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B161  同性愛
紹介図書の目録
※  このページは初版刊行年ごとに図書紹介をしています   は最新紹介図書です
  同性愛一般

  2011年   2011年   2010年   2009年   2007年   2006年   2005年   2002年   2000年   1999年   1998年   1996年   1994年
  歴史
  同性婚
  同性間の性暴力
  小説
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図書紹介 留意事項



































































書名:
文春新書
同性愛の謎
なぜクラスに一人いるのか
No. B161025
NDC 367.9
著者・出版社:
竹内久美子/文藝春秋
初版2012/01/20
777
内容:
三島由紀夫、オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで。古今東西の事例や本邦初公開を含む学説から「子を残しにくいはずなのに常に一定の割合を保ち続ける」同性愛者のパラドックスに挑む。

  第1章 男性同性愛者は超男性か、超女性か
    まずはペニスサイズを測定する
    女性ホルモンに、女性的に反応する脳
    「今夜、いっしょに過ごしませんか?」―スラッシュ小説とボーイズ・ラヴ
    汗の“匂い”は性フェロモン?―三島由紀夫と聖セバスチャン

  第2章 遺伝子
     双子の兄弟の一方が同性愛者なら他方は?―ベイリー&ピラードの調査
    どうやって同性愛遺伝子を増やすのか―ヘルパー仮説を検証する
    同性愛の世界史―同性愛は本来、どんな社会でも当たり前だった
    同性愛遺伝子はどこにある?

  第3章 脳
    男と女:右か左か?
    触れ合うだけで幸せになれる―愛と癒しのホルモン:オキシトシン
    脳を調べる

  第4章 謎が解けてきた!
    天才たちとエイズ禍―オスカー・ワイルドからフレディ・マーキュリーまで
    なぜ兄の数が多いのか―ブランチャードとボガートの調査
    同姓婚の開拓者たち
    プラクティス仮説―セックスには練習が必要だ
    いよいよ本命仮説登場!


竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな!』(第8回講談社出版文化賞科学出版賞受賞)など。


メモ:


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書名:
世界一周ホモのたび
No. B161024
NDC 726.1
著者・出版社:
サムソン高橋【原作】、熊田プウ助【漫画/ぶんか社
初版2011/06/20
1,100
内容:
異色の旅行コミックエッセイ!男色・サムソン高橋の珍方見聞録!ホモライターがホモの理想郷を求めて、世界を翔る。

  私がたびに出た理由
  恐怖・TSUNAMIと私!
  バンコクではっちゃけタイ
  ペナン島で考える ゲイのモテとは?
  ホモ温泉は大騒ぎ!inハンガリー
  私とキアヌとフルーツと…
  マシッソヨー!ソウル美味の旅
  ソウルでワシもモテてみたい
  NO下心 インドネシア
  シンガポールで乗り換えファック☆
       〔ほか〕



メモ:


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書名:
双書zero
男の絆
明治の学生からボ−イズ・ラブまで
No. B161023
NDC 384.7
著者・出版社:
前川直哉/筑摩書房
初版2011/05/25
1,680
内容:

「男の友情」は男にしか分からない…。そんな“絆”も、じつは歴史の産物だった。明治時代までさかのぼり、学生の間ではやった「男色」の、その後も展開を追う。いまの男女問題を解くヒントに満ちた、画期的な考察。

  第1章 「学生男色」の時代
  第2章 「やったか、やってないか、それが問題だ」
  第3章 女学生の登場と「男同士の恋」
  第4章 「男色」から「男の友情」へ
  第5章 「同性愛者」の誕生
  第6章 締め出される女性と「ボーイズ・ラブ」
  終章 「男の絆」から「人びとの絆」へ


前川直哉[マエカワナオヤ]
1977年兵庫県生まれ。東京大学教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍中。現在、灘高等学校教諭(日本史)、および大学非常勤講師。専門はジェンダーとセクシュアリティの社会史。

メモ:


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書名:
二人で生きる技術
幸せになるためのパートナーシップ
No. B161022
NDC 367.9
著者・出版社:
大塚隆史/ポット出版
初版2009/10/29
¥2,310
内容:
「目的地を共有しておく」「意思を確認しておく」「現状を把握する」「技術によって関係を調整する」ゲイバー「タックスノット」の店主、大塚隆史が自らの経験を元に説く、二人が一緒にいるために必要な「技術」。「二人」の関係に悩むすべての人に。

