紹介記事目録 | |
国内 | |
2007年
|
|
国外 | |
|
|
2002年までの記事紹介はこちら | 分類表に戻る |
記事紹介の留意事項 |
京都 |
2013/04/12 |
刊 | 面 | No .N510k130412xxx |
||||||
米/ワシントン州 | ||||||||||
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20130412000079 | ||||||||||
見出し: 尊厳死法に基づき24人死亡 米病院、40人に処方印刷用画面を開く |
||||||||||
メモ : 米ワシントン州の病院で2009〜11年に、尊厳死を求める末期がんの患者40人が自分の意志で致死量の薬の処方を受け、うち24人が薬で死亡したとの報告が、2013年4月11日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。 ワシントン州では2009年に、オレゴン州に次ぎ米国で2番目となる尊厳死法が施行された。 是非をめぐっては専門家の間でも議論があるが、報告した米フレッド・ハッチンソンがん研究センターのチームは「患者に選択肢を与えるものだ。家族にも好意的に受け入れられている」としている。 |
朝日 |
2007/09/07 |
刊 | 面 | No .N510a070907xxx |
||||||
大阪市/住吉区 |
男 |
|||||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0907/OSK200709070042.html | ||||||||||
見出し: 病院の敷地内で、白骨遺体見つかる 大阪・住吉 |
||||||||||
メモ : 2007年9月7日午前9時35分ごろ、大阪市住吉区万代東3丁目の大阪府立急性期・総合医療センターの敷地内の植え込みで、一部が白骨化した人の遺体が見つかった。性別不明で、目立った外傷はないという。住吉署は身元の特定を進めている。 調べでは、遺体は身長約150センチ。顔が白骨化し、シャツとズボンを身につけていた。仰向けに倒れていたという。遺体を見つけた男性によると、約1カ月前から、植え込み付近で異臭がしていたという。 |
朝日 |
2007/07/11 |
刊 | 面 | No .N510a070711xxx |
||||||
福岡県/北九州市 |
無職 |
男 |
52 |
|||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0711/SEB200707110049.html | ||||||||||
見出し: 日記に「おにぎり食べたい」 生活保護「辞退」男性死亡 |
||||||||||
メモ : 北九州市小倉北区の独り暮らしの男性(52)が自宅で亡くなり、死後約1カ月たったとみられる状態で2007年7月10日に見つかった。男性は昨年末から一時、生活保護を受けていたが、4月に「受給廃止」となっていた。市によると、福祉事務所の勧めで男性が「働きます」と受給の辞退届を出した。だが、男性が残していた日記には、そうした対応への不満がつづられ、6月上旬の日付で「おにぎり食べたい」などと空腹や窮状を訴える言葉も残されていたという。 市などによると、10日、男性宅の異変に気づいた住民らから小倉北福祉事務所を通じて福岡県警小倉北署に通報があり、駆けつけた署員が部屋の中で、一部ミイラ化した遺体を発見した。目立った外傷はなく、事件の可能性は低いという。11日にも解剖して死因を調べる。 男性は肝臓を害し、治療のために病院に通っていた。市によると、2006年12月7日、福祉事務所に「病気で働けない」と生活保護を申請。事務所からは「働けるが、手持ち金がなく、生活も窮迫している」と判断され、同月26日から生活保護を受けることになった。 だが、今春、事務所が病気の調査をしたうえで男性と面談し、「そろそろ働いてはどうか」などと勧めた。これに対し男性は「では、働きます」と応じ、生活保護の辞退届を提出。この結果、受給は4月10日付で打ち切られた。この対応について男性は日記に「働けないのに働けと言われた」などと記していたという。 ところが、その後も男性は働いていない様子だった。1カ月ほど前に男性に会った周辺の住民によると、男性はやせ細って、「肝硬変になり、内臓にも潰瘍が見つかってつらい」と話していたという。 同市保護課の三崎利彦課長は「辞退届は本人が自発的に出したもの。福祉事務所の対応に問題はなかったが、亡くなったことは非常に残念」と話している。 同市では2005年1月、八幡東区で、介護保険の要介護認定を受けていた独り暮らしの男性(当時68)が生活保護を認められずに孤独死していた。2006年5月には門司区で身体障害者の男性(当時56)がミイラ化した遺体で見つかった。この男性は2回にわたって生活保護を求めたが、申請書すらもらえなかった。 こうした市の対応への批判が高まり、市は2007年5月、法律家や有識者らによる生活保護行政の検証委員会を設置し、改善策を検討している。 |
