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記事紹介の留意事項


































































































朝日
2012/11/29
No .N910a121129xxx
鹿児島県/中種子町




シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/1127/SEB201211270001.html
見出し:
めぇリー・クリスマス! 鹿児島の国道沿い、白ヤギ登場
メモ :
めぇリー・クリスマス! 鹿児島県中種子町の国道58号沿いの草地では、サンタクロースの帽子をかぶった白ヤギが出迎えてくれる。

ヤギは近くの畜産農家、美原康幸さん(57)が25頭ほど飼育している。ときどき散歩に連れ歩き、地域の人たちと一緒に道路を清掃する際にはヤギも草取りで協力している。

家族連れなどから「また見たい」と好評で、要望に応えて天気が良い日に、軽トラックに乗せて国道沿いの草地へ運んでいる。春は桜の木の下で草をはみ、冬は美原さんの友人たちが作ったクリスマス用の帽子や、プレゼントされたニット帽をかぶる。この冬はバンダナも身につける予定だ。

12月からは周辺の並木でイルミネーションも始まり、クリスマスの気分が高まる。美原さんは「昼はヤギ、夜はイルミネーション。道を通る一瞬でもほのぼのとした気持ちになってほしい」と話していた。

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朝日
2012/10/04
No .N910a121004xxx
兵庫県/南あわじ市




シリーズ・特集;http://www.asahi.com/science/update/0929/OSK201209290034.html
見出し:
父さんヤギから「お乳」 子を思う気持ちが奇跡呼ぶ?
メモ :
兵庫県南あわじ市倭文庄田の自営業、玉置秀憲さん(56)が飼っている雄ヤギ「ネギ」のお乳が張り、ミルクが出ると話題になっている。どうして出るのかは不明。専門家も「聞いたことがない」と驚いている。

ネギは5歳。玉置さんが4年前に自宅近くの休耕田に小屋を建て、4歳のメスの「ユキちゃん」とペアで飼ってきた。2011年5月と2012年2月に2頭の子ヤギが誕生。ユキちゃんがお乳を与えてきたが、8月上旬に夏痩せし、お乳の出が悪くなっていた。

その後8月下旬になって、今度はネギの乳首が腫れだし、長さ11センチと6センチの2本の乳房になった。搾ると先端から白いミルクが出る。淡路島酪農農業協同組合が検査したところ、乳脂肪分が牛乳より濃いとの結果が出た。ミルクをなめた地元男性は「甘くて濃厚な味わいだった」と話す。

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朝日
2011/01/04
No .N910a110104xxx
沖縄県/沖縄市
中学3年

14
仲村颯悟
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/1231/TKY201012300267.html
見出し:
中学生「リアルな沖縄」撮った ヤギと、少年の成長題材
メモ :
沖縄県の中学生が撮った映画「やぎの冒険」が2011年1月8日から、東京都の映画館で上映されることが決まった。大阪市でも2月から公開される。1匹のヤギと少年の姿を通して、等身大の目線で沖縄の素顔を見つめた。80分超の長編で、中学生監督の作品として異例の劇場公開にこぎつけた。

監督した沖縄市立沖縄東中学3年の仲村颯悟さん(14)は、「現在の沖縄の、リアルな姿を映画にしたかった」と話す。作品は、那覇市の小学生が冬休みにオジィ、オバァが暮らす沖縄本島北部を訪ねる物語。少年は、子ヤギが食用につぶされるのを目の当たりにする。逃げた別のヤギを追いかけるが、捕まえればつぶされてしまう。生き物を食べることの意味を知ることによる少年の成長を映した。

観光振興を図る2009年の「沖縄観光ドラマコンペティション」への応募企画が土台。脚本や撮影はプロが手がけたが、演出は10代が感じる「リアル」にこだわった。コンビニで朝食を買う場面では「小学生は小遣いを自由に使いたいから、サンドイッチは買わない」とメロンパンに変更。「普通の沖縄を映したかったから」という理由で、米軍基地移設に賛成する村議選候補者も登場させた。

仲村さんは、自宅にあったビデオカメラへの興味が高じて、小学2年の頃から「作品」を撮り始めた。ヒーローものやホラー、友情ドラマなど30本以上の短編を自主制作してきた。「大人に意見を伝えるのは怖かったけど、技術のあるスタッフできれいな映像を撮るのは楽しかった」

井手裕一プロデューサーは「映像を人に見せる心構えがある。どうすれば客が喜ぶかを本能的に知っている。中学生に撮らせたつもりが、撮らされた感が大きい」と振り返る。製作会社によると、中学生が監督した映画が劇場公開されるのは「初めてではないか」という。2010年9月から沖縄県内で先行上映され、約4万人の観客を集めた。

1月8日から東京・池袋テアトルダイヤのほか、横浜・ブリリアショートショートシアターなど。大阪では、2月19日からテアトル梅田で上映予定だ。

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京都
2010/10/03
No .N910k101003xxx
福岡県/福岡市



JR香椎線海ノ中道駅
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101002000109
見出し:
福岡、ヤギがJR駅長に就任  観光客をお出迎え
メモ :
福岡市東区のJR香椎線海ノ中道駅で2010年10月2日、隣接する国営海の中道海浜公園で飼育されているトカラヤギの九太郎(雄、2歳)が駅長に就任した。列車が到着すると自ら改札口近くで来園者を出迎えるなど、早速“お仕事”に励んだ。

午前10時、駅長の帽子をかぶって“初出勤”すると、パンで作った「駅長」の辞令をパクパク。その後は、訪れた子どもたちと記念撮影に気さくに応じていた。

JRを利用した来園者を増やしたい公園側が企画。11月末まで、雨の日以外は駅長を務める予定。各地には猫や犬などの先輩もいる中、果たして人気駅長となれるか―。

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京都
2010/09/23
No .N910k100923xxx
滋賀県/大津市



滋賀県畜産技術振興センター
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100923000058
見出し:
田周囲にヤギとヒツジ放し飼い、獣害減る 大津
メモ :
大津市仰木2丁目の農家が、田んぼの近くでヤギとヒツジを放し飼いしたところ、獣害が減ったと喜んでいる。2009年は、収穫直前の米約600キロをイノシシやサルに食べられたが、2010年は被害がほとんどなかった。農家は「ヤギとヒツジの飼育には手間がかかるが、来年も続けてみたい」と話している。

上坂達雄さん(66)は、1.1ヘクタールの田んぼを耕作し、年間6トンの米を生産している。獣害がひどくなったのは5年ほど前から。シカが田植え直後の苗を食べ、イノシシが収穫前に稲穂をかじる。サルが稲穂をしごいてあぜに座って食べるのを何度も目撃した。電気さくなどを張り巡らしているが効果が出ず、今年に入って市に相談。田んぼの周囲の休耕田にヤギを飼って獣害を防ぐ方法を試みることにした。

県畜産技術振興センター(日野町)からヤギ2匹を借り、友人からヒツジ2匹を借りて休耕田に放し飼いすると、イノシシが田んぼを避けるように走り抜けるようになったという。

同センターによると、ヤギやヒツジのレンタル要請は年間15件ほどある。ヤギやヒツジを放し飼いすると、草を食べて見晴らしが良くなり、イノシシやサルに効果があるという。

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朝日
2010/08/18
No .N910a100818xxx
愛知県/東栄町



きてみん!奥三河
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0816/NGY201008160006.html
見出し:
ヤギが登校?廃校舎アート 愛知・東栄町
メモ :
廃校になった木造校舎を使って奥三河ゆかりのアーティストの作品を展示する「アートの森」が愛知県東栄町の旧町立東部小学校で開かれている。教室には、床に石を並べて奥三河の青葉の香りや吹き抜ける風を表現したものや、ヤギが学校に通った光景を想像した作品など7作品が展示されている。

都市部と奥三河の交流を増やそうと、東栄町や新城市、設楽町、豊根村、県が主催するイベントの一環。2010年9月20日まで。毎週火曜、水曜は休館(祝日は開館)。入場無料。詳細はホームページ(http://kitemin.jp/)に掲載。問い合わせは「きてみん!奥三河東栄町会場事務所」(0536・76・0045)。


管理人:きてみん!奥三河公式サイト


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朝日
2010/07/29
No .N910a100729xxx
長野県/飯田市



三尋石集畜場
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201007290103.html
見出し:
子ヤギの競り市、無事開催=口蹄疫で延期―長野
メモ :
口蹄疫の感染防止のため延期されていた全国唯一の子ヤギの競り市が2010年7月29日、長野県飯田市で約1カ月遅れで開催された。会場に出入りする車両を消毒し、入り口に石灰をまく厳戒態勢の中、参加者数や競り値も例年並みで無事終了。ぎりぎりまで中止も検討していた主催者のJAみなみ信州の関係者は、胸をなで下ろしていた。

競り市は毎年7月1日前後に同市の三尋石集畜場で開かれ、生後150日までの子ヤギが出品される。今年は47頭が競りに出され、買い手は28の団体・個人が参加。ヤギの飼育が盛んな沖縄県への出荷は自主規制されているため、沖縄や沖縄と取引が多い九州の業者は参加しなかった。

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京都
2010/05/26
No .N910k100526xxx




中央環境審議会
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100526000159&genre=H1&area=Z10
見出し:
中環審、野ヤギを狩猟鳥獣指定へ  構造改革特区で
メモ :
中央環境審議会は2010年5月26日、地域を限って規制緩和する構造改革特区内で、鳥獣保護法に基づき、野ヤギを狩猟期間中に捕獲できる「狩猟鳥獣」に指定するよう小沢鋭仁環境相に答申した。環境省は省令改正手続きに入る。

野生化した野ヤギが植物を食べ尽くすなどの食害を防ぐのが狙いで、狩猟鳥獣となれば、特別な許可がなくても狩猟期間中の捕獲が可能となる。

鹿児島県・奄美大島では野ヤギが希少植物を食べるなどの被害や、草が失われて土砂が流出し、灯台に隣接するヘリポートが崩落するなど環境破壊が深刻化。奄美市などは2007年、構造改革特区制度に基づき、狩猟鳥獣への指定を要望していた。

要望は自民党政権下で却下されたが、政権交代に伴い、政府の指示で再審査の対象となった。

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京都
2010/05/15
No .N910k100515xxx
京都府/京丹波町


63
丘乃れい/丘のベルファーム
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100515000080&genre=K1&area=K40
見出し:
ヤギ牧場の畜舎をカフェに 京丹波・文化発信の拠点へ
メモ :
京丹波町中台の女性がこのほど、ヤギ牧場の畜舎を改修したカフェ「丘のベルファーム」をオープンした。今後、コンサートやライブトークなどを定期的に開く予定で、「文化発信の拠点にしたい」と話している。

■京丹波の女性改修

映画監督の丘乃れいさん(63)は、15年前に自宅近くでヤギ牧場を開いた。しかし、本業が忙しくなり、3年後に牧場経営を断念。その後、畜舎は倉庫になっていたが、4年近くかけてリフォームを進めた。カフェの広さは約80平方メートル。柱や天井は畜舎の時の木をそのまま生かし、壁と床を新しくした。

先の大型連休中には、南丹市や大阪府などから音楽家を招き、開店を祝う記念コンサートを開いた。コンサートは今後、四季に合わせて企画するという。また今夏には、人権問題にかかわる映画を手掛けてきた経験を生かし、人権をテーマに議論を交わすライブトークも計画している。