  第1講 「二人で生きる」のはじまりと理由
    お互いを結びつける「言葉にしにくい何か」
    「二人で生きる」の出発点
         ほか

  第2講 「二人で生きる」日々の積み重ね
    ありのままの自分でいられるような人
    同居はルール作りから
         ほか

  第3講 覚悟、決意、考える
    「母と子」のような関係
    なんとか関係を続けてみる
        ほか

  第4講 辿り着いた「二人で生きる」
    現在の僕の暮らし
    共通体験という方法
         ほか

  補講 「二人で生きる」技術
    関係作りは技術だ
    言葉を手に入れる
         ほか


大塚隆史[オオツカタカシ]
その昔、一世を風靡したラジオ番組『スネークマン・ショー』に参加し、ゲイのポジティブな生き方を発信。1982年にバー『タックスノット』を新宿に開店。現在に至るまで多くのゲイやレズビアンの相談相手として幅広い支持を得ている。また、長年にわたり造形作家として数多くの作品を生み出し、独特の世界観を披露し続けている。

メモ:


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書名:
岩波新書
同性愛と異性愛
No. B161021
NDC 367.9
著者・出版社:
風間孝、河口和也/岩波書店
初版2010/03/19
¥798
内容:
日本は同性愛者に寛容というのは本当だろうか。なぜ「見えない」存在なのか。エイズ問題や公共施設の利用拒否事件、ある殺人事件などを題材にしながら、異性愛社会に染み付いたホモフォビア(同性愛嫌悪)の諸相を描き出す。また、同性愛者が肯定的に生きていくための取り組みも紹介。同性愛者から見た、もうひとつの日本社会論。

  第1章 エイズ・パニック
  第2章 法廷に出された差別
  第3章 歴史のなかの同性愛者たち
  第4章 ホモフォビアと異性愛主義
  第5章 性的マイノリティとは何か
  第6章 親密であるということ


風間孝[カザマタカシ]
1967年群馬県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。現在、中京大学国際教養学部准教授。専攻は社会学、ゲイ・スタディーズ。

河口和也[カワグチカズヤ]
1963年愛知県生まれ。筑波大学大学院博士課程社会科学研究科単位取得満期退学。現在、広島修道大学人文学部教授。専攻は社会学、ゲイ・スタディーズ。

メモ:


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書名:
祥伝社文庫
MILK〈上〉
ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代
THE MAYOR OF CASTRO STREET-The Life And Times Of Harvey Milk
No. B161019
NDC 289.3
著者・出版社:
シルツ,ランディ、藤井留美【訳】/祥伝社
初版2009/04/20
¥700
内容:
「権力は与えられるものではなく、自分で勝ち取るものだ」公職にゲイの候補者を出すことが、ゲイ・ムーブメントを前進させる最善の手段だ…。そう確信したハーヴェイ・ミルクは、市政委員に立候補することを決意する。

  1 希望のない日々
    シャツを着ない男たち
    平凡なゲイ
    ジュディ・ガーランドの死
    海辺のソドム

  2 カストロ・ストリートの市長
    政治は芝居だ
    初期の侵入者たち
    戦いのはじまり
    ゲイのメイン・ストリート ほか


シルツ,ランディ[シルツ,ランディ][Shilts,Randy]
学生時代からゲイであることを公表し、1981年から『サンフランシスコ・クロニクル』紙の記者として活躍する。82年に『MILK―ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代』を出版。初期の段階からエイズの取材・報道に精力的に取り組み、『そしてエイズは蔓延した』(草思社刊)を著した。その後も同性愛者の差別・エイズ問題に関してのトップ・ジャーナリストであり続けたが、94年2月17日、エイズによる合併症のため亡くなった。

藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒。


メモ:


書名:
祥伝社文庫
MILK〈下〉
ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代
THE MAYOR OF CASTRO STREET-The Life And Times Of Harvey Milk
No. B161020
NDC 289.3
著者・出版社:
シルツ,ランディ、藤井留美【訳】/祥伝社
初版2009/04/20
¥700
内容:
1978年11月27日、サンフランシスコ。三回の落選、当選後の在任期間わずか四六週間、市政委員のハーヴェイ・ミルクはモスコーニ市長とともに反対勢力の手によって凶弾に倒れる。カストロ・ストリートから始まったキャンドルライト・マーチが静かに夜の街を埋めつくしていった。
市民は二人の冥福を祈るしかなかった―。

