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    Japanese Pops A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z others
    Chinese Pops  Japanese Pops
    Alice  AREA / ARTI + MESTIERI  Franco Battiato  Lucio Battisti 
    Eugenio Bennato / NCCP / MUSICANOVA  Roberto Cacciapaglia 
    Fabrizio De Andre  FORMULA 3 / IL VOLO  P. F. M.  Mike Oldfield 
    GARMARNA / HEDNINGARNA  SAMLA MAMMAS MANNA 

     あまり日本の音楽を聴かないので、そんな中でごくわずか好んで聴くアルバムを紹介するのが後回しになっていました。たぶん音楽の聴き方や楽しみ方にはいくつかのタイプがあって、ワタシは音楽を聴くときに人声が入っているのは好きだが、詞の内容に気をとられると楽しめないタイプで、だから日本語の歌の入った音楽はあまり好まなかったのです。しかし曲がユニークで、かつ声がさらにまた美しく、しかも歌詞が意味よりは音が楽しめると、日本語の歌だって好きになるので(・・・なんだかよくわからん)、たまたまそういう日本のバンドに出会ったりすると、のめりこむことになるのです。たとえばチャクラはその極めつけで、小川美潮も好きだったのです。でも、洋楽につぎ込むためにアルバムはなかなか買えず、EP盤が多かったので、最近の再発はとてもうれしいです。そんなわけで、こうして日本のポップスというページを作ってみたのですが、当然、とんでもなく偏っています。
    CHAKRA
    チャクラ 80(02)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS-28
    *このファーストアルバム、まずこの「福の種」の面白さ、小川の歌がずば抜けて個性的でヘンなのにうまいという驚きで圧倒される。歌詞はきわどく、メロディは南国風、演奏は本格派でテクノなアレンジも洒落ていて、こんなバンドなかったよなあといまさらながらに聞き入ってしまう。
    さてこそ 81(02)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS-29
    *細野晴臣プロデュース。ハイトーンのヴォーカルが堪能できる。素っ頓狂な歌は本領発揮だが、「これから死んでいくすべての生命体にささげる詩」のようにしんみりとした歌の魅力も発見させられる。歌詞がきわどい "FREE" などすばらしい。再発盤ボーナストラックの「おはよーみなさん」もすごい。このわけのわからなさときたら。
    南洋でヨイショ 83(02)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS-30
    *タイトル曲の南洋趣味が時折沖縄メロディで姿を見せるものの、全体にはスマートなプロデュースを感じさせる。軽快でほろ苦い青春を思い出させるような(というような青春はワタシは送れませんでしたけど)「まだ」なんてヒットしそうなポップな曲でとても気に入っていますがアルバムの中では異質な曲かもしれない。そしてボーナストラックの「主婦と生活」「金太郎」。音は悪いですし、アルバムの雰囲気とは必ずしもかみ合わないのですが、この破天荒な二曲がじつにとんでもない。演奏の力強さと美潮ヴォーカルの痛快愉快さに唖然。


    WHA-HA-HA
    死ぬ時は別 81(05)/CD/JPN/JPN COLUMBIA COCB-53309
    *あああこれは面白いねえ。小川美潮のソロの残りが再発されると聞いて、チャクラとワハハ聞きなおし。千野秀一、神谷重徳、坂田明、小川美潮という構成、ゲストに村上秀一など。いたって本格的な演奏でカンタベリーばりにキメるのに、坂田と小川がきっと何かをしでかすとハラハラしながら聞くのでスリル数倍。3曲目の後半なんかすごくカッコイイ。神谷のすごさは、20年以上前のこのアルバムを聞いても、シンセの音が浮いていないことだ。坂田と小川はすばらしくとんでもないが、でもナンセンスの歌詞は言葉遊びとしての洗練がもっとあったら。
    LIVE DUB 81(03)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS42
    *伝説のライブを何でもありで編集して作られたもので、もとは12インチシングル盤。手法としては当時はユニークと言うかタブーを破ったところがあったのかもしれないが(ザッパなんかとは違うのかな)、今聞いて面白いかというとそうでもない。壊れ方がすばらしいバンドのライブをつくろってしまったような・・・というのは言い過ぎかもしれないのだが。でもまあ、どんなに忠実に録音したところで、伝説を再現することはできないのだけれども。
    下駄はいてこなくちゃ 81(05)/CD/JPN/JPN COLUMBIA COCB-53310
    *ここまで来るともう凄いんだけど、バンドとしての方向性とかどうとかいうことはまるで超越してしまった感じだ。演説での坂田と小川の掛け合いは面白すぎ。アルバムとしての聞きやすさでは前作だが、これはもう聞きやすさとかいっている場合ではないのだろうな。