白い壁には趣味で収集するベトナムの刺しゅう絵10数点を常設展示。貸しギャラリーのスペースも設けている。丘乃さんは「音楽や絵を通して人と人との交流が生まれる場所になれば。車の走る音も聞こえない田舎のカフェで非日常的な時間を過ごしてほしい」と話している。

営業は金曜〜日曜と祝日の午前11時〜午後7時まで。
丘のベルファームTEL0771(86)0900。

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朝日
2010/04/19
No .N910a100419xxx
富山県/南砺市



中日本高速道路金沢支社
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201004190391.html
見出し:
高速SAにヤギ牧場、癒やし効果と草刈り期待 富山
メモ :
東海北陸道の城端サービスエリア(SA、富山県南砺市)にヤギ牧場が開設された。ドライバーの癒やし効果に加え、草刈りの手間を省いてのコスト削減が狙いだ。

中日本高速道路金沢支社管内の除草費用は年間1億円。草刈り機の騒音や、草の運搬費を減らす狙いもある。1日5キロの草を食べるヤギを他のSAなどにも遠征させる予定という。

放牧された5頭は、さっそくエサや草をむしゃむしゃ。ヤギにとっては毎日食べ放題で大満足。食欲に大きな期待がかかる。

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京都
2010/04/17
No .N910k100417xxx
千葉県/千葉市



都川の環境を考える会
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100417000090&genre=C4&area=C10
見出し:
ヤギの折られた角は再生不能  虐待、不審者捜査
メモ :
千葉市の公園で、雄のシバヤギ「アトム」(8歳)が角2本を折られているのが見つかってから2010年4月17日で2週間。千葉県警は犯人が夜間に忍び込んだとみて、器物損壊の疑いで周辺に不審者がいなかったか捜査を進めている。アトムの角は二度と生えることはなく、今も痛々しい姿だ。

飼い主のNPO法人「都川の環境を考える会」の武部功理事長が、公園内の飼育小屋でうずくまる血だらけのアトムを発見したのは3日の朝だった。神経が通る頭蓋骨から、2本の角が根こそぎ折られていた。

直径7センチ、長さ15センチほどの角を折るには「大人じゃないとできない」と治療した獣医師。飼育小屋には鍵がなく、周囲の柵は高さ約1メートルほど。千葉東署は、人けのなくなった前夜に何者かが小屋に侵入したとみている。

アトムは発見時、白い毛が血に染まり、人が近づくと震えが止まらず食欲もなかったが、徐々に回復。主食の干し草だけではなく、好物のニンジンやリンゴも食べるなど食欲を取り戻している。

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京都
2009/12/27
No .N910k091227xxx
愛知県/蒲郡市



蒲郡あさひこ幼稚園
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009122700057&genre=C1&area=Z10
見出し:
ヤギの角、園児の目突く まぶた20針縫うけが、愛知
メモ :
2009年12月27日午前10時5分ごろ、愛知県蒲郡市三谷町塚前、蒲郡あさひこ幼稚園の庭で、同園に通う女児(5)が目をヤギの角に突かれ、まぶたを約20針縫うけがを負った。

蒲郡署によると、休園日の27日、女児は幼稚園で飼育するヤギの世話のため、母(46)と来園していた。小屋からヤギを出して、首輪のひもを滑り台につなぎ園庭で給餌。女児が餌のミカンの葉を拾おうとかがんだところ、ヤギが頭を持ち上げ、角が右目を突いたという。

ヤギは体長約1メートル、角の長さ約20センチの雌。

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朝日
2009/12/08
No .N910a091208xxx
兵庫県/豊岡市



ブルーリッジホテル/神鍋高原楓の杜牧場
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/1208/OSK200912080076.html
見出し:
ヤギに心癒やされ…ホテルに触れあい牧場オープン 兵庫
メモ :
兵庫・神鍋高原のブルーリッジホテル(兵庫県豊岡市日高町栗栖野)に牧場がオープンし、2頭のヤギが放された。動物を飼って心を癒やす試みをしている高齢者福祉・障害者就労支援施設「楓の杜」(同市竹野町林)の利用者らが手作りした。来年からは雪のない3月から11月末までヤギを放牧し、ホテルを訪れた観光客や地域の人たちに触れあってもらう。

楓の杜は、兵庫県新温泉町の但馬牧場公園で生まれたいずれも雌ヤギのユキとアラレを2008年8月から飼育してきた。楓の杜の担当者によると、利用者が動物と触れあうと笑顔が多くなるなど効果が出ているという。

今回はヤギを広い場所で育てて、より多くの人に触れあってもらおうと楓の杜とホテルが合意し、ホテルの遊休地を約700平方メートルの牧場に整備した。楓の杜の利用者ら約10人が原木を製材し、さくや約10平方メートルのヤギ小屋などを作って「神鍋高原楓の杜牧場」をオープンした。

ホテルの宿泊客だけでなく一般の人も見学できる。2頭とも妊娠の可能性があり、来春に子ヤギが生まれるかもしれないという。ヤギが増えれば、乳からチーズやヨーグルトをつくってホテルで提供することも考えているという。

放牧中は、就労支援として楓の杜の利用者がほぼ毎日牧場に足を運び、ヤギの世話や清掃をする。

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朝日
2009/06/11
No .N910a090611xxx
山口県/美祢市



秋吉台サファリランド
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0610/SEB200906100036.html
見出し:
子ヤギはカメの背中がお気に入り 山口・美祢
メモ :
山口県美祢市の秋吉台サファリランドで、カメの背中に乗っかる子ヤギの愛らしい姿が人気を呼んでいる。

可愛い曲芸を見せてくれるのは生後1カ月のランパク君とメレンゲ君。体長70センチのケヅメリクガメ・エドワード君の甲羅の上に乗って愛敬を振りまいている。

甲羅のサイズよりも大きく成長すると乗ろうとしなくなるので、あと2週間ほどで見納めとなりそうだという。

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京都
2009/05/15
No .N910k090515xxx
群馬県/前橋市



シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009051500009&genre=C4&area=Z10
見出し:
イノシシ対策にヤギ放牧 前橋市、農作物被害で
メモ :
イノシシによる農作物被害対策として前橋市は、イノシシの生息する山と、畑の間にある遊休農地などにヤギを放牧する事業を試験的に始めた。

といってもイノシシと戦わせて追い払う狙いではない。背の高い草に隠れて動くイノシシの習性に着目し、遊休農地の草をヤギに食べさせてイノシシが畑に近づきにくくする作戦。遊休農地の所有者が草を刈る手間も省けるため、市農林課は一石二鳥と期待している。

2009年度予算に60万円を計上。放牧する動物を検討した結果、管理のしやすいヤギを選択した。

2009年5月13日には粕川町中之沢の山のふもとに約3000平方メートルの囲いを設置し、ヤギ3頭を放った。夏までに別の2カ所にも2頭ずつ放牧、有効性やヤギが食べる草の量などを検証する。

同課によると、市北部の赤城山ろくでイノシシがトウモロコシを倒したりジャガイモを掘り返したりして食べる被害が頻発。2008年度の被害は17件、約11ヘクタールに上った。

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京都
2008/08/26
No .N910k080826xxx
鹿児島県/瀬戸内町




シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008082600014&genre=C4&area=Z10
見出し:
野ヤギ駆除し希少植物保護  食害受け奄美大島で
メモ :
野生化したヤギの食害で希少植物など環境への影響が心配されている鹿児島県・奄美大島で、同島南部にある瀬戸内町が2008年8月から本格駆除に取り組んでいる。2008年度中に町内で150頭の捕獲を目指す。

野ヤギの多くは海岸近くに生息。町の委託を受けた地元猟友会の会員らが、山林に高さ1.5メートル、幅約100メートルにわたって仕掛けた網に笛の音などで追い込むほか、餌で呼び寄せるわなを使うなどして、これまで10頭以上を捕獲した。

奄美大島では古くから民家でヤギが飼われることが多かったが、近年一部が野生化して繁殖。県環境保護課によると、島内には推定で約2300頭の野ヤギが生息している。農作物への被害や、土壌を支えている植物の根が食い荒らされることで土砂崩れも起きているという。

奄美群島は世界自然遺産登録を目指しており、固有の生態系の保護は絶対条件。被害が出ている近隣の町村も駆除を行う予定だ。瀬戸内町農林課の浜崎洋林政係長(52)は「世界遺産登録へ向けて、来年度以降も駆除を継続していきたい」と話している。

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朝日
2008/08/06
No .N910a080806xxx
富山県/魚津市




シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0705/TKY200807050002.html
見出し:
メ〜案、ヤギにサル退治任せた 富山・魚津で放牧
メモ :
農作物をサルの被害から守ろうと2008年7月4日、富山県魚津市小菅沼の傾斜地にヤギ3頭が放牧された。昨年、試験的に実施して成果があったため、同地区が国の補助を得ながら、ヤギを買うなどして本格的に取り組む。

放牧したのは、中山間地の畑や水田が広がる一角を、高さ約1メートルの金網で囲った傾斜地。ヤギは、いずれも生後約3カ月のオス1頭とメス2頭。メス1頭は、業者が繁殖の効率を高めようと無償で貸与した。

放牧式には、地元の松倉小学校1年生10人や地元の人が参加。小学生らがオスに「金ちゃん」、メスに「メイちゃん」「クーちゃん」と名付けた。雪が降るまで放牧し、集落内の納屋で越冬、来年また放つ。来春には子ヤギの誕生が期待されるという。

ヤギのオスは、これから発情期を迎え、特に強烈なにおいを発して動き回る。また野草を食べるので緩衝地帯ができ、サルも近寄りづらくなるという。2007年は8月下旬〜11月10日に放牧。近くの田畑では、サルの被害がほとんどなかったという。放牧中、見学者が訪れたため、休憩用のあずま屋やベンチとヤギ用の小屋を新設した。

同地区の松田治之区長は「一生懸命に世話をし、今年も成果に期待している」と話した。

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京都
2008/07/06
No .N910k080706xxx
京都府/福知山市




シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008070500072&genre=F1&area=K50
見出し:
「ヤギさんをなでたよ」  福知山・細見小 児童ふれあい
メモ :
ヤギ5頭が2008年7月5日、京都府福知山市三和町の細見小を訪れ、児童らが日ごろ接することのない動物と楽しく触れ合った。同町岼の農業、樋口信治さん(60)が7年前から飼育している。

全校児童96人と三和保育園の園児25人は、恐る恐る手を出して体をなで、草を食べさせたりした。ヤギのミルクも配られ、「おいしい」と、おかわりする児童も。6年の岡本菜那さん(11)は「なでると肌が柔らかくて、気持ちよかった」と笑顔だった。

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京都
2008/06/22
No .N910k080622xxx
京都府/福知山市




シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008062200051&genre=K1&area=K50
見出し:
子ヤギ、メエメエ誕生ラッシュ  福知山の私設牧場
メモ :
京都府福知山市三和町大身の国道9号沿いの「ヤギ牧場」で、先月下旬から2008年6月16日にかけ6匹の子ヤギが生まれ、愛嬌を振りまいている。

同町千束で、ミニケーキ「やぎのたまご」を製造販売する菓子店オーナーの高橋英昭さん(60)が2005年に開設。雌ヤギ3匹がおり、昨年末に南丹市の「るり渓やぎ農園」で雄と交配させた。

