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つれづれのたば

2007年 7月分  / 8月分  /  9月分












































2007年9月


2007年09月30日
本日の更新:

@ 修羅の行列に『さまよえるドザエモン』を収めました。
A Honey com. cabin 六角堂計画の理念を紹介するページに、六角形にまつわる詩「星少女」の紹介ページへのリンクをはりました。

つれづれ
一週間ほど前、ある方から「地道な作業に嫌気がさしたとき、みんな夢を諦めていくのだと思います。あたしはこの作業をやめたとき、人間をやめるような気がしてなりません。」と記されたメールをいただきました。人間やめたら何になるんだろうと素朴に考えてしまいました。そんなことを思いながら、校舎の廊下を歩いていると、親しくしてくださっている年配の先生から「最近お肥りになったようで」と声をかけられました。気分的にはげっそりやつれているさ中なので、思わず「いえ、太ったのでは無く浮腫んでいるのです。いわば地上をさまようドザエモンです。」と答えると、「それだけ口が回るのはお元気な証拠です」と笑われてしまいました。

六角堂計画では、「屋久島オリジナルアロマ香」づくりと「屋久島オリジナル篠笛」づくりの企画も考えています。興味をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
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2007年09月29日
本日の更新:

@ 記事紹介N354 子どもの自殺に滋賀県の高校1年生と東京都の中学3年生の記事紹介を追加しました。

つれづれ
十日前に危篤となったパソコンは、その翌日臨終。修理の目途も立たないので買い替えることにしました。NEC Direct で注文した新しパソコンが、昨日ようやく到着。セットアップやら何やらで5時間近くを費やし、日付が変わった午前1時過ぎ、こうしてサイトの更新をすることができるようになりました。バックアップが取れていたこのサイトのファイルなどいくつかを除いて、前のパソコンのデータのかなりの部分は雲散霧消。
連絡帳に収められていた多くの方のアドレスの大半も失われました。これまでお世話になっていたり、ご連絡くださった方の中には、こちらから連絡を差し上げられなくなった方もいらっしゃいます。よければ、気の向かれた時、メールを頂ければ幸いです。
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2007年09月17日
本日の更新:

@ リンク集L110 フェミニズム・ジェンダー・社会学一般に『国際基督教大学ジェンダー研究センター CGS』さんを追加しました。
A リンク集L162  性同一性障害(TS/TG)に『子を持つトランスの会 クローバー』さんを追加しました。
B リンク集L182 家庭・地域の性・ジェンダー教育に『性と生を考える会』さんを追加しました。

C 記事紹介N354 子どもの自殺に神戸市の高校3年生の記事紹介を追加しました。

つれづれ
昨日、FTM日本代表であり、<差別と偏見をもたない人や環境を育成する教育事業>に乗り出そうと決心して事務所「オフィス然nature」を立ち上げられた虎井まさ衛さんから講演会の案内メールを頂きました。講演者は7月20日の更新情報で紹介した『「いのちの授業」をもう一度  がんと向き合い、いのちを語り続けて』の著者山田泉さんです。残念ながら東京での講演会のため、私は行くことができません。事前申込制で定員以上の出席は禁じられており、事前申し込みが必要とのこと。関心をお持ちの方は、下記までご連絡を。

山田泉講演会「いのちの授業をもう一度」
  講演:山田泉
  司会:佐藤益美
  日時:2007年10月6日(土) 午後6時30分開場 午後7時開演
  場所:総評会館  〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
  参加費:1500円(税込)
問い合わせ・申し込み先
  電子メール ftmjapan@mve.biglobe.ne.jp  (いつでもOKですし、お返事は迅速です)
  郵便 〒123−0845 足立西郵便局留 FTM日本  (9/25まで。お返事は1日から8日くらいかかることがあります)
  電話 090−8102−4213  (11am−10pm。当日まで)
  主催 オフィス然nature
  共催 FTM日本
※ パソコンが極めて不安定な状態になっており、突然ダウンするかもしれません。その際、当分の間サイトの更新だけでなく、メールの送・受信もできなくなりますので、ご迷惑をおかけしますがご容赦ください。
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2007年09月16日
本日の更新:

