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B162  性同一性障害 (TS/TG)
紹介図書の目録
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図書紹介 留意事項







書名:
講談社選書メチエ
「女装と男装」の文化史
No. B162029
NDC 904
著者・出版社:
佐伯順子/講談社
初版2009/10/10
¥1,785
内容:
ヤマトタケルノミコト(『古事記』)、オスカル(『ベルサイユのばら』)、娘(『道成寺』)、ポーシャ(『ヴェニスの商人』)…。古今東西を問わず、演劇や文学、映画、アニメ、漫画に数限りなく登場してきた「女装する男」と「男装する女」。彼/彼女たちは、なぜ性の境界を超えようとしたのか?“変態”“異常”“倒錯”という言葉で片付けてしまうだけでは気がつかない、性と愛の現実がそこにある。「男と女」という単純な二項対立がsexとgenderの視点をからめると無限の性別へと変化していくさまをつぶさに論じ、人間の生の多様性に軽やかに迫る。

  第1部 男から女へ―エロスと暴力とユーモアと
    “オヤジ殺し”の手段―ヤマトタケルノミコト/『古事記』
    流動するセクシュアリティ―弁天小僧/『青砥稿花紅彩画』
    演劇的幻惑―お嬢吉三/『三人吉三巴白浪』     ほか

  第2部 女から男へ―戦いと自己実現と恋と
    “戦う女”になるために―サファイア/『リボンの騎士』
    自己実現の誇り―オスカル/『ベルサイユのばら』
    親孝行な「父の娘」―ムーラン/『ムーラン』     ほか

  第3部 双方向の越境―ジェンダーの呪縛を超えて
    古代の“性同一性障害”―“姫君”と“若君”/『とりかへばや物語』
    性と生の可能性を求めて―オーランドー/『オーランドー』


佐伯順子[サエキジュンコ]
東京都に生まれる。学習院大学卒業、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻博士課程満期退学。国際日本文化研究センター客員助教授、帝塚山学院大学教授などを経て、同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻教授。学術博士(東京大学)。著書に『「色」と「愛」の比較文化史』。


メモ:


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書名:
14歳のカミングアウト
性同一性障害を乗り越えて
No. B162028
NDC 916
著者・出版社:
三峰有生/ポプラ社
初版/2008/08/06
¥1,260
内容:
女として生まれたものの心は男…!性同一性障害をものともせず、友情、恋愛、セックス…。さまざまな葛藤もろとも青春を疾走中!19歳の感動ノンフィクション。

  序章 坂道
  第1章 ウルフ
  第2章 異分子
  第3章 彩
  第4章 カミングアウト
  第5章 自由
  第6章 自立
  第7章 愛


三峰有生[ミツミネウルフ]
1988年8月、女性として生まれるが、14歳のときに性同一性障害であることをカミングアウト。以後、男として生きることを決心する。


メモ:


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書名:
文春文庫
オカマだけどOLやってます。 完全版
No. B162027
NDC 916
著者・出版社:
能町みね子/文藝春秋
初版2009/08/10
¥689
内容:
能町みね子、2×歳。都内の某会社でOLとして働き始めて3年、実はまだ「チン子」がついています。会社の人は誰もそのことを知りません…。オトコ時代について、恋愛のお話、ドキドキOL生活など、大人気脱力系イラストエッセイ本『オカマだけどOLやってます。』シリーズを再構成し、一冊にまとめた完全版。

  はじめてのOL生活
  進め、オンナ道
  オトコ時代のおはなし
  女になってみようか
  こうしてOLになりました
  これでいいのかOLライフ
  では、タイに行ってきます


能町みね子[ノウマチミネコ]
大学卒業後、ネクタイ時代、OL時代を経て、現在は文筆業&イラスト描き。雑誌、Webなどに多数の連載をもつ。

メモ:
初出 『オカマだけどOLやってます』2006年10月、『オカマだけどOLやってます ナチュラル編』2007年12月  竹書房


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書名:
素晴らしき、この人生
No. B162026
NDC
著者・出版社:
はるな愛/講談社
初版2009/03/10
¥1,365
内容:
なんども、死のうと思った。涙が涸れはてるまで、泣いた。どうやっても、オンナにはなれない。でも私は心から思う…。人生って素晴らしい。テレビでは言えなかったこれが“真実の人生”。と勇気と感動あふれるニューハーフの半生テレビでもおなじみのはるな愛の波乱万丈の半生がついに書籍化。特異な人生を通して生きる意味を力強く訴える、衝撃の問題作。早くもベストセラーの呼び声。


  プロローグ 原体験
  第1章 目覚め
  第2章 救い
  第3章 告白
  第4章 再生
  第5章 和解
  第6章 破局
  第7章 どん底
  第8章 転機
  エピローグ 前進


はるな愛[ハルナアイ]
歌手。タレント。1972年7月21日、大阪府生まれ。本名・大西賢示。2007年11月「ミス・インターナショナル・クイーン」コンテスト世界第4位入賞。2008年「エアあやや」をきっかけにブレイク。2008年12月「I・U・YO・NE〜」で歌手デビュー。

メモ:


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書名:
椿姫以前
No. B162025
NDC 916
著者・出版社:
椿姫彩菜/ポプラ社
初版2009/01/12
¥1,365
内容:
男子校卒業後、現役女子大生、そして…親と絶縁し、一人で生きていこうと決めた20歳、夜の歌舞伎町で必死に将来を模索していた21、22歳、女子大生として復学、人生を再スタートさせた23歳までの心の軌跡。

  1 椿姫、二十歳「一度しかない人生、幸せにならなきゃね」
     2005.3.18〜2005.7.14
  2 椿姫、二十一歳(前編)「このトンネルを抜けたらそこは…」
     2005.7.16〜2005.12.26
  3 椿姫、二十一歳(後編)「泣かない。負けない」
     2006.1.1〜2006.7.12
  4 椿姫、二十二歳「地面にキスをしながら」
     2006.8.12〜2007.6.28
  5 椿姫、二十三歳「始動!」
     2007.7.15〜


