LAVORI IN CORSO 96/CD/ITA/ITA SCOLOPENDRA SCL001 *90年代のイタプログとしては、これはわりと気に入った。ハモンドにメロトロン、フルートとあるから、もろ70年代シンフォ風だとちょっと好みじゃないなあと思ったのだが、そこそこスピード感があって、アンサンブルがなかなか聴かせる。特にヘヴィな後半が良い。ギターの音のせいもあってか90年代イタリアのアトールといった風情。ヴォーカルがちょっと弱いところも似ている(笑)。上手いヴォーカル入れたら(僕の趣味に合うという意味では(^^;)最高のバンドになるかも。
DUTY FREE AREA ??/CD/ITA/ITA MELLOW MMP373 *本格派イタプログの二作目。音の厚みや変化は増して、スピード感のある演奏を聞かせるが、個性を求めてかむしろ方向性がいまひとつ見えない感じだ。
DAEVID ALLEN
NOW IS THE HAPPIEST TIME OF YOUR LIFE LP/GBR/FRA TAPIOCA TP10017
DOUAR NEVEZ (TERRE NOUVELLE) 77/CD/FRA/FRA HEXAGONE GRI191302 *エクザゴンの名盤のひとつで、これまたプログレッシブ・トラッド・ロックの傑作。DAN AR BRAS のギター、BENOIT WIDEMANN のキーボードをはじめとするバンドに、イリアンパイプなどの民族楽器が加わった構成で、エレクトリックギターのロック風のソロもあれば、エレピがジャズロック風に展開したかと思うと、ミニマルなアルペジオをバックにパイプ類が哀愁を漂わせたりもする。ロックが基調でありながら幻想味のある雰囲気、流麗でありながら起伏にとんだ構成に引き込まれる。
IF WINDOWS THEY HAVE 88/CD/BEL/BEL MTM 13CD *MADE TO MEASURE シリーズのVOL.13。プリミティブなパーカッションに穏やかなキーボードが雰囲気を作るチェンバーで、ポリリズムながらビートがはっきりしているし、ハーモニーが素直なので聴きやすく、なかなか心地よい。
EGMONT & THE FF BOOM 02/CD/BEL/BEL MBA MB001 *シェルがCOSのスペインツアーを終えて、オランダ音楽の、オランダ人のルーツを求めてたどり着いたのが、民族の音の伝来であり、独立の英雄エグモントの物語であった。というわけで、76年から78年(一部は2000年)に録音されたこのアルバムに詰まっている音と物語は、16世紀の Clemens non Papa (同時代のローマ教皇と区別するためにこの名で呼ばれるとのこと)の曲が5曲、共演の Annegarn との共作が2曲、あとがシェルのオリジナルである。COSのファンには Pascale Son や Ilona Chale の声が聞けるし、古楽の響きもうれしい一枚である。
LA NOCHE QUE PRESEDE 76/CD/SPA/SPA FONOMUSIC 5046771602 *これ一作のみでジャーナリストになってしまったという幻のミュージシャン。サックスやフルート入りのジャジーな雰囲気もあるバックに、意外に潤った声で歌いこむヴォーカルが、暗さに沈む寸前のあたりでじっくり聞かせる。25分あまりと短いのは残念だが損した気はしない聴き応え。ありきたりなスペイン臭さはないのにスペインならではの郷愁が漂う傑作。マキシモ・モレノの寓意画風ジャケット画もすばらしい。
DANIELE SEPE
VIAGGI FUORI DAI PARAGGI 96/CD/ITA/ITA MANIFESTO TM002 *サックス吹きの人なので、基本はジャズなのだろうが、明らかに民族志向で、それに多様なワールドミュージック、上質のヴォーカル、チェンバー、コラージュ、ヒップホップすら加わって、しかもそのすべての完成度が高いから、なんと言ってよいやら・・・。歌詞もなにやらいわくありげだがこれは分からないのでなんとも。奇想天外なミクスチュアだが、ジャズとトラッドの足元がしっかりしているので浮薄さが微塵もない。NCCPやアレアで聴いたことのあるメロディも出てくる。
