2002 北海道ツーリング
ツーレポTOPへ 一日目へ ニ日目へ 三日目へ 四日目へ 五日目へ 六日目へ 七日目へ 八日目へ 九日目へ ◎8月18日(日)十日目 目覚めるとまだ真っ暗。 台風情報が欲しいのでフロントへ。 あえなく仙台で欠航決定したらしい。やれやれ。 朝食取らず、ルートを考える。 北海道の地図しか持っていないので、フロント備え付けの地図を活用、したいが 目的は皆同じ。取り合い状態であった。。。 東北道は渋滞してるだろうし、東名は雨が酷そう。中央道は遠回りだし・・・ どうするか悩むが、結論が出ないまま仙台港に入港。 隣のベッドだった静岡のご夫婦は、タンデムなので高速に乗れないから早々に宿を取ったらしい。 私はどうしよう・・・とりあえず料金の払い戻しを受け、港を後にした。 地図も無く、土地鑑の無いところだが、方向感覚と道路案内板を信じて進む。 R45からR4に入り、ひたすら南下。全行程高速を使ったり、どこかで一泊するような 金銭的余裕も無いので、できる限り下道で、今日中に帰り着くことを密かに決意。 いい加減、渋滞気味なR4に嫌気がさしてきたので、福島県の二本松ICから東北道へ。 この辺から雨が本降りになってきたので合羽装着。 雨が段々強くなる中、那須高原SAで休憩。佐野ラーメンで腹ごしらえして直ぐ出発。 雨が今度は止んできた頃に首都高突入。 もの凄い渋滞で突入時はそこそこ明るかったのに東名に入るころには真っ暗だった。 東名に入ってすぐに大雨になり、防水靴も意味をなさなくなった。。。 東名海老名SAで夕食。なぜか吉野家の牛丼。 仙台から時々メールでエールをくれた夏目さんに、海老名で飯食っていると返信したら すごく驚かれた。仙台を出てから約7時間。そんなに速いかな?? 海老名を出てからは家までノンストップ。 闇夜の富士山を見送り、清水で50km/h規制もお構いなく スタンディング・110km/hで、波が被る道を駆け抜ける。 股座が限界に近いのでその後も積極的にスタンディング。 大井川と浜名湖での横風も忘れ、ひたすらとりつかれたように走る。 仙台から約13時間、春日井ICで高速を下り、程無く我が家へ。 約4000kmの旅、特に最終日に酷使してしまった雪風よ、ありがとう。 雨がまだまだ降っているのでカバーをかけて駐輪場に納めた。 初めての北海道。旅馴れた人からすれば全然ダメな旅だったかもしれない。 でも、私にとっては人生の転機になるぐらい大きな体験だったし 久しぶりにもの凄く新鮮な感動を得られた。ここ何年も味わうことがなかった気持ちに気付いた。 それでも味わえたのは、北海道が持つ大きな大きなパワーの何%かだと思う。 来年もきっとまた何%かを味わいに、きっと、私は北へ渡る。 ツーレポTOPへ