書名: ヌードさん ストリップ黄金時代 |
No. B141142 NDC 779.17 |
著者・出版社: 橋本与志夫/筑摩書房 |
初版1995/04/25 ¥1,600 |
内容: 戦後の解放感と混乱のなかで誕生したストリップショー。男たちは、その美しさに我を忘れた―。敗戦直後の“額縁ショー”から始まるストリップを第一線記者として取材してきた著者が、踊り子=ヌードさんの姿と舞台の様子を綴る。 序章 ビーナスの誕生 第1章 一九四七年の額縁ショー 第2章 裸ショーの広まり 第3章 ストリップの確立 第4章 裸の女神たち 第5章 日劇ミュージックホールの時代 第6章 絶頂期のストリップ 終章 黄金時代の終わり |
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メモ: |
書名: 講談社選書メチエ 愛と欲望のナチズム |
No. B141141 NDC 234.074 |
著者・出版社: 田野大輔/講談社 |
初版2012/09/10 ¥1,890 |
内容: 産めよ殖やせよ。強きゲルマン人の子を大量に得るために性の解放を謳うナチズム。従来の定説を覆し、欲望の禁止ではなく、解放により大衆を支配しようとしたナチズムの「性の政治」の実態に、豊富な原資料から光を当てる。 第1章 市民道徳への反発 第2章 健全な性生活 1.性的啓蒙の展開 2.性生活の効用 第3章 男たちの慎み 1.男性国家の悪疫 2.結婚を超えて 第4章 美しく純粋な裸体 1.裸体への意志 2.ヌードの氾濫 3.女性の魅力 第5章 欲望の動員 1.新しい社交 2.悪徳の奨励 3.道徳の解体 おわりに 田野大輔[タノダイスケ] 1970年、東京都に生まれる。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程(社会学専攻)研究指導認定退学。現在、甲南大学文学部教授。京都大学博士(文学)。専攻は、歴史社会学。 |
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メモ: |
書名: 新潮新書 女装する女 |
No. B141122 NDC 367.2 |
著者・出版社: 湯山玲子/新潮社 |
初版2008/12/20 ¥735 |
内容: 「今日はバリバリ女装していくよ」男勝りな仕事着を脱ぎ捨て、女らしさ満開のドレスで“女”を装う―アタマもカラダも、女たちはすでに男がイメージする“女”ではない。エコに身を捧げる、勝負服は着物で決め打ち、目標はホノルルマラソン完走、ブログはスターダムへの近道、財布と情報をバーターする親孝行…現代女性を消費の面から10のキーワードで痛快に読み解く。リアルな女の実態を知るための必読の書。 1章 女装する女 2章 スピリチュアルな女 3章 和風の女 4章 ノスタルジー・ニッポンに遊ぶ女 5章 ロハス、エコ女 6章 デイリーエクササイズな女 7章 大人の女になりたい女 8章 表現する女 9章 子供化する女 10章 バーター親孝行な女 湯山玲子[ユヤマレイコ] 1960(昭和35)年生まれ。出版・広告ディレクター。(有)ホウ71代表取締役、日本大学藝術学部文藝学科非常勤講師。編集を軸としたプロデュースを行うほか、自らが寿司を握るユニット「美人寿司」を主宰し、世界を周る。 |
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メモ: |
書名: エロティック・ジャポン L’IMAGINAIRE ´EROTIQUE AU JAPON |
No. B141121 NDC 367.9 |
著者・出版社: ジアール,アニエス【著】、にむらじゅんこ【訳】/河出書房新社 |
初版2010/12/30 ¥3,990 |
