05年2月25日 | 駅中留学! 車内アナウンスで英語をマスター!! | ||||||||||||
ゲスト:ほんこん、光浦靖子、勝田和宏(進行)、クリステル・チアリ(講師)、南田裕介(以上出演)、豊岡真澄(VTR出演) | |||||||||||||
街のいたるところで英語を見かけるようになり、英会話スクールも活況を呈している(と思われる)。テレビCMなんかでも、駄洒落路線→女優と男優→女優だけ差し替えみたいな某社とかOur
Hourで大人気の割にOur
Hourへの還元がほとんどなさそうな駅前留学の某社とか、よく見る。この番組でも今回は英会話企画だがそこはこの番組、これからは「駅中留学」だそうで。電車の英語アナウンスを教材に…それって「車中」だとタモリも突っ込んでいるが、ともかく駅中。 実際に山手線、東急などのアナウンスを担当するクリスのもと、OPにはいなかった南田も入れていろいろと学んでゆく。南田は車中ロケに興奮気味だ。さて最初に学ぶのは、鉄道に関する単語。電車の種類などを学んでゆく。「区間準急」が映画っぽいとなぜか盛り上がったりと、和やかに進んでいった。また、たまにクリスと豊岡のおさらいコーナーも入る。 次は鉄道英文。南田が持参した列車の音をバックに、実際にアナウンスで流れるような英文を考える。出てきたのは「お出口は左側です」「日比谷線ご利用のお客さまは乗換です」(私鉄アナウンス)「地下鉄日比谷線はお乗換です」(JRアナウンス)。 続いて鉄道英語クイズ。山手線の駅名を伏せた状態でクリスが読む英語車内アナウンスを聞いて、どこか当てるというもの。乗換線がヒントになる。となると英語の聞き取り能力というよりは路線図が頭に浮かぶかどうかという問題であって、一問目は南田が正解。そこで、ほんこんと光浦には路線図を渡してそれをもとにクイズに答えてもらおうとしたが、次はタモリが、その次は南田が当ててしまい、路線図の意味があまりない。四問目はほんこん・光浦の1対1で、ほんこんが正解。大喜びだ。五問目は乗換線も一つ伏せた問題になり、タモリが駅名を、南田が乗換線を当てた。 最後は南田のリクエストではあるが、クリスも是非やりたいという新幹線の英語アナウンスを実践。まずは南田が車掌を務める出発編。続いてタモリが車掌を務める到着編。ほんこんや光浦が乗客の小芝居を加えた。 ぎりぎりまで南田の登場をためて、ドンと出てきたときに大爆笑、おさらいコーナーに豊岡が出てきて「ここで使ってくるか」ともう一笑い、それ以外はあまり、という感じで。普通に英語講座になってるし。関東圏に住んでないからかしら。それでも勝田が妙にノリノリで電車に目覚めたか?と思わせたり、せっかくの電車企画だけど英語が苦手なのか、南田がやけにぎこちなかったり、南田がマニアックな質問を繰り出しそれに勝田が苦笑したり、って南田と勝田ばかりだけれどもそこそこいい感じではあった。それにしても南田を出すためとはいえ毎回豊岡の使い方には苦労しますね! 今後もタレントとマネージャーの関係性を思いっきり逆転させた使い方をしてください! C。
|
05年2月18日 | 雑誌から時代を読むシリーズ@ カーセックスの現在・過去・未来 | ||||||||||||
ゲスト:渡辺祐(司会)、山田五郎、鴻上尚史 | |||||||||||||
