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    A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z others 
    Chinese pops  Japanese Pops
    Alice  AREA / ARTI + MESTIERI  Franco Battiato  Lucio Battisti 
    Eugenio Bennato / NCCP / MUSICANOVA  Roberto Cacciapaglia 
    Fabrizio De Andre  FORMULA 3 / IL VOLO  P. F. M.  Mike Oldfield 
    GARMARNA / HEDNINGARNA  SAMLA MAMMAS MANNA 
    XL
    JETI 99/CD/FIN/FIN POHJOLA PELPCD11
    *前作でペッカのサポートを得て話題のバンドである。ジャズロック寄りのテクニカルな演奏力は安定していて、特色ともいえるMIDIマレットの音色、10人編成の生ストリングス、攻撃的なギターやエフェクト処理の組み合わせが斬新。
    SURREAL 02/CD/FIN/FIN POHJOLA PELPCD14
    *これはカッコイイ。ジャズロック、といってもペッカとのつながりから想像できるようにもともと非常にプログレッシブでテクニカルなバンドで、リズムにはそれほど凝ったところはないのだが、メロディもクラシカルな和声も美しく、音的にはマレットの刻みとがっちりとしたストリングスアンサンブルが特徴的。これに、正式参加したDJが効果を加えるという図になっていて、これがうまくかみ合っているから、非常に面白い出来になっている。ただ音色の選び方や効果の組み立ては、数少ない私のDJものの聴取経験に限って言えば共通性があって、たとえばブルヴァーティゴの盤なんかととても似て聞こえることがある。そういう意味では、DJというひとつのジャンルがあることがちょっと理解できたかもしれない。
    VISUAL 03/FIN/FIN ROCKADILLO PELPCD15
    *今度も歯切れのよいリズムと美しいメロディとの組み合わせがすばらしい。前作に比べるとトランス風味よりもジャズロックの味付けが本格的で、それでもなお聴き心地のよさは相変わらずというのが不思議だ。
    X-LEGGED SALLY 
    SLOW UP 91/CD/BEL/AUT SUB ROSA CD 024-46
    *ベルギーの超絶技巧グループ、XLSのデビュー作。一曲目からいきなり飛ばしまくる、迫力と疾走感あふれる演奏。ロックバンドにサックスが三本という強力な構成によって、プログレ、アヴァンギャルド、ジャズを呑み込んだ怪物のようなコンセプトが展開される。しばらくは軟弱な音は聴けなくなる。
    KILLED BY CHARITY 93/CD/BEL/AUT SUB ROSA SR69
    *セカンド。ビルラズウェルプロデュースのシールが、デジパック仕様の紙ジャケにベッタリというのがイヤだが、ジャケットの趣味の悪さといい、非常に攻撃的な音といい、すごい。テクニカルでヘヴィ、こんなにカッコいい音があるんだ、と驚嘆する。
    EGGS AND ASHES 94/CD/BEL/BEL SUB ROSA SR77
    *パフォーマンスのための作品を集めたもののようだ。ものすごく上手くてものすごくヘン、という、アバンギャルドの王道を突き進むような曲が次から次へと襲いかかる、強烈なアルバム。
    YANG
    A COMPLEX NATURE 04/CD/FRA/USA CUNEIFORM RUNE197
    *シャイロック、フィルハーモニーのギタリスト、フレデリック・レペのバンド。ギター2本にベースとドラムスというシンプルな構成で、まずは太陽と戦慄クリムゾンを鋭角的にしたような演奏で迫る。クールで無機的なようでいて、曲展開もアルバム構成もマジかエスプリか分かりにくいが?かなりおもしろいので満足。クリムゾンフォロワーってやつはあまり好かないのだが、このバンドはおいしかった。
    YES 
    YES 69/LP/GBR/JPN ATLANTIC P8287A, (03)/CD/GBR/DEU ELEKTRA/RHINO 8122-73786-2
    *イエスのファーストアルバム。演奏はストレートでシンプル。なんたってドシラソファミレドだもの(^^;。
    P. S. 紙ジャケリマスターは見送っていましたが、ライノ盤リマスターはボーナス6曲で輸入盤は1500円を切る価格と買い得感抜群でつい手を出してしまいました。ブックレットも歌詞に解説、写真満載16ページ、CDはアトランティックの緑と赤のレーベルデザインと、なかなの凝り様。サバイバルあたりは後のメロディアスな味を予期させますが、個人的にはビヨンドアンドビフォアあたりのつんのめったようなロックが好きです。
    TIME AND A WORD 70/LP/GBR/JPN ATLANTIC P8014A, (03)/CD/GBR/DEU ELEKTRA/RHINO 8122-73787-2
    *セカンド。このころの曲はメロディー重視で覚えやすく、歌詞も分かりやすく、テーマ曲なんかよく口ずさんだものです(^^;。
    P. S. ライノ盤リマスターはボーナス4曲に16ページブックレットつき。このセカンド、改めて聴くと良い曲が揃っていたことに気づく。オーケストラとの共演はマグニフィケイションまでなかったわけで、その意味では異色なのだが、やはり曲そのものの良さを前面に出したということでしょう。結果、アルバムとしての完成度も、ファーストと比べて格段に上がっている。
