04年8月27日 | このクソ暑い夏を忘れない 空見会〜夏の陣〜 | ||||||||||||
ゲスト:木原実、乾貴美子(進行)、依田司、森田正光、石原良純 | |||||||||||||
「あぁ、空見会」とタモリも半ば呆れ加減の言葉を口にしていたが、今回は空見会の続編。記録的猛暑を受けて緊急招集したようだ。今度は木原が幹事で、テレビ朝日のテラスに前回のメンバーが集結した。前回の反省から、依田は「(重鎮の森田や木原にも臆せずに)NOと言える天気予報士」を、木原は「協調性を持つ」、森田は「酒の量に気をつける」、石原は「正しい日本語を使う」を目標に、いざ。 乾杯は、森田が真夏日連続記録が途切れそうなこと(実際、収録日が真夏日連続最終日だった)を引き合いに出して音頭をとる。料理は本マグロのカマ焼きを目玉に、暑いと野菜が旨いということでトマト、だだ茶豆、胡瓜ぬか漬け、とうもろこしなどが出てきた。今回は天気に関係のあるなまえに限定しなかったようだ。最初は最近の天気予報は昔と比べて当たるか当たらないかという話題からそろそろとスタート。予報士一同はだいぶ当たるようになってる、という見解。ただタモリの反応は「天気に左右されない仕事してるからどうでもいい」と薄く、見ている天気予報も「NHK」と期待通りの発言で、予報士集団とは温度差がある感じだ。
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04年8月20日 | 鉄道のダイナミックな走りを並走で満喫しよう!! | ||||||||||||
ゲスト:勝田和宏(進行)、向谷実、南田裕介(以上出演)、豊岡真澄(VTR出演) | |||||||||||||
今日はどこか見たことのある鉄道セレブ(勝田曰く)の集まり。前回は貨物列車をのんびり見たが、今回のテーマは並走。線路と道路が近いところで、電車と一緒に走ってできるだけ長く電車を見ようという試みだ。今回は都内の並走スポットをめぐり、さまざまな電車と並走する。 まず向かったのはJR渋谷駅とJR恵比寿駅の間。10時24分渋谷発の湘南新宿ラインを待ち構える。前回、貨物列車がダイヤ通りに走らなかったことを警戒してか、「30分までは待つけど」などと懐疑的なタモリだが、旅客車なのでダイヤを乱すことはなく、きっちり走った。道がやや混んでいたようだが、それなりに見ることはできて楽しそう。でももう一回。10時33分渋谷発の埼京線を狙う。今度はしっかり見られたようで「いいですねー」との声があがる。ご満悦のタモリ、さらにもう一回をコール。10時42分新宿発の成田エクスプレスを狙う。渋谷を通過するということで捉えきれない可能性も懸念されたが、運転手も心得てきたのかうまく流れに乗って並走。一同大喜び。さらには追って山手線も走り、南田は「これいいですねー」を連発した。 移動中に向谷の山手線発車メロアレンジを聴いて、次に向かうは東急目黒線大岡山駅付近。11時25分大岡山発の列車を狙う。地下から出てくるということもあって目に入ったときには既に出遅れ、失敗した。11時37分発で再チャレンジ。今度はADを前方に立て、来たら合図を送ってもらう算段で。今度はいいタイミングで乗った。すると嬉しい誤算で大井町線も一緒に出現。大井町線は上へ、目黒線は下へ分かれていく姿に南田は「すごい」を連呼。さらには目黒線の上り列車もやってきて車内は興奮の坩堝。向谷もものすごい目で「これコピーしてくださいよ」と。 京急の車掌やインバーターの話に花を咲かせ、丸子橋付近へ到着。ここでは東海道新幹線との並走ができるのだ。狙いは12時03分東京発のぞみ。しっかりADを立たせて準備も抜かりなく、チャレンジ1回目で見事成功した。 最後のスポットへ移動しながら、関東近郊で実際に並走した映像を鑑賞。南田が監修したファンも納得?の映像だ。