だぶる厄MAN 椎間板ヘルニアと深部静脈血栓症の闘病記+α
アドバイス

1. 入院準備物
2. ミエロ検査
3. 入院計画書
4. 手術の前に
5. ベッドの高さ
6. 高額療養費
7. リハビリ-1-
8. リハビリ-2-
9. 治療費明細
10. 手術を受けた理由
11. 硬質コルセット
12. 軟性コルセット
13. リスクマネージメント
14. 曲がりません
15. DVTに要注意!
16. 洗顔は辛い!
17. 重い荷物
18. 関節痛
手術の前に 

貰った数枚の資料をひとつにまとめてみました。
入院に備えて、心と身体の準備にお役立てください。
但し、重ねて申し上げますが、これらは私が入院した病院のことですので
ご参考程度に留めてくださいますよう、くれぐれもお願いいたします。

入院前 体調を整えておきましょう。

毎日1回は排便があるように努力しましょう。

煙草は少しずつ減らし、入院から手術後2週間は禁煙できるようにしましょう。
入院後 持病のある方は入院時に申し出てください。
他の病院で貰っている薬があれば持参してください。
できれば、処方箋(薬の名前がわかるもの)をお持ちください。

手術後に備えて、できる限り仰向けで寝るくせをつけましょう(無理だ;苦笑)

暫くは仰向けで寝ていなければならないので、そのための練習があります。
・ベッド上の排尿 ・ベッド上での食事・洗面 ・ベッドからの起き上がり
・深呼吸 ・筋力回復運動

主治医によるインフォームドコンセントがあります(家族の同席が必要です)。
その時に、手術承諾書と輸血の承諾書が渡されます。
これらは前日までに署名捺印して詰所に提出します。

麻酔科医による手順の説明と口腔内の義歯等のチェックがあります。

手術室担当ナースから手順の説明と、
パッチテスト(皮膚がかぶれないテープのチェック)依頼があります。
手術前日 ・手術部位の毛剃り(私はなかった)
・浣腸
・入浴(入浴できない方は身体拭き)
・リストバンド(患者取り違え防止のための、漢字フルネーム書き込み)装着
・詰所に預けるもの(寝巻き・バスタオル・T字帯 各1枚)
・転室のある場合は、荷物整理
・翌日の手術開始時間に合わせた絶飲食
就寝前、必要に応じて下剤・眠剤をお渡しします。
手術当日 朝、検温を終えた後、洗面を済まし身の回りの整理をして、安静にしてお待ちください。
・絶飲食
・服薬(H2ブロッカー1錠あり)
・点滴(私はなかった)
・筋肉注射(筋弛緩剤・・・緊張を和らげ、麻酔が効きやすくなるもの)
★筋肉注射前には必ず排尿を済ませ、入れ歯・ヘアーピン・指輪・時計・コンタクトレンズ
等は、はずして術衣を着てお待ちください。
出室の時間になれば、ストレッチャーで手術室までお送りします。
手術後 痛み:痛みに合わせて痛み止めの坐薬・飲み薬がありますのでご安心ください。
会話:手術後一時的に声が出にくくなることがありますが、文字盤・ハイ、イイエの合図で話は
   通じますのでご安心ください。
発熱:手術後しばらくは熱がでますが、これは正常な身体の防御反応ですから心配いりませ
   ん。
尿管:手術後は尿道に管が入っています。ベッド上で排尿できれば手術の翌々日位に抜きま
   す。
おなら:手術後初めて出た時は知らせてください。
水分・食事:必ず許可が出てからお摂りください。翌日くらいから摂れます。
酸素:息苦しくならないよう、酸素マスクをする場合があります。
ドレン:傷の中に溜まる余分な血を出すために傷口から管が出てます。手術の翌々日位に抜
   きます。
胃管:手術後は鼻から胃に管が入ってきますが、翌日くらいまでには抜きます。
★体調を知るために手術後は15分から1時間おきに血圧を測ったり症状をお聞きします。
ご家族の方へ 手術日は個室へ転室します。