運転中の携帯電話使用の禁止、自動車リサイクル法の施行など、クルマを取り巻く環境は徐々に変わってきている。まあこの番組が注目しているのはそんなことではなくて、カーセックスの変遷だ。今回は文化人連中が寄ってたかって過去の雑誌の記事から年代ごとにカーセックスの歴史を研究、カーセックス史観を確立させる。 初めて「カーセックス」なる語が雑誌に登場したのは67年11月の平凡パンチ。ちょうど65年頃からモータリゼーションなどと言われ始めており、自動車の普及率が伸びてゆく流れの中で生まれた感がある。パンチの記事は現場探査や自称セックスデビル(笑)の青年へのインタビューなど。セックスデビルのテクニックはあまりにスバラシク、すぐに使いたくなること請け合いだ。半年後の週刊現代でもカーセックス礼賛、クルマがあれば向こうから寄ってくるみたいな記事で、当時はクルマが武器となっていたようだ。そうしたことも踏まえ、60年代のカーセックスは金持ちの若者の特権的な遊び、というまとめになった。 70年代に入ると微笑でもカーセックスが取り上げられるようになり、若者だけのものではなく、生活に浸透してきたようだ。記事でも若妻のインタビューが載っていて、狭い住宅事情によって性行為を外、端的に言うと車中に求めるようになったというはなしだ。「カーセックス地図」や窓ガラスを早く曇らせるテクニックまで出てきて、カーセックス花盛り。そういうわけで70年代は住宅事情などの問題から子供のいる夫婦など、一般にも浸透した(ただし、カッコ良さは減少した)と結論付けられた。 80年代は初歩的?な記事ばかりではなく、一歩進んだバリエーションを楽しむ記事も多数登場。バイブを突っ込んでスピードの変化とともにバイブの強弱を変えるとか、裏ビデオを見せて反応を楽しむとか、裸にむいて羞恥プレイとか、セックスが目的でない人が増えたようだ(それをSUKEBE・GAME族と呼ぶネーミングがスバラシイ)。セックスをする場合でも対面座位のような形になるのだろうか、ステアリングを使って得難い感覚を得るとかシートベルトを活用するとか、とにかく変化球が多い。つまり80年代は、カーセックスがプレイ化し、セックスの一つの選択して考えられるようになったということだ。 90年代以降はもう何がなんだか。記事は完全に衰退気味。しかし、カーセックス自体も衰えたかというと必ずしもそうではなく、山田は今もたまに見るという。そうしたことから、カーセックスは徐々に都心に戻ってきているとともに、時間やカネの節約の一環としてカーセックスが選ばれているのでは、と推察された。まとめも同じで、時間を節約する若者たちを中心にいまも都心で行われている、というもの。 最後はカーセックスの将来について考えてみるが、カーセックスが若さのバロメーターっぽいから我々もやってみるか、みたいなよくわからない見解に。タモリは身体の若さを存分にアピール。なお番組に出てきた年表はこんなかんじ。 学術的に大仰にやるのが好きだし、カーセックスもまるで縁のない世界なので(空耳中にタモリが言ってたような種族だからな)、こういうのは普通に興味深く見た。学んだところでやろうとは思わないけれど。それ以前にできるような車じゃないしな…。さて基本的に真面目に追いかけるので特にどうということもないが、「ステアリングって何?」と聞いた後「免許持ってるんだけどね…」とオチをつけた鴻上には笑わせてもらった。あとタモリの肩書きが「自称セックスのプロ」になってることか。最近よく口にするようになった言葉をしっかり拾ってくるのはさすが。わざわざ「シリーズ」と最初に銘打っているということは、次以降のアテがあるんだろうかと思わないでもないが、今まで「第1回」は山ほどあったし、最近でも後輩応援企画がその後なしのつぶてだからこれっきりと思ったほうがいいのかも。でも風俗変遷とか薔薇族復刊記念ゲイ雑誌の歴史とか、そういうのには応用がききそう。B。
|
05年2月11日 | 和のエロでひとヌキ 緊縛エロポンの世界 | ||||||||||||
ゲスト:ガダルカナル・タカ(進行)、大槻ケンヂ、江川達也、高杉涼(解説) | |||||||||||||