「クララ」(1歳)と「やぎ姫」(5歳)と「ユキちゃん」(4歳)で、▽5月23日にオス2匹▽6月12日にオスとメスの計2匹▽16日にオス2匹をそれぞれ産んだ。

メス1匹は黒と白が交じり、母ヤギの後を追ったり、高橋さんにじゃれついたり、元気に動き回っている。

高橋さんは「ヤギは癒やしを与えてくれる動物。気軽に遊びに来てほしい」と話す。同牧場TEL0773(58)2340。

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朝日
2008/04/04
No .N910a080404xxx
沖縄県/魚釣島




シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0403/SEB200804020013.html
見出し:
白ヤギさんたら残らず食べた 尖閣諸島、がけ崩れ深刻
メモ :
沖縄県・尖閣諸島の魚釣島で斜面の崩落が進んでいることが、富山大理学部の横畑泰志・准教授(動物生態学)らの調査でわかった。繁殖したヤギに食われて草木が枯れ、地面の露出が続いたためらしい。島固有の動植物も危機にさらされている可能性が高いという。

魚釣島は八重山諸島の北方にある無人島で、面積は約3.8平方キロ。近くの東シナ海で石油資源が確認された1970年代から、日本と中国、台湾との間で領有権をめぐる問題が続いている。

本社機で島の上空を飛んだ。周囲にアホウドリが舞う小島や岩場が点在し、すぐ沖に海上保安庁の巡視船が停泊している。北側はなだらかな緑の斜面だが、険しい南側のあちこちにがけ崩れの跡があった。100メートル以上も崩れた場所に、しま状の地層があらわになっていた。

北側の岩場に、ヤギが数頭いた。親子らしい2頭の姿も。1978年に日本の政治団体のメンバーが船で上陸した際、非常時の食料として連れて行った2頭が繁殖。横畑さんによると、1991年には300頭はいた。センカクモグラやセンカクサワガニ、常緑木のセンカクオトギリなど15種の固有動植物も生息するが、ヤギの食害が生態系に悪影響を与えているとみられる。

領有権問題で上陸調査が難しいため、横畑さんらは日米の人工衛星や航空機が撮った画像を使い、森林の分布状況などを調査。1978年には島全域が緑に覆われていたが、2000年の衛星画像では土がむき出しになった場所が約14%を占めていた。人工衛星「だいち」が2007年10月にとらえた画像などでも、新たながけ崩れの跡が確認された。

横畑さんは「食害で植物は深刻なダメージを受けているだろう。草木が失われれば土壌が流出し、動物も生息できなくなる」と心配している。

日本生態学会や日本哺乳類学会などは2002〜2003年、国にヤギの駆除を求める要望書を出した。横畑さんは「固有の動植物が失われつつあることを、多くの人に知ってもらいたい」。今後も調査を続けるという。

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朝日
2008/01/23
No .N910a080123xxx
山梨県/北杜市



自然学園高校
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY200801230260.html
見出し:
寮生1人ヤギ2頭 生徒離れ深刻 山梨の私立自然学園高
メモ :
自給自足の寮生活による「個性的な人づくり」「偏差値教育からの脱却」を掲げ、1993年に山梨県北杜市に開校した私立自然学園高校が存続の危機に直面している。全寮制のはずだったが、寮で暮らす生徒は昨年5月末から1人になってしまった。3年前から通信制を設け、今年度からは通学もできるようにした。だが、思うように生徒は集まっていない。

自然学園高校は長野との県境に近い標高1100メートルの山間にある。校舎から山道を5分ほど歩いたところにある寮の一日は、午前6時半過ぎ、西条隆繁理事長(76)と一緒に外でのラジオ体操が日課だ。新年は8日から始まり、氷点下の日が続く。零下9度の日もあったが、それは変わらない。洗濯は手洗いで、風呂はまきでたく。テレビはなく自給自足の田畑にヤギが2頭いる。

寮で一人で暮らすのは東京都葛飾区出身の男子生徒(15)。今年度の新入生だ。1泊2日の入試では学科試験のほか、農作業やトイレ掃除も試された。昨春は5人が受験し、2人が合格したが、もう1人は5月末に通信制に移り、9月末に別の高校に転校した。

寮に残る生徒が入学したきっかけは「勉強以外の色々なことを教えてくれる」と父親に勧められたからだった。「何もない生活と寂しさ」で、入学当初は毎日のように実家に電話をしていた。それでも「読書をしたり、ヤギの世話をしたり、東京ではできない生活がおくれるので、成長できる気がする」と話す。

西条理事長は旧国鉄でリニアモーターカーの研究に携わった後、芝浦工業大学教授に転身。大学を辞め、私財3億円を投じて93年春に開校した。初年度は23人が入学。北海道や沖縄からも集まり、ピーク時の96年度には77人(定員84人)まで増えた。その後は減少する一方だ。

そこで05年度、神奈川や静岡などにある学習センターと提携して通信制を新設、現在111人が所属する。さらに今年度、通学制を新設した。通信制の生徒が、本校か各地の学習センターに来るのは年に10日ほど。5人が在籍する通学制の生徒も本校に通って来るのは週に2、3日という。

常勤の教員は「常に6人前後いる」とし、非常勤教員はピーク時より2人少ない6人という。西条理事長も週に1回は教壇に立ち、「人間学」を教えている。

私学助成金は毎年5月現在の生徒数で計算されるため、今年度は1人分の118万円だった。通信制や通学制のほか、高卒者らを対象にした介護福祉専攻科の収益でまかなっているという。

生徒の減少について、学校側は「農作業ばかりすると勘違いする人が多い。実際には学科の勉強もしている。宣伝ができていないのが原因だ」と説明する。

このほか、運営をめぐるトラブルも影響しているという声がある。関係者によると、97年には、自主退学した生徒が「教育方法」を巡って提訴(01年に和解)。00年には、転校に必要な書類送付を意図的に遅らせたとして、県が管理運営体制を見直すよう指導した。

西条理事長は「理念を変えるつもりはない」とし、来年度も募集を続けている。見学者はいるものの、22日現在、出願者はいないという。

山梨県私学文書課は「寮に1人だけという事態は望ましくないが、今は学校側の対応を見守りたい」と話している。

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京都
2007/09/27
No .N910k070927xxx
鹿児島県/奄美大島




シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007092700020&genre=C4&area=Z10
見出し:
奄美で野ヤギ対策本格化  管理条例検討、駆除事業も
メモ :
野生化したヤギの食害に頭を痛める鹿児島県・奄美大島の自治体が、飼育者にヤギを適正に管理させる条例制定の検討を始めるなど本格的な対策に乗り出した。国土交通省も2008年度予算の概算要求に駆除事業費を盛り込んだ。

古くからヤギを食べる習慣があり、家庭でも飼われることが多かった奄美大島では近年、飼い主の高齢化で飼育が困難になるなどした一部が野生化。

県の調査によると、島全体に約2300頭の野ヤギが生息しているとみられ、各地で食害によって草が失われて土砂が流出。2006年秋には島の西端の灯台に隣接するヘリポートの一部が崩落した。

絶滅危惧種の植物が多く自生する南部の森林などでも目撃例があるといい、世界自然遺産の国内候補地の一部として自然保護に力を入れる中、悪影響が懸念されていた。

国交省は概算要求に1056万円を計上し、島南部の瀬戸内町と宇検村で年300頭、5年間で計1500頭を駆除する計画。

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京都
2007/07/24 No .N910k070724xxx
滋賀県/長浜市



今荘ぶどう園
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007072400029&genre=K1&area=S20
見出し:
ヤギ放牧でサルよ去れ  長浜の観光農園、被害減に手応え
メモ :
滋賀県長浜市今荘町の観光農園「今荘ぶどう園」は、果実を食い荒らすサルの被害を防ごうと、「監視役」としてヤギ10頭を放牧している。昨年初めて試行して被害が減ったといい、同園は「顔は愛らしいが、にらみをきかせるのでは」と手応えを感じている。

今荘ぶどう生産組合が、農作物の獣害対策を研究する県農業技術振興センター湖北分場(木之本町)と共同で実証実験を行っている。同園では、例年ブドウの袋掛け作業を行う7月上旬ごろからサルが出没。袋を破ったり、実を食べ散らかしたりして、被害は全体の1割に上るという。

湖北分場はガチョウやシャモ、ヒツジなどの放牧も実験してきた。しかし、サルの姿を見ると怖がって逃げたりするため、サルを恐れないヤギを試すことにした。

ヤギは山林に面した園の外周道路約90メートルに柵を設けて、オス2頭、メス8頭を2007年6月に放した。サルの行動の変化やヤギに慣れたりしないか、様子をビデオに収めて9月下旬まで効果を調べる。

小林弘組合長(68)は「サルは群れで降りてきて、1回に百房は食い荒らすが、ヤギを放して出没回数は半減した。今年も活躍を期待したい」と話している。

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朝日
2006/11/13
No .N910a061113xxx
沖縄県/本部町




シリーズ・特集;http://www.asahi.com/life/update/1113/002.html
見出し:
おメェには負けねえよ 角ぶつけ合い 沖縄で闘ヤギ
メモ :
闘牛ならぬ闘ヤギ大会(ピージャーオーラサイ)が2006年11月12日、沖縄県本部町の瀬底島であった。雄ヤギたちが、前脚をあげて勢いよく角と角をぶつけ合うと、ガツン、ガツンと鈍い音が響いた。

瀬底島はヤギの畜産が盛んで、食用は2歳ぐらいまでに出荷する。だが、強そうなヤギは闘ヤギとして飼われ、11年前から地域興しの一環で春と秋の年2回ある大会に出場する。

瀬底山羊愛好会の仲田亘会長(66)によると、「ヤギは本来気性の荒い動物」という。小屋を壊すこともあり、「ストレス解消さー」と話していた。大会後の1カ月ほどはおとなしくなるそうだ。
写真
角と角を激しくぶつけ合って行われた闘ヤギ大会=12日、沖縄県本部町瀬底島で 

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京都
2006/01/28
No .N910k060127xxx
京都府/南丹市


27
るり渓やぎ農園、川辺麻希子
シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006012700059&genre=K1&area=K40
見出し:
ヤギ乳チーズはいかが 南丹市の「るり渓やぎ農園」
メモ :
京都府南丹市園部町大河内で約40匹のヤギを飼育している「るり渓やぎ農園」が、ヤギのミルクをヨーグルトやチーズなどの乳製品に加工、販売している。口丹波では珍しい取り組みとあって「栄養価も高く一度味わって」と呼び掛けている。

同農園は、2005年4月に発足した社員4人の有限会社で、ヤギは、4年前、長野県の牧場から購入した。ヤギのミルクにはビタミンやミネラルなどが豊富に含まれ、栄養価が高いことなどから乳製品の加工を思い立ったという。

ヤギは当初15匹だったが、繁殖で増やし、現在、府内では最大規模という43匹を飼育している。乳製品の製造は昨秋から始め、酵素で固形化させたシェーブルチーズと、乳酸発酵だけで作るクリーム状のチーズ、ドリンクタイプのヨーグルトの3種類を作っている。いずれもほのかな酸味があり、チーズ類はヤギ独特の風味が特徴。

ヤギのミルクは、冬場は搾乳量も減るが、それでも1日当たり約15リットルを搾れ、加工場では従業員が連日、乳製品の加工に追われている。

経営者の川辺麻希子さん(27)は「今後は、商品の質をさらに高め、インターネット販売などで全国にPRしたい」としている。

同農園はTEL0771(65)9010。ホームページアドレスhttp://www.ruri-yagi.com


管理人:「るり渓やぎ農園」のサイト紹介はこちらから


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読売
2005/06/01
No .N910y050601xxx
長野県/佐久市



