05年4月29日 | 驚異の最新技術でデジタモリを作ろう!! | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド、平賀督基(技術)、伊藤はくぶん(技術)、AD神山 | |||||||||||||
「最先端」「ハイテク」などなどの類の言葉に最も遠いところにいるように思えるこの番組だが、そのような技術の恩恵に与るチャンスがやってきた。なんでも、実用段階ではないので番組で試してみよう、その代わり無料で使えるということらしい。要は人柱だが、「失敗したら井筒監督を呼んでIMAGICA(今回ロケ地)で呑む」と言っているし、それなりに期待もあるのだろう。 平賀から技術の概要を聞いても専門用語連発でちんぷんかんぷんの一同。何はともあれ簡単な技術で試してみることに。やってみるのは「人類の進化を撮る」と題して、教科書に載るような人間への進化の過程を一枚の写真にまとめること。玉袋をモデルにする。「動かないで」と言われてボケを禁止されたようで辛そうな玉袋だが、ともかく何枚かデジタルカメラで撮って合成。一見何てことない感じもするが、従来ブルーバックでの撮影が必要だったのに対して背景が何でもいいというところが進んだ技術らしい。 続いて動いている対象を撮った写真から動画をつくる技術を見る。いちおうメニューとして「究極の肉体改造!? ジュニアが5倍に!!」「パツキン女優と夢の合体!!」「完全復活! フサフサ大作戦!!」といったお題もあるが、予定調和というか何と言うかそのへんは取り上げられず、「あの子を丸裸!? 毛穴まで見えちゃうの!?」から。「あの子」はAD神山なのが萎える。技術は回転台に乗った神山を10°ずつまわして18枚撮り、それをつなぎ補完して動画にするもの。なかなかスムーズで、好きな角度で見ることや拡大も可能。映画「マトリックス」と原理は同じらしいが、あっちはローテクなんだとか。 併せて「寝起きドッキリDE大成功!」もやってみる。うたた寝〜起きるという一連の動作をコマ撮りして動画に。何がすごいのかはよくわからないが、今までCGでしかできなかったようなことが実写でできていること、音と動画がリンクできるのがすごいとのこと。 続いて「あなたもジャッキー・チェンになれます!」でアクションシーンの撮影。神山のときは対象を回して撮ったが、今度は撮影する側が回ってコマ撮りし、ワイヤーアクションのような動画に合成する。苦労しつつもいいところまでいったが、連写可能なカメラがあるということで撮り直し。さらに「ちょいモテオヤジに大変身!?」も。博士と玉袋の顔を合成したり、さらにガダルカナル・タカやほんこんの顔も混ぜたりして別人の顔をつくる。今までは手作業だった合成時の修正が、目鼻の位置などの指定程度で簡単にできるのがすごいらしい。 最後はアクションシーンの出来栄えを見て終了。一応全体的には「大成功」らしい。今回は無料だったが、次回からは投資を前提にとのこと、そうするともうこの番組で使われることはないだろう。最後の最後に2枚の写真のみを使って3Dの映像にしたタモリを流して終了。 最後のほうにモーフィングという単語が出てきたが、結局この技術をいろんな場面で応用するってことなのかしらん。すごそうな感じはあるけれど、番組が番組なのでさしてすごそうに思えないのがなんというか。さして華もなく地味に、浅草キッドも活かしきれずに終わってしまった感がある。つうか「デジタモリ」って結局何だったのか。いちばん最後のアレだけ? 平賀と伊藤は玉袋が「いやーハイテンションだ」というほどローテンションだし、意思の統一がとれていないところがあるし、何やら味がある。何度か繰り返された「財布もってきて」ネタがちょっとよかった。D。 安斎が今までつくったTシャツを集めてTシャツ展をするらしい。5月11日〜29日、LAPNET SHIPにて。
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05年4月22日 | 日本全国踏み切り大賞! | ||||||||||||
ゲスト:松尾貴史(進行)、眞鍋かをり、小林恵美、伊藤博康(解説)、東出有輝 | |||||||||||||
