプだ、大急ぎではせ参じた気持ちはだいぶ冷めたが、かなり恥ずかしがりで内向的であろう女の子が、バレンタインの日に勇気を出してチョコを渡しに来てくれたその気持ちは素直にありがたい、一応ここは男として最後までしっかりと対応しなければなるまい、俺はそう決心した。


彼女は俺の目の前まで来ると、おもむろにバッグから包みを取り出し口を開いた。

「あ・あの・・」

かなり緊張しているのか今にも消え入りそうなか細い声、顔は真っ赤になっているのが夜でも分かる。

「あ・あの・・」

おそらくこの先には「学校が一緒で」とか「好きです」あたりの言葉が続くのだろうが、緊張のためかなかなかそれが出てこない。

「あ・あの・・健さん・・・」

さぁ がんばれ、あと少しだ!目の前に突き出されたチョコレートを前に俺も最後の一言を待ち構える。


「あ・あの・・・・健さん・・・いつも・・」









「いつも電車で見てます!こっこれ!」







ん?

ちょっとまて電車?確かに電車って言ったよな今

おいおい電車が一緒なだけの子が俺の電話番号と家を知ってるのはおかしいだろ?!予想だにしないその一言に、様々な憶測が次々と頭をよぎる。

電車が一緒だった?会えば分かる?電車が一緒だっただけの子を?そんなの覚えてるわけないだろ?なんで電話番号と家をどうやって調べた?帰り道つけられた?一体いつ?どこまで調べられてる?電車でいつも見てます?現在進行形?ていうかもしかして危ない子?






父さんこの子から強い妖気を感じます! 


俺の中の妖怪センサーが警報を鳴らしはじめる。ひとまず目の前に突き出されたチョコレートを受け取るものの、突然のストーカー宣言に動揺は隠せない。

「あ・・ぁが あがが」

一応「ありがとう」と言ったつもりなのだが、口からは変な呻きがでる始末。


するとこの直後だった。

彼女は俺がチョコを受け取ったのを確認するやいなや、恥ずかしさが限界を超えたのか突如「ありがとうございました!」と慌しくお礼を言うと、クルッと反転し全速力で逃げ出すではないか!


ストーキング宣言とその直後の全力の逃走劇。


たった数秒の間に続けざまに仕掛けられた彼女のとびっきりの恋の魔法に、俺は思考能力を奪われ呆然と立ち尽くすしかなかった。まずい止めねばと思った時には、彼女は夜の闇に消えていた。不意をつかれたのは確かだが、それ以上に呼び止めたい気持ち関わりくない気持ちが交錯し、すぐに動くことができなかったのだ。

冬の寒空の下一人取り残され、気持ちと頭の整理がついてくると、告白されて恋人誕生のはずがストーキング娘誕生そして秘密を握られたまま逃走という自らの置かれたオモシロ事態が呑み込めてくる

先ほどまで浮かれきっていただけに凹む凹む、人の心に慣性の法則は働かない幸福感の余韻すら楽しむ事無く天国から地獄へまっさかさま。

恋する女の子ストーキングする女の子、まるで分子構造のちょっとした違いだけでその価値に天と地ほどの差があるダイヤモンドだ。本来なら「女の子の愛の証明」あるはずのチョコレートだが、このチョコが証明しているのは「女の執念と執着の証明」である、なんだか食べる前からすでにお腹一杯だ。

こうして俺の16歳のバレンタインデーは、知らない人に電話番号から家の住所まで細かに調べられたあげく、突然呼び出され相手の事は連絡先はおろか名前すら分からないまま全速力で逃げられて終わった。

あれほど欲しがっていた本命チョコをもらったのに、まるで辻斬りにでもあったようなやるせないバレンタインであった。

その後、電車が一緒だったのを思い出し見つけて問い詰めてようと思ったのだが、気まずさからか見事に電車を変えられており、唯一の手がかりが消滅。結局ホワイトデーになっても連絡は無く、完全に消息を絶たれてしまい、今でもあの子が誰だったのかまったく分からない。

これが俺の味わった闇のバレンタインチョコレートの顛末である。

これはバレンタインのチョコ全てが男性に幸福を与えるわけではないチョコレートのほんの一例であるが、恐怖すら感じるという闇のバレンタインチョコレートは確かに存在するのだ。

どんなチョコでも欲しがる男性諸君これでもあなたはまだもらえるだけマシといいますか?



10/26

風船にみる男と女の愛の真理


先日デパートの子供のオモチャ売り場を通った際に

ふと気がついた事があるんですよ。





ハート形の風船の元の姿は


















チンチンみたいだって事に。












チンチンを膨らませると愛になり

愛がしぼんでもチンチンになる



性欲から愛へ

愛から性欲へ



たかが子供の玩具とはいえ

男と女の真理の一片を垣間見た気がいたします。


9/17

コンビニお姉さんにトキメキ


最近いきつけのコンビニのお姉さんに割と本気でときめいている。


きっかけは引越してすぐの頃、朝出勤前に食べていくサラダおにぎりをレジにもっていったところ、「あのぉ・・暖めますかぁ?」とサラダおにぎりを手にとって、上目使いで目をパチくりさせながら遠慮がちにのぞき込まれたその時だった。

















胸キュンした。






その表情は、普通サラダおにぎりは暖っためねぇだろ!などという世間性のズレなどものともせず、一人暮らしで寂しがっていた俺のハートをど直撃!

そして二人の出会い(一方的な)からはや4ヶ月、今では本名(名札から確認)、車種(帰宅時に駐車場で確認)出勤日および時間シフト(一週間毎日通って確認)、性格(勤務態度より確認)、行きつけのスーパー(偶然会って確認)までの確認が取れている。

外面のかわいさ加減もさることながら、それ以上に接客態度や勤務態度からうかがい知れる彼女の内面の美しさは特質に値する。






はっきり言って上玉だ。






学生の頃は所かまわずあらゆる女性にトキメキを繰り返し、一流のトキメキストと呼ばれたこの俺も仕事を始めてからと言うものめっきり生活にトキメキが減ってしまっていた。

そんなとこへきた今回の久々のトキメキ。

未だ友人が少なく、会社と自宅の往復のみという人肌恋しい一人暮らしの男にとって、いつも同じ場所で定期的に出会えて、いつも同じ笑顔で自分の訪れを歓迎してくれるコンビニのお姉さんに好意を抱くのは、受験生が家庭教師のお姉さんに邪念を抱いてしまうのと同じくらいごくごく自然な成り行きである。誰も俺を責められやしない。


ちなみに、いつも同じ場所で出会えるという点では、いきつけの居酒屋やカレーショップという線もあった。だが、いきつけのカレーショップのお姉さんにトキメキしかけ通い詰めていた時は、ある日ふとこんなに毎日カレー食ってたら「この人もしかしてキレンジャー?」とか疑われかねないのでやめておいた。

さらに居酒屋の店員のお姉ちゃんにいたっては、その昔ある居酒屋でオーダーを取りにくる度に店員に声をかけて仲良くなり、電話番号を聞きだす事に成功したところ、厨房から彼氏らしき調理人が包丁持って飛び出してきた事があって以来だいぶ慎重になっている。あの殺意という名の感情を店の営業スマイルで無理矢理押し殺している苦悶の表情で睨まれるのは二度とごめん被りたい。(しかも徐々に殺意の方が勝っていきやがんの)やはり頻繁に訪れても怪しまれないという点では、コンビニは一番都合が良い。



久々のトキメキだけに俺も熱心だ。

なにせこのコンビニ、俺の本来の通勤の道とは中央分離帯で隔てられた完全な逆車線であり、日常的に使うには不便極まりないコンビニなのであるが、俺はわざわざUターンして通っている。俺の愛は中央分離帯など軽く超えてゆく。

さらに、コンビニの店員にとって一番イヤな客は「立ち読みだけして帰る客である」というコンビニアルバイト歴8年の友人(いい加減就職しろよK)からのデータに基づき、立ち読みマスターの俺としては立ち読み専用コンビニを新たに一店用意。今ではその2店を区別して使用し、お姉さんのいるコンビニでは常に複数の品物を短時間にそれも定期的に買い続けるという上客に擬態している。