北佐久高校
シリーズ・特集; http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20050601wm00.htm
見出し:
北佐久農業高で飼育のヤギ、除草に大活躍 長野
メモ :
県立北佐久農業高校(佐久市岩村田)家畜部ヤギ班が実習・研究用に飼育するシバヤギ10匹を佐久市内の園地や高速道の斜面などで放し飼いにし、草を食べさせることで除草に役立てている。九州西部原産の肉用小型種は粗放な管理にも耐え、高校側も餌の入手や飼育の手間が省け、いいことずくめの一石二鳥作戦だ。

除草放牧は数年前から導入され、同高教員住宅の庭、神社境内、小海線高架下で実験が始まり、2年前から実用化した。現在は
<1>上信越道下り線・佐久平パーキングエリア駐車場脇の園地(2匹)
<2>ショッピングセンター「佐久インターウェーブ」内の緑地(3匹)
<3>上信越道盛り土斜面(5匹)
の3か所で実施中。雑草や灌木を食べるので、除草などの手間が省ける。

上信越道盛り土斜面(佐久市上平尾)への放牧は10日に始まった。幅10メートル、長さ100メートルの南斜面が使われる。面積が広くてヤギも多く、人の進入を防ぐフェンスが牧柵の機能を果たす。簡易小屋と給水容器を設けるだけで、世話も不要だ。

ヤギ班顧問の菊原文典教諭は、「かなり(除草)効果があると思う。車の騒音が影響するか、体重測定で環境順応度を調べたい」と意欲的だ。生徒も随時観察し、11月まで続ける予定。

放牧場所2か所を提供する日本道路公団佐久管理事務所は「管理費節約もあるが、動物と触れ合える『癒やし要素』も期待できる」と全面協力している。

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京都
2005/01/29
No .N910k050129xxx
フランス




シリーズ・特集;http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005012900028&genre=O1&area=Z10
見出し:
仏でヤギが初のBSE感染/欧州委が確認と発表
メモ :
【ブリュッセル28日共同】欧州連合(EU)の欧州委員会は2005年1月28日、2002年に食肉処理したフランスのヤギが検査の結果、牛海綿状脳症(BSE)に感染していたことが分かったと発表した。欧州委は、ウシ以外の動物でBSE感染が確認された初めてのケースとしている。

欧州委は、BSEに対して長い間予防措置を講じており、消費者に対する危険は少ないとしているが、報道官は「来週にも欧州理事会に感染拡大の予防策を提案し、6カ月の集中監視を行う」と表明。感染経路などの特定も急ぐ。

ヤギやヒツジにBSEと似た症状が起こる病気にスクレイピーがあるが、報道官は「科学的な検査で今回のケースはBSEと確認された」と話している。

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朝日」
2004/12/21
No .N910a041221xxx
大阪市



天王寺動物園
シリーズ・特集;
見出し:
サル山哀史 死亡相次ぎ長期閉鎖 天王寺動物園
メモ :
大阪・天王寺動物園のニホンザルのサル山が、約2カ月間、閉鎖されたままだ。サル山の長期閉鎖は1936年の山の完成以来初めて。暮れゆく申(さる)年に、ご難続きのサル社会の現実があった。

同園飼育課によると、異変の幕開けは2001年8月。長年、群れで序列第1位の地位を占め続けた「モミジ」が老衰で死んだ。前年に2位のオスも他界していたため、3位の「ソーメン」がリーダーになった。けんかの仲裁もしたモミジに比べ、ソーメンは飼育員を見ると逃げ出し、他のサルにかみついていじめた。

同園のまとめでは、けんかの傷が原因で死ぬサルが続出し、モミジが健在だった2000年に2匹だったのが、2001年5匹、2002年11匹と激増した。

園はソーメンがリーダーぶりを発揮するのを待ち続けた。が、暴力は収まらない。2003年末から今年初めにかけて、10日余りで5匹が次々に死んだ。1月、園はソーメンの攻撃性を抑える去勢を決断。手術のために捕獲しようと麻酔の吹き矢を放ったが、当たりどころが悪く死んでしまった。

この4年間で死んだサルは30匹にのぼり、原因は外傷によるものがほとんど。かつて50匹以上いた同園のサルは15匹に激減してしまった。

追い打ちをかけるように2004年10月に1匹が結核で死んだことが判明。感染予防とサル全体が弱っていることもあり、園はついにサル山を閉鎖した。その後、別に死んだ1匹も結核とわかった。

園は2004年12月20日から1匹のヤギをサル山に放っている。「好評なら増やします」と同園はいう。

同園のサル山は、1993年には50匹以上いたが、今や死ぬサルが増えたため、繁殖が追いつかなくなった。

同園飼育課係長の高橋雅之・獣医師は「死んだサルは混乱でストレスがたまり、けがや病気に対する抵抗力が弱まっていた可能性がある。群れが小さくなって不安を感じている」と話す。

残ったサルはメスがほとんど。オスはけんかの末に次々に倒れ、今は若く弱小な2匹しかいない。この2匹がすぐにリーダーになり、サル社会を立て直すのは難しいとみられている。


<杉山幸丸・元京都大霊長類研究所所長の話>

動物園のサル山のような狭い環境下では、自然の中に比べて逃げ場がないため、専制君主のようなリーダーが出てきやすい。リーダーの個性が群れのカラーに反映されるため、リーダーが暴力的であれば、群れ全体のいさかいも増える。このような状況下ではストレスもたまり、病気にかかりやすくなる。リーダー次第で集団の存亡が左右されるのは、人間社会と同じだ。

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京都
2004/11/04
No .N910k041104xxx




国立成育医療センター
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004110400020&genre=G1&area=Z10
見出し:
ヤギ乳にもアレルギー物質/牛乳の患者に発症可能性
メモ :
牛乳に含まれるアレルギー物質がヤギや綿羊の乳にもあり、牛乳アレルギー患者の血清が反応することが、国立成育医療センターの松本健治室長と田中和子非常勤研究員らの2004年11月4日までの研究で分かった。個人差はあるが、牛乳アレルギーの人がヤギ乳や綿羊乳で発症する可能性があることを示しているという。

食品衛生法に基づく食品表示制度では、牛乳以外の乳は表示の必要がない。田中さんらは「牛乳アレルギーだと一切の乳製品を口にしない人が多いが、表示がないと、気付かずにヤギ乳などの入った食品を食べる危険もある。安全のため表示すべきだ」としている。

牛乳アレルギー患者の乳幼児ら60人から採血し、血液中の抗体とヤギ乳、綿羊乳の反応を調査。牛乳への反応が強いほどヤギ乳などへの反応は強いことが分かった。

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中国
2004/07/06
No .N910c040706xxx
広島県/庄原市



庄原実業高校
シリーズ・特集; http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04070639.html
見出し:
農地除草にヤギ貸し出し 庄原実業高校
メモ :
庄原市の庄原実業高の生徒が「ヤギ草刈り隊」をつくり、学校で飼っているヤギを農地の除草に貸し出している。同校では、乳や肉の加工なども含め、ヤギの多角的活用に取り組んでおり、中山間地域の田畑の保全や地場産品開発などの可能性を探っている。

小柄で扱いやすいうえ、青草を食べるヤギに着目。今春から13頭を対象に、1日から数週間の期間で、無償貸し出しを始めた。ヤギは斜面にも入り込むため草刈りの労力軽減につながり、飼料代もかからない。

これまで同市内の四カ所に延べ約30頭を貸し出し、「草刈り機で刈ったのと同様にきれいになる」などの評価を得ている。10月まで貸し出し、12月には一連の成果をまとめる。

15人でつくる草刈り隊の生物生産学科二年加藤康博君(17)は「今は見ることの少ないヤギの存在を見直すきっかけになれば」と意気込む。担当する坂上紀子教諭は「休耕田の再生へ牛を放牧する事例はあるが、ヤギの活用は珍しい。成果が出れば、この取り組みが地域に広がることを期待したい」と話している。

一方、乳でヨーグルトなどを試作して製品化を目指したり、今秋には一部を食肉に加工して新たな料理を創作する取り組みも始まっている。

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京都
2004/07/02
No .N910k040702xxx
千葉県/下総町




シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004070200168&genre=K1&area=Z10
見出し:
「牛模様」の子ヤギ/千葉県の観光牧場に誕生
メモ :
千葉県下総町の観光牧場「成田ゆめ牧場」で、黒地に白が交じった一見、乳牛のホルスタインのような模様の子ヤギが生まれ、話題を集めている。

生まれたのは2004年6月27日早朝。父ヤギは茶色で、母ヤギは白いため、出産直後の子ヤギを見た飼育担当者は「一緒のさくで飼っているウシが生んだと勘違いした」。母ヤギが雑種のため、子ヤギに黒い毛が交じった可能性があるという。

名前はまだなく「ゆめ牧場」は公募を検討している。家族で遊びに来た同県成田市の片山由香さん(28)は「かわいい。でも、あれヤギなの」と驚いていた。

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京都
2004/06/17
No .N910k040617xxx




厚生労働省
シリーズ・特集;
見出し:
羊、ヤギにも迅速検査導入/BSE専門家会議
メモ :
牛海綿状脳症(BSE)対策に関連し、生後12カ月以上の羊とヤギに実施している伝染性海綿状脳症スクレイピーの検査について、厚生労働省の専門家会議は2004年6月17日、牛の全頭検査で一次検査として導入しているスクリーニング法「エライザ法」を認めることを了承した。

現在は北海道大に全国の出荷分の検体を送り、精度の高い「ウエスタンブロット法」で実施している。エライザ法なら牛同様に地元自治体で行えるようになり、検査時間が短縮される。

エライザ法で疑陽性となった場合は二次検査に回し、詳しく調べる。

厚労省によると、羊とヤギは年間計約1万頭が食肉処理され、2003年度に検査対象となったのは245頭でいずれも陰性だった。羊は主に北日本、ヤギは南日本で消費されている。

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京都
2004/05/06
No .N910k040506xxx
滋賀県/朽木村



滋賀県湖西地域振興局
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004050600148&genre=O1&area=S10
見出し:
ヤギとヒツジを使った獣害対策/朽木村で実験を始める
メモ :
滋賀県湖西地域振興局は2004年5月6日から、朽木村宮前坊で、ヤギとヒツジを使った県内で初めての獣害対策の実験を始めた。昨年度、害虫の温床となる耕作放棄田の除草で試みた方法が、シカの防除にも大きな効果があったことから視点を変えて続けることにした。

同振興局農業振興課によると、2003年9月から2カ月間、宮前坊地区の耕作放棄田約13アールにヤギ3頭を放牧して除草。田として使えるまで草を食べ尽くしたうえ、周辺で多発したシカの農作物への食害が1度も発生しなかった、という。

この結果を受け、地区の農家が継続実施を強く要望。地元の畜産農家がヤギとヒツジの計14頭の提供を申し出たことから実験が実現した。

この日、同地区東側の山から下りてくるシカに備え、山際の竹林に南北に長さ約500メートル、幅20メートルの囲いを設けてヤギ6頭を放牧。11日には、約300メートル離れた西側の安曇川沿い全長約1キロにも同様にヤギとヒツジの計8頭を放ち川を越えて来るシカに備える。同地区の農耕地14ヘクタールを対象に食害が防げるかどうかを約半年間かけて試す。

