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B160  性的マイノリティ一般
紹介図書の目録
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図書紹介 留意事項


























































書名:
「性別が、ない!」人たちとのつきあい方
実はあなたにも当てはまる20の性別パターンガイド
No. B160024
NDC 367.9
著者・出版社:
新井祥/ぶんか社
初版2011/07/20
1,200
内容:
ニューハーフ、ゲイ、レズ、FtM、MtF、女装家など、性にオープンになってきている現代、セクシュアルマイノリティーな人たちとどう接したらいいか!? その対処法を両性具有作家・新井祥がマンガでわかりやすく解説!! また、自身がセクシュアルマイノリティーであることを公言し、現在話題沸騰中の佐藤かよ、NAKED BOYS吉原シュートとの対談も収録!! ほかでは読めない彼女たちのホンネに新井祥がせまる!! 日本初の性別取扱コミック!!

  まえがきにかえて―性別まんなかあたりのごあいさつ
  性転換した人編
  スペシャル対談1 新井祥×佐藤かよ
  体はそのままで××な人編
  スペシャル対談2 新井祥×吉原シュート
  中性の人編
  無性の人編
  ゲイ・レズビアンの人編
  あとがきのようなもの―まとまってないまとめ


新井祥[アライショウ]
30歳まで女性として暮らしてきたが、染色体検査で半陰陽(男と女の中間の性)と判明。男性化したり女性化したりする自分の体質の謎が解け、縮胸手術を受ける。以後、男性として創作活動を続ける

メモ:


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書名:
性を再考する
性の多様性概論
No. B160023
NDC 367.900
著者/出版社:
橋本秀雄、花立都世司、島津威雄【編】/青弓社
初版 2003/05/21
\1600
内容:
性を決定するものとは何か?ゲイやレズビアン、女らしさ/男らしさという規範、性同一性障害、男でも女でもない第三の性=インターセックス―「男‐女」という二元論を超えた身体とジェンダーと性のありようについてセクシュアルマイノリティの当事者たちと研究者がわかりやすく講義して、性の自己決定の可能性を探る。

  性の多様性概論を学ぶにあたって―心的外傷からの回復 橋本秀雄

  第1部 ジェンダーとセクシュアリティから性を再考する
   ジェンダー―性と権力   岩本美砂子
   語られなかったフェミニズム―レズビアンの歴史 富岡明美
   セクシュアリティの解放―レズビアンの視点から   池田久美子
   セクソロジーと社会現象としての性―性に関する本質主義と構築主義 池田久美子
   ヘテロセクシズムを超えて   平野広朗
   セックスワークという問題提起―セックスワークと人権 要友紀子・水島希
   セクシュアリティと私たちの人権   島津威雄
   セクシュアリティは切り札にあらず   鬼塚哲郎
   イメージと性―ローリー・とビー・エディソンを中心に 加須屋明子
   性は限りなく実体化した可変概念 蔦森樹

  第2部 身体から性を再考する
   精神科医としてなぜ性同一性障害にかかわるのか―生の一回性ということ 中島豊璽
   性同一性障害はインターセックスのサブタイプなのか 針間克巳
   トランスジェンダーからみた性別二元制 佐倉智美
   トランスセクシュアルについて   虎井まさ衛
   クイアでノンパスなお話し   阿部まりあ
   半陰陽の子供たちとその家族の医療対応と福祉支援理論篇―身体から性を再考する
  性の多様性教育―花立都世司

  あとがき 「先生が昔あんなこと言っていたよな」 橋本秀雄


橋本秀雄[ハシモトヒデオ]
1961年、大阪府生まれ。PESFIS(日本半陰陽者協会)主宰。

花立都世司[ハナタテツヨシ]
地方公務員のかたわら、NPOボランティア活動にかかわって、行政やNPO活動の各地研修会などでワークショップを実施し、大学では性の多様性などの講義を非常勤講師として担当している。

島津威雄[シマズタケオ]
1940年、京都市生まれ。関西医科大学助手、三重大学医学部講師を歴任。定年退職後の現在は、三重大学で非常勤講師を務め、三重県在日外国人教育研究協議会(事務局長)やセクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク(賛助会員)、多様な性を考える会(代表)で活動。

