2007年6月
2007年06月30日
本日の更新:
@ 記事紹介N185 女子校に京都光華女子中高校の記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N321 大学・大学院・専門学校に関西大学と奈良市の育英西中高の記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N175 売買春・従軍慰安婦に記事紹介を追加しました。
つれづれ
「沖縄での集団自決」、「従軍慰安婦」問題と、今日の久間章生防衛相の「原爆投下」に関する見解を重ねてみた時、日の政府がどの方向に進んでいて、国際社会とどのように関わっているのかが明瞭に浮き上がってきます。そして、これを「歴史認識の相違」といって見過ごすことが、誰を利し誰を見捨てることになるのかも明瞭でしょう。
「原爆投下しょうがない」 久間防衛相が講演
Kyoto Shimbun 2007年6月30日(土)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007063000071&genre=A1&area=Z10久間章生防衛相は30日、千葉県柏市の麗沢大で講演し、先の大戦での米国の原爆投下について「長崎に落とされ悲惨な目に遭ったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で、しょうがないなと思っている。それに対して米国を恨むつもりはない」と述べた。
米国が旧ソ連の日本への参戦を食い止めるため原爆を投下した側面があるとの見方を示し「日本が負けると分かっているのにあえて原爆を広島と長崎に落とし、終戦になった。幸い北海道が占領されずに済んだが、間違うと北海道がソ連に取られてしまった」と指摘。
また「勝ち戦と分かっている時に原爆まで使う必要があったのかどうかという思いは今でもしているが、国際情勢、戦後の占領状態などからすると、そういうことも選択としてはあり得るということも頭に入れながら考えなければいけない」と述べた。(共同通信)
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2007年06月27日
本日の更新:
@ 記事紹介N175 売買春・従軍慰安婦に記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N412 オキナワ・琉球民族に記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N353 子どもの非行・事件に記事紹介を追加しました。
C 記事紹介N354 子どもの自殺に記事紹介を2件追加しました。
つれづれ
沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述を一斉に削除した教科書検定に対する、沖縄議会の撤回要求。日本政府が従軍慰安婦問題の責任を認め公式に謝罪するよう求めた米下院外交委員会の決議案に対する、何人もの(自民党)元大臣の批判。今読んでいる田村著『国家は僕らをまもらない』(朝日新書)の輪読会をしたい気分です。
憲法改正を審議するかも知れない議員を選ぶ参議院選挙を前に、まともに話し合える場と人を作っていかなければならないと思いながら、腹回りの脂肪ばかりを増やしている情けなさ。
そう嘆く間の、少年少女の辛さと悲しさ。
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2007年06月24日
本日の更新:
@ 図書紹介B410 民族・人種に水谷驍著『平凡社新書 ジプシー 歴史・社会・文化』を追加しました。
A 「Honey com. cabin 六角堂」計画を再度手直ししました。
つれづれ
昨日は京都シネマで上映中の佐藤祐一監督『キサラギ』を鑑賞。あまり前評判を聴いていなかったにもかかわらず午前午後の部は満員立ち見(一番広いCINEMA1の客席は104席)。最終回でも50名ほど。「ファン」とは何かを考えるきっかけになりました。香川照之と塚地武雅の演技が効いた、上質のコミカルミステリーでした。
映画を見に行くまでの時間、図書係の仕事で、夏休み前に配る図書便りに載せる「課題図書紹介」を作文。編集長にボツにされるかもしれませんので、ここで紹介しておきます。
『泣き虫しょったんの奇跡―サラリーマンから将棋のプロへ』