椿姫彩菜[ツバキアヤナ]
1984年7月15日、男性の身体で生まれる。幼い頃から自分の性別に違和感を覚えるが、小学校3年生の時に両親の方針で小中高一貫教育の男子校に編入する。2002年、青山学院大学に入学するが、心と身体のズレを現実のものとして感じ、2年生の夏に休学。ちょうどその頃、特定の条件を満たせば戸籍上の性別記載を変えられるという「性同一性障害特例法」の存在を知り、性別適合手術を受けることを決意。新宿・歌舞伎町で働きながら資金を貯め、手術までの日々を過ごす。2006年12月、手術を終え、戸籍も女性に変更。ようやく「0」から本当の人生がスタートし、翌年4月には青山学院大学に復学。2008年、それまでの人生を赤裸々に綴ったエッセイ『わたし、男子校出身です。』(ポプラ社)を出版。大きな反響を呼び、10万部を超すベストセラーとなる。現在は大学に通うかたわら、TVコメンテーターをはじめ多数番組に出演。今まで自分が生きてきた価値観(個性)を活かし、「女性の幸せをプロデュース」することをコンセプトにお菓子やレッグウェア、和服など様々なブランド・商品をプロデュースしている。また、自身の得意とするピアノや仏語を活かし安眠BGMの楽曲制作や絵本の翻訳も手がける。

メモ:


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書名:
講談社現代新書
女装と日本人
No. B162024
NDC 384.7
著者・出版社:
三橋順子/講談社
初版2008/09/20
\945
内容:
ヤマトタケルの神話、僧侶と女装の稚児の恋、歌舞伎の女形、江戸の陰間茶屋、夜の新宿ネオン街…“女装”を抜きに日本文化は語れない。

  序章 日本人は女装好き?
  第1章 古代〜中世社会の女装
  第2章 近世社会と女装
  第3章 近代社会と女装
  第4章 戦後社会と女装
  第5章 現代日本の女装世界―新宿の女装コミュニティ
  第6章 日本社会の性別認識  
  終章 文化としての女装


三橋順子[ミツハシジュンコ]
埼玉県生まれ。性社会史研究者。国際日本文化研究センター共同研究員、早稲田大学ジェンダー研究所客員研究員、多摩大学非常勤講師。専門は日本におけるジェンダー&セクシュアリティの歴史、とりわけ、トランスジェンダー(性別越境)の社会・文化史。2005年度には、お茶の水女子大学で、日本初の「トランスジェンダー論」の専論講座を担当。

メモ:


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書名:
わたし、男子校出身です。
No. B162023
NDC 916
著者・出版社:
椿姫彩菜/ポプラ社
初版2008/06/10
\1,260
内容:
話題のニューハーフモデル、初のエッセイ!生まれたときは男の子、今は現役女子大生!心は女の子なのに、身体は男の子として生まれてしまった著者が、家族との絶縁、恋の苦悩、社会的偏見、命がけの手術…さまざまな困難と向き合い、「女の子」として人生を再スタートさせるまで。

  1 私には「しっぽ」がついていた
    みんなの期待を背負って
    性同一性障害という言葉を知っていますか? ほか

  2 「しっぽ」を呪った10代
    恐怖のママと成長期
    ついに多感な中学生に! ほか

  3 本物の女たちと「しっぽ」がある女たち
    女子大生の「私」
    もう、大学生なんて最悪だ! ほか

  4 「しっぽ」にさようなら
    どんどん女に近づく私
    今度はおっぱいです ほか

  5 はじめまして。有里です
     親戚との対面
    本物の女子大生になって復学!


椿姫彩菜[ツバキアヤナ]
1984年7月15日、男の子として生まれる。2002年、青山学院大学に入学するが、心と身体のズレから2年生の夏に休学。ちょうどその頃、特定の条件を満たせば戸籍上の性別記載を変えられるという「性同一性障害特例法」の存在を知り、性別適合手術を受けることを決意。2007年4月、手術を終え、戸籍も変更して青山学院大学に復学。女性として人生を再スタートさせる。現在は、大学に通うかたわら、得意のフランス語を生かして絵本の翻訳に関わったり、化粧品のイメージモデルを務めたり、「安眠BGM」の楽曲制作に協力したり、お菓子の商品開発に関わるなど、「女性の幸せをプロデュースする」ことをテーマに活動の場を広げている。また、雑誌「小悪魔ageha」のモデルとしても活躍中。

メモ:
椿姫彩菜 オフィシャルブログ by アメブロへのリンク


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書名:
岩波新書
変えてゆく勇気
「性同一性障害」の私から
No. B162022
NDC 367.9
著者・出版社:
上川あや/岩波書店
初版2007-02-20
\777
内容:
幼い頃から自分の身体に違和感をもっていた著者は、二七歳のとき「男性」として生きることをやめ、やがて「女性」として暮らすようになった。今、さまざまな困難を抱える人々の声を聴き、見過ごされがちな問題を可視化するために発言をつづける。誰もが自分らしくのびやかに暮らせる「寛容な社会」を創るための熱いメッセージ。

  第1章 「私の戸籍は男性です」―政治家になった
  第2章 私は誰?―性を見つめて
  第3章 性を移行する―居場所を探して
  第4章 性別変更に道を拓く―「性同一性障害者特例法」の成立をめぐって
  第5章 ちいさな声、声にならない声―当事者のニーズを掘り起こす
  第6章 沈黙から発言へ―「変える」方法
  第7章 「フツウ」って何だろう―寛容な社会とは