メモ:
ジェンダー、セクシュアリティ、レズビアン、ゲイ、トランスセクシュアル、インターセックス

橋本秀雄さんの著書紹介はこちら
池田久美子さんの著書紹介はこちら
虎井まさ衛さん、佐倉智美さん、蔦森樹の著書紹介はこちら


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書名:
セクシュアルマイノリティ
同性愛、性同一性障害、インターセックスの当事者が語る人間の多様な性
第2版
No.B160022
NDC 367.900
著者/出版社:
セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク【編】ロニー・アレキサンダー・池田久美子・おかべよしひろ・木村一紀・黒岩龍太郎・高取昌二・土肥いつき・宮崎留美子【著】/明石書店
初版2006/03/20
\2625
内容:
性に関する従来の枠組みに対し、セクシュアルマイノリティの当事者が、その現実と多様な性のあり方、社会への展望を語った旧版の改訂増補版。レズビアンの項を追加し、ガイドライン第3版や特例法、海外事例など最新情報も網羅し、平易に説明した格好の入門書。

はじめに(抜粋)
本書は2003年の出版以来好評をもって迎えられ、このたび、改訂第2版を出す運びとなりました。読者の皆様には心より感謝いたします。第2版への変更点は、第2部で「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の成立と施行に対応して法律関係の記述を刷新したことと、「治療と診断のガイドライン」第3版に応じて記述を改めたことです。また第3部では、当会のロニー・アレキサンダーを新たにレズビアンの執筆者として迎え、レズビアンに関する記述を加えたことなどです。


  序章

  第一部 生物の多様な性とインターセックス

 第1章 生物の多様な性
  1 はじめに
  2 メス・オスの定義
  3 性決定はメス・オスだけでない
  4 性転換をする生物
  5 同性間にもある性行動
  6 多様な性とともに生きるために

 第2章 インターセックスと呼ばれる人々
  1 戸籍性別の決定と半陰陽という例外
  2 性分化の成り立ち
  3 インターセックスとはどんな人々か
  4 肉体的な特徴から見て性別のあいまいな人々
  5 インターセックスの遺伝子を持つ人々
  6 インターセックスは病気か?

 第3章 インターセックスの人々をとりまく問題
  1 医師たちの苦悩──医療現場がなしてきたこと
  2 親たちの苦悩
  3 当事者たちの苦悩
  4 社会制度の問題点
  5 現代医療の進展とともに発生してきた問題
  6 これからの社会に望まれること

  第二部 心の性と性同一性障害

 第1章 心の性
  1 セックスとジェンダー
  2 心の性(性自認)
  3 多様な性のなかでのトランスジェンダー
  4 トランスジェンダーも多様
  5 性のゆらぎ
   コラム タイのトランスジェンダー

 第2章 性同一性障害とは何か
  1 性同一性障害とは何か
  2 GIDの診断と治療

 第3章 GIDの人たちをとりまく環境
  1 GID当事者のおかれた状況
  2 GID当事者が生きやすい社会をつくっていくために

 第4章 GIDをめぐる法的諸問題
  1 書類上の性別記載をめぐって
  2 「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」について
   コラム 戸籍の性別変更ができれば問題は解決されるのか

 第5章 性別二元制を超えて
  1 トランスジェンダーをめぐるさまざまな考え方
  2 「らしさ」からはずれることの困難
  3 性別二元制を超えて

  第三部 同性愛と性的指向

 第1章 同性愛と性的指向
  1 同性愛と性的指向
  2 性的指向とはどのようなものか
  3 同性愛者は人口の何%存在するのか?
  4 ゲイとレズビアン
  5 レズビアンとは何か

 第2章 同性愛をめぐる様々な視点
  1 同性愛は病気か?
  2 同性愛の原因
  3 同性愛は罪でしょうか?
   コラム オスカー・ワイルド

 第3章 同性愛嫌悪と差別
  1 同性愛嫌悪とは
  2 内面化された同性愛嫌悪
  3 同性愛者はどこにいる?
  4 性的指向はプライバシーか?
  5 相談コーナー
  6 カミングアウト体験記
  7 差別はどのようにして顕在化するのか
   コラム 「オカマ」は差別か
       オカマの語源

 第4章 同性愛者の未来
  1 “パレード”“ドラァグ”“レインボー・フラッグ”
   コラム 実行委員長おかべよしひろが語るパレード
  2 同性愛者が求める法的権利
  3 多様なライフスタイルをめざして

