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書名:
Kawade夢文庫
江戸の性生活夜から朝まで そりゃもう、スゴイの何のって!
No. B141145
NDC 384.7
著者・出版社:
歴史の謎を探る会【編】/河出書房新社
初版2008/06/01
¥539
内容:
当時のコンドームって、どんなもの?大奥の女性たちはこうして性欲を満たしていた!…など、江戸の夜を激しく揺らした「くんずほぐれつ」を後ろから前から赤裸々リポート。

  1章 営み方から、ラブホ事情、避妊法まで
    ―江戸っ子のあられもないセックスライフにゃ仰天だぁ!

  2章 前戯のテクから四十八手、プロの超絶ワザまで
    ―女も男も悶えに悶えたこれぞ江戸の究極の性技!

  3章 張形から男用オモチャ、媚薬まで
    ―Hな江戸っ子ご用達の悦楽の小道具あれこれ!

  4章 水茶屋からストリップ、湯女風呂まで
    ―江戸の男は、もうトロトロ…これが風俗店の桃色サービス!

  5章 春画からエロ小説、隠語まで
    ―熟れすぎ、ムレすぎ…お江戸のエロ文化は超過激!

  6章 遊郭の歴史からしきたり、気になる料金まで
    ―好き者たちのパラダイス天下の吉原を生レポート!

  7章 出会いから結婚、不倫、離婚まで
    ―江戸の男と女の間には思いもよらぬ穴がある?!

  8章 将軍の寝室から、大奥の舞台ウラまで
    ―お殿様の夜のお勤めはそりゃもう至れり尽くせり?!

  9章 学者のこだわりから、ヒーローの素顔まで
    ―江戸の有名人たちの恥ずかしすぎるヘンタイ話!



メモ:


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書名:
学研新書
春画にみる色恋の場所
No. B141139
NDC 384.7
著者・出版社:
白倉敬彦/学研パブリッシング
初版2012/01/31
¥924
内容:
浮世絵春画に描かれる男女交合の「場所」は実にさまざま。室内はもとより、台所、階段、さらに屋外では庭や物干し台、さらには花見などの行事も色事の舞台となる。図版150点を掲載し、江戸の豊かなイマジネーションと、大らかな性文化を浮彫りにする。

  第1部 屋内編
    寝屋
    居間
    押入
    廊下 ほか

  第2部 屋外編
    庭
    垣根越
    井戸端
    物干台 ほか


白倉敬彦[シラクラヨシヒコ]
1940年、北海道生まれ。早稲田大学文学部中退。長年、独立した編集者として現代美術から浮世絵にいたる美術書を編集、近年では浮世絵・春画の研究に携わる。

メモ:


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書名:
新潮選書
江戸の性愛術
No. B141126
NDC 384.7
著者・出版社:
渡辺信一郎/新潮社
初版2006/05/25
1,155
内容:
伊予道後で大成功を収めた遊女屋の主人が、書き記した門外不出の奇書『おさめかまいじょう』―この性愛指南書には、遊女の健康管理に始まり、男を篭絡する術、放縦な要求への対処法、どのように「天悦」に至らしめるか、36種の交合体位など、様々な快楽の技法が網羅されている。当時の図版を掲載し、豊かで過激な性愛文化を明らかにする驚愕の書。「ぬか六(抜かずに六交)」「ふか七(拭かずに七交)」など、究極の快楽に到達する秘技とは? 遊女屋の主人による驚愕の書をわかりやすく解説。

  第1章 遊女の性技指南書に見る秘技
    『おさめかまいじょう』について
    新入りの女の女陰検分と水揚げ
         ほか
  第2章 女への大悦
    女との肛交
    外国の場合

