だぶる厄MAN 椎間板ヘルニアと深部静脈血栓症の闘病記+α
アドバイス

1. 入院準備物
2. ミエロ検査
3. 入院計画書
4. 手術の前に
5. ベッドの高さ
6. 高額療養費
7. リハビリ-1-
8. リハビリ-2-
9. 治療費明細
10. 手術を受けた理由
11. 硬質コルセット
12. 軟性コルセット
13. リスクマネージメント
14. 曲がりません
15. DVTに要注意!
16. 洗顔は辛い!
17. 重い荷物
18. 関節痛
気圧や気温の変化で関節痛 

2001年の暮れに手術を受け、早くも 3度目の春を迎えることとなりました。

寒さ厳しい頃はともかく、季節の変わり目には腰から足にかけて鈍痛が走ります。その中で、特に辛く感じるのは、各種動作の開始時ですね。どうしてもロボットのような動きになり、動作がギクシャクしてしまうのです(涙)。 哀しいかな、医学の素人には聞きかじりの知識しか持たず、周囲にこれを説明するにはもどかしいものがありました。......やれ、気圧の変化が原因であるとか(雨の前には鈍痛が出るから)、気温が低いと身体が冷えるからであるとか実しやかに。
しかしながら、気候の変化に伴う術後の部位周辺に発する痛みは、天気予報よりも正確であることは経験上明言できることから、何とか論理的に説明し得ることができないものかと日々感じていたものでした。

そこに朗報?
2004年3月1日月曜日の日経朝刊「けんこう天気予報 -7-」より引用。解説は、気象業務支援センター専任主任技師であられる村山貢司氏です。

春や秋に多いのがリウマチや関節痛の発作ですが、これらの原因は気象とは関係なく、気圧や気温の変化が影響していると言うもののようです。
気圧が原因とみられる場合、低気圧が近づくと気圧が下がり始めるが、身体内部の気圧を押し返す力は急には変わらない為に内側からの圧力が大きくなるのだそうです。この際に、神経が他の器官に触れたりヒスタミン(注 1)などの物質が出ることにより痛みが増すと考えられると言うものです。 しかし、時間の経過と共に身体内部の圧力も外気圧と同じとなるので痛みが治まっていきます。
また、気温が原因とみられる場合は、気温が急に下がると血管が収縮して関節周辺の血液やリンパ球の流れが悪くなり、疲労物質が溜まることにより痛みが増すのだそうです。
そして、春は低気圧が発達する為に気圧が急に下がることが多く、特に寒冷前線の通過時には気圧、気温ともに大きく変化するので、このような時には外出を控え、身体が冷えないようにした方がよいとされています。

ううむ......。
なるほど、そう言われてみればそうなのであるが、「外出を控える」には飯の種がなくなってしまうので、これは困る(苦笑)。従って、気温が低い頃には、腹巻をしたり、タイツを履くことで保温に留意することが痛みを軽減させるに良策と言えるのでしょうね。

普段の私と言えば、季節の変わり目や寒い季節には、ちょっと過ぎるかな?......と思えるくらいの保温を施します。春でも夏でも、掛け布団は冬用(当然、分厚い毛布は収納)。つまり、オールシーズン冬用の布団で就寝し、着る物は夏のTシャツ短パンを除けば、暖かい物を着用しております。だから、時に、大汗かいて起床時に却って身体を冷していることに気付くなど......(涙)。


皆様は、どうしていらっしゃます?


注 1.アレルギー反応を起こしたときなどに細胞から放出される物質で、血管を拡張させるなどの作用を持つ。例えばアレルギーの原因となる物質が体内に入ると、ヒスタミンが過剰に分泌され、体内各所にあるヒスタミン1型受容体というたんぱく質と結合して、かゆみや鼻水などの原因となる。このヒスタミンの作用を抑える薬を「抗ヒスタミン剤」という。



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