  3 市政委員ハーヴェイ・ミルク
    メディアのスター
    ようこそカストロ・ストリートへ
    迫るデッドライン;カーテンコール
    死とひきかえの栄光

  4 伝説のはじまり
    正義と盗人
    幕切れ

  エピローグ

  付録 演説および遺言


シルツ,ランディ[シルツ,ランディ][Shilts,Randy]
学生時代からゲイであることを公表し、1981年から『サンフランシスコ・クロニクル』紙の記者として活躍する。82年に『MILK―ゲイの市長と呼ばれた男ハーヴェイ・ミルクとその時代』を出版。初期の段階からエイズの取材・報道に精力的に取り組み、『そしてエイズは蔓延した』(草思社刊)を著した。その後も同性愛者の差別・エイズ問題に関してのトップ・ジャーナリストであり続けたが、94年2月17日、エイズによる合併症のため亡くなった。

藤井留美[フジイルミ]
翻訳家。上智大学外国語学部卒。

メモ:


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書名:
カミングアウト・レターズ
子どもと親、生徒と教師の往復書簡

No. B161018
NDC 367.9
著者・出版社:
RYOJI・砂川秀樹【編】/太郎次郎社エディタス
初版2007-12-20
\1,785
内容:
カミングアウトをめぐる子と親、生徒と教師の、7組・19通の往復書簡。

  はじめに

  T母へ、息子へ、娘へ―家族のなかのマイノリティ
    母さん、あのとき泣いてたか
    レインボーマーチのある街で
    息子と世間と小説と
    二十歳を迎える勇太へ
    はじめから私の答えはひとつ

  U 先生へ、生徒だったあなたへ―教室のなかのマイノリティ
    「ムーミン谷とマイノリティ」レポートにこめたもの
    当事者であることを選ぶ、ということ

  V この本を読んでくれたあなたへ
    座談会 なにがあっても、わが子ですもの―ゲイ/レズビアンの子をもつ親として
    解説 カミングアウトを考えているあなたへ、カミングアウトを受けたあなたへ。


RYOJI[RYOJI]
アクティビスト。1973年生まれ。ゲイリブの次世代として、エイズ時代のゲイアクトを模索し、2000年頃より、まち場からのHIV予防啓発メッセージを発信。2001年、厚生労働省疫学研究班のプロジェクトに参加し、現在のRainbow Ringの創始期デザインに関わる。同時期、グループ「GUTS」の立ち上げに参加、数年にわたり予防啓発イベントを、東京と沖縄のライブハウスで開催。現在、予防行動を妨げない環境づくりを提案、準備している 。

砂川秀樹[スナガワヒデキ]
文化人類学者。1966年生まれ。1990年よりHIV/AIDSの民間活動に参加し、94年よりNPO法人「ぷれいす東京」で活動。厚生労働省の研究班でゲイの性行動調査などを行なう。ここ数年はHIV陽性者に関する調査に関わっている。2000年に「東京レズビアン&ゲイパレード」の実行委員長、05年〜06年に同パレードの母体団体TOKYO Prideの代表を務めた。現在、実践女子大学で非常勤講師としてジェンダー論を教えている。

メモ:
書中で紹介されている「LGBTの家族と友人をつなぐ会」へのリンクはこちら


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書名:
講談社現代新書
武士道とエロス
No. B161017
NDC 156
著者・出版社:
氏家幹人/講談社
初版1995/02/25
\756
内容:
男同士の恋の道、衆道は“武士道の華”。美少年の争奪、衆道敵討、義兄弟の契り。江戸の風俗大革命で喪われていく「性」の煌き。武士たちの愛と絆を通して日本男性史を書きかえる。

  プロローグ   信長の草履

  第1章 忘れられた敵討
    赤石愛太郎の仇討
    小姓と草履取
    江戸から明治へ       ほか

  第2章 君と私
    美少年への憧憬
    紅夢楼主人の「美少年論」
    徳富蘆花の場合
    志賀直哉の「少年愛」
    薩摩の遺風
    「稚児」と「二才(にせ)」       ほか