@ 図書紹介B127 大人の自殺・心中・殺害・傷害スモーリン,アン・ガイナン,ジョン著『自殺で遺された人たち(サバイバー)のサポートガイド』を追加しました。

つれづれ
夏目雅子の生涯を扱ったテレビドラマを観ながら書いてます。1957年12月17日生まれなので、生きていれば今年50歳。彼女は1985年9月11日、急性骨髄性白血病の治療中の肺炎により27歳の若さで亡くなりました。脱毛を恐れて積極的な治療を行わない癌患者の闘病生活、社会復帰を支援したいという、彼女の遺志を継ぎ、母親らがかつらを貸与する夏目雅子ひまわり基金を設立されています。彼女の姿は今なお骨髄移植推進財団のCMで観ることもできます。その基金のことは5年程前、彼女と同い年生まれだった私の妻が抗癌剤の治療で髪が抜けてウィッグを買うことにした時に知りました。

夏目雅子のちょうど10歳年下で1967年7月31日生まれの本田美奈子もまた、急性骨髄性白血病により2005年11月6日、38歳の若さで亡くなっています。彼女の追悼特別番組『天使になった歌姫・本田美奈子.』を見て、私も骨髄移植のドナー登録を行いました。その番組にも流されていたナースステーションで「アメイジング・グレイス」を歌う彼女の姿は、公共広告機構の骨髄バンク支援キャンペーンにでも流れていました。学校の保健室前には、そのキャンペーンのポスターが貼ってあったのですが、掲示期間が終わった後、職員室の私の席の横に貼らせてもらっています。

ドナー登録をして、まもなく2年が経ちますが、まったくお呼びがかかりません。今日のドラマを観て、役に立てぬ我が身の情けなさひとしお。妻に残されて3年目の秋を独り、どう乗り越えていくのかいかないのか、年明けすぐにどう50歳を迎えるのか迎えないのか思案のしどころです。
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2007年09月13日
本日の更新:

@ 図書紹介B146 仏教戸澤宗充著『あなたが生きている理由  平成の駆け込み寺人生相談』を追加しました。
A 修羅の行列に連作の詩「真夏の着せ替え人形」「ゴミすくい」「Melt down  Melt away」を
収めました。

つれづれ
今日紹介した日蓮宗一華庵庵主(女性僧侶)戸澤宗充さんが運営する「サンガ天城」には、今計画中の六角堂とどこかでつながるものを感じます。機会があれば訪れてみようと思います。戸澤さんを紹介するyomiuri onlineの記事
私財なげうち「駆け込み寺」 : 連載 : ニュース : 大手小町 : YOMIURI とYahooブログ駆け込み寺「サンガ天城」庵主、戸澤宗充さん - そよ風のように生きてものぞいてみて下さい。

さて、今日は中学生は体育祭、高校生は文化祭準備日。活気の溢れた校内のひっそりとした職員室の片隅で、抜け殻・ゴミ・自然消滅の三語が、夏の疲れに痺れた頭と体の中を巡っています。明日の授業の準備の合間に整理した詩が三つ。それを読んで何かに思い当たる方へのプレゼントです。
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2007年09月12日
本日の更新:

@ 記事紹介N354 子どもの自殺に埼玉県の中学1年生の記事紹介を追加しました。
A Honey com. cabin 六角堂計画を一部更新。8月28日に撮影した現地の写真もUPしました。

つれづれ
今日もまた辛い記事紹介をしなければなりませんでした。詳しい状況は分かりませんが、そこにもまた耐え難い何かがあったことだけは、しっかり受け止めたいと思います。

今日の午後、安部内閣総理大臣が辞職を表明しました。基礎のまたその下の、地盤が崩れているところに「美しい国」など建てようがないことが示されたといえるでしょう。学校もまた然り。地盤の弱さを軽視した耐震補強の継はぎ校舎と社会の変化を見通せない繕い制度は、そこに集う生徒と教師の安全と未来を危くします。
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2007年09月11日
本日の更新:

@ 記事紹介N354 子どもの自殺に大分県の高校2年生の記事紹介を追加しました。

つれづれ
アメリカでの9.11同時多発テロから満6年目の今日。AFP通信によれば、米国は、増派による国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の掃討作戦強化で事態は沈静化してきたと主張していましたが、イラク国内で殺害された民間人の数が、5月1951人、6月1241人、7月1652人、8月には、少なくとも1771人にのぼるとのこと。

また、前日の10日、アフガニスタン南部ヘルマンド州では自爆テロがあり、AP通信は警察官13人を含む28人が死亡したと伝えました。そのアフガニスタン攻撃に絡んで、日本はインド洋に海上自衛隊を送り、米国などの艦艇に給油してきたのです。