    小川美潮
    小川美潮+2 84(02)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS-31
    *ソロアルバムの再発で2曲追加。チャクラやWha-ha-haとくらべて歌詞や歌い方が自然なのは、ソロワークの醍醐味で、素直に歌っていてなおさらその実力というか才能に打たれる。バックミュージシャンもさすがの充実、とんがった音作りなのに20年後に聞いてもぜんぜんおかしくない。
    4to3 91/CD/JPN/JPN SONY ESCB1120
    *ソロアルバムでは一番売れたらしいが、たしかにどれもよい歌ばかり。再発されたのでぜひ皆さん聞きましょう。ワタシは「夜店の男」はあまりにも名曲だと思っております。タイトル曲はもとより、「デンキ」「On The Road」「自転車に乗って」「窓」・・・ああどれもイイですねえ。
    4to3 pictures 91/VHS/JPN/JPN SONY ESVU336
    *市川準監督でストーリー仕立ての作品。途中に板倉文、遊佐美森との対話もはさまれている。古い文化住宅や映画館、都電沿線の風景などよい雰囲気に構成されていて、肩の力は抜いてふんわりと楽しむ作品。
    走れ自転車 91/CDS/JPN/JPN SONY ESDB3246
    ウレシイノモト 92/CD/JPN/JPN SONY ESCB1278
    *曲もバックの演奏やアレンジも洗練された感じで、小川美潮のヴォーカルも、個性を放ちつつも本格的というのもおかしいが広く受けいられそうな雰囲気を身につけた。「きもちのたまご」「LINK」などはそういったバランスというかいろいろな要素がうまく溶け合った名曲だと思う。
    檸檬の月 93/CD/JPN/JPN SONY ESCB1410, (05)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS-100
    *チャクラや小川美潮を聞いているうちに、歌詞が気になりだす。Wha-ha-ha のように完全ナンセンスだとまあどうでもいいやというところなのだけれど、小川美潮のソロになると工藤順子の詞も気になり始めた。このアルバムも「はじめて」が暖かい感じの歌なので安心して聞き始めると、続く「檸檬の月」や「ふたつのドア」の詞がなかなかきわどく、改めて歌詞を読むとどの曲もさらに気になってくる。あれこれ想像してしまいますねえ。聴いているときは詞の内容にはあまり意識は向かないほうだったのですが。「シャンバライン」は異国に落ちたカンタベリーの種が新しい環境に適応した実を結んだような、敢えてプログレと言いたくなる展開へ、後半はクロスオーバー風のアレンジにひねりがきいてきてさすがに多芸多才、しかしますます小川美潮や板倉文らの個性の魔法にかかってしまう成り行き。
    P. S. 再発盤はシングル盤の「言えない I LOVE YOU」がボーナス。わりとこの盤の雰囲気に合っているかも。
    言えない I LOVE YOU 94/CDS/JPN/JPN EPIC ESDB3506
    *このシングル盤のタイトル曲が「檸檬の月」再発盤に、収録の FOUR TO THREEのリミックスが「4 to 3」再発盤のボーナスに入った。あとタイトル曲のカラオケが入っている。というわけで、再発盤のボーナスはちょっと物足りなかったかなあ、ということになる。チャクラやキリングタイムのように未発表ライブとか入らなかったのは契約関係か何かだろうか。ところでこのシングルはホームメイド協会CMソング。しんみりした歌。Four to Three リミックスはそれほど違和感なし。


    KILLING TIME
    BOB 86(05)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS93
    *当初は3曲入りミニアルバムとしての発売だったらしく、このCDは8曲入りだから、ボーナスのほうが多いし、それもどの曲もすばらしく、アルバムとして聞いてぜんぜん違和感がない。グループとしてはデビュー作になるらしいのだが、そこはそれ全員が手練の曲者ぞろい、すばらくプログレッシブな作品になっている。アンサンブルのスリル、パーカッシブな音とバイオリンの響きあい、シンセサイザもアコースチック楽器も区別なくなじむ音の深さ、難しげなのにうれしく楽しい音楽。
    SKIP 87(05)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS94
    *なかなか感想がかけなかったのは、壮絶なインストゥルメンタルがどこもかしこも凄腕で、展開はもっともフリーフォームで、多様な音楽性もこれでもかと投入されていて、それでいて聞きやすいという、奇跡のような作品だと思うから。ボーナスのライブの熱がまたすごい。
    IRENE 88(05)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS95
    *これはすごい作品ですねえ。88年でしたか! 一曲目のインドネシア風の幻想にあふれた美しさから三曲目まで心地ちよい響きを楽しんだかと思うと、表題作の組曲が始まる。SANDII、小川美潮らの個性的なヴォーカルが交互に現れる。土臭さと洗練、幻想と湿った手触り、空虚と稠密の、混ざり合わないままの実体感がたまりません。早すぎた音楽だったといわれれば確かにそうだが、たぶんこういう先がけの音楽というのはいつでもあるのだろう、というか要するにある時点から古くならなければそう呼ばれるのだろう、だとすると今のソレは何なのだろうか、いやそれだからこそ今の時点ではわからないのか、なんてあれこれ思いながらも、このセンスもテクニックもきわめたところに成り立つこの音楽の力に圧倒され続ける。ボーナスは太陽と戦慄クリムゾンからドロドロ前衛へとはまり込んでこれがまた・・・!!!
    BILL 90(05)/CD/JPN/JPN AMJ ABCS96
    *ボーナス二曲入りの再発。斉藤ネコのバイオリンをフィーチャー、ブラッフォードばりのばりばりインストプログレな展開がかっこいい。作品は清水一登4曲、板倉文2曲。いずれもすごい才能を余すところなく表現した楽曲ばかりだ。このバンドを当時知らなかったなんて、本当に悔やまれる、すばらしい作品だ。ボーナスには小川美潮のヴォーカル入りも。