長年親しまれてきた談話室滝沢の閉店は、ネット界も大きく揺るがした。実は電車の世界でも、踏切が高架化の影響か、徐々に減っていっているとのこと。今回はこれを受け、日本全国(笑)のめずらしい踏切を見てゆく。鉄道ネタといえば南田だが、今回は新顔、小林のマネージャーの東出が参戦だ。 まずは初登場の東出(伊藤や小林も初登場だけど)の電車嗜好を探る。地下鉄専門だとか、小林に集合確認のメールを送るときも乗換案内が充実してるとか、電車模型を1,600両以上持っていて、模型改造もバンバンやるとか、模型を肴に祭りと称して酒を呑むとか。小林に「仕事してくださいよ」と言われはしたが、番組に向いたキャラっぽい。併せて伊藤のコレクション・双頭レールを拝見。 本題の踏切大賞で出てきた踏切は、川崎の竿がえらく長い(約6m、一本で2車線分をカバー)もの、横浜の走路が段になっている(線路がいくつも走っているため)もの、豊島区の都電路線内に連続してあるもの、世田谷区の赤信号で止まるもの、豊島区の交差点を斜めに横切っている(Y字に見える)もの、草加市の役目を終えた閉まらないもの、浜松市の新幹線が通るもの、木更津の紅白のもの、台東区の銀座線が通るもの。途中何度か東出の模型コレクションが出てきてそこでまた花が咲く。何のために呼ばれたのかといった風の眞鍋や小林も何やらだんだん楽しくなってきたようだ。 大賞は選出権がキッチュから東出へ全権委任され、豊島区のY字踏切になった。一瞬文句を言った一同も納得の結果だった。最後はさらに東出の模型コレクションの世界へ。小林を端に追いやり(所定の並びは画面向かって左からキッチュ・伊藤・眞鍋・タモリ・小林・東出)タモリの隣を確保、自慢のコレクションを次々披露。伊藤も眞鍋に席を譲ってもらいタモリの隣へ。すっかり盛り上がる電車好き3人を尻目に、残る3人で「また来週」。 おそらく近い将来の鉄道企画で南田と共演して激論を戦わせたかと思ったら、お互いより高みへ上り詰めて誰もついていけなくなるということになりそうな期待の新鋭東出。踏切云々より彼のお披露目会なんじゃないか?と思ってしまった。JRの発車メロが着信メロディにしてるし。この電話が鳴ったのって、やっぱり演出かなあ…。「南田口惜しがって見てるだろうねえ」とはタモリの言だが、ごもっとも。南田より落ち着いているのがプラス。女性タレントに鉄道企画は鬼門だが、中でも興味を持ってくれそうなあたりをひっぱってきたせいか、女性タレントを交えても特に違和感はなかったように思う。眞鍋なんてすっかり番組の空気に馴染んで普通にツッコめるし。小林もはじめて見たが好印象。豊岡真澄のように別撮りコーナーに追いやられることはないかな? キッチュは例によって全肯定だが、「おつかれさまです」「コスプレの専門家」発言や、終盤会話に混ざろうとして混ざりきれず、指を立ててポーズするあたりがとくによかった。あ、踏切。首都圏ばかりだったけれど、十分面白かった。横浜の段差のやつは、一度別な企画で放送してるよね? 何だったかな…。B。
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05年4月15日 | 中国製トイカメラで人妻タレントの宣材を激写! | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ、南美希子、乾貴美子、野村浩司、五月女ケイ子、新保勇樹、笑福亭鶴瓶 | |||||||||||||
人妻モデルの撮影会をすることになった。期待に胸膨らませて見ると、南と乾。彼女らの宣材写真を撮ろうというのが撮影会の目的であるようだ。もっともこの番組のこと、ただの撮影会で終わるはずがなく。撮影会に用いるカメラが普通とちょっと違う。プロが撮ってもピントや露出にミスがある難物、中国製のホルガ120FNを用いるのだ。曲者とはいえ、ホルガを熟知したプロ、野村がばっちりサポート。 フィルムではすぐに仕上がりを見ることができないので、ポラでチェックできるように装置をセットする。装置のセットを兼ねて、ホルガの特性を勉強することに。特徴は・裏蓋はカメラから外れるので落とさないように気をつける、・内面反射するので電池には黒いテープを巻いておく、・電池は2本で、+−の向きは異なるのだがなぜかばねの位置は一緒、・ポラロイドホルダーを取り付けるとファインダーは覗けなくなる。最後のやつが致命的だが勘で撮るのだそうだ。 とりあえずお互いを試し撮りするタモリとタカ。意外にも対象をしっかり捉えていて、これなら問題なさそう。