瀬川晶司著 講談社刊「夢」を支える人になれますか 「私はあなたたちに、人が悲しいときに寄り添ってあげる友だちよりも、その人が喜んでいるときに、よかったねと一緒に喜んであげられる友だちになってほしいな」
本当にそうだ。人への慰めは、自分の良心を満足させる。凹んだ人への同情は、相手を見下す優越感からでもできる。でも、嫉妬抜きで人の勝利をたたえることは難しい。相手が同じ土俵に立つライバルならばなおさらだ。だけど「彼」の友人と恩師は違った。だから彼は頑張り続けた。
「一度失敗した人間が再び夢を追うのは、やっぱり許されないのだろうか。かっこ悪いこと、潔くないことは、そんなに罪なことなのだろうか。」
その切ない問いに「何時までわがまま言ってるの」と叱る母、「あきらめが肝心」と嘯く父、「そろそろ夢から覚めろ」と諭す教師がいる。だけど彼の両親と恩師は違った。だから彼は頑張れた。
この本は、自分が自分の夢と向き合う苦しさに耐えきれず、その裏返しで夢を追おうとする友や子を受け入れられない人達への課題図書です。
2007年06月22日
本日の更新:
@ 図書紹介B910 ヤギさんに平林章仁著『神々と肉食の古代史』を追加しました。
A 記事紹介N171 大学でのセクシュアルハラスメントに記事紹介を2件追加しました。
B 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集に記事紹介を追加しました。
C 記事紹介N354 子どもの自殺に記事紹介を追加しました。
D リンク集L970 カレーに『ティラガ』、『DiDi』さんを追加しました。
つれづれ
家出中の東京都立川市の女子高校生2人が福岡の博多で飛び込み自殺を図ったのはなぜ。枕木の上でに収めた6月の鉄道人身事故の記録はすでに22件。5月の44件に次ぐハイペースに心痛みます。
梅雨の最中の脳の襞の奥までカビが生えそうな午後。スパイスで身も心もシャッキリさせようとインド料理の店を巡ることの増える日々。授業で旧約聖書と古事記を取り上げながら「神が死んだ近代」について語っています。古代の日本人が肉を常食としていたことに思い遣ると、ヤギさん料理の可能性をまたヒシと感じます。ちなみに沖縄・奄美では今でも山羊料理はポピュラーですが、イカ墨料理もまた沖縄の名物であることを知る人は少ないようです。ものの本によると、イカ墨三大料理地はイタリア・スペイン・沖縄だとのこと。この夏、山羊キーマカレーとイカ墨カレーを完成させる予定です。
湿っ気た空気にうんざりしていた夜更け、日本ユニセフ協会URL: http://www.unicef.or.jp からのメールマガジンが届きました。同じ地球の上で、同じようには暮していない人々のことを思う想像力を失わないようにしたいものです。
日本ユニセフ協会・特集 「命をくれる水、命をうばう水」 世界中で26億人(5人に2人)が、トイレなどの適切な衛生施設を持っていません。このうちの20億人が、農村の人々です。
18歳未満の子ども4億2500万人に安全な水がなく、
9億8000万人の子どもに適切な衛生施設がありません。
5歳未満の子ども1億2500万人以上が、
安全な飲み水へのアクセスのない家庭で暮らし、
2億8000万人以上がトイレ(衛生施設)のない家庭で暮らしています。
1年間に生まれるおよそ1億2000万人以上の子どもの半分が、トイレ(衛生施設)のない家庭に、5人にひとりが、安全な飲み水へのアクセスのない家庭に生まれています。
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2007年06月18日
本日の更新:
@ 記事紹介N174 ドメスティック・バイオレンスに京都の男性被害者に関する記事紹介を追加しました。
つれづれ
庭の紫陽花が次々を花弁を開き始めました。赤花と青花と白花の西洋紫陽花、2種類の額紫陽花、墨田の花火、全部で50株ほど。
鉛色の梅雨空に瑞々しい彩が映える紫陽花ですが、観る人の気は空の色に沈むばかり。
2007年06月17日
本日の更新:
@ リンク集L970 カレーに『菜食南インド料理レストラン サベラ』さんを追加しました。
A 記事紹介N415 アフガニスタンに邦人NPOも負傷したテロ事件の記事紹介を追加しました。
つれづれ
今日は午後から瀬木直貴監督の『Watch with Me 卒業写真』を鑑賞。肺がんで死ぬ主人公を看取った妻の名が、ホスピスで死んだ私の妻と同じ名だったことに一瞬ドキリ。この3月、名古屋のホスピスで肺癌で死んだ私の父の姿も重なりました。日本の映画には登場しにくい白黒写真を焼き付ける暗室風景に親しみを感じ、ヒロイン萩原ひとみ役の高木古都の瑞々しさに惹かれました。久々に胸からこみ上げるものを感じたラストシーンと、エンディングに流れたハイファイセットの『卒業写真』もベストマッチ。帰りがけに十字屋によってCDを買ってしまいました。