手術後の着替え等は一式ずつ揃えて、わかりやすいようにロッカーに入れてください。

手術中は、病棟の面会室か、病室でお待ちください。
病棟から離れる場合は、詰所に声をかけてください。

個室での付き添いについては、入院時に婦長までご相談ください。

病室での喫煙、飲食はご遠慮ください。

手術後2〜3日は状態が不安定になりやすいので、面会は最小限にしてください。

ざっと以上のようになりますが、
それぞれのポイントについて以下でわかりやすく怪説したいと思います。

荷物整理 術後、動けない時の着替えで梃子摺らない為に。

ナースの介助による身体拭きの後は、当然着替えとなります。
ですから、介助してくれるナースがわかり易いように
着替えと汚れ物を分類しておくと良いでしょう。
例えば、着替えをワンセット毎にポリ袋に入れておき、
着替えた汚れ物を入れておくポリ袋には、
『汚れ物(洗濯物)』とマジックで書いておくというようにすると良いかも。
何故なら、一般病室から個室、また個室から一般病室と移動する度にベッドが交換される為
術前に整理したバッグ等がそのまま部屋移動と一緒に行き来するのです。
頻繁に家族等が入院中の世話を焼いてくれるのでしたら問題ありませんが、
そうではない場合には、この方法は有効かと思われます。
くれぐれも、バッグの中身はひっくり返さないとわからないなんてことはないように(笑)。
痛み 術後の痛みは当然です。

しかし、決して我慢せずに薬を貰いましょう。
私はしばしば冗談半分で、「モルヒネをくれー!」と言ったものですが、
坐薬で充分痛みが消えていきます。
ナースに坐薬を入れてもらうのは恥ずかしいかも知れませんが、
内服薬だと胃が荒れますし、効き目は坐薬に劣ります。
苦しい時には遠慮せず、ナースに申し出ましょう。
会話 麻酔薬と気道ビニール管挿入の影響で声が出にくいのは事実です。

暫くは喉の痛みが続き、声もハスキーになったりしますが、暫くすれば通常は元に戻ります。
私も喉が痛かった口ですが、ナースがトローチを持ってきてくれました。
当然保険診療分の扱いを受けますが、高価な物ではありません。
こちらも、苦しい時には遠慮せず、ナースに申し出ましょう。
酸素 私は、手術後から翌日朝まで吸入を受けました。

肺に溜まった麻酔薬を出し切るまでの措置であったように思います
(ちょっとはっきりしません;失礼)。
でも、気持ち良かったです。
新鮮な空気を胸一杯に吸っている感覚がありましたね。
尿管 抜く時には、ゆっくりと!

一気に抜くとかなり痛いらしいです(患者仲間で確認済み)。
私の場合は、ナースが、「一気に抜くか、それともゆっくりと?」と聞いてくれたので
『ゆっくり』を選択。
動けるようになってから他の方々に聞いてみると、一気に抜いたという人ばかり。
その後の排尿が暫く痛かったとか血が出てたと歎いていらっしゃいました。
勿論、私にはいずれも無縁でございました(笑)。

抜去のタイミングは患者の自由です。
私は歩けるようになるまで、ずっと入れっ放しでした。
胃管 個人差があるようです。

その理由は確認しておりませんが、私には適用されていませんでした。
手術の大きさには関係ないように思います。
個室付き添い 婦長の許可が出れば、売店で貸しベッド(簡易型二つ折りタイプ)を借りることができます。
但し、有償となります。
利用していないので、金額は不明です。

また、個室に限り、付き添いの方の為の食事は出前を取ることができます。
羨ましかったです、はい(笑)。
トイレ 私が入った病棟では、男性入院患者24人につき小便用が3個、
大便用は和式1室と障害者用1室。
術後、患者が利用する大便ルームは当然洋式です。
これが結構混雑するというか、用を足したいときには誰かが入っているなんてザラです。
女性用はもっと凄い争奪戦!見ていて可哀想でしたよ、本当に。
病棟の構造が余りに古い所為なのですが、これには参った。

で、先輩患者からのアドバイスに従い、
院内全体の障害者用、或いは洋式トイレの所在地把握に努めました。
当然、外来も含めてです(笑)。
朝、外来付近のトイレに入ろうとした時に主治医とばったり会い、
失笑を買いましたが、これも我が身の為なのです(涙)。
このトイレの失敗談?については、エピソードに取り上げようと思います。




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