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B141 社会・文化・風俗・民俗・広告の小部屋

社会・文化

紹介図書目録
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通史 近現代 近世 中世
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図書紹介 留意事項














書名:
光文社知恵の森文庫
乳房とサルトル
関係者以外立ち読み禁止
No. B141138
NDC 914.6
著者・出版社:
鹿島茂/光文社
初版2007/12/20
¥649
内容:
「聖母マリア」画像の胸の大きさの変化でわかる「乳房」の社会史、中国宦官の愛憎渦巻く知られざる宮廷秘話、サルトル著『嘔吐』の主人公がマロニエの木の根っこを見て嘔吐した気持ちがわかるという昨今の若者の心情とは?過去を振り返り、今を知る。「エッチ」から「歴史」まで沸き立つ疑問に様々な文献を繙いていく究極の蘊蓄読本。

  巨乳vs.小乳
  恋は結婚の後で
  愛人は宦官
  フランス人はなぜキスが好きか
  白木屋ズロース伝説について
  女子の高等教育は国を滅ぼす?!
  おままごとボーイの謎
  変化するオス
  シェーンは帰らない
  「ズッズー」の文明衝突      ほか


鹿島茂[カシマシゲル]
1949年横浜市生まれ。東京大学大学院修了。共立女子大学文芸学部教授。専門は19世紀のフランス文学。’91年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、’96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、’99年『愛書狂』でゲスナー賞、『職業別パリ風俗』で読売文学賞を受賞。

メモ:


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書名:
コンド−ムの歴史
原書名:THE HUMBLE LITTLE CONDOM:a history
No. B141135
NDC
著者・出版社:
ア−ニェ・コリア【著】、藤田真利子【訳】/河出書房新社
初版2010/02/28
3,360
内容:
モノに歴史あり。小さなコンドームの、大きな歴史を解き明かした画期的な本! 古代エジプト・世界最古のコンドーム、カザノヴァら利用者のエピソード、素材の変化とセックスの変化。驚愕の事実が迫る!人類史上、常に重要な役割を演じてきたコンドーム。製造の歴史はもちろん、古代エジプトから現代まで、人間の行動、技術、病気、政治、心理、宗教にまでおよぶ研究を網羅した大傑作。


 パピルス、蛇、腰布
    ―古代人とコンドーム
  「犯罪」としてのセックスから梅毒まで
    ―近代初期ヨーロッパの愛
  ナポリの病気、フランス病、できもの
    ―コロンブスと梅毒
  棹も袋も決して期待を裏切らないように…
    ―議員、詩人、学者が語るコンドーム、そして由来
  鎧に対する医学者からの主張と買い手危険負担
    ―エリートによる批判とコンドーム製造業の成長、繁栄
  最も有名で、悪名高い利用者たち
    ―有名人のコンドーム譚
  マルサス、スキン、つまらない手紙
    ―西欧の文化戦争
  コンドームに対するひとりきりの戦い
    ―南北戦争と超保守による純潔運動
  猥褻広告取締法
    ―イギリスにもカムストックが?
  「十九世紀最大の発明」
    ―醜聞暴露者、道徳の擁護者、世界大戦と兵士の禁欲
  カーセックス
    ―オール・ザット・ジャズと広告の時代
  兄弟、十セントわけてくれないか…ゴムを買うんで
    ―大恐慌
  勝利は節約できたゴムの量にかかっている
    ―戦争の時代
  いい女と後部座席で…さあやろう!
    ―ベビーブームから現代の疫病へ
  彼は禁欲としか言わなかった
    ―エイズの時代
  エピローグ コンドームがたくさん、水はなし
    ―新千年紀


コリア,アーニェ[コリア,アーニェ][Collier,Aine]
メリーランド州立大学の英語学助教授。西洋史、国際ビジネス、英語教育の学位をもつ。歴史家としては、ヒューズ飛行艇博物館や、ロサンゼルスオリンピック記録プロジェクトで歴史監督を務め、また、1930年代と1960年代の平和運動において活躍した人々へのインタビューを行なっている


藤田真利子[フジタマリコ]
1951年生まれ。
英仏翻訳家。東北大学文学部仏文卒。

メモ:


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書名:
ヴァイブレ−タ−の文化史
セクシュアリティ・西洋医学・理学療法
原書名:The Technology of Orgasm:“Hysteria,” the Vibrator,and Women’s Sexual Satisfaction
No. B141134
NDC 384.7
著者・出版社:
レイチェル・パ−ル・メインズ【著】、佐藤雅彦【訳】/論創社
初版//
3,360
内容:
ギリシア・ローマ時代からの性をめぐる文化的変遷をたどり、治療器具として技術革新されてきたヴァイブレーターの軌跡を克明に追って、女性のエクスタシーの復権を高らかに宣言したメインズ女史の名著。

  第1章 誰もしたくない仕事
    男性中心主義が作り出した、期待される「女の性欲」像
    疾病パラダイムとしての「子宮性病的興奮状態」     ほか

  第2章 「ヒステリー疾患」と見なされてきた女性の性欲
    古代と中世に「ヒステリー」はどう認知されていたか?
    ルネッサンス時代の医学は「ヒステリー」をどう扱ったか?     ほか

  第3章 おお神様、彼女は何を欲しているのでしょう?
    医者は女性のオルガズムをどう扱ってきたか?
    女性の自慰が許されなかった特殊な理由     ほか

  第4章 花芯から蜜が流れ出すように
    水治療と水療法の流行
    電気療法の登場     ほか

  第5章 性欲の“男性中心モデル”の見直し
    西洋医学の「治療」としての“女をイカせるマッサージ”
    男女相互交歓的な性関係のなかで揺らぎだした男性中心主義的“性欲”観   ほか