いまやフィギュア業界は一大産業と化しているが、その中でもカプセルフィギュア、いわゆるガチャポンは手頃な値段も相俟って250億規模になっているらしい。ガチャポンと一口に言っても最近はジャンルの細分化が進み、大人向けのガチャポン、エロポンも出る時代のようだ。今回はそのエロポンを鑑賞して奥床しきエロの世界を堪能する。 浮世絵春画に着想を得て作られたというエロポン、サンプルとしてまず見るのは「腰巻手吊り上げ竹棒縛り乃図」。やはり発想元が元なのでモチーフは新しくても昭和初期までで、着物結い上げ乱れ髪の女性が後ろ手に縛られ吊り上げられている様子である。このほかの作品は自腹で買って見るべし、ということで一つ500円のエロポンを各自買って開けてゆくことに。また、それぞれにどれだけエロを感じるかをティッシュの枚数で評価する。 最初に出てきたのは「連縄髑髏墓場放置乃図」。髑髏を背負わされ一緒に縛られた女性が墓地で放置プレイを受けるもの。4ティッシュ。縛りについて各人一席ぶっているところへ次のシチュエーションが。「猿ぐつわ胡坐縛り乃図」は、そのまんまの状況。股間にはなぜか天狗面が被せられている。江川はこの図にヨガとの縁を感じたようだが果たして。4ティッシュ。次に出てきたのは意外にもおじさん。場が萎えかけるが、この人がなかなかの曲者。原田雨情なる絵師で、「雨情写画座図」として成立。既に出てきたフィギュアを添えると、春画を描きつつ視線の先には縛り図、というエロティックな情景が完成。これが評価され6ティッシュ。 このあたりからダブりが出始めるが、どんどんと次を取ってくる一同。今度は「活大蛸開脚吸盤責め乃図」で、M字開脚に縛ってたらいに放り込んだところへオプションの蛸を好きに置くというもの。全体数が揃ってきているので、回転台の真ん中に雨情、まわりに緊縛女性を置いて、と一大パノラマになってきた。6ティッシュ。ダブりが多くなってくると当然ネタに走ることもでき、雨情を並べて写生大会、とか洗面器を落としてドリフの再現、とか。 ここでまた雨情、と思ったら今度はシークレットの雨情。「雨情立ち姿割竹蝋燭責め乃図」はまさに雨情が竹と蝋燭で責めようとしている場面。髑髏放置乃図と併せて濃密な図を作り出したり、たらいと蛸だけにして急に板さんにしてみたり。5ティッシュ。「後手縛り恥辱放置乃図」は今までのモノがモノだったので、比較的オーソドックスに見える不思議。普通すぎて雨情を大量に置いてネタに走る始末。3ティッシュ。最後にえらいシチュエーションのものが登場。あろうことか陰部に蝋燭を突っ込む「開脚片海老反り吊し蝋燭責め乃図」は完全に吊り上げられたもの。7ティッシュ。これで一通り揃ったようで、ワンランク上の楽しみ方として塗装によるカスタマイズ例が紹介された。 ここではさらなる楽しみ方として、各人がオリジナルの設定でジオラマ風に自分だけのエロポン世界を構築する。大槻は「雨情仏罰プリン体責め乃図」と題して、尼僧を責めていた雨情が逆に仏罰に遭い、伊勢海老や蟹に責められる絵図を展開。江川は「雪景色極寒地獄乃図」として雪に埋もれゆく緊縛女性、それを描く雨情を配置。タモリは「庭先古井戸責め乃図」と、塀や苔石を配して閉じた淫靡な空間を創造。タカも作っており、「捕れたて海鮮空腹責め乃図」と題した海辺の図。ちょっとギャグっぽいが、なかなかに高評価を得た。高杉の評としてはまず江川、タカのものもなかなかであるようだ。 なんとこのエロポン、第2弾もあるようだ。「縄艶妖花」と銘打たれたリアル志向。(第3弾もあるようだ!) エロポンほしいほしいほしい。どこで売ってるんだか全然想像がつかない。「本・DVD」って看板があるところかしらん。