いざ撮影会という段になって五月女も加わり、カメラマン3人・モデル3人の体制になったので、それぞれ組になって撮影へ。南・タモリ、五月女・タカ、乾・野村という組み合わせで開始。まずは乾と野村から。ごきげんようみたいな巨大サイコロで撮影コンセプトを決めるのだが、「いちばん欠けている」という「セクシー」になってしまった。しかしそこはプロの腕、小道具をうまく使って乾を驚かせた。 あまりにも寒いので室内へ。乾の撮影は続行。ストロボを駆使した結果も好評。ここで南・タモリにバトンタッチ。「知的」をテーマに、眼鏡を用いて撮ってみる。ちょっとボケたが野村に言わせれば「こんなもん」なんだとか。五月女とタカは、五月女が「セクシー」を狙ってサイコロを置きに行き、見事に「セクシー」を出したもんだからタカが苦労。怖い写真になってしまった。やはりカメラマンの力量差はあるようで、組み合わせを南・野村、五月女・タモリ、乾・タカに変えて再度。ここからはテーマなどあったものではなく、淡々と。南の組はさすが野村、巧く撮った。五月女の組は小悪魔風?にタモリが撮り、五月女照れ笑い。乾の組は万華鏡のように撮れるレンズを駆使し、なかなかいい出来になった。 しかし五月女も野村に撮ってほしいと言い出したので、まあ最初からそういう予定だったのだろうけど、今まで組んでないペアで3回戦。五月女は隅っこに追いやられ、タカ言うところの「追い込み漁」のような光景だが、ストロボをうまく構図に入れていい具合に。次にタカがまた新たなフィルタを使って撮影に臨むも、怖い仕上がりになってしまった。最後は乾の撮影だが、途中で近くを通りがかった鶴瓶が登場。完全に想定外の流れっぽいが、タモリ撮影で鶴瓶も写真を撮ってもらうことに。この仕上がりがけっこう良くて、鶴瓶興奮。本題の乾の写真も抜群で「嫁入り写真に」「見合い写真にします」などと口走らせるほど。 最後に3人が選んだ宣材写真を紹介して終了。南と五月女は野村撮影の、乾はタモリ撮影のものを選んだ。 いやあ乾ちゃんは可愛いなあ! って片付けて良さそうな回。以前番組を支えていた?人妻、現在番組を支えている人妻、今後番組を(脇からではあるだろうけど)支えていくであろう人妻が一同に会し、番組の歴史を垣間見るようでなかなかいい感じ。タカは道化を演じたのか素であれなのか掴みかねるが、ちょっと他のふたりと差がつきすぎてかわいそう。ああいうカメラのほうが力量差がはっきり出るのかも。タカ、野村を見て「おしゃれな出川」とは言いえて妙。あと、ポラを勢いよく引いてカッコつけようとしても様にならないあたりがよかった。鶴瓶の登場は全くのハプニングでおそらくギャラも出ていないのだろうが、ああいうことがあるとちょっと楽しい。C。 安斎、デザイン研究所時代は写真が好きで、ミラーに黴のはえた中古カメラの塩梅がよく、多用していたそうだが、故障したときに修理に出したらすべて綺麗になって返ってきたのだとか。
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05年4月8日 | ナスカの地上絵を超えろ! 我らがタモリをGPSを使って地球に描こう! 後編 | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド、チズ・マスカラス、今尾恵介、石川初、元永二朗、石塚義之、AD松岡 | |||||||||||||
先週に引き続き、GPSを使ってタモリの絵を目黒区の地図に記す企画。目黒通りを越えられない、そこへ現れたチズ・マスカラス、というのが先週まで。 目黒通りを越えるには、近くの歩道橋を越えるくらいしか方法はないのだが、生憎とその歩道橋は自転車用のスロープがない。そこで一肌脱ごうというのがチズ・マスカラスだ。ジャージにマスク・マントというあやしい格好のままで出発。鷹番〜原町を移動する。歩道橋はスロープなし・螺旋階段というきびしい上りだが、なんとか克服して先へ進む。途中何度か電話で確認しつつ(キャラがぶれてしまってるけど)、寺や商店街を突っ切って無事到着。待つ一同は今尾の目黒にまつわるクイズを堪能した。 ここで休憩かと思いきやさすが下っ端、チズ・マスカラスが引き続き走ってタモリの口を描く。ルートは原町〜西五反田。本部では今尾が山梨の珍しい地名に行くために早退するというハプニングがある一方で、機動隊は機動隊で金網に道を阻まれるというハプニングが。