    THE YES ALBUM 71/LP/GBR/JPN ATLANTIC P8079A, (01)/CD/GBR/JPN EAST WEST AMCY6282
    *サード。この辺りから大曲やリズム重視の雰囲気が出てきて、「いわゆるプログレ」っぽくなってくる。オルガンがかなりかっこいいです(^^)。
    P. S. CDは紙ジャケで初購入。ちりばめられたハモンドのせいもあるかもしれないが、全体にモチモチした音の感じが独特。スティーヴ・ハウの腕前が "The clap" で聴ける趣向だが、さすがに上手い! 明るくかっこいいロックンロール・アルバム。
    FRAGILE 72/LP/GBR/JPN ATLANTIC P8206A, (01)/CD/GBR/JPN EAST WEST AMCY-6291
    *僕が最初に熱中したプログレのアルバム。シングルヒットまでした"ROUNDABOUT" なんか、やっぱり今聞いてもかっこいいね。アコギのあのメロディーが始まるだけで緊張しちゃいます。クリスの乾いたリッケンバッカー、ビルのジャストビートのスネア、一つ一つの音の粒立ちもすごい。そういえば彼らの初来日ライブを新宿厚生年金ホールに聴きに行ったのは、高校の合格発表の翌日だったなー(^^;。
    P. S. 紙ジャケリマスターでCD化されたので、思い出アルバムとしてついつい買ってしまった(^^;。で、改めて聴いて思ったのは、ラウンドアバウトは堂々たるロックンロールだったのだ、ということ。この曲だけがサードアルバムからの延長上にあって、各メンバーの実験的短編は旺盛な実験精神で取り組まれていて、ハートオブサンライズのような今後を予想させる構成主義的な大作が試作され、・・・「こわれもの」の表示は伊達でもなければ洒落でもなく、幸いにして十分に注意して取り扱われたからこそ・・・「瀬戸際で」クローストゥジエッジが生まれたのである。
    CLOSE TO THE EDGE 72/LP/GBR/JPN ATLANTIC P8274A, (01)/CD/GBR/JPN EAST WEST AMCY-6292
    *何と言ってもタイトル曲の「A面一曲」、これがもうたまりませんでした。以来、長い曲が好きになる(^^;。YES を聴く醍醐味は、ピリピリした緊張感にあると思うのですが、めまぐるしく変わるビートにピッタリと合いつづけるアンサンブルの凄さには抵抗できません。
    P. S. 紙ジャケリマスターシリーズから、これまたつい買ってしまった一枚。思い出してみると、中3のころはこればっかり聴いていたから(あまりレコードを持っていなかったせいもある(^^;)、もしかすると私が聴いた回数のいちばん多いアルバムはこれかもしれないのだ。私はイエスにはとにかく「速い曲」を期待して聴くところがあるので、"And you and I" のようなひょうきんなプログレフォークは別として、このアルバムでは "I get up, I get down" のところが鬱陶しい(ライブ定番の "Soon" など大の苦手である)。そういう聴き方だから、クリスのベースとビルのドラムスの組み合わせで全開に飛ばすところは良すぎるほど良い。リックの上手さは申し分なし。スティーブの弾き癖もまだ気にならないし、ジョンのヴォーカルもギリギリの落ち着きがあるしで、五人のバランス、それにおそらくエディ・オッフォードのプロデュースの頂点にあった作品。
    YESSONGS 73/3LP/GBR/JPN ATLANTIC P5087-9A, (01)/3CD/GBR/JPN EAST WEST AMCY-6293/5
    *少々荒さはあるが、何はともあれイエスのライブ、しかも3枚組なのである。当時は興奮して聴きました。
    P. S. やっぱり買ってしまいました、紙ジャケット。かつて日本盤のLPを大枚はたいて買ってから、英国盤が蛇腹式ジャケットなのに日本盤は手抜きと気づいたときの悔しさがトラウマとなっていたが(ウソ)、これで癒されました。思い出の来日公演と同時期だから、おなじみ火の鳥からリックがつないでシベリアンカトゥールが始まるオープニングなんかもう涙でちゃいますよまったく。うーん、なんとなくソングスは「荒い」という気がしていたのだが、そんなことはないのだった。音もリマスターで良いのだろうが、演奏はやはり凄いわ。けっこう感動したのが "THE FISH" だったりする。
    TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS 74/2LP/GBR/JPN ATLANTIC P5128-9A, (01)/2CD/GBR/JPN EAST WEST AMCY-6296/7
    *全部で4つのパートからなる超大作だが、ちょっと間延びした感じのするところもある。部分部分では非常に気に入っているところもあるのだが。
    P. S. ソングスのHDCDがなかなか良かったので、こちらも買ってしまいました。本当に久しぶりに聞くのに、だいたいメロディや歌詞を覚えていて、高校生のころ少ない小遣いからひねり出して買ったLPをいかに聞き込んでいたかがわかって、今はCD買うくらいのお金は自由になった分、ついつい目移り(耳移りか?)して大事に聞いていないなあ、と反省しきり。M1は緩めではあるけれどもメロディがかなりよいし、M2後半のアップテンポな生ギターとヴォーカルに始まる部分はリズムが心地よく、M3の前半のパーカッシブなアレンジは迫力だし、M4はどんどん盛り上がって楽しげ、と聞き所はたくさんあるのだが、やはりちょっと密度にばらつきがあるという印象はあいかわらずでした。特にM3のアドリブ風エレクトリックギターは勘弁してほしいかも。