上川あや[カミカワアヤ]
1968年東京都生まれ。1990年法政大学経営学部卒業。1998年「性同一性障害」であるとの診断を受ける。2003年4月「性同一性障害」であることを公表の上、世田谷区議会議員選挙に立候補し当選、同年5月より世田谷区議会議員。2000年1月から「性同一性障害」を抱える人向けの勉強会や交流会、一般向けのシンポジウム開催など、「性同一性障害」をもつ人々の自助・支援活動に携わる。現在では、性の問題に限らず、多様な社会的少数者の環境改善に関心を寄せている。

メモ:


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書名:
ちくまプリマー新書
変な子と呼ばれて
ミッシェル近藤の人生
No. B162021
NDC 762.1
著者・出版社:
吉永みち子/筑摩書房
初版2005/06/10
\714
内容:
子供の頃から女装や化粧を好んだミッシェルは、変な子と言われ続けた…。身体と心の性が異なる一人のピアニストの波乱の人生を通して、性とは何かを考える。

  第1章 六本木の昼と夜

  第2章 宿命の化粧、運命のピアノ
    初めての女装は三歳
    ミステリアスな性分化
    ピアノとの出会いと封印
    ボクと言えない男の子は「オトコオンナ」

  第3章 立ちはだかる世間の壁
    音楽科の化粧した男子高校生
    見える差別、見えない偏見
    息子が消えていく…父の戸惑い

  第4章 ピアノを武器にアメリカで生きる
    日本を捨てさせた大失恋
    キリスト教国の厳しい現実
    ニューヨークの光と翳り

  第5章 彼でも彼女でもない人
    美しさへの執念
    すべてを包み込む“アンタ”


吉永みち子[ヨシナガミチコ]
1950年埼玉県生まれ。東京外国語大学インドネシア語科卒。競馬専門誌「勝馬」記者、夕刊紙「日刊ゲンダイ」記者を経て結婚。5年の専業主婦の後『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。その後も自らの体験と豊富な取材に基づいたノンフィクションを数数発表している。現在テレビ朝日系「スーパーモーニング」月曜レギュラー。その他、障害者のための乗馬を推進するNPO「RDA Japan」で副理事長として活動するなど、幅広い分野で活躍している。

メモ:


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書名:
性同一性障害の社会学
No. B162020
NDC 367.9
著者・出版社:
佐倉智美/現代書館
初版2006/05/25
\1,890
内容:
オチンチンがある子はなぜ男の子なのか?性同一性障害の当事者であり、研究者である著者が最新の研究成果をもとに“性別”をめぐるさまざまな問題を目からウロコの納得分析。
最も分かりやすいトランスジェンダー学入門。

 第1部 社会現象としてのトランスジェンダー
   第1章  トランスジェンダーの現状
   第2章  ジェンダー秩序・ジェンダー体制とトランスジェンダー
   第3章  トランスジェンダーをめぐる言説と疑問
   第4章  トランスジェンダーから見えてくるジェンダー

 第2部 学際的トランスジェンダー考
   「性同一性障害者性別特例法」に見る現代日本の“性の多様性”事情
   「性同一性障害」は障害か?―性の多様性の臨床社会学的考察
   レイベリング論で考察する「性同一性障害」―ジェンダー規範からの逸脱と精神疾患の間
   幼児教育と学校ジェンダー問題―「性同一性障害」は学校でつくられる!?
   制度としての学校の中のセクシュアルマイノリティ〜学校社会と居場所のなさとの葛藤
   「解釈改悪」のメディアリテラシー〜自衛隊イラク派遣の新聞報道分析から見る
   戦争とジェンダー
   男女共同参画社会へのバックフラッシュと性別二元論
   家族の多様性とヘテロセクシズムの壁〜非「標準世帯」の可能性を検討する
   「性的指向は女性」とはどういうことか〜同性愛・異性愛の二元論をこえて
   トランスジェンダーと障害学〜「障害者用トイレ」からノーマライゼーションを考える

 巻末エッセイ  モリゾー・キッコロは女でも男でもなかった


佐倉智美[サクラトモミ]
ジェンダー&セクシュアリティライター。1964年、関西に生まれる。幼い頃より自分の「男」という性別に違和感を覚える。大阪府立の高校を経て、1988年、関西の私立大学・文学部社会学科を卒業。その後、高校の社会科講師、塾講師などを務めつつ、社会における性別役割分業・性差別、そして性別そのものへの疑問をつのらせる。
1997年、自らの“性同一性障害”を確信。自分らしく生きることを求め、社会的、文化的性別を「女」へと転換。ウェブサイトを開設し、また執筆・講演活動なども通じて、積極的に情報発信している。
2005年3月大阪大学大学院人間科学研究科終了。2004年六月よりNPO法人「SEAN」理事。

メモ:
佐倉智美さんのサイト紹介はこちらから
NPO法人SEANさんのサイト紹介はこちらから


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書名:
ダブルハッピネス
No. B162019
NDC 367.9
著者・出版社:
杉山文野/講談社
初版06/05/18
\1,680
内容:
生きてきた年数×365回以上、自分の裸を見ているけれど、いまだにこの体が自分のものだというのが信じられない。信じられないというよりも不思議といったほうがいいかもしれない。「女体の着ぐるみ」もしくは「女体スーツ」を身につけているとしか思えないのだ。他人の裸を見ているような感覚に陥ってしまう。いったい僕は何者なのか?鏡を見るたびに、鏡の向こうに映る僕に問いかける。「おまえは誰なんだ?」体は「女」だけど心は「男」の性同一性障害。辛さ、悲しみは2倍だけど、2倍楽しいフミノの青春。2004年度女子フェンシング日本代表の早大生がカミングアウト!性同一性障害の青春ストーリー。

 第1章 僕は誰なんだ?
   「女体の着ぐるみ」を身につけて
   スポーツは見た目が命
   セーラー服を脱がせて
   女子高生は苦労がいっぱい
   カノジョ
   フェンシングの青春
   どうせ僕なんて
   性同一性障害ってなんだろう
   カミングアウト〈ともだち編〉
   カミングアウト〈家族編〉

 第2章 涙と笑いの早稲田大学ライフ
   オッパイ
   男女共学チャリンコ通学
   夜明けのヨシギュー
   親友イッサ
   トイレからの大脱走
   在日inハワイ
   もやもや
   「フミノくん」の珍教育実習
   沖縄一人旅
   そりゃないぜ、おとん!
   ブラジル・サンバ

 第3章 カテゴリーを越えて
   リアルセックス
   念願のフェンシング日本代表入り
   ナショナルチームは危険がいっぱい
   栄光の架橋
   27の性別
   水戸黄門の印籠
   レディースデー
   歌舞伎町の「血」
   「杉山文野、23歳、性別ハーフです」
   病院通い
   それじゃ行ってきます!