  第3章 「張形」の御利益
    女の新たなる自己顕示
    文献に現れた「張形」
         ほか

  第4章 江戸のバイアグラ
    提灯で餅を搗く
    常々の補腎薬の色々
         ほか


渡辺信一郎[ワタナベシンイチロウ]
江戸庶民文化研究者、古川柳研究者。1934年東京生まれ。早稲田大学卒。元都立深沢高校校長。蕣露庵主人の筆名もある。

メモ:


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書名:
双葉文庫
江戸の女と恋愛観
No. B141124
NDC 384.7
著者・出版社:
有澤真理/双葉社
初版2011/04/17
599
内容:
春画で性知識を身につける娘に、奔放な性愛を楽しむ長屋の女房…。「三つ指をついて夫の三歩後ろからついてくる」女性像なんてとんでもない、本当は“超恋愛体質”だった江戸の女たち。さまざまな実話エピソードや資料をもとに当時の女たちの姿をあぶり出し、華の大江戸文化の深奥に迫る。

  第1章 実は恋愛体質だった江戸の娘たち
  第2章 江戸っ子たちの華麗なる逢引き
  第3章 江戸の女たちの意外な結婚観
  第4章 女たちの愛憎事件
  第5章 パワフルな江戸の性衝動
  第6章 奥御殿の女たちは籠の鳥?
  第7章 吉原遊女の真実
  第8章 春をひさぐ女たち


有澤真理[アリサワマリ]
東京生まれの東京育ち。江戸ものを得意とする編集プロダクション・エディキューブ主宰。『完全版 江戸の暮らし』『完全版 江戸の風景』(共に双葉社刊)では、3DCGやカラー彩色写真を駆使する新しい江戸ビジュアルを確立した。

メモ:


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書名:
集英社新書
江戸の恋 「粋」と「艶気」に生きる
No. B141123
NDC 384.7
著者・出版社:
田中優子/集英社
初版2002/04/22
¥714
内容:
江戸には恋があふれている。小説、音曲、芝居、浄瑠璃、浮世絵、黄表紙、洒落本…。そして、好色であることが誉れ高く、人が粋に通じ、人情にみちたこの時代の恋は、どこか淡く切なく、辛い覚悟を秘めている。初恋にはじまり、性愛、めおとに離縁、心中、男色、老いらくの恋までも、恋を入り口に江戸を、江戸を入り口に恋を自在に語る著者は、自らの体験や恋への想いを織り交ぜながら、いつしか読者を江戸文化の妙味、人生の深奥へと誘う。江戸学者が贈る艶気な新恋愛講座。

  1 恋の手本
  2 初恋
  3 恋文
  4 恋人たちの場所
  5 恋と性
  6 心中
  7 男色
  8 めおと
  9 離縁
  10 りんきといさかい
  11 老い・死・恋


田中優子[タナカユウコ]
1952年横浜生まれ。法政大学大学院博士課程修了。同大学第一教養部教授(近世文学)。『江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴』(ちくま学芸文庫)で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。『江戸百夢―近世図像学の楽しみ』(朝日新聞社)で芸術選奨文部科学大臣賞、サントリー学芸賞受賞。

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書名:
平凡社新書
江戸をんなの春画本
艶と笑の夫婦指南
No. B141115
NDC 721.8
著者・出版社:
C.アンドリュ−・ガ−ストル/平凡社
初版2011/03/15
¥924
内容:
江戸時代、女性は窮屈な道徳に縛られ、自由ではなかった―一般にはそう思われている。だが、春画本を繙けば、そんな堅苦しいきまりごとを、艶っぽく笑いとばす女たちの姿があった。
夫婦も家庭も円満で、夫の遊郭通いの心配もない、そんな実践的な「夫婦指南」の世界。月岡雪鼎の名画で、江戸の女たちと共に笑う。

  序章 婚礼道具としての春画
  第1章 春画ともじりの機能
    ―『婚礼罌粟袋』対『婚礼秘事袋』
  第2章 画家月岡雪鼎と春画
  第3章 儒教の徳と春画の徳
    ―『女大学宝箱』対『女大楽宝開』
  第4章 女性の声を聞く
    ―『女今川教文』対『女令川趣文』
  第5章 心と身体の健康指南
    ―医学書の春画パロディ『医道日用重宝記』対『艶道日夜女宝記』