メインズ,レイチェル・P.[メインズ,レイチェルP.][Maines,Rachel Pearl]
1950年マサチューセッツ州ブルックライン生まれ。テキサス大学で古典史学、ピッツバーグ大学で古代科学技術史および図書館情報学を専攻、カーネギーメロン大学院で服飾の現代史に関する論文『国防のための織物:20世紀有事体制下の織物と衣服』を著し歴史教育学と社会学の博士号取得。さらにピッツバーグのコミュニティカレッジで経営学を修得、ワシントンDCの国防大学では国家安全保障管理学についての学位を取得。博物館収蔵物の調査管理の専門会社を経営し、現在はコーネル大学で科学技術史の研究を進めている


佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
1957年札幌生まれ。筑波大学で心理学・教育学・「心身障害学」その他の人間諸科学を学び、地方紙記者や雑誌編集者を経て現在は翻訳家・ジャーナリスト。関心分野は科学・社会学・生命工学・政治学・政治史・情報論など


メモ:


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書名:
竹書房文庫
フェティシズムの世界史
No. B141133
NDC 145.7
著者・出版社:
堀江宏樹/竹書房
初版2007/03/05
¥599
内容:
古の時代、ありとあらゆる“フェチ”には名前などなかった。なぜならそれは等しく愛という名の病であったから…。「純潔な者は一人もいない。たいていの者は自分の罪を偽り、巧妙に隠しているだけだ」とは、母と交わり、生殖腺を抜いた美男の奴隷を妻にし、さらには屈強な奴隷に自らを“女”として抱かせた伝説を持つネロの言葉である。彼らの行為は悪徳の栄えに過ぎなかったのか、それとも勇気ある先駆けだったのか―。ただひとつ言えるのは、貴人の性癖は芸術文化をリードしただけでなく、政治をも動かす原動力となりえたということである。SM、近親相姦、同性愛…やんごとなき人々の隠れた性癖から世界史を紐解く禁断の歴史雑学本。

  第1章 古代、中世、ルネサンス
    インドSMことはじめ―カーマスートラに学ぶ愛の極意
    歪みきったマザコン―悪女なママと暴君ネロ、愛と憎しみの「蜜月」
    禁断の女装趣味と男装趣味―兄弟が性別まで交換?奇書『とりかへばや物語』
          ほか

  第2章 バロック、ロココ(マゾヒスティック・エクスタシー―神の「女」の絶愛体験
    おサイコ忠臣蔵(1)―幕府を揺るがす男の嫉妬
    おサイコ忠臣蔵(2)―吉良の首はどこへ行った?
         ほか

  第3章 ロマン主義、世紀末
    涙の大奥化粧―眉毛と美人のフェティッシュな関係
    寺は江戸時代のホストクラブ―奥女中と破戒僧の「蜜」な関係
    奥女中御用達のヘルス嬢―大奥の奥の秘密、女按摩
         ほか


堀江宏樹[ホリエヒロキ]
1977年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。大学卒業前後から、ベートーヴェンなどの楽譜をいち早く出版したブライトコップフ・ウント・ヘルテル社の日本代理店の仕事を手伝いつつ、フリーライターとして活動を開始。活動ジャンルは幅広く、クラシックCDのライナーノーツからインタビュー、舞台の脚本執筆に音楽選定まで、独特のセンスで活躍中。

メモ:


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書名:
ヴァギナ
女性器の文化史
No. B141132
NDC 491.155
著者・出版社:
キャサリン・ブラックリッジ、藤田真利子/河出書房新社
初版2005/12/30
3,360
内容:
男であれ女であれ、生まれてきたその場所をもっとよく知るために―。イギリスの女性研究者が、幅広い文献・資料をもとに描き出した革命的な1冊。図版多数収録。

  1 世界の起源―ヴァギナの民族文化史
  2 性に関する言葉の歴史―ヴァギナの言語学
  3 ヴァギナの動物学・昆虫学
  4 イヴの秘密―ヴァギナの解剖学史
  5 愛の液の世界
  6 匂える園
  7 オーガズムの働き


ブラックリッジ,キャサリン[ブラックリッジ,キャサリン][Blackledge,Catherine]
1968年生まれのイギリス人。科学の博士号を取得したあと、科学ジャーナリストとしてメディアで活躍。


藤田真利子[フジタマリコ]
翻訳家。1951年、福島県生まれ。東北大学文学部卒業。


メモ:


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書名:
ヴァギナの文化史
原書名:De oorsprong van de wereld:Feiten en mythen over het vrouwelijk geslacht.
No. B141131
NDC 491.155
著者・出版社:
ドレント,イェルト【著】、塩崎香織【訳】/作品社
初版2005/05/30
2,520
内容:
名を呼ぶことさえ憚られた女性の秘密の図説文化史。 ヴァギナは、女性の快楽の住処であり、男性たちを魅惑してきた神秘の泉であり、世界の創造の起源である。しかしながら、長い歴史の中で、その名を呼ぶことさえ憚られ、神秘のベールに包まれてきた。本書は、世界的なセクソロジー学者によって、解剖学的な知見から、女性の快楽やオルガスムの神秘、世界のさまざまな文化における不可思議な風習まで、古今東西の「女性の秘密」をめぐる驚くべき歴史を、医学史・文化人類学・最先端医学など広大な視野から探究した、世界でも初めての図説・文化史である。

  開かれるパンドラの箱―「世界の起源」をめぐる旅への招待
  ヴァギナの言語学―それは、どのように呼ばれてきたのか?
  ヴァギナの解剖学―解き明かされてきた神秘
  オルガスムの生理学―性的快楽のメカニズム
  「処女」をめぐる文化史
  フロイトとオルガスム
  生殖の不思議とそれをめぐる歴史
  セックス・トラブル―セクソロジー・カウンセリングの現場から
  クリトリス切除の歴史
  子宮と医学の文化史―女性器触診の歴史
  バイブレーターの歴史
  ヴァギナの匂いと味について
  ヴァギナへの恐怖と嫌悪の歴史
  ヴァギナの美と理想の歴史