    RELAYER 74/LP/GBR/USA, CD/GBR/JPN ATLANTIC 18P22887
    *これも緊張感があって好きなアルバム。ジャストビートの変拍子の嵐、ケチャ風もあるし(^^;。構成が「危機」と同じ(長い曲一曲、威勢の良い曲とゆったりした曲が各一曲)というのも、気に入っている点かもしれない。今改めて聴くと、打ち込みでカッコよく聴かせるようなことを彼らはナマでずっとやってきちゃってたわけで、やっぱりすごいとしか言いようがない。
    YESTERDAYS 74/CD/GBR/JPN EAST WEST AMCY-6325
    *LPはずっと昔に処分してしまっていたが、デジタルリマスター盤で買いなおし。初期二作とシングルからの選曲のベスト盤。あと "BEYOND AND BEFORE" が入っていたら私の趣味にはぴったりなのだが。しかしまあ、やはり何と言っても「アメリカ」のロングバージョンが圧倒的な聞き物。これをサイモン&ガーファンクルファンに何気なく聴かせるという悪戯を私は何度もしている(^^;。
    GOING FOR THE ONE 76/CD/GBR/JPN ATLANTIC 18P22888
    *曲がシンプルになった。ジャケットデザインがロジャー・ディーンではなくヒプノシスになった。・・・で、私はイエスを聴かなくなった。
    DRAMA 80/LP/GBR/JPN WARNER P10854A
    *紙ジャケリマスターCDがどんどん出るおかげか、プログレLP・CDの中古価格が落ちてきて買い時かも。この「ドラマ」など300円。あとはマグマだな。それにしても紙ジャケリマスター、ヤフオクを覗くと、まだ新品を店頭で見かけるうちに定価以上の値段をつけて「新品未開封」をぞろぞろと出品する人がいるが、ほとんど売れないのは自業自得にしても、リストが長くなって流し見に不便で鬱陶しく、いやな感じだ。閑話休題。「究極」以降のイエスは真面目に聴いていなかったのだが、ジョンとリックが抜けてトレバー・ホーン、ジェフ・ダウンズが加入した新生イエスによる本作は、ファンには極端に不評だった。ライブではトレバーはさんざんな目に遭ったとか。それだけジョンのいないイエスというものは、ファンにとっては想像できなかったのだ。まあ今でこそ、文句あるなら聴きにいくなよ、と余裕で思うが。さて新たな気持ちで聴くと、確かに出だしなど余りにもジョンに似すぎているのだが、途中からは似てはいるけどもそこそこ、という位にはなってくる。曲はどれも良いし、十分にイエスのアルバムとして通用すると思う。ところで気がついたのだが、マシーンメシアのつかみのメロはTBのB面だ。
    WHITE ALBUM THE AMSTERDAM CONCERT LP/GBR/HOL OFFSHORE OF722
    *「オランダでは正規盤」というのが当時の通説だったのだが、本当のところはどうだったのだろう。"YESSONGS" が出るまで、初期のライブの雰囲気を味わえたことは確か。リック・ウェイクマンのソロがまだ地味だったりする(^^;。
    YOCHK'O SEFFER
    NEFFESH MUSIC "GHILGOUL" 78/CD/FRA/FRA MUSEA FGBG4145AR
    *ハンガリー生まれのサックス・ピアノ奏者で、マグマ人脈でザオの中心人物、現在もなお精力的にソロ作品を発表しつづけているヨシコ・セファーの、ネフェッシュミュージック三部作の最後を飾る作品。セファーのサックスとピアノ、ベース、ドラムスに弦楽四重奏が入る。マグマやトランジットエクスプレスなど、ジャズの影響を受けた70年代のフランスのバンドに共通する音で、かっちりしたリズムによく歌うベースに乗って、緊迫感のある演奏が繰り広げられる。なるほど傑作。
    YVES SIMON
    HEROS IN HEROS OUT LP/FRA/JPN LONDON L28B1053
    *作家でもあるイブ・シモンの、音も詞も思弁的で深みのある名盤。
    CONCERT A TOKYO LP/FRA/FRA RCA PL37628
    ZAAR
    ZAAR 06/CD/FRA/USA CUNEIFORM RUNE224
    *ヘヴィなアヴァンギャルド・プログレ。リズムがそうとうしっかりしているのでかっちりしたノリが痛快。ギター、ベース、ドラムスにハーディガーディのメンバーがいるのだが、北欧のアヴァントラッドのようにシンプルなリズムに乗せて盛り上がるのではなくて、ギリギリとソロをとってクリムゾンあたりを思い出させる。かなり斬新だ。
    ZAMLA MAMMAZ MANNA ---> SAMLA MAMMAS MANNA special
    ZAO
    TYPHARETH 77/LP/FRA/FRA RCA PL37121
    LIVE! 03/CD/FRA/FRA MUSEA FGBG4492.AR
    *76年のライブ。発掘音源という音質ではなく、十分な音質。CAHEN のキーボード、LOCKWOOD のバイオリン、PREVOST のベース、My TRUONG のドラムスの四人編成ですがすごいです。キーボードの音は70年代ですがこれが研ぎ澄まされていて、今風の音よりカッコイイ。バイオリンはいわばリードギターのポジションになるので、うねりまくっています。テクニカルでスピード感満点なのに非常にクールな演奏。
    ZE RENATO
    FILOSOFIA 00/CD/BRA/BRA UNIVERSAL 325912003262