これは金網の向こうに先回りしたスタッフにGPSを一旦渡し、自転車は迂回してコースに戻るという方法で解決。次の走者もチズ・マスカラスになりそうだったが、見かねたのか玉袋が引き受けて西五反田〜下目黒を移動しタモリの下あごを描く。玉袋の移動は順調。本部では1年4ヶ月の時を経てついにチズ・マスカラスの正体が明らかになったり、チズ・マスカラスに対する街での反応を聞いたりしていた。 あたりも暗くなってきてだんだんと編集のテンポもあがる。玉袋の後を受けるのはやっぱりチズ・マスカラスで、下目黒〜五本木と移動して頬を描く。慣れてきたのか道が単純なのか、激走。すばらしいスピードで本部へ合流した。さらにマスカラスに押し付けられそうになるが、過去本編や空耳に何度も出演してきたAD松岡が、今回で番組担当が最後ということで志願の走り。マスクやマントまで引き継いで頭を描いた。 もう少しで到着、というところで最後のバトンを石川へ。全走行を終え、走路を確認すると見事に地図上にタモリの顔ができている。衛星写真と重ねたりなんかもして、かなりそれっぽい。 「鉄腕DASHで絶対パクられるな」とは言い得て妙で、案外DASHの方が先だったりして(実際は不明)?とさえ思う企画ですね、確かに。最後は駆け足だったけど絵が完成してめでたし。ただチズ・マスカラスが正体を明かしてしまったのはいただけない。正体が誰かわかりきっているのにあえて出さないのがよかったのに。ちょっとマイナス。でも、今週は彼ひとりでもったようなものだと思うので、そういう意味では貢献度は高い。じゃあ顔出ししてもいいか…。先週からたまにルート上にある店の紹介をしていたのだが、そのうち「ナイアガラ」は随分前にロケしたところじゃん! そのことに触れてもよさそうなのに。C。 安斎、過去に書割の木を描いたことがあるが、5時間くらいかかってしまい、その間チェッカーズをずっと待たせたらしい。3本目は安斎のリベンジ作。
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05年4月1日 | ナスカの地上絵を超えろ! 我らがタモリをGPSを使って地球に描こう! | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド、今尾恵介、石川初、元永二朗、チズ・マスカラス | |||||||||||||
今回はタイトルそのままの内容を、すごい地図を作るグループ、略してすMAP(タモリ・浅草キッド・今尾・石川)がやってみるというもの。GPSを持って移動すると軌跡を追うことができるので、その軌跡を使って目黒区の地図上に絵を描こう、というものだ。既に石川はアヒルや象を描いたことがあるので、彼が中心になって計画を練る。 タイトルにあるように今回描くのはタモリの顔。石川によれば、地図を眺めているとそこに絵の一部が浮かんできて、それをもとに絵を作るということで、普段は絵の一部→それに結びつく絵、というかたちで作っていくようだが、今回はお題が先ということでなかなか苦労するよう。下地になる絵も江川達也や五月女ケイ子に依頼して書いてもらったようだが、緻密すぎて話にならず、ADがさらっと描いたものが採用された。これをいくつかの大きさにコピーし、地図に重ねて当たりをつける。最初に見えてきたのがサングラスで、そこから顔全体に広げていって何とか予定経路図が完成。 目黒区をめいっぱい使って描くので、GPSを自転車にとりつけて自転車での移動を基本とする。地図描き担当は自転車で駆け、残りのメンバーはロケバスで移動というしくみ。始走式としてとりあえずタモリが乗ったが、すぐに玉袋に交代して以下進行。目黒本町4丁目からタモリの鼻を描き、戻ってくる。いきなり道がわからなくなる展開になるも、携帯電話で連絡をとりつつなんとか無事戻ってきた。結果を見るとたいした距離ではないが、間違いはなく優秀な結果だ。他の一同は待っている間、今尾持参の目黒の古地図を鑑賞。 続いては博士が目黒本町〜碑文谷〜原町と移動してサングラスを描く。博士は至って順調で、興が乗って「俺、この仕事向いてるわ」とわざわざ本部に電話を入れるくらい。しかし目黒通りに来た時点で、越えたい部分に信号がなく、それを相談しに本部へ帰還。と、そこへ高笑いとともに現れたるはまさかの登場、チズ・マスカラスだ。