杉山文野〔すぎやまふみの〕
1981年、東京生まれ。日本女子大学附属幼、小、中、高を経て、早稲田大学教育学部を卒業。現在は同大大学院教育研究科修士課程に在学中。2004年度女子フェンシング日本代表。体は「女」だけど心は「男」―自分が性同一性障害であることを、本書で告白することに。

メモ:


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書名:
ニューボーイ
No. B162018
NDC 367.900
著者/出版社:
山本ヒカル/
文芸社
初版2003/09/15
\1200
内容:
性同一性障害に苦しんだ著者の選択は、男として生きることだった…。オナベのショーパブ(東京・恵比寿)の店長として活躍中の著者が、赤裸々に綴った、幼い頃、学生時代、仕事、恋、結婚、離婚、そして新たな恋との出会いとは…。

 1 おいたち
   幼いころから…
   性的めざめ
   心と身体の葛藤  ほか

 2 ニューボーイとして生きる
   オナベの“チュウタ”誕生
   ホルモン注射で身体も男に
   さよなら、おっぱい  ほか

 3 ショーパブのオーナーとして
   オナベのショーパブオープン
   生き方は千差万別
   オナベのショーパブ繁盛記


山本ヒカル[ヤマモトヒカル]
1978年1月12日生まれ。源氏名「一文字注太」東京・恵比寿でオナベのショーパブ『アポロ』店長として奮闘中。日本テレビ「ザ・ワイド」、フジテレビ「タモリ倶楽部」、TBSテレビ「オールスター感謝祭」をはじめとする数々のテレビに出演。写真、雑誌取材も多く、女性から男性として生きることを選択した人として注目されている。東京都渋谷区在住。

メモ:
性同一性障害、オナベ

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書名:
語り継ぐトランスジェンダー史
性同一性障害の現在・過去・未来
No.B162017
NDC367.900
著者・出版社:
虎井まさ衛【編著】/十月舎;星雲社〔発売〕
初版2003/07/23
\1,600
内容:
 第1部 「FTM日本」に見るTG/TS時代証言(1994年‐2003年前半)
     「FTM日本」創刊!  一九九四年夏号(第一号)
     拡がる和!  一九九四年秋号(第二号)       ほか

 第2部 『3年B組金八先生』第6シリーズを振り返って
     神さまのちょっとした手ちがい    小山内美江子
     テレビ『金八先生』がひろげたセクシュアル・マイノリティ情報   虎井まさ衛)

 第3部 (同世代対談)安藤大将×虎井まさ衛
     FTMTSとして同時代を生きる!
     ―「性同一性障害」の社会的理解をどう深め進めていくか―
     「性同一性障害」のつらさをどう伝えるか
     カミングアウトのプラスとマイナスと        ほか

 第4部 わが国の「性同一性障害」をめぐる社会的変遷
     希望と人権の海へ漕ぎ出そう
     ―性同一性障害への理解の輪を広めるために
     国内の「性同一性障害」をめぐる動向


虎井まさ衛[トライマサエ]
1963(昭和38)年、東京生まれ。法政大学文学部卒業。2、3歳の頃より性同一性障害(GID)に悩み、大学卒業と同時に渡米し、女性から男性へ(FTM)の性別適合(性転換)手術を受ける。現在、著述業の傍ら、GIDの当事者・研究者・支援者に向けたミニコミ誌「FTM日本」、アジアの当事者の連帯を意図した英文ニュースレター「ASIAN TS CLUB」主宰。“人間と性”教育研究協議会(性教協)会員。FTMインターナショナル(本部:アメリカ)メンバー。1987年より顔を出さずにメディアで啓発活動を開始、1999年からは素顔で活動を始め、TS(性転換)公表のパイオニア的存在として、『クローズアップ現代』(NHK)、『ニュースステーション』(テレビ朝日系)、『ニュースの森』(TBSテレビ系)等、テレビ番組に多数出演。また『3年B組金八先生』第6シリーズ(TBSテレビ系/2001年10月〜2002年3月放送)では、GIDを抱える生徒(鶴本直/役:上戸彩さん)のモデルとなった。

メモ:
FTM日本のサイト紹介はこちら

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書名:
ワイドKC kiss
ありがとう千夏
性同一性障害  競艇選手・安藤大将物語
No.B162016
NDC726.100
著者/出版社:
坂井トオコ・翔野塁/講談社
初版2003/08/08
\571
内容:
性同一性障害の競艇選手である安藤大将(ひろまさ)さんのカミングアウトの前後を漫画化。安藤さんへのインタビューや『性同一性障害』(集英社新書)の著者である吉永みち子さんとの対談、競艇や性同一性障害に関するガイドなど。


  千夏へ

  さよなら千夏
  安藤選手と風(記事)
  競艇場に行ってきました!(ルポ漫画)
  脳の話(記事)

  ありがとう千夏
  競艇選手ってどんな仕事?(記事)
  その後の大将(記事)
  安藤選手を応援に行こう!(記事)
  性同一性障害の過去と未来
  吉永みち子・安藤大将対談
  性同一性障害 その後の社会の動き(記事)
  性同一性障害ガイドライン