    ウズマキマズウ
    MAKING MUSIC 96(06)/CDR/JPN/JPN
    *96年8月15日、高円寺JIROKICHIで小川美潮・大川俊司・板倉文・藤井信雄初顔合わせのライブ2部。10周年記念カンパCDということで小川美潮さまのサイン入りでお願いしました。もうたからものです。実はライブにいけていないので、今のウズマキマズウがどんなバンドなのかまったくわからないのですが、このアルバムは即興らしい予測のつかない展開が、新しいバンドの船出を期待させるものになっているのでは。バラード調、ジャズ調などでヴォーカルも演奏も即興を仕掛けるワザはなんともすごいですが、「フォークで1曲」爆笑です。
    LIVE 06/2CDR/JPN/JPN
    *2006年12月2日JIROKICHIでのライブ二枚組。ライン録りで音もよいが、美潮さんのMCもたっぷり入ってライブハウスの雰囲気を楽しみながら、最新最強の演奏が堪能できる。ライブにいけてない自分にとってありがたい。ニューアルバムも楽しみに待つ。


    坂田明
    TACOLOGY 87/CD/JPN/JPN VICTOR VDR5205
    *坂田明作曲、千野秀一アレンジとキーボード、仙波清彦パーカッション、小川美潮(西尾美汐)が二曲作詞とヴォーカル、ほか。私はあまりジャズを知らなくて、小川美潮つながりで坂田明のアルバムを聞くわけなのだけれど、まず本作の小川美潮の歌やせりふはユーモラスで最高に楽しめます。演奏についてはあれこれ言うとぼろが出ますので、こちらもまたすばらしい、というのみです。聞き始めはぶっこわれたフリージャズみたいなやつだと困るなあと構えたものですが、こうして聞いてくると、思っていた以上にムーディであったりノリがよくて楽しげだったりで、けっこうよく聞いています。
    ナノ・スペース・オデッセイ 92/CD/JPN/JPN NEC NACL1071
    *NHKの科学ドキュメンタリーのサントラ。ミジンコ好きと微小世界を結びつける発想もさすがNHKというべきか、坂田明のサックスとシンセに金子飛鳥、仙波清彦ほかの豪華メンバー。小川美潮は一曲、遠いコーラスを漂わせていて、よい曲だが小川美潮目当てで聞くとちょっと物足りないだろうが、はにわ系列で聞くと興味深く、ウラはにわというか土偶とでも言いたくなるようなアルバム。シンセ音のドローンにエコーを効かせたサックスも心地よい曲から、木津茂理の見事な声が聞き物の曲まで、こうしてCD化されているおかげで聞くことのできるのがうれしい作品に仕上がっている。


    幻覚ミジンコ楽団
    幻覚ミジンコ楽団 90/VHS/JPN/JPN LUI(V)001
    *90年1月21日、六本木ピットインでのライブで、はにわオールスターズのインコンサートの一年余り前、アイデアは明らかに共通で、いわばそのミニチュア版とも言える。メンバーも仙波清彦と琴の内藤洋子、三味線の藤尾佳子の邦楽陣、渡辺等に坂田明、ヴォーカルは小川美潮などと、インコンサートにつながる面子。こじんまりしていても破天荒な展開は、すでに十分面白い。白いスーツ姿の美潮サマの明るいMCも楽しいです。