ちなみに、「Watch with Me」とは「私とともに目を覚まして祈りなさい」(新約聖書・マタイによる福音書)という意味言葉。近代ホスピスの創設者、シシリー・ソンダース女史はこの言葉にホスピスの基本精神を託して「死が近い人を見守る」という意味で使用したとのこと。
いい気分になったその足で、本日紹介した『菜食南インド料理レストラン サベラ』さんで。女性オーナーに料理の解説をしてもらいながら食事を堪能。カレー料理の可能性を再確信しました。
ところが、家に帰ってWEB-NEWSをチェックしていると心沈む記事が……。わずかながらでも、できる支援を続けたいと再決意。
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2007年06月16日
本日の更新:
@ 図書紹介B910 ヤギさんに森まゆみ著『自主独立農民という仕事 佐藤忠吉と「木次乳業」をめぐる人々』を追加しました。
つれづれ
教え子の告別式に行ってきました。静かで綺麗な顔をしていました。お棺に白菊を捧げ、「さよなら。行ってらしゃい」と声をかけました。
死んだら終い。痛みも苦しみもなくなります。ただ、その分、残されたものがその分の辛さや悲しみを引き継がなくてはなりません。
今日手直しした「六角堂計画」の一番のモデルになっているのは、まもなくあの世に行ってから3年目になる妻が闘病中だった死の一年前の夏、二人で行った北海道帯広近郊の十勝千年の森です。大きな麦飯石に腰掛けて風に吹かれながら、大きな春楡の木の幹を撫でながら、「地球からパワーをもらった気がする」と笑っていた姿が目に浮かびます。
残されて、生きていくのは大変です。
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2007年06月15日
本日の更新:
@ 記事紹介N123-161 同性婚に記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N162 性同一性障害 TS・TGに記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N319 私学一般に記事紹介を追加しました。京都の学校別私学・教育情報からもどうぞ。
C 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集に記事紹介を追加しました。
D 「Honey com. cabin 六角堂」計画入り口を、トップページ左のメニューウインドウに追加しました。
つれづれ
中学校所属時代の教え子が急に亡くなり、明日が告別式。
26年間で閉じた命の重みと、人という存在の軽さに胸が詰まります。
2007年06月13日
本日の更新:
@ 記事紹介N353 子どもの非行・事件 2007年に学校内で特異な記事紹介を追加しました。
A この数年アイデアを暖めてきた「Honey com. cabin 六角堂」計画の提案をします。管理人室からも覗いて頂けるようにしました。
つれづれ
女神様や巫女さんの微笑が神様に届けば、今日紹介した「六角堂」計画は一気に進むはずです。
提案に関心や興味、賛同を下さる方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。
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2007年06月09日
本日の更新:
@ 図書紹介B910 ヤギにムルルヴァ,ジャン=クロード著山本知子訳『旅するヤギはバラードを歌う』を追加しました。
A 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に厚生労働省と警察庁の統計の記事紹介を追加しました。
つれづれ
昨日の「中居正広の金曜日のスマたちへ」を観て、中村中の姿に強く心を惹かれました。性同一性障害の歌手という話題性にではなく、その語られた言葉や語る表情がとてもステキでした。今日、代表作の「友達の詩」(2nd.シングル)を買いました。心に染みました。