それはともかく、なんかサブカル風になるとすぐ大槻ケンヂを起用してくるきらいはあるが、今回はエロが絡むだけに場のテンションもいい感じに上がって良いと思う。江川はさすが何にでも対応できるが、やはりエロでこその人材か。蝋燭の薀蓄やSMの極意が熱っぽく語られるあたりがバカバカしくて好き。雨情を大量に使ったネタも好き。「部分的に死んでるんだ」もヒット。買っては開け、買っては開けを繰り返すので卓上がどんどん散らかっていくのも大人買いの正しい姿という感じでいい。保存版。A。 関連リンク:エロポン 安斎の知人(どうやら佐川秀文だ)は地方在住で、東京に出るたびカプセルホテルを使うのだが、あるとき女の子を口説いてそのカプセルに連れ込もうとしたことがあるらしい。
|
05年2月4日 | ストーブリーグ開幕! 冬のロケに備えて制作費+タモリのポケットマネーで暖房器具を買おう!! | ||||||||||||
ゲスト:劇団ひとり、原田龍二、YOU、石井正則(進行)、石橋聖士、厚原義弘、鈴木崇史、栗林浩之、木村裕一郎 | |||||||||||||
タモリ倶楽部はオール外ロケなので、冬の寒さは大敵だ。きょうもただでさえ寒いのに雨まで降り出して、一同のっそりと焚き火にあたる始末。このように、暖房器具の有無は外ロケ現場のテンションに大きな影響を与える。そんな中、オープンカフェなどの屋外施設では強力な暖房器具が普及し始めている。そこで今回は外ロケ用の暖房器具をいくつかの候補の中から買いましょうという話。タイトルでわかるように、特殊車輌の焼き直しのような企画だ。 収録日は雨が降っているので屋内でやるのだが、屋外の雰囲気を出すために扉や窓を開き、風の効果音まで入れて企画を進める。さてひとつめは山岡金属工業のパラソルヒーター。パラソルの形状で、パラソル部が暖かくなる。カフェでも使われている実力派。サーモグラフィーで見ると、当然ながら頭部が暖まっている。ホットエリア(暖める範囲)は半径3m。収録風景では紐で印をつけているが、なかなか広い。お値段は20kgボンベ収納タイプで\320,000。周囲は意外と安い、という評価だが、タモリはにべもない。買わないなら消すというスタンスなので、周囲は買ってくれコール。 続いて静岡製機のバルスイング-SGII。灯油で鉄板を熱して暖めるしくみで、30°くらいで首振りもし、ホットエリアは約3m。突然点火したのでうっかり近づいたタモリは大慌てだ。体温は先ほどより暖まっている感じなので、と無理矢理石井と劇団ひとりの「真夏のドラマ」を展開。半袖短パン麦わらでドラマをするが、ただの漫才だ。それ以前に肌を露出していると熱くてまともな演技ができないよう。お値段は\270,900とかなり好感触。しかしあっさり却下。 次のジョブルのGOLD QUARTZ HEATERでも石井とひとりは真夏のドラマの格好のままで臨む。さてジョブルのヒーターは直線的に約3mの範囲を暖める、今までと比べるとちょっとさみしいもの。そのエリアの狭さから、「なぜそんなものを持ってくる…」とYOUからブーイング。ただ、近赤外線による発熱でガラスなどを挟んでも暖めることができ、点火も一瞬。お値段は\52,090とぐっと手頃になってきたが、タモリはあくまで「必要ない」というスタンスだ。 東日本オリオンのジェットヒーターは強力な温風を直線的に送る器具。ホットエリアは約3mで、0.5m地点では150℃前後もある。この器具になって、突然あぶり出し葉書を読んでみたりするめいかをあぶってみたりとわけのわからない行動に出始めた。「プロモーションとしては失敗」とか「いろんなストーブで試して(はじめて)意味がわかる」と評価はさんざん。