というところで次週へ続くことに。 まさかまた出てくるとは思わなかったチズ・マスカラスに大爆笑。それだけで今までの分が一気に吹っ飛ぶくらいに。それはともかく「いままででやった中でいちばん難しい」と石川が言うように、かなりたいへんそうだが、スケールの大きな企画になっててよいのでは。せっかくビッグネームに書いてもらったイラストが邪険に扱われるあたりもよかった。「まんだらけに売りたいと思います」なんて、よくわかってる。まあ、また前後編?という気持ちもなくはないけど。こんなペースでちゃんと終わるんだろうか? 博士が序盤言っていたようにサングラスまでで終わってしまいそう(博士が言っていたのは正しくは鼻だけども)な雰囲気。B。
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05年3月25日…放送なし
05年3月18日 | 西葛西はもう一つのインド!? 「都内 カレーだけにルルルウ滞在記」 | ||||||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、杏さゆり、江戸川インド人会の皆さん | |||||||||||||
ここ数年で西葛西には300世帯ものインド人が住むようになったという。西葛西に集中するのは、もちろん家賃のこともあろうが、都心部に電車一本で出られることが大きいようだ。当然のことながら、これだけいるとそこにはインド人コミュニティが形成されているわけだ。今回はそれを訪れ、インド料理をいただきながらインド文化に触れる。 まずは西葛西に住んで5年のクルカルニさん宅で、黒砂糖などを入れたチャパティー・プランポリ(ひよ子に似た味らしい)と家庭料理として一般的な豆カレー、さらにコロッケに似たファーストフード・バタタワダをいただく。奥さんが三味線など楽器をしたいと言ったのをきっかけに楽器の話題になり、インドでしか売っていないらしい電子タブラの音を聞く一幕も。と、とってつけたようにカレーフェスティバルの貼り紙が。折しも開催はきょう、30分後だという(笑)。そこで、さっそくタモリたちもお邪魔することにした。 フェスティバル会場では、江戸川インド人会会長のチャンドラニさんを軸に、東西南北各地方出身のインド人とともに各地方の料理をいただきながら話をする。いただいた料理は、西インドからは野菜カレー・パラカチバジと胡瓜のヨーグルトサラダ・カクリのコシンビル、日本で一般的なインド料理に相当する北インドからはチキンカレー・チキンマサラとじゃがいものチャパティー・アルゥパラタとしょっぱいチャパティー・パパドゥと豆カレー・ダルマカニ、インドのデザートとして牛乳の中に米が入っているパエスと人参をすりつぶしたガジャルカハルワ、東インドからは白身魚のスープカレー・テンガアンジャ、南インドからは豆と野菜のカレー・サンバルカレーとヨーグルトとココナッツのサラダ・アヴィアル 広さも広さなので、料理にも外国ほどの違いがある(北が小麦、東と南が米、西が中庸)ようだが、インド人は基本的には自分の地方以外の料理を食べても誉めあっている。また、地域的な特徴としては、西インドは現実的、カネにうるさい、東インドは頭がいい、紅茶生産世界一、南インドはIT産業の中心、ベジタリアンが多い、名前が長い、北インドは政治の中枢、主張が強い、勉強しないといったあたりが挙がった。また、インドの電車は基本的には時間を守り、車中販売は贋物ロレックスも出てくるなどバラエティーに富んでいるようだ。 「BEST HIT INDIA」と題して、インドのヒット曲を紹介するコーナーも。各地域の代表的なミュージシャンの曲を聴く。東インドからはドクター・ブーペンハジャリカ「ミタミタ ボハゴレ」、西インドからはラタ・マンゲシュカー「イエ ジンダギ ウシキヘイ」、南インドからはラヘマン「チャレ チャロ」、北インドからはダレル「ホ ジャヤギ バレ バレ」が紹介された。また、「インドの輝ける記録」としてギネスの珍記録も紹介。それによれば、20時間立ちっぱなしとか空気椅子11時間とか後ろ向き走行1,500kmとか拍手30時間とか、まあ珍記録。 そんなこんなで、身も心もルルルウになったタモリらであった。 異国の文化に触れることは今までも何度かあって、フィンランド、ギリシャ、ネパールあたりがぱっと思い出せるものだが、これらと同様に一つのテーマには絞りづらい(今回はカレーという縦軸はあったにせよ)ので、やや散漫な印象。