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むらかみ かもざえもん

村上嘉茂左衛門

むらかみ かもざえもん

1888(明治21)〜 1936.2.22(昭和11)

大正・昭和期の警官(2・26事件殉職)

埋葬場所: 12区 1種 15側

 詳しい詳細は調査中。ご存知の方は一報ください。

 1936(S11)2.26事件発生時巡査部長として総理大臣官邸を警護。午前五時頃、襲撃部隊が邸内に侵入。 襲撃側指揮官の栗原安秀中尉はみずから兵を率いて、林八郎(7-1-13-23)少尉も兵を率いて裏門から進入する。 池田俊彦少尉、対馬勝男中尉も襲撃側指揮官として兵を率いた。
 官邸の玄関で襲撃隊を阻止しようとした小館喜代松巡査はその場で殺害。官邸内の非常ベルが鳴り響く中、首相秘書の松尾伝蔵が官邸内の電灯を消してまわる。 松尾と警備の警官の土井清松(12-1-15)巡査は首相の寝室に飛び込んで首相を連れ出す。 この時、庭の非常口近くでは清水与四郎巡査が守っていたが機銃弾に倒れる。 外への脱出を諦め、駆けつけた村上嘉茂衛門巡査部長と三人で首相を浴場に隠す。その後三人は廊下で応戦する。 村上巡査部長は椅子を盾に拳銃で応戦していたが、射殺された。土井巡査は林少尉に組み付いたが、他の兵隊に後ろから切り伏せられる。 松尾は中庭で射殺された後、寝室に運ばれそこに在った岡田首相の写真と比べられたが、写真の上にはめ込まれていたガラスに眉間の辺りからひびが入ったために、そのまま岡田首相だと断定された。


殉難碑

*享年48歳。勲八等。戒名は冷光院殿法悦日嘉居士。墓所内には内務大臣の後藤文夫から贈られた「警察官吏及消防官吏功労記章」授章までの過程が刻む殉難碑が建つ。


2.26事件
- 死亡者 -
齋藤 實内大臣7-1-2-16
高橋是清大蔵大臣8-1-2-16
渡辺錠太郎教育総監12-1-10-15
松尾伝造予備役陸軍大佐*岡田啓介(9-1-9-3)首相と親類で誤認され殺害
村上嘉茂左衛門巡査部長12-1-15
土井清松巡査12-1-15
小館喜代松巡査 
清水与四郎巡査 
玉置英夫巡査 
皆川義孝巡査 
 
- 重傷者 -
鈴木貫太郎侍従長*死を免れた鈴木と岡田は太平洋戦争の終戦工作に尽力した
 
- 負傷者 -
齋藤春子内大臣夫人7-1-2-16
平田立己巡査 
飯田哲治巡査 
片倉 衷陸軍省軍事課員 
森 鈴江看護婦 
山本亀三旅館業 
八亀広蔵旅館業 
 
- 刑死 -
安藤輝三鈴木邸襲撃指揮官多磨霊園調査中
* 麻布にある曹洞宗賢崇寺二十二士之お墓 合同慰霊 安藤の戒名は諦観院釈烈輝居士
林 八郎首相官邸襲撃指揮官7-1-13-23


*2・26事件首謀者として刑死した社会主義者の北一輝の弟、北叉箸諒茲4-1-35。

*青年将校に色々と吹き込んだとされる真崎甚三郎陸軍大将の親族の墓と思われる墓所は3-1-4。

*2・26事件の反乱軍に同情的な態度をとって左遷された荒木貞夫陸軍大将は8-1-17。

*村上嘉茂左衛門墓所と土井清松墓所は隣通しであり、各々の墓所には殉難碑(内務大臣:後藤文夫による)が建つ。


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