朝日 |
2007/07/31 |
刊 | 面 | No .N510a070731xxx |
||||||
福岡県/北九州市 |
無職 |
男 |
52 |
|||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0730/SEB200707300017.html | ||||||||||
見出し: 「困窮者、はよ死ねってことか」 孤独死男性日記に残す |
||||||||||
メモ : 辞退届によって生活保護を廃止されて孤独死した北九州市小倉北区の男性(当時52)が、辞退届提出後に「生活困窮者は、はよ死ねってことか」などと日記に書き残していたことが2007年7月30日、分かった。これまで市が「男性が自発的に出した」としていた辞退届についても、「書かされ、印まで押させ」と強制をうかがわせる記述があった。 日記の詳細は遺族の了解のもと、生活保護行政検証のための第三者委員会にコピーが公開され、稲垣忠委員長が会見で一部を読み上げた。男性が出したとされる辞退届のコピーも市が公開した。 市によると辞退届の提出は今年4月2日で、10日付で保護を廃止。男性の遺体は、7月10日に死後約1カ月とみられる状態で発見された。 日記は、B5判32ページのノートに8ページにわたり、2月からボールペンで書かれていたという。家族への思いや自殺願望ととれる記述が大半を占める一方で、廃止が決まった後に「せっかく頑張ろうと思った矢先切りやがった。生活困窮者は、はよ死ねってことか」と記していた。 5月末からは「人間食ってなくてももう10日生きてます」などと記し、最後は、6月5日午前3時の日時を記したうえで「オニギリ食いたーい。25日米食ってない」と残していた。 稲垣委員長は「できるだけ事実に迫って市民と問題意識を共有したい」と一部を公開した理由を説明。「言いようのない孤立感が漂っている」と話した。 稲垣委員長によると、辞退届について小倉北福祉事務所の担当課長は「(男性の)真意。本人が自らの意思で自立しますと書いたので、結構なことだと(保護を)打ち切った」と説明した。だが、5月25日付の日記に「法律はかざりか。書かされ、印まで押させ、自立指どうしたんか」と書かれていたという。 第三者委で、小村洋一・保健福祉局長は「自立は本人の気持ちではなかったと思う」と、福祉事務所の不適切な対応を認めたという。 |
京都 |
2004/10/16 |
刊 | 面 | No .N510k041016xxx |
||||||
大阪府/岸和田市 |
||||||||||
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004101600078&genre=C2&area=O10 | ||||||||||
見出し: 南海電鉄高架下に白骨遺体 岸和田、路上生活の跡 |
||||||||||
メモ : 2004年10月16日午前10時10分ごろ、大阪府岸和田市沼町の南海電鉄南海本線の高架下で、草刈りをしていた作業員が一部白骨化した遺体を見つけ、110番した。 岸和田署が身元や死因などを調べている。 調べでは、周囲に簡易ガスコンロや食料品などがあり、路上生活をしていた跡があった。遺体はベニヤ板などで作った簡易ベッドに横たわっていたという。 |
朝日 |
2004/09/20 |
刊 | 面 | No .N510a040920m34 |
|||||||
男 |
40 |
宅間守 |
|||||||||
シリーズ・特集; | |||||||||||
見出し: 「贖罪意識引き出せず」 宅間元死刑囚 妻が贖罪メッセージ |
|||||||||||
メモ : 死刑執行に抗議する市民集会が2004年9月19日、東京都であり、14日に執行された大阪教育大付属池田小事件の宅間守元死刑囚(40)と獄中結婚していた女性からメッセージが寄せられた。「贖罪の意識を引き出せなかった」と無念さを訴え、遺族に謝罪したうえ、「もう少し対話を続ける時間がほしかった」と心境を明らかにした。 女性は昨年末に獄中結婚し、面会を重ねていた。 メッセージによると死亡時刻は午前8時16分。同9時40分ごろ、自宅を訪れた大阪拘置所の職員が執行を知らされ、遺体を引き取りに行った。職員から「たばこが吸いたいと言ったので吸わせた。ジュースが飲みたいと言ったので飲ませた」と最後の様子を説明された。「『ありがとうと言っていたと伝えてください』と言われた」と教えてくれた若い職員もいたという。 昨年末の入籍後、「家族愛」のような絆を少しずつでも築き、そういう関係性から他者の痛みがわかる心が芽生えることだけを祈り続けた。自らの死を求める境地との狭間で、彼の心はいつもガタガタと音を鳴らして崩れてしまう日々の連続だった、という。 管理人:京都新聞社のWebニュース http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004092000021&genre=C4&area=O10 では次のように報じられました。