今日紹介した記事の中で問題にされていたのは、昨年の児童・学生の自死が、過去最多の886人に上ったということでした。ただ、それ以上に気になったのは、厚生労働省が2007年6月6日に公表した平成18年人口動態統計月報年計(概数)の概況では、「2006年の自殺者は2万9887人で、前年から約670人減り、同省の統計としては4年ぶりに3万人を下回った」としているのに対し、警察庁 平成18年中における自殺の概要資料では、「自殺者全体は前年より1.2%(397人)減ったものの、3万2155人と9年連続で3万人を超えた」ことになっていたこと。今まで不覚にも気が付いていませんでしたが、その差は「厚労省が自殺した日本人だけを対象としているのに対し、警察庁の統計は外国籍の人も含めているため」です。
32155人-29887人=2268人。日本で自殺した外国人が一年間に2268人もいるという事実をどう受け止めたらよいのか。その国籍や職業に向けるべき目を、私達が持ち合わせていなければ、子供達の自死へ注ぐ視線も、表面をなぞるだけになってしまうでしょう。
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2007年06月01日
本日の更新:
@ 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に佐賀県の記事紹介を追加しました。(ただこの記事では、自殺と特定はされていません。)
つれづれ
5月の1ヶ月間に、N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害 特別室 枕木の上でに収めた自殺や詳細不明の鉄道人身事故の記事紹介は、40件を超えました。教え子の父親が自殺した2003年の9月以降、淡々と集め始めた記事紹介ですが、一月で40件を越えたのは、これが初めてです。世の中で何が起こっているのか、あるいはWeb記事の編集者の意識をそこに向けているものは何なのか、気になります。
昨夜は、中間考査の問題を印刷し、今日のテストの採点が始まるまでのエアポケットのようなひと時。
観るのをよそうかどうしようかと迷っていた映画を、思い切って見に行きました。シルベスタ・スタローンの「ロッキー・ザ・ファイナル」と、井筒和幸監督の「パッチギ!ラブ&ピース」です。
両作品とも、両監督の思い入れに付き合わされてしまったな、というのが率直な感想です。「パッチギ」は一作目の方が素朴でよかった。キョンジャ役の中村ゆりの愛らしさが光っていました。
「ロッキー・ザ・ファイナル」では、ロッキー・バルモア≒シルベスタ・スタローンが死を迎える準備、自分の存在を若い人=未来に印象付ける営みをしているのだなと感じ入りました。「最後の闘い」の後の「すべてを吐き出した」というロッキーのつぶやきにそれを実感しました。シルベスタ・スタローンは、きっと筋肉増強剤の副作用で、肝機能障害か循環器系の疾患で、近い将来死ぬのでしょうね。
「ロッキー・ザ・ファイナル」は妻エイドリアンに「女性の病気」で先立たれたロッキーが、妻の墓に赤い薔薇を捧げてたたずみ、墓石にキスをする場面で始まります。成人して社会人となったロッキーの息子は、母の命日にも墓参りを来ず、「過去」に生きている父を疎み、父が経営するレストランでの食事もすっぽかします。映画の最後の場面は、再びエイドリアンの墓に薔薇の花束を捧げて去るロッキーの後姿で締めくくられますが、そこに、彼の新しい人生を読み取ることはできませんでした。そうしたエピソードは、毎週妻の墓の花壇を手入れしに行く我が身につまされました。
1976年に封切られた第一作からの30年間、波乱の中にも栄光に包まれ続け、人生の締めくくりとして自分の納得のいく「闘い」を終えてこの世を去ることができたロッキーがうらやましくもありました。
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007年05月30日
本日の更新:
@ 記事紹介N123-161 同性婚とN162 性同一性障害 TS・TGに記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集に記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に記事紹介を追加しました。
つれづれ
新聞やテレビのニュースは、汚職やそれに絡む大臣らの自殺の記事で賑わっていますが、社会の腐敗、崩壊が日常化、構造化するなかで、学校の崩壊も静かに進んでいます。
