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かわせ とおる

川瀬 亨

かわせ とおる

1874(明治7)〜 1945.4.27(昭和20)

明治・大正期の陸軍軍人(中将)

埋葬場所: 8区 1種 7側 9番

 東京出身。1896.5.27(M29)陸軍士官学校卒業(7期)。同期に緒方勝一(後の大将:4-1-31)、畑英太郎(後の大将:6-1-16-3)、河西惟一(後の中将:16-1-17-55)、二子石官太郎(後の中将:17-1-10)、大竹澤治(後の少将:2-1-4-14)、中村安喜(後の少将:7-1-2-14)、羽入三郎(後の少将:3-1-3)、壬生基義(後の少将、伯爵:21-1-12-10)らがいる。1897.1.25歩兵少尉任官。1906陸軍大学卒業(18期)。同期に壬生基義や武川寿輔(後の少将:15-1-15)らがいた。輜重兵隊に属し大尉となる。
 輜重兵(しちょうへい)とは、兵站を主に担当する陸軍の後方支援兵科の一種である。水食料・武器弾薬・各種資材など様々な物資を第一線部隊に輸送して、同部隊の戦闘力を維持増進することが主任務となる。
 '12.8.28(T1)輜重第4大隊長、'15.8.28輜重兵監部員を経て、'16.11.15輜重兵大佐に昇格し、輜重第17大隊長に任ぜられる。'17.8.6近衛輜重大隊長、'18.7.24 第8師団参謀長を歴任し、'20.8.10少将に昇進して、陸軍の船舶および鉄道輸送を担当する運輸部附となる。'22.8.14陸軍運輸本部長に就任。'23.4.1運輸部の役職が本部長から運輸部長に変更され、そのまま引き継ぎ初代陸軍運輸部長となった。'24.2.4輜重兵監になり、'25.5.1中将に累進、'26.3.2待命、同.3.22予備となった。享年71歳。

<帝国陸軍将軍総覧>
<日本陸軍将官総覧>


*墓石正面「川瀬家之墓」。娘は渡左近陸軍中将に嫁いだ。

*渡左近の墓所は青山霊園1ロ8-17である。同墓所には渡左近の兄で陸軍中将の渡久雄も眠る。


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