|
朝日 |
2004/09/04 |
刊 | 面 | No .N510a040904xxx |
||||||
ロシア/北オセアチア |
||||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: テロに走る「喪服の女性」 闘争で夫失い自ら関与 |
||||||||||
メモ : ロシアで起きたチェチェン独立派武装勢力による一連のテロ事件で、犯人グループに「喪服の女性たち」が加わっているとの報道が目立っている。独立闘争で夫や友人を失い、テロに走る女性たちだ。 今回のテロ事件では、北オセチア共和国の学校占拠事件に女性が加わっていたほか、2004年8月末の旅客機爆破、モスクワでの地下鉄駅付近の爆破でも、女性による自爆テロの疑いが強まった。英語では「ブラック・ウイドウ」。文字通りには「黒い未亡人」だが、普通は猛毒で恐れられるクロゴケグモを指すことが多い。 ロシアのテロ事件にチェチェンの女性が関与するようになったのは4年前からだが、大きな注目を集めたのは2002年10月に100人以上の犠牲者を出したモスクワの劇場占拠事件だった。実行犯には闘争で夫を亡くした女性18人が加わり、衝撃を与えた。昨年夏にはモスクワの野外ロックコンサートでも2人の女性による自爆テロで15人の観客が死亡した。2日付フィナンシャル・タイムズ紙によると、チェチェン女性による攻撃は20件以上に達するという。 また3日付英紙タイムズは、学校占拠事件に女性が関与していると知ったモスクワ当局者は、「最悪の事態」を予想したと報道。チェチェン武装勢力は約50人の女性を自爆テロのために訓練していると報じた。 チェチェン独立闘争では多くの男性が拘束され、そのまま行方不明の人も少なくない。こうした事情が女性によるテロの土壌という見方もある。 |
朝日 |
2004/06/09 |
刊 | 面 | No .N510k040609xxx |
||||||
東京都/豊島区 |
会社員 |
男 |
57 |
|||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 男性の白骨遺体、20年間だれも気付かず 東京・池袋のアパート |
||||||||||
メモ : 東京・池袋のアパートの一室から白骨化した男性の遺体が見つかり、新聞の日付などから20年前に死亡したまま誰も気付かなかったとみられることが2004年6月9日、警視庁池袋署の調べで分かった。 池袋署は事件性はないとみているが「人口が密集する住宅地でこんなことが起こるとは」と驚いている。 調べでは、遺体が見つかった東京都豊島区池袋のアパートは1973年に新築。管理していた不動産会社が直後に倒産したため、住む人もなく放置されていた。 男性は、このアパートを所有する東京都練馬区の建設会社の社員だったことが判明。男性はこの部屋に勝手に住み着いたとみられる。 約20年前に突然、出社しなくなった。部屋には1984年の新聞があり、池袋署はこのころ死亡したとみている。当時、57歳だった。 男性には妻子がいたが、建設会社も家族も捜索願は出さなかった。 |
京都 |
2004/05/27 |
刊 | 面 | No .N510k040527xxx |
||||||
オランダ |
||||||||||
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004052700258&genre=O1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 安楽死、昨年は1815件 オランダ 01年から年々減少 |
||||||||||
メモ : 【ブリュッセル27日共同】 安楽死が合法化されているオランダの保健省は2004年5月27日、昨年実施された安楽死は1815件だったと発表した。 2001年は2054件、2002年は1882件で年々減少しており、医師が法律で定められた安楽死実施の要件を厳密に守っている結果とみられる。 オランダは2001年4月、国家レベルとしては世界で初めて安楽死を合法化したが、合法化前から事実上安楽死が認められていた。 医師は事後に、医師や法律家で構成する評価委員会に報告することが義務付けられている。 管理人:法律成立時の記事紹介「オランダ/安楽死法が成立/国で初、年内にも合法化 2001/04/11」はこちら。 |
