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テキサス州
ルート66のとしては、カンザス州に次いで通過距離の短い州がテキサス州です。テキサス州の入り口もGlenrioで、どうやらこの街そのものが、州境のようです。このGlenrioから少し進んだ場所に、Vega(織女星)という名の街があります。話が横にそれてしまって恐縮ですが、我が家には猫が1匹(もしかするとこの旅行に出かける前に2匹になっているかもしれませんが)いるのです。その猫の名がVegaなのです。ですので、この街に関する資料は現在のところほとんどありませんが、時間があれば記念になるような何かを探してこようと思います。
Wildorado、Bushland(なんとなく風景が想像できそうですね)、を経てAmarilloへと続きます。カウボーイ、カントリーミュージックといった言葉がぴったりくる街でもあります。Amarilloを出発し、Conway、Groom、Alanreed、McLean、Lela、shamrockでテキサス州は通過となります。距離的には160〜170マイルほどでしょう。テキサス州というと、ダラスという街の名が浮かんできます。衛星中継が日本と米国の間で実現されたその時、真っ先に飛び込んできたのが、ケネディ大統領暗殺事件でした。年輩の方ならあのときの衝撃の激しさは、よく覚えているのではないでしょうか。
テキサス州は、全米でもっとも貧富の差が激しいところといわれています。以前ダラスに行ったときのことですが、ダラス・フォートワース空港に降りていくとき、それまで茶色の砂漠だったのが急に家並みが見え始めました。よく見ていると、16軒で一つのプール、8軒で一つの...、最後は1軒で一つのプールを持つ家のグループというように、経済的な差が空からはっきり分かることに驚いた記憶があります。そして、2軒に一つのプールを持つ地域、1軒で一つのプールを持つ地域の庭はグリーンなのですが、それ以外は茶色なのです。
現地の人に話を聞くと、石油より水の方が高いから....ということでした。夏に芝生を緑に維持できる地域はかなり豊かな生活水準の人たち、ということなのでしょう。ダラスで思い出すことがもう一つ。この出張の1週間ほどあとのことですが、デルタ航空の旅客機がダラス・フォートワース空港に着陸を失敗するという事故がありました。日本に帰ってきてからだったのですが、なんとも奇妙な感じを受けたことを思い出します。
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