先週から、生徒達に図書館が夏休みに課した読書感想文を読んでいます。第2次世界大戦や戦後の社会情勢を題材にした本を読んで生徒も多くいますが、その感想に「今、日本は平和な国」と書いている生徒が圧倒的。日本が今、戦争に加担しているという事実に気が付けない生徒を育てている教育とは何か。そうした学校で「いのちを大切に」と呼びかけていながら、熱中症で、自殺で生徒が命を失っていきます。それらの事実が、学校の体制、教師の問題意識、それを支える親や市民の政治意識を問い直す警鐘であることを気にする風もなく日々を追われる日本に、どんな未来が待っているというのでしょう。
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2007年09月09日
本日の更新:

@ 記事紹介N317 学校カウンセリング・保健室に宮崎県の中学校の体育祭予行で起きた、熱中症による死亡記事紹介を追加しました。

つれづれ
心配していたことが宮崎で起こりました。これを教訓にできるだけの謙虚さと理性を持つ学校が、一校でも増えることを願って止みません。そう願うしかない私自身は、病みが深まっていくばかりのようです。
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2007年09月05日
本日の更新:

@ 図書紹介B146 仏教小林弘潤著『すべてを失った女  仏陀に帰依したパターチャーラーの物語』を追加しました。
A
記事紹介N317 学校カウンセリング・保健室に大阪府立高校の体育祭で起きた熱中症の記事紹介を追加しました。

つれづれ
明日は体育祭の予行。台風の進路も気になりますが、それより何より心配なのは熱中症。4年ほど前から、体育祭での熱中症事故の報道が急に増えたようです。

これも地球温暖化の影響か!?と勘ぐる向きもありますが、一昔前は9月下旬、二昔前には10月に行われていた体育祭を「受験指導対策」のためにどんどん日程を繰り上げ、体育祭には到底ふさわしくない残暑のさ中、無理を押しての実施になったというのが実態でしょう。

近代国家建築に向けて、明治時代に近代的な教育期間として「学校」が作られました。その中で根付いていった学校行事の多くは、日本の風土や伝統文化に根ざし、地域に開かれたものでした。豊作祈願の春のお祭、五穀の恵みを神に感謝する秋のお祭。体育祭で「踊り」や「綱引き」がつきものなのも、神への舞の奉納や山や里の作物の作柄占いが起源です。

そうした自然(=神)への畏れや感謝の念を忘れ、30℃を越す残暑の中で「競争」と「マスゲーム」が繰り広げられる体育祭は、より大きな競争(=受験)に飲み込まれて行く過程で、「効率的」に消化していくべき行事に成り果てていきます。それでいえば、地球温暖化を引き起こす近代産業社会も理屈は同じ。学校で繰り返される事故も、そうした人間の傲慢さへの警告だと思うのは、私一人でしょうか?

教育は人と文化を育てる行為です。それは、そこで生きる人々の暮らしや感情、人々を包み込む自然や風土、歴史や文化と切り離されて成立しないということを、謙虚に思い起こすべきでしょう。
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2007年09月02日
本日の更新:

@ リンク集L970 カレーに京都府木津川市のお店2軒、『アンナプルナ』さんと『アジア喫茶 Ganga』さんを追加しました。

つれづれ
新学期の授業を明日に控えた日曜日。夕暮れとともに、庭にはコオロギの声しきり。夏は去って行ったのに、秋はまだどこかをうろついているような落ち着かない昨日、今日。
カレーの「勉強」がちゃんとできたことを喜びたいところです。
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2007年8月


2007年08月28日
本日の更新:

@ Honey com. cabin 六角堂計画を一部更新しました。現地踏査の際にアドバイスをくださった方々のサイト・ブログ、またはそれぞれの方を紹介するサイトなどへのリンク集参考資料のページを追加しました。

つれづれ
今宵は満月。でも、闇を照らす月は、夜空にしか出ていないようです。
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2007年08月27日
本日の更新:

@ Honey com. cabin 六角堂計画を一部更新しました。

つれづれ
本日、屋久島から戻りました。たくさんの方と出会い、様々な話をうかがい、六角堂計画を実現するための土地を手に入れる段取りもつけることができました。計画の実行地は 鹿児島県屋久町麦生に決定。

屋久島でお世話くださったみなさん、本当にありがとうございました。今週中に、お世話になったショップや出会った方の紹介、サイト・ブログへのリンクを張る予定です。またこれから一年間かけて、「六角堂計画」を、より「現実的」な計画練っていきます。興味をお持ちの方は、是非後連絡ください。
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2007年08月22日
本日の更新:

@ 図書紹介B146 仏教中村元【訳】『ワイド版岩波文庫  ブッダ最後の旅  大パリニッバーナ経』を追加しました。

つれづれ
先日、NHKで放映していた『ハイビジョン特集 五木寛之 21世紀・仏教への旅』を観ていて、思うところがいろいろあり、五木寛之が手にしていた『ブッダ最後の旅』を購入しました。新約聖書の口語訳を読むような気分。遊女アンバパーリーとのやり取りには考えさせられること多々あり。

まもなく新学期がやってきます。その前にやり残していた夏の宿題、屋久島への再訪をはたしに明日から出掛けます。
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2007年08月21日
本日の更新:

@ 記事紹介P173 未成年者への性支配・暴力・虐待に記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N333&N173 教師(校長)のセクハラ特集 校外編に記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N353 子どもの非行・事件に記事紹介を追加しました。

つれづれ
今日紹介したフランスのサルコジ大統領の提案『再犯の恐れがある性犯罪者には、ホルモン療法による「去勢」措置や隔離施設への収容』には、何やら『ナチス』の臭いがします。未成年者への性犯罪の防止策を様々に工夫すべきことは誰もが求めることです。しかし、私達が忘れてならないのは、「普通の人々」への人権侵害は、「異常な人々」への人権侵害から始まるという歴史的事実です。「正義」の叫び声が「異端」や「弱者」の排除や抹殺を呼び込んだ例は枚挙に暇がありません。サルコジの吼え声に、フランスの市民が冷静に対応してくれることを望みます。

フランスといえばファッションの発信地。そこで、日本人女性の美を決定的に印象付けたのが山口小夜子さんでした。その彼女が8月14日、急逝。急性肺炎での孤独死だったとのこと。彼女の訃報は葬儀も済んだ20日。それをテレビのニュースで知った自分のうろたえ方は、自分自身驚くほどでした。

WEbニュースでも山口小夜子さんが死去 世界的モデルとして活躍 (17:51)山口小夜子さん死去 パリコレなど世界で活躍|文化|カルチャー|Sankei WEB山口小夜子さん急死…パリコレモデル先駆世界魅せた東洋の美の山口小夜子さん死去などと報じられました。悪名高い2チャンネルでも書き込みが続々。個人ブログでもSo-net blog波の音を聴きながら山口小夜子のように様々な感慨が語られています。

彼女が一般市民の目に広く露出したのは資生堂のCMでしょう。資生堂のWEBページ資生堂ものがたり神秘的な魅力で一世風靡では、1973年「資生堂シフォネット」のモデルとして起用されたとありますが、私の印象に残っているポスターは「資生堂ベネフィーク」のポスターです。たぶん写真家横須賀功光による撮影だったのだろうと思いますが、当時高校1年生だった私は、学校近くの化粧品屋のおばちゃんに頼んで、キャンペーンが終わるたびにポスターとディスプレー用のプラスチック製透過ポスターをもらい、大学卒業ごろまで部屋に飾っていました。

俗に言うアイドルに興味がなかった私にとって、当時心惹かれた女性は俳優の太地喜和子 - Wikipedia、歌手の中島みゆき - Wikipedia、そしてモデルの山口小夜子でした。その山口小夜子だけWikipediaに記述がないのは、なんとも不可解です。
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2007年08月19日
本日の更新:

@ 図書紹介B415 アフガニスタン中村哲著『岩波ブックレット カラー版 アフガニスタンで考える   国際貢献と憲法九条』を追加しました。
A 図書紹介B910 ヤギ文芸春秋【編】『文春新書 チーズ図鑑』(2001/07/20刊)と『チーズ図鑑』(1993/11/01刊)を追加しました。るり渓やぎ農場で教えてもらった本です。
B リンク集L970 カレーに京都のインド料理店『LajizKana  ラジスカーナ』さんを追加しました。
C 記事紹介N415 アフガニスタンに自爆テロの記事紹介を追加しました。
D 統計資料集死因と自殺の統計警察庁統計抜粋集を更新しました。

つれづれ
お盆の最中にイラクで起きた自爆テロの惨事は、イラクのテロ死者、400人に 副首相「まるで核攻撃」(08/16)と伝えられています。日本では、自衛隊を派兵させ続けるためのテロ特措法延長の問題が「政治問題」にされていますが、イランのみならずパキスタンやアフガニスタンで止むところを知らない自爆テロが何を意味するのか。それをとどめさせるために日本が果たすべき役割は何か。それを本気で議論しようとしているようには思えません。

