注意例 |
症状など |
長時間の継続姿勢 |
下肢に血液が溜まらないように注意することが大切です。
重力の関係で、立っている・座っている等、身体を起こしているだけでも血液は下に移動
しようとします。
従って、長時間の立位や座位の継続はできる限り避けた方が良いでしょう。
最も良い方法は、適度に下肢を挙上して休息を取ることですが、働いている方には無理
な話です。
私の場合、デスクワークの際には1時間毎くらいに立ち上がって足踏みしたり、オフィス
内をうろうろと歩き回ってみたり。或いは、デスクの下で足首を動かしたり、膝を曲げたり
伸ばしたりしております。筋肉を動かせば、静脈の還流が良くなるからです。
外回りの際には、下肢がだるく感じたら積極的に休憩を取るようになりました。
休憩といってもベンチを見つけて腰をかける程度ですが、これでも結構調子は良くなるも
のなのです。
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患部の激しい運動 |
静脈の還流が悪くなると筋肉への酸素補給も悪くなってしまうこと、また腫脹やうっ血を
促してしまうので下肢を激しく使う運動は避けた方が良いと思われます。
マラソン禁止と専門医に注意を受けましたが、これもその内のひとつでしょう。
あ、いや。元よりマラソンなど私はやりませんが(苦笑)。
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うっ血 |
静脈の還流が悪くなる姿勢には注意が必要です。
これには正座が最も良くない姿勢だそうです。
また、長時間胡坐をかくというのも良くないかもしれませんね。
本当に不自由なものです(涙)。
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外傷、出血 |
抗凝血薬療法により、出血すれば血が止まり難くなるそうです。
が、私の場合、2種類の薬を飲んでいるにも関わらず怪我や切り傷でも直ぐに血が止ま
ってしまいます。やはり血が固まり易いのでしょうか?(苦笑)
歯茎や鼻から血が出て、止まらなかったりすれば直ぐに薬の服用禁止、そして外来にい
つでも来なさいとは指示を受けてはおりますが......。
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喫煙 |
もう言わずもがな......ですね(苦笑)。
喫煙行為は血管を収縮させてしまうというのが一般的ですが、私が専門医から聴いた話
によれば、血液が固まり易くなるというものがあるそうです。
本数を減らすことよりも、スパッと止めてしまうことですねぇ......(うぅっ)。
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食生活上の注意 |
特に、納豆とブロッコリー、クロレラの摂取は禁忌です。
それらの食物に含まれる成分(ビタミンK)が薬効を低減してしまうということがその理由です。
緑黄色野菜には、このビタミンKが多く含まれる為です。他に例を挙げれば、キャベツ・パセリ・シソ・アシタバ・クレソンなどです。
......となると何にも食べることができなくなってしまいますが、食べ過ぎなければ良いということで、日常的な食生活では大きな影響はないということのようです。とは言え、気にはなってしまいますねぇ。
また、納豆は身体に良さそうに感じますが、納豆菌は腸内でビタミンKを産生するのでこの疾患にはよくないそうです。
要するに、ビタミンKの含有量の問題なのでしょう。
しかし。
関西人ですが、納豆は大好きなのに......(あぅっ)。
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奨励事項 |
症状など |
弾力性ストッキング |
静脈の還流を促し、うっ血や腫脹を防ぐので常に履いた方がいいのでしょう。
妊婦用のストッキングもあるので、妊娠時の静脈血栓症や静脈瘤の予防には良いかも しれませんね。
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就寝時の下肢挙上 |
仰臥時は足を高く上げるとうっ血や腫脹が和らぎます。
治療方法の項で述べた通りです。
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清潔 |
当たり前のことですが、衛生状態には常に注意を払いたいものです。
血流が悪いとのことなので、余計な疾患は防いでおきたいですね。
湿疹とか水虫とか?(笑)
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適度な飲酒 |
飲酒は血液をサラサラにして血行を促進する効果あり。但しあくまでも適量(笑) 。
酒造会社の月桂冠によると、アルコールには、血小板の凝集を抑制する作用やストレス
を軽減する作用があるそうです。
また、適当な飲酒量にはもちろん個人差がありますが、日本酒では1日1合から2合、
ビールなら大びん1〜2本だということです。
風呂上りにビール(大)を1本、続けて晩酌には日本酒を2合いただくというのはやはり
飲み過ぎなのでしょうね(トホホ)。
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水分補給 |
特に発汗が多い夏季には、血液も水分不足となりドロドロになって血流が阻害されるので、積極的に水分補給をする方が良いということです。
また、アルコールを飲んだ後も水分をしっかりと補給しておきたいもの。
何故なら、アルコールが分解される時には水分が使われるからなのです。ただ、酔いが覚めるのが早くなるようには感じます(経験者は語る)。
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