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さいごう とよひこ

西郷豊彦

さいごう とよひこ

1878(明治11)〜 1959(昭和34)

明治・大正・昭和期の陸軍軍人(少将)

埋葬場所: 14区 1種 9側

 東京出身。父は元帥海軍大将・侯爵の西郷従道(10-1-1-1)の次男(庶子と推察される)。伯父は西郷隆盛。従叔父に大山巌。 兄弟に、西郷家の嫡男であったが早死した兄の西郷従理(10-1-1-1)、弟の三男で西郷家を継いだ海軍大佐の西郷従徳(10-1-1-1)、四男は上村家に養子となった海軍大佐で男爵の上村従義、五男は陸軍大佐の西郷従親(23-1-1)、六男は西郷豊二、七男は小松家の養子となった伯爵の小松従志(8-1-15)がいる。
 1899.11.21(M32)陸軍士官学校卒業(11期)。同期に弟の西郷従徳、寺内寿一(元帥)、高橋真八(中将:22-1-39)、多門二郎(中将:13-1-10-15)、馬渕直逸(中将:3-1-3-10)、蘆川良治(少将:3-1-29の2)、梅澤力助(少将:23-1-1)、小野茂幸(少将:25-2-14)、長谷川国太郎(少将:13-1-7)、松田清彦(少将:20-1-7)らがいた。 翌年、少尉に任官し、様々な要職を経て、1924.12.15(T13)大佐となり、野砲第一連隊長に就任。'30.4.28(S5)鎮海湾(釜山)要塞司令官を経て、同.8.1少将となった。'32.4.11待命、同.4.28予備。後に貴族院議員となった。

<帝国陸軍将軍総覧>
<日本陸軍将官総覧>


墓所

*豊彦と従徳は同年に生まれているため、「次男」「三男」と資料によって異なるが、ここでは『平成新修旧華族家系大成』に基づいて豊彦を次男、従徳を三男として紹介する。

*庶子とは正式な婚姻関係にない両親から生まれた子供のうち、父親に認知された者を指す。庶子と思われるのは通字が異なる豊彦、豊二。生年および縁組みから推察して従義が該当するのではないかと推察する。


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