根尖病変について

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根管内にばい菌が入った状態を感染根管とよびます。この状態では根管内の細菌あるいは細菌性物質が根の先の組織を刺激し炎症反応を引き起こし、変化があらわれます。これを根尖病変といいます。 この状態はレントゲン写真上で確認できます。

その原因としては
1 細菌による原因 (細菌性毒素、細菌性要素も含む)
2 その他の原因(器械的・物理的・化学的)
・外傷性損傷(打撲)
・根管処置による刺激
が考えられます。

多くの場合、臨床的な徴候がありませんので気がつかずに放置されてしまうことがあります。 時にその症状として
1 咬んだ時の違和感や痛みがある
2 歯の根元をおすと痛む
3 鈍い痛み、歯が浮いた感じがある
4 何もしなくても痛い、
5 腫脹(腫れ)膿みがでている
6 全身症状として高熱や倦怠感がある
が認められることがあります。

その治療として
感染の除去および無菌的な治療(ラバーダム)が必要であり、根管内よりアプローチが可能な場合は根管内より行い、困難な場合は外科的なアプローチが行われます、そしてそれでも困難な場合は抜歯になることもあります。

参考文献
Kakehashi et al. (1965)
Moller et al. (1981)



もっとしりたいー根管の治療とは
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