 第5章 HIV感染症の予防
  1 エイズをとりまく現在
  2 減らない新規患者・感染者
  3 どうすれば感染しないのか
  4 患者・感染者が暮らしやすい社会を
  5 自分の健康を守る
   コラム 長谷川博史さんにきく――エイズと共に暮らす社会

  おわりに 多様な性が認められる社会

  基本用語集
  性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律
  執筆者が薦める図書のリスト
  セクシュアルマイノリティ教職員ネットワークのメンバーが執筆した本
  セクシュアルマイノリティ団体の紹介
  セクシュアルマイノリティ教職員ネットワークについて


メモ:


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書名:
セクシュアルマイノリティ
同性愛、性同一性障害、インターセックスの当事者が語る人間の多様な性  (第1版)
No.B160021
NDC 367.900
著者/出版社:
セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク【編】池田久美子・岡部芳広・木村一紀・黒岩龍太郎・高取昌二・土肥いつき・宮崎留美子【著】/明石書店
初版2003/03/25
\2000
内容:
セクシュアルマイノリティの当事者が、そのおかれた現実と多様な性のあり方、そして性の自己決定と自分らしく生きることのできる社会のありようを語る、人権教育、セクシュアルマイノリティ教育の画期的な入門書。

  はじめに

  序章      高取昌二

  第一部 生物の多様な性とインターセックス

  第1章 生物の多様な性      池田久美子
  1 はじめに
  2 メス・オスの定義
  3 性決定はメス・オスだけでない
  4 性転換をする生物
  5 同性間にもある性行動
  6 多様な性とともに生きるために

  第2章 インターセックスと呼ばれる人々      
黒岩龍太郎
  1 戸籍性別の決定と半陰陽という例外
  2 性分化の成り立ち
  3 インターセックスとはどんな人々か
  4 肉体的な特徴から見て性別のあいまいな人々
  5 インターセックスの遺伝子を持つ人々
  6 インターセックスは病気か?

  第3章 インターセックスの人々を取り巻く問題      黒岩龍太郎
  1 医師たちの苦悩──医療現場がなしてきたこと
  2 親たちの苦悩
  3 当事者たちの苦悩
  4 社会制度の問題点
  5 現代医療の進展とともに発生してきた問題
  6 これからの社会に望まれること

  第二部 心の性と性同一性障害

  第1章 心の性      宮崎留美子
  1 セックスとジェンダー
  2 心の性(性自認)
  3 多様な性のなかでのトランスジェンダー
  4 トランスジェンダーも多様
  5 性のゆらぎ
  6 病気か個性か、生得か環境か

  第2章 性同一性障害とは何か      土肥いつき
  1 性同一性障害とは何か
  2 GIDの診断と治療

  第3章 GIDの人たちをとりまく環境      土肥いつき
  1 GID当事者のおかれた状況
  2 GID当事者が生きやすい社会をつくっていくために

  第4章 性別二元制を超えて      宮崎留美子
  1 「らしさ」からはずれることの困難
  2 戸籍の性別変更(訂正)問題
  3 性別二元制を超えて

  第三部 同性愛と性的指向

  第1章 同性愛と性的指向      木村一紀
  1 同性愛と性的指向
  2 性的指向とはどのようなものか
  3 同性愛者は人口の何%存在するのか?
  4 同性愛は病気か?
  5 同性愛の原因
  6 同性愛は罪でしょうか?

  第2章 同性愛嫌悪と差別      木村一紀
  1 同性愛嫌悪とは
  2 内面化された同性愛嫌悪
  3 同性愛者はどこにいる?
  4 性的指向はプライバシーか?
  5 相談コーナー
  6 カミングアウト体験記
  7 差別はどのようにして顕在化するのか

  第3章 同性愛者の未来
  1 “パレード”“ドラァグ”“レインボー・フラッグ”      岡部芳広
  2 同性愛者が求める法的権利      高取昌二
  3 多様なライフスタイルをめざして      高取昌二

  第4章 HIV感染症の予防      木村一紀
  1 エイズをとりまく現在
  2 減らない新規患者・感染者
  3 どうすれば感染しないのか
  4 患者・感染者が暮らしやすい社会を
  5 新規の感染者をゼロに