お値段は\175,350だがやっぱり要らない、と。 最後はニチネンの火暖。アルコール固形燃料で暖めるストーブといった趣で、ホットエリアは半径わずかに1m。電気やガスを使わないという利点はあるが、あまりのしょぼさに「こういうのって、だんだんあったかくなるんじゃないの?」とYOUは少々不満げ。まあ本体\10,000、燃料\2,000という破格の安さのわりには、というところか。 締めとして、一斉につけて暖まってはみるものの、結局タモリは要らない、買わないということなのでまた消して寒いまま終了。 特殊車輌の回と間隔が短すぎる印象で、それでいてぐだぐだな感じであまり。ゲストの顔触れの差もありそうだけど、何より営業の本気度が前回と違うと思う。前回がフリなのかもしれないけど、見た印象として。価格が前回より手頃で現実的なので大仰な押しをする必要がないのかもしれないが、それでも足りない印象。ゲストも足りない印象で、YOUの発言もいつもより輝いていない印象で。それにしてもしょっちゅう東京海洋大学でロケしますね。広いスペースを確保できるのがここだけなんだろうな…。D。 関連リンク:山岡金属工業;静岡製機;ジョブル;東日本オリオン;ニチネン;テクノレント(サーモグラフィー提供) 安斎、ドレッドにしたが14時間かかるというのに耐えられず、半分刈り上げて4時間で済ませたらしい。
|
05年1月28日 | どこでも酒場 毛利豆腐店の巻 | ||||||||||||
ゲスト:浅草キッド、井筒和幸 | |||||||||||||
およそ1年前、ラーメン屋で呑んだ浅草キッドとタモリ。後に、その流れを汲んで八百屋で呑む企画もあったが、そのときは浅草キッドは呼ばれず、非常に口惜しい思いをしたようだ。今回はその口惜しさをぶつけるべく、生サーバーまで用意して豆腐屋で呑む。「タモさんは料理ですよ」「わかったわかった」と、そんなことは既定事項になっているらしい。 豆腐屋には既に井筒が控えており、あたりまえのようにみんなで乾杯。「どこでも酒場と一緒」なんだと。そしてタモリはもう慣れたもので、渋ることなく「やるか」と厨房へ。作っている間は「飲む時のベス豆腐3」を発表するも、結果は通り一遍のもの。ただ、その結果がどうというよりは、そういったものを踏まえてタモリがどんなものを作ってくるか、という期待感を盛り上げるためのツールのようだ。そのタモリ、ちょこちょこ振られても小芝居で返せないテンパりようで料理に取り組む。 まずは水にさらして香草を浮かべ、特製つゆ?でいただく冷奴。普通の冷奴とは違うようだ。次は八百屋の時にも出てきた厚揚げ焼き。玉袋の友人の母親お手製の柚子胡椒も出てきてどんどんできあがっていく感が。引き続き料理に取り組むタモリ、次につくるのは軽く崩した豆腐を醤油と酒で炒めたあられ豆腐。この時点で日本酒は五合空いており、けっこうなピッチ。 休憩をほとんど入れずに作り続けるタモリ、次に繰り出すのは豆腐うどん。と思ったらあんかけのつもりだったようで、食う寸前で取り戻し。あんかけ豆腐うどんになった。次は中華風で、甜麺醤、豆板醤、XO醤を合わせてピーマンと厚揚げの炒め物に混ぜたうま煮。さらに炒めたじゃこを豆腐にかけ、醤油をたらしたじゃこ奴。酔っぱらいたちは感心するばかりで、ただ酔いがまわっているせいか喋るタイミングが完全にかち合ってしまう状態。 最後のメニューである豆腐丼に入る頃には井筒はもうベロベロで絡みだす段階。次の仕事があるというのにどうでもよくなったらしく、「崔(洋一)に行かしとけ」などと。そして締めは「次はどこで呑もうか」という話なのだが、タモリも「もうないと思うよ」と言うように、そんなことを言い始めたとたんに終わってしまうのでは、と。