    *ブラジル音楽のことはほとんど分からない。実はこのアルバムも、イタリアのレナート・ゼロのアルバム?と手にとって、ブラジル盤なので違うのかと思いつつ、タイトル(「哲学」)が気になってなんとなく捨てがたく、格安だったので買ってみたのである。聞いてみると実に渋い歌モノで、詩も有名な人たちのものらしい。ジャンルは良く分からないが、曲名にはサンバの文字がいくつか。でも一曲目なんか、サンバの愛?というようなタイトルだがピアノをバックに淡々と歌声を聞かせる曲だったりする。困ったことに、私自身に南米の音楽の特徴やよさを表現する語彙が乏しく、書いていて歯がゆい。
    ZNR
    BARRICADE 3 76/CD/FRA/GBR RER ZNR1
    *エクトール・ザズーとジョセフ・ラカイユによるユニットの一作目。ただし、"BARRICADE 3" のタイトルは、ZNR 以前にシリル・ヴェルドーを加えて活動していたグループ "BARRICADE" の三作目という意味もあるそうで、ユニットとしてはデヴュー作ながら、それだけにすっかりこなれた前衛作品になっている。チェンバーというよりは、ジャンルも時代も超越した強烈な個性を醸し出している。
    TRAITE DE MECANIQUE POPULARE 77/CD/FRA/CZE VYDAL TOMK TK0005-2311
    *ZNR の二作目。一作目に比べると一聴して落ちついた雰囲気になっていて、上質のレコメン系チェンバーとしての風格を感じるのだが、円熟した味わいもさることながら内向した鬼気を感じさせるところもあって、聴きこむほどに逃れがたくなる。
    ZUCCHERO SUGAR FORNACIARI
    SPIRIT DIVONO 95/CD/ITA/JPN POLYDOR POCP7086
    *日本盤出てたんですね。中古で100円とはあんまりなんで買いました。歌も曲もよい実力派なのに今ひとつ日本で話題にならないのは、英語の歌が多かったり、イタリアの香りがあまりしないからでしょう。でもこの作品などはめちゃくちゃうまいヴォーカルアルバムなんです。バックだってなじみのコラード・ルスティチあたりはイタリアファンも納得、これにジェフ・ベックだのスチュワート・コープランドだのシーラ・Eだの、まあこれが超豪華。聞かず嫌いの人は、チャンスがあればぜひお試しを。

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    A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z others 
    Chinese pops  Japanese Pops
    Alice  AREA / ARTI + MESTIERI  Franco Battiato  Lucio Battisti 
    Eugenio Bennato / NCCP / MUSICANOVA  Roberto Cacciapaglia 
    Fabrizio De Andre  FORMULA 3 / IL VOLO  P. F. M.  Mike Oldfield 
    GARMARNA / HEDNINGARNA  SAMLA MAMMAS MANNA 
    (v/a)
    L'AGE D'ANALOGUE ??/2CD/FRA/FRA HOBBYDELUXE 004
    *謎の品物で、フランスのエレクトロニックミュージックのコンピ。2枚組みの爆安で出ていたのだけれど、OSEなど今日では入手困難なアーチストも入っているので、音源としては悪くない。エルドン、クリスチャン・ブール、懐かしやスペース・アートなんかも。こうして聴くと、「アナログの時代」は案外メロディアスな味が濃かったのかもしれないと思わせる。
    (v/a)
    LE BELLE DI LUCIO BATTISTI ---> LUCIO BATTISTI Special
    (v/a)
    CANTI RANDAGI ---> DE ANDRE Special
    (v/a)ROBERT WYATT E NOI
    THE DIFFERENT YOU 98/CD/ITA/ITA CPI 3004962
    *イタリアのアーチストたちがロバート・ワイアットを歌うコンピレーション。ロバートがイタリア語で歌う曲もある。たぶん18曲全部が新録で、しかもメンツがすごすぎる。アルマメグレッタやジョヴァノッティといった新しいところもあれば、バッティアートやアレアといった渋いところも。極めつけはマウロ・パガーニのバイオリンと歌(!)、それにロバートだろうか。実はあとはほとんど知らない人なのだが(笑)、ロバートの哀愁漂う歌が一つ一つ個性的にアレンジされていて、実にすばらしい。
    (v/a)
    E' PRONTO IL INCONTRO NUOVO 91/CD/ITA/JPN PHONOGRAM PHCA-50
    *「彩られた光のかけらたち・・・イタリアンポップスとの出会い」といういかにもなタイトルがついていて、日本編集かと思ったが、そうではないようで、91年にイタリアポリグラムから出されたニューアルバムのサンプラーのようなものらしい。とはいえ実はかなりよい曲が並んでいる。F. Concato, R. Casale, B. Antonacci, T. De Sio, C. Caselli, E. Gragnaniello が2〜4曲入っていて、いずれも当時のニューアルバムから選りすぐられたのであろうから、当然粒ぞろいの曲ばかりだ。わざわざ探すほどの盤ではないのは当然だが、偶然出会ったら拾って損はない。
    (v/a)
    FESTIVALBAR 98 COMPILATION ROSSA 98/2CD/ITA/ITA EMI 7243 4 95307 2 0