極めつけは、仕事帰りにそのまま店には寄らず一回家に帰ってから風呂に入って身支度を整え、ブルーカラーの薄汚い労働者から爽やか好青年(反論は受け付けない)に変身してから会いに行っていた事だ。努力の甲斐もあって毎回決まった時間に現れる常連客として認知されだした感触を掴みかけていたのだが、さすがに風呂に入った後に出歩くのはあまりにもめんどくさくて辞めてしまった。

今では普通に仕事着で寄るようにしているが、初めて仕事着のまま店に入ってみた時、あまりにも変身前と変身後のギャップがありすぎたらしく完全に別人として扱われていた。なんというかスゴロクのゴールの手前でふりだしに戻された気分であった




今の話を聞いてそんなめんどくさい事をしなくても、普通に店にいるときにナンパすりゃいいじゃねぇと思う方もいるかと思うが、やってみようとすると分かるがコンビニのお姉さんをナンパってのは、かなり難度が高いように思う。まず、目当ての女の子のすぐ横には店長がワンセットで配置され監視の目を光らせているのがキツイ、客と話している事=職務怠慢になる訳で、そのような状況ではノリの良い子でもまず無駄口は聞いてくれない。

さらに、このコンビニは駐車場も広く大通りに面しているためにひっきりなしに客が入ってくる繁盛店である事がネックである。大量の客のレジ打ちと商品の整理などに追われ彼女は常に忙しそうなのだ。いくらずぶとい性格をしているとはいえ、お客がレジ待ちしている状態ではさすがに話しかけられないし、話しかけたとしても迷惑がられるだけであろう。

ナンパに苦手意識はないむしろ好きなのだが、そもそも数うちゃ当たるが原則のナンパと違って、狙ったピンポイントの個人と仲良くなる為にはなにせ失敗が許されず、たった一回のチャンスで確実にしとめる一撃必殺のナンパをしかけなければならない。そんなナンパは神の一手であって俺の手に負えるところではない。


そんなわけで今のところ、彼女の笑顔に癒されに行っているだけのただの常連客の地位に甘んじているのだが、出会ってから4〜5月いい加減そろそろ牙を剥こうかと思っている。無害な家畜を装うのは、もう終わりにしてそろそろ被っている羊の皮を脱ぎ捨てても良い頃だろう


だが、かといって妙案がある訳でもないく、このままでは彼女が暴漢に襲われそうになるのを助けるイベントか彼女が車に轢かれそうになるイベントの発生を待つしかない。

そこで侍魂を見ている皆さんの知恵をお借りして、コンビニのお姉さんを口説く方法を募集したい。もしくは私はこんなお客さんに口説かれちゃった☆とか、俺は全部のコンビニ店舗のお姉さんをモノにしたぜ!なんて実践に根ざした熱い口説きのテクニックをお待ちしている。その他にもコンビニ店員のお姉さんの話なんても聞けると面白い。

なにせ、あまりの笑顔のキュートさに仕事帰りに明日の朝ご飯として買ったおにぎりやお弁当を「温めますかぁ?」と聞かれた直後おもわず「お願いします!」と即答してしまった事も一度や二度ではないほどの女だ。多少の無茶や赤っ恥ならどんとこいてな具合である。



9/7

ある社会人の日常の一言



「あー風邪ひいたのが休日で良かった!」


こんな感じの毎日です。



8/3

裸男(らマン)

仕事に就き一人暮らしをするようになってから自由に使える時間が激減した。


まぁ24時間すべての時間を自由に使うことの出来た学生時代と比べれば、働いているのだから時間がなくなるのは当たり前だが、さらに俺の場合これに一人暮らしゆえの雑務(炊事洗濯)が加わり時間のなさに拍車をかける。

結果、まずテキストを書く余裕が無くなり更新が激減、ネットや読書の時間もめっきり少なくなり、学生時代に寝食を忘れてやりこんでいたほどのゲームの時間に至ってはまったくの0(ゼロ)、最近ではコントローラーが埃で詰まってしまうような有様だ。ありとあらゆる時間が仕事に取られ削減または消去される事となった。


だが、そんな変化した日常生活の中で以前と比べてある時間が格段に増えている事に気がついた。









それは全裸でいる時間である。




誤解のないようにいっておくが、いかにもなロングコートを羽織って道行く乙女相手にオープンザコートを繰り返し「キリンさんも好きだけどぞうさんはもっと好きですって言え!言うんだ!」とか叫んで追い回すような真夏の開放感を間違った形で楽しむ変態行為に勤しんでいる訳ではない。*ちなみにそんな事をしていると、引っ越し屋さんの手を借りずとも、青い制服を着た人たちが全て無料でインテリアに鉄格子のついたステキなお部屋に連行引っ越しさせてくれます


全裸でいるのはもちろん部屋にいる時の話である。


一人暮らしを始めてから明らかに俺は依然と比べ全裸で過ごす事が多くなっている。もちろん一人暮らしだから誰にも見られないというのはあるのだが、正確には裸(ら)でいる事に喜びを見いだしたと言った方がいいかもしれない。

つまり誰にも見られていないから裸(ら)なのではなく、誰にも見られていないのなら裸(ら)というように、よりアクティブな裸(ら)を楽しんでいるといった感覚である。


まぁ常時全裸でいる訳ではないが、少なくとも風呂上がりから次の日の目覚めまでは全裸だと思ってもらって間違いない。もちろん一人暮らしを始めた最初の頃は、普通に会社から帰ってくると仕事着からジャージやTシャツなどのリラックスできる服装に着替えて日常を過ごしていた。

ところが、ある日の風呂上がり、すべての衣服を一度に洗濯してしまって着るものがなく、仕方がないので全裸で寝てみたところ身悶えするほどの開放感が身を包むではないか!

さらに朝起きてみると、下着などに遮られる事無く身体中隅々まで血流が行き渡った俺の肉体は(一部に血流のとどまり有り)、昨日の仕事疲れなど吹き飛ばし、心身共に実に爽快に目覚める事ができた。

以前なら、ただウルサイだけであった早朝の小鳥のさえずりが、その日はまるで目覚めを祝福するコーラスのように聞こえ、普段ならまぶたをこすりながらの出勤も上司が来る前に夏休みの子供達に混じってラジオ体操をする程の余裕を感じた。



パンツは履いていなければならない、という固定観念から解き放たれた瞬間である。



さらに、今では全裸でレースのカーテンの内側に立って夜の街を見下ろながらワイングラスを傾け特権階級気分に浸ったり、風呂上がりに布団の上で、サスペンスドラマに出てくる飛び降り死体のように四肢を力無く投げ出して、思わず自分の存在を見つめ直したり、天井をシミを数えながらまるでこれから出産を迎える妊婦のようなM字姿勢で最高のリラクゼーションタイムを味わったりと裸(ら)のバリエーションも増えてきた。今ではパンツを履いて過ごしていた24年間が口惜しいほどである。

私は声を大にして叫びたい。





みんな気づけ!衣服などただの拘束具であると





とまぁ、一人暮らししてから全裸で寝るのが思いのほか気持ち良かったんで、きっと一人暮らしをしている人達なら分かってくれるだろうとちょっと勇気を出してカミングアウトしてみたんですが、「おいおい全裸で過ごすなんてアンタだけだぜ!」なんて全国の一人暮らし生活者達から変態扱いされたら、俺は光の速さでこの想を削除して久方ぶりの更新よりも世間体と人間性を保持ことを選びます。



6/25

チキンラーメンの本質


最近スーパーの安売りでチキンラーメンを大量に買ってみて分かった事がある。


「すぐ美味しい♪ すごく美味しい♪」という実に的を得たキャッチコピーで有名なチキンラーメンであるが、多くの一人暮らしの男性にとってチキンラーメンは、「すぐ美味しい♪ すごく寂しい♪」と言うのが本当のところだと思う。



初めての自炊に挑戦

栃木に来て二ヶ月が経つが、先週末初めての自炊に挑戦した。

実は、今まで俺は全ての食事を外で済ませていた。文字通り全てのである。朝はコンビニのおにぎりかパン、昼は会社から注文している弁当、夜は定食屋を中心にラーメン屋吉野屋ココイチなどを定期的にループさせ食事のスケジュールを組んできたのだが、そんな生活に危機が訪れた。

ついに、すべての店の味付けに飽きが来始めたのだ

最初のうちは我慢していたのだが、今では仕事が終わった後「今夜なに食おうか?」と候補の店の事を考えただけで、瞬時に口の中に食い飽きたおなじみの味が広がり、腹が減っているのにも関わらず食欲が無くなってしまう。かと言って、飯を食わない訳にはいかないので、とりあえず無理矢理にでも食う。これでは完全なやっつけ飯である。