一応その場では次は乾物屋、という雰囲気だけれど。 やはり呑むなら浅草キッド、井筒を抑えるのも浅草キッド、という印象。それでいて前に出られるのだから浅草キッドはさすが。玉袋の通販番組のようなわざとらしい前振りもおなじみで安定感がある。「中華と豆腐なんて信じられないですねえ」「いやあるじゃない」みたいな上滑りもあるが、それはそれで即返しだったので笑いにつながりいい感じ。小芝居できないタモリは「呑まなきゃバカバカしくてやってらんない」と言いながらも徐々に乗ってきて、「花千代です菊千代ですフェラ千代です」とオヤジギャグを炸裂させて好調。井筒は、まあいつもどおりか。繰り返しになるが、結局アリキリでは力不足だったということか。B。 今回はTV宴会シリーズ第7弾とかで、何をもって第7弾としているのかよくわからないが、最近の企画から呑み企画を拾ってみた。小料理店はしご、ホッピー、電車グッズで呑む、ラーメン屋で呑む、空見会・前編、空見会・後編、下町のハイボール、空見会・夏、八百屋で呑む。このくらい? なんか6本超えてるんですけど。電車グッズが胡散臭いからはずして、小料理店がちょっと前すぎるからはずして、最初の空見会を前後編でまとめて、で6本か? よくわからないけど最近はこんな感じ。 勝手に観光協会の「おはよう舞妓さん」がJ-WAVEのTOKIO HOT 100で46位にランクインしたらしい。それに対してタモリ、「いまCDって売れてないんですよねえ…」と。
|
05年1月21日 | 生活に役立つシリーズ@ もしもタブラが壊れたら… | ||||||||||||
ゲスト:ふかわりょう、まこと、石田靖(進行)、若林忠宏(指導) | |||||||||||||
「お前、絶対ドラマから声かかんないな」「軽演劇もできない」と言われるショボ演技ではあるが、ともかくもふかわの大事なタブラのヘッドが割れてしまった。というのが今回の設定らしい。そんな折に見つかったのが若林の修理工房。今回は若林の指導のもと、タブラ修理の技法を学ぶ、のであるが。 タモリ・ふかわでひとつ、石田・まことでひとつというチームで修理実技にとりかかる。まずは解体から。調律のために挟んであるグッディを取り、締め紐のワッディを結び目の始まりからほどく。ある程度ほどいたらシェルがはずれる。石田・まことは協力しつつ順調だが、ふかわは一切触らせてもらえず、タモリが黙々と解体作業に。ワッディを外すところは力や支えが要るのでさすがにふかわにも出番がまわってきたが、連携はいまひとつ。 次は解体したそばから組み立てを学ぶ。本体とヘッドを仮紐で3ヶ所固定する。そののちワッディを、ついたクセを戻しながら入れてゆく。ただし、入れる先端は湿らせず、末端は水に浸しておく。濡れ雑巾で湿らせると意外と簡単に軟らかくなるようだ。ワッディを通すときはねじれないように、常に外側から通す。 ワッディ通しに両組非常に手間取っているので、番組としてはその間に若林の民族楽器コレクションを拝見。出てきたのは穴のあいた壺の形のウドゥ、器の形のドゥンドゥン、机のようなクワクワ。それぞれ音の鳴らし方を模索して、正解にたどり着いたときは何やら嬉しそう。さらには「民族楽器の神業」にも挑戦。神業というにはスケールが小さい印象で、マラカスの一粒鳴らしとかカバサの長鳴らしに挑んだ。 さてワッディ通しは結局若林にやってもらい、調律までやってもらって一足飛びに最後のグッディ入れへ。ワッディ4本を一組として真ん中の2本にグッディを挟むのだが、調律がほぼ済んでいるためかワッディがかなり固く、一同一苦労。チューニングハンマーやドライバーを使ってもあまりの固さに入れられない。対して指導するはずの若林はすいすい入れて、二組が1個も入れていないのに完了。