    *2枚組でほとんど何の脈絡もなく(あるのかもしれないが・・・)32曲、しかも中には外国曲で SIMPLE MINDS(好き)やら B.S.B. やら SPICE GIRLS(長い前奏のあいだ彼女たちが何をしているのか?)やら AQUA(以前にテレビで見て以来わが家ではブーム)やら・・・も入っているしで、どこに焦点を当てたらよいやら・・・。しかもこれを聴いているのが2002年なので、4年前のフェスティヴァルのコンピについてどうのこうの言うのも間が抜けているのだが・・・。まずはベテラン VASCO ROSSI や若い GIANLUCA GRIGNANI のロックンロールナンバーが威勢良くて耳を引く。USTMAMO がカッコイイ。BRANDUARDI や ANTONELLA RUGGIERO は貫禄十分。NERI PER CASO さすがに上手い。バーゲンでなんと新品100円で拾ったのだが、BGMに最高というだけでなく、こういう盤を手がかりに好きなアーチストを追えばよいわけで、実にお買い得でした。
    FESTIVALBAR 99 COMPILATION ROSSA 99/2CD/ITA/EU UNIVERSAL 5645762
    FESTIVALBAR 99 COMPILATION BLU 99/2CD/ITA/DEU WARNER FONIT 9548 37660 2
    (v/a)
    FORK MUSIC - MUSIC FROM DENMARK 2001 01/CD/DMK/DMK MXP MXPCD0101
    *たぶん非売品のプロモーション・サンプラーだと思うが、SOLTEN MULD の名前があったので購入。このバンドは私はまだアルバムを持っていないのだが、サイトで試聴して気に入っていた。北欧ラジカルトラッドの音で、独特の陰影がよい。SERRAS というバンドも似たテイストで一寸気になる。ほかもアコースティックなものも含めて変化に富んで楽しめるのはサンプラーならでは。
    (v/a)
    GABRIELE SALVATORES SOUND & VISION 04/2CD/ITA/ITA EDEL 0155942ERE
    *パガーニがサントラを担当した "PUERTO ESCONDIDO", "NIRVANA"の監督がこの G. Salvatores で、9本の映画からサントラを抜粋したもの。パガーニももちろん3曲入っている。気になるのは映画の題名で "Marrakech Express" だの "SUD" だの、"Mediterraneo" なんてそのものズバリじゃないですか。で、そのサントラの曲、Giancarlo Bigazzi ってヒトのがいい感じなんです。全体としては打ち込みありヴォーカルありナツメロありで、ただ流しておいても2枚分飽きずに楽しめる。他に 99POSSE、Daniele Sepe なども。
    (v/a)
    GRAFFITI 70 - I GRANDI SUCCESSI ORIGINAL FLASHBACK 00/2CD/ITA/ITA BMG 74321753752(2)
    *2枚組みフラッシュバックシリーズの中の一つで、オムニバス物となっている。基本的には当時ヒットしたと思われる歌モノが多く、ダッラ、バッティスティ、バッリョーニ、モランディ、コッチャンテなどなど、馴染み深い名前が並んでいる。リマスターとはいえかなり歪みまくりの曲があったり、バランスの悪いところもあるが、今となってはあらためて聴くのも厄介なものが多いので、それなりに値打ちはある。
    (v/a)
    INNOCENTI EVASIONI ---> LUCIO BATTISTI Special
    INNOCENTI EVASIONI 2 ---> LUCIO BATTISTI Special
    (v/a)
    LETTERE CELESTI 01/CD/ITA/ITA EMI 724353655525
    *よく分からないが、天使とか神とかを歌っている歌を集めたコンピレーションみたいで、バッティアートやブランデュアルディなど顔ぶれもなかなかのところをそろえている。音源的にレアなものでは多分ないが、こういう機会でもないと聴かない、よく知らない歌手が聴けるのも魅力で、テーマのせいもあろうがなかなか重厚な曲が多く聴き応え十分。解説と歌詞付きのブックレットつき。
    (v/a)
    MAGIC BITPOP vol.8 ??/CD/ITA/ITA ON SALE MUSIC OSM020
    *オンセールからたくさん出ている、昔のシングル盤を集めたシリーズで、なかなか貴重な音源が揃っているらしい。もちろん、バッティアートの二曲のために買ったわけだが、まず "BELLA RAGAZZA" はちょっとびっくりしちゃうような曲だ。これだけ聴いてしまうと、その後のバッティアートにはまったくつながる感じがしない。いや、もしかすると、この素っ頓狂なポップセンスがアヴァンギャルドを通過して醗酵すると、あの芳醇なバッティアートポップスになるのか?と呆気にとられつつ、"OCCHI D'OR" を聴くと、これはバッティアートの曲ではないのだが、サイケな雰囲気ばっちりで最後のインストのリフレイン込みで5分あまり、こっちのほうをホントはやりたかったんだろう、と勝手に納得しているけど違うかもしれない。なおほかのバンドは、リベッリ以外知らないが、メガトンズとか5人のワルとかカラスとか、バンド名だけでも十分楽しめますね。
    (v/a)
    MANTOVA MUSICA FESTIVAL 05/3CD/ITA/EU UPR 0164402