自爆兵器でアメリカをやっつけようとした過去を持つ日本だからこそ、命を捨てて命を奪う行為の痛ましさ虚しさが理解できるはず。被爆国日本は同時に自爆国日本だったことを、私たちはもっと深く自覚すべきでしょう。

今日は何日ぶりかの夕立。明日は久しぶりにカメラ部の生徒達と祇園の街中で撮影会。カンカン照りもかないませんが、雨降りでは自由がききません。それでも、その時のその場なりの生の営みを写真に切りとれれば幸いです。
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2007年08月16日
本日の更新:

@ 図書紹介B910 ヤギユネスコ・アジア文化センター【編】『ライオンとやぎ  アジア・太平洋の楽しいお話 』を追加しました。

つれづれ
残暑。62年前の敗戦記念日があけた翌日、人々は残暑に焦げた空を見上げて何を思っていたのでしょう。
昨日は京都シネマ山下敦弘監督の『天然コケッコー』とスティーヴン・オカザキ監督の『ヒロシマナガサキ』を鑑賞。『天然コケッコー』で夏帆演ずる右田そよが瑞々しくて好感をもて、島根県に一度行ってみたくなりました。

『ヒロシマナガサキ』は、核兵器廃絶を訴えることの難しさを再認識させられました。同じ日本の中でも東京・名古屋・大阪をはじめ、米軍による無差別爆撃を受け、生命や財産を失い戦後の復興にも乗ることができないまま生きてきた人々がいます。同じように被災した人でも、国籍の違いにより、より多くの差別や生活苦を抱え込まされてきた人々がいます。

昨日、韓国では「ムクゲの花が「満開」 光復節のソウル」。米軍が駐留し、自衛隊が支援しているイラクでは「イラク自爆テロ、死者250人超に 開戦後最悪」。バラエティ番組が一日中流れている日本に暮す私たちに求められているのは、核兵器の特殊性をきちんと認識した上で、あらゆる武力行使を肯定する者たちを批判すること。身近な日常の生活の中にある小さな暴力に対して、非暴力の抵抗を続けていくことです。
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2007年08月12日
本日の更新:

@ 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に記事紹介を追加しました。
A @の関連でリンク集L127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に『こころのカフェ きょうと』さんを追加しました。
B リンク集L910 ヤギさんをいただくに『山羊農場 岡山ルーラルカプリ』さんを追加しました。
C 図書紹介B141 社会・文化中江克己著『河出文庫  性の日本史』を追加しました。
D 図書紹介B353 子どもの非行・事件佐藤幹夫著『裁かれた罪裁けなかった「こころ」  17歳の自閉症裁判』を追加しました。

つれづれ
8月4日から計6日間るり渓 やぎ農園で40頭のヤギと豚と鶏の世話の手伝い(ほとんどは餌やりと掃除で、あとは乳搾り、草刈、ヤギの爪切り、柵の修理など)をしてきました。初日早々トカラヤギにちょっかいを出したザーネン種の種ヤギが舌を噛み切って窒息死、火曜日には子山羊が一匹衰弱死してしまいました。水曜日には16匹のオスの子山羊が売られていき、今頃は沖縄の料理店で……かも。

初日は農園関係者の親睦キャンプがあり、いろいろな人に出会えました。ゲストで来られていた猟師のTNさんには鹿と猪(夕食では両方食べました)の捕獲檻も見せてもらい、猟で動物の命を奪う時の思いも聞かせていただきました。6日間お世話になったヤギ牧場担当のTHさんもユニークな方でしたが、ヤギの畜舎にポンポンベッドを持ち込んで寝ていた、とてもチャーミングで好奇心旺盛な娘さんなど、日ごろは様々な職業に就いている人々がヤギを接点に集まっていてとても刺激的でした。

クーラーの効いた小さな職員室から離れ、多様な人との新鮮な話を聞き、連日35℃を越す猛暑の中で黙々と肉体作業を繰り返すことで、「ヤギ」というキーワードが意味するものや現代日本の畜産の問題、自分の能力の限界や発想の可能性を再確認できたことは大きな収穫でした。
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2007年08月03日
本日の更新:

@ 記事紹介N171 大学でのセクシュアルハラスメントに記事紹介を2件追加しました。
A Honey com. cabin 六角堂計画を一部更新しました。

つれづれ
7月20日に紹介した『「いのちの授業」をもう一度  がんと向き合い、いのちを語り続けて』の著者山田泉(元大分県豊後高田市立河内中学校養護教諭)さんを取り上げた番組が、明日8月4日土曜の午後3:05〜午後3:50にNHK総合TVで放映されます。私は、明日の朝からしばらくるり渓 やぎ農園でヤギの世話とチーズ作りの援牧ボランティア(要するにただ働きの修行)をしに行って観られません。再放送してくれればいいのですが……

京都新聞のWEBニュースに■アブラゼミ、1年おきに大量発生 城陽の市民団体、抜け殻調査の記事がありました。セミ - Wikipediaによれば「成虫期間は1-2週間ほどと言われていたが、これは成虫の飼育が困難ですぐ死んでしまうことからきた俗説で、野外では1ヶ月ほどとも言われている。さらに、幼虫として地下生活する期間は3-17年(アブラゼミは6年)に達し、短命どころか昆虫類でも上位に入る寿命の長さをもつ」とのこと。暗く長い「幼虫時代」を経験している子ども達も、時が来ればきっと脱皮をして、まぶしい光の中でステキな恋人とラブソングを歌ってくれるに違いないと信じたいものです。
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2007年7月


2007年07月31日
本日の更新:

@ 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に自殺に関する訴訟の記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N354 子どもの自殺に福岡県の中学生の自殺未遂の記事紹介を追加しました。
B 記事紹介N510 人権・平和・福祉に福岡県の餓死者の続報紹介を追加しました。

つれづれ
今日紹介した三つの記事紹介を重ねてみれば、この10年の政治が何をもたらしたかは明白。
太平洋を挟んだお向かいの国の「矛盾」も拡大の一途。米下院が従軍慰安婦決議を採択の一方中東諸国へ大規模軍事援助 米、イラン封じ込め。そうしたアメリカを理解する上で中公新書『性と暴力のアメリカ  理念先行国家の矛盾と苦悶』は有用です。

そうした中、先日の参院選では自民党は「逆風」吹き飛ばされ民主党が「地すべり」的勝利となりました。しかし、かつて土井たか子の名言「山が動く」政治状況とは大違い。多くの国民の支持て「地殻変動」を起こせなかった社民党や共産党は、自民党を批判する以上に自らの問題が何なのか反省をすべきでしょう。それができなければ、安部首相と同レベルの「自己愛的」政治意識と批判せざるを得ません。

小さな街の小さな学校に起こる大きな問題の解決も同様。倒れることを恐れるならば、目の前の嵐に枝葉を振るわせてばかりいるのではなく、腐った根っこをケアすることが急務。

さて、明日は8月1日。三回目の一人きりの結婚記念日です。この節目を何に繋げていけるのか……
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2007年07月30日
本日の更新:

@ 記事紹介N353 子どもの非行・事件に京都の高校生の記事紹介を追加しました。
A 図書紹介B127 大人の自殺・心中・殺害・傷害柳田邦男著『文春文庫 『犠牲(サクリファイス)』への手紙』を追加しました。
B 図書紹介B145 宗教一般 死と葬儀大町公著『命の終わり  死と向き合う7つの視点』を追加しました。
C 図書紹介B210 心理・精神病理一般岡田尊司著『パーソナリティ障害がわかる本  「障害」を「個性」に変えるために』を追加しました。

つれづれ
補習が終わっても、何やかにやで毎日出勤している間に、明日で7月も終わり。机に溜った書類や何やらかにやらをあらかたダンボールに詰めてゴミ置き場へ。これで何度目の、身辺整理か。学校のあれやこれやも、一掃したいところですが、鍋底の焦げのようにしつこくて……

家に帰ると、とある卒業生から何ヶ月ぶりかの葉書。これまでもらった葉書のすべてが写真家・詩人の「きむ」の作品のポストカード。今日のカードに書かれていた「あなたが生きてこそ人生」の文字を見ていて、「きむ」を@nityで検索、ブログを見つけました。興味をお持ちの方は挑み続ける きむブログをどうぞ。

Honey com. cabin 六角堂計画の可能性について屋久島の不動産会社に問い合わせたのですが、どうも「妄想」だと思われてしまったようで音沙汰なし。これも現実か……

それにつけても心から離れないのは、枕木の上でに収めた7月37件目の記事の老人。遮断機をくぐり抜けて線路の間に横たわり、列車が体の上を通過した後、無言で立ち去った彼は、今どこで何をしているのでしょう。
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2007年07月25日
本日の更新:

@ 修羅の行列に連作の詩を三つ収めました。
A 図書紹介B353 子どもの非行・事件岡田尊司著『集英社新書 悲しみの子どもたち  罪と病を背負って』を追加しました。

つれづれ
脳味噌は、人と関わることでスイッチが入るようです。今日UPした連作もその一つ。若い頃は拙いものを人に見せることに抵抗がありましたが、オッサンになるとそれはどうでもいいことになってきました。小さな自分の呟きが、誰かのお役に立つなら、それは大きな喜びです。
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2007年07月24日
本日の更新:

@ 図書紹介B184 女子教育論稲垣恭子著『中公新書  女学校と女学生  教養・たしなみ・モダン文化』を追加しました。
A 図書紹介B147 キリスト教遠山ロバート・R.著『知の雑学新書  アダムとイヴは一夫一妻ではなかった  日本人だけが知らない世界の「大常識集」』を追加しました。
B 記事紹介N910 山羊ヤギやぎさんに記事紹介を追加しました。

つれづれ
滋賀県の果樹園では昨年、猿被害対策にダチョウさんを導入していましたが、今年はヤギさんの登場。ヤギさんの有益性が実証されることを願っています。

さて、しばらく途絶えていた手作りピンホールカメラでの撮影を再開。気に入った作品が出来上がったら、また針穴写真館 ピンホールカメラの世界で紹介します。
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2007年07月20日
本日の更新:

@ 図書紹介B142 伝記・生き方山田泉著『「いのちの授業」をもう一度  がんと向き合い、いのちを語り続けて』を追加しました。
A 図書紹介B317 学校カウンセリング・保健室金子由美子著『自立クライシス  保健室からの思春期レポート』を追加しました。
B 記事紹介N353 子どもの非行・事件に記事紹介を追加しました。
C 記事紹介N318 君が代・日の丸に記事紹介を追加しました。

つれづれ
今日紹介した『「いのちの授業」をもう一度』の著者山田泉さんは1959年生まれの養護教諭。2000年に乳がんを発症して休職・治療後復職しましたが、休職復職を繰り返した後、この3月に退職。この11年間の保健室での実践をまとめられました。
『自立クライシス』は、高3の生徒が紹介してくれて購入した本です。
自分なりに、誠実に、今の自分と将来の自分を考えようとしている子どもたちと先生がいることを忘れてはならないと再確認した、終業式の夜です。

明日から26日までは夏季補習。担当する『小論文対策講座』では、社会への鋭い意識を育みたいと思っています。
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2007年07月17日
本日の更新:

@ 図書紹介B141-3 民俗関根康正・新谷尚紀編『排除する社会・受容する社会  現代ケガレ論』を追加しました。
A 図書紹介B147 キリスト教荒井献著『ユダのいる風景』を追加しました。
B 記事紹介N147 キリスト教にロサンゼルスでの神父の児童性虐待訴訟和解に関する記事紹介を追加しました。
C 記事紹介N154 出産・生殖医療・遺伝に夫婦外の体外受精に関する記事紹介を追加しました。

つれづれ
梅雨の台風の集中豪雨に重ねて新潟では地震の被害。天災を最小限に食い止めるのは、自然に対する畏敬の念と、社会的弱者に対する配慮ある社会構造。天災を拡大させるのは、自然に対する傲慢さと、経済性を最優先する社会構造。人が地球上の生命の一種として慎ましく暮すならば、天災も人が受容できる範囲のものに収まってくれるのだと思います。

どのような社会構造を選ぶのか、それも来週の参議院選挙の指標の一つになるのではないでしょうか。
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2007年07月15日
本日の更新:

@ 記事紹介N354 子どもの自殺に記事紹介を追加しました。
A 図書紹介B145 宗教一般 死と葬儀大町公著『受け容れる、老いと死と悲しみと』を追加しました。
B 図書紹介B176 伝統習俗コイタ,キャディ著『切除されて』を追加しました。