    仙波清彦とはにわオールスターズ
    はにわ 83/CD/JPN/JPN SONY SRCL2133
    *はにわオールスターズとしてのデビュー作。一曲目がまずむちゃくちゃ面白いから、引き込まれているうちに、もうなんでもありのはにわ世界にどっぷりだ。小川美潮、橋本一子などヴォーカルも達者揃いなら、バックメンバーも幅広く、さらに仙波清彦が打楽器の人だから、リズムがまず確実なので、どんな無茶をしていても安定感があるのだ。「めだか」もよりリズミカルに、パーカッシブに復活だ。
    はにわちゃん
    かなしばり 84(91)/CD/JPN/JPN SONY SRCL2134
    *91年CD化で4曲追加。こちらははにわ「ちゃん」名義だが、これは・・・もちろん仙波清彦のパーカッシブでオリエンタルなリズムやメロディが全編を貫き痛快で、こういう和洋折衷なら大歓迎という以上に、なんとまあこの柴崎ゆかりの声。前作の橋本や小川の声も独特でしたが、さらにプレーンというかイノセントというか、それだけにいっそう毒が効きますね。この声で歌われる「かなしばり」、とりあえずこの一曲はやはりこのアルバムのすべてが詰め込まれた超傑作。歌詞そのものの過激さに加えて、柴崎の「・・・知らないのね」「・・・できるのよ」と歌うときの歌い回しというか声音の変化にはマジで背筋が寒くなります。エロですがホラーですね。ブラックなのが「たたみホッペタ」「隅田川大惨事」など、電車の中で聞いていると噴出しそうになって何度聴いてもやばい(私の勤め先が隅田川沿いなのでその情景をつい想像してしまってなおさらおかしいのですが)。柴崎とれいちの掛け合い「みなと」やインコンサートでもなじんだ「体育祭」、素朴にユーモラスな「彼は外人」など小川美潮の作詞も光ってほほえましい。まあとにかく最初は一曲目に度肝を抜かれて後を聴くのを忘れそうになりますが、どれも面白い曲ばかりです。バンドとしてのまとまりやプロデュースも小ぶりな分むしろ充実。完成度高いです。80年代の必聴傑作のひとつには絶対に間違いない。
    仙波清彦
    BUSON SEMBA 88/CD/JPN/JPN VILLAGE VRFL-0007
    *与謝蕪村にテーマを採った仙波清彦名義のソロワークだが、おなじみのメンバーが作詞作曲に演奏に活躍で、全12曲どれも楽しませてくれる。久米大作作曲・小川美潮作詞の「狸」と「温泉」の二曲が目当てだったのだが、板倉文作曲のエスニックな一曲目から引き込まれ、清水一登の「ふぐ」の展開や、矢野誠の「河童」で聴かれる斉藤ネコのバイオリンの奥行きなど、いちいちすばらしい。聴き込んでもよし、それでいてBGMにもよし。
    仙波清彦とはにわオールスターズ
    イン・コンサート 91/CD/JPN/JPN SONY SRCL2132
    *83年のはにわオールスターズとしてのデビュー作よりもかなりあとに企画されたものだが、50人を超えるメンバーも豪華そのもの、ありえなさそうな取り合わせも(戸川純、奥田民生、デーモン小暮もいる・・・)。和洋亜取り混ぜてのパーカッションの変幻と力がすばらしい。といいつつ実は小川美潮目当てなのだが、その作詞作曲による「水」は収録曲中で9分あまりと最長であり、ミニマルなフレーズ繰り返しながらの歌詞の展開といい、入れ替わり立ち代りの間奏のアドリブの多様さといい、圧巻。ヴィデオも出ていたらしいので、見てみたいものだ(先日ヤフオクで競り負けました(涙))。DVDで再発希望。
    イン・コンサート 91/LD/JPN/JPN SONY SRLM279, (05)/DVD/JPN/JPN SME MHBL1039
    *やっと見られました。しかもレーザーディスクで入手できたので、中古でも画質ばっちりです。これは見ていてとても幸せになります。誰がどのように演奏しているか確かめられるのと、とんでもない演出の数々も加わって、楽しさ百倍。坂田明、渡辺香津美の超絶テクニックからデーモン小暮の着ぐるみまで、あれやこれやで見所いっぱい。これはやはり絵がないともったいない。DVD出してください。正直ナースルック抜きにしてもこのときの小川美潮さんはとてもお美しく、木元通子さんはとてもかわいいです。斉藤ネコさんはとてもヘンです。
    P. S.*ついに出ましたDVD。特にボーナスなどはないのですが、これでどなたも、美しい映像で楽しめます。ぜひご覧ください。
    HANIWA
    HAPPY PEOPLE 92/CD/JPN/JPN SONY SRCL2527
    *今度もヴォーカルの個性が活かされているが、「かなしばり」級の毒を期待して「これでいいのか」を聞きはじめることになるので、どうしてももうひとひねりほしいなあ、と感じてしまう。むしろ「新大魔神」から聴き始めてちょっと煙にまかれてからという順序のほうが、私にはよかったかもしれない。曲の展開や演奏もより洗練され、強引な和洋ごった煮闇鍋風のアクもだいぶ薄れている。もちろん、「愛のさざなみ」なんて佳曲もあるし、このおしゃれな曲でなぜ「盆踊りの手帳」とか突っ込みどころもあるのだが。「玉伝子」の危なさも。
    仙波清彦
    JASMINE TALK 96/CD/JPN/JPN SONY SRCL-3590
    *最初の二曲あたりで、久米大作のシンフォニックなアレンジにヒンディーの女性ヴォーカル、仙波のアジアンパーカッションの取り合わせがなんとも美しく奥行きがあり、完全に聞き入ってしまう。ヴォーカルはほかに上野洋子。また「家」など小川美潮作詞の歌がヒンディー語訳と新しいアレンジで別の魅力を発揮していたりもする。ここまでは完璧にはまるのだが、しかしラスト、なじみのメロディの中国楽器メドレーがちょっと物足りなく感じてしまうのは、最近のブームで音に慣れてしまったからだろうか。
    SEMBA リズムのこづち 99/CD/JPN/JPN AMJ ABCS109
    *アブソードのチャクラ、キリングタイム、小川美潮等一連の再発シリーズ、今回ははにわ・仙波清彦周辺の入手困難盤が8枚。ボーナスなどはないのだが、ワタシはこのアルバムだけは持っていなかったので、たいへんうれしい。はにわプロジェクトはじめ、いろいろなミュージシャンをコーディネイトする天才が、あえて挑んだ一人パーカッション作品である。オリエンタルな響き、静寂と間は、一人ならではの奥行きかもしれない。