  第3章 恋する男たち
    奉行様と女形役者
    林羅山、男色を詠う
    「これをたゝんと思ふは愚也」       ほか

  第4章 義兄弟の契り
    「浄の男道」
    儀礼的同性愛
    フンドシ祝いの夜に
    「兄貴」と「舎弟」       ほか

  第5章 ヒゲと前髪
    衆道の退潮
    女性美と男性美
    節姫と児小姓たち
    失われたヒゲ       ほか

  第6章 男振
    「男振」
    男数奇
    “男惚れ”       ほか

  エピローグ    愛と死


氏家幹人[ウジイエミキト]
1954(昭和29)年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者

メモ:


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書名:
カミングアウト
自分らしさを見つける旅
No. B161016
NDC 916
著者・出版社:
尾辻かな子/講談社
初版2005/08/15
\1500
内容:
いじめ→空手アジアJrチャンピオン→休学→フリーター→韓国→オリンピック挑戦→失恋→「業界』デビュー→選挙!「本当の自分は必ずどこ菜にいます!」「私はレズビアン!」人が一番輝くのは自分らしく生きる時!!このカミングアウトは、私ができることの中で、きっと一番、多くの人を勇気づけることができると信じている。だから今、精一杯、胸を張って言いたいと思う。「私は、同性愛者です。一人の当事者として、社会問題に取り組んでいます」と。(「はじめに」より)

  第一章 議員誕生
  虹の意味
  性同一性障害の候補者
  両親へのカミングアウト
  ゲイ雑誌での当選記事    ほか

  第二章 自分へのカミングアウト
  部活のいじめ
  アメリカ発の暴力防止プログラム
  休学の理由
  阪神・淡路大震災で変化した心境
  テコンドーでオリンピックへ    ほか

  第三章  仲間とともに
  女性のみのクラブ・イベント
  「ゲイ・プライド」
  レズビアン特有の問題
  母へのカミングアウト    ほか

  第四章 政治の現場で
  隠れた「ジェンダー・カリキュラム」
  議員の問題発言の数々
  イギリス議会の判断
  異性愛の子どもより二〜三倍高い自殺率
  阪神・淡路大震災のとき同性愛者は
  セクシュアル・マイノリティ議員連盟
  銃弾に倒れた初のゲイ議員
  スペイン、台湾、カナダでも
  公営住宅に入れない人たちとは    ほか

  第五章 社会の中で
  同性カップルの暮らし
  法的な保障のない同性パートナー
  「同性婚」か「ドメスティック・パートナー制度」か
  すべての人のためのよりフェアな社会


尾辻かな子〔オツジカナコ〕
1974年、奈良県に生まれる。大阪府会議員。兵庫県夢野台高等学校で空手道全国大会優勝、アジアJrチャンピオン。高知大学農学部森林学科に入学するも休学。フリーターを経て、韓国ソウル大学校に留学。テコンドーのシドニー・オリンピック予選に挑戦し国内予選で敗れる。帰国後、同志社大学商学部に入学。2003年4月13日、大阪府議会議員選挙で当選。大阪府議会で女性の最年少議員となる。

メモ:
関連記事紹介No .N161a050812e10はこちらから

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書名:
同性パートナー
同性婚・DP法を知るために
No.B161015
NDC 367.9
著者・出版社:
赤杉康伸・土屋ゆき・筒井真樹子【編著】/社会批評社
初版2004/07/05
\2100
内容:
ドメスティック・パートナーの完全解説。二宮周平氏・佐藤文明氏ら特別寄稿。世界各地の同性婚リポートも掲載。


  序文 同性パートナー   赤杉康伸・土屋ゆき・筒井真樹子

     新しい関係性の創造に向けて

  第1部 同性カップルたちのライフスタイル

  ◇インタビュー・公正証書作成
     自由で楽しい生活のために求めていくもの   出雲まろう

  ■ コラム  公正証書はどのようなシステムか?
  ◇ インタビュー・パートナーと養子縁組をして
      カップルとしての実体を築いた後に    河村昌伸・河村章孝
  ■ コラム  手軽なバイパス?  養子縁組     土屋ゆき
  ■ コラム  同姓パートナーは結婚した男女と比べて不利なのか    筒井真樹子


  第2部 パートナーシップとは何か?