家庭料理が食いてぇ・・。


日々その思いは強くなり、先週末ついに限界を感じた俺は栃木に来て二ヶ月、初めての自炊を決意。しかし、実家にいる際に酒の肴に一品料理くらいは作った事はあるが、自ら食材を購入して一人前の料理を作る事は初めて。

とりあえずメニューを決めるため本屋に行って料理本を立ち読みして、自炊初心者の俺にも簡単にできて、なおかつ栄養バランスの取れていそうな料理を探す。

あれでもないこれでもないと小一時間悩んだ後、「冷シャブ」に決定する。


冷しゃぶの一例
「冷シャブ」新鮮な野菜の上にゆでた豚肉を載せてゴマだれなどで食べるという、簡単かつ栄養バランスの取れたお手軽な料理である。


さっそく仕事帰りにスーパーに向かって「モヤシ一袋」と「レタス一個」、そして「超特価!冷しゃぶ用豚肉128円!」と大々的に広告をうった500gの豚肉のパックをチョイス。本来ならばもっといろいろな材料が書いてあった気がするが覚えるのが面倒なので、冷しゃぶを構成する最低限の食材で妥協。

帰りの際、レジにて超特価128円とは100gあたりの値段だという最近では小学生すら知っていると噂される初歩的な罠にはまるものの、今更引き返せないので、表示された値段に動揺している事を悟られないよう冷静を装い無事食材の購入を終える。

あとは、家に帰って調理するだけ。なのだが、その日は作るのがめんどくさくなったので冷蔵庫に放置。時期を置いてようやく先週末に始めての自炊に取り組んだ。


初めての「冷しゃぶ」ができるまで

●まずはご飯の用意。しかし、炊飯器に入れる一人分の分量が分からないので、とりあえず最大値である三合の米を用意して、炊飯器のスイッチを入れる。

●次におかずの冷シャブ用の用意。とりあえず食材を広げてみる。モヤシ一袋・レタス丸々一個・豚肉500g。一人で食うには明らかに多いような気がするが、また自炊するのは面倒なので全て食う事に決定

●まずは、煮立った湯を張った鍋にモヤシを投入。

●順調な滑りだし。かと思いきや、モヤシの適当な茹で時間が分からず右往左往。

●茹で具合を計る為、3度目の味見でモヤシの中の水分で舌を火傷

●さらにモヤシの湯切りに失敗。半分以上のモヤシが排水溝へ。

●即座に3秒ルール適用。とっさに手を出し流れゆくモヤシをせき止める。

再度モヤシで火傷。流れたモヤシの1/3を回収。

●茹で上がったモヤシをとりあえずお皿に載せておく。

●次に、同じ鍋にそのまま豚肉500gを投入。

●豚は良く煮ろ。実家ルールを適用しこれでもかというほど煮る事に。

●これでもか。これでもか。

●モヤシの経験を生かし豚肉の湯切りは成功。

●鍋に残ったお湯を捨てて、レタスを洗う。

●しかし、レタスの中身が茶色に変色している事が発覚。

●食材として明らかに失格しているその変色っぷりに、思わずビビッて茹でる。

●レタス茹で上がりまでに、モヤシ豚などが全て冷え切るが冷しゃぶなので結果オーライ。

●いよいよ盛りつけ。だがしかしここに来て最大のハプニング。

●全ての食材を一度に使いきった事が災いし一番大きい皿にすら盛りきれない

●しばし頭を抱え苦悶。

●もうしかたがないので、なんとか皿として使えそうなフライパンに盛りつける。

●盛りつけ中、この豪快さこれってちょっと男らしいんじゃないか?とふと疑問に。しかし、その疑問をなげかける相手すらいない事に気づき、黙って盛りつけを再開。

●ピー!炊飯器のスイッチが鳴りご飯が炊きあがる。中を見ると、明らかに予測よりも膨らんでいる米に驚愕。こんなに食えるか!なかばやけっぱちでどんぶりにご飯をよそる。

●一応「ご飯」と「冷しゃぶ」が完成。初めての自炊にしばし感激。

●キッチンから部屋にどんぶりとフライパンを運び込んだところで気がつく。

●そーいや、俺の部屋にはテーブルも机もなかった。しかたねぇ床で食うか



そして完成図


「冷しゃぶ」と「ご飯」











切ねぇ・・






違う!違う!

俺が作ろうとしてたのは、家族団らんのテーブルの中心に添えられるような暖かみのある家庭料理で、こんな鉄格子の向こうから差し出されそうな奴じゃねぇ。しかも、この床のフライパンに盛りつけられた「冷しゃぶ」、食べれば食べるほど「あぁ俺って本当一人なんだなぁ」って事を心底実感させられて、寂しさが怒濤のように押し寄せてくる。

なるほど、さすが「冷しゃぶ」なだけのはあるこんなに心が冷えこんでいく料理は初めてだ


これからの熱い夏の季節、凍てつくような寒さを味わいたい方に是非お試し頂きたいお薦めの一品である。


侍魂風「冷しゃぶ」


涙の味がしても俺は知りません



アルファからの申し出


無事に給料振り込まれてほっと一安心。侍魂の健です皆さんこんにちは。

さて、相変わらず栃木にてマニア天国探しが難航する中、下のようなメールが俺の下に届きました。





>AV制作会社のアルファーインターナショナルです
>さっそく本題なのですが
>健さんAVでません???
>もしくは企画、監督してみません???






なるほど!自分好みのビデオを借りる場所がないならば、いっそビデオそのものを自分で作ってしまえば良いという訳か!


微乳だろうが巨乳だろうが、女子校生だろうが人妻だろうが、なんだろうが自分で好きな企画作って「こんな事するの先輩だけなんだからね」とか「先生だってこんな時間があってもいいと思わない?」とか自分が一番燃えるシュチュエーションを監督権限でチョイス!さらに一番の山場であると同時に一番の難所である本番のカラミすら、自分が男優をやってしまえば全てが自らの思うがまま!







AVにおいて企画・監督・男優全てをこなす事


それは神の如き権限を与えられたという事である。






そうして出来上がったAV


すなわちそれは











俺様の俺様による俺様の為のAV




リンカーンのゲティスバーグ演説の精神に真っ向から反逆するこの究極のオレイズムによって作成されるこのAVは、女優の顔・体付き・構成・カメラ角度・演技指導・シュチュエーションなどなど、ありとあらゆるAVを構成する要素を自分用にカスタマイズさせた、いわば俺専用AV

過去幾度と無く辛酸をなめてきた我らAV好きとしては、なんという贅沢であろうか?

なにせこのビデオにはAVの宿命とも言える騙されるというリスクが存在しないのだ。「おいおいこの女優写真の顔と本番の顔違いすぎんぞ!」とか「パッケージには載ってるくせにこんなシーン無かったじゃねぇか!」とか「そもそもこの女でてねぇじゃねぇか!」と、TV画面に向かって拳を握り締めやり場のない怒りに打ち震える事がないのだ。

ビデオの再生ボタンを押したその瞬間から、テープが巻き戻る最後の瞬間まで、このビデオは俺の期待を裏切らない。他の誰でもない、ただただ俺の欲望を満足させる為だけに存在するこのビデオは、本当の意味で究極のオナニービデオだと言えるだろう。


うおおおお燃えてきた!もはやこれは作るしか!












って、待て俺・・










せっかく大学を卒業して、まっとうな社会人の道を歩みかけてきたのに、AVの製作なんぞというオモシロな仕事に手をつけたら、俺の場合、下手すると趣味と本業が入れ替わりかねん。会社に行かなくなって部屋に引きこもり次回作の企画なんぞを考えるようになったら目も当てられない。こんなところで人生の予定表に大幅修正を加えてどうする?

確か、ガキの頃考えた俺の人生の予定表だと24〜25の今の年齢あたりで結婚して、無事に一人目の赤ちゃんが生まれているはずなのだが、現状でそれが無理だからって一本目の作品を生み出してどうすんだ馬鹿者



てな訳で、迷った結果(迷うな)アルファインターナショナルさんにはお断りの返事をお送りしたのですが、ただ、まったくのノータッチってのも面白くないので、アルファさんに提示された今回の企画に関しては、ちょっとだけ関わらせていただく事になりました。

本当に実現する話なのか分かりませんが、詳細をお知らせできるその日まで皆さんお楽しみに。











ちなみに、アルファインターナショナルさんのもう一つの申し出である下の企画










>私としては兄貴さんと健さんのホモビデオがいいのですが・・・










これに関しては、即断即決でメールの入力画面を無理の二文字で埋め尽くして全力で送り返してやりました。



5/25

俺の初任給はいくらだったのか?