ガーストル,アンドリュー[ガーストル,アンドリュー][Gerstle,C.Andrew]
1951年米国生まれ。ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)教授。早稲田大学大学院で修士号、ハーバード大学大学院で博士号を取得。専門は近世芸能、近世文学。

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書名:
講談社学術文庫
中世の非人と遊女
No. B141108
NDC 210.4
著者・出版社:
網野善彦/講談社
初版2005/02/10
¥1,008
内容:

非人や芸能民、商工民など多くの職能民が神人、寄人等の称号を与えられ、天皇や神仏の直属民として特権を保証された中世。彼らの多くは関所料を免除されて遍歴し、生業を営んだ。各地を遊行し活動した遊女、白拍子の生命力あふれる実態も明らかにし、南北朝の動乱を境に非人や遊女がなぜ賎視されるに至ったかを解明する。網野史学「職人論」の代表作。

  第1部 中世の「非人」
    中世身分制の一考察―中世前期の非人を中心に
    古代・中世の悲田院をめぐって
    中世の「非人」をめぐる二、三の問題
    検非違使の所領

  第2部 中世の女性と遊女
    中世の女性
    遊女と非人・河原者
    中世における女性の旅


網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年、山梨県生まれ。東京大学文学部卒業。日本常民文化研究所員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授を歴任。2004年没。

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書名:
新潮新書
大奥の奥
No. B141083
NDC 210.5
著者・出版社:
鈴木由紀子/新潮社
初版2006-11-20
\
内容:
徳川将軍家十五代の歴史は、大奥の女たちを抜きにして語ることはできない。将軍の世継ぎを産むだけの存在ではなく、表の政治にも密接に関わることで、歴史を動かし、時には大きなスキャンダルを起こすこともあった。大奥はいつできたのか?実際の仕事とはどのようなものだったのか?給料は?日常生活は?引退後の生活は?ベールに包まれてわかりにくい大奥の深奥を、コンパクトにまとめた一冊。


  序章 大奥をのぞき見た人びと
  第1章 大奥の誕生
  第2章 終身雇用のキャリアウーマン
  第3章 大奥の暮らし
  第4章 禁裏をまねる大奥ファッション
  第5章 将軍の代替わり
  第6章 伝説の大奥女中
  終章 徳川家存続に奔走した嫁姑


鈴木由紀子[スズキユキコ]
山形県生まれ。作家。評伝『闇はわれを阻まず山本覚馬伝』で第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞

メモ:


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書名:
新書y
江戸の男色
上方・江戸の「売色風俗」の盛衰
No. B141072
NDC 384.7
著者・出版社:
白倉敬彦/洋泉社
初版2005/05/21
\819
内容:
日本の男色が、支配層の嗜みから一般民衆に拡がり、売色(売春)として成立したのは十七世紀末といわれている。歌舞伎文化の先進地だった上方(京・大坂)では、「野郎歌舞伎」が禁止され、若い役者たちは遊所に流れ込む。その「男色風俗」は、元禄以降に江戸にも伝えられ、上方では「若衆と男」の組合せが基本だが、江戸では、若衆を「裕福な商家の女性」が買うことが優勢になる。その実態は、女装の「美少年」が男女を相手にする世界史的にも珍しい「売色風俗」だった。本書は、「男色図」を介して江戸の性風俗の盛衰を描く「性の図像学」でもある。

  序章 「少年愛の歴史」だった日本の男色
   1 公家、僧侶、武家と受け継がれた日本男色史
   2 「売色風俗」に変質した江戸の男色

  第1部 男色の先進地、京・大坂の売色風景
   1 京の街で続々と刊行された「性愛書」「男色図」
   2 若衆の養成法までカバーする大坂の「男色文化」
   3 上方の男色情景をほぼカバーする「男色大全」
   4 幕末に向けて衰退化する上方の「男色風俗」

