だぶる厄MAN 椎間板ヘルニアと深部静脈血栓症の闘病記+α
アドバイス

1. 入院準備物
2. ミエロ検査
3. 入院計画書
4. 手術の前に
5. ベッドの高さ
6. 高額療養費
7. リハビリ-1-
8. リハビリ-2-
9. 治療費明細
10. 手術を受けた理由
11. 硬質コルセット
12. 軟性コルセット
13. リスクマネージメント
14. 曲がりません
15. DVTに要注意!
16. 洗顔は辛い!
17. 重い荷物
18. 関節痛
硬質コルセット 

手術後に付けるコルセットは、鉄板を加工した硬質のものとネット状の軟性の2種類となります。
術後3ヶ月間装着することになるこの硬質コルセットは、手術前に採寸します。

採寸の方法は、
 1.上半身裸になり
 2.薄いニットのような筒型の肌着を胸から足の付け根あたりまで伸ばして身体を覆い
 3.暖めた帯状の石膏を肌着の上から巻きつけ
固まってきたら、漸く採寸します。

私の場合、外来の隣りにある装具室で出入りの業者さんが採寸を行いましたが、
当然?担当者は男性であるわけで、これは女性患者には辛い時間だなぁーと感じました。
マイナーな分野なので?学生や中途採用の就職先には不人気なのかも知れませんが、
採寸は女性社員が担当するなどの配慮があれば、その業者は人気となると思うのですが......。

私が入院した病院には2社が入っておりました。
この硬質コルセットを製作した業者は......患者には不親切で態度は横柄、医療従事者には愛想満点。
と言っても、社名を公表するわけにもまいりませんが(苦笑)。

硬質コルセット(腹側) 硬質こるせっと(前)

←ちょうど、この辺りが一番下の肋骨に触れる位置です。

肋骨に鉄板部が当たると痛いので、
柔らかい特殊パッドが付けられています。

また、私は汗っかきなので、
背中のパッドには小さな穴を開けていただきました。
分かりますでしょうか?

←この辺りが、足の付け根に触れる部分です。


縦横斜めに走る縫い目がご覧になれますでしょうか?縫い目に沿って、鉄板が入っております。
腹側の合わせには、マジックテープが使われております。
ギュッと締めると、術後の不安定な腰がしっかりとしてとても安定します。
下の2本をきちんと絞めておけば、残り2本は緩くても大丈夫です。
但し、コルセットに頼る余り、筋肉が弱ってしまうのは仕方がないようですね。

硬質コルセット(背側) 硬質こるせっと(後)
このコルセットは身体に直接装着するのではなく、
肌着を着た上から装着します。
だから、冬でも暖かい病棟では蒸れる蒸れる......(涙)。

背中はぐっしょりと汗で濡れます。マジで。

また、業者によって微妙にデザインが違いますが、
まずはこのような形で仕上がってくることでしょう。

気になるお値段は......46,350円(税込み)。
保険診療適応なので、手続きをすれば差額が戻ってきます。


採寸時に較べると、術後の1週間の安静期間では意外と痩せてしまうものです。
筋肉は痩せ衰え、食も進まないので脂肪も落ちてしまうようです。
従って、背側の紐でボディサイズに変化があった場合の修正を行います。
大きく体重が落ちてしまってせっかく採寸したコルセットが緩くなってしまった場合には、
専用の工具で鉄板のカーブを業者が無料で微調整してくださいます。

逆に、術前よりも不幸にして?太ってしまった場合には、この紐を緩めて調整します。

「せんせぇ?あたし、ほとんど食べてないのに、全然痩せへんどころか太ってしもたんよ。
 皆、痩せたってゆーてるのに、あたしだけ何でぇ?」

これは女性特有でしたね。しみつはエピソードで暴露しますか......(笑)。



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