しかも豊岡を電車に乗せて宣伝もするちゃっかりぶり。宣伝を入れることで許された企画と思えなくもないが、アップトゥボーイで豊岡を電車に乗せる企画で連載を持っているようなので、単純にその延長なのかも。出てきたのは京成金町線の柴又→金町(500m)、西武鉄道山口線の遊園地西→西武球場前(350m)、JR八高線の東飯能→金子(500m)、ゆりかもめの芝浦ふ頭→お台場海浜公園(700m)。八高線ではさすがレール好きのタモリ、「単線綺麗だもんね」などと言っていた。 さて最後はJR横須賀線新川崎駅付近へ。13時03分新川崎発の列車を狙う。南田がいちばん好きな車両ということで、にわかに発言に力が入る。車両や連結部を見てほしいのだとか。さて並走は、かなり長時間にわたって一同大喜び。テレビでははっきりとは確認できなかったが、車両の揺れも見えたようだ。そのまま終わり。 なんだかこの顔触れでシリーズ化されそうな雰囲気の鉄道企画。視聴者を置いてけぼりにしがちだが、視聴者を気にしないのがこの番組と言えばそのとおりなので、これはこれで間違ってない。南美希子は先週ではなくこの週にこそ持ってくるべきだったようにも思うが、このシリーズはこの顔触れで行くという意思表示なのだろう。それだけ安定感があり、かついきいきしたメンバーだと思う。鉄道はあまり興味ないけど、それでも面白いし。大岡山のトリプル並走では一緒に「おー」とか言ってるし。もはや番組だけ見ると電車の合間にマネージャー業をやってる感のある南田だが、さすがに関西出身だけあってタモリと向谷が昔話を始めたらおとなしくなるのが面白かった。あと人生においても収入においてもずっと上だろうに、向谷が「南田さん」とさん付けなのもちょっといい話。B。 なんだかバックが2週先のロケ地のような…3本撮り? 安斎、子どもの頃は北池袋で並走していたらしい。1本目と2本目はロケ地も出演者も一緒。
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04年8月13日 | なぎら健壱プレゼンツ 真・おやじ道 | ||||||||||||
ゲスト:なぎら健壱、酒井敏也、南美希子(進行)、おやじ道会員4名(以上出演)、藤原正義、大島善明、大沼大(以上VTR出演) | |||||||||||||
中年、いわゆるおやじともなると、若者とはまた違った傾向のファッションになりがちである。それは女性に関しても同様で、そういえばおふくろエレガンス大賞なんてものが開かれたことがあった。今回はそのおやじ版というか、おやじ界のファッションリーダー(?)ことなぎらがおやじのお洒落な着こなしをプレゼン。といっても実際は、テーマに沿ったコーディネイト(服の提供元は砂町・亀戸・浅草の有名ショップ)をタモリ・なぎら・酒井が行ってその優劣を競うというものだけど。おやじ道会員4名が審査を行う。 第一問は20年ぶりの同窓会に出席する時。タモリは成功した男のイメージでアロハみたいな派手目のシャツに葡萄色?のズボン、白の靴。酒井は普段着風にグレーのポロシャツに青ズボン(もちろんシャツはズボンの中)。なぎらは白地ながらうっすら般若柄が見えるシャツに紫がかったチェックズボン、サスペンダー、さらにハンチングと数珠まで装備する高度なもの。タモリも「負けたよ」というほどだったが、判定結果はタモリ3票、酒井1票、なぎら0票だった。 第二問は初めて南の島へ旅行へ行く時。タモリは白地アロハの上に馬を大きくあしらったかなり派手なシルクっぽいシャツ、薄青の裾を絞ったズボン、麦わら。酒井は青アロハに白の般若ズボン、ソフト帽。なぎら言うところの「戦後すぐのチンピラ」。ただ、水着を中に仕込むほどの念の入れようだ。なぎらは白地アロハの上にポケット多数の黒ベストをまとい裾絞りの薄青ズボン、2ウェイバッグ、チューリップハットで見た目は釣り人のよう。これは酒井3票、タモリ1票だった。