  第2部 武家から出発した江戸の男色風俗
   1 男色・女色取り交ぜた「三人取組」の世界
   2 女の「役者買い」が優勢だった江戸の性風俗
   3 男色の衰退と「陰間茶屋」の隆盛
   4 「役者の世界」に限定されつつあった江戸の男色図
   5 男色の衰亡期に刊行された『枕文庫』

  終章 類例のない独自の道を歩んだ日本男色史
   1 上方の男色、江戸の男色―地域文化の違いに注目する
   2 「する側」「される側」の違い―身分差、年齢差で截然された日本の男色
   3 世界史的にも稀有な女装の美少年たち



白倉敬彦[シラクラヨシヒコ]
1940年生まれ。早稲田大学文学部中退。独立の編集者として、長年美術・浮世絵関係の出版物の企画・編集に携わる。

メモ:


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書名:
新書y
張形と江戸をんな
No. B141071
NDC 384.7
著者・出版社:
田中優子/洋泉社
初版2004/03/22
\756
内容:
現在の日本人がイメージする「張形」は、男性が女性に対して使う好事家的な性具(バイブレータ)であろう。しかし著者は、そうした意識の背景には女性には欲望はなく受身で、自慰もしないという「西欧近代的な性神話」が影を落としているという。一方、浮世絵春画の世界では、女たちは自らの性欲の解消に張形を積極的に使っている。だがこの世界でも、張形は女性への攻め具に変わっていく。本書は世界的にも稀有な江戸期の張形文化の変遷を、女性の視点で春画の図像・詞書を通じて読み解く性文化論である。

  1 欲望の発露
    錦の袋にはいった「女の性」
    女の性欲と張形文化
    初期浮世絵春画と張形
    張形の世界史

  2 快楽の追及
    奥女中の性を描いた『床の置物』
    数字をめぐるおかしさ
    想像力たくましい春画の書入れ

  3 開放感の伝播
    性愛の先進地・上方の張形
    京に遅れをとった江戸の張形
    後家さんと張形  庶民への普及
    春画の最高傑作、蛸と海女の交情

  4 好事家の世界へ
    変貌する張形の用途
    女のマスターベイションを描く文化
    張形の変容と変質


田中優子[タナカユウコ]
1952年横浜市生まれ。法政大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、法政大学社会学部教授。日本近世文化・アジア比較文化専攻


メモ:
著者の田中優子さんのサイトは次の二つ
法政大学教授 田中優子プライベートサイト
田中優子の世界「総合ページ」


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書名:
学研グラフィックブックス
江戸女の色と恋
若衆好み
No.B141064
NDC384.7
著者・出版社:
田中優子、白倉敬彦/学習研究社
初版2003/03/18
\1800
内容:
美少年が好き。江戸時代、女たちが溺れた奔放な性の世界を読み解く。

  第1章 江戸女を熱狂させた少年たち
    前髪のある美少年
    男装の踊子と女装の若衆 ほか

  第2章 倒錯する性の魅力を持つ少年たち
    若衆歌舞伎
    名女方・初代吉弥 ほか

  第3章 色を仕かける江戸女
    上方の若衆
    三人取組・上方版 ほか

  第4章 若衆のその後
    湖龍斎『欠題組物』
    若衆は庶民の日常へ ほか


田中優子[タナカユウコ]
1952年横浜生まれ。法政大学大学院博士課程修了。同大学第一教養部教授(近世文学)

白倉敬彦[シラクラヨシヒコ]
1940年北海道生まれ。早稲田大学文学部中退。フリーの編集者として、長年美術・浮世絵関係の企画・編集に携わる

メモ:
若衆、歌舞伎、女装

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書名:
講談社現代新書
江戸の性風俗
笑いと情死のエロス
No.B141063
NDC384.7
著者・出版社:
氏家幹人/講談社
初版1998/12/20
\700
内容:
猥談に興じ春画を愉しむおおらかな性。男色は輝きを失い恋は色へとうつろう。性愛のかたちから江戸精神史を読みかえる。