内容: ロリコン、援助交際、セクハラ、制服、人形愛、コスプレ、メイドカフェ……日本人でさえ理解しきれない「奇妙で豊饒な性文化」を論じる、気鋭のフランス人女性による大胆な〈性の日本論〉! “日本のエロティック・カルチャー”は世界からどう見られているのか?気鋭のフランス人女性ジャーナリストが論じる、あまりに奇妙で、あまりに豊饒な日本のエロス的イメージ。現代アートや浮世絵、風俗雑誌など、約300点にのぼる図版を収録。 第1章 パンティ愛 第2章 恥の文化 第3章 水と蛸 第4章 おばけたちの物語 第5章 暴力 第6章 お人形 第7章 異性装と変身 第8章 男らしさの危機 第9章 女の子革命 第10章 セックス産業 第11章 大人の玩具 ジアール,アニエス[ジアール,アニエス][Giard,Agn`es] フランスの女性ジャーナリスト。1969年、フランス・ブルターニュ地方のヴァンヌに、哲学教師の父とリベルタン文学の専門家である母の間に生まれる。モロッコ、カメルーンなどの北・西アフリカなど、幼少期をアフリカ大陸で過ごす。アフリカ時代から三島由紀夫などの日本文学や漫画に傾倒。17歳でパリに上京し、名門リセのフェネロンに編入。パリ第3大学で近代文学の修士号を取得後、高等情報通信科学学校を卒業(修士論文は「フランスのプレスから見た日本アニメの暴力性」)。 にむらじゅんこ[ニムラジュンコ] ライター・翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程にて比較文化を学ぶ。ボルドー第三大学、パリ第四大学に留学。1955年にパリで雑誌『Popo color(ポポ・コロー)』を始め、「Bimbo Tower(ビンボー・タワー)」という店をバスティーユに開き、レコード・レーベル「Popo Classic Collection(ポポ・クラシック・コレクション)」を作る。2003年以降は上海に拠点を移し、現在は東京在住。フランスの『ルモンド』紙の関連会社が発行する国際総合オピニオン誌『ルモンド・ディプロマティーク日本版』翻訳スタッフ。 |
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メモ: |
書名: めっちゃHな雑学王250連発! |
No. B141120 NDC 598.2 |
著者・出版社: 博学こだわり倶楽部【編】/河出書房新社 |
初版2008/11/30 ¥499 |
内容: 人には聞けない男と女の“秘所”と“秘術”を丸裸に!話して、試して燃えあがる禁断の書。 1 “女のカラダ”の不思議に迫る! ―えっ、クリトリスにもEDがあるってホント? 2 “男のカラダ”の謎を丸裸にする! ―睾丸の右と左ではどっちが感じやすい? 3 夜がもっとスゴくなる、これが“Hの裏ワザ”だ! ―すぐ女性がイッちゃうセックスにぴったり の環境とは? 4 相手がどんなタイプかわかる“エッチ診断”のコツ! ―彼女の淫乱度は「まぶた」を見れば わかる?! 5 よく耳にする“エッチな噂”に白黒つける! ―「スポーツしている人はSEXも強烈」って本当?! 6 話して悦ばれる“エッチな言葉”の意外な素顔! ―あのテレビ局では「本腰を入れる」はNG?! 7 信じられない“Hの新説・チン説”が続々! ―「ワンワン・スタイルこそ人口抑制の切り札」ってマジ?! 8 ここまで知れば、あなたも“性界”のドン! ―ソープ嬢は、なぜ騎乗位が大好きなのか?! 9 かなりキワドイ“世界の性事情”に驚き! ―生徒たちの前で、素っ裸になって性教育した女性教師がいる! |
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メモ: |
書名: 双書Zero 癒しとイヤラシ エロスの文化人類学 |
No. B141118 NDC 367.9 |
著者・出版社: 田中雅一/筑摩書房 |
初版2010/11/25 ¥1,680 |
内容: フーゾク、AVから女体盛り論争まで、現代日本の性という「異文化世界」に深く分け入り、性が「癒し」となる可能性を探る。「何でもアリ」なようで不自由な性の、文化人類学的考察。 第1部 性のエスノグラフィー パンパンたちの物語 変貌する女たち 第2部 エロスと反エロスの攻防 女性の性的快楽 男性の性的快楽 第3部 癒しとイヤラシのポルノグラフィー 「わたしヘンタイです!」 胎内宇宙へ ほか 第4部 グローバル・エロスを求めて 女体盛り論争 性の祭り ほか 田中雅一[タナカマサカズ] 1955年和歌山県生まれ。ロンドン大学経済政治学院(LSE)博士課程学位取得。国立民族学博物館助手を経て、京都大学人文科学研究所教授。人類学(南アジア)、ジェンダー・セクシュアリティ研究を進める。 |
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メモ: |
書名: ちくま新書 セックスメディア30年史 欲望の革命児たち |
No. B141117 NDC 367.9 |
