育 児 メ モ

毎日お子さんと接していると、色々なことがあり、
不安になることもあるでしょう。
診療中によく聞かれるお母さんたちの疑問を中心にまとめました。
日頃の育児の参考にしてください。


機嫌はよいけど、ミルクを飲みません。
赤ちゃんの便秘について
夜泣きについて
冬の外出の時に注意すること
入園・入学前の予防接種について
肥満が体に及ぼす影響
薬の飲ませ方
神経芽マススクリーニングが休止になった理由
子育ての疑問〜あかちゃんはどうして泣くの?〜
紫 外 線 対 策
夏の外出の時に注意すること



   


Q 機嫌はよいけど、急にミルクを飲んでくれなくなりました。どうしたらよいですか?
A まずは赤ちゃんの哺乳量は月齢とともに増えるのではなく、
生後2〜3ヶ月になると乳を吸うことを中止する反応が成熟します。
そのため哺乳量が減ることが正常の経過であることを知っていて下さい


また5,6ヶ月になってくると、回りのものに興味を持ち出し、
哺乳にムラがでてくることもあります。

このような時期に大切なのは、
1回の哺乳量が重要でなく1日の哺乳量で考えてみることが大切です。
1回の量は減っていることがあっても1日ではそれほどミルクの量は減っていないことがありますよ。

またこの時期は離乳食の開始の時期ですので、
ご両親が食事をしているのに興味を示しているようなら
離乳食をすすめてみるのにいい機会かもしれません。

生後3,4ヶ月になると赤ちゃんも少しずつ個性がでてきます。
それまでの飲んだら寝るという状態から、
少しずつですが種々の要求がでてきます。
赤ちゃんの意志も尊重しつつ生活のリズムを作っていくことも大切です。

機嫌がよく、体重増加にも問題ないようでしたら
赤ちゃんの意志にあわせてミルクを飲ませてみましょう。


次のような時は小児科専門医に相談しましょう。
体重の増加が悪い
吐いたり、下痢が続く
熱がある。
元気がなく、疲れやすい
けいれんがある
顔色が悪い
なにか気になる