  第1章 川路家の猥談
    名奉行川路聖謨
    お白州で「ヘノコ」論争      ほか

  第2章 京都慕情―雅びとエロス
    皇女の感想
    美しき京都の貴公子たち      ほか

  第3章 春画の効用
    春画の由来
    性生活の友
    江戸土産として       ほか

  第4章 薬としての男と女
    徳富蘆花の日記から
    房中補益の術
    女性のための房中術
    屋根の上で腰巻を振る
    月水の薬効
    褌を焼いて飲む
    ケガレと和合      ほか

  第5章 男色の変容
    薩摩隼人
    谷崎潤一郎拉致未遂事件
    美少年騒ぎ
    川路の笑い話
    戦士の習俗としての男色
    女性排除思想
    命がけの恋
    殿様が殿様に恋をした
    失われた恋愛

  第6章 肌を許すということ
    本当の「不倫」
    「密通」か「蜜通」か
    正義の「痴漢」
    「肌を合わせる」ということ
    「肌のゆるしがたき人」
    「口の物を食い合う」仲
    人の絆のかたちとしての性

  第7章 恋のゆくえ
    宗次郎の死
    心中は武士の手本
    死体に群がる見物人
    心中死体への眼差し
    情死の国%本
    少年愛の影響
    恋のために死ぬ

  エピローグ  日本性愛史における江戸の可能性


氏家幹人[ウジイエミキト]
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。日本近世史専攻

メモ:


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書名:
集英社新書
江戸の色ごと仕置帳
No.B141059
NDC322.150
著者/出版社:
丹野顕/集英社
初版2003/01/22
\680
内容:
名奉行が輩出した江戸時代。彼らによって残された大量の裁判記録の中から、男女間の性的な事件・犯罪に対する裁きと仕置をまとめたのが本書である。粋な町民文化の象徴と思われがちな「色ごと」だが、不義密通はもちろん、婚前交際ですら、奉行書で一旦裁きにかかると、死刑や追放といった厳しい刑罰が待っていた。おおらかに性を楽しんでいたように見える江戸庶民。しかし実際は、身分差別や儒教による秩序原理によって縛られ、恋愛においても殆ど自由がない生活を強いられていたことが、この「色ごと仕置帳」から見えてくる。

  第1章 江戸の罪と罰
    『御定書百箇条』の制定
       儒教に基づく刑罰
       性犯罪で多いのは追放型    ほか

  第2章 密通いたせし者は
    厳しかった密通罪
       密通は男女とも死刑
       密通の厳罰は鎌倉時代から    ほか
    主人の妻との密通
       芝居で生き返ったおくま
       恋文を書く妻    ほか
    密通は示談で解決
       示談金は七両二分
    江戸の拷問
    その他の判例に見る[密通]の諸相

  第3章 手込めの儀につき
    レイプ犯罪と幕府
      江戸の男のレイプ観
      後家の立場      ほか
    レイプ裁判の実態
      責められる被害者
      僧侶がレイプ      ほか
    襲われる少女たち
       幼女姦には厳しかった幕府      ほか
    その他の判例に見る[レイプ]の諸相

  第4章 春をひさぐ女
    私娼の発生
    私娼と吉原
    町奉行の斜陽
    その他の判例に見る[売春]の諸相

  第5章 心中は恋の終わりか
    元禄心中模様
    将軍吉宗の「心中法度]
       相対死には「死骸取り捨て」      ほか
    武士の心中
    その他の判例に見る「心中]の諸相

