2002 北海道ツーリング
ツーレポTOPへ 二日目へ 三日目へ 四日目へ 五日目へ 六日目へ 七日目へ 八日目へ 九日目へ 十日目へ   2001年1月、FOGという会社から風雨来記というゲームが発売された。 ゲームの内容は北海道をキャンプツーリングし、旅行記をリアルタイムでWeb連載して賞の 入選を狙うというものだ。登場人物の織り成すドラマを産んだ美しい世界がそこにはあった。 私はゲーム内の北海道に魅せられた。実際にそこに立ちたいと思った。 2001年8月に普通二輪免許を取得した。免許の取得目的そのものが北海道へ行くことだった。 2002年4月にセローを買った。3ヶ月前に予約して、発売日よりも数日早く受け取った。 神林長平著「戦闘妖精・雪風」の意志を持つ戦闘機、雪風の名をそのまま貰い雪風と名付けた。 2002年6月、電話と10分間の短い戦いの結果フェリーの予約を取った。 そして2002年8月、1年と7ヶ月越しの念願だった北海道へ上陸する。 ◎8月9日(金)一日目 AM6:30 雪風に荷物を積む。昨日遅くまでかけてバック1つ分まで必死に荷物を削ぎ落とした。 ちょっと眠い。だが今日はまだ仕事がある。フェリーは夜8時発だ。 PM6:00 会社からフェリー乗り場へ急ぐ。 仕事場は名古屋港近くにあるが、フェリー乗り場は対岸なのでけっこう距離がある。 途中財布にほとんど金が無いのに気付く。ATMが近くに無いのでコンビニで下ろす。 フェリー乗り場近くにもわが社の工場がある。 その工場経由で乗り場まで行こうと思っていたら 信号待ちで港湾関係と思しきオッサンに声を掛けられた。 「あんちゃん北海道か?フェリーならここ曲がったほうが近いぞ。」 言われた通りその交差点を曲がってオッサンに着いて行く。 オッサンはスクーターにも関わらず滅茶苦茶飛ばす。オッサンは途中の交差点を曲がる。 指で直進しろと指示してくれた。オッサンに礼をして乗り場へ飛ばす。 途中、二人乗りのヤンキーがシグナルグランプリを挑んでくる。相手にせず普通に加速。 しかしヤンキーは変な改造してるようで着いてこられない。さっきのオッサンのが速いぜ。。。 乗り場に到着。ライダーでごった返している。キャンセル待ちの人も多いようだ。 搭乗手続きを済ませて戻ってくるとすぐに搭乗開始となった。バイクを停め、荷物を下ろす。 重たい。1つのバッグではフェリーの中で必要無いものまで持って上がらなければならない。 パッキングをもっと考えねばならなかった。今回の反省点その1である。 船室へ上がる。私が取ったA寝台は二段ベッドのカプセルホテル式でTV・エアコンもある。 私は下だった。荷物が重いので好都合だ。 荷物を置いて風呂へ向かう。まだ搭乗開始したばかりなので空いていた。 風呂から出て食事をする。レストランはバイキング式だが高いので喫茶ルームでカレーを食す。 食事をしながらメールで出発を方々に伝えた。 PM8:00  食事を終えて売店へ。酒とツマミを買ってベッドに戻る。 しばらくして出港の汽笛。15分遅れで名古屋港を離れた。 一杯やりつつTVを見ていると館内放送でラウンジショーの案内が流れる。 ジャズ演奏らしい。私はサッチモ好きでジャズ党なので聴かない手は無い。 ジャズバンド「ダニートリオ」はピアノとドラムとウッドベースという構成だ。 色んなジャンルの曲をジャズアレンジしての演奏だった。締めは必ず聖者の行進らしい。 自然と皆、手拍子。いいショーだった。 PM10:30 異様な眠気。適度な揺れが眠気を煽るようだ。 ペットボトルのポカリを飲み干しそのまま眠りについた。

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