  第一章  家族単位から個人単位へ     二宮周平
     自己決定権からのドメスティック・パートナー法
  ■ コラム  世にも珍しい戸籍制度     土屋ゆき

  第二章  婚姻かパートナー法か
     その効力の範囲と変化
  第三章  「法律で守られる」関係の限界について

  第3部 海外における同性パートナーの位置

  第四章  世界の同性パートナー制度    角屋学
     同性愛者の権利は、世界的な議論へ発展
          世界で初めてDP制度を導入したデンマーク
          世界初の同性婚が導入されたオランダ
           PACS(連帯の市民協約)が成立したフランス
          同性愛カップルの国勢調査を行ったカナダ
          二つの同性婚裁判が勝利したアメリカ
          同性愛カップルSno人権擁護法を提出した台湾
     同性婚騒動をめぐる米国LGBTコミュニティのポリティクス    エミ・コヤマ
        問題はこの実現過程で広範な社会変革を求め続けるかどうかだ

  第4部 新しい関係性の創造に向けて

  第六章  ゲイ・コミュニティにおける法的保障とは    赤杉康伸
    ブームとしての「DP」で終わらないために
  第七章  女性間パートナーシップの行方    土屋ゆき
    女性の自由を求めて、生活を守るため
        レズビアンコミュニティの生成
        レズビアン・マザーの存在と生殖医療  ほか
  ■ コラム  「性的少数者」の医療による囲い込みについて    筒井真樹子
  第八章  トランスジェンダーとパートナーシップ    筒井真樹子
     異性愛主義と性別二元性を越えて

   ■ 用語集    筒井真樹子



赤杉康伸[アカスギヤスノブ]
1975年5月、札幌市北区生まれ。2001年3月北海道大学大学院法学研究科修士課程(専修コース)修了。ゲイ関係の主要な活動履歴は、1999年8月〜2001年2月:HSA札幌ミーティング正会員、2001年1月〜2003年10月:「レインボーマーチin札幌」実行委員。2001年5月〜現在:東京メトロポリタン・ゲイフォーラム共同代表。2004年5月現在、TMGFでの活動の他、インターネットサイト「All About Japan同性愛」にて「赤杉康伸のごく私的・政治観測」を月1回ペースで連載中。最近は、親へのカミングアウトをサポートする活動や、同性パートナーの法的保障関連の活動にもメンバーとして参加している。



土屋ゆき[ツチヤユキ]
1969年東京都新宿区生まれ。92年東京農業大学卒業。都市緑化、廃棄物等のコンポスト化、有用微生物などが専門。ジェンダー学などには全く関係のない学歴、職歴を持つ。ズボネコのレズビアン当事者として(ハッテンを求めて)多方面に活躍。思いは裏切られつつも2001年東京L&Gパレードの実行委員などが代表的。他にミニコミ誌、商業誌での執筆、個人サイト「鬼レズはマッハで走る」の運営などをする。現在はミャンマーからシンガポールにかけてのコミュニティ調査をしている


筒井真樹子[ツツイマキコ]
1968年大阪市生まれ。専門はアメリカ文化史、ジェンダー論。

メモ:
ISBN:491611762X

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書名:
ヴィリーへの手紙
verdammt starke liebe
No.B161014
NDC943.000
著者/出版社:
ファン・ダイク,ルッツ(Van Dijk,Lutz)/ポプラ社
初版2002/06/00
\1300
内容:
16歳のポーランド人シュテファンは、ある日、一瞬にして恋に落ちる。時は大戦のさなか。相手はドイツ・オーストリア軍の若い兵士だった。ふたりはその関係を数カ月間隠しとおすが、やがてシュテファンの書いた一枚の手紙が悲劇をもたらす…。時代に翻弄された恋の行方と、ナチ時代にマイノリティーが背負わされた深い哀しみをリアルな筆致で描く、傑作翻訳小説。

同性愛者に対する迫害の歴史年譜 付き


ファン・ダイク,ルッツ[Van Dijk,Lutz]
1955年、ベルリンに生まれる。ハンブルクで身障者のための特殊学校で長年教職に就く。その後、再度大学で学び、博士号を得てからはアムステルダムのアンネ・フランク・ハウスで働く。彼の児童書や実用書はいくつもの賞を受け、すでに数カ国語に翻訳されている。1992年以降、フリーのライターとしてアムステルダムに住む。『ヴィリーへの手紙』で1992年、ハンス・グリュック賞(Hans‐im‐Glueck‐Preis)を授与された


山崎恒裕[ヤマザキツネヒロ]
1956年、東京に生まれる。一橋大学大学院社会学研究科修了。1985年から10年間、フランクフルトで教職のかたわら独文学を学ぶ。帰国後、1998年『ぼくの積み木』で志木市いろは文学賞大賞、2000年『いくつもの十年』で東北北海道文学賞奨励賞受賞
メモ:
ナチスドイツ、同性愛