  第6章 女犯(にょぼん)せし僧は
    僧侶の性犯罪
    女犯僧の群れ
    その他の判例に見る「女犯」の諸相

  第7章 殴る亭主
    結婚と犯罪
    離婚の周辺

  別表 江戸時代の刑罰と対応する罪


丹野顕[タンノアキラ]
1940年、東京都生まれ。東京教育大学文学部卒業。出版社に勤め、百科事典・歴史辞典などの編集者を経て、文筆活動に入る。戦国・江戸時代の庶民の生活史・精神史を中心に、本名及びペンネーム淡野史良の名で執筆

メモ:
密通、心中、女犯

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書名:
中公新書
祇園祭
都市人類学ことはじめ
No.B141047
NDC386.162
著者・出版社:
米山俊直/中央公論新社
初版1981/02
¥571
内容:

   序章 私たちの調査の経緯

  T章 山鉾町 祭を支えるもの

  U章 宵山まで

  V章 宵山と巡行
   ”女人禁制”論ほか

  W章 八坂の神事と風流

  終章 歴史といまと


メモ:


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書名:
中公新書
中世京都と祇園祭
疫神と都市の生活
No.B141046
NDC386.162
著者・出版社:
脇田晴子/中央公論新社
初版1999-06-25
¥819
内容:
毎年、夏の京都で華麗、豪壮に繰り広げられる祇園祭。その本源は、大都市住民が恐ろしい疫病罹災から免れるために催した祇園御霊会である。現在の祭りの中心は、町々の山鉾巡行に移っているが、神社を出発して、町の御旅所に遊幸する神輿渡御も重要である。二つの祭りが付かず離れず別個に進行する特異な祭りの成立と変遷をたどり、貴賤が参加し、都市の共同体を結成する人々の主体性が作り上げてきた信仰と祭りの事績を語る。

  第1章 祇園御霊会のはじまり
  第2章 御旅所と神輿渡御
  第3章 疫神の二面性
  第4章 祭りを支えた人々
  第5章 山鉾巡行の成立と展開


脇田晴子[ワキタハルコ]
1934年生まれ。1963年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。1969年京都大学文学博士。城西国際大学教授。


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書名:
恋愛かわらばん
江戸の男女の人生模様
No.B141041
NDC 367.21
著者・出版社:
関民子/はまの出版
初版1996-10-01
¥1,575
内容:
江戸・元禄期から享保期にかけて頻発した「心中」。愛し合う男女は、なぜ死を選んだのか?この時期、親の支配力は強大になっていた。大事なのは「家」であり、精神的に、また経済的理由からも親には逆らえなかった。子供の結婚は親が決めた。親の圧力を受けた娘や息子以外にも、奉公人や浪人、遊女など、苦しい立場に立たされた人々がいた。結ばれることのない男女が恋仲になったとき、残るは“死”のみだった。しかし、自由な恋愛が「密通」として処罰され、思い余って心中する男女が数多くいた暗く救いのない時代を経て、人々は「家」の枠からはみ出し始める。はたして社会はどう変わっていったのか―心中事件、密通の事例、訴訟・犯罪記録などから江戸期の人々の心を読み説く。

  第1章 心中の季節
  第2章 西鶴の恋物語と長崎『犯科帳』
  第3章 家のなかの女
  第4章 飛び出した少女
  第5章 家からはみ出す女たち
  第6章 女たちの訴訟
  第7章 男装の女無宿・たけ

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書名:
性と身体の近世史
No.B141033
NDC384.700
著者・出版社:
倉地克直/東京大学出版会
初版1998/01/26
\4200
内容:
都市と農村、日常と非日常などといった近世の二元的な世界に立ち現われる身体。