これも最終的には若林にお願いすることとなった。 ラストはやはりというかなんというか、今回出てきた楽器を使ってセッション。カバサの長鳴らしを担当したふかわのタイミングが合わず、タモリからブーイング。 標題のネタだけでは全然保たなかったか、あるいは時間をかけるわりに変化が小さかったからか、本題と関係ない話もちらほら。神業、もなんだかなあと。カバサの長鳴らしだったらいまはともかく昔なら自分でも普通にできたし神業という気がしないだけに。タブラの修理に関しては、ある程度ニーズがあるかもしれないけれど(どうやら若林からの提案企画みたいですね)、ヘッドの割れは結局どうするの?という疑問は残ったままで、そのあたりも扱ってほしかったところ。それともタブラにはヘッドという概念はないのかしら。解体が完了した映像を見る限りでは確かにヘッドはないんだけど…もう少しタブラの構造を理解しないといけない。あと黒い部分、あそこがどうなってるかくらいも教えてほしかったような。出演者の組み合わせは上々だった感じ。前回のメンバーのうち、石塚義之だけ出ていないあたりに何かあったのかと穿った見方をしてしまう。C。 安斎とその仲間が15年くらい前にインドのホテルにカードで泊まったらしいが、その請求が未だに来ないんだとか。2本目の撮影ではちょっとした事故が起きており、その映像も流れた。
|
05年1月14日 | 買うならやっぱり働く男の特殊車輌!! | ||||||||||||
ゲスト:乾貴美子(司会)、堀部圭亮(司会)、パラダイス山元、山田太一(解説)、山本昇司、尾形和美、岡本光隆、天野潤、吉村考史 | |||||||||||||
タモリが普段乗っているクルマはワゴンらしいが、タモリくらいの大物になれば特殊な機能を備えたものに乗って然るべきというのが乾や堀部の言い分。大雪のときはどうする?
線路を走りたいときはどうする? 今回はそんなニーズに応える特殊車輌をタモリのために紹介。車輌のプロモーションビデオを見たり、各社の営業にプレゼンしてもらう。 まずはコベルコの「ダイナミックアセラ」。いわゆるユンボですか。鉄板厚が9mmと相当に厚いのが特徴で、また、急坂も楽々上れる強力なキャタピラを装備。レール上を走ることも可能だし、アタッチメントを交換することでさまざまな用途にも対応可能だという。値段はSK320型で2,219万円。続いてモリタの「消救車」。その名の通り、消防車と救急車が一緒になったもの。新モデルも出ていて、車高をあげてボックス内での作業性を向上させている。値段はFFA-001型が3,500万円。さらに日本除雪機製作所の「ロータリ除雪車」。除雪機のリーディングカンパニーだけあって見慣れた除雪機が続々。エンジンは12,500ccと大容量。お値段は公道用のHTR252型で3,000万円。ちなみに空港用は7,000万円、線路用は9,000万円なんだとか。 4つめはアイチコーポレーションの「スカイマスター」。配電用の高所作業車で、ジョイスティック型レバーでゴンドラを操作、また、自動格納装置を標準装備している。SN-145型が1,600万円と、乾も言うように「俄然現実的な値段になってきた」わけだが、タモリはそれでも「買うなら中古だ」と。最後はヤナセというかメルセデス・ベンツの「ウニモグ軌陸車」。軌道も走れる車で、軌道用の車輪を搭載している。かなりの高速運転が可能になっており、タモリも興味津々。水陸両用でもあるというこの車、3,675万円ということだがパラダイスは実際に買って、今回の収録にも乗ってきたらしい(軌陸装置が重くて車輪をはずしてしまったそうだが)。そこでホンモノのウニモグを見に駐車場へ。 