ドレント,イェルト[ドレント,イェルト][Drenth,Jelto]
オランダを代表する性科学者(セクソロジスト)、医師。「オランダ性科学者協会」代表。性に関するあらゆる問題の相談・診察を行なっているクリニック「ルトガース・ハウス」に所属し、カウンセリングを行なっている


塩崎香織[シオザキカオリ]
オランダ語を中心とした翻訳者・通訳者。1972年生まれ。国際基督教大学卒業。1997年よりオランダ在住。


メモ:


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書名:
ペニスの歴史
男の神話の物語
原書名:A MIND OF ITS OWN:A cultural history of the penis
No. B141130
NDC 491.154
著者・出版社:
デビッド・M.フリ−ドマン【著】、井上広美【訳】/原書房
初版2004/11/30
2,940
内容:
古代シュメールの時代からバイアグラによって「勃起産業」が誕生した現代に至るまでの長い歴史、人間とペニスとの関わりをさまざまな視点から論じる。世界18か国で翻訳出版された話題の作品。

  第1章 悪魔の杖―キリスト教が生んだ神話
  第2章 シフトレバー―啓蒙の時代が生んだ神話
  第3章 ものさし―「黒いペニス」という神話
  第4章 葉巻―フロイトが生んだ神話
  第5章 破城槌―フェミニズムの時代の神話
  第6章 割れない風船―勃起産業と新たな神話


フリードマン,デビッド[フリードマン,デビッド][Friedman,David M.]
ジャーナリスト。『ニューズデイ』紙および『フィラデルフィア・デイリー・ニューズ』紙の元記者。ニューヨーク市在住


井上広美[イノウエヒロミ]
名古屋大学文学部卒業。翻訳家。


メモ:


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書名:
お尻とその穴の文化史
原書名:HISTOIRES DU DERRI`ERE
No. B141129
NDC 491.346
著者・出版社:
ジャン・ゴルダン、オリヴィエ・マルティ【著】、藤田真利子【訳】/作品社
初版2003/08/25
2,520
内容:
本書は、偏見と差別にさらされてきたお尻とその穴について、医学的・文化史的に考察した世界でも初めての書である。この肉体の最も秘められた部位は、古代エジプトに専門医がいたほど医学的に注目されてきたばかりでなく、文化的にも重要な意味を与えられてきた。その快楽は「ソドミー」と呼ばれキリスト教の最大のタブーとなったが、古代ギリシャ・インド・中国では性的快楽の器官として愛され、また中世・近世においても、サド侯爵といった特別な反逆者だけでなく、浣腸を愛したフランスの貴婦人たち、芸術家や英国の紳士たちにも、密かに愛されつづけたのである。古代エジプトの「アヌスの羊飼い」から、ルイ十四世の切れ痔、そしてマリリン・モンローの浣腸まで、隠されてきたもう一つの肉体の歴史が、初めて明らかにされる。

  第1部 アヌスとは、いかなるものか?
  第2部 アヌスの機能とそれをめぐる歴史―便秘と下痢の物語
  第3部 アナル・セックスの歴史
  第4部 芸術とアヌス―お尻とその穴に魅せられた人々
  第5部 すこやかなるアヌス
  第6部 すこやかならざるアヌス


ゴルダン,ジャン[ゴルダン,ジャン][Gordin,Jean]
肝臓・腸・消化器系を専門とする医師であるが、歴史や文学にも広く精通している。医学的だけでなく文化的にもきわめて重要な意味をもつ、肉体の最も隠された部分についての偏見と差別を克服するために『お尻とその穴の文化史』を執筆した


マルティ,オリヴィエ[マルティ,オリヴィエ][Marty,Olivier]
肝臓・腸・消化器系を専門とする医師であるが、歴史や文学にも広く精通している。医学的だけでなく文化的にもきわめて重要な意味をもつ、肉体の最も隠された部分についての偏見と差別を克服するために『お尻とその穴の文化史』を執筆した


藤田真利子[フジタマリコ]
翻訳家。1951年、福島県生まれ。東北大学文学部卒業。

メモ:


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書名:
ペニスの文化史
原書名:Histoires de p´enis
No. B141128
NDC 491.154
著者・出版社:
ボナール,マルク、シューマン,ミシェル【著】、藤田真利子【訳】/作品社
初版2001/08/30
¥2,940
内容:
人類の最大の神秘にして、最良の玩具の歴史。古代エジプト・中国から現代風俗や医学の最先端まで、この小さな部位に込められてきた大きな意味を探る初めての文化史。歴史的秘蔵図版、100点収載。

  第1部 その働きの、すこやかなる時
  第2部 その働きの、すこやかならざる時
  第3部 そのサイズにまつわる歴史
  第4部 その装飾品と形態
  第5部 その人為的変形の歴史
  第6部 精液の文化史
  第7部 奇妙な、あるいは異様なる習慣
  第8部 現代美術からの視線


ボナール,マルク[ボナール,マルク][Bonnard,Marc]
「男性研究」「男性心理」を専攻する、フランスの精神科医


シューマン,ミシェル[シューマン,ミシェル][Schouman,Michel]
フランスをはじめ数か国を股にかけて活躍する泌尿器科医。カナダ性医学研究所の科学部長も務めている


藤田真利子[フジタマリコ]
翻訳家。1951年、福島県生れ。東北大学文学部卒業


メモ:


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書名:
新人物文庫
歴史の中の遊女・被差別民
No. B141125
NDC 384.9
著者・出版社:
「歴史読本」編集部/新人物往来社
初版2011/04/11
¥749
内容:
遊女の「聖性」と「ケガレ」とは?神仏・天皇の権威の低落とともに、時代を経るごとに多くの賎視の目にさらされることとなった遊女たち。彼女たちはなぜ賎視されるようになったのか。被差別民の歴史とともにふりかえり、遊女の歴史的“変遷”とその実情を多角的に検証することにより、真の姿に迫る。遊里・芝居町であった「悪所」は、長く日本の伝統文化・芸能・民俗信仰の原郷であったこと、その「悪所」の現代における意義をも明らかにした、五木寛之・沖浦和光・朝倉喬司三氏の座談「遊女のいる風景―悪所に棲む人々の輝きに魅せられて」も収録。

  大座談会 遊女のいる風景―悪所に棲む人々の輝きに魅せられて

  遊女・被差別民とその背景
    輝けるテーマパーク・吉原
    今は幻のはしりかね―磯部町的矢(三重県)

  「聖」と「賎」から被差別へ
    東と西の差別、神と遊女
    遊女の成立―遊行女婦から遊女へ
    荻生徂徠にみる十八世紀の差別観念と遊女
    菅江真澄の見た東北の遊女たち
    廓の男―妓夫太郎と女衒その光と影
    「性欲の文化史」―その変遷と基礎構造

  彷徨する遊女たち
    近代文学における遊女像―その「意地」と「張り」の背景に見える世界
    日本縦断―赤線跡を訪ねて


メモ:


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書名:
河出i文庫
「お尻」のエロチック雑学百科
No. B141119
NDC 598.2
著者・出版社:
酒井春平/河出書房新社
初版2008/07/20
¥630
内容:
「お尻」関係書の出版が目につき、「お尻」にスポットをあてたビデオシリーズが売れつづける。いまや、世の中、「お尻」の時代。官能小説の分野でも、「お尻」好き、「お尻」マニアに迎えられる作品が売れ行きをのばしている。本書は、「お尻」に関する面白知識&トリビアから応用実践編まで、「お尻」大好きな著者酒井春平のウンチク満載。一冊まるごと、すべて「お尻」の話のてんこ盛り。「お尻」のことなら本書のおまかせあれ。

  プロローグ アナタは何系何派の尻人間?
    「お尻」に関する遠い記憶
    「お尻」にまつわる幼児体験     ほか

  第1章 「お尻」の美学
    堂々と尻を追え!
    形状から見た「お尻」の分類     ほか

  第2章 「お尻」についての面白知識&トリビア
    「お尻」でセックス―アナルファックの歴史
    浣腸の歴史     ほか

  第3章 快感器官としての「お尻」の官能メカニズム
    ハウ・ツー・アナルSEX
    マスター・オブ・アナル


酒井春平[サカイシュンペイ]
昭和36年、東京都港区生まれ。昭和59年、法政大学文学部日本文学科卒。卒業後は性風俗店(Fヘルス)の営業・経営を本業としつつ、「スポーツニッポン」紙等でアルバイト的にライター活動を開始する。平成10年、風俗業を引退し、フリーライターに転身。「サンケイスポーツ」紙に連載中の「お尻の美学」は今年で7年目を迎えた長寿コラム。

メモ:


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書名:
新潮選書
日本売春史
遊行女婦からソープランドまで
No. B141110
NDC 368.4
著者・出版社:
小谷野敦/新潮社
初版2007/09/20
¥1,155
内容:
「娼婦の起源は巫女」「遊女は聖なる存在だった」「遊廓は日本が誇る文化だった」など、これまでの売春論は、その是非を問わず、飛躍と偽善にみちた幻想の産物ばかりである。また、現代にも存在する売春から目を背け、過去の売春ばかりを過剰に賛美するのはなぜか?古代から現代までの史料を丁寧に検証、世の妄説を糾し、日本の性の精神史を俯瞰する力作評論。

  第1章 売春に起源はあるのか
  第2章 古代の遊女は巫女が起源か
  第3章 遊女論争―網野善彦による「密輸入」
  第4章 「聖なる性」論の起源
  第5章 中世の遊女と網野史学
  第6章 近世の遊女史
  第7章 岡場所、地方遊廓、飯盛女
  第8章 日本近代の売春―廃娼運動と自由恋愛
  第9章 現代日本にも存在する売春―カフェ、赤線、ソープランド


小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年生まれ。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。現在、東京大学非常勤講師。

メモ:


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書名:
新潮選書
処女の文化史
No. B141103
NDC 384.7
著者・出版社:
ベルナウ,アンケ、
夏目幸子【訳】/新潮社
初版2008/06/25
¥1,470
内容:
長く絶対の証だと信じられてきた処女膜の有無も、「処女か否か」を決定づける証拠とはならない。「初体験」がアナルセックスの場合、それを「処女喪失」と言えるのか?西洋文化において処女は、科学的根拠のないまま、「純潔の証」「身体への害毒」「富の象徴」など様々に語られ定義づけられてきた。時代の倫理と欲望に振り回された「処女イメージ」とその歴史。

  第1章 処女とは?  医学的視点
    処女膜は処女膜じゃない?
    処女性の印;処女性は体に毒?
    ヴァージン・ビジネス

  第2章 世界の救済  キリスト教的視点
    肉体と魂
    処女と妻
    宗教改革と処女性
    純潔の熱望

  第3章 処女の多義性  文学的視点
    はじまり
    ペンとページ
    処女性をいかに読むか
    処女喪失
    独立した処女たち
    不自然・時代遅れ
    異様な処女性
    エンディング

  第4章 公益に対立する処女性  政治的視点
    君主と処女性
    処女のテリトリー
    市場における処女性
    女性の公的地位

   第5章 処女性の未来  結論にかえて
    性政策
    純潔の教え
    アメリカの性教育
    禁欲主義の未来


ベルナウ,アンケ[ベルナウ,アンケ][Bernau,Anke]
1971年ドイツ生まれ。幼少時にイギリスに渡る。現在、マンチェスター大学准教授。専門は中世文学・文化、ジェンダー研究。

