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まつたに みわこ

松谷美和子

まつたに みわこ

?〜 2020.6.10(令和2)

昭和・平成期の看護学者、教育者

埋葬場所: 15区 1種 3側 4番
〔聖路加国際病院禮拝堂附属墓碑〕

 1975(S50)聖路加看護大学卒業。卒業後、聖路加国際病院で看護師として勤務。その後、聖路加看護大学の助手、講師を経て、'81 米国ピッツバーク大学大学院(University of Pittsburgh)看護学研究科修了(小児看護学専攻)。東京大学大学院医学系研究科修了(健康科学・看護学専攻)し、保健学博士(東京大学)。
 2002(H14)天使大学教授に就任。2003 聖路加国際大学教授看護学部長、同大学院看護学研究科教授に就任。2018(H30) 聖路加国際大学停年退官後は、国際医療福祉大学成田看護学部教授および看護学部長を務めた。
 研究分野はライフサイエンス、臨床看護学であり、看護における教育的機能に関する研究、看護師の継続教育に関する研究、看護学士課程における看護実践能力の育成に関する研究、看護教育学を行った。日本の看護教育におけるサービス・ラーニングの可能性の検討や、慢性疾患入院児の家族の家族機能、役割ストレス、ソーシャルサポートなども共同研究した。
 2006 日本看護系学会協議会理事、2007 東京都看護協会「看護管理者・教育責任者との交流推進会議」委員、2009.4 大学基準協会評価委員会評価分科会主査(-2010.3)、同.6 財団法人大学基準協会基準委員会委員などを務めた。
 聖路加看護学会の庶務担当理事、学術交流委員会委員長を歴任。2015.9 第20回聖路加看護学会学術大会長を務めた。2016〜2019 聖路加看護学会理事長として2期にわたり学会を牽引され、理事長任期満了後、2020からは監事となる。
 『英国における看護教育』『教育と管理:看護の教育的機能』など著書や論文は多数あり、看護学基礎テキストや看護学教育、基礎看護技術などの教科書などの共著や、自分のからだを知ろうプロジェクト「わたしのからだ」を共著した。
 2020.2(R2)膵がん罹患が判明。化学療法と並行して大学などの仕事をこなしつつ、『看護体験のリフレクション−−看護の神髄(art & science)を語り,活力を与える80のストーリー』の看護体験などのエッセイ本の翻訳を行った。最後の見直しを行った後に、その後のことを夫に託し、同.6.10 自宅で逝去。没二か月後、8月に日本語版が上梓された。

<著者略歴>
<聖路加看護学会ニュースレター「松谷美和子元理事長 追悼号」>
<医学界新聞 第218回「松谷美和子さんの贈り物」井部俊子>
<科学技術振興機構 研究家紹介など>


墓所

*墓石正面「聖路加国際病院禮拝堂附属墓碑」。「正面左」に30名、「左面」に4名、「正面右」に30名、「右面」に8名(2023.7現在)の名前が刻まれている。「左面」の一番上の段の右から四番目に「松谷美和子」と刻む。

*この聖路加国際病院の墓所には聖路加国際病院に尽力された医師や看護師など著名な方々が多く眠る。


正面左 (←クリックで拡大)
<正面左>
日野原重明の他に著名な人物は、上林敬吉(日本聖公会の信徒建築家)、ミセス・セント・ジョンアリス・C・セントジョン:聖路加国際病院附属高等看護婦学校開設・初代校長、聖ルカの母)、小篠暉(聖路加国際病院麻酔科医)、菅原虎彦(4代目 聖路加国際病院長)、瀧野賢一(慈恵医大・ 聖路加気食科医師)、湯槇ます(看護婦・総婦長・日本看護協会長)、関武矩(聖路加事務長、広報部長、チャペルの聖歌隊長)、高橋シュン(聖路加の看護の象徴)、竹田眞二(牧師・司祭)


左面
<左面>
内田卿子(聖路加同窓会名誉会長 看護師・教育者)、松谷美和子(国際医療福祉大学看護学部長、聖路加国際大学教授、聖路加看護学会理事長)


正面右 (←クリックで拡大)
<正面右>
久保徳太郎(3代目聖路加国際病院理事長・2代目 聖路加国際病院長・聖路加国際大学 3代目校長)、久保いよ(看護教育者)、橋本寛敏(3代目聖路加国際病院長)、中村徳吉(聖路加病院外科医長、臨床外科医学会の権威)、平賀稔(聖路加病院皮膚科医長)、糸井一良(看護學講座 婦人科學教授)、上中省三(外科部長)、栗田静枝(聖路加国際病院診療記録管理主任)、松下和子(看護師・教育者)、野辺地篤郎(5代目 聖路加国際病院長)


右面 (←クリックで拡大)
<右面>
湯本きみ(看護師・教育者)、松岡美久里(看護師・教育者)、檜垣マサ(看護師・教育者)、久城孝(実務)、常葉恵子(聖路加国際大学 8代目校長 小児看護学)


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