    本多俊之 ラジオクラブ
    ラジオクラブ 87/CD/JPN/JPN EMI CA32-1494
    *小川美潮が西尾美汐(nishio-mishio というのはできすぎた名前・・・)の名前で正式メンバーとして参加、作詞も担当。「マルサの女」テーマ曲を含む。軽快なクロスオーバー・サウンドに透明感のある小川美潮の歌の取り合わせが個性的。
    SOMETHING COMING ON 88/CD/JPN/JPN EMI CT32-5320
    *西尾美汐名義で小川美潮参加。ブンガワン・ソロが持ち歌のように、このアルバムではインドネシア語(たぶん)の作詞とヴォーカルで3曲、日本語の作詞とヴォーカルで1曲参加している。インドネシア語というと、まず思い出すのはクロンチョン、それにディスカスしか知らないけどインドネシアのロックなので、このかっちりとしたリズムが心地よいクロスオーバーにインドネシア語の美汐ヴォーカルとの組み合わせというのも、なんとなく不思議な気分。でも前作に比べて変則的な構成がかえって小川美潮の個性はよく発揮されているように思える。スローな "Hello, hello" がなかなかよい感じ。
    GADIS/マルサの女2 88/CD/JPN/JPN EMI CT32-5091
    *前半はインドネシア調美潮ヴォーカル曲で、後半がおそらくサントラであろう。軽快なクロスオーバーサウンドに暖かい美潮ヴォーカルが南国ムード(ってまだ言うかな?死語かな?)。わりと曲がいいと思って聞いています。アルバムとしてのまとまりはどうしても中途半端でしょうが、美潮ヴォーカルメインの曲がこうして楽しめるのはうれしい。
    東方見聞録 89/CD/JPN/JPN EMI TOCT5597


    TABLATULA
    COLLECTION 95/CD/JPN/JPN KITTY KTCR1341
    *日本のグリフォン?中世古楽ユニットのタブラトゥーラのベスト盤。最後の曲に小川美潮が作詞とヴォーカルで参加。この「へべれけ」という曲はなかなかの傑作で、シンプルなリズムの古楽に途中邦楽ノリまでちらりと聞かせながら、美潮ヴォーカルの楽しい言葉遊びにおもわずにやにや。


    渡辺香津美
    おやつA遠足 95/CD/JPN/JPN POLYDOR POCJ1312
    *はにわオールスターズつながりで小川美潮がモスラを歌っているので買ったのだが、さすがは渡辺香津美、アコースティックなアジアの音楽という栄養も楽しみもたっぷりのおやつを持っての遠足になっている。テクニカルな生ギターをバックにしたモスラやこきりこ節は心地よい。リーフレットのセンスもよいし、予想以上に楽しめた一枚。


    GONZALEZ MIKAMI
    GATE OF NOTION 93/CD/JPN/JPN SONY ESCB1445
    *ゴンチチがそれぞれ個人名義で出したアルバムのうちの一枚。ゴンチチはよく耳にするものの、アルバムとして聴いたことがないので、この作品がどういう位置づけになるのかはわからない。しかしそういう理屈を抜きに聞いて、ギターはもちろん、女性ヴォーカルといい、オルガンなどのキーボードといい、それにブラスの音がまず洗練されていてとてもよかった。ジャズ風、クラシック風などアレンジもそれぞれに気が利いていて、お気に入りのアルバムになりました。"Middle-Aged Angel" が小川美潮ヴォーカルの曲。シンプルで軽快なノリの曲に、思わせぶりな歌詞が美潮調で歌われます。