著者・出版社: 荻上チキ/筑摩書房 |
初版2011/05/10 ¥861 |
内容: 風俗、エロ本、アダルトサイト、出会い系サイト、大人のオモチャ―現代日本は多種多様なセックスメディアで溢れている。人々の欲望と想像力を刺激しながら、セックスメディアはこれからも発展し続けるだろう。本書は、八〇年代から一〇年代までのセックスメディアを総合的に捉え、その変化の実像を解き明かしていく。第一人者たちの証言と、性と快楽に賭けるドラマを紹介しながら、欲望の秘密に鋭く迫る。 第1章 いかにして出会い系は生まれたか?―電話風俗篇 第2章 変化するウェブ上の出会い―出会い系サイト篇 第3章 何がエロ本を「殺した」か?―エロ雑誌篇 第4章 「エロは無料」の衝撃―アダルト動画篇 第5章 性と快楽のイノベーション―大人のオモチャ篇 第6章 変わり続ける性サービス―性風俗篇 荻上チキ[オギウエチキ] 1981年生まれ。評論家、編集者。社会学者・芹沢一也氏と共に株式会社シノドスを設立.。 |
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メモ: |
書名: Ex‐formation 女 |
No. B141116 NDC 757 |
著者・出版社: 原研哉、武蔵野美術大学原研哉ゼミ/平凡社 |
初版2011/02/25 ¥1,575 |
内容: 6年目を迎えた原ゼミのエクスフォーメーション・プロジェクト。今年のテーマは「女」。ミサイルに花柄プリントをしてみたら?ペットボトルを女性のからだにしてみたら?棒人間に女の動きをさせてみたら?…アッと驚く13組のアプローチから、「女」の不思議がますます深まる!?―。 産む人 Lovely ware flora 棒人間 ナイスバディ・ペットボトル 秘密の花園 女の無表情 DOLLHOUSE 少女と女 たおやめぶり Expecting 女が見ている「女」を見る 遊んで女を読み解く 原研哉[ハラケンヤ] 1958年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表・武蔵野美術大学教授。デザインの領域を広くとらえて多方面にわたるコミュニケーションプロジェクトに携わる。長野オリンピックの開・閉会式プログラム、2005年愛知万博のプロモーション、無印良品の広告キャンペーン、AGF、JT、KENZOなどの商品デザイン、松屋銀座リニューアル計画のデザインディレクション、展覧会「RE DESIGN」「HAPTIC」「SENSEWARE」の企画など、多方面で活躍。 |
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メモ: Ex‐formation はだかの図書紹介はこちら |
書名: ちくま文庫 ROADSIDE EUROPE 珍世界紀行 ヨーロッパ編 |
No. B141114 NDC 293.09 |
著者・出版社: 都築響一/筑摩書房 |
初版2009/12/10 ¥1,890 |
内容: 骸骨寺で骨の匂いを嗅ぎ、中世の監獄で使用された拷問道具におののく。皇帝が溺愛した瓶詰めの奇形児にデカダンスの極みを、アマチュア剥製師の怪作に情熱の深さを垣間見る。あけっぴろげなセックス・ミュージアムに呆れ、アウトサイダーアートのアトリエでそのエネルギーと毒気に圧倒される…取材10年、ヨーロッパ的なるものを求め、珍名所99箇所を踏破した巡礼の記録。 第1室 蝋人形 第2室 超古代 第3室 信仰 第4室 性愛 第5室 暴力 第6室 病理 第7室 アウトサイダー 第8室 蒐集 第9室 人文・社会科学 第10室 観光 第11室 カタコンベ 都築響一[ツズキキョウイチ] 1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年『TOKYO STYLE』刊行(京都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(アスペクト、のちにちくま文庫)で、第23回木村伊兵衛賞を受賞。著書多数。 |
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メモ: |
書名: ちくま文庫 ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行 西日本編 |