  おわりに 多様な性が認められる社会

  基本用語集
  執筆者が薦める図書のリスト
  セクシュアルマイノリティ教職員ネットワークのメンバーが執筆した本
  セクシュアルマイノリティ団体の紹介
  セクシュアルマイノリティ教職員ネットワークについて
  著者紹介


メモ:
2006/03/20  第2版 出版により絶版

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書名:
季刊 女も男も/2003年冬号
特集 多様なセクシュアリティを考える
No. B160020
NDC
著者・出版社:
/労働教育センター
初版2003/01/31
\886
内容:

  巻頭エッセイ
  国家による心の支配の時代-教育基本法改正がめざすもの  岡村達雄

  多様なセクシュアリティを生きる時代ー池上千寿子
  一人の人間は典型と非典型のごちゃごちゃのミックスだ 聞き手 宮淑子

  「アタリマエ」「ジョーシキ」への挑戦
  巨大な異性愛”強制”社会の中で  伊藤悟

  立ちふさがる戸籍上の性別訂正
  「濃い人生」に感謝しつつ、できることから  虎井まさ衛

  性のグラデーション
  女も男も、そして半陰陽も!  橋本秀雄

  資料  知っておきたい「性」の基礎知識 伊藤悟

  手記「性同一性障害」の手術の周辺  加藤香織

  男女分けをやめ、正しい知識をもつこと
  セクシュアルマイノリティの生徒を受け入れる学校に必要なこと  本誌編集部


  いま学校で

  養護  「私」自身の性的解放  性的自立度をチェックする  馬屋原信恵
  小学校  「男の子だって知りたい」 自分の体  男の子の性教育を考える  望月久美子


  ムーブメント
  仕事は自分で作るもの
  「会社業務の便利屋さん」として独自の道を歩む片岡節子さんの生き方  松永るみ子

  乳がん体験者の『病気がくれた贈り物』
 創立から1年の「1・2の3で温泉に入る会」  木村久美子

  アンチ「賢い女」を生きる
  抑圧の罠から逃れてラクに生きたい  稲田深智子

     ほか


メモ:
労働教育センターのサイトはこちらから  /  「女も男も」のページはこちらから

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書名:
多様な「性」がわかる本
性同一性障害・ゲイ・レズビアン
No. B160019
NDC 367.9
著者・出版社:
伊藤悟、虎井まさ衛【編著】/高文研
初版2002/09/10
\1,500
内容:
性も「十人十色」。性同一性障害と同性愛の人びとが協同してつくった初めての本。自分の心と肉体の性別が一致しない性同一性障害の当事者四人とその子どもの母親、ゲイ、レズビアンそれぞれ三人ずつが、生い立ちから現在までを語った手記を中心に、「座談会」「用語解説」「Q&A」など、多様な「性」を理解するための本。

  第1章 性同一性障害
    *自然に電車に乗れるまで
            上川あや(MTF、「TSとTGを支える会(TNJ)」運営メンバー)
    *うつ病と生活保護と性同一性障害
             新井友香 (1972年生まれ、MTF)
    *立ちションできたら乾杯
            渡辺匡代 (FTM)
    *ペニスがないだけで俺の人生棒にふってたまるか
            伊藤聰 (1974年生まれ、FTM)
    *我が子のもらった多くの出会いに感謝!
            寺嶋佳代 (1963年生まれ、FTM子を持つ母親)


  第2章 ゲイ
    *三人家族、僕とハナとマシュー
            そうわあつし (1973年生まれ)
    *同性愛者として誇りを持って生きる
            馬場英行 (1967年生まれ、「すこたん企画」、「動くゲイとレズビアンの会〈アカー〉」会員)
    *世界が変わる音がする
            村瀬哲哉 (1982年生まれ)


  第3章 レズビアン
    *「存在しないもの」にされないために
            小川葉子 (1963年生まれ、「LOUD」運営スタッフ)
    *レズビアン、否定から肯定へ
            川本恵子 (1974年生まれ、農村伝道神学校在籍)
    *自分の心に正直に
            鈴木綾乃 (男性と離婚後、同姓のパートナーと同居生活)


  第4章 座談会 それぞれの「性」を生きる
       出席者
       伊藤悟      (ゲイ=男性同性愛者、「すこたん企画」主宰)
       大江千束   (レズビアン=女性同性愛者、「LOUD」運営スタッフ)
       野宮亜紀   (MTF=男性から女性へのトランスセクシュアル、「TNJ」運営メンバー)
       虎井まさ衛 (FTM=女性から男性へのトランスセクシュアル、「FTM日本」主宰)