学校五日制の見直しや学力向上を叫ぶ人間の目や耳には、トップニュースで伝えられることもない滋賀の複数の教師によるセクハラ事件や、東京の女生徒の自殺がどのように届いているのでしょう。
その記事を何人の教師や管理職が自分の学校のこととして受け止めているでしょう。
自分が籍を置いている学校に、朝出かけるのが憂鬱になる毎日です。
2007年05月23日
本日の更新:
@ 図書紹介B910 ヤギに古庄弘枝著『モー革命 山地酪農で「無農薬牛乳」をつくる』を追加しました。
つれづれ
目を付けていた屋久島の土地が見知らぬだれかに買われてしまいました。
そうやって、チャンスの神様の前髪をつかみ損ねて、貧乏神の髭ばかりをつかむことになるのでしょうね。
今日紹介した本は酪農に関するレポートですが、そこで提唱されている牛を山で放牧し、山の芝で育てる「山地酪農」は、私の思う山羊チーズ作りと思想的にはドンピシャリのものです。
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2007年05月16日
本日の更新:
@ 図書紹介B970 カレーに講談社編『旬の食材〈別巻〉 ハーブ&スパイス図鑑』を追加しました。
A 記事紹介N353 子どもの非行・事件 2007年に記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に記事紹介を追加しました。
つれづれ
また何とも言いようのない事件がおきました。
殺人にせよ、自殺にせよ、ニュースとして話題にするのではなく、そこに耐え難い辛さや生き辛さ、不安や混乱があるということを胸に刻み、目の前の子供達と付き合うことが求められているのだと、改めて肝に銘じました。
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2007年05月13日
本日の更新:
@ リンク集L970 カレーに『ダチョウ料理&白いカレー屋「マッハV」』さんを追加しました。
つれづれ
昨日は犬童一心監督の『眉山』を鑑賞。監督の作品にしては、二時間ドラマのようなカメラワークにがっかり。ただ、宮本信子の凛とした存在感と、松嶋菜々子の芯のある柔らかさが印象的でした。
今日は、以前から気になっていた堺市三原のダチョウ料理と白いカレーが売り物の「マッハV」を探訪。北海道の東藻琴で食べたダチョウ料理と比べ、淡白なダチョウ肉の味を生かそうとしたオシャレな味付けの料理でした。ホワイトカレーはショウガとココナッツミルクをベースにした優しい味。ウッディな店内は気が張らずくつろげました。おおらかなマスターに出店の経緯やダチョウ肉の入手方法などを聞かせて頂き、電車で二時間近くかけて訪れた収穫おおいにあり。
スパイシー&フルーティーカレーとシェーブル(山羊)チーズ入りホットサンドをメニューにしたカフェ『六角堂』のイメージが、だんだん固まってきました。
2007年05月10日
本日の更新:
@ 図書紹介B131 均等法・雇用差別・労働条件に田口亜紗著『生理休暇の誕生』を追加しました。
A 図書紹介B141-2 風俗にフリッシャウアー,パウル著『世界風俗史〈1〉〜〈3〉』を追加しました。
B 図書紹介B177 ポルノ・ヌード・わいせつ物出版放送販売に中里見博著『ポルノグラフィと性暴力 新たな法規制を求めて』を追加しました。
C 京都の学校別私学・教育情報に同志社小学校とノートルダム女学院高校の記紹介を追加しました。
つれづれ
今朝の朝日新聞の『天声人語』にまもなく東京で公開される柴田昌平監督のドキュメンタリー映画『ひめゆり』の紹介がありました。学ぶ意欲を持ちながら望みを絶たれ、命を絶たれた少女達の無念を思う時、明日の授業をしっかりせねばと思い直します。
ページのはじめにもどる
2007年05月09日
本日の更新:
@ 図書紹介B930 モロビトに玉村豊男著『田舎暮らしができる人 できない人』を追加しました。
A 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に記事紹介を追加しました。
つれづれ
今年に入ってから、WEBニュース(朝日新聞と京都新聞)に掲載された「鉄道人身事故の記事」が、異様なほど多く見られます。5月だけでもすでに17件。すべてが自殺かどうか分かりませんが、その数字に気が塞ぎます。
