Top Pageへ戻る

B176  伝統習俗
紹介図書の目録
  FGM 女子割礼/性器切除
イスラムと性に関する図書紹介はB145イスラムへ
分類表に戻る

図書紹介 留意事項













書名:
わたしはマララ
教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
No. B176016
NDC
著者・出版社:
ユスフザイ,マララ〈Yousafzai,Malala〉/ラム,クリスティーナ【著】〈Lamb,Christina〉/金原 瑞人/西田 佳子【訳】/学研パブリッシング
初版2013/12/17
1,680
内容:
女性が教育を受ける権利を訴えて、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女の手記。世界24ヵ国で翻訳の話題作!

  プロローグ わたしの世界が変わった日
  第1部 タリバン以前
  第2部 死の渓谷
  第3部 三発の銃弾、三人の少女
  第4部 生と死のはざまで
  第5部 第二の人生
  エピローグ ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、一本のペン


ユスフザイ,マララ[ユスフザイ,マララ] [Yousafzai,Malala]
パキスタンの女性人権活動家。1997年7月12日、北部山岳地帯のスワート渓谷に生まれる。11歳のとき、英BBC放送のウルドゥー語ブログに、グル・マカイというペンネームを用いて日記を投稿し、注目を集める。女性の教育の権利を認めないタリバンの圧力に屈せず、「女の子にも教育を、学校に通う権利を」と訴えつづける姿勢が、多くの人々の共感を呼んだ。2012年10月9日(当時15歳)、スクールバスで下校途中に、タリバンに襲われる。頭部を撃たれ、生死の境をさまようものの、奇跡的に命をとりとめ、その後も教育のための活動を続けている。

ラム,クリスティーナ[ラム,クリスティーナ] [Lamb,Christina]
世界トップクラスの国際ジャーナリスト。オックスフォード大学、ハーバード大学卒業。5冊の著書がある。1987年以降のパキスタンとアフガニスタンの情勢をリポート。イギリス海外通信員賞を5回受賞したほか、ヨーロッパでもっとも権威のある通信員賞とされるバイユー戦争報道特派員賞も授与されている。現在はサンデー・タイムズ紙で働き、ロンドンとポルトガルに暮らす。

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上。

西田佳子[ニシダヨシコ]
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。英米文学翻訳家。

メモ:


ページのはじめに戻る










書名:
ある奴隷少女に起こった出来事
No. B176015
NDC 936
著者・出版社:
ジェイコブズ・ハリエット・アン、堀越ゆき【訳】 /大和書房
初版2013/04/10
¥1,785
内容:
1820年代のアメリカ、ノースカロライナ州。自分が奴隷とは知らず、幸せな幼年時代を送った美しい少女ハリエットは、優しい女主人の死去により、ある医師の奴隷となる。35歳年上のドクターに性的興味を抱かれ苦悩する少女は、とうとう前代未聞のある策略を思いつく。衝撃的すぎて歴史が封印した実在の少女の記録。150年の時を経て発見され、世界的ベストセラーになったノンフィクション。

  1 少女時代
    わたしの子ども時代
    フリント家の奴隷生活
    奴隷が新年をこわがる理由 ほか

  2 逃亡
    プランテーション
    逃亡
    危険な日々 ほか

  3 自由を求めて
    北へ!
    フィラデルフィア
    娘との再会 ほか


ジェイコブズ,ハリエット・アン[ジェイコブズ,ハリエットアン] [Jacobs,Harriet Ann]
1813〜1897。ノースカロライナ州出身の元奴隷。幼くして両親と死に別れ、12歳で好色な医師の家の奴隷となり、性的虐待を受ける。奴隷という運命にたったひとりで立ち向かった、自身のドラマチックな半生を、知的な文体で克明に記述した『ある奴隷少女に起こった出来事』を後年著す。当時匿名で出版した事情もあり、「白人知識人が書いたフィクション」と見なされ、長く歴史から忘れ去られていた。しかし近年の研究により、著者が元奴隷少女のジェイコブズであり、記載された事項のほとんどが事実であると証明されると、現代人の深い共感を呼び、ベストセラーになっている。

堀越ゆき[ホリコシユキ]
ジョージ・ワシントン大学大学院卒。東京外国語大学卒。少女時代をアメリカ、プラハで過ごす。現在世界最大手外資系コンサルティング会社勤務


メモ:


ページのはじめに戻る










書名:
纏足の靴
小さな足の文化史
No. B176014
NDC 383.7
著者・出版社:
コウ,ドロシー、小野和子、小野啓子【訳】/平凡社
初版2005/11/02
2,940
内容:
一足歩めば蓮の花―。三寸(9センチ)の靴が語るまったく新しい豊かな世界。

  第1章 纏足の起源
    埋葬された靴
   中国のシンデレラ   ほか

  第2章 結ぶもの
    儒教の家族観
    古代の十二支の動物たち   ほか

  第3章 働く身体
    女性の手
    蚕の娘の伝説

  第4章 靴は語る
    靴は魔術師
    視覚的なあそび―靴
    見られる幸福のシンボル   ほか

  第5章 新しい世界
    外国人の見た纏足、はだかの足
    纏足反対運動のなかで    ほか


コウ,ドロシー[コウ,ドロシー][Ko,Dorothy]
1957年香港生まれ。スタンフォード大学Ph.D.(東アジア史)。現在、コロンビア大学バーナード・カレッジ教授。専攻は中国および東アジアの女性文化


小野和子[オノカズコ]
1932年大阪生まれ。京都大学文学部卒業、文学博士。三重大学、京都大学人文科学研究所、京都橘女子大学教授を経て退職。専攻は中国近世史・中国近代女性史。2000年度アメリカ・アジア学会(AAS)特別功労賞受賞


小野啓子[オノケイコ]
1963年京都生まれ。東京大学工学研究科およびカリフォルニア大学バークレー校修士課程修了。シドニー大学Ph.D.(建築)。現在、沖縄大学助教授。専攻は都市計画、まちづくり、都市史。作品に『壷屋やちむん通り景観設計』(2000年度那覇市都市景観賞、2003年度土木学会デザイン賞優秀賞受賞)

メモ:


ページのはじめに戻る










書名:
アフリカと政治
紛争と貧困とジェンダー
わたしたちがアフリカを学ぶ理由
No. B176013
NDC 316.84
著者・出版社:
戸田真紀子/御茶の水書房
初版2008/08/26
\2,520
内容:
深刻な紛争や「民族対立」、宗教や慣習法による女性たちの困難はどうして生まれるのでしょうか。アフリカの歴史や政治体系を知ることで、原因や解決方法を探ります。日本社会のひとびとが、偏見なくアフリカのひとびとと交流をしていくことの大切さを学びます。

  アフリカを勉強する10の理由

  第1部 アフリカの「民族紛争」の神話と現実
    第1章  アフリカの「民族」とは何か
    第2章  アフリカの民族紛争の「神話」
    第3章  突出する紛争犠牲者
    第4章  選挙民主主義が紛争を生み出す矛盾―選挙制度導入と政党設立
    第5章  ナイジェリアの宗教紛争―2000年シャリーア紛争が語るもの

  第2部 ジェンダーから見るアフリカ
    第6章  アフリカの女性と「人間の安全保障」
    第1節  アフリカの女性が抱える諸問題
    1  慣習が引き起こす問題
    2  貧困が引き起こす問題
    3  紛争が引き起こす問題
    4  貧困の鎖を切るために
    第2節  NEPADと女性差別撤廃条約
    1  アフリカ開発のための新パートナーシップ法
    2  女性に対する開発政策の変遷
    3  女性差別撤廃条約の実施状況
    4  草の根の女性が望む開発
    5  文化相対主義を超えて

    第7章  女性だけが背負う重荷
    第1節  アミナ・ラワル事件とは?
    1  石打ち刑
    2  アミナ・ラワルが犯した罪
    3  なぜアミナ・ラワルに石打ち刑が適用されるのか
    第2節  ミス・ワールド暴動
    第3節  イスラームとジェンダー、日本社会とジェンダー

  終章  立ち上がる草の根の人々とその声
    第1節  アフリカで活躍する日本のNGO
    ― ミコノ・インターナショナルを何に
    第2節  地域のために活動するアフリカ人
    1  援助する日本人、何もしないアフリカ人?
    2  ママ・ハニ孤児院の誕生


戸田真紀子[トダマキコ]
1963年東京都に生まれる。1986年大阪大学法学部卒業。1992年大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、天理大学国際文化学部教授。博士(法学)。専攻:比較政治学。

メモ:


ページのはじめに戻る












書名:
切除されて
原書名:
MUTIL´EE
No. B176012
NDC 956
著者・出版社:
コイタ,キャディ〈Koita,Khady〉・松本百合子【訳】/ヴィレッジブックス;ソニー・マガジンズ〔発売〕
初版2007/05/20
\1,470
内容:
7歳で性器切除され、13歳で見知らぬ男と強制結婚させられた。性交と出産時の苦痛、夫との愛のない暮らし…幾多の困難の果てに立ち上がったひとりの性が自らの半生を語った。だれも、女性の生きる自由とよろこびを奪うことなどできない。「私たちには、あらゆる暴力に対してノーという権利・義務がある」。

  第1章 恐ろしいカミソリ
  第2章 いくつかの死と不吉な予感
  第3章 十三歳での結婚
  第4章 見知らぬ男
  第5章 パリでの生活
  第6章 夫の罠
  第7章 一夫多妻
  第8章 離婚申請
  第9章 夫からの逃亡
  第10章 歩きつづける私


コイタ,キャディ[コイタ,キャディ][Koita,Khady]
1959年セネガルに生まれる。7歳のときに性器切除を受け、13歳で結婚、15歳でフランスに渡る。現在4人の子どもたちとともにベルギーに暮らす。女性と子どもの権利を守るために設立された団体「La Palabre(ラ・パラーブル)」のヨーロッパ代表を務め、女子性器切除や強制結婚などの悪習を廃絶すべく、精力的に活動している。

メモ:


ページのはじめに戻る










書名:
「女人禁制」Q&A
No. B176011
NDC 160.4
著者・出版社:
源淳子【編】/解放出版社
初版2005/09/30
\2,310
内容:
世界遺産(「大峰山」)が女性差別を容認?!「女人禁制」を徹底分析!!ジェンダー、人間解放の視点から迫る。

  第1章 「女人禁制」とは何か
  Q.1 いまなぜ「女人禁制」を問うのでしょうか
  Q.2 「女人禁制」はどんな意味があったのでしょうか

  第2章 「女人禁制」の歴史
  Q.3 神道における「女人禁制」
  Q.4 仏教における「女人禁制」
  Q.5 修験道における「女人禁制」
  Q.6 キリスト教における「女人禁制」

  第3章 「女人禁制」を支えるもの
  Q.7 女性の不浄観はどのようにして生まれ、機能したのですか
  Q.8 家父長制の影響はどのようなものですか
  Q.9 伝統の影響はどんなかたちであるのでしょうか
  Q.10 「女人禁制」と部落差別はどんな関係があるのでしょうか
  Q.11 女性のかに「禁制」とされたのは、どんな人たちですか
   コラム 刃物と女性(上野由加利)

  第4章 「女人禁制」の実態
  Q.12 神事(宮座)における「女人禁制」
  Q.13 祇園祭の山鉾には女性が上がれないの
  Q.14 だんじりに女性が上がれないのはなぜ
  Q.15 「オコナイ」に女性が参加できないのはなぜ
  Q.16 土俵の上に女性知事や女性官房長官はどうして上がれないの
  Q.17 トンネル工事中や貫通式の「女人禁制」はあるの
  Q.18 月経中に神社の鳥居をくぐってはいけないといわれますが
  Q.19 酒造りの季節的な杜氏に女性が参加できなかったのはなぜ
  Q.20 チェサ(祭祀)のとき、女性はどのような役割をしているの
   コラム トンネル工事と女人禁制(川上慶子)
 
  第5章 「女人禁制」の克服
  Q.21 高野山や比叡山はなぜ「女人禁制」を解いたの
  Q.22 富士山や出羽三山の「女人禁制」はどのように解かれたのか
  Q.23 談山神社の「女人禁制」碑は、なぜ再建されたの
  Q.24 地域の祭の「女人禁制」はどのように残っているの
  Q.25 出産や月経の時、現在の女性はどのようにしているの
  Q.26 地域の冠婚葬祭に現在の女性はどのように参加しているの