メモ:競艇・ガイドライン
吉永みち子『性同一性障害』(集英社新書)の図書紹介はこちら


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書名:
トランスジェンダリズム宣言
性別の自己決定権と多様な性の肯定
No.B162015
NDC367.900
著者/出版社:
米沢泉美、いつき、筒井真樹子、三橋順子ほか/社会評論社
初版2003/05/03
\2200
内容:
私の性別は私が決める。ジェンダーを自由に選択できる多様な性のあり方を認めよう。

  第1章 トランスジェンダー概論     米沢泉美
    ・私はトランスジェンダー  
    ・セックスとジェンダ
    ・「性同一性障害」≠トランスジェンダー
    ・クロスドレッサー(トランスヴェスタイト)
    ・ジェンダーブレンダー、サードジェンダー、「n個の性」
    ・同性愛とトランスジェンダー
    ・インターセクシュアルとトランスジェンダー
          ほか

  第2章 トランスジェンダーの直面する問題
    ◎ 社会問題     いつき
    ・ トランスジション後の就労
    ・S社による「女装」者解雇事件の経緯
         ほか
   ◎ パブリックスペースと性別     筒井真樹子
    ・ ジェンダー化される空間
    ・ トランスジェンダーの視点から
    ・ ジェンダーについてもバリアフリーを
         ほか
  ◎ 制度的性別     米沢泉美
    ・ 行政サービスや民間サービスでの性別
    ・ 「すべて」を閉ざす住基ネット・住基カード
    ・ 戸籍の訂正
        ほか
  ◎ 医療問題     いつき
    ・ ブルーボーイ事件
    ・ ガイドラインの功罪
    ・ 医療機関間の分断
        ほか
  ◎ メディアとトランスジェンダー     米沢泉美
    ・ 「ニューハーフ」概念の登場と浸透
    ・ 「性同一性障害」=「かわいそう」イメージ
    ・ 「金八先生」、その功罪
        ほか

  ★ コラム セックスワークとトランスジェンダーの関係 畑野とまと
  ★ コラム トランスジェンダー当事者と家族を取り巻く問題 いつき

  第3章 トランスジェンダーの歴史と思想

   ◎ 日本トランスジェンダー略史 (その1) 古代から近代まで     三橋順子
    ・ 古代から中世における「神性」
    ・ 近世社会における展開
    ・ 近代社会における抑圧
   ◎ 日本トランスジェンダー略史 (その2) 戦後の新展開     三橋順子
   ◎ 日本トランスジェンダー略史 (その3) 1990年代後半〜現在     三橋順子
   ◎ ヴァージニア・プリンスとトランスジェンダー     筒井真樹子
   ◎ アメリカトランスジェンダー・アイデンティティ     筒井真樹子

  ★ コラム TGブランチ発足から「約束事」へ 森田MILK
  ★ コラム MIX! ABOUT! THROUGH THE NIGHT!―玖伊屋紹介      阿部まりあ

  第4章 トランスジェンダーが生きやすい社会をめざして

  ◎ トランスジェンダリズムとは      米沢泉美
    ・ デフォルトセッティングからのフリー
    ・ トランスジェンダリズム
      ほか
  ◎ 性別に自己決定権を      米沢泉美
    ・ 個人の性別は自己決定権で捉えるべき
    ・ 当事者と非当事者、それぞれのアイデンティティ・クライシス
      ほか
  ◎ 制度的性別をめぐって      米沢泉美
    ・ 戸籍制度はトランスジェンダーの制度的存在を認めない
    ・ 戸籍の廃止運動こそが必要
    ・ 住基ネット廃止運動を
       ほか
  ◎ 医療をめぐって     いつき
    ・ 医療自由化の最大の壁「母体保護法第28条」
    ・ 第28条の削除と性別適合手術の美容外科化を
      ほか
  ◎ おわりに ―性別の多様化を     米沢泉美
    ・ 「被差別者の連帯」スローガンの虚構
    ・ 性別に対する認識をゆるやかに

  ★ コラム 戸籍性別の変更が認められる可能性はあるのか     佐藤文明
  ★ インタビュー 医療はトランスジェンダーにどうかかわるか     中島豊璽

  第5章 トークバトル「トランスジェンダリズム宣言」

  ◆ トランスジェンダー用語集     米沢泉美


米沢泉美[ヨネザワイズミ]
フルタイムMtF。コンピュータエンジニア。99年に戸籍名を「泉美」に変更。性別はセンシティヴ情報である、との立場から住基ネットに反対する市民運動「反住基ネット連絡会」に参加。他、「個人情報保護法案に反対する市民ネットワーク」など、市民運動で活動中。また、新宿歌舞伎町のトークライブハウス「ロフトプラスワン」で過去11回、マルチジャンルのトークショー「いずみちゃんナイト」を開催

メモ:
自己決定権、トランスジェンダー、クロスドレッサー、インターセクシュアル、女装

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書名:
集英社新書
性同一性障害
性転換の朝(あした)
No.B162014
NDC367.900
著者/出版社:
吉永みち子/集英社
初版2000/02/22
\680
内容:
身体は女なのに頭脳は男、またはその反対。胎児期の性決定メカニズムの狂いから生じる「性同一性障害」は人知れぬ心の傷を「彼」や「彼女」に与えてきた。その悩みを解消すべく立ち上がったのが、埼玉医大総合医科センターの特別チームだった。原科孝雄教授を中心とした医師団の手術を追いつつ、悩みを持つ多くの実例も検証し、「男」と「女」の原点のドキュメントがいまここにまとまった。これは、性の分かれ道に立ちつくす、すべての人びとに贈る性転換医療最前線からの希望に満ちた迫真のレポートである。

   プロローグ 日本初、性転換手術がなげかけたこと
   第1章 男と女の性はいつ決まる
   第2章 なぜ性転換手術はタブー視されたか
   第3章 開けられたパンドラの匣―医学界の葛藤と努力
   第4章 性を越境する人々
   第5章 求められる法と社会システムの整備
   エピローグ 性転換手術が市民に与えた変化