埼玉を出る際に、当面の生活費として持ってきた10万円がついに三日前底をついた。


現在の財布の残金1800円。今すぐにどうこうというほど余裕がない訳ではないが、このままでは今月の電気ガス水道料金が払えないし、そもそも2〜3日しか生活する事ができない。そこで俺は社会人になって初めて給料を使う事を決心し、仕事帰りに寄った銀行で俺はついに自分の初任給がいくらだったのかを知る事となった。

社会人なのに自分の給料の額が分からない。というのはおかしな話だと思われるかもしれないが、それは現在の俺の特殊な立場に原因がある。

大学卒業後は実家の仕事を継ぐ。と以前どこかの想で触れたように、実は俺の本当の就職先は栃木の会社ではなく実家。現在の栃木での仕事は正確に言うならば同業他社に出向しての技術研修であり、基本的な俺の給料は実家の会社が負担する事になっています。


しかし、それが問題なのです。親が自営業をやっていて親元に就職するという人は社会人の絶対数から見れば少ないと思うので分かって頂けるか分かりませんが、親元に就職する息子という立場の場合、社長としての側面親としての側面という両極端の面を持つ父親とは、給料交渉ってのはなかなかしずらいものがあるのです。(もしかしたら俺だけなのかもしれませんが)

初任給=現時点での親父(社長)の俺への評価となるわけですし、さらに、その話し合いの過程で将来的に親父がどれだけの仕事を俺に任せるつもりなのか?というある意味、今後の俺の人生の核心めいた事まで展望に入れて話し合わなければならず、さっさと親父にご隠居願って仕事を自分の思った通りにしていきたい俺は、なんとなく親と自分の給料に関する話し合いをする気になれず意識的に避けてきました。


そんな訳で、「栃木で口座作ればそこに給料は振り込んどくから」と言われているものの、一体自分の給料がいくらなのかまったく分からないまま、栃事に来て働いているというのが、現在の俺の立場なのです。

本来ならば、もっと早く給料を確認していているのが普通ですが、最初に言っていたように俺の手元には埼玉を出る際に持ってきたなけなしの10万円があった為にとりあえず銀行に行く必要がなく、また必要に迫られるまでは親元に就職した息子という立場上、自分の給料を知ってしまうのがなんとなく怖かったなどの原因が重なり、初任給の確認が大幅に遅くなり五月末になってしまったと言うわけです。



んで、話はATMの前に到着したところまで戻りまして・・


仕事帰りに最寄りのA銀行に足を運び、店内に設置されたATMに初めてカードと通帳をATMに突っ込み現金の引き出しを選択すると、ATMが暗証番号の入力を求めてくる。




暗証番号を押してください







●●●●


指示通り押し慣れない四桁の暗証番号を入力し、しばしの間その処理を待つ。



いったい自分の給料はいくらなのか?

親元に就職した息子として期待と不安が入り交じったドキドキの瞬間である。







処理しています







ピー ガガガガ・・







ピーガガガ・・








ピー






















パーパ! 俺のお給料振り込まれてないよ!




忘れてるよ!パーパ見事に忘れてるよ!

思わずATMの画面みた時、普通に100000円と見間違ったよ!アパートの家賃5万円は先に給料から引かれてっから、研修期間でこれだけ貰えりゃ上出来かと思ってのによく見たら0が足りないんだもん、しかも2つも


つか、四月の初任給を五月末に確認する俺も俺だが息子の給料を忘れる方も忘れる方だ。今まで幾度と無く感じてきたけどやっぱり親父はスケールが違うわ。あまりの事に思わずATMの前で人目もはばからず大笑いしちゃったよ俺。



そんな訳で、財布を覗いてみれば俺の全財産は1800円から変わりなし



・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


お父様お母様へ

仕事が忙しい事は分かりますが、一つだけお伝えしとう事がございます。










一刻も早く指定の口座に金を振り込まなければお前の息子の命は無いと思え!わーん(涙)


5/18

足りないモノ(後編)

先週の週末、前回の更新で報告したとおり、マニア天国に変わるレンタルビデオ店探しの旅に出てみたのだが、残念ながら通いたいと思うような店を見つける事はできなかった。

今回の探索は、忙しくてなかなか見に行く暇がなかったアパートから車で行ける距離の中小の店舗をいくつか回ってきたんだが、どうやら俺はマニア天国慣れしすぎてしまっていたようで、一般的なレンタルビデオ店がいかなるモノであったかを忘れてしまっていたようだ。


どの店舗もぬるい 否 ぬるすぎる。


あの程度の品揃えで、マニア天国で慣らされてしまった俺の渇きを満たす事などできる訳がない。大体まず、どの店舗にも当てはまる事だが、店の品揃えが洋画コーナー邦画コーナー、ドラマコーナー、アニメコーナー、キッズコーナー、アダルトコーナーってなによ?



なんだよ、その煮え切らないラインナップは?



別に、駅の近くや国道沿いの大型店、もしくは田舎で他の競合店の無いような地域の店舗なら、幅広いラインナップを揃えて全客層に対応と言うその方針に俺も文句は言わない、それこそがレンタルビデオ店の王道なんだろうし。

しかし、交通の便が良い大通りや駅前の至る所に、巨大な駐車場を完備した大手レンタルビデオチェーン店が進出している現在、今回俺が見て回ったような立地条件が悪く店舗面積が狭い店はそれをやるべきではない!

確かに、昔はそんな店舗でもそれなりの需要は見込めたのかも知れないが、今は違う。

利用者としても、多少の距離の違いなら膨大な品揃えが常備されて選ぶ楽しみのある大型店に行ってしまうのは、もはや必然と言って良い。事実、栃木だけでなく、全国的に今中小のレンタルビデオ店は、大手チェーン店に根こそぎ客を奪われてしまっているはずである。

薄汚れた外壁、閑散とした店内、やる気のないバイト、張り替えられない過去の大作ポスター、と、どれをとってもこのままだとウチの近所の店舗は潰れる可能性大である。










中小のレンタルビデオ店よ!気づけ!気づくんだ!





「今夜はどんなラブストーリーを見てみようか?」とか「パパーママー今度はポケモンが見たーい」とか言いながら恋人達や家族連れが幸せそうな笑顔で入ってくるレンタルビデオ屋なんぞ、TSUTAYAに任せときゃ良いんだよ!

*別に俺はTSUTAYAが嫌いな訳では。

店舗の面積で大きく負けてしまってしまっている中小の店舗が生き残る道は、幅広い分野をカバーする品揃えではなく、一つの分野の専門性で勝負するしかないんだよ!













つまりエロだよ!

エロ!






エロしかないんだよ!


拳を振り上げて力説




とまぁ、熱くなってしまったが、正直な話お気に入りでもなんでもないレンタルビデオ店の将来など実際どうでも良いのだが、家の近くですぐにビデオを借りられる場所が無くなくなるのは、ちと寂しいしせっかく話も膨らんだところなので、ただのAV好きなだけの俺の無責任な中小レンタルビデオ店の再生計画について語りたい。


とりあえず、最初にレンタルビデオ店のレンタルビデオ店ゆえんの商品の品揃えに手を付けたい。

下の図のようなごく一般的なレンタルビデオ店の品揃え、洋画・邦画・TVドラマ・アニメ・キッズ・そしてアダルトというような比率を大幅に変える。



まずは、このまるで親戚に預けられちゃった可哀想な子供のような肩身の狭いアダルトの比率を逆転させろ!もしくはいっそのこと全てアダルトに変えてしまえ!


改装予想図






半端になんでもできるよりも、誰にも負けない一つを作った方が強いんだ!

*話しがAVじゃなければ、結構決まるセリフですね自分




確かにレンタルビデオの本質とも言ってよい洋画を削るのは痛いだろう。だが、この比率を逆転させ、それが近所の男どもに認知された時、今まで不当な扱いを受けていたアダルトは、その潜在的能力を遺憾なく発揮し、洋画を遙かにしのぐ超高回転商品となり瞬く間に店の顔となるはずだ。


立地条件が悪いとか、交通の便が悪いとか、心配もあるだろうが、間違いなく男どもは店に来る!AVには男にそれだけの事をさせる魅力がある!