    *EDELのディストリビュートで、残念ながら中身はライブではなくコンピレーションなのは、3枚組みで19EURの格安ゆえまあ仕方が無い(ELIO E LE STORIE TESE の曲だけがマントヴァでライブ録音とあるが、フェスティヴァルが2005年だった(らしい)のに録音は2004年だ)。しかしこれがなかなかあなどれない。まず面子の豪華さはトラックリストをご覧いただくとして、知っているバンドでいえば選曲が渋いし、知らないバンドも聞いてみたら耳に残るものばかりだ。特に知らないバンドのいろいろな音をこれだけまとめて聞けるのはありがたい。
    (v/a)
    LE MESSAGE DE LA FRANCE ??/LP/FRA/JPN TOHO YX-6072
    *私にとっての幻のレコードというのがいくつかあって、といっても私はコレクターではないから珍しいとか値段が高いとかいうレベルの話ではなく(結果的にそうなっている場合はなおさら幻だったりするのだが)、昔広告や店頭で見たけれども結局聞きそびれて現在に至る、という意味での幻である。その一つがフランスのマルタン・サーカスであった。おかしな衣装とか、なんかいかにもフランスっぽいグループ名が気になって、もう少しで買いそうだった記憶がある(が、確かそのときはウィッシュボーン・アッシュを買ってしまったんだと思う)。たまたま見つけたこの盤は、そのマルタン・サーカス MARTIN CIRCUS のほかに EXPERIENCE, CHATS RENAISSANCE, SYSTEM CRAPOUTCHIK, GERARD PISANI という VOGUE レーベルのアーチストを収めた、おそらく日本オリジナルと思われるコンピレーションである。いつごろ出たものか、明記されていないが、解説を読む限りでは70年代前半から半ばであろう。さてこれでようやくマルタン・サーカスが聴けたわけだが、思った以上に他のアーチストも含めてなかなか良い感じだ。MARTIN CIRCUS は、トランペットも入る爽快な音で、フランス語のロックの草分けということだがよくできている。特に最後の「恋のセネガル」(!)なんてのは、ちょっとあり得ないような曲だ。EXPERIENCE は歌詞も英語で渋いオルガンの音やコード進行などブリティッシュ風。CHATS RENAISSANCE はやや皮肉で政治的な歌詞が特徴だが、歌やコーラスはソウルフルでノリもよい。SYSTEM CRAPOUTCHIK はドラマチックな盛り上げがいかにもフランスらしく感じられる。元 MARTIN CIRCUS の GERARD PISANI の歌は、生ピにストリングスやフルートも美しく感動的だ。
    (v/a)
    MUSIC AND RHYTHM 2LP/GBR/JPN WP P5615/6
    *ピーター・ガブリエルが主催した WOMAD(World of Music, Arts and Dance)フェスティバルのための資金集めのコンピレーションアルバム。民族音楽のトラックもあれば、いわゆる「エスノ」ブームのきっかけを作ったアーチストも集まっている。ジョン・ハッセルやホルガー・チューカイ(名曲 "Persian Love" 収録)、XTCといったビッグネームの他にも、ケチャをコラージュした VIC COPPERSMITH-HEAVEN という人の曲など佳曲です。
    (v/a)
    LE MYSTERE DES VOIX BULGARES VOLUME 2 CD/BULGARIA/JPN COLUMBIA 30CY2225
    *初めて聴いたときは衝撃を受けた、独自の発声法と和声の美しさを誇るブルガリアの女性合唱。
    (v/a)
    NORDIC ROOTS - A NORTHSIDE COLLECTION 98/CD/SWE ETC./USA NORTHSIDE NSD6016
    *北欧のバンドをアメリカに紹介しているレーベル、ノースサイドの20曲入りコンピレーション盤。各アーチストについての分かりやすい解説つきのブックレットや、VÄSEN の未発表ライブ、WIMME と GARMARNA はシングル盤のみの曲が取られているなど、買って損はない。HEDNINGARNA は三枚のアルバムから一曲ずつ、VÄSEN も3曲など、力の入れ方が伝わってくる。TRIAKEL も入っている。トラッドの素朴さ暖かさと、ラジカルな暗さ深さが、入れ替わり立ち替わり現れて、聞き飽きることがない。
    (v/a)
    NORWAY 1992 THE MUSIC 92/CD/NOR/NOR NMS CD1
    *100円で拾ったノルウェイの14バンド入りの非売品プロモーションコピー。スリーブにはバンドごとに解説とエージェントの連絡先が載っている。ところどころ手書きで「フランスでただいま当たってます!」とか「ミスタービッグとツアー!」とか英語の書き込みがあって、売り込みのリアルさが感じられる。どのようにワタシのところまで流れてきたのか考えるとちょっとロマンあります。北欧モノとしては MARI BOINE は有名どころ、ワールドワイドでは BEL CANTO (エスノポップでなかなかいいですね!)と POGO POPS しかワタシは知らないが、他のバンドの曲も、パンク?ありカントリー?ありで通して聴いて案外楽しかった。他のバンド名を列挙すれば、STAGE DOLLS, THE SEPTEMBER WHEN, YEARLOVE SWANS, MERCURY MOTORS, STEINER ALBRIGTSEN, SISTER RAIN, CHOCOLATE OVERDOSE, GO-GO GORILLA, BACKSTREET GIRLS, BARBIE BONES, STELLA・・・うーん、こうして並べるとキワモノっぽいですけどネ。10年余り経った現在、どれだけの人が活動を続けているのか。こういう盤を聴くと、無性に頑張って欲しい気持ちになる。
