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◇ 検査方法 ◇
私が受けた検査をご紹介します。
一般的には超音波エコー器さえあれば、容易に判断がつくそうです。
しかし、血栓の部位の特定や状態の把握には造影検査は避けられないと思います。
検査方法 |
私が受けた検査の内容 |
超音波エコー |
動脈が赤、静脈は青色で、血流がモニターに映し出されます。
詰まっていると思われる箇所にエコーの読み取り器を当てると、モニターに足の中が映し
出されるという優れもの。
心臓の鼓動に合わせて?動脈や静脈の血流がそれぞれの色に着色されて「パッパッ!」
と見えるのが面白い。
が、血栓の部位は、血管が本当にまん丸い状態でパンパンに詰まっているのが素人目に
もはっきりと分かるのは哀しい(涙)。
外来の度にこの検査を受けておりますが、全くの変化なしです(2002.7.10現在)。
血栓生成後3週間の発症では、投薬(輸液を含む)しても完全に溶け切らぬ可能性ありと
言われておりました(『 腰椎椎間板ヘルニア/第4週目』をご参照ください)。
要するに、手術が最大の原因と判断され、手術日から計算された模様です。
逆に言えば、下手に血栓が溶け出して血流が戻りつつあると、今度はその溶けて流れ
出した血栓が肺塞栓等の続発症を引き起こさないかという不安が出てきます(苦笑)。
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静脈造影 |
足の甲にある静脈に針を刺し、カテーテルで造影剤を注入。
その後、駆血帯(自転車用のゴムチューブみたいなもの)で足首と大腿部の付け根付近を
縛ります。駆血して造影剤が深部静脈に行き渡ると、エックス線撮影をします。
はっきり申し上げまして、これは痛いです!
針を刺す時の痛さは堪りません。
チューブで足を縛るのもかなり痛いのですが、その痛みなど小さいものです。
私の場合、右足の足首の上と膝上の2箇所が完全に詰まっているのが分かりました。
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肺シンチ(RI検査) |
正確には、肺血流シンチグラフィー。
RI検査というのは、ラヂオアイソトープ(放射性医薬品)を用いて病気の診断行う検査のこ
とで、注射したRIが肺に集まる性質を利用して、肺の血流を調べるのが目的です。
肺塞栓、肺血流障害の診断に用いるそうです。
静脈に注射すれば、後は大きな器械に寝転んでいるだけで痛みは何もありません。
が、レントゲンのような?カメラが上半身を包む格好になるので圧迫感はあります。
これは、発症後に「胸がチクチクするように感じる。」とナースに告げると直ぐに検査をしてく
ださったものです(『 腰椎椎間板ヘルニア/第4週目』をご参照ください)。
結果、肺塞栓はシロでした。
深部静脈血栓症発症後、医師やナースが私の顔を見る度に「呼吸は苦しくないですか?
胸は痛みませんか?」と聞いてくるので、ちょっと神経質になっていたのかもしれません ね。
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外来でのエコー検査終了後には、ATMのような紙にモニターの映像がプリントアウトされるのですが、
診断の記入と共にカルテにペタッと貼り付けられてしまいます。
欲しいなーと思ってはいても、実際に「先生。それ、私にもください。」と言うには勇気が要ります(笑)。
画像があれば、ここでご紹介していることもより分かり易くなるのになぁ......と思うのです。
また、いつも外来が混み合っているので言い出せないでいるのですが、
機会があれば、造影検査のフィルムをデジカメで撮影させていただこうと思っております。
勿論、このページにアップいたします。
ただ、いつのことになるやら......。
血管外科の外来ではフィルムはなくカルテが回るだけなので、チャンスは整形外科外来の時ですね。
【訂正】2002年9月4日の血管外科外来で過去の造影剤検査のフィルムを撮影させていただきました。
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