夏目幸子[ナツメサチコ]
1969年和歌山県生まれ。パリ第四ソルボンヌ大学・京都大学文学博士。元大阪外国語大学助教授。

メモ:


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書名:
講談社選書メチエ
性欲の文化史〈2〉
No. B141102
NDC 367.9
著者・出版社:
井上章一他/講談社
初版2008/11/10
¥1,680
内容:
パンチラに感謝するフランス人と、平気で見すごす中国人―何に性感を覚えるかは、時代により民族により異なる。人間の性欲とは、きわめて文化的な心の持ちようなのだ。桂離宮から渋谷センター街まで、射精抑圧から女体観察まで、感じて、そそられて、満たされる、秀逸の論究集。

  まえがき 性のなかに文化を読む     井上章一

  1 桂離宮にエロスを読む      井上章一

  2 神仙の証
      ―中国古代房中術にみるセックスと飛翔      梅川純代

  3 韓国整形美人事情      申昌浩

  4 摩登上海にうかぶ女体の群れ      劉建輝

  5 映画のなかの性
      ―戦後映画史における性表現と性意識の変遷      原田信夫

  6 「ギャル男」のいる光景      平松隆円

  7 男から生まれた女      田中貴子

  8 ホステスたちは、何を売る?      松田さおり

  あとがき      井上章一


井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都府生まれ。京都大学大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター勤務。専門は風俗史、意匠論。1986年度サントリー学芸賞、1999年度芸術選奨文部大臣賞を受賞。

メモ:


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書名:
講談社選書メチエ
性欲の文化史〈1〉
No. B141101
NDC 367.9
著者・出版社:
井上章一他/講談社
初版2008/10/10
¥1,680
内容:
洋装下着を流行らせたのは、ほんとうに勤労女性だったのか?なぜ戦前の男子学生は「したくてもじっと我慢」でいなければならなかったのか?歴史の陰に、性あり。人間の本質を見ずして、ほんとうの歴史は語れないのだ!大本教から球体関節人形まで、「魏志倭人伝」の日本女性論から女装男娼まで、時代も地域も縦横無尽に論じ尽くす、珠玉の論考集。

  まえがき 文化のなかに性を読む      井上章一

  1 遊廓の形成と近代日本
        ―「囲い込み」と取締り      永井良和

  2 性教育はなぜ男子学生に禁欲を説いたか
        ―一九一〇‐四〇年代の花柳病言説      澁谷知美

  3 出口王仁三郎の恋愛観・男女観
        ―『霊界物語』を中心として      原武史

  4 日本女性は不淫不妬?
        ―中華文人の日本風俗観察小史      唐権

  5 女装男娼のテクニックとセクシュアリティ      三橋順子

  6 「胎内十月」の見世物を追って      川井ゆう

  7 「人体模倣」における生と死と性      西村大志

  8 兄妹性交の回避と禁止    露木玲、青木健一

  あとがき      井上章一


井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都府生まれ。京都大学大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター勤務。専門は風俗史、意匠論。1986年度サントリー学芸賞、1999年度芸術選奨文部大臣賞を受賞。

メモ:


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書名:
体位の文化史
原書名:Super positions : Une Histoire des Techniques amoureuses
No. B141082
NDC 384.7
著者・出版社:
アルテール・アンナ〈Alter,Anna〉、シェルシェーヴ・ペリーヌ〈Cherch`eve,Perrine〉【著】、藤田真利子、山本規雄【訳】/作品社
初版2006/06/15
\2,940
内容:
フランスは「40手」、日本は「48手」、なんとインドは「64手」…。人類は誕生から現在まで、日々の単調を打ち破り、快楽を深め、想像力をかき立て、繁殖に励むために、ありとあらゆる「体位」を開発してきた。まさに、今日の人類繁栄の原動力こそが「体位」である。本書は、アウストラロピテクスやクロマニョン人の性生活、古代ローマの『恋の技法』、インドの『カーマ・スートラ』『アナンガ・ランガ』、アラビアの『匂える園』『アラビア枕草紙』、中国の『沖和子玉房秘訣』『房内記』をはじめ、古今東西の性典や資料を蒐集し、すべての体位と性技の歴史を辿った、世界初の“体位の文化史”である。

  序章  いかにして人類は繁栄してきたのか
          ―クロマニョン人から現代人までの想像力と快楽

  第1章   “宣教師”の体位
  第2章   “牝のグレーハウンド犬”の体位
  第3章   フェラチオ
  第4章   クンニリングス
  第5章   69
  第6章   獣姦
  第7章   “ヘクトルの馬”の体位
  第8章   ソドミー
  第9章   “公証人のネクタイ”の体位
  第10章   “城壁のナポレオン”の体位
  第11章  “同性愛”
  第12章   “トリオリズム”さらに、それ以上
  第13章  “中国医術”
  第14章  “マスターベーション”
  第15章  “立位”
  第16章  “女性がしゃがみ込む”体位
  第17章  “座位”
  第18章  “測位”または“なまけ者”の体位
  第19章  “ひざまずく”体位
  第20章  “アクロバット”な体位
  第21章  “突飛なる”体位
  第22章  “クローン”という体位

  付録1    『フランスの聖職者に捧げる愛の四十手』
  付録2    「性技四十八手裏表秘考」

  本書における、性や体位に関する憶えておきたい単語・表現


アルテール・アンナ[アルテール,アンナ][Alter,Anna]
『マリアンヌ』誌、科学・健康・テクノロジー部部長。天体物理学博士

シェルシェーヴ・ペリーヌ[シェルシェーヴ,ペリーヌ][Cherch`eve,Perrine]
『マリアンヌ』誌、社会部部長

藤田真利子[フジタマリコ]
翻訳家。福島県生まれ。東北大学文学部卒業。

山本規雄[ヤマモトノリオ]
書籍編集者・翻訳家。東京都生まれ。

メモ:


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書名:
河出文庫
性の日本史
No. B141081
NDC 384.7
著者・出版社:
中江克己/河出書房新社
初版1995/06/02
\571
内容:
歴史の裏の性エピソード集。歴史上の人物の性生活はどんなふうだったか。性の逸話でたどるいっぷう変った日本の歴史。

  第1章 聖なる性―原始・奈良時代
  第2章 華麗な性の宴―平安・鎌倉時代
  第3章 乱世の快楽―室町・戦国時代
  第4章 好色な人間模様―江戸時代


中江克己[ナカエカツミ]
1935年、北海道生まれ。編集者を経て、ノンフィクション作家に。歴史の裏側や人物の意外な側面を、豊富な資料から書き続けている。染織文化研究家でもある。

メモ:


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書名:
接吻の博物誌
No. No. B141075
NDC 384.7
著者・出版社:
立木鷹志/青弓社
初版2004/02/21
\2,100
内容:
「眼は恋の始まり、唇は恋の終わり」(ダンテ)。古今東西、恋人たちの情熱的なロマンスを盛り上げてきた接吻。唇をはじめ、身体のさまざまな部位へのエロチックな欲望が駆り立てる悦楽のいとなみを、文学や芸術作品、風俗史の森のなかにさぐる異色の文化誌。

  はじめに

  第1章 接吻の起源
   アダムとイヴの接吻
    “接吻の起源”十説
   南方熊楠の模倣説と動物行動学
   接吻の力

  第2章 接吻の種類
   ローマの接吻三態――習慣接吻、愛情接吻、性愛接吻
   部位による接吻分類法

  第3章 西洋接吻史1――古代エジプトから西欧中世まで
   古代エジプトの接吻
    『聖書』の接吻
   ギリシャ人と同性愛
   ローマは接吻で創られる――ローマ建国
   トルバトゥールと「鉄の処女」の接吻
  官能のアラビアン・ナイト

  第4章 西洋接吻史2――ルネサンスから近代まで
   接吻ルネサンス
   シェイクスピアの恋情
    「大接吻家」セクンドゥスの時代
    『エプタメロン』と『好色女傑伝』
   淫猥な時代の怪物
   ロマン派詩人の時代――ゲーテとバイロン

  第5章 日本接吻事情
   説話と接吻
   天正遣欧使節の青春
   秀吉の接吻
   大江戸接吻絵巻
    「接吻」訳語考

  第6章 現代接吻考
   自意識と接吻
   新しい恋愛のかたち――産業革命と接吻
   映画化される接吻
   美術に見る接吻――ロダン、クリムト、ピカソ
   夢のなかの接吻
  接吻の味覚―唇は木の実のごとし

  索引


立木鷹志[タチキタカシ]
1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学文学部中退

メモ:


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書名:
文春新書
美男の立身、ブ男の逆襲
No. B141074
NDC 910.2
著者・出版社:
大塚ひかり/文芸春秋
初版2005/05/20
\756
内容:
美男とブ男はどちらがトクか?男の出世に容貌は関係あるのか?女にとって男の美醜とは?これらの謎を解くべく、日本の古典に登場する男たちを並べると、一本の道筋が見えてくる…。女装して敵を討ったヤマトタケル、「美男で歌がうまいが無学」な在原業平、絶世の美男の凋落をさらす光源氏、出っ歯の小男だった源義経、老化を乗り越えた世阿弥、小男パワーで全国制覇した豊臣秀吉など、日本史のヒーローたちの華麗なる闘いをご堪能あれ。

  第1章 ヒーローは「女の力」を借りる美男の時代
  1  男の美貌は武器になる神話の中の美男たち
      ―『古事記』『日本書紀』
  2  ブ男を嗤っても、ブスには触れない
      ―『万葉集』

  第2章 ブ男受難の時代  仏教思想による美醜の序列普及の時代
  3  空海はブ男だった?
      ―『苅萱』『三教指帰』『日本霊異記』
  4  インテリ菅原道真の美男観
      ―『十訓抄』『叙意一百韻』『日本三代実録』『平中物語』
  5  光源氏の誕生


  第3章 能あるブ男たちの躍進時代  小男のブ男化時代
  6  美男の限界とブ男の勝利を描いた『源氏物語』
      ―『源氏物語』
  7  大江匡衡像の変遷「もてない男」から「できる男」へ
      ―『今鏡』『今昔物語集』『枕草子』『紫式部日記』『宇治拾遺物語』
  8  ホモ政治時代のマラ急浮上

  第4章 美男受難の時代
  9  戦争に巻きこまれた「光源氏」
      ―『今昔物語集』『平家物語』
  10 義経はいかにして美少年になりしか
      ―『平家物語』『義経記』
  11  能ある美少年の処世術  世阿弥
  12  室町の小男パワー浮上  『小男の草紙』と『一寸法師』
  13  戦国の醜パワー復権  豊臣秀吉

  第5章 美男悪役化の時代
  14  罪なくして虐待される美少年の時代江戸前期(一六〇〇年代)
     ―『大日本国法華経験記』『今昔物語集』『道成寺縁起』『賢学草子』
        『信徳丸』『曽呂利物語』『好色一代男』
  15  罪あって虐待される美男の時代江戸中期(一七〇〇年代)
     ―『江戸生艶気樺焼』『傾城買二筋道』『浮世風呂』
  16  「美男殺しの説話」
から「美男悪役化の説話」へ