連休中に職場の同僚が亡くなりました。公立学校を退職されて昨年から来られていた62歳の非常勤講師の方で、挨拶ぐらいのお付き合いしかありませんでしたが、急な訃報に心が沈みました。そのことが管理職から教職員に知らされたのは4日もたった今日の職員会議。黙祷一つないまま「報告」で済まされました。昨日は、お釈迦様の誕生を祝う「花祭り」の催しが行われ、講堂は花であふれていましたが、亡くなった先生の机の上には読まれることもない連絡プリントが放置されているだけ。悲しくなって今朝、家の庭のツル薔薇を5輪切って持っていき、机の上に供えました。ともに過ごした人の死を、ともに悼むことすらできない学校は、何を教えていくのでしょう。ちなみに、職員会議の主要な報告は進路指導係主任からの「今春の大学進学実績について」でした。
2007年05月06日
本日の更新:
@ 図書紹介PB111 フェミニズム・女性学・ジェンダーフリー・地位に加藤秀一著『ジェンダー入門 知らないと恥ずかしい』を追加しました。
A 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に記事紹介を追加しました。
つれづれ
連休も今日で終わり。次の楽しみはドリームジャンボかな……。私の「当りの順番」が来るまで、目の前の仕事を誠実にコツコツ。
ページのはじめにもどる
2007年05月04日
本日の更新:
@ 図書紹介PB111 フェミニズム・女性学・ジェンダーフリー・地位にフックス,ベル著『フェミニズムはみんなのもの 情熱の政治学』を追加しました。
A 図書紹介B122 夫婦・家族・主婦・ライフサイクル・セックスレスに落合恵美子著『21世紀家族へ 家族の戦後体制の見かた・超えかた』を追加しました。
B 図書紹介B127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に高橋祥友著『あなたの「死にたい、でも生きたい」を助けたい』を追加しました。
C 図書紹介B144 裸体・身体に小倉孝誠著『“女らしさ”の文化史―性・モード・風俗』を追加しました。
D 図書紹介B156 恋愛・性愛・性意識に島村麻里著『ロマンチックウイルス ときめき感染症の女たち』を追加しました。
E 図書紹介B970 カレーに井上宏生著『スパイスとブッダの不思議な物語』を追加しました。
F リンク集L970 カレーに『くだもんや YUKKO』さんを追加しました。
つれづれ
昨日は大阪のルーツカフェくだもんや YUKKOを訪れてフルーツキーマカレーと黒ゴマバナナジュースを頂きました。そのうえ、店長の米塚さんから、開店のいきさつやお店のコンセプトなどいろいろ話を伺いました。脱サラして自営業を始めるのは大変ですが、きちんとした夢を持ってそれを実現しながら生きていくというのは、とてもステキなことだと再認識しました。
明日は父の49日の法要と納骨。これで、また一つの区切りがつきました。
2007年05月01日
本日の更新:
@ 図書紹介B141-1 社会・文化に立木鷹志著『接吻の博物誌』を追加しました。
A 図書紹介B156 恋愛・性愛・性意識に宮迫千鶴著『官能論 祝福としてのセックス』を追加しました。
B 図書紹介B910 ヤギに石田ゆうすけ著『洗面器でヤギごはん』を追加しました。
C 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に記事紹介を追加しました。
つれづれ
今夜もまた、NHK教育TV「知るを楽しむ 人生の歩き方 −見城慶和 夜間中学校は僕らのふるさと−第2回」の再放送をしていました。元夜間中学教諭見城慶和さんや生徒さんたちの姿を見、その言葉を聴いていると、教えることと学ぶことの原点を見る思いひとしお。さっそく見城さんの特集が乗っているNHKテキスト「人生の歩き方 2006年10・11月 なかにし礼 死こそわが友/見城慶和 夜間中学校は僕」を紀伊国屋BookWebで注文しました。
「生きるために学ぶ」ということを忘れて知識を詰め込み、生徒を叱り飛ばすばかりの学校は、いくら最新鋭を誇っても、教育の缶詰工場みたいなものに成り下がるしかないのでしょうね。
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2007年04月30日
本日の更新:
@ 分類表900に「970カレー」のカテゴリーを追加。手持ちの関連図書をB970 カレーに、食べに行った店のサイトや時々のぞいているサイトをリンク集L970 カレーに収めて紹介しました。
つれづれ
初夏の日差しを浴びることもなく、一日パソコンに向かって過ごした連休二日目。