朝日 |
2004/05/07 |
刊 | 面 | No .N510a040507xxx |
||||||
USA・イラク |
米紙ワシントン・ポスト |
|||||||||
シリーズ・特集; http://www.asahi.com/international/update/0507/001.html | ||||||||||
見出し: 新たな虐待写真、女性憲兵が男性収容者に首ひも 米報道 |
||||||||||
メモ : |
京都 |
2004/05/04 |
刊 | 面 | No .N510k040504xxx |
||||||
USA・イラク |
ロサンゼルス・タイムス・共同通信 |
|||||||||
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004050400041&genre=E1&area=Z10 | ||||||||||
見出し: 女性も裸、軍用犬で威嚇 米紙がイラク人虐待の詳細 |
||||||||||
メモ : 【ロサンゼルス3日共同】 駐留米軍によるイラク人虐待問題で、米紙ロサンゼルス・タイムズは2004年5月3日、同軍が女性を裸にしたり、軍用犬で威嚇するなど、精神的、肉体的に拘留者を執拗に虐げていた実態を軍の内部報告書を基に報じた。報告書は軍が2004年2月にまとめたもので、米誌ニューヨーカー(インターネット版)が2004年5月2日に存在を明らかにしたが、虐待の詳細に関する報道は初めて。イラクを含むアラブ社会の反米感情が一層悪化するのは必至だ。 同紙によると、バグダッド西方の旧アブグレイブ刑務所内で2003年10−12月の間、米軍関係者らが拘留者の指や性器などに電線を取り付け、電気ショックを与えると脅したり、軍用犬を使って威嚇し、重傷を負わせていた事実が判明。 イラク国民の大半を占めるイスラム教徒は、伝統的に犬を不浄の動物とみなしている上、女性を含む多数の拘留者の裸やみだらな行為をビデオ撮影していたことも分かり、保守的なイスラム教徒の怒りに火を付ける内容となっている。 ■米軍内部報告書の要旨 【ロサンゼルス3日共同】 米紙ロサンゼルス・タイムズが2004年5月3日、イラク人虐待問題に関連して報じた米軍の内部報告書の要旨は次の通り。 一、軍警察の要員による拘留者虐待には、以下の行為が含まれていた。 一、男性と女性の裸をビデオと写真で撮影する。 一、卑猥な姿勢を取らせ、写真撮影する。 一、裸にし、数日間放置する。 一、殴打し、ける。素足に飛び乗る。 一、裸の男性に女性の下着着用を強制する。 一、軍用犬をけしかける。拘留者が重傷を負った例も。 一、男性のグループに自慰行為を強制し、写真撮影する。 一、男性の指やつま先、性器に電線を取り付け、電気ショックの脅しをかける。 一、裸の男性の足に、15歳の別の拘留者を強姦したとの告白の落書きをする。 一、犬の首輪を着けた男性の前で女性米兵が写真撮影する。 一、男性憲兵が女性拘留者と性行為をする。 一、電球を壊し、電球内の有毒物リンを拘留者に振り掛ける。 一、拳銃で威嚇する。 一、いすやほうきで殴打する。 一、裸の拘留者に冷水を浴びせる。 一、(医師ではない)憲兵が壁に打ち付けられ負傷した拘留者の傷口を縫合する。 一、肛(こう)門に蛍光スティックやほうきを挿入する。 |
京都 |
2004/04/03 |
刊 | 面 | No .N510k040403xxx |
||||||
東京都/立川市 |
アムネスティ・インターナショナル |
|||||||||
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004apr/03/CN2004040301003457A1Z10.html | ||||||||||
見出し: 日本初「良心の囚人」認定 反戦ビラまき逮捕、起訴 |
||||||||||
メモ : 東京都立川市の防衛庁宿舎で、ポストに自衛隊イラク派遣反対のビラを入れた市民運動家3人が住居侵入罪で逮捕、起訴された事件で、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル本部(ロンドン)は2004年4月3日までに、3人を思想信条を理由に拘禁された「良心の囚人」と認定した。日本での「良心の囚人」認定は、アムネスティの1961年の発足以来、初めて。 「良心の囚人」はミャンマー民主化指導者のアウン・サン・スー・チーさんのほか、アジアでは中国や北朝鮮に多い。 3人は「立川自衛隊監視テント村」メンバーで、2004年1月17日にビラをポストに入れたとして2月27日逮捕、その後起訴された。現在も拘置されている。 アムネスティは「良心の囚人」認定にあたり「この運動家たちは、表現の自由を侵害されて拘禁された。ただちに釈放されなければならない」と指摘している。 |