なぎらはまたしてもゼロ。 第三問は近所に(徒歩で)煙草などの買い物に行く時。酒井は「大和魂」のロゴ入りTシャツに青チェックのパジャマズボン。タモリは大きく鸚鵡をあしらったクールセーターに青のハーフパンツ。これに対してなぎらは下着の上にコートを羽織っただけ。やはりなぎらには票が入らず、タモリ3票・棄権1票だった。 最終問題は行きつけのスナックのホステスとのお台場デート。タモリは白ネクタイを締めた派手目のシャツの上にまたしてもシャツを重ね、チェックズボンを穿いてシックにまとめ、酒井は犬のプリントが入った赤セーターに黒のラインが入った白ズボンでちょっとヤンキーチック。そしてなぎらはオレンジ系のハーフパンツなのに蜂の巣みたいなシャツ、白ネクタイ、青ジャケット、赤ベレー帽というわけのわからないコーディネイト。タモリが4票を集めた。第二問あたりからタモリが提唱していたシャツオンシャツが支持を受けた格好? また、ファッション選びの時間を利用して、亀戸のマル三、浅草の天下堂、砂町のニューキングといったおやじファッションの殿堂が紹介された。 優勝したのはもちろんタモリ。最後は「3人のコーディネイトを参考にしておしゃれを楽しみましょう」というものだったが、果たしてこれが参考になるのかどうか。 あー…かなりダメっぽい。全体的に駄目なゆるさが漂っていて、見ていられない。たぶんなぎらは三段オチのオチ担当として敢えて奇抜な格好をしていたと思われるが、そうとわかっていてもちょっと辛いものがある。そもそも3人の中から最もいいものを選ぶ、というよりは敢えて選ぶとするなら、という側面のほうが強くてしんどい。対決形式よりなぎらがコーディネイトを披露してタモリたちが突っ込む形にしたほうがまだよさそうな気がする。あと、おやじファッション自体に抵抗があるというのもあるのかも。うちの親は出てきたような格好をしないから、異質なものを見るような感じになってしまうのだ。南が司会というのにも不満はあるが、まあそれは枝葉の問題。D。
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04年8月6日 | 江北機械製作所 我が社の誇りベスト10 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ゲスト:ほんこん(進行)、ふかわりょう、やくみつる、島崎剛一(案内)、金沢孝雄、大竹昇司、トルオン・カンフォア、井出重信 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
訴訟などゴタゴタもあったが、青色ダイオードは近年まれにみる日本発の先端技術である。ただ、もちろんこれだけが先端技術というわけでもない。今回訪れる江北機械製作所も金属加工、なかんずく研磨(鏡面加工)に関しては世界屈指のレベルを誇るそうだ。今回はそんな職人の世界を覗く。 ベスト10は以下のとおり。
10位の芯出しは実際にやってみる。やくがあっさりできて意外と簡単か?と思いきや、ふかわもタモリすらも苦戦。やはり芯出し3年の言葉に偽りはないようだ。とここで大学院で研磨を学んでいたという大竹が参入。「ホリプロの南田さんに負けないように」と現場からの参戦で、以降も濃い話題が続くこととなった。8位の浅切削では50ミクロンでの文字切削をはじめとして、10・7・5ミクロンでの切削も体感。もはや指でも感じない浅さであるようだ。 中盤はわりとどうでもいいネタが多くてほんこんも投げやりになっていたが、1位はさすがに冒頭でもちょっと触れられた鏡面加工の話題で。一同実際にやってみることに。40分かけて研磨、15分かけてリューター仕上げを行ったその成果は、ふかわ以外はそれなりに見られるものだった。また、表面が平らかどうかを0.0001ミクロンまで測れる面粗度測定器で測ってみる。