  第5章 多様な「性」を理解するための基礎講座
    *多様な「性」のあり方     伊藤悟
    *用語解説                    
           性同一性障害(GID=Gender Identity Disorder)
           トランスヴェスタイト(TV=Transvestite)
           トランスジェンダー(TG=Transgender)
           トランスセクシュアル(TS=Transsexual)
           FTM(Female to Male)
           MTF(Male to Female)
           性別適合手術(SRS=Sex Reassignment Surgery)
           インターセックス(IS=Intersex)                              以上 虎井まさ衛
          TSはISのサブタイプ   黒岩龍太郎
    *セクシュアル・マイノリティQ&A「よくある質問」に答えます   伊藤悟、虎井まさ衛
          Q. 身体は女性なのに女性が好きということは、「心が男」ってことになるんですか?
          Q. カミングアウトしたいのですが、どうやってしたらいいのでしょうか?
          Q. 同性同士で「家族」を作ることなんてできるんでしょうか。海外ではどうなっているのでしょうか?
          Q. 「美容整形」と「いわゆる性転換治療」とはどうのように違うのですか。
          Q. 男性から女性へ、女性から男性への治療にはどのようなものがあるのですか?
          Q. 身体を人工的に改造して性を変えるなどということは、親にも申し訳ないし、
             神様を冒涜しているように思えるのですが?

  あとがき


伊藤悟[イトウサトル]
1953年、千葉県生まれ。高校講師の時、生徒たちが中学時代に受けた人権侵害を『先生!ビンタはむかつくぜ』(三一書房)で告発。以後教育問題をかわきりに、『すこたん企画』をベースに作家活動を続ける。
予備校講師・深夜放送DJなどを経て、現在は法政大学講師もつとめる。ひょっこりひょうたん島ファンクラブ会長。
1993年9月『男ふたり暮らし』(太郎次郎社)で、自ら同性愛者であることを公言。「人間の数だけ生き方がある」をポリシーに、多彩な創造活動を展開中。性教育・英語・音楽と多様な分野にわたって、著書多数

虎井まさ衛[トライマサエ]
1963年、東京都生まれ。作家。性同一性障害当事者・研究者・支援者のためのミニコミ誌『FTM日本』、同目的の英文ニュースレター『ASIANTS CLUB』主宰。
性と人権について、教育現場や特にメディアを通じてアピールすることに力を入れている

黒岩龍太郎[クロイワリュウタロウ]
1957年生まれ。幼児期、停留睾丸切除。第二次性徴期に再び性器過形成を生じ、出産を経験してもなお性自認は男性。性染色体はXX女性型だが常染色体変異を遠因に持つISかつGIDの当事者。


あとがきに書かれた虎井まさ衛さんの言葉を一部引用すれば、この本の特徴が一目瞭然。
どんな人々にも一つや二つ、他の人と違うところはあるはずなのに、それでも難なく市民生活を送っているのに、どうして性的にユニークな場合にはそれが許されないのだろう、

「人種の違いや貧富の差を越え、性別の垣根なく、平等に生きられる社会を!」というようなスローガンはよくあるではないですか。しかしそれを言っているご本人たちが、どうして性的なマイノリティだけを排除するのでしょう。

「どうもこのままではイカン!」というわけで、今回は同性愛の人々と性同一性障害を抱いた人々が協力して本を作りましたが(などと、なんてことない風に書いていますけれども、考えてみると世界的に稀に見る性質の本ではないでしょうか!)

考えてみてください。一番好きな人が同性愛者だったら・お子さんが性同一性障害を抱えていたら?それを理由にそのような大好きな人たちがいじめられたら?ひどい場合には殺されてしまったら?