吉永みち子[ヨシナガミチコ]
1950年、埼玉県生まれ。東京外国語大学インドネシア語学科卒。競馬専門紙「勝馬」の記者、夕刊紙「日刊ゲンダイ」の記者を経て作家に。1985年『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。テレビ番組のコメンテーターや郵政審議会、地方分権改革推進会議など多方面で活躍

メモ:
性同一性障害、性転換、半陰陽、立ち小便

P12  尿道延長は、手術後に念願の立ち小便ができるようになるためと、将来的に行われう第二段階の議事ペニス形成の準備の手目に大変重要な手術である。

P42 その後、虎井氏が直面しなければならなった身体への変化への耐えがたい嫌悪感や周囲の反応は、同じ苦しみを苦しんだ人間でなければ到底理解できないほど強いものだった。
「一番イヤだったのが、トイレです。女子用のトイレに入る度に、女だということが突きつけられるようで、たまらない気持ちになるんです。だから真っ青になるくらいまでいつもトイレを我慢していました。」

P93 ホルモン治療の効果で、外見はすっかり男性になっている。だが、建築現場でのトイレがストレスを生み、どうにもならないほど膨れ上がっていた。立ち小便ができないから、どうしても個室に入るしかない開放的な建築現場のトイレではきっちり戸を閉めて個室にばかり入ると目立つ。あいつは下痢ばっかりしているのかと周囲に思われる。そんな噂が立つと、人は注目するようになる。ますますトイレは重大な問題としてのしかかってくる。

P113 『TSとTGを支える人々の会』では、当事者の体験談や医学関係の勉強、法律の勉強などのほかにメイクの講習会なども行う。筆者が参加した日、男性から女性へのTSやTGのために、男らしい骨格を隠し、いかにも女性らしい顔の線を出すためのメイク講習会があった。リハビリメイクで有名な、かづきれいこ女子を迎えての実演つきだ。

P161 トイレの前まで行っても、他の男の子が入っていると、便器は複数あってもトイレの中に入ることができない。次々と男の子がやってくると、トイレの前まで行っていながらお漏らしをしてしまう。
「トイレの前に行ってて、何でちゃんと入らないのって保母さんからも母からも問い詰められました。でも、自分でもわからないんです。トイレの前で足がすくんで動けなくなっちゃう。小学校高学年まで、この状態が続きました。恥ずかしかったし、どうにもできない自分が辛かった。中学では、知恵がまわってきて、始業のベルがなる寸前にトイレに行くようになりました。用を足す人は、もうみんな終わって教室に戻っている。そのスキを狙って誰もいなくなったトイレに駆け込む。先生はチャイムから一、二分遅れてくるのでギリギリ遅刻にならない。そんなおもいはするけど、トランスセクシュアルやトランスジェンダーの日女性のように女性のトイレに入れたらいいのになんて気持ちもまたないんです」

P206 ナチスによる大量殺戮の最初の犠牲になったのは、同性愛者と当時は同性愛者というカテゴリーの中に組み込まれていた性同一性障害者、両性具有の人たちであった。現在、同性愛解放のシンボルであるピンク・トライアングル≠フ期限は、ナチスによって同性愛者が強制収容所に入れられ、迫害、虐殺された歴史から生まれたものである。
  強制収容所で、囚人たちは胸につけられた三角形の色で区別されたという。緑色の三角は刑事囚、赤は政治囚、青は亡命者、黄色はユダヤ人、黒は反社会分子、聖書研究者(エホバの承認)は紫、茶はロマ(ジプシー)、そしてピンクは同性愛者やトランスジェンダー、トランスヴェスタイトなどの性的少数者だった。
  異性の魂を宿した不順で不道徳な存在として、強制収容所で命を落とした人の数がどのくらいだったか正確な記録はない。

P225 文章だけから肉声へ、胸から下のみの映像に声すら変えている状態からサングラスへ、だが、サングラスから素顔までの道はまだ遠い。
「親戚の問題とかまだありますから。それに、抱えている状況はみんな違いますから。あんまり甘くみちゃいけないと思う。その土地に住めなくなったり、職を失ったりすることだってあるんですから。でも、マスコミも真剣に話を聞いてくれるようになったのがうれしいですよ。以前は、立ちションとセックスのことばっかり聞かれて、情けなくなりましたけど、最近は違いますから」(※ 虎井氏 談)


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書名:
ある性転換者の幸福論
No.B162013
NDC367.900
著者・出版社:
虎井まさ衛/十月舎
初版2002/05/24
\1400
内容:
性転換が成功した人々というのは、職業的成功は別として、ある程度幸せを約束された人種と言えるかもしれない。ただの一つも夢が叶わない人の多い世の中で、少なくとも性転換したい望みは叶ったのだから。一人ひとりの当事者にとって違った意味のある性転換なのだろうけれど。例えば不本意ながらでも両方の性を生きた経験から、男女がどこまで同じで、どこが違うか身にしみてわかり、真の平等とはいかなるものかについえて深々と理解し、その考えを広めていくことに使命を感じるのもよいだろう。各々が自分にとっての最高の意味を、意義を見出せたなら素晴らしい。

  第1章 扉が開いて
  第2章 理想の人
  第3章 癒しの天使
  第4章 まだできないこと
  第5章 すでにできたこと
  第6章 性転換者として生まれて
  第7章 私が性転換者であった意味


虎井まさ衛[トライマサエ]
1963年東京生。法政大学文学部卒業。著述業。
「FTM日本」「ASIAN TS CLUB」主宰。“人間と性”教育研究協議会会員。FTMインターナショナル(本部:アメリカ)メンバー

