小野茂幸

　熊本県出身。1899.11.21(M32)陸軍士官学校卒業（11期）。同期に寺内寿一(元帥・陸相)、高橋真八(中将：22-1-39)、多門二郎(中将：13-1-10-15)、馬渕直逸(中将：3-1-3-10)、蘆川良治(少将：3-1-29の2)、梅澤力助(少将：23-1-1)、西郷豊彦(少将：14-1-9)、長谷川国太郎(少将：13-1-7)、松田清彦(少将：20-1-7)、西郷従徳(大佐・侯爵：10-1-1-1)らがいた。
　1900.6.22砲兵少尉に任官後、様々な要職を歴任。1923.8.6(T12)旅順重砲大隊長、'25.5.1野重砲三連隊長を歴任し、'29.8.1(S4)少将に累進して、待命。同.8.31予備となった。従4位 勲3等。享年68歳。

＜帝国陸軍将軍総覧＞
＜日本陸軍将官総覧＞

＊正面墓石は「小野家之墓」、右側に「故 陸軍少将 従四位 勲三等 小野茂幸之碑」が建つ。左側に墓誌がある。墓誌には祖父母の小野嘉八・ルイ、父母の小野記一・なか、小野茂幸と妻のトメ、長男の太郎が並ぶ。太郎以外は戒名はない。次いで、小野正・那智子夫妻の刻みもある。

＊小野正(1912-1986 寶珠院念誉正道居士)は永地秀太に師事した洋画家ではなかろうかと調査中。

高橋真八、 多門二郎、 馬渕直逸、 蘆川良治、 梅澤力助、 西郷豊彦、
長谷川国太郎、 松田清彦、 西郷従徳