2002 北海道ツーリング
ツーレポTOPへ 一日目へ ニ日目へ 三日目へ 五日目へ 六日目へ 七日目へ 八日目へ 九日目へ 十日目へ ◎8月12日(月)四日目 寒くて何度も目を覚ます。震えながら朝を待つ。 AM6:30 起き上がる。 テントを出るとアメ兄もちょうど出てきた。かるく挨拶して顔を洗いに行く。 チャリ兄にも挨拶しようとテントを尋ねたら朝食の最中だった。 シュラフとフライを干し、殆ど荷造りを済ませていた。 朝食も昨日炊いたご飯を半分残しておいた物にふりかけをかけて食べていた。 さすがだ。熟練者は違う。。。 AM7:30 テントを撤収、荷造りを終える。 アメ兄とチャリ兄は然別湖北側へ出る道を行くらしい。 二人に別れを告げ、もと来た鹿追方面への道を行く。また会いましょう。 ダートをしばらく走ると、むこうから土を撒く車がやってきた。 車をやり過ごし、撒かれたばかりの土道を走る。 地図には締まったダートとある。全然締まってないやん。ていうか我々が締めるのか。。。 ダートを出て然別湖へ。湖を見物する。あれが有名なくちびる山か。 しばし湖を眺めたあと土産物屋を廻る。お馴染みの六花亭ものが多数。。。 まだ土産を買うには早いのでそそくさと店を後にした。

くちびる山です。 然別湖から鹿追の途中にある休憩所でちょっと休憩。

休憩所から。地平線って素晴らしい。 鹿追へ戻り瓜幕からR274を北東へ向かう。 R274・241重複路線となる上士幌から足寄方面へ。 途中、道の駅足寄湖で休憩。同時に反対方向から入ってきたセローのライダーと挨拶。 小高い丘を登り、レストハウスへ向かう。入口にソフトクリームの幟がある。喰うしかない。 ソフトクリームを食しながら駐車場へ戻る。 駐車場でとうもろこしを売っていた。食べるか迷ったが食べずに出発。 足寄というと鈴木宗男と松山千春だ。ムネオはいいとして松山千春は好きである。 松山千春の曲の中で「大空と大地の中で」という曲が特に好きだ。 この曲はもの凄く北海道にマッチしている曲だと思うのは私だけだろうか。 R241をひた走る。いい道だな〜。 飛ばせる、楽しい、ピースサイン。の三拍子そろってます。 オンネトー、白藤の滝、阿寒湖を素通りして弟子屈へ。 道の駅摩周温泉で休憩。缶コーヒーをすすりながら辺りを見回すと隣に小洒落たレストランを発見。 ちょっと入りたくなったが、準備中だった。 まあ貧乏ライダーはそんな値段の見当の付かない店に入るのは危険だよね。。。 道の駅を出て道道52号から摩周湖へ向かう。 雪風にはきつめの登りをしばらく走り、摩周湖第一展望台へ。 硫黄山駐車場とセットの駐車券を買って展望台へ向かう。 摩周湖は美しかった。生で見ているんだよな、これ。 ゲームや写真で見た光景がそこにある。風とその薫りで実感が高まる。 私は本当に感激した光景をあまり写真に撮りたくない。 自分の家で切り取った景色を見てもその時の感動はきっと無いと思うからだ。 また感激を味わうならもう一度その場所へ行けばいい。 二度と行けない、見られない光景なら心に刻めばいい。 瞼を閉じればきっと感動した光景がそこにあるはず。皮膚にその時の感覚が甦るはず。 (我ながらくさいな・・・)

といいつつ撮った摩周湖。 始めて見る摩周湖が晴れていると婚期が遅れるとか、出世が遅れるとかいう。 思い切り綺麗に見えてしまったが、どうせ結婚できないだろうし出世もしないので問題ないでしょ。 今日のキャンプ地は和琴湖畔キャンプ場に決めていたので摩周温泉方面へ戻り R243を北西に向かう。R243から和琴半島へ入る交差点にミルクラーメンという看板あり。 客はそれなりにいる。入るか悩む間に通り過ぎた。多分この先も入るまい。。。 しばし進むと対向車線のライダーが立ち上がって思い切り手を振ってくれた。 こちらもチョイと大げさなピースサインで応える。 行き止まりに売店と駐車場が見えた。左手が和琴湖畔キャンプ場で右手が和琴キャンプ場らしい。 辺りを見回すが湖畔キャンプ場の入り口がよく分からない。 近くの旅館がキャンプ場を管理しているのは知っていたので旅館の人に入り口を尋ねた。 駐車場と三軒並んだ売店の間から入るらしい。始めての人には分かりにくいでんがな。 まだPM3:30前後と、早めなのでテントもまばらだ。 近くでテントを設営しているチャリダーのお姉さんが石ころでぺグを打っていた。 打ちにくそうだったのでハンマーを貸し、雪風に寄り掛かってポカリを飲んでいると 「このセロー、今年の色だね〜。どのくらい走った?」と話し掛けられた。 近藤さんというこのお兄さんとしばらく世間話。 その後オヤコツ地獄を散策がてら温泉に入りに行く。 オヤコツ地獄と温泉は半島入口を右手に進むほうが近いのだが、左から行って一周することにした。 わりとアップダウンのある散策路で、歩き甲斐がある。湖側を見ると手付かずの温泉がちらほら。 オヤコツ地獄を見学して温泉へ。家族連れが入っているところを失礼して風呂に入る。 熱い!!じわじわと慣らしていきなんとか全身浸かる。しかし何分と持たないのでサッサと出てきた。

テントからの屈斜路湖。 テントに戻って、食事の支度をする。すると近藤さんが一緒に食事をしようというので 固まって焼肉を始める。帯金さんという近藤さんのお連れさんも一緒に食べ始める。 帯金さんは40前後とおぼしき人で、奥さんは外国の方、愛車はロータス エリーゼ バイクはBMW R1200C、フルートを嗜むというとても懐の深い、面白い人だった。 また、真面目な顔で話すときは、安易な人生を送っていない人特有の重さがあった。 近藤さんはいろんな人に声を掛けていたので次々と人が増えた。ドンチャン騒ぎスタート。 料理は殆ど私。こういう楽しい食事はキャンプの醍醐味だよねぇ。 雨が降ってきたのでフライがタープ代わりになっている私のテントに避難。 四人ぐらいで固まって飲み続ける。 VMAX乗りの夏目さんは明日の出発が早いので引き上げた。 やがて近藤さんは地べたで眠りにつく。起こしても起きない。 そのうち起きるから放っておいて寝ればいいよ。と言って帯金さんも引き上げた。 テントの外で寝息を立てる近藤さんを気にしつつ私も眠りにつく。 夢の中で近藤さんが引き上げて行った・・・と思う。 四日目終了 五日目へ

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