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B170  支配・暴力・差別一般
紹介図書の目録
  性暴力
  支配・差別
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図書紹介 留意事項


























































書名:
性的支配と歴史
植民地主義から民族浄化まで
No.B170013
NDC 367.2
著者・出版社:
宮地尚子/大月書店
初版2008-02-20
\2,940
内容:
世界の歴史における性暴力の常態化。沈黙させられてきた人びと。「性的支配」とは何か。領域を越え、議論する。性的支配の問題に第一線の研究者たちが領域横断的に取り組んだ画期的論集

  序章  性暴力と性的支配

  1 性的支配の歴史と構造
    第1章  ヨーロッパ文明批判と性的支配―「正しさ」の意識をめぐって
    第1章  国家と戦時性暴力と男性性―「慰安婦制度」を手がかりに
    第1章  軍隊の影―スポーツ/レクリエーションと性的支配

  2 歴史と記憶と正負の遺産
    第1章  性的支配と現地女性
      ―ラ・マリンチェと文学的想像力
    第1章  被征服男性の“受忍”
      ―現代メキシコのカレンダーアートに見る性的支配の表象
    第1章  奴隷制、魔女裁判とカリブの女性
      ―マリーズ・コンデ『わたしは魔女ティチューバ』を補助線として

  3 現代の紛争と和解への糸口
    第1章  国内紛争と民族浄化・性暴力
    第1章  国際刑事裁判所における国際犯罪としての性暴力
      ―性的支配とはどのような人権問題か
    第1章  語られぬ真実
      ―性暴力をめぐる正義・和解・記憶


宮地尚子[ミヤジナオコ]
一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻・教授。精神科医師。医学博士。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。1989年から1992年、ハーバード大学医学部社会医学教室および法学部人権講座に客員研究員として留学。1993年より近畿大学医学部衛生学教室勤務を経て、2001年より現職。専門は文化精神医学、医療人類学、ジェンダーとセクシュアリティ。

メモ:


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書名:
中公新書
性と暴力のアメリカ
理念先行国家の矛盾と苦悶
No.B170012
NDC 253
著者・出版社:
鈴木透/中央公論新社
初版2006/09/25
\882
内容:
唯一の超大国として、最も進んだ科学技術を誇るアメリカ。だが、キリスト教の倫理観に縛られ、二億挺を超す銃が野放しにされるなど、「性」と「暴力」の問題については、前近代的な顔を持つ。それはなぜか―。この国の特異な成り立ちから繙き、現在、国家・世論を二分する、妊娠中絶、同性愛、異人種間結婚、銃規制、幼児虐待、環境差別、核の行使などの問題から、混迷を深めるいまのアメリカを浮き彫りにする。

 第1部 「性と暴力の特異国」の成立―植民地時代〜一九六〇年代
    第1章 「性の特異国」の軌跡
      1  「完全なる性関係」を求める社会
      2  性道徳の法制化
      3  性への恐怖   異人種間結婚・産児制限・優生学
      4  「性革命」と女性解放

    第2章  「暴力の特異国」への道
      1  「小さな政府」とフロンティア神話
      2  リンチの系譜  自警団・人種隔離・死刑制度
      3  マフィアとFBI  組織化される暴力
      4  米軍の海外展開と「軍事社会」の出現

  第2部 現代アメリカの苦悩―一九七〇年代〜
    第3章  「性革命」が生んだ波紋
      1  同性愛者の人権
      2  妊娠中絶論争
      3  異人種間の性関係

    第4章  悪循環に陥ったアメリカ社会
      1  銃社会の迷宮
      2  子どもへの性的虐待と死刑執行
      3  光明につくられる「環境差別」
 
    第5章「暴力の特異国」と国際社会
      1  リンチ型戦争の時代
      2  原爆論争とテロの記憶
      3  アメリカと世界の責任


鈴木透[スズキトオル]
1964(昭和39)年東京都生まれ。87年慶應義塾大学文学部卒業。92年同大学院文学研究科博士課程修了。慶應義塾大学法学部教授。専攻、アメリカ文化研究、現代アメリカ論。

メモ:


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書名:
日本の女性と人権
世界からみた日本の男女平等
No.B170011
NDC367.210
著者・出版社:
富岡恵美子、吉岡睦子【編】/明石書店
初版1995-08-31
\2,100
内容:
平均賃金は男性の半分、政策決定の場への女性参加は世界の149位。制度だけは整備されつつある日本の男女平等も、その現実は…。「不平等」の実態を内外の視点から鋭く衝く。