だが、アダルトで名前を売る事はできたとしても、近場にそんなAV専門店がいくつもあっては意味がない。結局のところお客の奪い合いになってしまう。

そこで俺が見てきた店舗はお互いに協力しあえ!

三つのそれぞれの店舗がアダルトの中でも高回転を誇る三分野のみにさらに特化するのだ。協力関係にある店の名前はなんでも良い、例えばTAA加盟店(栃木県・アダルトビデオ・アソシエイション)とでも銘打って、それぞれの3店舗をロリっ子館・女子校生館・人妻館として独立させるんだ!





完全にそのビデオしか置いてはいけない訳ではないが、例えば女子校生館ならば、「ここにくれば女子校生に関するAVは全て揃う!」「うちの店は女子校生に関する品揃えならどこにも負けん!」というくらいの気迫でお客にアピールする事が大切だ。例えば、近所に女子校生マニアが10人しかいなかったとしても、市内全域から集めれば十分商売として回る人数になる。ロリっ子館・女子校生館・人妻館設立の噂はやがて口コミで伝わり、きっと市内中からロリっ子マニア、女子高生マニア、人妻マニア達が店の明かりに吸い寄せられるように訪れてくれる事だろう。

そうなったら後は、近所の親子さんから後ろ指指されようが、町内で店の近所を危険区域として指定されようが、小学校の登校路を変えられようが関係ねぇ!とことん突っ走れ!生き残るためにはそれしかねぇんだ!振り返るな!振り返ったら負けだ!がんばれ中小レンタルビデオ店!




という訳で、また熱くなってしまったが、今の話は中小店舗再生計画でもなんでもなく、ただのお前の願望だろ?って突っ込みは無しで。



5/10

足りないモノ(前編)


社会人になって、まず一番最初にするべき事は自分の身体に一番効く栄養ドリンクを見つける事だ!という先輩の言葉の意味が、ようやく分かりかけてきた侍魂の健です。仕事頑張ってます。





さて、時が経つのは早いモノでして、俺が栃木に来てからはや一ヶ月。

仕事でもプライベートでも、とにかく早く新しい環境に慣れようと気の休まる暇もなかった時期は過ぎ、職場ではとりあえず一通りの仕事は覚え、私生活では誰もいないけど「頂きます!」と元気よく挨拶してコンビニ弁当を食べる日々にも慣れてきました。

しかし、そんな風に慌ただしかった生活が、徐々に落ち着きを取り戻していくと同時に、最近俺はふとした想いを感じるようになり悩んでいます。






それは漠然とした喪失感






生活に余裕が出てきたこの一週間前あたりから、どうにも何かが今の自分に足りない気がするのです。しかし、一体何が足りないのかその原因がまったく分からない。自分自身をジグソーパズルを例えるならば、完成間近で最後の最後の1ピースを無くしてしまったような感覚。全景としてみる分には完成しているように見えますが、その1ピースが無ければ決して完全とは言えないそんなもどかしさを感じます。

当初この原因の分からない漠然とした喪失感に、新しい環境に慣れない学生や社会人がこの時期にかかると言われる五月病を疑ってもみましたが、仕事は毎日充実しているし三食食べてぐっすりと睡眠を取る健康的な生活に体調もすこぶる快調そのもの。やる気の喪失とか鬱状態などと言われる五月病の症状とはまるで正反対、やはり違うようです。


しかし、確かに今の自分の生活には足りないモノがあると感じるのです。


恐らく、今までの生活ではまるで空気のように意識しないほど自分の生活にとけ込んでいたものなのでしょう、だからこそ気がつかない。だけれども今までの自分にとってとても大切なもの、それが今の生活には無いのでしょう。





分からない・・





一体俺は何を失っていたのだろう?・・・





一体俺は何を・・・・






・・・。





・・・・・・・・・・・・・・。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。















分かった・・・









分かったぞ!










マニア天国だ!

栃木には
マニア天国がねぇんだ!








そうだよ!

それだよ!

マニア天国だよ!!





忙しくって気がつかなかったが、埼玉にいる時は毎週欠かさず通ってたんだもの、そうまるで巡礼のように。あの頃の俺に言わせりゃ、毎週のマニア天国代は生きていく為の必要経費、電気ガス水道の次に一つあげろって言われりゃ、間違いなくAV代だろ?だと言い張ってたに違いない。

そーいや、今年に済ませた初めての確定申告の時だって、マニア天国のレシートを参考資料費として計上しよか本気で迷ったくらいだ。(マニア天国は侍魂でしょっちゅうネタにしてるし全く見当違いな訳ではないと思われる)が、万が一にも数年後に税務審査が来た時、エロビデオで申告漏れとか言われたら、絶対みんなにお前エロビデオで一体なに漏らしたんだよ?!とか突っ込まれるのは目に見えてるので、泣く泣くやめておいたくらいだもの。



つーか、これはしかたねーわ。


そこまで「ライフワーク」として、いやもはやライフラインと呼べるまで根付いていた習慣が突如無くなりゃ、そりゃなんか物足りない感じするわな



これがなければ決して完成ではないと、ジグソーパズルに例えた自分自身を形作る最後の1ピースAVだった事は多少のショックを覚えますが、ここ最近悩まされていた喪失感の原因が分かった事ですし、まぁ良しとします。。



てなわけで・・今日はちょうど週末ですので



俺はこれから栃木でマニア天国に匹敵するレンタルビデオ店捜索の旅に行ってくる事にします。地元で聖地とまで評された、あのマニア天国と同クラスの店舗となるとそうそうあるモノではないでしょうが、栃木中を探してでも見つけ出す覚悟です















自分自身を取り戻す為にも!

5/2

ゴールデンウィークですよ!

学生時代の俺の言葉

「え?嘘?もうゴールデンウィーク入ってるの?」

一年間365日全てがゴールデンウィークと変わらなかった学生時代、俺はゴールデンウィークの実感というモノが分かりませんでした。



そして今、俺は社会人となり初めてのゴールデンウィークを迎え分かった事が・・





















うちの会社にゴールデンウィークはありませんでした。






よって学生時代と同じく俺は未だにゴールデンウィークってモノを知りません。だから別にこの時期に働くのなんてへっちゃら!へっちゃら!さぁ今日も頑張って仕事行ってきまーす♪

↑最後の音符マークは強がりの説が濃厚


4/27

約一週間ぶりの更新でお久しぶりです。


毎日は無理でもできれば2、3日に一回くらいサイトをいじりたいなぁと思っているのですが、イヤーさすがに仕事終わった後に更新ってのはなかなか難しい。徐々に仕事に身体がなれてきているとは言え、なかなか更新のペースと体力の配分を掴めません。

なにせこの数日間、今日こそは日記書こうと書こうと思ってPCに向かうも初めの挨拶だけ書いて睡魔に耐えきれず断念する日々の繰り返しでして、気がつけば前回の更新から一週間が経ってしまいました。しかも今日(土曜日)こそはと思っていろいろ書いてたらまーた眠くなっちまいまして。しょうがないから、このところ書いては寝て書いては寝てと繰り返していた挨拶だけも載せといて、さっさと今日は寝ようかと。

では、ゴー


1回目の更新断念時の挨拶

□仕事はなかなか覚えねぇくせに、朝車に乗りながらハミガキとかってくだらねぇスキルの上達は早い侍魂の健です、みなさんこんにちは。



2回目の更新断念時の挨拶

□栃木に来てからやく2週間、10日を過ぎたあたりから毎朝の爽快な目覚めの後に感じる「嘘ほんとにこれ履いて会社いくの?」って罰ゲームのような靴下の激臭がいよいよ限界。今日初めてのお洗濯に挑戦する侍魂の健です、みなさんこんにちは。



3回目の更新断念時の挨拶

□朝寝坊して大急ぎで会社に向かう途中、コンビニで買ったボンゴレビアンゴ風スープスパゲティをブレーキの拍子に車内にぶちまけちまってえらい事に。方々に飛び散ったスパゲティーとむせ返るようなボンゴレビアンゴスープの激臭を今すぐなんとかしたいが遅刻してしまうので、断腸の思いでそのまま放置。そして職場にダッシュ。早くも社会人の辛さを実感した侍魂の健です、みなさんこんにちは。