  第6章 「大峰山」の「女人禁制」を考える
  Q.27 「大峰山」とはどこにあり、どんな山ですか
  Q.28 印代の「大峰山」の「女人禁制」には、どんなことがおこったの
  Q.33 「大峰山」以外の「女人禁制」の山に登った女性はいるのでしょうか
  Q.35 トランスジェンダーの人はどのように感じているのでしょう
  Q.36 「大峰山」が「女人禁制」のまま世界文化遺産登録されたことをどう考えますか
  Q.38 「伝統」か「差別」かの議論がありますが、どのように考えますか
   コラム 「大峰山女人禁制」開放運動と私(大寺美也子)
   コラム 「大峰山」と「アトス山」(畑三千代)
   コラム トランスジェンダーと「大峰山」登山(森村さやか)
   コラム ビデオ作成から見えたこと(菅野久美子)
    ほか
  第7章 「大峰山女人禁制」の課題
  Q.39 「女人禁制」問題は、奈良県の行政としてどのように捉えていますか
  Q.42 日本は性別役割分業が強固だといわれますが、「女人禁制」と関係があるの
  Q.43「女人禁制」とジェンダーの関係gはどのようなものでしょうか
   コラム 「女人禁制」撤廃を訴えて  町議会に意見書提出(尾和弘一)
   コラム 開放運動を通して感じたこと(川本和世・中村るり子)

  参考文献
  資料編
    資料1 体験記「女人結界」っを超える
    資料4 「大峰山女人禁制」関連年表(1872〜2005年)
    ほか


源淳子[ミナモトジュンコ]
1947年生まれ。フェミニズムの視点で宗教を研究。

メモ:


ページのはじめに戻る











書名:
生きながら火に焼かれて
原書名:
Br^ul´ee Vive
No. B176010
NDC 956
著者・出版社:
スアド〈Souad〉・松本百合子【訳】/ソニー・マガジンズ
初版2004/04/20
\1,680
内容:
中東シスヨルダンの小さな村。学校にも通わず、鞭で打たれながら奴隷のように働く17歳の少女スアド。恋愛は死に値する行為と知りながら、恋する気持ちは止められなかった。今なお虐待と死の危険にさらされている女性たちの、衝撃の記録。

 第1部
    第一の人生
    育った村の記憶
    消えた妹ハナン
    殺される女性たち
    ジャックリーヌの証言
    火あぶりにされた少女との出会い
    決死の救出

  第2部 第二の人生
    再生
    結婚
    絶望と罪の意識のなかで ほか


スアド[スアド][Souad]
中東シスヨルダンの小さな村に生まれる。17歳のとき初めて恋をし、子供を身ごもったため、家族の名誉を汚した罰として義理の兄から火あぶりにされる。重度の火傷を負いながらも奇跡的に救出され、20回以上の手術を経て、現在ヨーロッパで夫と子供たちとともに新たな人生を歩んでいるが詳細は公表していない。

メモ:


ページのはじめに戻る












書名:
インド・不可触民の女たち
No. B176009
NDC 368.2
著者・出版社:
山下明子/明石書店
初版1986/12/20
\1,575
内容:

  1 パガルール・スラムの動と静
  アディ・ドラヴィダ
  断食
  二人妻

  2  セメベドゥ村の明と暗
  水
  男と女
  儀礼

  3  黒いインドと白いインド
  黒い母親の讃美歌
  ジャスミン・プー

  4  神に憑かれた女たち
  苦悩の果て
  踊り

  5  アドニのヒンドゥー娼婦
  聖と俗
  ヤランマ祭

  6  女たちの北インドと南インド
  カースト制の中で
  チャパティとラギ団子


メモ:


ページのはじめに戻る











書名:
花嫁を焼かないで
インドの花嫁持参金殺人が問いかけるもの
No. B176008
NDC 367.225
著者・出版社:
謝秀麗/明石書店
初版1990/04/30
\1713
内容:

  序章

  第一章 インドの女性と社会
  1 ヒンドゥー教の成立と付加職選民
  2 ヒンドゥー京都の女性
  3 ダウリーとは何か
  4 その他の宗教と女性
  5 女性と労働

  第二章 殺される花嫁
  1 事件
  2 事件を探る

  第三章 ダウリー殺人をなくすために
  1 司法と行政の役割
  2 女性の教育
  3 立ち上がる女性たち
    愁傷
    インドの花嫁にあてて
    花嫁のお父さん方へ