No. B141113 NDC 291.09 |
著者・出版社: 都築響一/筑摩書房 |
初版2000/12/06 ¥1,995 |
内容: ここには「旅」につきものの小洒落たフロ・メシ情報も、ワビサビ空間もない。むしろ醜悪・珍奇、ガイドブックにさえ紹介されない珍スポットばかりが詰め込まれている。怪しい宗教スポット、意味不明のテーマパーク…でも、このスッピンの乱れ顔こそが、いまの日本なのだ。本当の秘境は君のすぐそばにあるってこと!北陸から沖縄まで、とっておきの珍名所、西日本編165物件。 青空カラオケ アスティ徳島 淡島神社 淡島神社 アンパンマン・ミュージアム イーランド 伊尾木洞 イカ明神 伊賀流忍者の里 伊賀流忍者屋敷・忍者科学館 ほか 都築響一[ツズキキョウイチ] 1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年『TOKYO STYLE』刊行(京都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(アスペクト、のちにちくま文庫)で、第23回木村伊兵衛賞を受賞。著書多数。 |
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メモ: |
書名: ちくま文庫 ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行 東日本編 |
No. B141112 NDC 291.09 |
著者・出版社: 都築響一/筑摩書房 |
初版2000/12/06 ¥2,100 |
内容: 秘宝館、蝋人形館。町おこしが生んだ珍妙な博物館…。日本のロードサイドは俗悪・軽薄、地元の人間でさえ存在を忘れたい珍スポットがあふれている。でも、これこそがいまの日本なのだ。本当の旅を始めよう。美しくない、品のない、でもちょっと可愛い、素顔の日本へ!路傍の奇跡というべき全国の珍スポットを走り抜ける旅のガイド、北海道から中部まで、東日本編176物件。 アイスパビリオン 会津武家屋敷 秋田犬会館 足尾銅山 熱海城 熱海秘宝館 アンディランド 家どん船どん 烏賊様レース 石川コレクション ほか 都築響一[ツズキキョウイチ] 1956年東京生まれ。ポパイ、ブルータス誌の編集を経て、全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』(京都書院)を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆・編集活動を続けている。93年『TOKYO STYLE』刊行(京都書院、のちちくま文庫)。96年刊行の『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』(アスペクト、のちにちくま文庫)で、第23回木村伊兵衛賞を受賞。著書多数。 |
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メモ: |
書名: 新潮新書 異形の日本人 |
No. B141111 NDC 916 |
著者・出版社: 上原善広/新潮社 |
初版2010/09/20 ¥714 |
内容: 虐げられても、貧しくとも、偏見に屈せず、たくましく生きた人たちがいた。哀しい宿命のターザン姉妹、解放同盟に徹底的に弾圧された漫画家、パチプロで生活しながら唯我独尊を貫く元日本代表のアスリート、難病を患いながらもワイセツ裁判を闘った女性、媚態と過激な技で勝負する孤独なストリッパー…社会はなぜ彼らを排除したがるのか?マスメディアが伝えようとしない日本人の生涯を、大宅賞作家が鮮烈に描く。 第1章 異形の系譜―禁忌のターザン姉妹 第2章 封印された漫画―平田弘史『血だるま剣法』事件 第3章 溝口のやり―最後の無頼派アスリート 第4章 クリオネの記―筋萎縮症女性の性とわいせつ裁判 第5章 「花電車は走る」―ストリッパー・ヨーコの半生 第6章 皮田藤吉伝―初代桂春團治 上原善広[ウエハラヨシヒロ] 1973(昭和48)年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、様々な職を経た後ノンフィクションの取材、執筆をはじめる。2010年『日本の路地を旅する』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 |