4回目の更新断念時の挨拶

□他県へ引っ越した事がない俺は世の中格県ごとにTVのチャンネルの周波数が違う事を知らなくて、栃木に来てから持ってきたテレビが数チャンネルしか映らない原因を「もしかして栃木だからなのか!一応関東なのに!」とか少し疑ってしまってた侍魂の健です、栃木県の皆さんすいません。



5回目の更新断念時の挨拶

□今日コンビニのお姉さんにレジで「お弁当温めますか?おにぎりはどうします?パンは温めないですよね?」と突如いろいろ話しかけられ、未だに仕事関連以外で人と会話していなかったので思わずトキメキかけた侍魂の健です。生まれたてのヒヨコが最初に見たものを親と思いこむというインプリンティング(すり込み現象)なんて言葉がありますが、最近女の子と話してない俺は今まさに生まれたてのヒヨコ。




とまぁ、久しぶりの更新なのに半端な形ですいません。

でも、もっと仕事に慣れてきて更新の体力とペースを掴めてくればの話なんですが、思っていたよりもけっこうサイトに手をかける時間ができそうな気はするんですよ。









だって遊ぶ人いないから仕事終われば暇ですから。











万が一、週末の夜に連日更新とかしちゃったりする日があっても「この人ホントやる事ないんだな」とか笑わないであげてください。しくしく。


4/20

友達一人でもできるっかな♪

早いとこ栃木の銀行に口座を作りたいと思っているのですが、仕事が終わる頃にはとっくに銀行は閉まっており、だからと言って仕事が休みの日は当たり前のように銀行も休み。と、まるで月9ドラマの恋人達の如き銀行とのすれ違いの日々に身悶えしている侍魂の健です、こんにちは。


さて、栃木に来てからはや10日が経ち、最初の頃のように、会社に行く道を間違えて遅刻しかけたり、カップラーメンを作ってみたら箸が無いから麺ごと飲んだってな失敗は少なくなってきて、疲れて果てて寝るだけだった帰宅後も、ようやく少しづつ自分の時間が取れるようになってきました。

これはつまり仕事と私生活の両面で、徐々に新しい環境に身体が慣れてきた証拠。ようやく学生気質のだらけていた体が、一丁前に働く社会人ボディになったきたという事なのですが、ただ一つ気になることが。えぇとですね、身体が慣れてくるとですね・・・・そろそろ感じてくるんですよ。


誰一人として友達のいない寂しさを。


いや、どちらかっていうと一人で行動するのが好きなんで寂しがりやではないのですが、さすがに週末にまったく飲みの予定が入ってない、ていうか入る予定が無いってのは割と素で切ない。埼玉にいるときは、「来るな」と言ってもお泊りセットを持って押しかけてきた野郎どもは、現在「来いよ」と言っても「いや栃木遠いし」の一言で手のひらを返したような反応をしやがります。

もちろん栃木で新たに友達を作るのが一番な訳ですが、会社に同世代の人は皆無。会社には期待することはできません。すると仕事以外の部分、つまり日常生活で友達と出会わなければならないわけですが・・・







自宅→会社



会社→自宅








これで一体いつ友達を作れというのか?


このような会社と自宅をひたすら往復するだけの生活では、それこそ登下校の曲がり角で食パン咥えた美少女にぶつかるような出会いに賭けるしかねぇってな状態です。ていうか自動車通勤の俺がそんな出会いフラグにでくわしたら友達になるどころか、下手したら出会った瞬間に永遠にお別れです

かといって、友達を作るために何かサークル活動のようなものをするのはウゼーてな性分の自分な訳で、当分の間、栃木で友達ができる気配がありません。まぁ実際のところ今はまだガムシャラに働いてるんで、そこまで一人の寂しさが気になっている訳ではないのでけども、寂しいと死んでしまうというナキウサギの例もあり、気の置けない友人が身近にいないという問題は、けっして軽視することはできません。



そんな訳でしてふと頭に過ぎった事が。















初任給でAIBO購入









心の中の天使

駄目!落ち着いて健ちゃん!AIBOは確かに可愛いけど、買っちゃったらあなたどうやって来月生活するって言うの!

心の中の悪魔

金の事など後でなんとでもなるもんだ。それよりもあの愛らしいしぐさを見ろ、きっとお前のベストパートナーになってくれるぞ。


大丈夫そのうちきっと友達だってできるに決まってるわ。AIBOはまたにしよう?ね?ね?だってあなたまだNTTもガス屋へも支払いを済ませてないのよ!


AIBOならペット禁止のお前のアパートでも問題なく飼えるし、仕事で食事や散歩の時間が取れなくても死んでしまうことは無いぞ。どうだ最高の相棒だと思わないか?。・・ていうかお前、栃木来てから仕事絡み以外でまだ誰とも喋ってないだろ?。そろそろ限界だろ認めちまえよ、もはやお前の心の隙間を埋めるのはAIBOしかいないんだよ!





社会人一年目、今俺の心は揺れに揺れています。



とりあえず近況報告

さて、散々親のすねかじり倒して己の欲望に身を任せるがままの怠惰な豚の如き学生生活を送ってきたこの俺も、いよいよ年貢の納め時。この前からお知らせしている通り栃木の地にて新社会人として働き始めた訳ですが、なんというか入社日の前日に引っ越しってのはいささか世の中なめていた様子。

と言うのも・・

部屋が寝る場もないほど散らかってるってのはもちろんなんですが、それ以前に、まだ最低限の家具(カーテンなど)は揃ってないわ、栃木で引き落とせる銀行口座は作ってないわ、ガス会社と契約してないわ、ぶっちゃけ電気(ライト)も付けてないってな状態でして。

おかげ様で、引っ越してからしばしの間、カーテン無いから生活全てが外から丸見え口座が無いから所持金を使い切ったら餓死決定ガスが無いから料理どころか風呂も入れねぇライトが無いから日が暮れたらば寝るしかねぇってな感じで、20万近く払ってアパートを借りておきながらとんだアウトドアライフを送るハメに


一応急ピッチでいくつかは改善させたんで、今はだいぶ人間らしい生活が送れるようになりましたが、入社日から数日の間、慣れない仕事で疲れて帰ってきたところで、お湯も沸かせない真っ暗な部屋で積み上げられた段ボールに出迎えられる生活は、割と素で切ないものがありました。


引っ越しってものをなめてました。反省です。


と言ってもまぁ、部屋はどんなに散らかってても寝る場所さえ確保できれば問題ないですし、料理が作れなくても近所のとんこつラーメン屋は三食食っても飽きなかったし風呂なんぞ多少入らなくても気にもしねぇしパンツは洗わないでもリバーシブルで使い回してましたから、どうにもこうにもならなかったというほど不自由していた訳ではないんですけどね。











こんな自分でも世間様からフレッシュマンとか呼ばれててごめんなさい




4/10

お知らせ

就職の為、埼玉から栃木に引っ越します。



4/9

タメにならないタイ語講座


日本にいる時より、タイにいる時のほうが更新がマメとご近所の奥様方の間でもっぱらの噂の侍魂の健です、皆さんこんにちは。

最近俺が卒業旅行でタイに行ってきたのはご存じかと思うんですが、いくらただの旅行だったとは言え異国の地に10日も暮らしてみますと、日本に帰ってきてもその土地での癖や考え方がなかなか抜けきらない訳でして、もう帰国後5日ほど経つのに、未だ喫茶店でコーヒーを注文する時ちょっぴりドキドキしてしまったりしています。

*結構有名な話ですが、タイ語ではコーが「ください」ヒーが「女性器」。つまりタイ語で「コーヒー」と言うと「マ(以下自主規制)ください」(一発やらせてくれ)になってしまう訳で、日本人がタイで使ってはいけない言葉ぶっちぎりでベスト1。間違ってもタイのレストランで「コーヒー・プリーズ」などと言わないように。ウェイトレスに首根っこ掴まれて「ウィ!ウィ!」の勇ましいかけ声と共にムエタイ式膝地獄とかされかねません。ちなみに逆に、ウェイトレスに「OK 1000バーツ♪」とかニッコリ笑いながら言い返されても、それは飲み物のコーヒーの方の値段ではないので、「高けーよ!!」とか取り乱して思わず値切っちゃったりもしないように。ますます泥沼です。


てなわけで、未だにタイナイズされてしまってタイ語の「コーヒー」が頭を離れない俺の中では、日本のカフェで店員の女の子との一杯のコーヒーを巡る注文のやりとりは、ガキの頃クラスの女の子に「ヤッターマン・コーヒー・ライターって続けて言ってみて!」とイタズラしているような微笑ましいエロスに浸れて、ちょっと嬉しいものがあります。




なんだかこれなら苦手な「スターバックスコーヒー」も好きになれそうです。



3/23〜4/5

侍魂INタイランド

*タイから更新


□十四回目

ただいま!