農業振興課は「科学的な根拠は示せないが、シカは特にヤギの臭いを嫌うよう。成果があれば、他地域でも呼びかけたい」と話している。

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朝日
2003/11/06
朝刊 26面 No .N910a031106m26
東京都/沖縄県




シリーズ・特集;外来種 5話 その3
見出し:
ヤギが外交問題に登場
メモ :
南米エクアドルから西へ約千`、太平洋の「進化論の島」ガラパゴス諸島では、ゾウガメのエサなどを守るため、毎年、数千から数万頭の野生化したヤギが射殺されている。

洋上に弧絶した島に持ち込まれたヤギは野生化すると、植生を破壊し、土壌を流出させ、海鳥繁殖地や希少動物も脅かす。

東京から南へ約千`、小笠原諸島にもノヤギ問題がある。

1991年夏、環境庁の調査で、媒島(なこうどじま)に上陸した自然環境研究センター研究主幹、常田邦彦さんが言う。
日本でないみたいだった。赤土がむき出し、荒涼とした西部劇の世界ですよ」

東京とは1997年に媒島、聟島、嫁島、西島の4島でノヤギの排除と植生回復事業を始めた。

「殺さないで」の声に配慮したため作業は難航した。1999年9月までに媒字までは計417頭を捕獲し、完全排除した。

嫁島も終わり、聟島と西島は2、3頭残るだけ。「本丸」の父島、兄島などはこれから。

沖縄県石垣島の尖閣諸島・魚釣島は厄介だ。のヤギが外交問題にもなりかねない。

日本の政治団体が1978年に持ち込んだ2頭のヤギは、数百から千頭に増えたとみられる。衛星画像からは、草木が食べ荒らされ、土壌流出の可能性も。

日本哺乳類学会、日本生態学会などが上陸調査を申し入れた。環境省の見解は「日本古流の領土だが、上陸調査は慎重に検討しないと……」。

ノヤギに罪はない。決着をつけるのは人間の責任だ。

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朝日
2003/10/04
No .N910a031004xxx
秋田県/上小阿仁村


98
石川政治
シリーズ・特集;MYTOWN 秋田 「がんばれ秋田」  http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?c=5&kiji=950
見出し:
98歳元気の秘訣はヤギ/石川政治さん
メモ :
上小阿仁村沖田面の石川政治さん(98)=写真=は、周りから「ホントに98歳?」と驚かれるほど若々しい。村で3番目の長寿だ。本人は「ヤギが元気の秘訣」と言っている。

自宅から耕運機付きのトレーラーで5分ほどの距離にある小屋でヤギ5頭を飼っている。餌やりは、雪でも台風でも欠かさない。「ヤギ、かわいくてなあ」。しわの少ない顔がくちゃくちゃになる。午後も畑で餌にする大豆の栽培に精を出す。帰宅が夕方になることもしばしばだ。

ヤギからは1日約3リットルの乳がとれる。これを1日どんぶり3杯(約1リットル)分、食後のお茶代わりにゴクリ。乳の出ない冬場も、水分を抜いて栄養分だけを豆腐のように固めておいたものを湯で溶かして飲む。たんぱく質が貴重だった戦前からの習慣だ。

そのせいか、ひざと耳が少し不自由な程度で、大抵のことは一人でこなす。昨年までヤギ飼いと両立していたゲートボールから足が遠のいた。「老けちゃったなあ」

運転免許証を誇らしげに見せてくれた。よく見ると、優良ドライバーの証しである金色の帯。この免許で原付き3輪バイクにまたがり、村の生涯学習講座にも出かけていく。

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朝日
2003/09/03
朝刊 7面 No .N910a030903m7
ニュージーランド




シリーズ・特集;
見出し:
家畜の「げっぷ・おなら」に課税/地球温暖化の元凶/研究費用にNZ導入
メモ :
家畜が排出するガスが地球温暖化をもたらすとして、畜産大国ニュージーランドの政府は削減に向けた研究費を捻出(ねんしゅつ)するため、排出源の畜産農家に新税を課すことを決めた。いわば家畜の「げっぷ税」や「おなら税」「汚物税」だ。政府は議会にはかり、早ければ来年度から実施するとしている。

ニュージーランドは人口(約400万)の10倍近い羊をはじめ、牛やヤギなどの畜産が盛んだ。エネルギー省によると、家畜が飼料の消化過程で出すメタンガスや亜酸化窒素は二酸化炭素の21倍から310倍も温室効果が高い。その量は同国の温室効果ガス排出総量の55%を占め、先進国では際立っている。

このため政府は、家畜の消化器内でメタンをつくるバクテリアの抑制やメタン生成の少ない牧草の開発などによる排出ガスの削減研究に10年計画で取り組む。

研究費用に年840万ニュージーランドドル(約5億9000万円)を見込んでおり、畜産農家に飼育数に応じて課税する。1頭当たり、羊は9セント(約6.3円)、牛は54〜72セント(約38〜約50円)。平均的農家の負担は年300ニュージーランドドル(約2万1000円)前後になるという。


管理人:朝日新聞社 http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY200309020249.html では次のような内容が付け加えられていました。

農家側から反発が出ているが、政府は最近、畜産地帯のハミルトンやクライストチャーチなど各地で説明会を開き、説得に動いている。ホッジソン・エネルギー相は「一時的には農家の負担になるが、研究は増産にも役立つ」と力説する。

ニュージーランドは昨年末、京都議定書を批准している。


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毎日
2003/09/02
No .N910m030902xxx
北海道/上ノ国町




シリーズ・特集;  http://www.mainichi.co.jp/life/pet/news/200309/news_2003090201.html
見出し:
ヒグマにご用心 トウモロコシ、ヤギなど被害/北海道
メモ :
2003年8月31日、道内でヒグマの出没が相次ぎ、ヤギやトウモロコシが食べられる被害があった。道警などは、ヒグマが出没する季節になったことから、注意を呼び掛けている。

同日午前6時15分ごろ、檜山管内上ノ国町小森の農業、板谷昭一郎さん(72)が、自宅から歩いて15分ほどの休耕地で、放牧していたヤギがヒグマに襲われているのを見つけた。ヤギは板谷さんが3年前から飼っていた雄で、散歩を兼ねて面倒を見るのが楽しみだったという。板谷さんは「(ヒグマに)十数メートルまで近づいたが、恐ろしくてそれ以上は近づけなかった。可愛いヤギだった」と驚いていた。

また、同日午前7時ごろ、後志管内共和町小沢のトウモロコシ畑で、畑の所有者の男性(73)がトウモロコシ約100本がヒグマに食い荒らされているのを発見した。岩内署の調べでは、トウモロコシ畑は農道に面しており、周囲を高さ1メートルの金網で覆っていたが、金網は倒されていた。畑には長さ約23センチのクマとみられる足跡やふんもあったという。

このほか、同日正午ごろ、渡島管内松前町静浦の畑で、作業をしていた女性(69)が、ヒグマの足跡とトウモロコシやスイカを食べた跡を見つけた。松前署の調べでは、足跡は約30センチで、50個ほどあったという。

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琉球新報 2003/08/01
No .N910r030801xxx
沖縄県/大里村
動物愛護センター所長

57
平川宗隆
シリーズ・特集; http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2003/2003_08/030801ec.html
見出し:
<大里村>“ヒージャー文化”まるごと1冊に
メモ :
最近数が減ってきた沖縄のヤギについて、その歴史や飼育の現状、料理店の紹介などを1冊にまとめたユニークな本「沖縄のヤギ〈ヒージャー〉文化誌」(ボーダーインク)が発刊された。著者は大里村の県動物愛護センター所長で沖縄山羊(やぎ)文化振興会長でもある平川宗隆さん(57)。「沖縄の伝統的なヤギの食文化復興を」と平川さんは意気込んでいる。

平川さんが「ヤギ文化」を本にまとめようと考えるようになったのは5、6年前。1935年ごろには15万頭以上いた県内のヤギが、2001年末には10分の1以下の約1万3000頭になり、またヤギ料理店の客も減っていくのを見るにつけ、「このままだとヤギ文化が途絶えてしまう」と強い危機感を抱いた。

沖縄本島、宮古、八重山はもちろん、渡名喜、座間味の離島、それに鹿児島県の奄美大島などを回り、自らの「足と口で」取材した。その結果が「各地のヤギ素描」「各地のヒージャーカラヤー」「各地の有名ヤギ料理店」として掲載されている。有名ヤギ料理店の章はガイドブックとしても利用できる。多くの写真で見せる「ヤギのさばき方」の章もある。

ヤギ文化の復権に向けていろいろなアイデアを持っている平川さん。「刺し身、汁、チーイリチャーしかないヤギ料理のイメージチェンジが必要。イタリア料理の食材に活用するなど、若者にも受けるメニューを開発しなければいけない」と言う。現在、同文化振興会のメンバーが新メニューを試作中。県内のヤギ料理店でヤギ肉のカレーを出しているところもある。

さらに「子供たちがヤギの生態などを勉強できるようなヤギ博物館を建設してはどうか。世界のヤギ料理を集めた屋台村をつくり、町おこしにつなげることもできる」と熱っぽく語る。

初版は2000部発行。定価1500円(税抜き)。


管理人:「沖縄のヤギ“ヒージャー”文化誌    歴史・文化・飼育状況から料理店まで」図書紹介はこちら


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朝日
2003/06/24
No .N910a030624xxx
韓国




シリーズ・特集; http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200306240235.html
見出し:
北朝鮮に拉致された韓国漁民、30年ぶり帰還
メモ :
朝鮮半島西側の黄海で操業中に北朝鮮に拉致されたとみられる韓国人男性(50)が中朝国境を流れる豆満江を渡り、2003年6月23日に30年ぶりに韓国へ戻った。韓国政府関係者が明らかにした。政府の合同調査団が男性から拉致の詳しい経緯について聴いている。

政府関係者によると、男性は73年11月、船で黄海に漁に出て、他の乗組員4人とともに拉致されたとされる。他の乗組員らの所在は明らかになっていない。2002年4月に豆満江を越え、北朝鮮を脱出。先月初めからは北京の韓国大使館に滞在していたという。

男性は北朝鮮でヤギの放牧場などで働いていたが、食事もろくにできない劣悪な生活だったなどと話しているという。

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朝日
2003/06/23
No .N910a030623xxx
沖縄・東京・北海道




シリーズ・特集; http://mytown.asahi.com/okinawa/news01.asp?c=18&kiji=214
見出し:
どうする希少生物の保護  やんばるの森
メモ :
世界自然遺産に向け課題山積

世界自然遺産の候補地に知床(北海道)と小笠原諸島(東京都)、琉球諸島(鹿児島・沖縄県)が環境・林野両省庁の検討会で選ばれました。政府の正式な候補地として暫定リストに載るまでには、保護区の設定など、それぞれ課題が指摘されています。琉球諸島のうち、数多くの希少動植物が生息する沖縄本島北部を訪ねて課題を探りました。(奈良岡勉)

○皮肉な存在、米軍基地

緑深い樹海が眼下に波打つ。「やんばる(山原)」と呼ばれる沖縄本島北部の山々に広がる亜熱帯照葉樹林だ。地元の自然ガイドでフリーライターの浦島悦子さん(55)が遠くを指さした。