ただ、一同のキャラはなかなか見どころがあって、腕時計をしてないのに見る素振りをしたり、「陸稲」がさらっと出てきたり、群馬県を例えに持ち出したり、そこそこ楽しめた。もっとも、自分は杏さゆりが出てきたのに大喜びで彼女ばかり見ていたんですけども。お飾りでいいから今後も出てきてください。全然大きくない事務所っぽいからちょうどいいと思われる。伊集院の進行のそつのなさは今更触れるまでもなく。C。 安斎、敷島から手ぬぐいをもらったらしい。以前安斎がデザインしたTシャツをベースにしているようだ。「タモリさん、手ぬぐい好きですよね。一日三回は持ってますもんね」ということで、タモリに贈呈された。ちなみに、空耳アワードで確立されたと断定された新基準法はどこへやら。
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05年3月11日 | 空耳アワード2005 後編 | ||||||||||||
ゲスト:クリス・ペプラー(進行)、安斎肇、萩原健太、ZEEBRA | |||||||||||||
先週に引き続き、空耳アワード。「先週の作品もちゃんと覚えておいてくださいよ」と堂考えても二本撮りなのに注意を促すクリスペプラーがなんだか。 今回の特別企画は「ついに軽い腰を上げて」ソラミミスト安斎が初投稿。空耳のプロが自らコンテを切って殴り込みだ。しかし一本目から寒々とした空気があたりを支配し、安斎は冷や汗のかきどおし。「ご職業、イラストレーターですよね?」と言われるほどの絵コンテも公開され、どんどん逃げ場を失う安斎であった。一応今までのヒット傾向を分析してコンテを切ったらしいが、まあ結果は散々だったわけで、「聴いてる音楽のセンスがいいなってことはわかりました」と変なフォローをされる始末。さらに、テーブルに置いてある手ぬぐいで噴き出る汗を拭っていたら「あげてないのに使わないで下さい」とも言われてしまった。 オンエアされた空耳は下記の通り。
萩原の分析?が大仰で素敵。「ぬりかべの勝ち方はあれですよ」「ビョークもアワード狙ってる」なんてことをしれっと言えるなんて、さすが健太先生であります。「冷やしてましたけどね」ってさらっと言うところも見事だった。ジブラは「間違いない」と言いすぎだけれど、そこそこいいコメントを出していて普通にいい人そうで。パブリックイメージというか、音楽的戦略にそぐうのかはわからないが。そして今回はなんといっても安斎の投稿コーナーが。素晴らしくて。ひっぱり方も好きだし緊張と弛緩の入り乱れっぷりがたまらない。コンテに書いてある「大爆笑」が、「ここだけコンテどおりじゃなかった」なんて言われるけれども、ある意味大爆笑になってるし。大賞発表のところでまた蒸し返されるのもいい感じだった。保存版。A。
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05年3月4日 | 空耳アワード2005 |
ゲスト:安斎肇、クリス・ペプラー(進行)、萩原健太、ZEEBRA | |
前回から1年ちょっとしか経っていないが、「気がついたら名作がたまっていたので大放出」なのだそうな。空耳アワード。Tシャツすらほとんど出てないのに?とは思うけど、空耳アワード。例によって部門分けで紹介。 特別企画と称する中だるみ防止企画では、ここ1年間の空耳5大ニュースをカウントダウン方式で紹介した。第5位は「ソラミミスト遅刻0達成」(ただし入り時間を2時間くらい早く言われているようだ)、第4位は「ネタ撮り中、大事故発生」(ことしオンエアの回のもの)、第3位は「空耳Tシャツ 素材変わる」(いい素材になったようだ)、第2位は「手ぬぐいの時代到来」(言わずと知れた)、第1位は「評価法 新基準完成する」(完成? つい最近ちょっとやってるだけじゃ…)だった。 オンエアされた空耳は下記の通り。
この一年は手ぬぐいばっかだよなあ…とは思っても、まとめて見るとそこそこ面白いように思えるのが不思議。まあ、Tシャツくらいあげても、とオンエア時に思ったのも多いからそこそこ面白いのも道理か。アワードのたびに思うことだけど、タモリも安斎も初めて見たかのように受けることができるのがすごいですね。忘れてるわけではなさそうなんだけど。保存版。A。 なし |