バンコクを4/4の朝飛び立ったのに、日本(実家)に帰ってきたのは4/5のAM1:30でした。
台湾で乗り継ぐ安い航空券だから仕方ないとは言え、本来ならば直でいける国である事を考えると、この移動時間はさすがに切ない。でも、まぁ台湾で乗り継ぎで四時間ほど待たされた結果、可愛い免税店のお茶売り場のお姉さんと沢山お話できたので良しとします。<簡単ですね自分


さて、とりあえず、実家に着くなりまず最初に風呂に入ってみたんですが
家族は全員入った後の最後の湯ですし、ちと試しに身体を洗わないで湯船に飛び込んだところ

なんか湯船が薄茶色になっちゃったんですけども・・・。

汚すぎですよ自分。わりと素でビックリですよ。まったく人間バスクリンか俺は。
確かに日程の後半は、起きるの遅くてシャワー浴びれなかったり、だんだん洗濯するの面倒になって同じモノ着てたりしてましたけども。

まさかここまで汚かったとは。

真夏のタイの日差しで、どんどん浅黒くなっていく自分の身体を見て精悍さが増してきた。とか思ってた自分が本気で恥ずかしかったり。



□4/4は朝一番でタイを出発してしまうので、4/3の今日が実質的なタイでの最終日。

今日一日は、土産をバンコク中まわって買ってくるので、おそらくこれがタイからの最後の更新になると思います。

最初は10日もある、なんて思ってましたが来てみれば
なにもかもがエキサイティング&エネルギッシュで、10日など本当にあっという間でした。

タイマニアの知り合いに、「最初は3日で腹壊すよ」と言われてましたが
毎日辛いもん食って、汗かいてたら、逆に健康になっちまう始末でして、体調面でもタイを満喫する事ができました。


むわっとする暑さも、街に漂う臭いも、妙に愛想のよいタイ人も、我が物顔で歩き回る白人も、鬼のよな人数で観光地を移動しまくる中国人団体客も、ひたすら腕をつかんで店に連れてこうする娼婦も、嫌がるどころか虫を食ってくれるから歓迎するようになったヤモリも、とにかく日本人からボルことしか考えてない悪徳タイ人も、屋台に柱のごとくたかる蝿も、一日中凧上げしてたどうやってくらしてるのか分からない黒人も、微妙な甘さではっきりしないヤシノキジュースも、何時間見てても飽きない島での星空も、股間が痛い象さんも500バーツもぼられたオカマも、ガンきまりしてひたすら叫んでた刺青の兄ちゃんも、飯食わせてくれた人の良い親父も道端で寝てる人も、こじきやってた障害者も、なんかもてて誘ってくれた料理屋の女の子も、パラセーリングで怪我したのに料金まけてくれなかった兄ちゃんも、キック一発で成り上がりを目指すムエタイファイターの子供達も、コカコーラ一気飲みしてた坊さんも、某ジャニーズジュニアに似てるなどと、日本では言われた事ない誉め言葉をくれたサーフショップの姉ちゃんも、ひたすら生きる気力のない犬達も、バナナボートで落っこちた時に友達の膝が後頭部に直撃して軽く意識を失ったのに、ひたすらゴーゴー!とか言ってノリノリで助けてくれなかった兄ちゃんも、金足りなくて負けてくれたネットカフェの姉ちゃんも、カルチャーショックだった手桶式の便所も、食うとかならずケツが痛くなるタイ料理も、なにもかもが面白くなごり惜しい思いがします。(あぁとても書ききれない)

俺達も、そろそろ24歳になりますし、友達と一緒に10日も外国に行くことなどそうそうないでしょうが
是非また訪れてみたいと思わせる国でした。

本当にこの国に来て良かった。 コップンカッープ!タイランド!

では、みなさん日本でまた会いましょう!感謝!

□ 十二回目。

□ 昨日は象に乗ってきたんですが、象でけー。象くせー。象イテー。

デケーとクセーってのはなんとなく分かると思うんですが、イテーってのはですね。


象の毛って、タワシの毛なみに強いんですよ。

そんなのが針ねずみのように生えてる頭の上に乗るんですから
毛が容赦なくズボンとパンツを突き抜けて「自分の象さん」がえらい事になるんです。

なんつーか、数十本の待ち針の上に股間を押し当てられる感覚といったら分かってもらえるでしょうか?

象の頭は不安定だから、しっかりと押し当てないと落ちてしまうし、かといって押し当てると痛いわでして
象から降りた後しばらく内股で歩く始末でした。


つーか、聞きたいんですけど象の頭の毛って清潔なんですかね?。


もし、これで俺の象さんが腫れ上がってしまったら、タイ病院で原因を説明するときに
「象に病気もらいました」ってスゲー嘘臭いんですけども。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

□ 十一回目。

□ 基本的にタイ人は、おおらかで優しいのが特徴でして
結構気さくに話し掛けてくる訳です。(その内、9割はぼったくりですが)

ワットポーでは、演歌「北酒場」を歌ってくれとせがまれ
カオサンの屋台ではドラエモンの物まねで大爆笑などなど。

んで、今日。

酒場で皆で飲んでいたら、お前ら全員日本人か? と突然タイ人の親父が声をかけてきまして
最初、ぼったくりかと警戒したんですが、どうやら違うようでして。

マイフレンド!マイフレンド!で意気投合した俺達は、その親父に飯をたっぷりと奢ってもらったんです。

んで、話を聞くと

どうやら彼には、日本人にベストフレンドとも言う友達がいて
そのせいで日本人に優しいらしいという事が分かったんですが

一つ気になる事が……。

彼の言うベストフレンドの日本人の名前は





あしべ田中さん。




この親父騙されてるに3000バーツ。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

□ 十回目。

□ 4/2 夜の11時頃
パタヤから、バスでバンコクのカオサン通りに帰って来たんですが、やっぱり開発の進んだ都会は良いですね。
もちろん田舎も好きなんですが、ある程度は文明の香りがないと不便で不便で仕方ありません。

と、いうのも、この前まで滞在していたラン島での暮らしが凄かったんですよ。

なにせ泊まった場所から、島民の普段使ってる家(バンガロー)を貸してもらわなきゃならんくらいでして
引き出しを開けると普通に住民の使っている生理用品とか入ってて、さっそくブルー。

しかも、ビーチの周りの店が終わる5時を過ぎると
誰も飯を売ってくれなくなるので(つーか誰もいなくなる)なんの用意もしていなかった俺達は朝まで兵糧攻めに。
食いたい時に食えない事がこれほど辛いとは。

さらに、さらに、その島夜の7時から電気が来なくなりまして。

昼間は確かに電気が付いていたんですよ。しかし夜になったとたん、部屋の電気が消えて真っ暗に。
トイレも手桶式なのに、便座すら確認できない完全な闇夜。

よく開発の進んでいない地域では
昼間電気がストップしていて夕方3時あたりから流れだすなんて話はよく聞きますが、夜電気が消えるのは初耳です。

つーか、電気の意味ないじゃんそれ。

まぁ それを補ってあまりあるほど、夜の浜辺に寝転がって見た満天の星空が
一生の思い出になるほど、素晴らしかったので問題なんですけどね。

ただ、さすがに、日本から持ち込んだ蚊取り線香とライターの火だけを頼りに、トイレに行くのは心細かったです。

真っ暗闇の中ションベンしてる時、でっけぇカマキリが手に止まった時は、さすがにブレたわ。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


□ 九回目。

□ パタヤビーチを船で離れ近くの島まで足を伸ばしてきたんですが
いやーさすがに島まで来ると、日本人がいないとかいう以前に、観光客がいねぇ。

俺達が行ったビーチは、島にあるビーチでも一番人が少ないところで
1キロ近いエメラルドグリーンの浜辺に、20人くらいの観光客しかいないので
ほとんどプライベートビーチ気分を味わえます。