「あの辺り一帯が米軍北部訓練場。やんばるの森の中で最も良い状態に自然が保たれています。皮肉なことにね」

やんばるの森は国頭(くにがみ)、大宜味(おおぎみ)、東の3村にまたがる。面積約2万7千ヘクタール。世界でここだけに生息するノグチゲラや飛べない鳥ヤンバルクイナ、日本最大の甲虫ヤンバルテナガコガネなど、絶滅の恐れのある固有種や希少動植物が数多く生息している。

環境・林野両省庁の検討会が候補地とした「琉球諸島」は鹿児島県のトカラ列島や奄美諸島から沖縄本島、宮古、八重山列島まで南北約1千キロ。「絶滅危惧種の生息地など重要地域のいくつかはまだ保護区が設定されていない」と指摘される。

やんばるの森は、1972年の沖縄の本土復帰後、開発にさらされてきた。南北に大国林道(長さ35.5キロ)と奥与那林道(同14.6キロ)が貫く。島の水がめとして5基のダムが完成、なお2基が建設中だ。一方、厳しい規制のかかる天然保護区域は、最高峰の与那覇岳(503メートル)を中心とする約166ヘクタール。森林全体の0.6%に過ぎない。

移入種の駆除問題もある。林道からマングースや野生化したネコ(ノネコ)が森へ侵入し、野生生物が脅かされている。ヤンバルクイナの生息域は1985年から15年間で25%縮小し、北へ約10キロ押し上げられた。「固有種が絶滅したら、世界遺産どころではない」と環境省やんばる野生生物保護センターは心配する。

沖縄県は2000年度から、環境省は2001年度から、駆除に乗り出した。やんばるの森の南域で、マングースの北上を阻止する闘いが続く。県は昨年度、2107匹を捕獲した。

浦島さんが「皮肉なこと」と言った米軍の北部訓練場は約7800ヘクタールを占める。半分の約4千ヘクタールの返還が1996年、日米両政府によって合意された。環境省は、返還されれば跡地を国立公園にする考えで、準備を進める。

だが、返還しない部分にヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)7カ所を移設する計画をめぐって紛糾。返還時期は未定のままだ。

浦島さんは「はやく世界遺産に登録してほしい。やんばるの森がこれ以上浸食されないように」と願っている。

◇キーワード

<世界自然遺産> 世界遺産条約に基づき、144カ所が登録されている。
(1)生命や地球の歴史を示す地形や地質
(2)生物進化の見本となる生態系
(3)すぐれた自然景観
(4)絶滅危惧種の生息地、
のいずれか一つ以上を満たすことが条件。日本からは1993年に白神山地(青森・秋田)と屋久島(鹿児島)が登録された。今回の3候補地は法的な条件が整ったものを政府が正式な候補地に決め、暫定リストとして提出、5年以内をめどに世界遺産委員会へ推薦する。


●地域ぐるみで持続的社会を

環境・林野両省庁の検討会委員で日本自然保護協会常務理事の吉田正人さん(46)の話 世界自然遺産の考え方は、自然保護のために人を排除するのではなく、自然の大切さを地元で認識し、地域の生活が成り立つ持続的な社会をつくることにある。世界遺産を利用して地域経済を振興させ、誇りを抱いて若者が戻ってくるような地域づくりを進めるべきだ。

琉球諸島以外の候補地の特徴と課題を挙げると、「知床」は流氷の影響を受けた特異な生態系を形成し、シマフクロウなど希少鳥類の生息地。知床国立公園などの保護区が設定されていて、3候補地の中で最も早く推薦される可能性が高い。ただし、陸域から海域までの保護管理計画が登録認定に不可欠だ。

「小笠原諸島」はオガサワラオオコウモリなど固有種、希少種が多く生息する。その一方で、ノヤギなど移入種による植生破壊や鳥類、昆虫類、陸生貝類など固有種の絶滅が問題視されている。

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朝日
2003/06/01
No .N910a030601xxxx
沖縄県/与那国島


52
久野雅照
シリーズ・特集; http://mytown.asahi.com/okinawa/news02.asp?c=18&kiji=202
見出し:
家畜在来種を守る/与那国馬
メモ :
久野雅照さん 沖縄県与那国町

「自分でちゃんと馬を動かして」「そうそう、馬と呼吸があってるね」

沖縄県与那国島の2ヘクタールの牧場に、子どもたちに乗馬を教える久野雅照さん(52)の大きな声が響く。3頭の馬の背中に乗った地元の小学5、6年生は、手綱を握りながら、しっかり胸を張っている。足でポンポンとたたいて合図を送ると、ゆっくり歩いていた馬たちが軽快に走り出した。

   *

日本の最西端、台湾まで約110キロの与那国島に、外来品種の影響を受けない在来馬「与那国馬」のふれあい牧場がある。在来馬は今、全国でも8種しか残ってない。江戸時代に島に伝わったとされる与那国馬もそのひとつ。広場は馬を保存しつつ、活躍させようというステージだ。

久野さんは長崎県川棚町で育ち、高校を卒業した次の日から高島炭鉱で働いた。20歳過ぎに上京、横浜へ。キャバレーの照明係、海水浴場のテキ屋、陶芸の見習いなど、今でいうフリーターで過ごす。30歳になって「自分は何をしたかったのか」と自問していたとき、「過疎の与那国島で、与那国馬が絶滅の危機」という小さな新聞記事を偶然見つけた。

幼少のころ、荷馬車が家の前を通り、テレビでも西部劇が大好きだった。「馬の絶滅を救うといえば、人生の大義名分になるでしょう」。馬を中心に農業で自給自足しようと島に来た。金も経験も人脈もない。モットーは「根気、元気、のんき」だった。

サトウキビを刈り、泡盛工場に勤めながら土地を借りて、ヤギ、ニワトリ、ウサギ、水牛と少しずつ動物を増やした。貴重な与那国馬を譲り受けるには、まず地元の信頼が必要。3年後、ようやく1頭の馬を手に入れた。

「徹底的に遊び込んで、与那国馬の言葉とその能力がわかるようになった」。200キロほどの小柄な馬体で、性格がおとなしく、粗食に耐えて体が丈夫。子どもや初心者には最適な馬と確信した。

   *

それから8年後の1993年。誰もが馬とふれあい暮らすことのできる施設を、と「夢の馬広場計画」を始めた。カンパを集めて小屋やさくを立て、少しずつ乗馬の道具をそろえた。収入は観光客の乗馬レッスン代など。新聞配達もして費用に充てている。

いま馬は19頭。今春2頭の子馬が生まれた。1週間以上馬の世話をする「助っ人制度」のボランティアに、20代の若者が年間30人ほどやってくる。エサ代や治療費などを支援する会員も全国に約80人。週2回は小学生の乗馬クラブを開き、島の親子対象の日曜体験乗馬も好評だ。

島内ではまだ「道楽」と言われ、馬に乗っているときに車を寄せられる嫌がらせを受けたことも。一方、道路は公共工事でどんどん舗装され、馬が安心して歩ける環境は減るばかり。「それでも島は僕たちを寛大に受け入れてくれる。与那国馬がこれから島の財産になることを、長くかかっても知らせていきたい」

与那国は幸せに一番近い島、と感じる。利益ではなく、人間の喜びの追求に徹することのできる場所。島から眺める「日本最後の夕日」の光を見て、そう思う。
 (大藤道矢)


○各地の風土と文化、遺伝子に刻む

家畜は環境や農業生産に適応して改良されるが、それ以前に各地で飼養されていたものを家畜在来種という。農業生物資源研究所の峰沢満さん(53)によると、かつては鹿児島以南を除けば食肉の習慣がなかったため、日本の家畜在来種は、農耕・運搬目的で飼育されていた馬と牛だけだった。「明治以降に欧米から様々な品種が導入され、日本にいた未改良の家畜の多くは雑種化し、絶滅してしまいました」

現存する家畜在来種は馬が北海道和種馬、木曽馬(長野県)、野間馬(愛媛県)、対州馬(長崎県)、御崎馬(宮崎県)、トカラ馬(鹿児島県)、宮古馬(沖縄県)、与那国馬(同)の8種。牛は見島牛(山口県)と口之島野生化牛(鹿児島県)の2種だけ。「在来種の家畜は土地に根ざした文化です。風土に合った貴重な遺伝子を持っている可能性があります」と峰沢さんは指摘する。

家畜生産学が専門の前田芳實・鹿児島大教授(58)によると、鹿児島や沖縄では明治以前から豚やヤギを食用として飼育していたため、奄美大島のシマブタとトカラ列島のトカラヤギが家畜在来種として残っている。奄美島豚研究会長でもある前田教授は「シマブタは発育が遅く脂身が多いが、これでなくては、という地元の需要が確実にある。食文化の多様性という視点からも大切にしていかなければならない」と話している。

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2002年

京都
2002/12/12
朝刊 6面 No .N910k021212m6
沖縄県/魚釣島



日本哺乳類学会
シリーズ・特集;
見出し:
尖閣諸島のヤギ根絶を/生態系乱すと学会
メモ :
日本と中国、台湾で領有権が問題となっている尖閣諸島・魚釣島、野生化したヤギが増えすぎ、植物やモグラなど固有の生態系に悪影響を与えているとして、日本哺乳類学会が2002年12月11日、ヤギ根絶を求める要望書を環境省に提出した。

学会によると、日本の政治団体が1978年に雄、雌各一頭のヤギを持ち込んだのが発端。1991年には300匹が確認されている。

魚釣島には、絶滅の恐れがあるとして環境省のレッドデータブックに載っているセンカクモグラ、セスジネズミと言った哺乳類や、約300種類の植物が生息。植物がヤギに食べられて土がむき出しになっている場所があり、モグラやネズミにも将来、害が及ぶ恐れが大きいという。

魚釣島は民有地で領有権問題もあるため、上陸するためには所有者と政府の許可が必要。環境省は「ヤギの実態を詳しく把握していない。学会と情報交換していきたい」としている。


  管理人:環境省レッドデータブックに関するリンクはこちらから
           下は読売新聞社  Yomiuri On-Line の記事です。

読売 2002/12/11 http://www.yomiuri.co.jp/00/20021211i515.htm No .N910y021211xxx
見出し:
尖閣・魚釣島でヤギ大増殖、生態系を破壊
メモ :
中国、台湾が領有権を主張している沖縄県・尖閣諸島の魚釣島で、日本の政治団体が放ったヤギが増殖、固有の動植物が絶滅の危機に瀕(ひん)していることがわかった。日本哺乳類学会(会長=大泰司紀之・北大教授)は2002年12月11日、環境省など関係省庁にヤギの駆除を要望した。


魚釣島は南西諸島の西端にある無人島で、絶滅危惧種に指定されている固有種のセンカクモグラなどが生息、貴重な生態系を築いていた。ところが、日本の政治団体が1978年に上陸した際に放置した一つがいのヤギが野生化し大繁殖した。

琉球大による1991年の調査では、島の南斜面に約300頭の群れを確認。さらに2000年に撮影した人工衛星写真を富山大の横畑泰志助教授が解析した結果、島の沿岸部を中心に植物が大規模に食い荒らされていることも分かった。

学会から申し入れを受けた環境省は「学会と情報交換しながら対策を練る」としている。

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ZAKZA
2002/11/05
No .N910z021105xxx
アメリカ



米オレゴン健康科学大
シリーズ・特集;http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_11/3t2002110514.html
見出し:
ホモのヤギとノーマルなヤギは脳が違う  人間の同性愛者にも同様の傾向
メモ :
【ワシントン4日共同】
同性愛のヤギとそうでないヤギの脳組織の一部に、人間の同性愛者で観察されるのと同様の大きさなどの違いがあることを、米オレゴン健康科学大のグループが発見し、2002年11月4日の米神経科学会で発表した。