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メモ: |
書名: 辺境の世紀末 二十世紀の意味を解きあかす「辺境」からの物語 |
No. B141104 NDC209.7 |
著者・出版社: 辛島昇【編】、川田順造、川端香男里、鼓直、橋本万太郎、大室幹雄/平凡社 |
初版2000/10/25 ¥3,360 |
内容: 20世紀とは、われわれにとって何であったのか。アフリカ、ロシア、ラテンアメリカ、中国、インド―5つの異なった「辺境」から読み解く。 辺境の世紀末 ヨーロッパ世紀末の探検家が見た「アフリカの世紀末」 ロシア世紀末の果実「ミール・イスクーストヴァ」 ほか 辺境の時間 王様の先祖たちの「とき」 「時の戦士」たちによるロシアの歴史時間遡行 ほか 辺境の商品 商品としての奴隷 ロシアの森がもたらした宝物 ほか 辺境の肖像 黒人アフリカの“肖像” イコンとルボーク ほか 辺境の東西南北 外の世界との交渉にあらわれたアフリカの方位 ロシアの無方位性の風 ほか 辺境の性 アフリカの性をめぐる権力と表象 川田順造 ロシア世紀末における性観念の変容 川端香男里 「炎の孤島」の性の復権 鼓直 世界は変わらない 大室幹雄 インド的「性」の伝統の回復-カマラー・ダースの『マイ・ストーリー』 辛島昇 辛島昇[カラシマノボル] 1933年東京に生まれる。南アジア史を専攻し、東京大学・マドラス大学大学院に学ぶ。現在、東京大学・大正大学名誉教授。著書History and Society in South India(Oxford University Press)により日本学士院賞受賞。文化功労者。 |
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メモ: |
書名: モノと男の戦後史 |
No. B141089 NDC367 |
著者・出版社: 石谷二郎・天野正子/吉川弘文館 |
初版2008-07-10 \2,940 |
内容: 戦後、日本の社会は大きく変貌し、男をとりまく環境も変った。居場所(喫茶店・書斎)、身体(カツラ・バイアグラ)、表象(スーツ、社章)など、「男であること」を生み出してきたモノを通して描くもうひとつの戦後史。 「戦後・男・モノ」―この本の序にかえて 1 男の居場所 喫茶店―大人の男の居場所 書斎―地位表示の身体空間 墓―骨の置き処 2 男の身体 男の被りモノ―カツラ 男を奮い立たせるモノ―アメノウズメからバイアグラまで ランチ―脱「腰弁」化のゆくえ 3 男の表象 男が装うモノ―スーツ&ネクタイ 社章―記号化された会社空間 石谷二郎[イシタニジロウ] 1949年兵庫県生まれ、1974年東京教育大学大学院修士課程修了、現在フリーライター。 天野正子[アマノマサコ] 1938年広島県生まれ、1973年東京教育大学大学院博士課程中退、現在東京女学館大学教授。 |
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メモ: |
書名: 朝日文庫 ぼくたち、Hを勉強しています |
No. B141085 NDC 914.6 |
著者・出版社: 鹿島茂・井上章一/朝日新聞社 |
初版2006-08-30 \483 |
内容: 「猥談」ではない、性についての対談集。鹿島氏×井上氏、碩学二人に気鋭の政治学者・原武史氏も乱入、モテるおじさんを目指して真面目な「性談」に挑む。パンツありラブホテルあり、はたまた男色趣味から痴漢の話まで―性をフィルターに蘊蓄を傾けつつ、性文化の未来を展望する。 パンツと本は深い仲(鹿島茂×井上章一) Hの先人たち(鹿島茂×井上章一) 「モテる」ということ(鹿島茂×井上章一) 誘惑のプロセス(鹿島茂×井上章一) Hをやる場所(鹿島茂×井上章一×原武史) 男度の低下(鹿島茂×井上章一×原武史) 鹿島茂[カシマシゲル] 1949年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。共立女子大学教授。専門は19世紀のフランス文学で、古今東西の書物、風俗などにも造詣が深い。著書に『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞)、『子供より古書が大事と思いたい』(講談社エッセイ賞)、『愛書狂』(ゲスナー賞)、『職業別パリ風俗』(読売文学賞)、『成功する読書日記』(毎日書評賞)など 井上章一[イノウエショウイチ] 1955年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。国際日本文化研究センター所属。建築史・意匠論から風俗史まで幅広く、独特の視点で日本文化を考察する。著書に『つくられた桂離宮神話』(サントリー学芸賞)、『南蛮幻想』(芸術選奨文部大臣賞)など |