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書名:
クィア・サイエンス
同性愛をめぐる科学言説の変遷
QUEER SCIENCE : The Use and Abuse of Research into Homosexuality
No. B161013
NDC 367.9
著者・出版社:
ルベイ,サイモン【著】Le Vay, Simon・伏見憲明【監修】玉野真路・岡田太郎【訳】/勁草書房
初版2002/03/30
\4,500
内容:
ヒトの性的指向を決定するものは何か。選択か?生まれつきか?遺伝子、ホルモン、ストレス、脳、認知心理学、行動学的心理学、精神分析―性的指向を扱う科学理論を網羅的に取りあげ、その限界と意義を検証する。ある人がゲイかストレートか、またはバイセクシュアルになるのを決定しているのは何か?本書はそれにまつわる科学的言説を、精神分析学、ホルモン、ストレス、脳の構造、遺伝子と網羅的に紹介する一方、短縮的な「原因論」を排し、それぞれの研究の限界とその社会的意義を検討する。本当のところ科学はセクシュアリティについて、そして同性愛について何がわかっていて、何がわかっていないか。性愛という現象の内側(生物学的現実)と、外側(社会的現実)を、ひとつの歴史の流れの中に結び付ける本書は、私たちがセクシュアリティや同性愛を考える

【目次】
  序
  1  ヒルシェフェルトと第三の性
  2  同性愛の性質と出現率
  3  言葉による治療
  4  同性愛の学習・脱学習
  5  ホルモン
  6  脳
  7  精神的特性
  8  ストレス
  9  遺伝子
  10  自然に反しているのか?
  11  病気か、それとも健康か?
  12  科学と法律
  13  科学の虚構―科学の未来?
  14  結論

  原注
  日本語版への補遺
  邦訳版刊行によせて 伏見憲明
  訳者を代表して 玉野真路索引


ルベイ,サイモン[Le Vay,Simon]
ゲッチンゲン大学にて神経解剖学学位を取得。ソーク生物学研究所視覚研究室部長を経て、1992年、同性愛教育研究所(Institute of Gay and Lesbian Education:New York)を設立

伏見憲明[フシミノリアキ]
1963年生。慶応義塾大学法学部卒。評論家

玉野真路[タマノシンジ]
1970年生。東京大学大学院医学系研究科博士課程中退。科学技術翻訳者/評論家

岡田太郎[オカダタロウ]
1966年生。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了。現在、神戸大学大学院医学系研究科助手
メモ:
同性愛

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書名:
美少年日本史
No.B161012
NDC210.040
著者/出版社:
須永朝彦/国書刊行会
初版2002/02/22
\2400
内容:
天草四郎や森蘭丸をはじめとした、日本の歴史を彩る“美少年”像の変遷を、驚異的な博識でもって語りつくす。

  1 倭建に始まる―神話時代・古代の美少年
  2 在原業平―美少年から両性具有へ
  3 光源氏と狭衣大将―作り物語の美形とモデル
  4 院政期の男色―皇族・貴族の寵臣達
  5 千手と参川―高級僧侶の寵童達
  6 源平合戦の美形
  7 鎌倉時代
  8 健気に凛々しく―『太平記』の美少年
  9 芸能少年の魅惑
  10 義満の生涯を彩る美童―足利将軍の寵童1
  11 室町時代の大寺院の寵童
  12 赤松一族の美形―足利将軍の寵童2
  13 夭逝将軍義尚の男寵―足利将軍の寵童3
  14 細川男色列伝―管領家衰亡由来
  15 廻国美童記―連歌師が見た地方の美童
  16 傾国の美少年―戦国の寵童1
  17 美貌の罠―男色と奸計
  18 戦国美少年録―戦国大名の寵童2
  19 名古屋山三郎と不破万作ー伝説的戦国美少年
  20 徳川氏と男色
  21 三大将軍は美少年趣味―徳川家光の男色
  22 岡山藩の衆道騒動
  23 天草四郎―殉教の美少年
  24 衆道の席巻―『男色大鑑』の世界
  25 美少年の売色―歌舞伎若衆
  26 巷談の美少年
  27 江戸城美少年の部屋―徳川綱吉の男色
  28 平賀源内の男色趣味
  29 八代目市川團十郎―幕末の人気役者たち
  30 幕末の美少年趣味
  31 君こそ花か勝頼か―明治大正の美少年観
  32 昭和戦後から平成まで―小説と漫画
  33 芸能界の美形たち