TOTO'SKETCHES 99/CD/ITA/ITA POLOSUD PS027 *DANIELE SEPE ART ENSEMBLE OF SOCCAVO 名義。喜劇役者TOTO'の映像に演奏をつけた作品とのことで、いわば無声映画のサウンドトラックのような企画らしい。映像なしに曲だけ聴いて面白いのだろうか、という危惧もあったが、セペの軽妙洒脱なサックスにジンタのような伴奏がかけあい(ツアラトゥストラまでジンタ風にやっちゃいますから!)、なじみの曲を次から次へとぶっ壊しつぎはぎしていく痛快さについついのせられて、それとなく場面を勝手に想像さえしながら聞くことになるので、これが奇妙に楽しいのです。TOTO'をそんなに知っているわけではないので、実際に思い浮かべているのはマルクス兄弟なりチャップリンの短編なり、無声白黒スラップスティックな映像の寄せ集めなのだけれど。
ANIME CANDIDE - WAR AND LOVE SONGS 03/ITA/ITA FELMAY FY8066 *さてこの人はどこまで無国籍化・無ジャンル化していくのでしょうか。バグパイプにブルガリア風地声コーラスで始まるこのアルバム、これだけ聴くとまっとうな?民族音楽かと思うだろう。しかしすぐにヘヴィなギターやフルートに生ピが飛び交うロックンロールになったりするのだ。タイトルやジャケットデザインから何かメッセージ性のある内容なのだと思うが、それを差し引いても過激だ。曲ひとつひとつがあまりに個性的で、総体としてどう形容してよいかどんどん分からなくなっていく。明るいアレアとでも言っておくか?
TRUFFE & OTHER STURIELLETT' vol.2 04/CD/ITA/ITA POLOSUD PS048 *タイトルからするといくつかのサウンドトラックの寄せ集めのようだ。曲は細切れで30曲以上あるので、どの曲がどうとか、全体にどうとかなかなか言いにくいのだが、面白いフレーズや発想がちりばめられていて、楽しく聞ける。
WHAT BECOMES OF THE BROKEN HEARTED 80/EP/GBR/GBR BROKEN1 *これはデイヴ単独名義のシングル盤。B面は自作の"THERE IS NO REWARD"。デイヴのキーボードに COLIN BRUNSTONE のヴォーカルという、たいへん地味な組み合わせなのに、実にしぶい味わいを出している。A面にアマンダとジャッコ、B面にバーバラがバッキングヴォーカルでクレジットされている。日本盤で出ていたシングル集にも入らなかったし、たぶんCD化もされていないと思う(予定はあったようだが実際にCDが出たかどうか知らない)。スタンダードナンバーもオリジナル曲も違和感のない、不可思議なポップミュージック路線の原点である。また、以後 DAVE with BARBARA 、さらに DAVE AND BARBARA と名義が変わっていく。
IT'S MY PARTY 81/EP/GBR/GBR BROKEN BROKEN2
JOHNNY ROCCO EP/GBR/GBR BROKEN BROKEN3
SIAMESE CAT SOMG EP/GBR/GBR BROKEN BROKEN4
BUSY DOING NOTHING pictureEP/GBR/GBR BROKEN BRKP5
LEIPZIG EP/GBR/GBR BROKEN BROKEN6
I'M IN A DIFFERENT WORLD EP/GBR/GBR BROKEN BROKEN7
I'M IN A DIFFERENT WORLD 12EP/GBR/GBR BROKEN BROKIT7
THE LOCOMOTION 12EP/GBR/GBR BROKEN BROKIT8
UP FROM THE DARK 85/CD/GBR/JPN RYCODISK RCD10011 *スチュワート&ガスキンとしてのファーストアルバム。既発表のシングル盤からと、新曲を交えた、軽妙なポップ・アルバムになっている。
THE SINGLES 87/LP/GBR/JPN MIDI MIL1026 *日本編集盤で、BROKEN の2番から7番までのシングル集。シングルを買いそびれた人には、オリジナルアルバム未収録の曲もあるので、ありがたいアルバム。歌詞もついているし。しかしこうやってまとめて聴くと、もともと捨て曲がないし、本当に楽しくなって心が浮き立つ。
SPACE ODDITY LP/GBR/JPN VICTOR RCA6067 *「スターマン」は大好きな歌だったなあ・・・。映画『地球に落ちてきた男』だとか、"Ashes to ashes" のヴィデオクリップだとか、ボウィは孤独の中でもがいているようなイメージが僕には強くて、けっこう共感する(^^;。