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メモ: |
書名: 講談社現代新書 性の用語集 |
No. B141084 NDC 384.7 |
著者・出版社: 井上章一・関西性欲研究会【編】/講談社 |
初版2004-12-20 \903 |
内容: 「性」はいつからセックス的意味になった?なぜ、陰毛が「ヘア」なのか?そうして「風俗」は「フーゾク」になったのか?「性の言葉」の起源と変遷。 第1部 誰でも知ってるあの言葉 性 エロ/エロス エッチとエスエム エッチとエスエム 変態 H 童貞 処女 ヘア フーゾク/風俗 ママ ホステス おかま 女装 巨乳 ――専 コンドーム セックスレス カーセックス のぞき 立小便 援助交際 第2部 意外に知らないあの言葉 ウラ アベックはカップルか? 社交 ニューハーフ Mr.レディ、Missダンディ ノンケ フリーセックス 不能 ブルー カジュアルセックス 猫をかぶる 秘宝館 ダッチワイフ 第3部 誰か知ってる?この言葉 自然主義 出歯亀 おめとエス M検 三等症 女衒 娘子軍 パンパン 赤線 特攻 ゲイボーイ、シスターボーイ、ブルーボーイ 桃色遊戯 イット(it) 半処女 ボボ・ブラジル 眠姦 鶏姦 レンコン 井上章一[イノウエショウイチ] 1955年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター勤務。専攻は建築史・性欲の文化史.。 |
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メモ: |
書名: ちくま学芸文庫 戦争がつくる女性像 |
No.B141068 NDC210.750 |
著者/出版社: 若桑みどり/筑摩書房 |
初版2000/01/06 \950 |
内容:
本研究は、第二次大戦中に、日本の軍部が、女性を戦争システム(戦時体制)の中でどのような役割を果たすべきものとして位置づけていたか。また、その役割へと女性大衆を動員するために、どのようなプロパガンダをおこなったかという問題を、主として、戦時中に流布していたマスメディアにおけるイメージをとおしてあきらかにしようとしたものである。 まえがき 序章 前提、戦争・女性・イメージ T 戦争システムと家父長制 U 性的二元論にもとづくイメージ・ステレオタイプ「戦う兵士」と「産む母」 第1章 日本の戦時体制と女性の役割 T 戦時下の母性政策 U 非戦闘員としての女性が戦時に担う一般的役割 V チアリーダー「戦争援護」集団としての女性の動員 第2章 戦時下の婦人雑誌にみる女性イメージ T 一般戦争画と婦人雑誌の挿絵との差異について U いくつかの国策婦人雑誌の記事と視覚ページの特質 V 「主婦之友」の記事の特質とそのイメージ W まとめ 象徴としての女性像 むすび 年表 1995年9月20日筑摩書房刊行の「戦争がつくる女性像―第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ 」を文庫化たもの。 若桑みどり[ワカクワミドリ] 1935年東京生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科専攻科修了。1962‐64年、イタリア政府給費留学生としてローマに留学。現在、川村学園女子大学人間文化学部教授。千葉大学名誉教授。「イメージ・アンド・ジェンダー研究会」の創立メンバー。80年サントリー学芸賞、84年芸術選奨文部大臣賞、96年イタリア共和国カヴァリエーレ賞、受賞 |
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メモ: 主婦之友、戦争、婦人 |
書名: 集英社新書 「明星」50年601枚の表紙 カラー版 |