  人名索引


須永朝彦[スナガアサヒコ]
1946年生れ。歌人・作家
メモ:
美少年,男色,衆道,両性具有,ふたなり,在原業平,同性愛

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書名:
先生のレズビアン宣言
つながるためのカムアウト
No.B161008
NDC367.900
著者・出版社:
池田久美子/かもがわ出版
初版1999/05/20
¥1600
内容:
「私は今現在、女性と暮らしています。彼女は私の恋人であり、生活上のパートナーです。」一瞬、みんな目を丸くして止まった。「へー。全然ヘンじゃないよ、先生」一人がボソリと言った。朝日新聞「ひと」欄に紹介された筆者が「レズビアンとして」周囲の人に語りはじめるまでの心の軌跡。

  第1章 「レズビアンとして生きる」ことを選ぶ
  第2章 レズビアンって何?なぜ、見えないの?
  第3章 セクシュアルマイノリティ
  第4章 カムアウトから共生へ
  第5章 教育問題として
  第6章 マスコミと人権
  第7章 解放によって社会が受ける恩恵

メモ:
教師
同性愛
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書名:
同性愛者として
coming outの軌跡
No.B161010
NDC
著者・出版社:
高取昌二/京都府教職員組合
初版2000/07/10
¥700
内容:
  多様なセクシュアリティを考えるために
  coming outの軌跡
  AIDSと同性愛
  さらに深く知りたい人のために 読書案内
  記憶にとどめたいこと
メモ:
教師
この本は市販されていないのでお求めは京教組へ 075-252-6771

関連サイト: L161  under the sky  / L160  セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク STN21
関連記事  : N161a990121e11


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書名:
同性愛の基礎知識
No.B161009
NDC 367.9
著者・出版社:
伊藤悟、やなせりゅうた/あゆみ出版
初版1996/07/10
¥1,260
内容:

  第1章 同性愛者のイメージは作られている
  第2章 同性愛者に対する抑圧の状況
  第3章 同性愛者と社会
  第4章 同性愛者と新しいライフ・スタイル
  第5章 読者へのメッセージ


メモ:
出版社倒産のため入手困難


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書名:
同性愛がわかる本
No.B161011
NDC367.900
著者・出版社:
伊藤悟【著】すこたん企画【編】/明石書店
初版2000/11/25
¥1,575
内容:
  第1章 同性愛の基礎知識
    同性愛は「異常」「倒錯」「変態」ではない
    多様な性のあり方がある
    「原因論」にふりまわされるな
          ほか

  第2章 同性愛者の置かれている状況
    自分を隠さざるを得ないつらさ
    思春期を奪われる同性指向の子どもたち
    奪われる生存権・生活権
          ほか

  私たちのライフヒストリー
    仲間との出会いの場が勇気と希望を与えてくれた(小早留美×間名汀子)
    インターネットがつくる新しい交流のかたち(高橋タイガ)
    共感しあえる仲間がいてこそ、偏見と闘っていける(新井敏之)

  第3章 新しいライフスタイルを求めて
    カミング・アウトは新しい関係を創る「過程」
    同性愛者だからこそ見えてくる新しい関係性
    「幸福の方程式」―同性愛者を抑圧する社会は異性愛者も抑圧する
          ほか

メモ:


すこたん企画のサイト紹介



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書名:
かもがわブックレット116
自分らしく生きる
同性愛とフェミニズム
No.B161001
NDC367.900
著者・出版社:
落合恵子・伊藤悟/かもがわ出版
初版1998/08/25
¥599
内容:

  対談 私たちを縛るもの、結ぶもの
  異性愛強制社会を生きる(落合恵子;伊藤悟)
  歪んだステレオタイプを作り出すメディア
  ダブル・バインド
  拘束しあう関係のなかで
  自分らしく生きるために
  すべての女たち男たちへ
  Oさんへの手紙
  それぞれの「わたし」を生きるために「自分らしく」生きられない社会で


メモ:


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書名:
異性愛をめぐる対話
No.B161003
NDC367.900
著者・出版社:
伊藤悟、簗瀬竜太/飛鳥新社
初版 1999/11/27
¥1,575
内容:
オトコとオンナじゃ割りきれない。愛はグラデーションだ!美輪明宏、中山千夏をはじめ、性転換者、インターセックス、障害者、人類学者などとの対話が現代社会の孕む“異性愛中心主義”のアブナさを明らかにする。