そんなことのない世界を作っていくためにも、どうかもう一度、この本を読み直してみてください。
自分の心と肉体の性別が一致しない性同一性障害の当事者四人とその子どもの母親、ゲイ、レズビアンそれぞれ三人ずつが、生い立ちから現在までを語った手記を中心に、「座談会」「用語解説」「Q&A」など、多様な「性」を理解するための本です。

メモ:
  性同一性障害、ゲイ、レズビアン、インターセックス   ※ 分類表160へどうぞ

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書名:
同性愛・多様なセクシュアリティ
人権と共生を学ぶ授業
No.B181021
NDC375.000
著者・出版社:
“人間と性”教育研究所【編】/子どもの未来社
初版2002/07/25
\\2500
内容:
どこの学校にもいるセクシュアルマイノリティの子どもたち。当事者の視点から「人権と共生の教育」に新たな一歩を刻む。

  1 セクシュアリティをめぐる現実と課題

   解説 性的マイノリティの子どもたちが直面する四つの困難
   母親の手記 わが息子へ―自分に誇りをもち、堂々と生きてほしい
   論文 多様なセクシュアリティと「性の体制」
   論文 学校文化と異性愛主義
    ほか

  2 多様なセクシュアリティを学ぶ授業

   授業実践・小学校―刷り込まれた偏見と差別に気づく
   実践・中学校学級活動―好きになる人はいろいろ、想いの純粋さは同じ
   実践・中学校社会科―ナチスドイツによる同性愛者虐殺について学ぶ
   実践・中学校英語―ハーヴェイ・ミルクの実話を教材に他者理解を深める
   実践・高校生物―自然界の多様で豊かな性をし知っていますか?
   実践・高校国語―同性同士のセックスはいけないの?
   実践・聾学校高等部―同性愛者からの「家族への手紙」で学ぶ
   実践・高校保健―自慰からセクシュアリティの多様さを考える
   実践・高校家庭科―自分が家族だと思ったのが家族

  3 さまざまな「サポートグループ」

   1 性的マイノリティの子どもたちのためのグループ
      ―HAPPY SWING
   2 多様なセクシュアリティをもつ人々のためのグループ
      ―Various Sexuality Group
   3 他者と出会い自分を語り合う場
      ―AGP関西「GAYである自分を語る会」
      HIV/STD感染の予防に向けた学習と啓発活動の場
      ―MASH大阪「STD(性感染症)勉強会」
   4 親のゆっくりした自然な需要を目指す活動の場
      ―HSA札幌ミーティング親の会
   5 人間の性の多様性をキーワードに教育の変革をめざす
      ―セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク

  4 海外情報/性的マイノリティ関連団体・書籍紹介

 世界の性的マイノリティの人権保障と教育事情
  性的マイノリティ関連団体情報
       ほか


メモ:
セクシュアルマイノリティ、性的マイノリティ、HAPPYSWINGサイト紹介
記事紹介No.181a030505m30「性の形は多様 同性愛 教室で深く」

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書名:
ブレンダと呼ばれた少年
ジョンズ・ホプキンス病院で何が起きたのか
原書名:AS NATURE MADE HIM
No.B160018
NDC367.900
著者・出版社:
コラピント,ジョン  Colapinto,John/無名舎  
初版2000/10/20
\1,890
内容:
1967年、アメリカで包皮切除手術に失敗した8ヶ月の双子の男の子のひとりが、性科学の権威、ジョン・マネーの勧めによって、性転換手術を受け、ブレンダという名前で女の子として育てられた。性転換をすれば、女性の生殖機能を持つことができ、正常な性生活をおくれるとマネーは説得したが、実は、ブレンダは「性別の自己認識は環境的要因によって決まる」というマネーの理論を裏付けるための格好のモルモットとして利用されたにすぎなかった。マネーは、この症例を医学ジャーナルに発表し、自説の正当性を主張し、キンゼーレポート以来の偉大な発見としてセンセーションを呼ぶ。だが、少女となった男の子のこころと身体は、成長するにつれ重大な危機を迎える…。

  第1部 SFゲーム
     初春の吹雪
     性の伝道師
     ブレンダへ 
          ほか

  第2部 自分の生いたちを知って
     困惑する医師たち
     風変わりな少女
     性転換者
           ほか

  第3部 自然のままの姿で
     不可解な沈黙
     あいまいな性器
     カリスマの落日
         ほか


コラピント,ジョン[コラピント,ジョン][Colapinto,John]
カナダ、トロント生まれ。トロント大学で文学修士課程修了。ニューヨーク在住のジャーナリストで、『ヴァニティ・フェア』『ザ・ニューヨーカー』『エスクァイア』『マドモアゼル』誌などでコラムを書く。『ローリング・ストーン』誌に掲載された取材記事で全米雑誌賞を受賞。また、2000年に『ブレンダと呼ばれた少年』で作家デビューし、よりよい生活のための賞を受賞した。



メモ:
絶版、扶桑社より「ブレンダと呼ばれた少年 ― 性が歪められた時、何が起きたのか」2005/05/30 出版

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書名:
講談社現代新書
〈性〉のミステリー
越境する心とからだ
No.B160006
NDC367.900
著者・出版社:
伏見憲明/講談社
初版1997/03/20
\735
内容:
女でありたい男、男でありたい女。男が好きな男、女が好きな女。あなたの内側にも広がる「性の迷宮」とは?推理じたてで常識的二元論をくつがえす異色作。

  プロローグ
   「本物の女」と「本物でない男女」たち?