大塚ひかり[オオツカヒカリ]
1961年神奈川県生まれ。早稲田大学で日本史学を専攻

メモ:


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書名:
角川選書
色男の研究

No. B141073
NDC 910.25
著者・出版社:
ヨコタ村上孝之/角川学芸出版
初版2007/01/31
\1,575
内容:
近代以降、私たちは粋な「色男」の遊び方、生き方を、あらかた忘れてしまっている。そして、代わりに「恋愛」を覚えた。この「恋愛」はだれにでもできる。何の技量がなくてもできる。民主的だが、ひとりよがりのものでもある。人に分かってもらえなくてもいい、そんな意識が「恋愛」の基本だ。こんな「恋愛」を卒業するために「色男」の技をちょっと思い出すのも悪くはない。この本で模索しているのは、そのための手がかりである。

  第1章 色男とは何者か
  第2章 恋の「マニュアル」―オウィディウスから「ポパイ」まで
  第3章 色男の淵源としての色好み
  第4章 明治・大正の色男
  第5章 ダンディズムと色男
  第6章 女たらしという職業―ヒモとジゴロ
  第7章 媚薬・誘惑・虚偽
  第8章 にせ色男
  第9章 悪い男の魅力
  第10章 女たちの復讐―取り憑かれる男たち
  第11章 色男の行方―恋愛・ディスコミュニケーション・オタク


ヨコタ村上孝之[ヨコタムラカミタカユキ]
1959年生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科助教授。東京大学総合文化研究科比較文学比較文化専攻修士単位取得満期退学。プリンストン大学比較文学科修士修了(Ph.D.)

メモ:


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書名:
角川文庫
やんごとなき姫君たちの秘め事
No.B141065
NDC384.7
著者・出版社:
桐生操/角川書店
初版1997/08/25
\520
内容:
今は絵画の中でしか見られないヨーロッパの美しい姫君たち。彼女たちの恋愛や結婚生活の実際は、どんなものだったのでしょう。フランス社交界のあぶない貴婦人たちの秘密や、世界史を騒がせた有名人たちの夜の生活、そして恋の媚薬や誘惑法にいたるまで、彼女たちの寝室にもぐりこみ、知られざるエロティックなエピソードを満載した、大好評の姫君シリーズです。

  1 エロスの美学
  素敵なキスのテクニック
  アラビアの豪奢なベッド
  尼僧を慰める宝石
  避妊法エトセトラ
  セックスの回数と女の権利
  足裏くすぐり女
  フランス社交界の危ない貴婦人たち 1〜6
  トリュフとセックスの関係
  シャンパンとセックスの関係
  理想の美女の基準
  カツラ泥棒と毛生え薬
  バストの美容法
  貴婦人たちの貞操帯
  楊貴妃のヘア
  小さな足の魅力
  靴下どめで愛の告白
  纏足の甘美な目的    ほか

  2 結婚の理想と現実
  処女懐胎は神話か否か
  処女識別法
  神聖なる初夜権
  姦通罪の裁判記録
  バンドリング(共寝)
  ランジェ侯爵の屈辱  ほか

  3 世界で一番古い職業
  ギリシアの神殿売春
  エジプト王女の売春
  ギリシアの娼婦たち
  古代ローマの娼婦たち
  アラビアの娼婦たち
  インドの娼婦たち
  中国の後宮制度
  神聖なる修道院の乱れぶり
  アラビアのハーレム
 マリア・テレジアの純潔規定
  梅毒との闘い    ほか

  4 性的倒錯・性の奇習
  キリストの割礼
  女の割礼
  復讐のための去勢
  ボーイ・ソプラノと去勢
  ホモセクシュアルの定義
  レズビアンの元祖サッフォー
  ヘア・フェティシスト
  ネクロフィリア(死体愛好症)
  屍姦の誘惑    ほか

  5 世界史・愛の冒険者たち
  ナポレオンのペニス
  デカパイ好みのルイ十五世
  欲求不満のマルキ・ド・サド
  特大≠フ持ち主・則天武后
  ジョルジュ・サンドの恋愛遍歴
  ジャクリーン夫人の結婚契約書    ほか


メモ:
本書は1994年2月、角川書店より単行本「恋は夜つくられる」として刊行されたものを、改題、再編集のうえ文庫化したものです。


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書名:
美少年日本史
No.B141056
NDC210.040
著者/出版社:
須永朝彦/国書刊行会
初版2002/02/22
\2400
内容:
天草四郎や森蘭丸をはじめとした、日本の歴史を彩る“美少年”像の変遷を、驚異的な博識でもって語りつくす。

  1 倭建に始まる―神話時代・古代の美少年
  2 在原業平―美少年から両性具有へ
  3 光源氏と狭衣大将―作り物語の美形とモデル
  4 院政期の男色―皇族・貴族の寵臣達
  5 千手と参川―高級僧侶の寵童達
  6 源平合戦の美形
  7 鎌倉時代
  8 健気に凛々しく―『太平記』の美少年
  9 芸能少年の魅惑
  10 義満の生涯を彩る美童―足利将軍の寵童1
  11 室町時代の大寺院の寵童
  12 赤松一族の美形―足利将軍の寵童2
  13 夭逝将軍義尚の男寵―足利将軍の寵童3
  14 細川男色列伝―管領家衰亡由来
  15 廻国美童記―連歌師が見た地方の美童
  16 傾国の美少年―戦国の寵童1
  17 美貌の罠―男色と奸計
  18 戦国美少年録―戦国大名の寵童2
  19 名古屋山三郎と不破万作ー伝説的戦国美少年
  20 徳川氏と男色
  21 三大将軍は美少年趣味―徳川家光の男色
  22 岡山藩の衆道騒動
  23 天草四郎―殉教の美少年
  24 衆道の席巻―『男色大鑑』の世界
  25 美少年の売色―歌舞伎若衆
  26 巷談の美少年
  27 江戸城美少年の部屋―徳川綱吉の男色
  28 平賀源内の男色趣味
  29 八代目市川團十郎―幕末の人気役者たち
  30 幕末の美少年趣味
  31 君こそ花か勝頼か―明治大正の美少年観
  32 昭和戦後から平成まで―小説と漫画
  33 芸能界の美形たち