実車はエアコン搭載で全高2.8mにもなるというだけあってかなり巨大。乗るのも一苦労だが、運転席に乗ったタモリはなかなかご満悦。しかし結局はわかりきった結論ではあるが、「ワゴンがいい」と。 表向きだけの可能性は十分とはいえ、各社営業マンが本気でタモリに営業をかけているのがかなりおかしかった。さすがに弁が立つというか、聞いていて感心させられるものがあった。というか、全体がタモリに買わせようという雰囲気になっているのがバカっぽくて良かった。タモリは興味がなさそうでいて、線路が関係してくると食いつきがいいのが現金なもので。絶対的な価値判断でいうと明らかに高い各車に対して無責任に「安い!」を連発する堀部や乾も、設定にうまく乗っかっていていい感じだった。子どもの頃何度も目にしていた除雪機がさらっと出てきたのもなかなか嬉しく。B。 関連リンク:コベルコ建機;モリタ;日本除雪機製作所;アイチコーポレーション;メルセデス・ベンツ 1本目と3本目が地味に同じ投稿者。彼も何度も見る名前だ。
|
05年1月7日 | 大人の社交場! B玉-BARで遊ぼう!! | ||||||||||||
ゲスト:ほんこん、松澤一之、なぎら健壱 | |||||||||||||
昔はプールバー、いまはダーツバーと、遊びながら呑めるところの人気は高いもの。そんな中、人気が出ること確実のバーがオープンした。なぎらが店主を務めるバー「ビーと酒」は、ビー玉であそびながら呑むところ。その性質上どうしても外になるけれど、バーらしい。今回はビー玉で小ぢんまりとあそぶ。 マイビー玉がないので自分のビー玉を購入し、手始めに川で遊ぶ。スタートラインからビー玉を飛ばし、向こうにひいた川のライン内に入れば成功。中には旗が立ててあり、ラインに入ってかつ旗に最も近い人が総取りとなる。ルールはともかくとして全くビー玉が飛ばないので、飛ばす練習をしたあとで。しかし10分間練習を積んだ後の一周目は、誰もラインに入らず。二周目はほんこんが見事ラインに入れて総取り。なぎらが順番を間違えてしまい、全員にビー玉を1個ずつ渡すなんてハプニングもあった。2回戦も感覚をつかんだらしいほんこんの総取り。 酒もつまみもすべて1ビーというよくわからない相場で飲み物を楽しみながら、三角へ。三角の区画内にあるビー玉をはじき出して自分のものとし、なくなったら終了というのが基本ルール。外れたら最終的に止まったところから次の周に臨む。また、他の人の持ち玉に当てるとビー玉を一つもらえる。当てられた人は次はスタートラインから。最初は戸惑いもありながら、三角に近づいて当て始めたあたりから一同盛り上がり始め、徐々に真剣に。相手の持ち玉が近づくとそれを狙うか三角を狙うかの選択も必要になり、選択が裏目に出ることも。真剣になるがゆえの順番飛ばしも出てきてますます白熱。 最後はビー天。スタートラインからビー玉を飛ばし、下・中・端二つ・天と、5つの穴に順に入れていくゲーム。相手にぶつけたらビー玉をもらえる。全然穴に入らない3人を尻目に、なぎらは相手に当てるわ穴に入れるわの独り勝ち。最終結果としても圧勝だった。賞品はマーブル柄のビー玉。 年明け早々いいのかってくらい地味な滑り出しの企画だが、ゲームは面白く静かに盛り上がったし、やりたいなあと思わせたし、上々かと。黙々とビー玉をやるだけではあるけれど、みんなしてどんどん三角が上達していくのがいい感じ。もちろんその前の、なぎらを除く三人で不毛なビー玉交換をするのもそれはそれで面白く。いっそ川もビー天もなくてよかったのでは、と思わないでもないが、遊びは三角だけではないのだ、ということか? B。 なお今回は珍しくCM前に空耳だった。やはりこっちのほうがすっきりするように思う。
|