No.B141066 NDC051 |
著者・出版社: 明星編集部【編】、橋本治【解題】/集英社 |
初版2002/11/20 \1000 |
内容:
月刊「明星」が一九五二年に生まれ、二〇〇二年十月号で創刊50周年を迎えた。その表紙601枚を集大成したのが本書である。この国で「明星」を一度も目にしなかった人は、ほとんどいないだろう。各世代のスターの笑顔はそれぞれの心の思い出であり、「明星」は青春そのものである。そして、これらは戦後日本の貴重な社会資料ともいえる。表紙から見える時代背景を作家・橋本治が解説。あなたの心のアイドルが今、蘇る。 第1章 一九五〇年代―「赤い聖画」の女優達 第2章 一九六〇年代―吉永小百合のいた「変動の時代」 第3章 一九七〇年代―篠山紀信の創ったもの 第4章 一九八〇年代―山口百恵が去った後 第5章 一九九〇年代―女のスターがいなくなってしまう 第6章 二〇〇〇年代―スターとは作られるものである 「夢と希望の娯楽雑誌」考 橋本治[ハシモトオサム] 1948年東京生まれ。作家。東京大学文学部国文科卒。在学中の68年に描いた駒場祭ポスターでイラストレーターとして注目される。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作受賞。以降、小説・評論・戯曲・古典の現代語訳・エッセイ・芝居の演出等で精力的に活躍。『宗教なんかこわくない!』で第九回新潮学芸賞受賞。『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で第一回小林秀雄賞受賞 |
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メモ: |
書名: 集英社新書 万博とストリップ 知られざる二十世紀文化史 |
No.B141045 NDC606.900 |
著者・出版社: 荒俣宏/集英社 |
初版2000-01-23 ¥714 |
内容: 美女があでやかな笑みを浮かべながら官能的に舞うストリップ・ショー。そして二十世紀機械文明を象徴するような万国博覧会。この二つが実は切っても切れない深い因縁で結ばれていたとは!いや、かつて、国家的イベント万国博覧会は、ストリップなくしては発展しえなかったとさえいえるのだ。ロンドン、パリなどを舞台に繰り広げられた万博とストリップの発展史になぜか登場する明治期の女優川上貞奴…。ジプシー・ローズ・リー、黒豹の女王ジョゼフィン・ベーカーなどの名花のエピソードをちりばめながら、万博とストリップの出会いの必然を鋭く読み解く。本書は著者初の新書への書下ろし。 プロローグ 演劇博物館と川上貞奴 第1部 万国博覧会に咲いたストリッパーたち 第2部 さかのぼって十九世紀パリ。万博とセクシーダンスの誕生 第3部 そして一方、日本の博覧会にもヌードの影が 第4部 そもそも欧米のストリップは、どのように成立したのか エピローグ なぜ万博とストリップなのか 荒俣宏[アラマタヒロシ] 1947年、東京生まれ。博物学者にして小説家。また神秘学者、翻訳家としても知られる。中学生時代、『世界恐怖小説全集』と出会い、平井呈一に師事する。慶応義塾大学法学部在学中より翻訳活動を開始。大学卒業後しばらくのあいだ日魯漁業でプログラマーとして勤務。退社後、『世界大百科事典』の編集に携わるかたわら、長編小説『帝都物語』を発表し日本SF大賞を受賞、以後小説家としての道を歩む。 |
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メモ: |
書名: 光文社文庫 欲望百科 7色のコンドームから美容整形まで |
No.B141006 NDC914.600 |
著者・出版社: 伴田良輔/光文社 |
初版1998-03-20 ¥519 |
内容: 整形美人、女装、キス、性教育、尻叩き、集団行動、ヌード写真…。これらはいったいどこからやってきたのか?人間の奥に潜む欲求はどこへ行くのか?男にとっても女にとっても…。忍び寄るさまざまな誘惑に挑発されながら、煩悩の旅は果てしなく続く。愛の技術から桃源郷の探し方まで、奇才による「もうひとつの世界」へようこそ。 天国の回廊 愛の扉 セックスの箱 モードの階段 社会の窓 |
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メモ: |