  人名索引


須永朝彦[スナガアサヒコ]
1946年生れ。歌人・作家

メモ:
美少年,男色,衆道,両性具有,ふたなり,在原業平,同性愛


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書名:
性のアナーキ
世紀末のジェンダーと文化
原書名:Sexual Anarchy:Gender and Culture at the Fin de Si`ecle
No.B141034
NDC367.900
著者・出版社:
ショウォールター/みすず書房
初版2000-05-25
¥5,040
内容:
ハガードや『ジキル博士』からワイルド、『闇の奥』へ、ジェンダー論を中心軸にして世紀末文化の諸相をみごとに分析。性の新たな可能性を見据えた最新の成果。

  1 いくつもの境界線
  2 余った女たち
  3 新しい女たち
  4 ジョージ女王
  5 ロマンス王
  6 ジキル博士の秘密の小部屋
  7 症例としての女
  8 ヴェールの女
  9 デカダンス、同性愛、フェミニズム
  11 梅毒とエイズの描かれ方

メモ:


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書名:
性(セクシュアリティー)の歴史T
知への意志
No.B141030
NDC141.740
著者・出版社:
ミシェル・フーコー/新潮社
初版1986-09-10
¥2,520
内容:
一つの社会は権力、快楽、知の関係をいかに構成し、成立させているか。フーコー考古学の鮮やかな達成。

  第1章 我らヴィクトリア朝の人間

  第2章 抑圧の仮説
    言説の煽動倒錯の確立

  第3章 性の科学

  第4章 性的欲望の装置
    目的方法領域時代区分

  第5章 死に対する権利と生に対する権力

メモ:


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書名:
日本女性史論集 7
文化と女性 
No.B141013
NDC367.210
著者・出版社:
片倉比佐子 梅村恵子/吉川弘文館
初版1998-04-10
¥5,985
内容:
文化創造の担い手として女性が果たした役割についての研究を振り返るとき、時代によってはいまだ未開拓の分野が多い。本巻では、歌人・作家・芸能者として文化を担った女性たちに加え、生活の場での文化、自我の確立、女性像の描かれ方など、女性と文化の関わりをとらえた論文を収録した。時代の特性のなかで展開した多様な女性文化を考える。

  1 女性文化の創造
  2 生活と文化
  3 描かれた女性像
  4 自我の確立をめざして

メモ:


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書名:
人間選書208
日本人は性をどう考えてきたか
クローン時代に生かすアジアの思想
No.B141010
NDC382.200
著者・出版社:
市川茂孝/農山漁村文化協会
初版1997-09-30
¥1,949
内容:
クローン人間が誕生するということは、「父も母も平等に子の親である」という近代的な男女平等主義の根拠を消滅させることである。そのあとに来るものは?アジアの性思想が女性原理をベースにした新たな文化のヒントになるのではないか―。大胆かつ雄大なスケールの文化史論。

  第1章 原始日本の“男女同権”
     ―世界的には特殊な縄文・弥生の生殖観をたどる

  第2章 古代周辺諸国では
     ―中国・インドの父権文化そして仏教

  第3章 “遅れてきた”古代日本の混沌
     ―確立されない生殖観

  第4章 徐々に強まっていった父権制社会
     ―封建時代の生殖観の諸側面

  第5章 自然科学がもたらしたもの
      ―科学的生殖知識の伝来から現代まで

  第6章 日常文化の中に残る“性を許容する社会”の伝統

  第7章 社会支配の道具から人間回復の鍵へ
    ―タントリズムを手がかりに生殖観の可能性を考察する


市川茂孝[イチカワシゲタカ]
大正10年広島県呉市に生まれる。昭和25年東京大学農学部卒業。大阪府立大学に勤務。昭和59年定年退官。大阪府立大学名誉教授。生殖生理学専門。日本不妊学会功労評議員。

メモ:


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書名:
岩波新書 新赤92
日本人の愛と性
No.B141004
NDC910.400
著者・出版社:
暉俊康隆/岩波書店
初版1989-10-20
¥591
内容:
尽きることのない永遠のテーマ―愛と性。万葉の時代から現代まで実に多彩な愛が文学として残されているが、その愛の形は社会の制度や倫理とも深く関わっている。本書は日本の婚姻の変遷をたどりながら、さまざまな文学に描かれた恋慕や嫉妬、浮気や姦通など、面白くも哀しい愛と性の姿を軽妙な語り口で伝える。

  古代前期の愛と性
  古代後期の愛と性
  封建時代前期(中世)の愛と性
  封建時代後期(近世)の愛と性
  半封建時代の愛と性
  現代の愛と性


暉峻康隆[テルオカヤスタカ]
1908年鹿児島県生まれ。1930年早稲田大学文学部国文科卒業。『江戸文学辞典』(1940)、『文学の系譜』(1941)、『近世文学評論』(1942)など、江戸文学を中心とした研究・評論を刊行する。1942年から78年まで早稲田大学文学部教員をつとめる。その間、1943年、37歳にして召集され、中国に送られた。復員後は教育・研究のみならず、ジャーナリズムの世界も含めた幅広い活動を続け、ベストセラーになった『スラング』(1957)や本書を出版する。80歳を過ぎても研究意欲十分で『日本人の愛と性』(1989)、『日の丸・君が代の成り立ち』(同)、『幽霊・めいど・いん・じゃぱん』(1991)などを刊行した。2001年4月、急逝。

メモ:


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