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カリフォルニア州
A Guide Book to Highway 66の一番後のフレーズは、
「最後に、著者としてすてきな旅になることを祈っています。また、このガイドブックに付け加えたいこと、改善したいことなどありましたら、出版社までその情報をお寄せください。次のバージョンでその情報を本書に取り入れたいと思います」
と書かれています。
この書籍に新しい情報を追加できるような旅にしたいものですね。では、このガイドブックを反対に読み進むことにしましょう。通常のルート66のスタートはシカゴですが、私の計画は逆走することになりますので、スタートはカリフォルニア州の中央近く、ビーチが有名なサンタモニカです。ロサンゼルス近郊を舞台にした映画やTV番組には、必ずといっていいほど登場する場所です。
桟橋の上に観覧車やレストランがある場所、といえばお分かりになるのではないでしょうか。このサンタモニカを出発し、高級住宅街で有名なビバリーヒルズを通って、ロサンゼルスの市庁舎前に向かいます。そして、目指すはパサディナです。「パサディナのお嬢さん」という歌がありましたよね。確か、トロイドナヒューの歌だったような気がします。なにせ、かなり昔のことなので、確証はありません。このパサディナは、ローズボール（カレッジフットボール）やバラの品評会などで有名な場所です。
個人的にはカリフォルニア工科大学のジェット推進研究所の方に興味があるのですが、観光客が入ることができるかどうか、ちょっと調べてみないといけないですね。
交通渋滞に巻き込まれなければ、サンタモニカからパサディナまで、25分もあれば移動できるはずです。ここから先がちょっと複雑なのですが、Route66が寸断されてしまっているので、国道210号線を軸に、ローカルな道をドライブすることになります。Siera
Madre、Arcadia、Monrovia、Duarte、Azusa、Glendora、La Verne、Claremont、Upland、といったこれまで聞いたことのない（私がですが）街を通って、Fontanaに向かいます。さらに、Rialto、San
Bernardinoを左折し、215号線をDevoreに向け走ります。ここで15号線と合流し、Cajionをとおり、Victorville（この街は15号線からちょっと入ったところにあります）、Oro
Grande、Helendale、Hodge、Lenwood、Barstowにいたります。この街はモハベ砂漠のはずれに位置していて、交通の要所です。古くは駅馬車、鉄道、現在では、国道40、15号線、州道58号線が交わる街となっています。
ここで15号線をいったん離れ、40号線を走ることになります。目指す街はDaggettです。さらにNew
Berry、Ludlow、Bagdad、Darby、Essexと小さな街を通ります。このEssexには、Discovery
Museumがあり、ゴールドラッシュ時代を体験することができるようです。「できるようです」と書いたのは、資料からそう判断したので、実際に金の採掘体験ができるかどうかは不明です。
Essexの次はNeedlesとなりますが、ここでカリフォルニアを後にし、アリゾナ州に入ります。ただし、ちょっと寄り道をここではする予定です。そう、ラスベガスですね。最近のラスベガスは、賭博の街というだけでなく、街そのものがアミューズメントパーク化していますので、子ども連れの観光客が増えているのです。ただし、アミューズメント系は、リピーターの獲得が難しく、少しずつ、もとの賭博の街に戻る傾向が出てきているようです。
ラスベガスは仕事で何回も訪れている街ですので、地図が無くても困ることはありません。行くたびに本当にこの町で博打の勝つことがあるのだろうか、といった疑問を持ち続けていたのですが、ある時、スロットマシンを回していると、後ろの方で大きな悲鳴が上がりました。ジャックポットを引き当てや人の嬌声でしたが、目の当たりにするとついつい自分もと、スロットを回すとき力が入ってしまいます。力を入れてもドラムを回すのはモーターなので関係ないのですが....。
以前から家内にラスベガスに行こうと行っていたのですが、なかなか二人で行くチャンスがなく、現在に至っています。今回のチャレンジのついでに、ラスベガスで一晩か二晩寄り道をする予定です。スロットマシンにも挑戦し、あわよくば、旅行代金の費用を...と考えているのですが、それほど甘くはないでしょう。
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