  アタリマエの不思議
    ―ゲイ・カップルから見えてくること
    同性愛者の置かれている現状
    「異性愛でなければならない」社会
    パートナーシップ;管理教育の恐ろしさ
          ほか


  異性愛って何?
    ―伊藤悟・対談集
    主婦は“家庭内援交”という感覚を持っている!(宮淑子)
    同性愛をバカにする連中は無知なゴキブリみたいなもんよ(美輪明宏)
    異性愛者がカップルになる方が大変な時代になる!?(坂本洋子)
    女はどんどん変わってるんだから男も変わらなきゃ!(中山千夏)
           ほか


メモ:


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書名:
学陽文庫
プライベート・ゲイライフ
ポスト恋愛論
No.B161002
NDC367.900
著者・出版社:
伏見憲明/学陽書房
初版1998/08/20
\819
内容:
ぼくはゲイと呼ばれるマイノリティだけど、「ぼくだって『ふつう』なんだ!」と叫ぼうとは思わない。それよりは「あなたもあなたであろうとすれば、「ヘンタイ」なんだ」とメッセージしたい。初めてゲイであることをカミングアウトした本書は、私たちが無条件に信じていた男であること、女であることの根底を揺るがし、新しい愛と自由の形を身をもっておしえてくれえるのだ。

  トーチ・ソング・セクシュアリティ
  怨念のモノローグ
  「彼」とぼくとのメイキング・ラブ
  セクシュアル・クリティーク・14
  「男制」と「女制」をめぐる欲動

  二人だけのラップ・パーティー
  愛の誇示ニケーション
       ほか


メモ:


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書名:
プルーストと同性愛の世界
No.B161005
NDC950.280
著者・出版社:
原田武/せりか書房
初版1996/01/20
\3,045
内容:
フィリップ・アリエスは同性愛こそ「純粋状態でのセクシュアリテ」だといった。ジル・ドゥルーズは、プルーストにおいて同性愛が「愛の真実である」とみなした。大作『失われた時を求めて』を精査しつつ、「同性愛」の多様、多彩な世界を文化史的視座から浮き彫りにする。

  序章 あえてその名を告げぬ愛
  第1章 ゲイ小説としての『失われた時を求めて』
  第2章 時代的背景
  第3章 母親は同性愛の原因となるか
  第4章 ユダヤ人であることとゲイであること
  第5章 キリスト教と同性愛
  第6章 社会における同性愛
  第7章 美意識豊かなナルシストたち
  第8章 サド・マゾヒズムについて
  終章 文学の主題としての同性愛


メモ:


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書名:
性かけがえのない
作られた嘘と偏見からの解放
No.B161006
NDC367.900
著者・出版社:
高文研編集部/高文研
初版 1994/05/15
\1,365
内容:
ハンランする性情報の中、若い性も乱反射する。女子高校生の売春の手記をはじめ、混乱した若い性の現実をさぐりつつ、人間の〔性〕の本質から〔性愛のパラドックス〕まで、若い世代の知るべき《性の真実》を伝える。

  1 女の子たち、「性」を語る
  2 男の子たち、「性」を語る
  3 ウソと偏見の中の性
  4 一女子高生の手記―「愛よりお金」を選んだ、だれも知らない私
  5 人間の「性」と「性愛」
  6 “エイズの時代”の性と愛
  7 10代での性交をどう考えるか
  補章 同性愛者からのメッセージ


メモ:


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書名:
310人の性意識
No.B161004
NDC367.900
著者・出版社:
性意識調査グループ編/七つ森書館  
初版1998/09/05
\2,625
内容:
1996年10月から実施された「ノンヘテロセクシュアル女性たちの性意識調査アンケート」。レズビアン、バイセクシュアル女性、トランスセクシュアル、Aセクシュアルなど、さまざまな性指向・性自認をもつ310人の回答者たち。10代から60代までの、さまざまなライフスタイルや価値観がリアルに浮かび上がる。個人インタビューも収録した、日本初のアンケート調査。

  1 セクシュアリティ
  2 恋愛
  3 カミングアウト
  4 結婚
  5 性行動
  6 身体と健康
  7 生活
  8  マイノリティであること
  9 趣味


メモ:


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