突き抜けるような青空と美しい珊瑚の海に囲まれた、この島の生活は日本では考えられないほど
のんびりとしていて、まるで楽園そのものといった雰囲気で、最高の気分です。

ただ、唯一 手桶のトイレだけが俺をブルーに。

(手桶式トイレ  用を足した後、手に水をつけて直接ケツを洗うタイの田舎では一般
的なスタイルのトイレ



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

□ 八回目。

□ パタヤで鉄砲撃ってきたんです。
44口径と38口径のリボルバーを15発ですが、すげーや。本物はまじですげー。

重さといい音といい衝撃といい、なにもかもが想像とは段違い。
特に44口径は、本気で力入れて構えないと倒れそうになるほどの衝撃です。
銃を撃つのは初めてで、終始驚かされっぱなしでした。


でも、このガンシューティングでなにが一番驚いたって


受け付けで
「危険ですからインストラクターの話をよく聞いて慎重に撃ってください」 て説明されたのに

タイ語でレクチャーしてくるインストラクター。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

□ 七回目。

□ さて、前にも話しましたが、タイは観光地から離れると英語が通じなくなります。
本当に基本的な英語すら通じなくなるので、すべて身振り手振りで伝えねばなりません。

もちろん複雑な事を伝えようとするとジェスチャーゲームの様になってしまいますが
簡単な事なら、まずボディーランゲージでOK。

実際、食事も値段交渉もタクシーもそれでなんとか乗り切りました。

ただ、中には身振り手振りで説明しずらいものがありまして、例えばその代表格が


トイレ


実は昨日、友達がパタヤのコンビニに入って、トイレを貸してもらおうと思ったところ
なんとトイレが通じない。(観光地のはずですが) トイレ!トイレ!とアピールするも
店員は首をかしげるばかり。 トイレらしき場所を指差そうにも、まったく店内には見当たらない。

さすがに、混み合っている店内でちんちん押さえてジェスチャーするわけにもいかない友達は
尿漏れ寸前のプレッシャーの中で、バッグの奥底からタイ語辞典を取り出して
コンビニでおもらしが先か トイレの単語を探し当てるのが先か、という非常に危険な綱渡りをするはめに。

んで、結局友達はなんとかタイ語辞典からトイレの意味を見つけ
ギリギリ間に合いましたが、(トイレは店の外に裏庭にあった)

ハォンサムサム!!!(トイレの意)

と店員に絶叫して伝える友達の姿はちと面白すぎました。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


□ 六回目。

□ バンコクのカオサン通りを離れた後、バスを二時間半ほど乗り継いで
パタヤビーチ(バンコクからバスで2時間半)にやってきた。

さて、タイで海のリゾートって言ったら、まずプーケットな訳でして
はっきり言ってパタヤは人気がありません。

本当ならば、俺達もプーケットでエメラルドグリーンの海をこれでもかと言うほど満喫したかったわけですが
俺達にはいかんせん金がありません。

パタヤならバンコクから70〜90バーツ(日本円で200〜300程度)で移動できるのに対し
プーケットは、飛行機で5000バーツ(15000円程度)かかる訳でして
タイの屋台で命をつないでいる(一食30〜40円程度)貧乏旅行の我々に、そんな余裕があるわけがありません。

つーわけで、金は無いけど海は見たい。って事で間をとってパタヤに来たわけです
が、一つ気になることが。実は、昨日今日と二日ほどパタヤで過ごしましたが、まだ
日本人を一人も見てないんですよ。

パタヤにいる観光客は、欧米人、中国人、韓国人ばかり。日本人の姿はまったく見えません。

カオサンにいる時は、通りでよく日本語が聞こえてきたものですが、ここでは皆無。
日本人だと分かると、珍しがられる事もしばしばです。

いや、別に日本人に会いたいとかそういう訳ではないんですけど、ただ自分たち以外
の日本人は、皆金持っててプーケットまで行ってるかと思うと、微妙に鬱です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


□ 五回目。

さて、ほかに海外旅行をしたことはないので、よく分かりませんが
ちょっと聞いて言いですかね?

なんであんなに外人はガンたれますか?

つーか、思いっきり目線があってんのに、まったくそらそうとしないんですけど。

日本人が珍しいって目で見てるなら全然OKなんですけども
あきらかに馬鹿にした目つきをしてる野郎の場合は、俺も大和民族の端くれ。


ガンタレ合戦です。


だって、あきらかに目が笑ってますもの。
言葉わからなくても何も言ってなくてもそれくれーわかるつーの。
大和魂なめんな。

つーわけで、ここ最近の俺の戦績です。

VS 白人ガタイのよいめがね。

見られている事に気づき両者見詰め合いスタート!

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

スっ.. 俺耐えられなくなって目をそらす。


2ラウンド

タイ人 みかけちょっぴりマフィア風

1秒

2秒

3秒

スっ... 俺耐えられなくなって目をそらす。


3ラウンド

白人,目が飛んでる。全身刺青。ひたすら笑い続けてる。



スっ。・・・

始まる前から負けました。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


□ 四回目。

さて、タイの人は基本的に英語が話せません。(とりあえず俺が会った範囲は)

ただ、観光地の人はある程度までならしゃべれます。
なので、英語が致命的に苦手な俺でも、タイの人とお互いに簡単なコミュニケーションが取れてすげー楽しい訳です
が、いったん観光地を離れると、本当に簡単な英単語すら通じなくなります。

できるかぎり、現地人と同じ暮らしをして旅費を押さえたい旨の我々一行は
とりあえずメインストリートから離れ、奥地奥地へときてみましたが、とりあえず単語すら通じないので
ボディランゲージが命でして、身振り手振りで説明します。

ただ、タイ人しかいない定食屋で、ライスを頼もうとして

ライス!(ご飯をかき込むそぶり)ワン!(一本指を立て)と言ったところ

鉄の釜ごともってこられたのは参りました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「3回目」

□ はい、タイから更新三回目です。ネットカフェみつける度に、ちょっとづつ更新してます

さて、実は俺にとって、はじめての海外旅行が今回のタイだったんですが、
なんでしょうか。このタイの独特の雰囲気は。すげー癖になりそうな国ですよ。
物価やすいし、基本的には現地民はやさしいしおおらかですし。

ただ、独特のタイ文化つーか、この混沌という言葉がぴったりあてはまるこの様子は慣れるまで戸惑いました。

慣れれば楽しんだけど、最初ショックみたいな。

なんというか、初めても童貞を奪われたのが、やり手の熟年娼婦だったような感覚です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「2回目」

いえす!コーク!いえす!

はい、まったく意味がわかりませんが、タイ人と上の言葉でおおはしゃぎ。侍魂の健です。

さて、お伝えしたとおり、現在タイのネットカフェから更新しておりますが、タイ楽しいです。
現在バンコクのカオサンロードに泊まっていますが、この道の人間を見てるだけで
一日が追われるほど混沌とした通りでして。

現在夜の2時だったりすんですが、カフェの外を見れば、なぜか笑い続けてる白人と
やる気のない犬と、やたいの出店と、ナンパするタイ人、お母さんくらいの娼婦
タイ風暴走族がごっちゃまぜになって、超無国籍な混沌とした独特の雰囲気を作り出していて楽しいです。

楽しいけど、においは臭いです


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


「1回目」

つーわけで、お知らせした通り現在タイに来ているんですが
三日目にして日本語の使えるネット喫茶を発見いたしたんで
せっかくですし、友達に協力してもらって、ちとこちらの現状を伝えて行こうかと思います。

現在男四人で、タイの超安宿街を泊まり歩いてるわけですが
タイ最高!超エキサイティング!超エネルギッシュな国です。

どのくらいかってーと、あまりのエネルギッシュっぷりに
あらゆる日本的感覚が麻痺してきます。
すでに三日目ですが、たった三日で、もはや俺は街で犬のウンコ踏んだくらいではたじろぎもしなくなりました。

その他にも、屋台で召し食えばハエが大量に出迎えてくれ
シャワーに行けば団体のヤモリに覗かれ、布団に入れば南京虫が添い寝してくれます。

このようにいうと、イヤァァとか言う声が聞こえてきそうですが、大丈夫。タイにくれば分かります。
周りのものすべてが、エキサイティングすぎてそんな事など気にもとめてられなくなりますから。

つーわけで、タイ最高!面白すぎる国です。



戻る