    喜納友子
    楽しき朝 91/CD/JPN/JPN EMI TOCP6834
    *板倉文、清水靖晃プロデュースで、作曲にもこの二人や喜納昌吉、沖縄民謡には巻上公一が歌詞をつけていたり。バックにも小川美潮やら清水一登やら青山純やらとなかなか豪華な顔合わせ。沖縄音楽としてどうなのか、私は詳しくないからそれらしい雰囲気を感じる以上には判断できないが、歌の巧さ、曲の多彩さに、アルバムとしてはたいへん楽しみました。


    LOVE, PEACE & TRANCE
    HASU KRIYA 94/CD/JPN/JPN SONY ESCB1544
    *タイトル曲をライブで小川美潮とれいちが歌っているのを聴いて、コーラスの美しさに感動して買ってみた。小川美潮、遊佐未森、甲田益也子の3人の女声ヴォーカルを細野晴臣がプロデュース。このグループというかユニット名(なのか?)は今は(当時でも?)もうとても恥ずかしいが、後に出たフルアルバムは未聴ながら、南国風トランス3曲入りのミニアルバムというのは私にはすでに限界の長さかもしれない。蓮と浄化でハスクリヤって・・・。とはいえタイトル曲だけを聴く分には本当に気持ち良いのです。


    SECRET BOOK
    夢が眠る場所 99/CD/JPN/JPN SME VRCT2011
    *これはなかなかの傑作。作曲とキーボードの宮城純子とヴォーカルの小川美潮のユニットということだが、バイオリンまたはサックス、ドラムス、ベースが入るので、基本的にはギターレスのバンドの体裁になる。タイトル曲はクラシカルな展開だが、アルバム全体としてはジャズが基調をなす。本多俊之がサックスで参加している二曲のみが、拍手が入らないのでスタジオ録音のようだが、他のスターパインズカフェでのライブと音質的にも違和感なく聴けてまとまりもよい。インスト部分も多く、ピアノ、バイオリン、サックスのソロがそれぞれに聞き心地よく、ライブの臨場感も楽しい。最後の曲、和歌や枕草子をアップテンポのジャズアドリブに載せてあっけらかんとした美潮ヴォイスで朗読するという珍味、いとおかし。


    bom' boco 梵鉾
    ラップたらちね 99/CD/JPN/JPN SONY ESCB1986
    *キーボードの富樫春生、サックスの田中邦和、ベースの小山時江のユニットにゲストミュージシャンが参加のミニアルバム。このバンド自体は、富樫中心にメンバーが入れ替わりながら現在でも続いている息の長い活動暦があるようだ。この作品ではヴォーカルに小川美潮、戸川純など。タイトルもラップだしスクラッチも入るが、曲の印象は微妙なジャズというかクロスオーバーというか、ちょっと私にはつかみ所のない感じ。しかし富樫の多彩な活動を反映して、音作りに意欲的でプログレッシブな面が楽しめる。


    ぱぱらぎくらぶ
    JAPALAGINI 97/CD/JPN/JPN VAP VPCC80505
    *これまた小川美潮参加で聞いてみたアルバム。だいたい私と同年代の作曲家とギタリストとミキサーのユニットが本体で、これにいろいろミュージシャンが加わるというもののようだ。私はここに参加している人たちのことがよくわからないのだが、演奏も歌もうまいと思った。バンドの名前からなんとなくユルめのフォークロックみたいなのを予想していたのだが、反してわりとかっちりしたロックの演奏にナンセンスな歌詞、同年代のせいか?けっこう楽しめた。ただし小川美潮は最後の曲で遠いコーラスのみです。


    REHABILUAL
    NEW CHILD 90/CD/JPN/JPN OSHO LMCD1145
    *子どもが瞑想している思いっきり怪しいスリーブ写真、「和尚」を名乗るグル?の60年代だったらわかるけど的なコメントから想像がつくとおり、このレーベルはインド系?精神世界関係のインディーズみたいなもののようだが、中身はけっこう普通に聞けるアルバム。バラフォン奏者の SWAMI DHYAN AKAMO という人のアルバムらしいが、小川美潮がヴォーカルで、ほか多数のミュージシャンが参加している。後半はライブ録音のようだ。美潮さんの歌モノでいえば「山登りせんとう」はたぶん他ではあまり聞けない楽しい歌だし、「水」などは15分以上で、パーカッションやサックス、エレクトリックギターなどのソロパートが入るのは同様だが、超有名ミュージシャンをそろえたはにわインコンサートバージョンとはまたちがったのどかさが楽しめるなど、適切な価格で入手できるならそれなりに楽しいし小川美潮ファンにはうれしいアルバム。


    AREPOS
    ここだけの話 95/CD/JPN/JPN AREPOSONGS AREP-05
    *清水一登とれいちのユニットAREPOSのアルバム。清水の楽曲はすごいし、れいちは小川美潮のコンサートで聞いたそのパーカッションのプレイ、歌声の美しさに、すっかりファンになってしまったので、この一枚をようやく聞く機会に恵まれて幸せです。清水のピアノとれいちの歌が基本で、息の合ったクラシカルな雰囲気でゆっくりくつろぎながら、じっくりとれいちのハイトーンヴォイスに聞きほれてしまいました。