謝秀麗(シャシュウレイ)
1950年熊本県生まれ。東京外国語大学大学院アジア第二外国語学科修了。パキスタン・カラチ大学ウルドゥー語学科ディプロマコース留学。

メモ:
ダウリー

ページのはじめに戻る










書名:
集英社新書
ドキュメント
女子割礼
No. B176007
NDC 385.300
著者/出版社:
内海夏子/集英社
初版2003/09/22
\700
内容:
女子割礼/女子性器切除という風習がある。アフリカ大陸を中心に、成人に達したあかしとして女性外性器の一部またはほとんどを切除したり縫合するものだ。この風習が根づいている国々ではじつに90%以上の女性が割礼を受けている。割礼の際の激しい苦痛はもちろん、感染症、切除後の癒着などによる多くの障害の発生、結婚や出産時のさらなる苦痛と危険など、女性の一生に暗い影をおとし国際的にも批判の多いこの風習だが、なぜ今も残っているのだろうか。気鋭のフォトジャーナリストである著者は、エジプト、シエラレオネ、ジブチなど6か国を3回にわたって取材。割礼を受けた人たち、廃絶運動に携わる人、また推進派などにインタビューを重ね、その実態を探ってきた。これはその貴重な記録である。

  第1章 アフリカで見て聞いた女子割礼
  第2章 女子割礼はなぜ生まれたのか
  第3章 なぜ今も続いているのか
  第4章 廃絶運動の試行錯誤
  第5章 女たちがアフリカ社会を変える
  第6章 ケニア、ウガンダからの報告


内海夏子[ウツミナツコ]
兵庫県生まれ。フォトジャーナリスト。世界各地で取材をつづけ「ニューズウィーク日本版」や多くの雑誌で活躍中。アメリカのドメスティック・バイオレンスの実態や、ユーゴ紛争での女性虐待問題などのレポートを手がける。勇気ある取材姿勢と、人々を見つめる視線のあたたかさに定評がある。

メモ:
女子割礼/FGM

ページのはじめに戻る










書名:
世界人権問題叢書10
女子割礼
因習に呪縛される女性の性と人権
No.B176001
NDC367.240
著者・出版社:
フラン・P・ホスケン/明石書店
初版1993/10/01
¥2200
内容:

  アフリカの女子割礼
  割礼と私
  女性と健康
  スーダン
  エジプト


メモ:


ページのはじめに戻る










書名:
朝日選書
纏足をほどいた女たち
No.B176002
NDC367.222
著者・出版社:
夏暁虹/朝日新聞社
初版1998/06/25
\1,470
内容:
歩行困難、流産、胃痛からの解放。19世紀末、女たちは10センチの小足をしばる布をほどき、新型の靴をはき、自分の足で歩き出す。中国はこうして目覚め、近代へと大きくうねり始めた…。丹念な史料発掘で描き出す、行動と言説の中国近代史。

  第1部 行動の新時代
    纏足反対の運動興る
    女学校建設に命をかけた人々
    女性新聞の誕生
    女性団体の果たした役割

  第2部 言説の新時代
    男女平等と女権意識
    良妻賢母と国民の朝日新聞社
    母妻を娶らば


メモ:


ページのはじめに戻る











書名:
貞操帯の文化史
No.B176006
NDC384.700
著者・出版社:
コーフェノン,フレディ、並木佐和子・吉田春美【訳】/青弓社
初版1995/02/20
\2,100
内容:
十字軍遠征に起源をもつとされる官能軟禁の器具―貞操帯 その歴史を、陰部封鎖の習俗から、今世紀初頭パリのパンフレットまで、器具の詳細な紹介とともにたどる。フランスでおこなわれた貞操帯裁判の弁護人口頭弁論も所収。

  貞操帯の文化史
  貞操帯と錠


メモ:


ページのはじめに戻る












書名:
フェミニズムの主張 4
性・暴力・ネーション
No.B170004
NDC367.200
著者・出版社:
江原由美子編/勁草書房
初版1998/11/10
\3,570
内容:
反射し拡散し、新たに焦点を結ぶ三つの言葉と三つの主題。「近代国民国家と暴力」にまつわるフェミニズム論争の万華鏡。女性兵士,従軍慰安婦,女子割礼など国家,暴力をめぐる難問をフェミニズムはどう考えるのか。上野千鶴子,大越愛子,嶋津格,岡真理ほか。

  第1章 女性兵士の構築
  1 はじめに―湾岸戦争の衝撃―
  2 湾岸戦争前史―米軍女性兵士の登場―
  3 軍隊内の機会均等
  4 ジェンダー平等のジレンマ
  5 軍隊と攻撃性
  6 兵役と市民権
  7 「フェミニズムと軍隊」論争
  8 結び