IO NON SO DA DOVE VENGO E NON SO DOVE MAI ANDRO'. UOMO E' IL NOME CHE MI HAN DATO. 72/CD/ITA/FRA POLYGRAM 846 414-2 *これも紙ジャケリマスターが出たせいで、中古が出回ってきてやっと聞けた。ドタドタして重たいリズムと音、メリハリはあまりないが案外と素直な響きのヴォーカル、たっぷり聞けるフルートが生ギターとアコースチックな味わいを添えるなど、もうもろにイタリアン・ヘヴィ・シンフォの醍醐味。ちょっとアクは抜け気味とはいえ、オサンナが好きな人はもうドツボでしょう。
DEEP FOREST
BOHEME 95/CD/FRA/JPN EPIC/SONY ESCA6191 *フランスの2人組のユニットの2枚め。FMで耳にして、気になって買った。グラミー賞のワールドミュージック部門受賞作なのだそうで(知らなかった)、コマーシャルに使われたりハウス方面で話題になったということで、ちょっと偏見持ってたかもしれない(^^;。民族音楽のサンプリングから楽曲を組み立てていくという方法論は、かの「ペルシアン・ラブ」やイーノ&バーンと同じで、新しいわけではぜんぜんないが、取り組み方はまじめで深く、DJ風の「面白そうなのをカッコよくくっつけて一丁上がり」的なものではなかった。MARTA SEBESTYEN を呼んで新しくレコーディングしたらしいし、演奏力もかなりのもので、密度の濃いアルバムに仕上がっている。しかし良くも悪くもデジタルで美しい仕上がり、というのが良くも悪くも引っかかる。マイク・オールドフィールドっぽいギターサウンドもあったりする。タイトル曲も "SONGS OF THE DISTANT EARTH" を思わせる。結局はお気に入りなのだが。
WHILE THE EARTH SLEEPS from the motion picture Strange Days 96/CDS/FRA+UK/HOLLAND COLUMBIA CDL 662821-2 *もとの映画を見たことがないので、収録曲の使われ方も含めてぴんと来ませんが、タイトル曲はピーガブのあの声が良くて、しかしいかにもディープフォレストな音作りが当たり前すぎて、まあこんなもんでしょう的な聴き方になるかな。ついでに "Strange Days" で検索すると大量の日記サイトがヒットすることがよく判った(^^;。
SPELAR NILSSON 78(05)/CD/SWE/FIN LION LMC159 *往年の北欧ジャズロック名盤の復活。サムラのAPETREA, メイドインスウェーデンのWADENIUS の名前を見ただけで気を惹かれます。さらに STEFAN NILSSON, PETER SUNDELL の四人組。本格派テクニカルでありながら余裕すら感じさせる演奏振りがすばらしい。一日録りですか? ってことはほぼスタジオライブ的な演奏ということでしょうか。だとしたらなんとなく稠密に音を作るというよりは空気感があって聞き手をひきつける魅力もそこから来るのでしょう。
DOLCE AQUA 71/CD/ITA/ITA FONIT CETRA CDM2025 *このサイケなジャケット、学生時代に某Sレコードで売っているのをみて欲しいと思っていたものの、つい買いそびれてしまったのを、よく覚えている。いまや大御所の歌手であるイヴァノ・フォサーティ在籍のこの一枚目は、何ともジャンル分けしにくい作品である。キーボードやフルートが入っているのだが、弾きまくり・吹きまくりというほどテクニカルでもない。プログレというには泥臭く、フォークロックというには風変わり、コンセプチュアル・プログレッシブ・ポップといったところか(なんだそりゃ)。でもとにかく、このシンプルなメロディがクセになる。ラストに追加収録のヒット曲 "JESAHEL" なども、なんとも覚えやすい曲だ。
LO SCEMO E IL VILLAGGIO 72/CD/ITA/ITA FONIT CETRA CDM2027 *フォサーティが抜けて、サックス&フルートのプレイヤーが加入。インストルメンタル主体の曲はプログレらしい仰々しさもあって、いかにも70年代の味わい。とはいえやはりあまりテクニカルではなく、歌モノの泥臭さ、イタリアモノの常だがドラムスのドタドタした演奏などは相変わらずでほほえましい?