    工藤順子
    平日マチネー 00/CD/JPN/JPN VIRGO VME0004
    *作詞家として知られる工藤順子のアルバム。私は小川美潮の歌う「夜店の男」が大好きで、作詞家の工藤順子に興味を持ってこの作品を聞いてみた。詞も演奏もジャケットのイメージどおりの、懐かしさと幻想味がとけあったもの。歌声はかなり線が細く、あえてだと思うがきわめてナチュラルに録ってあるので、歌ってはいるのだが語りかけてくるような印象。


    三橋美香子
    グレース 90/CD/JPN/JPN JARAJARA JC003
    *三橋美香子と高橋裕のユニットに、仙波清彦、坂田明、渡辺等、あがた森魚などのゲストが参加。太い声、暗い節回し、難しい言葉でもなくナンセンスでもなく、しかしありそうでない言葉遣いの歌詞が、独特の世界を形作る。
    オニ
    嫁入り 97/CD/JPN/JPN LUCKY BIRD LB01
    *はにわオールスターズで聞いた三橋美香子の太くてつやのある声を追いかけてみたくなり、まずこのプロジェクトから。キーボードに近藤達郎、ギターに浦山秀彦、ドラムに植村昌弘。ゲストに仙波清彦、小川美潮。ひたすら暗くて重いのかと思ったがそうでもない、闇の中で燐光を放つような、あるいは鬼子母神のような、(ってどちらも生身の女性には失礼なたとえかもしれませんが)思わず引き寄せられてしまう力があるのは、作詞も作曲も型にはまっていなくて、テクニカルなバンドと絶妙の緊張感を持っているからかもしれない。
    三橋美香子と総本山
    POST-DILUVIAN 洪水の後 04/CD/JPN/JPN SALT SA01
    *ベースレスでバイオリンと和楽器が入るという、いかにも三橋美香子らしいといえばらしい、和風のようでいて和風でない、三橋ワールドミュージックは面白い。おどろおどろしい音や重いテーマがありながら、どこかですかっと突き抜けた爽快さというか楽観性も感じられるのが不思議。


    是巨人 KOREKYOJINN
    ARABESQUE 04/CD/JPN/JPN MAGAIBUTSU MGC23
    *鬼怒無月、ナスノミツル、吉田によるトリオ。バンド名はディス・ヒート+ジェントルジャイアントらしいがディスヒート聴いたことがないので的外れな言い方かもしれませんが、クリムゾンばりの音の厚みでGGばりの複合リズムをがしがしとたたき出していく壮絶な演奏に胸のすく思いです。


    various artists
    はっぴいえんどに捧ぐ 93/CD/JPN/JPN SME MHCL426
    *ワタシは洋楽かぶれなガキだったので、はっぴいえんどはあまり聞かなかった。でも、グループサウンズでもなければ洋楽コピーでもない、新しい「日本のロック」、「日本語のロック」を開拓しつつある、ということに、ちょっと気づいていたのは、"Guts" だったか何か、洋楽目当てに買っていた雑誌に、そんな紹介文とともに載っていた楽譜の歌詞が、意表をつかれたものだったのが印象的だったからである。しかし今このアルバムを聞きながら、それがどの詞だったか思い出せないのが残念である。もしかすると、ここに収録されていない曲だったかもしれない。ほれたはれたでもなければイデオロギーやプロテストでもない、松本隆の歌詞は、当時の洋楽かぶれのガキにも、なにかこの先にあるものの予兆を感じさせるものだったのかもしれない。そう思ってみれば、そもそもバンド名がそうだがカタカナコトバをひらがなで書くのや、「〜んです」というような言葉遣いを歌に乗せるのなんて、はっぴいえんどは元祖に近いのではないかと思えるのだがどうなのだろう。さて原曲をほとんど知らないうえに参加アーチストも半分も知らないので、このトリビュートアルバムは丸ごと斬新に聞ける。どれも面白いが渡辺満里奈はやはり浮いていないか。


    various artists
    SWEET LOVE masterpiece 1969-79 97/CD/JPN/JPN TRYCLE TCCN28038
    *インディーズ系バンドがアニメ主題歌を歌うという本来であればまったく聞く機会がなかったであろう企画盤なのだが、小川美潮+大川俊司の340たんす・めれが「ペーターとわたし」をやっているので聞いてみた。さすがに私の趣味の領域からはかなりずれた感じだが、「うそつき」で最近ブレイク?の緒川たまきの声まで聞けて、不思議な充実感。