朝日 |
2004/03/13 | 刊 | 面 | No .N510a040313xxx |
||||||
USA/ルイジアナ州 |
チュレーン大学 |
|||||||||
シリーズ・特集; http://www.asahi.com/international/update/0313/012.html | ||||||||||
見出し: 米陸軍、献体遺体を地雷の爆発実験に使用/ 大学側が売却 |
||||||||||
メモ : 米ルイジアナ州のチュレーン大学で、医学教育のために献体された遺体が仲介業者を通じて米陸軍に売却され、地雷の爆発にともなう人体の損傷を調べる実験に使われていたことが、2004年3月12日までにわかった。 米では今月、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でも、献体された遺体から約800もの臓器が不正に売却される事件が発覚。献体した遺族が集団訴訟を起こすなど、「死体ビジネス」をめぐるスキャンダルが広がっている。 チュレーン大学には年間約1150体の献体がある。数年前からニューヨークの仲介業者を通じ、実習に用いない遺体を他の研究機関や医療関連企業に提供していた。大学側は2003年1月、少なくとも7体が陸軍に売却され、テキサス州の基地で対人地雷用防護ブーツの開発実験に使われていたことを知ったという。 AP通信などによると、陸軍側は、遺体を計2万5千ドルから3万ドルで買い取った。軍の担当者は同大学以外から買っていたことも認め、「必要なデータを得るための妥当な実験だ」と述べ、手続き上の問題はないとの立場を主張している。 一方、大学側は事態を深刻に受け止め、この仲介業者との契約を停止した。「医学の進歩を願った提供者の思いに沿ったものではない」とコメントしている。 遺体や臓器は医学教育や、医薬品の原材料や実験材料に必須だが、米では連邦法で売買は禁じられている。だが、仲介業者が輸送などの取扱手数料を得ることは違法ではなく、年間数百億円規模の不透明なビジネスになっているという。 |
朝日 |
2003/12/14 |
刊 | 面 | No .N510a031214xxx |
||||||
大阪府/東大阪市 |
女 |
|||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 総合病院屋上に失跡女性の遺体、死後3カ月 大阪 |
||||||||||
メモ : 大阪府東大阪市の総合病院の屋上で女性の遺体が見つかり、2003年8月下旬にこの病院で出産した直後に失跡した女性と確認された。死後約3カ月。失跡当時、病院関係者や届け出を受けた大阪府警が病院一帯を捜索したが見つからなかった。女性は妊娠中から精神状態が不安定だったことや、遺体に外傷がないことなどから、府警は女性が自ら屋上に上がり、衰弱死したとみている。 |
朝日 |
2003/12/12 |
刊 | 面 | No .N5101212xxx |
||||||
大阪市/北区 |
男 |
|||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 百貨店前の植え込みで男性ミイラ化遺体 大阪・梅田 |
||||||||||
メモ : 大阪市北区の阪急百貨店梅田本店前の植え込みで、ミイラ化した男性の遺体が見つかった。死後約2カ月たっており、目立った外傷はなかった。曽根崎署は現場の状況から野宿者が病気などで死亡した可能性が高いとみている。 調べでは、2003年12月4日午前11時55分ごろ、客待ちをしていたタクシー運転手が見つけ、110番通報した。男性は65〜75歳で作業着姿だった。歩道脇の植え込みに隠れるように仰向けに横たわっていたという。 現場付近は1日100万人近くが行き来する大阪・キタの繁華街の中心。 |
朝日 |
2003/11/25 |
朝刊 | 30面 | No .N510a031125m30 |
|||||||
東京都/千代田区 |
男 |
免田栄・赤堀政夫 |
|||||||||
シリーズ・特集; | |||||||||||
見出し: 「裁くのは人 絶対はない」 再審無罪の元死刑囚が証言 |
|||||||||||