  序 性と身体を問うこと

  第1章 緒巻と箕―狂言に見る男と女
    1 「ひげやぐら」のばあい
    2 「みかづき」のばあい

  第2章 “汝、姦淫するなかれ”―キリシタン文献に見る男と女
    1 婚姻をめぐって
    2 男色と堕胎・間引きについて
    3 性愛について

  第3章 笑われる女たち―近世初頭の性をめぐる意識
    1 『仁勢物語』を読む
    2 『きのふはけふの物語』を読む

  第4章 世之介をめぐる女たち―都市における性の諸相
    1 遊女・茶屋者・夜発
    2 娘・人妻・後家
    3 働く女たち

  第5章 色道の虚実―『難波鉦』に見る遊女の生活と意見
    1 「女郎は勤めの身なれば」
    2 「根引きなどはせぬことrしうござんす」
    3 「ことに女郎は罪が深かろ程に」
    4 「添わふといふ事であつた物よ」

  第6章 『ひとりね』の色恋―近世「恋愛」論の位相
    1 色恋の成り立つ場
    2 色恋における女の身体
    3 色恋の探求者

  第7章 性の文化
    1 場と性
    2 性と身体
    3 性をめぐる意識

  第8章 男女和合のゆくえ―生活思想における性意識
    1 増穂残口のばあい
    2 安藤昌益のばあい
    3 食行・参行から禄行三志へ
    4 如来教喜之のばあい

  第9章 自然と人間 からだとこころ
    1 はじまりは菜の花
    2 自然とむきあう
    3 自然を思惟する
    4 からっだへの注目

  第10章 三浦命助の「離陸」―民衆の「近代」に向って
    1 「ヨグヲハナレテ」
    2 「ゲイ」と「アイケウ」
    3 「イノツノ井エハカラダナリ」
    4 「人ノ大ベン小ベンヲトリ」

メモ:


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書名:
江戸庶民の性愛文化を愉しむ
No.B141023
NDC384.700
著者・出版社:
蕣露庵主人/三樹書房
初版1998-12-07
¥1,680
内容:
江戸後期の艶句を中心に鑑賞しつつ、当時の艶本の秘戯場面の描写も味読。本書は数々の艶本作家によるこれら爽麗な性愛文化の極致を見事に蘇生させた書である。

  1 形状機能篇
  2 凝視嘱目篇
  3 接触前戯篇
  4 御祭行事篇
  5 嬌声歓喜篇
  6 肢体体位篇
  7 衰弱腎虚篇


蕣露庵主人[シュンロアンシュジン]
本名・渡辺信一郎。1934年東京生まれ。江戸庶民性愛文化研究者


メモ:


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書名:
江戸幻想批判
「江戸の性愛」礼讃論を撃つ
No.B141022
NDC210.500
著者・出版社:
小谷野敦/小谷野敦
初版1999-12-20
¥1,890
内容:
江戸は明るかった?江戸の性はおおらかだった?トンデモない!江戸の性的自由とは、強姦、セクハラの自由であり、その洗練された遊郭文化とは、女性の人身売買の上に築かれた悲惨なものだった。トンデモない「江戸幻想」を該博な体験的知識を総動員して木っ端みじんに粉砕する、論争の書、第三弾。 「江戸幻想」とは何か

  第1部 「江戸幻想」の諸相
   近世文化に関する覚書―「江戸幻想」の広まり
   江戸幻想の原点―佐伯順子の仕事について
   「江戸幻想派」集結?―「春本座談会」を読む
   相対主義について
   私的徳川時代論
   農村は性のパラダイス
   「悪場所の発想」と〈江戸ブーム〉―『廣末保著作集』刊行によせて
   フーコー的近代としての江戸―桜井進『江戸の無意識』について

  第2部 近世文化の諸相
   歌舞伎批評は可能か?
   女形の近代
   唐十郎「特権的肉体論」を読む
   馬琴の位置;再び処女の純潔を論ず―伏姫論
   父 作者の疎外―『南総里見八犬伝』再考


小谷野敦[コヤノアツシ]
1962(昭和37)年茨城県生れ。東京大学文学部英文科卒業、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。現在、東京大学非常勤講師。2002(平成14)年、『聖母のいない国』でサントリー学芸賞を受賞。


メモ:


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