明日は5月1日。昔々、子供づれでメーデーのデモに参加していたことが御伽噺のように思われます。
2007年04月29日
本日の更新:
@ 図書紹介B910 ヤギ 絵本・童話・物語にドーデ著『スガンさんのヤギ』ほか2冊の絵本の紹介を追加しました。
つれづれ
爽やかに晴れ渡った日曜日。条件が整えば、屋久島に行っていたはずのGW初日ですが、いつもどおりに日が暮れました。
当面すべきことにも、本来したいことにも、真正面から取り組めぬまま日々をやり過ごすごとに疲れが増します。
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2007年04月24日
本日の更新:
@ 図書紹介B145 宗教一般―死と葬儀 葬儀・葬祭に斎藤美奈著『冠婚葬祭のひみつ』を追加しました。
A 図書紹介B142 女性史・伝記・生き方 女性史に武田美保子著『〈新しい女〉の系譜 ジェンダーの言説と表象』を追加しました。
B 図書紹介B144 服飾・装飾・化粧・裸体・人形―服飾一般に鷲田清一監修『服と社会を考える 〈2〉 服とコミュニケーション』、『服と社会を考える 〈3〉 服の力』を追加しました。
つれづれ
窓の外から伝わる静かな雨音が、微かな慰めとなる夜更けです。
こどもとこどもが、大人と大人が、人と人が自然に言葉を交し合えることの困難さを乗り越えることが、今の日本の社会の最大の課題のように思える一日でした。
2007年04月22日
本日の更新:
@ 図書紹介B141 社会・文化・風俗・民俗・広告に大塚ひかり著『美男の立身、ブ男の逆襲』を追加しました。
A 図書紹介B155 摂食障害・ダイエットに海野弘著『ダイエットの歴史 みえないコルセット』を追加しました。
B 図書紹介B172 猥褻行為・強姦・ストーカー等の犯罪に小泉知樹著『彼女は嘘をついている』、矢田部孝司・矢田部あつ子著『お父さんはやってない』、鈴木健夫著『ぼくは痴漢じゃない! 冤罪事件643日の記録』を追加しました。
C 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に記事紹介を追加しました。
つれづれ
朝日新聞のWEBニュースにはイラク議会で爆発 議員8人死亡、20人けが (04/13)、反政府勢力の攻撃で民間人669人死亡 アフガンで昨年(04/17) 、バグダッド連続爆弾テロ 死者183人、全土で233人(04/19)と、イラクでの内戦状況が伝えられています。しかし、この土日に各テレビ局から流される週間ニュースでは、ほとんど取り上げられることもありません。
個人的な恨みによる殺人には敏感でも、国家的な犯罪には鈍感な日本のメディアの鈍感さや権力に対する及び腰がこの国をどこに導いていくのか。批判すべきものを批判せず、批判しやすいものを批判するジャーナリストの手には、「正義のペン」は握られていないのだと思います。
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2007年04月18日
本日の更新:
@ 図書紹介B111 フェミニズム・女性学・ジェンダーフリー・地位に荷宮和子著『なぜフェミニズムは没落したのか』を追加しました。
A 図書紹介B122 夫婦・家族・主婦・ライフサイクルに玄田有史・斎藤珠里著『仕事とセックスのあいだ』を追加しました。
B 図書紹介B143 文学 その他 文学と性に高橋準著『ファンタジーとジェンダー』を追加しました。
C 図書紹介B171 職場・大学のセクシュアルハラスメントに中嶋聡著『ブルマーはなぜ消えたのか』を追加しました。
D 記事紹介N354 子どもの自殺 2007年に記事紹介を二つ追加しました。
つれづれ
伊藤一長長崎市長を射殺した山口組系暴力団幹部には怒りを覚える一方、市長の死の翌日に娘婿が市長選に立候補したことに違和感を覚えます。
米バージニア州バージニア工科大で32人を射殺し自らも自殺した韓国人留学生の殺し方に暗澹たる思いを抱くと同時に、近隣の町の銃砲店が簡単に資格審査をパスさせ銃と弾丸50発をたった541ドル(約6万8000円)で売るアメリカの銃社会にも大きな疑問を感じます。
暴力団幹部は「市長を許せないのは、市民の為県民の為不正を許すことができないからです」という手紙をテレビ朝日に送りつけていたと報じられ、留学生の部屋には「『お前たちのせいでこうなった』『堕落している』など周囲の学生への恨みなどが書かれたメモがあった」と報道されています。きっと二人の殺人犯には「自分なりの正義」があり、彼らを生み出した社会にも「それなりの正義」があるのでしょう。しかし、「命を奪うことを容認する正義」は、決して正義の名に値しません。だからこそ、「正義」を振りかざすものの胡散臭さを嗅ぎ分け、「命の重み」と「人の尊厳」にしっかり足場を据えて日々を送りたいものです。