メモ : 1989年の国連総会で採択された死刑廃止条約の批准を各国に求める運動の一環として、死刑の執行停止と廃止を求める市民集会が2003年11月24日、東京の千代田区公会堂で開かれた。再審無罪となり、「死の淵」から生還した免田栄さん(78)と赤堀政夫さん(74)が執行を待つ獄中の体験を証言、「人が人を裁くことの困難さ」や「人間の尊厳をおとしめる死刑をやめて」と訴えた。 国内では超党派の死刑廃止議員連盟が、死刑に代わる「重無期刑(終身刑)」の創設を盛り込んだ法案をまとめたが、自民党などで手続きが進まず、提案されていない。 免田さんは「私の死刑は3年余りで確定。70人からの判事が私の事件にかかわったが、真実を見てくれたのは2人だけだ」と指摘。「獄中では冤罪を訴えていた死刑囚が他にもいた」と明かし、「人が人を裁くのに絶対はない」と強調した。 赤堀さんは「死を待つ以外に生きる目的がない確定囚の日々」を説明。「死刑は殺す側の刑務官(の心)も傷つける。死刑執行を絶対にやらないよう法務大臣に署名を届けて下さい」と呼びかけた。 管理人:http://www.asahi.com/national/update/1124/011.htmlには次のような内容が付け加えられていました。
|
京都 |
2003/11/24 |
刊 | 面 | No .N510k031124xxx |
||||||
東京都 |
男 |
免田栄・赤堀政夫 |
||||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 死刑制度の廃止訴え 免田さんら参加し集会 |
||||||||||
メモ : 死刑制度の廃止を求める集会が2003年11月24日、東京都内で開かれ、犯罪被害者の家族や市民団体などの約300人が参加、再審で無罪となった元死刑囚の免田栄さん(78)と、赤堀政夫さん(74)も出席した。 免田さんは「70人ほどの死刑囚を刑場に見送ったが、強く冤罪を訴えている人もいた。自分は社会に出てこられたが、その人たちへの思いが死刑廃止運動に身を投じることにつながっている」と訴えた。 赤堀さんは「警察の拷問でうその自白をさせられ、死刑判決を受けた。いつ殺されるか、毎日が恐怖だった」と体験を話した。 また、死刑制度がある韓国や台湾、タイでの廃止への取り組みについて、各国の関係者が報告。韓国死刑廃止運動協議会の李相赫会長は「大統領に金大中氏が就任してから、韓国で死刑は執行されておらず、廃止に向けた世論も高まっている」と説明した。 |
朝日 |
2003/09/11 |
朝刊 | 1面 | No .N410a030911m1 |
||||||
東京都 |
東京都知事 |
男 |
石原慎太郎 |
|||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「爆弾仕掛けられ当然」 田中審議官宅 発火物事件 石原都知事が発言 |
||||||||||
メモ : 外務省の田中均外務審議官の自宅で発火物とみられる不審物が見つかった事件について、石原慎太郎東京都知事は2003年9月10日午後、「爆弾を仕掛けられて、当ったり前の話だ。いるか、いないかわからないミスターXと交渉したと言って、向こう(北朝鮮)の言いなりになる」と発言した。 石原知事は、自民党総裁選候補の亀井静香前政調会長の応援のため、名古屋市内での街頭演説に亀井氏とともに立ち、こうした発言をした。亀井氏が演説で北朝鮮に経済制裁を加えるべきだと述べたのに関連して、田中氏への批判を展開。田中氏が5月の日米首脳会談の際の説明資料から「圧力」の文言を削除したとされる問題も指摘し、「その役人が1人で仕切って、北朝鮮と渡り合えるはずがない」などと批判した。 さらに石原氏は「状況証拠から言ったら150人が拉致されて帰ってこない。ほとんど死んでるでしょう」とも発言。そのうえで「(拉致被害者の)子どもを(日本に)帰さないなら経済制裁するぞ、ということを正面向かってなぜ言えない」と主張した。 石原知事の発言について、亀井氏は街頭演説後、記者団に「表現方法としてそういう言い方をしたのだろうけど、まともな意味で『(爆発物を仕掛けられて)当たり前』と言ったんじゃない」とかばった。 2003年9月10日 朝日新聞 朝刊 4面 石原都知事発言全文 10日の石原都知事の北朝鮮政策をめぐる発言の全文は以下の通り。 |
朝日 |
2003/06/23 |
朝刊 | 3面 | No .N510a030623m3 |
||||||
USA |
米陸軍上等兵 |
女 |
20 |
ジェシカ・リンチ |
||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 救出劇 米国が演出? 決死の突入…実はイラク兵ゼロ 「ヒロイン」リンチさん「記憶がない」 |
||||||||||