DE REPUBLICA 94/CD/ITA/ITA KALIPHONIA KRC009 *高水準の演奏力、作曲力、構成力が存分に生かされ、バンドとしての稠密度が高まったとでもいうか、全体としてとてつもなく重厚な仕上がりですごい。ボーカルの歌い方も、前作がハードロック系だったのに、明らかにデメトリオっぽくなっているなど、アレアやアルティなどを思い出す。イタリアのアヴァンジャズロックの発展的後継作品。ブックレットのアートワークも秀逸。
DIACRONIE METRONOMICHE 96/CD/ITA/ITA KALIPHONIA KRC014 *94年から95年にかけてのボローニャでのライブ。印象としては AREA と ARTI+MESTIERI を合わせたような感じだろうか。リズムセクションはスリリングでボーカルは強いしバイオリンは鋭いしギターは騒々しいし、緩急変化に富んだ楽曲も、もう最高。とにかくこのパワーとそれを支えるテクニックには、つい巻き込まれてしまう。
EQUILIBRISMO DA INSOFFERENZA 98/CD/ITA/ITA KALIPHONIA HRC02 *この迫力ある強引な演奏は、確かにイタリアのジャズロックの健在を知らしめる。バイオリンやブラスも攻撃的、ヴォーカルも相変わらずなので、ちょっと疲れるところもあるが、この存在感は強烈だ。
CINQUE 02/CD/ITA/USA CUNEIFORM RUNE159 *キュニフォームからのディストリビュートはバンドの国際デビューともいえるだけあって、充実した作品になっている。バイオリンもヴォーカルもさらに音が研ぎ澄まされた印象。複雑なリズムを刻みながら一糸乱れぬアンサンブルの快感はたまらない。このオルガンの音も、ハモンドマニアにはたまらないですね。
DEVO
PIONEERS WHO GOT SCALPED - THE ANTHOLOGY 00/2CD/USA/USA WARNER ARCHIVES/RHINO R2 75967 *ディーヴォですからね、まるまる2枚。つい聴いてしまうのはヴィデオクリップが強烈だった "Whip it!" でしょう。今になって明らかとなった事実ですが、妻はこのビデオを見て(正確に言えば、このビデオを見る私を見て)婚約破棄を考えたそうです。テクノとアイロニーの最大限の結合体ですね。途中、危うく正統なテクノになりそうになって、しかしきちんと変態に立ち戻るあたりが泣かせます。やはりすばらしい。
LIVE 1980 05/DVD+CD/USA/USA TARGET VIDEO DR4442 *最初「絵が出ないじゃないか!」とあやうく返品しそうになったが、これ片面はDVDで片面はCDという規格(なのか?)。注意しましょう。さて最初のスターウォーズまがいの皮肉たっぷりのテロップが冗談じゃなくて泣かせる。ステージはさすがにチープな演出で、これまた後の時代に大きな影響を与えたであろうことは想像に難くない。ひきつり、とびはね、ギターは形がヘン。これだけ演奏がうまくてここまでヘンでいられるこのバンドのすごさを見せ付けられる。
THE FOUR RIDERS OF THE APOCALYPSE 78/CD/SWE/JPN BELLE ANTIQUE 9225 *ベルアンティーク発掘の北欧プログレユニット、ダイスのセカンド。ds, key, g, bs の構成でオールインスト。あまりにも堂々とプログレの正道を行く作品であり、このキーボードの音を聴いてしまったら、名盤といわざるを得ないでしょう。イエス、GG、クリムゾンなど、往年の名プログレバンドのイディオムに満ちていながら、独自の構成美を実現している。