なぜ同性愛の傾向を持つ人間がいるのか、という解明につながる成果だという。

グループは、雄にしか性的興味を示さないホモセクシュアルの雄9匹と雌に興味を示す雄8匹のほか、雌10匹の計27匹のヤギについて、性行動に関連しているとされるSDNと呼ばれる脳内の特定領域を調べた。

その結果、ホモセクシュアルのヤギのSDNの容積は一般の雄ヤギの4分の1以下で、雌ヤギの容積とほぼ同じだった。また、組織内の細胞数も、ホモセクシュアルのヤギでは非常に少なく、雌ヤギと同レベルだった。

グループによると、ホモセクシュアルの人間の脳でも同様の傾向があることが報告されているという。

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朝日
2002/10/06
朝刊 4面 No .N910a021006m4
スペイン・モロッコ



レイラ島
シリーズ・特集;
見出し:
領有権争い「メェ惑」でした/レイラ島のヤギ賠償問題に  スペイン軍ヘリに驚き転落死 飼い主  「モロッコ兵が食べたのかも」  スペイン紙
メモ :
地中海のレイラ島(スペイン名ペレヒル島)の領有権をめぐってスペイン−モロッコ間で緊張が高まった2002年7月、スペイン側の軍事行動の影響で島に放し飼いにしていたヤギが死んだとして、モロッコの牧畜業の女性がスペイン政府に賠償を求めた。

2002年10月4日付マドリードのエルムンド紙が伝えた。スペインでは「文句があるならモロッコ政府に言ったらどうか」との声が上がっているという。

同紙によると、この女性は島の対岸のモロッコ本土に住むラジマ・ラシリさん(66)。草を食べさせるためヤギ約100頭を連れてしばしば無人の島に渡っていた。

2002年7月11日、モロッコ兵が突然上陸して国旗を掲揚。スペイン軍が17日に島を奪還した時、同軍のヘリに驚いたヤギ4頭が海に落ちて死んだという。

スペイン国防省は「乳の出が少し悪くなるぐらいの影響はあったかもしれない。それだけ」とヤギの死亡自体を否定。同紙は「ヤギがいなくなったのは、モロッコ兵が食べてしまったからでは」とも推測している。

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朝日
2002/08/30
朝刊 30面 No .N910a020830m30
長野県/佐久市



家畜改良センター長野牧場
シリーズ・特集;
見出し:
関節炎・脳脊髄援 感染の山羊 長野で確認
メモ :
長野県佐久市の独立行政法人「家畜改良センター長野牧場」から、国内で初めてウイルス性の「山羊関節炎・脳脊髄炎」に感染した山羊19頭が見つかったと、長野県が2002年8月29日発表した。

間接のはれや運動失調を引き起こす山羊の病気で、感染力は弱く、感染した山羊の乳や肉を食べても人へは感染しないという。

同牧場では飼育している山羊の出荷を停止し、県や農水省と出荷先の追跡調査を始めた。


管理人:家畜改良センター長野牧場のサイト紹介はこちら
  この記事だけでは、これがどんな「意味」を持つのか、どこから感染したのかなどぜんぜんわからなくて心配です。

   2002/8/30のasahi.com MYTOWN 長野では以下のように報道されていました。
佐久のヤギが関節炎・脳脊椎炎、19頭確認

全国初のヤギ関節炎・脳せき髄炎が確認された19頭のヤギのうち、17頭はいまも、佐久市の家畜改良センター長野牧場で飼育されている。飼育舎で最も症状が重いメスのヤギは前足のひざが大きくはれ、歩行もぎこちなかった。

同牧場の担当者は「感染は母親の初乳によるもの。同じ場所で飼育されていても感染する可能性は低い」と説明する。このヤギは今年2月に、せきが出るなど肺炎の症状を示したが、原因が分からなかったという。今も、乳量などは変わらず見た目には元気。しかし、感染が確認されたため、今後、薬殺される予定という。

同牧場では、乳用とされる日本ザーネン種と、研究機関で実験用に使われるシバヤギの2種類が生産され、県内外へ出荷されている。病気が「届け出伝染病」に指定された98年以降は、計287頭が全国の農協や農家に買い取られた。

同牧場の金谷勉場長は「出荷先に感染の確認をしてもらうよう準備をしている。他のヤギへの感染力は低く、感染が見つかっても農家の経済的な影響は少ないと思う」と話している。

また信濃毎日新聞のサイトでは、http://www.shinmai.co.jp/news/2002/08/30/011.htm 「ヤギの関節・脳脊髄炎 佐久市の長野牧場」(2002年8月30日掲載)として以下のように報じられました。
ヤギの関節・脳脊髄炎 佐久市の長野牧場

県畜産課は二十九日、佐久市新子田の独立行政法人長野牧場で飼育していたヤギが、家畜の届け出伝染病に指定されている「山羊(やぎ)関節炎・脳脊髄(せきずい)炎」を発症したと発表した。国内での感染確認は初めて。県や農水省は感染経路を詳しく調べている。県によると、この伝染病はヤギからヤギへ母乳を介しての感染が主で、人間には感染せず、感染したヤギの肉や乳を飲食しても問題はないという。

長野牧場によると、今年二月と三月、飼育していた雌のシバヤギ二頭に肺炎のような症状が見られた。このヤギを県の佐久家畜保健衛生所と松本家畜保健衛生所に持ち込み、調査を依頼。両衛生所でヤギを解剖検査したが原因が特定されず、三月下旬に茨城県つくば市の動物衛生研究所に検体を送ったところ、伝染性とみられる肺炎、関節炎が確認された。同研究所はさらに同牧場のヤギ三十頭分の血液を検査、今月二十八日、うち十九頭について「山羊関節炎・脳脊髄(せきずい)炎」と確認した。

県は来週中に、同牧場で飼育しているヤギ約二百頭全頭の血液を検査し、ヤギの入出荷経路などの調査も進める。同牧場は陽性反応の出たヤギを隔離飼育し、全頭検査の結果が出るまでヤギやヤギ乳の出荷を一時停止する措置を取った。

病性鑑定を担当した同研究所ウイルス病研究室の泉對博室長によると、「山羊関節炎・脳脊髄炎」は米国やヨーロッパのヤギには一般的に見られる伝染病で、「(ウイルスを)保菌していた輸入ヤギが感染源ではないか」とみている。

【山羊関節炎・脳脊髄炎】
ウイルスによる家畜伝染病。潜伏期間は数年と長く、発症すると脚の関節が腫れて歩行が困難になったり、呼吸が荒くなったりする。母乳を介して母ヤギから子ヤギへの感染が主で、胎児感染や接触感染はほとんどない。人間には感染しない。予防・治療法はないため、感染したヤギの親子分離や、隔離が有効な防疫方法になっている。
動物衛生研究所の泉對室長は、これまで国内で感染例がなかった理由について「ヤギの飼育数そのものが少なく、潜伏期間も長いことから、発見が困難だった」とみている。

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朝日
2002/06/22
朝刊 e1面 No .N910a020622me1

彫刻家

63
熊井淳一
シリーズ・特集;be on Saturday  秘伝うちの味
見出し:
ヤギチーズのフランス田舎料理  舌の上ほろりと溶けて
メモ :
JR前橋駅前から車を走らせ、30分もすると標高は500メートルに達する。赤城山がなだらかにすそを引く群馬県富士見村。落葉樹の林の中に、彫刻家・熊井淳一さん(63)の自宅兼アトリエはある。普通のアトリエと違う点は、ヤギの大きな飼育舎があることだ。訪ねたのは新緑のころで、親のヤギが13頭。今年は子ヤギが20頭生まれ、母ヤギが盛んに乳を出していた。

熊井さんが普通の彫刻家と違う点は、ヤギの乳でチーズを作っていることだ。そのナチュラル・ヤギチーズは、熱加工したプロセスチーズを食べ慣れた口には、信じられないほどなめらか。舌の上でほろりと砕けて溶け、香りがもあーっと広がる。

フランスではシェーブルと呼ばれ、特に好んで食べられているチーズだ。「フランスに出かけても、ぼくは美術館なんか行きませんからね。チーズ作りの村ばっかり訪ねてます」という熊井さん。同行する妻の節子さんが、産地でおぼえてきた田舎料理を次から次に作ってくれたが、どれもが、ほろり・もあーっとおいしかった。


熊井さんが、アトリエを埼玉県桶川市から移したのは、1988年。ブロンズの鋳造を専門家に任せる彫刻家が多い中、最後の工程まで自分で手がけ、そのために広い場所を探していた。ここに土地を見つけて買うことになり、不動産屋に示した条件は「ヤギを飼いたい。ヤギを1頭つけてほしい」という変わったものだった。

男ばかり6人の兄弟。昭和30年代、育ち盛りの男の子たちの栄養源は、家で飼っていたヤギの乳だった。乳搾りは意外に腕力が必要で、長男の熊井さんの役目だった。60年安保のころで、東京芸大の過激な学生として、デモと集会に明け暮れていたが、夜どんなに遅くなっても、乳搾りのため、終電車で桶川に帰ったのだそうだ。

そういう思い出があってここで飼い始めたヤギは、「幸か不幸か、すごい巨乳。日に2リットルも出れば自慢できるのに、4リットルも5リットルも乳を出した」。アイスクリームを作り、プリンを作り、乳の活用に努めたものの、それでもあり余る。行き着いたのが、国内では珍しいヤギのチーズ作りだった。

固まりかけたチーズを圧縮するのに、彫刻の素材を固定する万力が役に立ち、粘土倉は「湿度93%、変なカビもいて、チーズ熟成にぴったり」で、チーズ作りは彫刻家と非常に相性がよいことがわかる。

初めは知人に配っていたが、お金を出しても欲しいといわれ、ついに免許を取って、販売を始めた。といっても、大量に作れるわけではなく、季節も4月から12月まで。わざわざ山に登ってきたお客に、要望通りの量を分けられないことも多い。

アトリエの裏庭では、ヒツジ、ウサギ、ニワトリも飼われている。犬が3匹にリスが1匹。みんな、熊井さんの作品のモデル要員である。しかし、モデルに起用される頻度が最も高いのは、やっぱりヤギ。見上げた相性というほかない。

(穴吹史士)


作り方  パイ生地に乗せて焼く


熊井さんのヤギチーズは熟成させないで食べるフレッシュタイプが100c300〜500円。灰や白カビを付けて熟成したタイプが同800円から。問い合わせは027-288―5590へ

●ハーブ入りチーズで幸福のひと皿

 【準備するもの】(2人分)
 ハーブ入りヤギチーズ(100グラム) ソーセージ(6本) ジャガイモ(4個)

 【作り方】
 熱々にゆでたジャガイモにチーズを乗せ、ゆでたソーセージと一緒に盛りつける。

●ヤギチーズ入りキッシュ

 【準備するもの】(約4人分)
 直径18センチのパイ皿(1枚) 皿より大きめのパイ生地(1枚) ヤギチーズ(30グラム) 卵(3個) ベーコン(50グラム) バター(20グラム) 生クリーム(100CC) 塩こしょう(少々)

 【作り方】
 パイ生地に、細切りベーコン、ちぎったチーズとバターを乗せ、塩こしょうで味付けし、生クリームを加えた卵液を流し込む。中温に熱しておいたオーブンで約30分焼く。