メモ : 「戦争のヒロイン」は国防総省がつくった偶像だったのでは──。イラク戦争で捕虜になった後に救出された米陸軍上等兵ジェシカ・リンチさん(20)の「物語」に、欧米メディアが疑惑の目を向けている。大量破壊兵器の情報操作疑惑とあいまって、ブッシュ政権の説明には疑いの声が強まる一方だ。 リンチさんは2003年3月23日にイラク南部で捕虜になった。米政府筋は当時、「多くのイラク兵を倒した」「敵の銃弾を浴びて重体」「イラク側はまともな治療をしていない」など米側の武勇談とイラク側の非道さを強調。リンチさんは瞬く間にヒロインに祭り上げられた。 米特殊部隊が2003年4月2日に収容先の病院から救出した際も、自動小銃で武装した部隊が突入し、リンチさんをヘリコプターで搬送する米軍映像が繰り返し放映され、緊迫感をかき立てた。 しかし英BBCテレビは、▽リンチさんの体には銃創がなかった▽イラク側は可能な限りの治療をした▽病院にイラク兵は1人もいなかったので救出劇に危険はなかったと報道。「国防総省がハリウッド映画みたいに演出した」と批判した。 ワシントン・ポスト紙も17日、リンチさん周辺や国防総省、イラクの病院関係者ら数10人に取材した特集を掲載。リンチさんの部隊は道に迷った末にイラク軍と遭遇し、慌てて交戦したため味方の車両同士が衝突▽この事故でリンチさんは重傷を負った▽銃の故障でリンチさんは1発も発砲していないと指摘。軍情報に基づく3月時点の同紙の報道を訂正した。 国防総省は「事実に基づいておらず、ばかげている」(ホイットマン報道官)と反論している。しかし、民主党の大統領候補の一人、クーセニッチ下院議員は同省に資料公開を要求。「リンチさんはブッシュ政権による物語のシンボルにされた」と批判する評論家も増えている。 リンチさんは、いまも陸軍の病院に入院中で、国防総省は「捕虜になってから救出されるまでの記憶は残っていない」としている。 |
朝日 | 2003/03/27 |
朝刊 | 38面 | No .N510a030327m38 |
|||||||
USA/メーン州/プレスクアイル | 女 |
13 |
シャルロット・アルデブロン |
||||||||
シリーズ・特集; | |||||||||||
見出し: 米少女の叫び、世界が共感/子らの将来盗まないで 連日メール数十通 |
|||||||||||
メモ : 米北東部に住む少女のスピーチがインターネットを通じて世界中を駆けめぐっている。スペイン語、フランス語、日本語、ウルドゥー語……。様々な言葉に翻訳され、少女のもとには毎日、各国から何十通ものメールが届く。なぜ、そこまで人々を魅了するのか。雪深いカナダ国境近くの町に、彼女を訪ねた。 13歳のシャルロット・アルデブロンさん。メーン州の最北部にある人口1万人の町、プレスクアイルに母親ジリアンさん(50)と2人で暮らす。 ジリアンさんが米政府機関でエイズ予防などの仕事をしていた関係で、スイスで生まれた後、アフリカのザイール(現コンゴ)、マリ、中米ハイチと移り住んだ。内戦での国外避難も経験した。 2002年2月、通っている中学校で作文コンテストがあった。「米国旗」がテーマだった。 布きれの旗は大事にされるのにホームレスは大切にされない。(建国の父)トマス・ジェファーソンはがっかりするでしょう――と書いた。 国語教師は「愛国心のないことを書いた子がいる」と突き放した。男の子が振り返り、ニヤリと笑った。 落ち込む娘を見てジリアンさんはニュースサイトに作文を投稿した。1週間余で5万件ヒットする反響を呼んだ。(び、読んだ人から平和集会でのスピーチを頼まれる。) (アムネスティや子どもの人権問題を扱うサイトなど、シャルロットさんはネットを検索して回った。調べた結果をもとに「私たち、子どもの声が聞こえますか」と訴える作文を書き上げ、ジリアンさんに見てもらった。) (10月、州都オーガスタ。少女は2千人を前に原稿を読んだ。拍手と歓声に包まれた。抱きついてくる女性もいた。) (さらに)2003年2月15日。地元の小さな教会であった反戦集会でシャルロットはスピーチに立った。 シャルロットさんはイラクの子どもたちの現実に思いをめぐらせながら、原稿を読み上げた。 「私たちは、明日も生きられるかわからないと考えるとこわい。殺されたり、傷つけられたり、将来を盗まれると思うと悔しい。いつもそばにいてくれるお父さんとお母さんがほしいだけなんです」 今、彼女のもとには世界中からメールが届く。 「アンネ・フランクの日記を思い出しました」インドの男性▽「ありがとう、と言いたい」千葉県の女性……。 (でも、学校ではほとんど相手にされていない。) 開戦後、社会科の教師が「フセインは化学兵器を持つ」と話した。シャルロットさんが「でも、その兵器は米国があげたんです」と言うと、教師は「君は間違っている」と答えた。(同級生たちはまたニヤニヤ笑った。) だけどもう、めげない。「世界の人たちが私の話を聞いてくれていることが分かったから。これからも自分の考えをしゃべり続けたい」 管理人:青字部分はhttp://www2.asahi.com/special/iraqattack/TKY200303270226.htmlで記述されていた内容です。 37面 シャルロットさんスピーチ全文/破壊されるのは子ども/想像して泣く我が子を
|
朝日 |
2003/03/17 |
朝刊 | 面 | No .N510a030317mxx |
||||||
イスラエル/ガザ |