DIEGO DE MORON
DIEGO DE MORON 77(05)/CD/SPA/SPA FONOMUSIC 5046771612 *デジパック再発シリーズの一枚。トリアナとグラナダという二大スパニッシュ・プログレグループが努めるダイナミックなバックの演奏も聞き物とはいえ、あくまで主役はディエゴのスパニッシュギターで、私はスパニッシュギターのことはまったく知らないが、演奏がとんでもなくうまいということ、それにこの一曲一曲がとにかくエキゾチックに聞こえて、というのは曲の展開が意表をつくからなのだが、なんとも魅力的、刺激的。もっとも濃厚なスパニッシュプログレの一枚。
SUITE PER UNA DONNA ASSOLUTAMENTE RELATIVA 72(03)/CD/ITA/ITA BMG 74321988532 *イタリアBMG紙ジャケシリーズの一枚。裏側が観音開きになっています。ディクディクは「夢のカリフォルニア」や「セイリング」のイタリア語カバーがヒットして以来いまだに現役のビートポップバンドというべきでしょう。この盤はフンカムンカのゲスト参加もあって、たっぷりこってり聴けるキーボードのアレンジや、トータルアルバムの凝った構成から、プログレとして評価されますが、やはり真骨頂はこの美しく滑らかなメロディラインとヴォーカルにあります。この時期のこの種のバンドとしては、演奏もかなり手堅く、それがまた曲を良く引き立てているのでしょう。聴き心地のとてもよい、しかし工夫に富む楽しみのあるアルバムだと思います。
TANCOLNAK A KAZLAK 03/CD/HUN/HUN GRAMY GR039 *ハンガリーのジャズ系ワールドミュージックのバンドらしい。ブラスやバイオリンが入って、テクニカルな演奏がすばらしい。バンドのギタリストであるEGERHAZI ATTILAの父であり画家であったEGERHAZI IMREに捧げられたアルバムで、カラーのブックレットが画集になっていて、目と耳で楽しめる。
DOCTOR NERVE
DID SPRINTING DIE? 90/CD/USA/USA CUNEIFORM 55002 *アメリカのレコメンというかニューヨークのアヴァンギャルドの凄い存在感を感じさせるバンド。リーダーの Nick Didkovsky が開発した音楽記述言語で作曲されたという曲と、ニッティング・ファクトリーでのライブで構成された3枚目のアルバム。バンドとしてはギター、ベース、ドラムス、ヴァイブに管が3本とパワフルそのもの。ザッパ、ヘンリー・カウ、ピッキオ・ダル・ポッツォなどを思い出させる強烈な演奏力と奇矯な感覚と複雑な構成が、圧倒的な説得力で聞き手をねじ伏せてしまいます。「負けたッ!」と叫びたいとき(ってどんなときだ)にはもう絶対におすすめです。
IL CHIARORE SORGE DUE VOLTE 95/CD/ITA/ITA PICK UP PKPROG1903 *バンド名はラブクラフトの小説に関係あり? ということで、ゴシック・シンフォとでも言ったらよいのだろうか、かなり個性的。キーボード、パーカッション、女性ヴォーカルの3人に、古楽と弦楽の10人ほどのバックや、ギターなどのサポートが加わる構成で、厚みのある演奏、ドラマチックな展開、空気感の強い音響で中世風のメロディを歌う。一聴の価値あり。