メモ:
性同一性障害、性転換
FTM日本のサイト紹介はこちら

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書名:
女が少年だったころ
ある性同一性障害者の少年時代
No.B162012
NDC367.900
著者・出版社:
佐倉智美/作品社
初版2002/06/25
\1,470
内容:
「ボクどうして男の子なの?」自らの性別に違和感を抱えながら生きた少年時代を赤裸々に告白。トラブル満載、ユーモア満点、性同一性障害者の自伝的エッセイ。

  第1章 幼少のみぎり
     ボクどうして男の子なの?
     姉のお下がり服
     ひな祭りパーティを襲撃せよ!    ほか

  第2章 少年と一九七〇年代
     バトルしようぜ!
     虎の穴のトラウマ
     ぼくのバラ色の髪型    ほか

  第3章 春を想う季節
     始まりの銃声
     時間よ止まれ
     蜜月の終焉    ほか


佐倉智美[サクラトモミ]
ジェンダー&セクシュアリティライター。1964年、関西に生まれる。幼い頃より自分の「男」という性別に違和感を覚える。大阪府立の高校を経て、1988年、関西の私立大学・文学部社会学科を卒業。その後、高校の社会科講師、塾講師などを務めつつ、社会における性別役割分業・性差別、そして性別そのものへの疑問をつのらせる。
1997年、自らの“性同一性障害”を確信。自分らしく生きることを求め、社会的、文化的性別を「女」へと転換。ウェブサイトを開設し、また執筆・講演活動なども通じて、積極的に情報発信している。
1999年7月、配偶者との間に第一子が誕生し、現在は育児に奮闘中

メモ:
性同一性障害
関連サイト「佐倉ジェンダー研究所ホームページby佐倉智美」紹介はこちらから
関連記事「性同一性障害テーマに講演 向日市で人権セミナー」紹介はこちらから

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書名:
文春文庫
性転換
53歳で女性になった大学教授
原書名:CROSSING : A MEMOIR
No.B162011
NDC367.900
著者・出版社:
マクロスキー,ディアドラ・N./文芸春秋  
初版2001/05/10
\749
内容:
女装はあくまでも趣味。53歳、妻子もいる大学教授ドナルドはそう信じこんでいた。だが、ある日突然気づく。自分は本当は女になりたいのだ、と。家族との別離、度重なる手術、根強い誤解と偏見―さまざまな困難を乗り越え、ついに“なりたかった自分”を手に入れる。涙とユーモアに溢れた感動的かつ実用的な、類いまれなる回想録。

  第1部 ドナルド
     少年時代
     結婚
     インターネット    ほか

  第2部 ディー
     カミングアウト
     「ようこそ」
     カッコーの巣     ほか

  第3部 ディアドラ
     女の友情
     男らしさよ、さらば
     神さまの不手際を補うために    ほか


マクロスキー,ディアドラ・N.[McCloskey,Deirdre N.]
1942年生れ。ごく普通の少年“ドナルド”として、ボストン近郊で育つ。ハーバード大学時代はフェンシング部所属。65年に結婚し、1男1女をもうける。経済学者としての著書は多数あり、“ディアドラ”となった現在も、アイオワ大学で教鞭をとっている
メモ:
TS、性転換

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書名:
私はトランスジェンダー
二つの性の狭間で…ある現役高校教師の生き方
No.162010
NDC367.900
著者・出版社:
宮崎留美子/ねおらいふ
初版2000/11/21
\1,575
内容:
二つの性の狭間で苦しんだ著者だからこそ見えてくる!愛、家族、仕事、教育、社会とは…etc.男性、女性二つのモードで暮らすトランスジェンダーの現役高校教師。

  第1章 宮崎留美子が生まれるとき
  第2章 ボクがワタシになるまで
  第3章 男女の枠を超えた人たち
  第4章 EYES OF A TRANSGENDER―私の思っていること
  補章   留美子先生のわかる「性」の重要講座


宮崎留美子[ミヤザキルミコ]
九州生まれ。高校まで九州で過ごす。高校卒業後、札幌市にある国立大学にすすむ。現在、某地方の高校で社会科を教えている。趣味は、「宮崎留美子のホームページ」を充実させること。アクセス数の伸びに元気づけられ、積極的に取り組んでいる。ラウンジで飲んだカクテルを自分でつくったりするのも好き。ミノルタカメラのCMで一世を風靡した宮崎美子(現、淑子)のような女性にあこがれたものの、なかなか近づくことができないことを自覚し、現在に至る。

メモ:
宮崎さんのサイト紹介は162008

関連記事はこちらN162k010221e4  /  No .N162m020126m15

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書名:
「心の性」で生きる
Trans Sexual
No.B162002
NDC367.900
著者・出版社:
八岩まどか/朝日ソノラマ
初版1998/10/01
¥1600
内容:
生まれつきの性と、心のギャップにもがく16人を緊急レポート。

   満たされぬ思い龍一自分の道
   静香が女子校に入った理由
   辞表
   スポットライ
   トリフューズセクシャル
   ごまかし笑い
   36年の偽り
   完全な男
   イメージチェンジ
   母親から父親へ
   手紙
   名前
   本当の居場所
   この人と生きる


八岩まどか[ヤツイワマドカ]
1955年生まれ。「旅の手帖」などで温泉ライターとして活躍。庶民の文化史、民俗史がテーマ。ほかにも匂いやセクシュアリティなど、皮膚感覚の領域にも活動を広げている。

メモ:

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書名:
Search
きみがいた GID(性同一性障害)ふたりの結婚
No.B162003
NDC367.900
著者・出版社:
平安名祐生、平安名恵/徳間書店
初版2000/10/31
¥1,680
内容:
生まれてこなければよかった…元女の子だった僕と、元男の子だった私は苦しみ続けました。いじめに遭い、グレ、自殺未遂。永久に独りぼっちだと諦めていたけど、生きていてよかった、と今では思えるんです。だから、あなたもSearch(サーチ・捜すこと)、どうか人生を諦めないで。願いは届きます…。