ISM |
女 |
23 |
レイチェル・コリー |
||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 「人間の盾」ひかれ死亡 イスラエル 軍ブルドーザーで 米23歳女性 |
||||||||||
メモ : パレスチナ自治区ガザ南部のラファで2003年3月16日、平和支援団体「国際連帯運動」(ISM)メンバーの米国人女性レイチェル・コリーさん(23)がイスラエル軍のブルドーザーにひかれ死亡した。軍のパレスチナ攻撃を素手で止めようとする「人間の盾」として活動していた。イスラエル軍が国際社会の強い非難を浴びることが予想される。 パレスチナで非暴力の抵抗運動による平和を目指すISMの活動で、死者が出たのは初めて。軍報道官は「残念な事故が起きた」とコメントしたが、一方で「現場には命を危険にさらす無責任なやり方で抗議していた一団がいた」と述べ、責任がISMにあるとの見方を示した。 レイチェルさんと一緒に活動に参加していた米国人がAP通信などに語ったところでは、現場ではレイチェルさんを含む米国人と英国人計8人が、イスラエル軍がブルドーザーで破壊しようとしているパレスチナ人の家に「人間の盾」として滞在していた。事件当時、レイチェルさんがブルドーザーの前に座りこみ破壊を止めようとしたが、ブルドーザーはそのまま前進し、レイチェルさんをひいたという。 管理人:青字部分はhttp://mytown.asahi.com/usa/news02.asp?kiji=3578で付け加えられていた内容です。 |
朝日 |
2003/03/04 |
朝刊 | 7面 | No .N510a030304m7 |
||||||
アメリカ/ニューヨーク州 |
大学生 |
女 |
21 |
トニ・スミス |
||||||
シリーズ・特集; | ||||||||||
見出し: 星条旗に背 戦争に静かな抗議 米バスケ選手に拍手と非難の声 |
||||||||||
メモ : イラクへの武力行使に反対するため、米ニューヨーク州の小さな大学に通う女子学生が静かな抗議行動を続けている。所属するバスケットチームの試合前、国歌斉唱の際に星条旗に背を向けるのだ。拍手と非難の声と、観客らの反応は相半ばしている。 2003年2月27日夜、ニューヨーク市から北へ約50`のパーチャンスにあるマンハッタンビル・カレッジの体育館。国家が流れると一列に並んだバスケット選手たちの中でトニ・スミスさん(21)だけが横を向いた。 この日はトニさんの大学での試合とあって、100人を超える観客の半数ほどが立ち上がりトニさんに拍手を送った。観客席の張り紙には「トニを支持」「信念を通してこそアメリカ人」。 トニさんはニューヨーク市出身で社会学を学ぶ4年生。チームの正選手で昨年11月に今期のリーグ戦が始まって以来、1人で静かに抗議行動を続けていた。それが2月、対戦相手の学生たちが「非愛国者」と騒ぎ、メディアが注目。ベトナム従軍経験のある男性(56)がコートに下りて、トニさんに星条旗を突きつけたこともある。 トニさんは、メディアに直接語ることは一切拒否し、一通の声明を公表した。「ブッシュ大統領が私たちを守ろうとする計画が、海の向こうで多くの罪のない人々を死に至らしめることを見逃してはなりません」 同校のリチャード・バーマン学長によると、学内でもトニさんの行動への賛否はほぼ半々。学長は「個人的に彼女の『言論の自由』に基づいた行動を支持します」と語る。 |
朝日 |
2003/02/26 |
朝刊 | 37面 | No. N510a030226m37 |
|||||||
法務省 |
|||||||||||
シリーズ・特集; | |||||||||||
見出し: 受刑者の異常死、公表へ 法務省 自殺、制圧後の死亡など |
|||||||||||
メモ
: 刑務所内で受刑者が異常な死に方をした場合、今後は原則的に公表することを法務省が2003年2月25日、決めた。名古屋刑務所での暴行致死事件の発覚後、同省矯正局は試行的に一部の死亡例を発表していたが、今後は各施設による公表をルール化する。 同日あった省内の調査検討委員会の会合で原則公表の方針が固まった。 公表の対象になるのは、刑務所または拘置所で、 (1)革手錠・保護房の使用中か解除後1週間以内の死亡 (2)刑務官の制圧中やその後の死亡 (3)自殺 (4)事故死 (5)司法解剖された など病死以外の可能性が疑われる場合。 受刑者のプライバシーを考え、氏名は伏せるという。 また、受刑者が法相あてに文書で処遇の不満を訴える「情願」のうち深刻な人権侵害で第三者の関与が必要とされるケースについては、同省人権擁護局が調査にあたることも決めた。 管理人:http://www.asahi.com/national/update/0225/032.htmlには次の記事が付け加えられています。
|