学校という場に於いて言えば、「教師がふるう正義の暴力に気付けぬ教師」と、その「正義に従順たらんとする子供達」の悲劇と、そうした子供を守れぬ大人の無思慮・無力を思うほどに気が滅入り、罪悪感を深めるばかり。
「丸く治める」のではなく、時には「鋭く闘う」ことこそが、大切なものを守ることなのだと改めて肝に銘じました。
2007年04月16日
本日の更新:
@ 図書紹介B144 服飾・装飾・化粧・裸体・人形―服飾一般に日置久子著『女性の服飾文化史 新しい美と機能性を求めて』を追加しました。
A 図書紹介B144 服飾・装飾・化粧・裸体・人形―下着に古賀令子著『コルセットの文化史』を追加しました。
B 記事紹介N333&N173 教師・教頭・校長のセクハラ特集に3つの記事紹介を追加しました。
つれづれ
新学期の授業が始まって、はや1週間。気を奮い立たせて気合を入れて送る日々。
子ども達に教えられるものがある限り、子どもたちと学びあえる関係を作っていける限り、なんとかかんとか……
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2007年04月06日
本日の更新:
@ 図書紹介B510 人権・平和・福祉とB411&B412 琉球とヤマトとアイヌに藤野豊著『忘れられた地域史を歩く 近現代日本における差別の諸相』を追加しました。
つれづれ
明日は新年度の始業式。大人も子どもも不安と緊張のスタートです。それを乗り越えるだけの夢や期待を胸に秘めておかないと、すぐにへこたれそう。一人でへたり込まないためにも、支え合える人と人との関わりを紡ぎあえれば幸いです。
学校よ、誰もが健気に生きていくのに必要な人間関係を学び育てる場所であれ!
※ 忌引をとって名古屋に帰っている間、メールBOXには500通以上のメールが溜っていて、そのほとんどはスパムメール。それにまぎれて大事な連絡を下さった方のメールもうっかり削除してしまっているかもしれません。失礼があればお許しください。
2007年04月04日
本日の更新:
@ 図書紹介B144 服飾&B313生活指導―制服に高橋一郎ほか著『ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし』を追加しました。
A 図書紹介B144 服飾・装飾・化粧・裸体・人形―裸体にモリス,デズモンド著『ウーマンウォッチング』を追加しました。
B 図書紹介B144 服飾・装飾・化粧・裸体・人形―服飾一般に鷲田清一監修『服と社会を考える 〈1〉 服と自分』と近藤好和著『装束の日本史 平安貴族は何を着ていたのか』を追加しました。
C 図書紹介B160 性的マイノリティ一般に セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク編 『セクシュアルマイノリティ 同性愛、性同一性障害、インターセックスの当事者が語る人間の多様な性 第2版』 を追加しました。
D 記事紹介N123 結婚・離婚・シングル・事実婚・不倫に『一夫多妻、男性逮捕後もなお 女性10人同居 東大和』2007/04/04を追加しました。
E 記事紹介N162 性同一性障害 TS・TG 2005-2007年に『性同一性障害手術で「医療ミス」 立命大院生、賠償請求へ』2007/03/28と『性同一性障害者での戸籍変更申し立て、奈良家裁が却下』2007/04/02を追加しました。
つれづれ
3月23日午前10時45分、父が肺がんで死にました。緩和ケアが行き届いて、静かな死に際でした。
死後の様々な手続きに必要な除籍謄本を取りに、生まれて初めて父の出生地の愛知県東浦町へ行くと、そこには私の姓と同じ名の牧場がありました。戦前、祖父はその辺りの農地を売り払って名古屋でタクシー屋を始めました。その孫の私が名古屋を捨てて京都に行き、それから30年経った今、田舎暮らしやヤギチーズ作りに憧れていることに、何やら因縁めいたものを感じました。
月が変わってまもなく新学期が始まるにもかかわらず、屋久島パイン株式会社の屋久島の不動産物件情報を繰り返し眺めてばかりいる花冷えの夜です。
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