  序章 夫=恵、妻=祐生
  第1章 ふたり記念日
  第2章 僕にスカートをはかせるな
  第3章 前世は女だったはず
  第4章 夜はきっと明けるから


平安名恵[ヘイアンナメグミ]
妻。1972年、大阪府で男児として生まれる。共に心と体の性が違うという「性同一性障害」を背負い、独りっきりの葛藤と悪戦苦闘のはて’97年に出会い、翌年恋愛結婚。体を外科や、内科的方法で変えたため健康体とはいえないけれど、夫婦仲良く、前を向いて生きています。


平安名祐生[ヘイアンナユウキ]
夫。1971年、大阪府で女児として生まれる。共に心と体の性が違うという「性同一性障害」を背負い、独りっきりの葛藤と悪戦苦闘のはて’97年に出会い、翌年恋愛結婚。体を外科や、内科的方法で変えたため健康体とはいえないけれど、夫婦仲良く、前を向いて生きています。

メモ:
関連リンク性同一性障害を乗り越えた夫婦紹介はこちら

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書名:
女から男になったワタシ
No.B162006
NDC367.900
著者・出版社:
虎井まさ衛/青弓社
初版1996/04/15
¥1,890
内容:
“私は間違って女の身体に生まれてきてしまった”―子供の頃から自分の肉体に違和感を持って育った元女性が、性転換手術によって念願の男体になり、男として生きていく喜びを真摯に語る。

  第1章 ワタシが男になった理由
  第2章 平成元年(1989年)、サンフランシスコありがとう日記
  第3章  アメリカの性転換事情「MTFTS編」
  第4章 美加と虎井のカリフォルニアTS日記
  第5章 「FTM日本」創刊とその後

メモ:
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書名:
ある性転換者の記録
No.B162004
NDC367.900
著者・出版社:
虎井まさ衛、宇佐美恵子/青弓社
初版1997/11/30
¥1,680
内容:
性同一性障害―生まれもった男体や女体に違和感をもちつづけ、「私の肉体はまちがっている」と心と身体とが引き裂かれた症状をもつ人たちに、日本でもようやく医療としての性転換手術が認められた。認可以前にアメリカで手術を受けた性転換者が苦しみ抜いたすえに得たやすらぎの精神史を明かし、認可をめぐる動向をジャーナリストがレポートする。

  第1章 ある性転換者の記録
     性転換前―いつも世間と相容れない人が好きだった
     性転換のこと―身体を心に合わせさえすれば
     性転換後の未来―自分らしい自分で世界と向き合いたい
   
  第2章 新聞ジャーナリズムのなかの性同一性障害の人びと
     取材のきっかけ
     性転換手術のゴーサイン
     マスコミ発表      ほか

メモ:
トランスセクシュアル、性別再指定手術、性転換
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書名:
トランスジェンダーの時代
性同一性障害の現在
No.B162005
NDC367.900
著者・出版社:
虎井まさ衛/十月社
初版2000/11/26
¥1,365
内容:
リアルな「わたしの性」を晴ればれと生きていきたい!―TS(性転換)当事者が語るこころ・からだ・性の軌跡。

   FTM日本
   女を愛する
   男なのに“女体”であった者
   幕末気分!
   奉教人の死“
   国民ビックリ当事者タメイキ”の埼玉医大答申
   海の向こうから
   埼玉医科大学の答申以後
   「望みの性」として晴ればれと生きていきたい
   読書案内
   番外『ある性転換者の記録』私の歩んだ道―当事者の立場から
        ほか

メモ:
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書名:
性転換手術は許されるのか
性同一性障害と性のあり方
No.B162007
NDC367.9
著者・出版社:
山内俊雄/明石書店
初版1999/09/30
¥2,100
内容:
なぜ倫理委員会は性の転換手術を認めたのか?その経過を委員長自らが明かしながら性とは何か、社会はどうあるべきかを考える。

  第1部 性転換手術までの道のり
    事の発端とその背景
    性同一性障害とはなにか
    倫理委員会はどう考えたか
    倫理委員会の答申
    倫理委員会答申後の動き―日本精神神経学会答申と提言
    本邦初の公の性転換手術にいたる道のり

  第2部 性同一性障害をめぐる話題と性のあり方
    性同一性障害を持つ人がかかえる問題と今後の課題
    性の多様性と「女らしさ」「男らしさ」
    性のあり方をめぐる話題―歴史と補遺


メモ:


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書名:
性同一性障害はオモシロイ
性別って変えられるんだヨ
No.B162008
NDC367.900
著者・出版社:
佐倉智美/現代書館
初版
内容:
性別転換生活を選んだが故におこる数々の驚異体験をユーモラスに綴る。性同一性障害がよく分かる本。

  第1章 私が性別を変えた日
  第2章 驚きの性別転換生活
  第3章 女と男の間で
  第4章 男社会とジェンダー
  第5章 性別のバリアフリーをめざして

メモ:
性同一性障害
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関連記事「性同一性障害テーマに講演 向日市で人権セミナー」紹介はこちらから

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書名:
恋人と暮らす沖縄
男が女になって女を愛する
No.B162009
NDC291.990
著者・出版社:
蔦森樹/ミスター・パートナー
初版
内容:
わたしは男、わたしは女。人は皆、与えられた夢を精一杯生きるだけ―。作家として講師として東京と沖縄を往復する著者の性を超えて女を愛するおおらかな生き方は、あなたの心を興味から感動に変えるはず。蔦森ファン待望の書き下ろしエッセイ。

  第1章 東京の女友達
  第2章 男だ女だとうるさいかぎり
  第3章 沖縄の恋人第4章 これもまた沖縄
  第5章 沖縄で環七を思い出す
  第6章 食わず嫌いの沖縄
  第7章 情けないけど、あるのは愛と感謝だけ
  第8章 美男美女の島
  第9章 せめてビーチでは楽しみたい
  第10章 沖縄へ来るかも

メモ:


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