    (v/a)
    NOTRE-DAME DE PARIS 98/2CD with booklet box/FRA/FRA SONY 952 462
    *テレビで偶然見たワールドミュージックアワードの授賞式で、ガルー、ダニエル・ラヴォワ、パトリック・フィオリという渋い男性歌手三人が歌っていた、ミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」の挿入歌 "BELLE"。これには夫婦で一発で参ってしまいました。しかも作曲は、こんなところで出会うとは思わなかったイタリアのベテランのカンタウトーレ、リカルド・コッチャンテ(同一人物だと思うけど・・・違ってたら教えてください(^^;)。そんなわけで、この豪華ブックレット(歌詞はもちろん舞台写真満載、ハードカバーでオールカラー60ページほど)付き二枚組ボックスセットを購入しました。叙情的な歌の数々を、おそらくご当地では有名な(と思われる)実力派歌手が代わる代わる歌い上げるのですから、もうこれはすばらしいとしか言いようがないです。曲のよさは聴けばすぐわかる。名作です。
    P.S. さらによくブックレットを見ていたらなんと! キーボードに Transit Express の Serge Perathoner, ベースに Magma の Jannick Top の名が! この二人はバンド組んでいた時期もあるらしい。うかつにも今日まで気づかなかった。この二人とコッチャンテがアレンジ担当で、そーいや実はマグマっぽいアレンジの曲もあるのだ。
    NOTRE-DAME DE PARIS 99/DVD/FRA/FRA POMME 952 509
    *ビデオテープで出ていたのは知っていましたが、PALが見られるビデオデッキは持っていませんから、あきらめて忘れていましたが、Eさんに JULIE ZENATTI のアルバムをいただいて、そういえばと調べてみたら、とっくにDVDになっているではありませんか! NTSCでリージョン1のもあるんですが、リージョンフリーのプレーヤがないので、むしろリージョン2でPALのフランス盤ならPCで見られるからこっちにしました。いやーすっかり堪能しました。ワタシは SEGARA 妖艶、ZENATTI 可憐でうっとり。妻はなんと言っても LAVOIE さま。英語の字幕を出せばだいたいの筋も分かるし、見れば見るほど発見があります。プレーンな舞台にクールな演出で、装置も動きも直線を強調した構成になっていて、じつにかっこいいです。メイキングでは SERGE PERATHONER, JANNICK TOP の姿も見られます。なお装丁はブック形式で、美しい舞台写真と歌詞満載です。
    NOTRE-DAME DE PARIS (english version) 00/CD/FRA/USA EPIC EK63826
    *ノートルダムは英米でも公演され、この英語盤は一曲目にセリーヌ・ディオンをゲストに迎えているが蛇足、というか平板でぜんぜん上手くないんですが。英詞はウィル・ジェニングス。エスメラルダは、もともとオーストラリアでミュージカル仕込みのティナ・アリーナ、けっこう上手いがちと雰囲気が軽いか。カジモドにガルー、フロローにラヴォワ、それにフェビュスのスティーブ・バルサモと3人の野郎どもは上手い。というわけで、このラインナップでは明らかに男声の勝ちでは。オリジナルのフランス盤があればあえて聴くほどのものでもない。
    (v/a)
    LA NOTTE DELLA TARANTA 04/CD+DVD/ITA/ITA PONDEROSA CD022
    *なんと、STEWART COPELAND と VITTORIO COSMA のプロジェクトで行なわれた、タランテッラの大イベントの最終日コンサートのライブ。BENNATO はいない。ゲストに ARES TAVOLAZZI や TERESA DE SIO の名もあるが、アレンジとギターの MASSIMO MARTELLOTTA、大勢のバックミュージシャンたちからなる ENSEMBLE LA NOTTE DELLA TARANTA 、パーカッショングループと思われる ENSEMBLE BASH あたりの働きが大きい。DVDには4曲分とバックステージの映像が入る。5万人集めたという熱気も、楽曲の魅力や演奏の多様性も十分に楽しめ、特に歌はすばらしいが、いかにもタランテッラらしいリズムや言葉のハネが、ロック寄りのアレンジのせいか、物足りない。ラストの曲なんか、歌はタランテッラなのにインストはロックだ。コープランドのドラムスがロックなんだから。ちょっとこれはないんじゃないかな。かっこいいんだけど複雑な気分。
    (v/a)
    NOTTE DELLE CHITARRE 03/CD/ITA/ITA TARGET TAR 510795 2
    *「ギターの夕べ」とでもいったライブ企画らしいが、要は大エレキギターノリノリ大会。いきなりバリバリのノイズで怯むが、あとは録音はとてもよい。Alberto Radius, Ettore Diliberto, Paolo Zanettiを中心に、後半はさらに10人以上のギタリストが参加の曲も。ゲストにバッティアート、ディ・チョッチョ、フィナルディ、グリニャーニなど超豪華。選曲もバッティアートの "Bandiera Bianca" 、リガブエやフォッサーティ、トリはモゴル&バッティスティ "Il Tempo Di Morire" を強引に盛り上げる。バック陣もすごくうまくて、ロック、プログレ、ポップスどのファン層にも楽しめる。とにかく音が厚いよ〜!
