●持ち物はできるだけ少なく、が目標
旅行といえばまず持ち物ですが、日本を３週間以上空けるといっても、すべての仕事をストップするわけにはいきません。ですので、ノートパソコンは必携となります。これ以外には、スチールカメラ×２、デジタルカメラ×１を考えています。まだ出版の可否は決定していませんが、出版することを考えると、一眼レフ（スライドフィルム撮影用）とネガフィルム用カメラがそれぞれ一台ずつと、デジタルカメラです。さらに、三脚を忘れないようにしなければなりません。米国の美術館や博物館で撮影をするときには、ほとんどのケースでフラッシュが使えないからです。
以上が仕事に関係する部分の持ち物ですが、これ以外に買い込んだいくつかの資料、さらに地図を持っていくことになるでしょう。そう、忘れてならないものがもう一つ、国際免許です。米国でも、ヨーロッパでもそうですが、国際免許証がないと車を貸してくれません。そればかりでなく、日本の免許証の提示を求められることもありますので、こちらも携行しなければなりません。
あとは普通の旅行で持っていく携行品を考えておけばいいと思われます。
●さらに詳細な通過地に関する情報を入手
せっかく行くのですから、宿泊先と、その土地に密着したレストランリストの作成もしておきたい項目の一つです。Route66協会の資料にもホテル（モーテル）とレストランのリストがありましたので、そのリストを元に出発までの１ヶ月間、インターネットを利用して情報収集を行うことにしましょう。
ということで、詳細なルートの設定、検証を行うことにしました。現在もっともRoute66の正しいルートが解説されているサイトが、http://route66.netvision.be/です。このサイトから最新の地図情報を入手し、これを元にトリップメーカーで最終のルートを決定することにしました。かなり膨大な情報が入手できますので、使いやすいように加工しなければなりませんが、出発までの短い時間、ルート作りにしばらくは専念することにします。
●渡米直前情報収集
あと出発まで２週間となってしまいました。ということで、そろそろ渡米のための準備を開始しなければなりません。これまで何回か海外に出張しましたが、これほど長期にわたるものではありませんでした。また、米国内での移動距離も、ラスベガスからニューヨーク、あるいはワシントン、ボストンが米国内では最大でしたので、持ち物もそれほど考える必要はなかったのです。もちろん、移動手段は飛行機がほとんどで、前述したように、ワシントンＤＣからニューヨークまでAmtrakを利用しただけです。というのは、これまで海外（主に米国ですが）に出るのは、ほとんどが仕事だったからです。ですので、ラスベガスでもほとんどの時間をクーラーの利いたホテルやコンベンションセンターで過ごし、昼日中の町中を歩くといったことはありませんでした。しかし今回は車で移動するとはいっても、外を歩くことがかなり多くなりますので、ある程度情報を仕入れておく必要があるでしょう。
そこで最初に調べたのが気候です。
カリフォルニア：サンタモニカ−20度から30度の間
ネバダ：ラスベガス−20度から40度の間
アリゾナ：フラッグスタッフ−５度から30度の間
ニューメキシコ：アルバカーキ−15度から35度の間
最新の情報では、日中は40度を超えています。
テキサス：アマリロ−10度から35度の間
オクラホマ：オクラホマシティ−20度から33度の間
カンザス：リバートン−15度から30度の間
ミズーリ：スプリングフィールド−20度から30度の間
イリノイ：シカゴ−20度から35度の間
となっています。前半の地域はほとんど雨が降りません。しかしアリゾナのフラッグスタッフは、この１週間の天気を見ますと最低気温が氷点下近くにまで下がる日があり、寒暖の差がかなり激しいようです。ちょっと車から降りてセブンイレブンで買い物、といっても防寒具が必要なくらいの寒さですね。
どの地域も西部は最低気温が昼間に比べてかなり下がりますので、寒さ対策が必要だと思われます。先週はテキサス州ヒューストン近辺で低気圧が大暴れして、フリーウエイも冠水するといった気象災害が発生しています。低気圧とはいっても、メキシコ湾に発生するものは日本の台風と同じくらいの嵐となりますので、気象情報にも注意しなければなりません。
などと言っている間に、出発前３日になってしまいました。もう一度天候を調べたところ、各地とも、前回調べたときに比べさらに気温が高くなっていました。
今回の旅行ではランドマキナリー社のトリップメーカーやストリートファインダーといったルート検索のためのソフトにかなりお世話になっていますが、ついでにノートブック用ＧＰＳアンテナを購入しました。価格は９９ドル＋税金です。このＧＰＳアンテナとトリップメーカーやストリートファインダーを組み合わせて利用することで、カーナビシステムが完成します。このため、ノートパソコンを車の中で利用できるようにと、カーバッテリーから電源をもらうためのコンバータも購入しました。こちらはディスカウントショップで4850円です。
さらにRoute66関連書籍を２冊追加購入しました。
Route 66 Remembered By: Michael Karl Witzel $23.96
Route 66 : The Highway and Its People By: Quinta Scott (Photographer),
Susan Croce Kelly $15.96
の２冊です。共に資料としても、読み物としても楽しめるものです。やはり他の書籍同様、写真、イラストなどがふんだんに掲載されています。 |