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琉球新報
2002/06/01
No .N910r020601xxx
沖縄県



労働厚生省
シリーズ・特集;
見出し:
と畜頭数減少  「ヤギ肉」BSE対策2ヵ月
メモ :
厚生労働省がBSE(狂牛病)対策で2002年4月からヤギの脊髄(せきずい)や腸を除去・焼却するよう通達を出してから2カ月がたった。と畜場は除去・焼却を徹底させており、危険部位は表向き業務用食肉として市場に出回ることはなくなった。ヤギ料理専門店は通達後、「腸なし」料理で対応しているが、客の反応は悪いと言い「危険性もないのになぜ」と不満を漏らす。客の要望に応えていまだに腸を使用している店もある。

飼育農家は「せっかくと畜場での処理が定着してきたのに」と、密殺の増加を懸念する。県薬務衛生課は「業務用で危険部位を使えば食品衛生法違反になる」とし、近く実態調査に乗り出す方針だ。

今年4月に県内5つのと畜場で処理したヤギは249頭。2001年4月は329頭で、約25%も減少した。1カ月でヤギ百数十頭を処理していた南部の県食肉センターが、2002年4月からと畜を中止したのが大きな要因だが、今回のBSE対策の影響も考えられる。「2、3カ月と畜状況をみなければ分からない」と県の担当者は言う。

本島内のヤギと畜を一手に引き受けることになった沖縄市の中部食肉センターでは、ヤギの頭蓋、脊髄、小腸などを数時間かけて焼却している。金城重一常務は「焼却処分は国の指示なので飼育農家も納得せざるを得ない」と言い、特に混乱はないとの認識だ。

ヤギ専門料理店の反応はさまざまだ。那覇市内のある料理店は「ほかの内臓も入っているので味は大丈夫と思う。しかし客からは『腸が入っていた方がいい』とよく言われる」と話す。別の男性店主は「腸を除去したら食い物にならない。沖縄の食文化をつぶすつもりなのか。すぐに撤廃すべきだ」と国の施策を批判。「沖縄のヤギは健康。何にも分からない人たちが決めたこと」と話す女性店主は、現在でも腸を入れたヤギ汁を出しているという。

一方、あるヤギ飼育農家は「ヤギはと畜場でと畜するという認識が定着してきたところなのに、それに逆行する施策。中南部は密殺が多い地域なので、また元に戻るのではないか」とみている。

県薬務衛生課は、ヤギの安全性確立のため、職員の研修や検査機器を整備した上で本年度中にはヤギの全頭検査を実施したい考え。しかし、BSEの原因が究明されない限り、危険部位の除去・焼却は継続される見通しだ。(社会部・友寄隆哉)

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朝日
2002/05/11
夕刊 10
No .N910a020511e10




池見哲司
シリーズ・特集; 窓 論説委員室から
見出し:
ヒージャー汁
メモ :
沖縄では、ヤギをよく食べる。方言でヒージャー。生肉の刺身、内臓を煮込んだヒージャー汁、血と内臓をいためたチーイリチー……。専門の料理屋も多い。

そのヤギ食文化が、牛海面状脳症(BSE)のあおりで揺らいでいる。厚生労働省の通達で4月から、ヤギと羊については、脳や脊髄だけでなく、大腸なども除去して焼却することになったからだ。

BSEは、羊などがかかるスクレイピーから発生したのではないかと考えられているが、厳密には分かっていない。

更に大腸は、牛の場合は危険部位ではないが、羊に関しては専門家の見解が割れているという。欧州では規制されていない。

今まで後手後手、というより不意作為の怠慢に近かった政府のBSE対策が、「予防原則」を盾に突然、欧州より厳しくなった。

「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」などとは言うまい。少しでも疑いがあれば、危険を避けるのは当然だ。ただ、紙切れ一枚で食文化を規制された沖縄の不満は大きい。

政府に要望した牛と同様の全頭検査も、ヤギの流通が限られているとして、認められなかった。件は同時に北海道の羊の検査手法を取り入れる準備を進めている。全頭検査を続けなければ、ヤギの安全宣言が出せない。

もとはと言えば、政府が牛の肉骨紛の輸入を水際で食い止めてさえいれば、これほど規制の網を広げる必要はなかった。不作為のつけは長く大きい。

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朝日
2002/03/29
朝刊 9
No .N910a020329m9
中国/陜西省/延安




シリーズ・特集;  
見出し:
ヒツジ消えた  中国・黄土高原/草食べ尽くし、土砂流出で放牧禁止  畜舎飼育義務化で農家の困窮目立つ  生態環境の改善に全力
メモ :
中国の黄土高原でヒツジやヤギの放牧が禁止された。草の根まで食い尽くすため、露出した表土が黄河に流れ出してしまうからだ。

放牧に変えて畜舎での飼育が義務付けられるが、戸惑いや資金難からヒツジなどを処分する農家も目立つ。

過剰な放牧が招いた生態環境の悪化は、伝統的な牧畜様式を変えてしまった。

中国は21世紀の重点課題として黄土高原の生態環境改善50年計画を作った。その切り札がヒツジ・ヤギの放牧禁止だ。

朱鎔基首相も2002年3月の全人代政府活動報告で、「休牧還草」の表現を使い、力を入れるよう訴えた。

黄土高原の人口は建国時の1949年に3600万人だったが、現在は9000万を超え、傾斜地の耕作地化が著しく進んだ。ヒツジなども増え過ぎ、草の根まで食い尽くす現象が目立つようになった。

傾斜地で表土が露出すると水土流出が激しくなる。このため25度以上の傾斜地では耕作を禁じ、放牧も厳しく制限することにした。3〜5年で。草は自然に成長し、低木も生え始めるという。

安塞県雷坪塔村で国策協力の実績で「労働模範」と呼ばれる張蓮蓮さん(50)は、今回240頭を処分した。

「あなたが模範を示してくれないと村民がついてこない」と説得され、渋々応じた。大規模な植林を営む張さんは「樹木の肥料はヒツジなどのふ糞に頼っていた。放牧が禁止されると植林は大きな影響を受ける」と途方に暮れる。

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朝日 2001/02/17 朝刊 9 No .N910a010217m9-1
ケニア/オラシティ 小学3年生 9 エラスタス・シンディ
シリーズ・特集;x
見出し:
ケニア/息子の制服代、ヤギ3頭なり/遊牧の民、新学期へ出費
メモ :
ケニアの新学期は1月。ひどい干ばつで、遊牧民達は家畜の餌を求めて何十キロも旅をする日々が続くため、いっしょに移動すると子どもは学校に行けなくなる。エラスタス・シンディ君は転校して公立の寄宿小学校3年生に編入する。

財政難のケニアでは学校に予算はない。学費は寄宿費を含めて年間1万ケニアシリング(約1万5千円)。一人当たりのGNPが2万7千ケニアシリングでは厳しい支出。

父親のナハションさんは制服二そろいのために、ヤギ3頭を売ったが、残りの学費を支払うにはウシも売らねばならないかもしれないと話した。

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朝日 2001/01/15 朝刊 13 No .N910a010115m13-1
愛知県/足助町 優しさ作り クリス
シリーズ・特集;学びの場 無限大/授業拝見
見出し:
滑車を応用、ヤギの体重チェック
メモ :
佐切小学校では、総合学習の授業の一貫で、動物の飼育に取り組む。六年生の担当は、ヤギの「クリス」体重の図り方は、理科で習った滑車を利用。桝岡校長は「動物が人と人とを結んでくれる。優しさや思いやりが育っています」との事。

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朝日 2001/01/27 朝刊 8 No .N910a010127m8-1
ブリュッセル 欧州委員会
シリーズ・特集;
見出し:
「妊豚」にもやさしいEU/「囲いでの自由」など新ルール
メモ :
「家畜の福祉」にうるさい欧州連合では、繁殖用雌豚に対して、@囲いは最小でも体の向きを変えられる広さにA出産の一週間前までは個室に閉じ込めないB何時でも鼻で地面が掘れるなどのルールを作る。2012年」からの適用とか。

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朝日 2000/09/24 朝刊 28 No .N910a000924m28-1
和歌山県/那賀町 除草 ナッチャン
シリーズ・特集;
見出し:
動物達 除草に活躍/果物や樹皮も大好きだよ
メモ :
北田多賀男さんの桃園では除草剤を使わない。そこで雌山羊のナッチャンが活躍。

ミッチャンを出産後、たくさんミルクを出し、アレルギーで牛乳が飲めない二人の子供にも提供。

あまったミルクはヨーグルトやアイスクリームにも。有機農法への関心の高まりと共に、山羊飼育農家も増加。

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京都 2000/09/21 朝刊 8 No .N910k000921m8-1
小笠原/媒島
シリーズ・特集;
見出し:
植生破壊する移入ヤギを駆除/東京都・小笠原諸島/生態系の回復目指し/なお被害深刻
メモ :
1830年にハワイからの移民によって持ち込まれたヤギは、その後外国船の食料にもなった。急速に繁殖したヤギは、貴重な植物を食い荒らし、露出した表土の流入でサンゴや漁業にも被害が出たため、1997年からヤギの駆除が始まり、媒島で完了した。

はじめは食に苦行者に引き取られたが、今では薬物注射で安楽死。ハワイやガラパゴスでも被害が有るが、もともとはヨーロッパ諸国が大航海時代に食用のヤギを放していったもの。

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朝日 2000/12/10 朝刊 37 No .N910a001210m37-1
京都府/綾部町 京都府畜産研究所
シリーズ・特集;
見出し:
ブタにはハーブだ/難題 悪臭対策に強い味方
メモ :
京都府の畜産研究所では、ペパーミントのエキス溶液を噴霧し、豚舎の悪臭対策に利用。

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沖縄タイムス
1996/11/06
朝刊 9面 No .N910o961106m09
沖縄県




シリーズ・特集;
見出し:
山羊肉89.2%が県内向け  昨年は全国172トン輸入
メモ :
沖縄地区税関の調べた山羊肉の輸入実績によると、1995年は全国で172トンの輸入があり、そのうち89.2%にあたる154トンが、山羊肉消費県の本県に輸入されたことが分かった。輸入先はすべてオーストラリア。

県内の山羊の飼養匹数は、1995年には1万4402匹。ここ数年は減少傾向で、特に10年前に比べて半分以下に減少している。

落ち込み分をカバーし、県内での山羊肉の需要を満たすために、他府県からの移入や輸入に依存している状況。地区税関では「山羊肉はヒージャーグスイ(疲労回復薬)や、祝い料理の1品として県民に深く浸透しており、山羊肉の不足分を補うため移入、輸入が行われている」と説明した。

また、輸入されたオーストラリア産の山羊は、飼養されたものではなく、野生の山羊を網の中に追い込んで捕獲したもの。体重は、32―40キロの若い山羊で、湯はぎ後、内臓と頭部を取り除いた枝肉の形で輸入している。

県内市場での取引量は、年間250トンと推定され、その6割を輸入で占める。1人当たり消費量は197グラム(うち輸入は121グラム)。「消費量が少ないのは、特有のくさみから好き嫌いが激しく、高価で食卓にあがることが少ない」と分析した。

輸入実績は160トン前後と横ばいで、「ヘルシー志向や若者層の食習慣の変化で、今後の需要増は期待できない」と説明。また県内で、山羊汁のレトルトパックが年間8万3000食分製造され、その1割が県外に出荷されているという。

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