世の中にはさまざまな情報が満ちあふれています。それはいつも正しい情報のみとは限りません。

情報はなぜか特殊なことばかりが広がる傾向にあります。例えば、ニュースにしても特殊なことのみが報道されていて、極一般的なことは、良いことであっても報道されることはありません。地震や台風が来れば、最も被害が大きい場所の状態を示して危険度を知らせます。近くで同様なことが起こっても報道と同じではないような経験は良くあるでしょう。

このことは歯科の情報にも当てはまります。

歯科の情報はさまざまな研究の結果を基に人が解釈したものです。そして個々の研究の結果はそれぞれ異なることを示唆する場合がありますが、基本的には信頼できるものかどうかを良く見極める力がないと、正しいかどうかはわかりません。したがって多くの文献結果を 正確に分析し解釈する必要があります。結果を鵜呑みにしてはいけません。

英文献は、それなりに評価されるものですが、英語が読めるだけでは英文献は読めないのですし、
同様に英文献は読めても、それを解釈できるわけではありません。
いかに英語のできる人でも歯科の知識がなければ文献の意味は理解できませんし、また統計学の知識も必要です。

JDPICは、それを訓練している歯科医療チームの集まりでもあります。

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