  第2章 論点としての「女性と軍隊」
      ―女性排除と共犯嫌悪の奇妙な結婚―
  1 はじめに
  2 リベラリズム的見地からする軍隊への女性進出論
  3 フェミニズムと国民国家の両義的な関係
  4 国民国家と立憲主義の両義的な関係
  5 現代日本における自衛隊の女性進出

  第3章 フェミニズム政治のメタクリティーク
  1 はじめに
  2 軍事組織への参加をめぐるフェミニズム内部の対立
  3 「倒錯した」欲望と個人の政治
  4 フェミニズムの政治スタイル
  5 アンチフェミニズムの先駆的覚悟

  第4章 「国家」と性暴力
  1 私は「慰安婦」ではない
  2 国家を法廷に
  3 近代国民国家とジェンダー
  4 国家とセクシュアル・ポリティクス
  5 戦争強姦の意味するもの
  6 大日本帝国の欲望
  7 結びにかえて

  第5章 慰安婦問題の周辺
  1 予備的考察 その1 ―マッキー総督の辞任―
  2 予備的考察 その2 ―事実の認定と規範的前提―
  3 慰安婦問題の事実
  4 規範的前提
  5 結語にかえて

  第6章 国家による性規制の論理と性的自己決定権
      ―「夫婦間強姦」に関する議論をめぐって―
  1 はじめに
  2 夫婦間における強姦論の現在
  3 「性犯罪」という解釈装置
  4 近代日本における性犯罪規定の成立
  5 戦前の刑法学説における夫婦間の性暴力
  6 戦後の夫婦間の性暴力論
      ―「家庭への公権力の不介入」という論理
  7 おわりに―私秘性というジレンマ

  第7章 「同じ女」であるとは何を意味するか
      ―フェミニズムの脱構築に向けて―
  1 ポストコロニアリズムと第三世界フェミニズム
  2 「西洋フェミニズム」におけるオリエンタリズムの機制
  3 「女性性器手術」をめぐるフェミニズム論争―その対立の焦点―
  4 没歴史的な議論が再生産するレイシズム
  5 「同一化」がもたらす差異の転移
      ―フェミニズムがレイシズムに転化するメカニズム―

  第8章 女子割礼および/または女性性器切除(FGM)
      ― 一人類学者の所感―
  1 はじめに―本章のねらい、その他―
  2 女子割礼の諸相―その概観、そして類型と目撃譚―
  3 女子割礼の存続理由―当事者の理由付けと研究者の説明・解釈―
  4 フィールドでのFGM―ムスリム女性人類学者の感想―
  5 結びに代えて―「暴力」と「介入」―

  第9章 ジェンダーの視点から見た近代国民国家と暴力
  1 はじめに
  2 女性兵士問題―フェミニズム政治のゆくえ―
  3 「国民国家」と「性暴力」
  4 「女性性器手術」問題をめぐって―フェミニズムと自文化中心主義―
  5 「ネーション」と「フェミニズム」
      ―グローバル・フェミニズムの可能性―

参考文献


メモ:


ページのはじめに戻る










書名:
砂漠の女ディリー
原書名:DESERT FLOWER
No.B410022
NDC289.300
著者・出版社:
ディリー,ワリス、武者圭子【訳】/草思社
初版1999/10/25
\1,890
内容:
ソマリアの砂漠に遊牧民として生まれた少女ディリーは、13歳になったある日、ラクダ5頭と引き替えに老人との結婚が決まったと父に告げられる。無情で苛酷な部族を逃れ、砂漠のただ中に走り出した彼女を、数奇な運命が導いてゆく。メイドとして働いていたロンドンで写真家と出会い、「彼女の瞳には永遠が見える」と惚れこまれてモデルに。逆境の乗り越え、スーパーモデルとして成功をおさめた彼女だが、少女の時にしきたりによって受けた傷が、いまも重くのしかかる…。華麗な転身を遂げた後も、故郷への想いはやみがたく、現在は国連特別大使としても活躍する著者が、ここに真実の半生を語る。 性器切除(FGM)の実際が、体験として生々しく語られ、その影響の深刻さが、隠すことなく語られる。性器切除を告白したことから国連大使に任命され、FGM撲滅運動を続けている。


  逃走家畜とともに
  遊牧民の暮らし
  女になるということ
  婚約
  モガディシュへの道
  親族たち
  ロンドンへ
  メイドの生活
  ようやく手にした自由
     ほか



メモ:


ページのはじめに戻る