つれづれ
ここしばらく映画から遠ざかっていたのですが、今日は祇園祭で賑わう京都シネマとイオンシネマ久御山で三本まとめ観。
一本目はハニ・アブ・アサド監督の『パラダイス ナウ』。イスラエルが占領するヨルダン川西岸に住むパレスチナ人の青年二人が、テルアビブで自爆テロを決行するまでの2日間を追う重たい作品。
二本目は吉田大八監督の邦画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』。女優志願の勘違い女とホラー漫画家志望のオタク女の姉妹が織り成す、極めて現代日本的なシリアスコメディ。カンヌ批評家週間に正式出品された話題作とのこと。永瀬正敏の演技が光っていました。
三本目はレン・ワイズマン監督の『ダイ・ハード4.0』。ブルース・ウィリス演ずるジョン・マクレーンは、1988年の最初の事件から2つの事件を経て、離婚された上、娘からも疎まれるさえないオッサンになっていましたが、その不死身振りにはいよいよ磨きがかかっていました。CGを感じさせないアクションの痛快さは前作を上回ります。

こうした映画続けざまに観ると、地球上の人間界の広さと多様性を実感する分、自分の日常の小ささ狭さが身に沁みます。
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2007年07月11日
本日の更新:

@ 記事紹介N126 児童・幼児虐待に記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N510 人権・平和・福祉に記事紹介を追加しました。

つれづれ
児童虐待の相談件数は昨年度も記録更新。北九州市では、生活保護の受給すら受けられず餓死でミイラ化した男性がまた。
同じ日本の梅雨空の下、「特別進学クラス」への生徒選抜基準検討に日暮す「学校」のあほくささ、虚しさしきり。

2007年07月09日
本日の更新:

@ 記事紹介N353 子どもの非行・事件に記事紹介を追加しました。
A 図書紹介B145 宗教一般佐佐木隆著『岩波新書  日本の神話・伝説を読む―声から文字へ』を追加しました。
B 図書紹介B145 宗教一般 死と葬儀藤原新也著『メメント・モリ 新装版』を追加しました。

つれづれ
今日紹介した『メメント・モリ』の初版は1983年初版の古い本です。2年前の5月の学級通信『手紙』「ぶつかる楽しさ・ぶつからない寂しさ」で紹介した本です。学校の図書館で知って、ずっと手に入れようと思っていてやっと手に入れた本です。「死を想へ」とは何を思うことなのか、繰り返し考えさせられます。

彼の写真を目にしたとき、ゴーギャンが希望を失い死を決意した1897年、貧困と絶望の中で遺書代わりに描いた作品
『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』を思い起こしました。私は高校生のころ『月と6ペンス』(サマセット・モーム著)でタヒチの存在を知り、『ノア・ノア タヒチ紀行』(ポ−ル・ゴ−ガン著・岩波文庫)を読んでからゴーギャンにはまってしまいました。それで初めての海外旅行となった新婚旅行先をタヒチにしました。今でもその絵は、私の思考の原点から3mほどのところにあります。どんな絵か、思い出せない方は、ポール・ゴーギャン - Wikipediaからどうぞ。

さて、7月もまた鉄道人身事故が絶えません。8日には小田原駅の構内でJR職員の飛び込み自殺、今日は甲子園口の駅構内で母子3人の心中。報道されない、残された方の辛さ無念、如何ばかりか。
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2007年07月02日
本日の更新:

@ 記事紹介N354 子どもの自殺に記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N319 私学一般に立命館中高校の記事紹介を追加しました。

つれづれ
今日は伯父の通夜で名古屋までとんぼ返り。葬式というのは不思議なもので、死者が何十年も音沙汰がなかった者同士を引き合わせる場のようです。
従兄弟たちの姿に、気付かぬ我が身の老いを見る思いでした。
生徒確保と進学実績ばかりに目がくらみ、人の生老病死を見据えぬ底の浅い教育改革は、学校をよりいびつな場にしていくに違いありません。

2007年07月01日
本日の更新:

@ 記事紹介N127 大人の自殺・心中・殺害・傷害に記事紹介を追加しました。
A 記事紹介N185 女子校にノートルダム女学院高校の記事紹介を追加しました。

つれづれ
気が付けば7月。明後日は、妻が死んでちょうど三年目。既成の宗教教団のいずれにも属さない我が家なので、仏壇も位牌もなければ法要もなし。三年前、庭に咲く紫陽花やらベンダーを柩に入れた時と同じように、墓に花を供えに行きました。すると、元同僚の方が、そっとフラワーバスケットを供えにきてくださっていました。感謝の思いを込めて僕達の墓の写真を紹介。他人が見て楽しめるものではありませんし、毎週花を供えては携帯のカメラで記録し続けていることを異様に思う方もいらっしゃるでしょう。悪趣味だと思う方はクリックなさいませんように。ちなみに、ランタナとニーレンベルギアの鉢植えは、6月までのミニバラから植え替えたところです。
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