どうやってHTMLにくっつけるの?
では早速、CSSをHTMLにくっつけてみようなのじゃ。
まずは、一番簡単な、HTMLの属性として
直接スタイルを指定する方法を説明しようかの。
style="スタイルシート"?
その通りじゃ。
で、中に何を書くか分かるかの。
そりゃぁ
style="body { margin: 0 }"とか・・・あれ?
なーんかヘンじゃろ。
この方法の場合、
その要素にスタイルを指定するのじゃからして、
セレクタや{}は必要ないのじゃ。
例えば、こうじゃ。
<span style="color:#c51240;font-weight:bold">
太くて赤黒っぽい
</span>
上の例の結果:
太くて赤黒っぽい
あ、なーる。
次は、CSSをHTMLファイルに
割り込ませて書く方法じゃ。
ファイルごとにスタイルを変えたい場合に
都合が良いのぅ。
使い方は、生徒Aクン、どうするか分かるかの。
え? えーっと、
<style>
・・・・・
</style>
かな??
ホ、惜しいのぉ。
例えば、type
は必須じゃ。
正解は、こうじゃ。
<style type="text/css"><!--
・・・・・
--></style>
博士!
CSSをコメント・アウトしちゃってますよね。
これじゃ、ブラウザから見えないんじゃ・・・
うむ、ええところに気が付いたの。
その点については心配ご無用じゃ。
これはCSS非対応ブラウザへの配慮なんじゃよ。
非対応ブラウザは、
style
要素を解釈出来ずに、内容を
ただの文字列として表示してしまうかも知れぬでの。
CSS対応ブラウザでは、
style
要素の内容はコメントとして扱わないように
なっておるから大丈夫じゃ。
へー、よくできてますね。
で、こんな風に書いていくんですね!
<style type="text/css"><!--
body {
margin: 2em 1em 2em 70px;
background: white;
background-position: top left;
background-attachment: fixed;
background-repeat: no-repeat;
background-image: url("logo.gif");
}
img.sample { float: left }
--></style>
そうじゃそうじゃ。
ただ、これじゃぁスタイルを頭にまとめるだけで、
ページは軽くならないのぉ。
そうだよ、前に言ってた、
無駄にタグが多くならない方法。
あれ、ページ見たけど、どこにCSS置いてあるのか
さっぱり分かんなかったんだよね。
それ教えてくれよ。
あれはスクリプトを使って
CSSを呼び出しておるのじゃよ。
でもやってることは同じじゃ。
外部にあるCSSファイルとリンクするのじゃよ。
CSSを別のテキストファイルで作るのじゃ。
そのファイルの名前を仮に
「tekitou.css」としておこうかの。
.cssですか、
分かりやすい拡張子ですね。
で、そのCSSファイルをHTMLファイルにリンクするには、
ズバリ、link
要素を使うのじゃ!
<link rel="STYLESHEET" href="tekitou.css" type="text/css">
・・・まんまじゃん。
link
って事は、
ヘッダに書かないとダメなんですね。
よう勉強しておるのー、その通りじゃ。
外部スタイルシートの中には、
スタイルシートだけを書くんじゃぞ。
@charset "Shift_JIS";
body {
margin: 2em 1em 2em 70px;
background: white;
background-position: top left;
background-attachment: fixed;
background-repeat: no-repeat;
background-image: url("logo.gif");
}
img.sample { float: left }
さっきから思ってんだけどさー、
type="text/css"って、
CSSがスタイルシートでスタイルシートがCSSなんだろ?
なんでイチイチそんなこと書くんだ?
最初の授業の復習っ
で博士、HTMLのスタイルシートって
CSSが標準じゃないんですか?
んーまぁ、初期値ではそうなのじゃが、
必ず書くように、とのW3Cのお達しなのじゃ。
博士ー、@マークの話、いつになるのー。
おお、すまぬのぉ。
最初に@の付いたものは、@規則と呼ばれておる。
ここで説明するのは、@charsetだけじゃ。
@charsetには、
そのスタイルシートの文字コードを指定する
んじゃよ。
@charset "Shift_JIS";
文字コードについては、
ヘッダに書き込むものって?を見てくれい。
これを置けるのは、
外部スタイルシートの最初だけじゃから注意じゃ。
文字コードって何なんですか?
前から気になってたんですけど。
ふむ、簡単に説明しておこうかの。
文字とゆうのは、例えば「ふ」なら
「ふ」の形をした、像じゃな。
で、それをつなぎ合わせて文が出来上がっていくのじゃ。
が、毎回そんなことやってちゃ、
例えば2メガの手紙のやりとりをしなきゃならん。
知っての通り、画像ちうもんは
圧縮しても大きくなってしまうでの。
それで、文字コードの出番というわけじゃよ。
コンピュータのデータというのは、
ゼロと一の組み合わせじゃろ。
双方があらかじめ各々の文字に対する像を持っておき、
それに対して、一定のゼロと一の並びを
割り当てるのじゃ。
これのおかげで、普通のテキストは軽量で済んでおる。
普通、そんなのHTMLと一緒だろ。
なんでわざわざ指定するんだ?
もしかして必須?
いや、必須ではないのじゃが、
書かないと文字コードを識別しない
ブラウザがあるんでの。
というより、文字コードの判別は実際難しいんじゃが。
文字コードって、他に種類があるんですか?
質問続きじゃのぉ。
Shift_JISの他には、この辺りが有名かの。
- EUC-jp
- ISO-2022-JP
- UTF-8
ジオシティーズなどではEUC-jp
じゃったりするの。
では、今日はここまでなのじゃ。