    (v/a)
    OVER THE RAINBOW THE LAST CONCERT LIVE! LP/GBR/JPN WWS71013
    *ハットフィールドやプロコルハルムが出ている。
    (v/a)
    PIANO ONE 85/CD/USA&GBR&JPN/JPN PRIVATE 32XB73
    *ピーター・バウマンのプライヴェート・ミュージックからリリースされた、純ピアノソロ集。坂本龍一、エディ・ジョブスン、ヨアヒム・キューン、エリック・ワトスンが、それぞれの腕前を聴かせる。ゴチャゴチャした音楽を聴きつづけた後の口直しにも最高だが、特にジョブスンの曲は展開が面白くて好きだ。
    (v/a)
    POP VILLA PAMPHILI 02/2CD/ITA/ITA BMG 74321950672(2)
    *このVILLA PAMPHILIというのは、このコンピに収録されたバンドやゲストを迎えて行われた、伝説のプログレ・フェスティヴァルらしいです。これだけ参加したとしたら、とてもいまどきのプログフェスでは太刀打ちできない凄さ。音のほうは残念ながらライブではなくコンピですが、中にはシングルでしか発表されなかった超レア音源も含まれ、リマスターで聴きやすくまとめられているところがミソ。元祖PFMのクレルなんか聴けるとは思いませんでしたから。貴重な二枚組みですが、古い曲、短い曲が多いので、イタプログ入門には向かないかもしれません。
    (v/a)
    ROKKI Í REYKJAVÍK -UPPRUNALEG TÓNLIST ÚR KVIKMYNDINNI 93/2CD/ICELAND HUGRENNINGUR SME2CD
    *タイトルはたぶん「レイキャビクのロック」なのだろう、と思って、ほとんど逝っちゃってるスリーブのデザインに不吉さを感じつつも、2枚組みとは思えない廃棄寸前の捨て値につられて買ってみましたが、・・・パンクでした。1981-1982と書いてあるから(それがなぜ93年に発売なのかも謎)、パンクが当時のアイスランドのロックシーンを覆っていたというのも分からなくはないですが。けっこううまいバンドもありますが、下手なんだか逝っちゃってるんだかよく分からないのもあったり、なぜかおっさん一人で歌ってるだけ?なんてのもあるし、一分少々の曲も多くて33曲も入ってますし・・・。で、レイキャビクのロックシーンって本当にこんなんだったんですかね?
    (v/a)
    SETTE VELI INTORNO AL RE 04/CD/ITA/ITA SONY MAC519016 2
    *子どもたちのためのチャリティ企画のようで、MICHELE FEDRIGOTTI, CARLO SINIGAGLIA, ARES TAVOLAZZI のプロジェクト。ゲストも FRANCO BATTIATO, FRANCESCO DE GREGORI ほか多数。内容も何かストーリーがあるみたいで、ブックレットの挿絵もとても美しくかわいらしい。クラシカルな演奏で牧歌的というか哀愁のある曲が多いが、ジャズやタランテッラもあって、メンバーがメンバーだから、演奏の水準は高く、そこに子供のコーラスが絡んだりして、すばらしい聴き物になっている。
    (v/a)
    SUCCESSI ITALIANI ANNI 70 99/CD/ITA/ITA WARNER FONIT 3984 29594-2
    *70年代のヒット曲集ということで15曲入っている。歌のうまさではジャンニベッラ、オルネラヴァノーニ、曲が垢抜けているのはアルベルトラディウス、エウジェニオフィナルディあたりでしょう。ノマディやカマレオンティなどは、さすがにぱっとしませんが・・・。ラディウスの "NEL GHETTO" がロングバージョンで入っていないかと思って買ったのがホンネ(でもアルバムバージョンでした・・・)だったのだが、なかなか楽しめました。
    (v/a)
    V 2LP/GBR/GBR VIRGIN VD2502
    *バージンレーベル初期のアーチストの曲を集めたコンピレーション。ジャケットがなかなか凝っているというか、笑わせる。マイク・オールドフィールドのドン・アルフォンソのロング・バージョンなど、今となってはけっこう珍しい音源のようだ。
    (v/a)
    VIRGIN SOUND LP/GBR/JPN COLUMBIA Y96
    *バージンレーベル初期アーチストの抜粋集で、日本国内プロモ用の非売品。こっちはジャケットがすごくみすぼらしい。・・・でもなんでこんなの持ってんだろ?。
    (v/a)
    VIVA BATTISTI ---> LUCIO BATTISTI Special
    (v/a)
    VOLI IMPREVEDIBILI - TRIBUTO A FRANCO BATTIATO ---> FRANCO BATTIATO Special
    (v/a)
    IL VOLO DI VOLODJA 15 CANZONI PER VLADIMIR VYSOTSKIJ 93/CD/ITA/ITA ALABIANCA DDCT 128553894-2
    *Tさんにおすそ分けいただきました。ロシアの反体制ギター詩人? VLADIMIR VYSOTSKIJ の曲を取り上げたトリビュートアルバム。メンツは豪華で、フィナルディ、ヴェッキオーニ、リガブエ、C.デアンドレ、ミルバ、ブランデュアルディなどなど。私はここに収められている15曲目以外、元歌を聴いたことがないし、歌詞はイタリア語とはいえ分かるわけではありませんので、的外れな事しかいえないかもしれないですが、メロディがなかなか美しいのと、何となく暗めの雰囲気は共通していてもアーチストがそれぞれの多彩な個性で演じているので、たっぷり浸れます。最後の本人の歌の迫力には息を呑みます。

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