    various artists
    YOUNGER THAN YESTERDAY AND TODAY - A SMILEY SMILE COMPILATION vol.2 04/CD/JPN/JPN DREAMMUSIC MUCT1008
    *ずばり小川美潮「弁天システム」狙い。コンピレーションもので、なんとなく聞き流せる歌が多い、というか小川美潮以外はほとんど若いバンドではないか、なんてことにこだわっていたらこのコンピのコンセプトを見過ごしてしまうのかもしれないが。ほかに気に入ったのはもう一曲ベテランの青山陽一with鈴木茂、若手ではヒトリトビオあたり。「弁天システム」は歌のうまさをたっぷり味わえる。


    original sound track
    つぐみ 90/CD/JPN/JPN SONY ESCB1099
    *音楽を板倉文が担当、主題歌は小川美潮の「おかしな午後」。


    AIOI, "USUI" TADASHI  aioi usui
    PICNIC 94/CD/JPN/JPN CHI 10
    *考えてみればリンクのページで紹介しておきながら、これまで AIOI USUI をリストに入れていなかった。CDは通算10作目のこの一枚だけだが、カセットはもうずいぶんたくさん出ている。「サイバーパンク義太夫」と表現されるとおり、エレクトリックでときどき調子っぱずれなギターサウンドと、じんわりと効いてくるボーカルが絡む。これにいろいろなバックや女声コーラスがまとわりついたり、コラージュが貼りついたり。曲も歌詞もとても不思議で美しい。いつもながらパッケージのガジェットも楽しい。メロディがこわれてくると、僕の知っている範囲では AREA の "CAOS II" みたいな感じになってきて、僕にはちょっときついのですが(^^;。その辺りもひっくるめて、AIOI USUI の顔かたちがいろいろな角度から浮かび上がる作品です。お問い合わせは こちら
    OUTTA U MA(VERY BRIEF) 97/3MT/JPN/JPN CHI 11
    *最新作『あっという間』は、カセット3本組という、意表を突くセットもの。「石」(C20)・「砂」(C46)・「土」(C60)と名付けられたそれぞれのテープは、「シングル」・「アルバム」・「ライブ」という位置づけになっている。「石」の4曲は、とりあえずポップスかもしれない。ビートもことばも、追いかけやすいから。でも「砂」になると、ことばが(いつものように)さまよいはじめて、追いつこうとすると身をかわしはじめる。・・・あ、曲がかっこいいです、C1とか。・・・と思うと、D面のこわれ方は激しい。これはやっぱりすごいねえ。この「砂」は、僕の範疇では「かなりプログレ」です。ライブの「土」は・・・突き抜けています。ここまで聴いて、カセット3つの意味が分かってきました。途中で「一回休み」や「スタートに戻る」や「サイコロふり直し」をしながら3コマ進んで上がりなんですね。突き抜けた音楽はどこへ行くのでしょうか。むしろそれはすでにあちら側にいて、こちら側に激しく突き抜けてくる場合もあるので、油断なりませんが。
    RED SKY 01/CDR/JPN/JPN CHI 13
    *相生雨水によるとこれはテクノなのだが・・・テンポが硬いから? M1やM7の、ちりちりと煎るように叫ぶギターにピクニックのヴォイスは、真昼の夜空のような不思議な絵を見せる。ベルギーのCOSなどのセンスを感じるのだが、ことによるとイデオロギー的にも通じるものがあるとしたら面白い。サックスが絡むM2や、リズムもギターもおちゃらけたM4など聴きやすい曲に魅力を感じるが、M2やM6などの壊れ方もあいかわらず隙だらけだからこその緊張感が漲っていて恐い。
    доброе утро(dobroe utra) 03/CDR/JPN/JPN CHI 14
    *”騒々しいアクリル”はいつもかっこよくてすごくうれしくなる。どんなにじんわりと来る歌やコーラスを入れても、爆音と壊れたリズムを欠かさない律儀さ。mikey のヴォーカル曲、藤本氏による般若心経、平岡氏のテクノトラック、なつかしい(といってもメンバーは入れ替わっているらしいですが)PICNIC のコーラスなど、いつにもましてなにが出るか分からないハズレなしの福引はどれが一等賞品とも決められない面白さです。今回のパッケージも面白いので、ぜひ手に入れてください。
    GaLakUta
    ここには何もない 06/CDR/JPN/JPN GAL001
    *畏敬するAIOI USUIから新作が届きました。chiレコードの連番ではなく、バンド "GaLakUta" としてのデビュー作になるようです。USUI AIOI(g,vo), PETER FUJII(b,vo), KUNIO TANABE(d, back vo)の3人組。曲作りは AIOI と FUJII が担当。アヴァンポップを名乗りバンドスタイルになった分安定感を増しながら、ゴリゴリの重い音とひねりの効いた歌詞はさらに思索的かつ攻撃的で、現在と常識と停滞を衝きまわします。お問い合わせはこちらへ

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