  第1章 ジェンダ
    「男」と「女」の作られ方

  第2章 セクシュアリティ
    欲情の傾向と対策

  第3章 セックスと性自認
    「本物の女」「本物の男」とは?


メモ:


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書名:
ジェンダーと多文化
マイノリティを生きるものたち
No.B160009
NDC367.200
著者・出版社:
桑山紀彦/明石書店
初版1997/10/30
\2800
内容:

  第1章 ジェンダー・フリーを生きる

   ズボンとスカートの間  ――男中心社会の衣・性・人    平野広朗
          赤信号・みんなで渡ればこわくない、か?
          布・からだ・セクシュアリティ
          一夫一婦制の甘酸っぱい嘘
          人生語り
          男中心社会にカムアウト

   レズビアンとして、摂食障害経験者として     林ゆりか
          初恋は女の子
          男性と付き合い始めてみたものの
          隠しとおすことのストレス
          気負わずにカミングアウト

   ひとりであること、そしてシングルマザーであるということ    神谷麻衣
          シングルマザーと私
          母子寮にて
          しんぐるまざーず・ふぉーらむ≠フ女たちと    ほか

  第2章 外国人として日本に生きる

   多文化の中の女性とこころ ――在日一世の女たち      平林久枝
          儒教はどのように女を束縛してきたか
          在日一世の女たちの形成    ほか

   駆け込み寺の外国人女性たち ――SOSが聞こえる     大森雅子
          タイからのSOS
          人身売買・管理売春のまかり通る現実    ほか

   10年目の節目を迎えたアジアからの農村花嫁たち     桑山紀彦
          集団見合いから10年が過ぎて
           いじめのない山形の外国人女性の子どもたち

メモ:
地球のステージホームページ  桑山紀彦
平野広朗/『週刊金曜日』●「伝説のオカマ〜」は差別か

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書名:
310人の性意識
No.B161xxx
NDC367.900
著者・出版社:
性意識調査グループ編/七つ森書館
初版1998/09/05
\2,625
内容:
1996年10月から実施された「ノンヘテロセクシュアル女性たちの性意識調査アンケート」。レズビアン、バイセクシュアル女性、トランスセクシュアル、Aセクシュアルなど、さまざまな性指向・性自認をもつ310人の回答者たち。10代から60代までの、さまざまなライフスタイルや価値観がリアルに浮かび上がる。個人インタビューも収録した、日本初のアンケート調査。

  はじめに

  回答者のプロフィール

  Chapter 1 セクシュアリティ   
  Chapter 2 恋愛
  Chapter 3 カミングアウト
  Chapter 4 結婚
  Chapter 5 性行動
  Chapter 6 身体と健康
  Chapter 7 生活
  Chapter 8 マイノリティであること
  Chapter 9 趣味
  interview

  1. 森永グリコ(24歳/会社員) 性指向=カテゴライズしない
  性自認=女性?
  2. 佐藤かほり(29歳/俳優)   性指向=レズビアン
  性自認=女性
  3. 鈴木陽子(36歳/美容師)  性指向=レズビアン
  性自認=女性
  4. 倉本容子(35歳/事務職員) 性指向=結婚しているレズビアン
  性自認=女性
  5. 恩納恵理(27歳/アルバイト) 性指向=バイセクシュアル
  性自認=女性
  6. 平木直子
       (44歳/福祉施設職員) 性指向=レズビアン
  性自認=女性 
  7. T(29歳/派遣社員)   性指向=わからない
  性自認=女性
  8. 押上彰(22歳/会社員)  性指向=ヘテロセクシュアル
  性自認=男性(FTMTS)
  9. 大野遥子(31歳/公務員)  性指向=レズビアン
  性自認=女性


メモ:


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