  第1章 男女平等の現状と問題点
  第2章 女性労働者の実態と問題点
  第3章 教育における男女平等
  第4章 家族と男女平等
  第5章 女性の自立を妨げる税金・年金・健康保険制度
  第6章 女性と性
  第7章 女性に対する暴力
  第8章 アジア女性に対する性差別
  第9章 男女平等をめざして




メモ:


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書名:
女と男の経済学  [新装版]
暮らしとエロス
No.B170001
NDC367.900
著者・出版社:
深江誠子/社会評論社
初版1997-03-31
\1,732
内容:
女と男のエロス的関係を追求するユニークな経済学の本。暮らしの一つ一つと世界の結びつきを平易な語り口で解き明かす。

  序章 買売春観光の実態

  第1章 私たちの性の感覚
    強姦天国ニッポン
    プレイタウンで焼け死んだホステスたち
        ほか

  第2章 私たちの暮らしと第三世界
    第三世界からのメッセージ
    日本人の加害性
        ほか

  第3章 私たちのつくる家庭
    恋愛と結婚
    人間を商品として生産する家庭
        ほか




メモ:


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書名:
サバイバーズ・ハンドブック
性暴力被害回復への手がかり
No.B170006
NDC367.900
著者・出版社:
性暴力を許さない女の会/新水社
初版1999-10-30
\1,470
内容:
あらゆる性暴力(強姦、児童虐待、セクハラ、キャンパス・セクハラ、痴漢、ストーカー、ドメスティク・バイオレンス、など)の被害から立ち直り、回復するサバイバーへ。サバイバーをサポート/ケアするパートナーや周囲の人たちへ。懇切ていねいなアドヴァイスと実践情報たっぷりの便利帖。

  1 FIRST AID―すぐに必要な知識
    あなたの生活の安全は守られていますか?
    一人で悩まないで
    病院へ行こう
        ほか

  2 ACTION―行動のための知識
    何のための法律?―あなた自身のために!
    弁護士を探そう!
    ザ・刑事
        ほか

  3 CARE/SUPPORT―心をいやし、回復するために
    自分ひとりで悩まないで…心理的サポートの必要性
    周囲の人たちへ

  4 ADDITION―その他のお役立ち情報
    ケース別対応策
    心とからだのケア
    女性のための護身法
        ほか


メモ:
絶版→改訂版 2002-04-20あり


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書名:
ウイメンズブックス・ブックレット 5
女性に対する暴力
フェミニズムからの告発 
No.B170002
NDC367.200
著者・出版社:
渡辺和子 、森田ゆり他/松香堂書店
初版1998/11
\987
内容:

  第1部 フェミニズムからの告発
    家庭内暴力のサバイバーとして
    心のレベルで人権を考える
    女性の24時間をサポートする

  第2部 ドメスティック・バイオレンス
    パネリストによるディスカッション  

  第3部 トーク・トーク 質問と交流
    シェルターについて
    男性問題としての暴力
    被害者への理解を
    「女性に対する暴力」に声を上げよう
    被害者への援助と方法

  参考資料



メモ:
絶版


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書名:
スカートの中の社会学
法律はセクシャル・トラブルをどう裁くか
No.B170007
NDC367.900
著者・出版社:
円山雅也/泉書房
初版1997-11-10
\1,470
内容:
「危ない自分」の罪と罰。不倫、援助交際、セクハラ、ストーカー、痴漢、強姦、売春…など、知ってるようで知らない法社会から見た「世間学」。

  1 SEXに懲りない人たちの落とし穴
  2 SEXの冒険者たちの罪と罰
  3 SEXはどれだけの民事責任を負うか
  4 不倫に走る夫と妻の社会的制裁
  5 金の切れ目がSEXの切れ目




メモ:
反フェミニズム


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書名:
女という文字、おんなということば
No.B170008
NDC367.200
著者・出版社:
川田文子/明石書店
初版2000-09-30
\2,415
内容:
私たちが日常的に触れている「おんな」にまつわることば、「女」偏の文字を見てみると、女性が抱えていた時代及び社会の病理や矛盾が見えてくる。著者は、聞き書きを主な表現手段とし、女性が語る人生譚を文字化する作業を続けてくる中で、気になったことばや文字をあげている。

  1 おんなということば、女偏の漢字
    女という文字
    「おんな」ということば
    女と男
        ほか

  2 妻・母・妾、「役割」で呼ばれる女たち
    「婚る」と「嫁ぐ」
    いかず後家と石女
    長男の嫁
        ほか

  3 性暴力を表わすことば
    嫐と嬲
    「強姦」と「暴行」
    醜業婦
        ほか




メモ:


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書名:
「ことば」に見る女性
ちょっと待って、その「ことば」
No.B170010
NDC810.400
著者・出版社:
井出祥子【監修】、東京女性財団【編著】/発行 東京女性財団 発売クレヨンハウス
初版1998-02-15
\2,000
内容:
「ことば」と生き方を探す旅。女性たちはどんな「ことば」で表現されてきたか。美しく人を傷つけないわたしたちの「ことば」と生き方をさがして始まる、女性をめぐる「ことば」のこれまでとこれから。

  1 座談会「ことば」に見る女性(井出祥子;落合恵子;俵万智)
  2 「ことば」の力
  3 日常語でたどる女の一生
  4 「うた」に表現された女たち
  5 国語辞典に見る女性
  6 「メディア」の中の女たち
  7 日本語の性差別




メモ:


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書名:
フェミニズムの主張 4
性・暴力・ネーション
No.B170004
NDC367.200
著者・出版社:
江原由美子編/勁草書房
初版1998-11-10
\3,570
メモ:
内容:反射し拡散し、新たに焦点を結ぶ三つの言葉と三つの主題。「近代国民国家と暴力」にまつわるフェミニズム論争の万華鏡。女性兵士,従軍慰安婦,女子割礼など国家,暴力をめぐる難問をフェミニズムはどう考えるのか。上野千鶴子,大越愛子,嶋津格,岡真理ほか。

  第1章 女性兵士の構築

  1 はじめに―湾岸戦争の衝撃―
  2 湾岸戦争前史―米軍女性兵士の登場―
  3 軍隊内の機会均等
  4 ジェンダー平等のジレンマ
  5 軍隊と攻撃性
  6 兵役と市民権
  7 「フェミニズムと軍隊」論争
  8 結び

  第2章 論点としての「女性と軍隊」
      ―女性排除と共犯嫌悪の奇妙な結婚―

  1 はじめに
  2 リベラリズム的見地からする軍隊への女性進出論
  3 フェミニズムと国民国家の両義的な関係
  4 国民国家と立憲主義の両義的な関係
  5 現代日本における自衛隊の女性進出

  第3章 フェミニズム政治のメタクリティーク

  1 はじめに
  2 軍事組織への参加をめぐるフェミニズム内部の対立
  3 「倒錯した」欲望と個人の政治
  4 フェミニズムの政治スタイル
  5 アンチフェミニズムの先駆的覚悟

  第4章 「国家」と性暴力

  1 私は「慰安婦」ではない
  2 国家を法廷に
  3 近代国民国家とジェンダー
  4 国家とセクシュアル・ポリティクス
  5 戦争強姦の意味するもの
  6 大日本帝国の欲望
  7 結びにかえて

  第5章 慰安婦問題の周辺

  1 予備的考察 その1 ―マッキー総督の辞任―
  2 予備的考察 その2 ―事実の認定と規範的前提―
  3 慰安婦問題の事実
  4 規範的前提
  5 結語にかえて

  第6章 国家による性規制の論理と性的自己決定権
      ―「夫婦間強姦」に関する議論をめぐって―

  1 はじめに
  2 夫婦間における強姦論の現在
  3 「性犯罪」という解釈装置
  4 近代日本における性犯罪規定の成立
  5 戦前の刑法学説における夫婦間の性暴力
  6 戦後の夫婦間の性暴力論
      ―「家庭への公権力の不介入」という論理
  7 おわりに―私秘性というジレンマ

  第7章 「同じ女」であるとは何を意味するか
      ―フェミニズムの脱構築に向けて―

  1 ポストコロニアリズムと第三世界フェミニズム
  2 「西洋フェミニズム」におけるオリエンタリズムの機制
  3 「女性性器手術」をめぐるフェミニズム論争―その対立の焦点―
  4 没歴史的な議論が再生産するレイシズム
  5 「同一化」がもたらす差異の転移
      ―フェミニズムがレイシズムに転化するメカニズム―

  第8章 女子割礼および/または女性性器切除(FGM)
      ― 一人類学者の所感―

  1 はじめに―本章のねらい、その他―
  2 女子割礼の諸相―その概観、そして類型と目撃譚―
  3 女子割礼の存続理由―当事者の理由付けと研究者の説明・解釈―
  4 フィールドでのFGM―ムスリム女性人類学者の感想―
  5 結びに代えて―「暴力」と「介入」―

  第9章 ジェンダーの視点から見た近代国民国家と暴力

  1 はじめに
  2 女性兵士問題―フェミニズム政治のゆくえ―
  3 「国民国家」と「性暴力」
  4 「女性性器手術」問題をめぐって―フェミニズムと自文化中心主義―
  5 「ネーション」と「フェミニズム」
      ―グローバル・フェミニズムの可能性―

  参考文献

メモ:


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