ふかわは0.406ミクロン、やくは0.377ミクロン、タモリは0.253ミクロン、井出は0.252ミクロンだった。収録の関係か、研磨時間が少なめということでこの結果だったが、井出が本気でやると0.037ミクロンくらいは出るようだ。 えらく男臭い雰囲気だけど、なんだかやたら面白かった。タモリが確認するために言ったことに「なるほど」と言ってしまう中途半端な専門家・島崎もいいし、これ以外のつぶしが利かなさそうな大竹もキャラは薄いが的確な発言でそれなりによかった。中でも「なるほど」をはじめとして「(芯出しするやくに対して)再就職の方ですか」「(一斉に研磨に取り組む一同を見て)文化教室みたい」等々、少しのツッコミ所も逃さないほんこんが見事。こういうふうにびしびし指摘していくのって大好き。ふかわも期待される役割をきっちり果たし(彼でなければ石塚あたりが呼ばれたことだろう)いい感じ。保存版。A。 番組では全然触れられてなかったけど、島崎は元イエローモンキーの廣瀬洋一とバンド組んでた時期があるみたい。すげえじゃん! 関連リンク:江北機械製作所 安斎の個展が京都で開かれるらしいが、具体的な宣伝は何もなし。1本目と3本目は同じ投稿者から。
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04年7月30日 | D・I・Yで民族楽器を作ろう!! | ||||||||||||
ゲスト:石田靖(進行)、まこと、アンタッチャブル、関根秀樹(指導) | |||||||||||||
夏休みシーズンに入った。子どもの夏休みといえばよく工作の宿題が出たものだが、いまはオトナも凝った工作などにはまることが多いよう。そんな流れに乗って今回は楽器を作る。指導に現れたのは焚き火の回に続くまさかの再登板、関根だ。 予備知識云々は抜きにして、さっそく作成に入る。はじめにつくるのはうなり弓。風を受けて振動し、金属音を響かせるもので楽器と呼ぶにはちょっと弱いか? アメリカではヒーリングなんかにも使われることがあるようだ。比較的あっさりできたので早速鳴らしてみると、確かに音がする。一同感動。全員で鳴らしてみたときは異様な雰囲気に包まれた。 この後はしばらく楽器の紹介へ。出てきたのは鳥笛、ピヨピヨヌンチャク(関根のオリジナルで鳥笛を中に仕込んでいる。振ると音がする)、竹ぼら(ほら貝の竹版)、口琴、アンクルン(竹の枠型がらがら)。口琴ではタモリが論文から得た知識を披露していたが、実はそれを書いたのが関根ということが判明し、意外な偶然に一同沸く。 さて楽器作成、続いては早い話竹を切っただけであるトンガトン。一同2本ずつ持って合奏を試みる。リズムが合うとメロが生まれるらしいが、見事にばらばらだった。単調なリズムなので難しいことは難しいのだろうけど。次に作ったのは日本人が20年くらい前に考案したという時点でもはや民族楽器ではないが、アナラポス。缶についているばねの振動が缶で共鳴する構造と思われるが、出てくる音はエレクトロニカにも使われそうな浮遊感ある音で、一同は興奮状態に。 最後はタモリが鳥笛、石田がうなり弓、まことがトンガトン、アンタッチャブルがアナラポス、関根がピヨピヨヌンチャクで合奏。見た目の間抜けさもさることながら、タモリ言うところの「それぞれの良さを打ち消しあう」ぐちゃぐちゃした演奏になった。なお、作り方が紹介された楽器のつくりかたはこちら。 「受精が雑」で鮮烈な印象を与えたタモリの例えは「人口5万のところの青年団」「養老院の食事」などとなかなかの冴えを見せていたように思うが、全体的に低調。そもそも顔触れが低調か。石田が、一心不乱に自分の楽器を調整する関根に対して「アドバイスとかしようと思わないんですか」とうまいツッコミを見せたりするものの、普段はもうちょっとましだと思う。張り切りすぎなのか、山崎の大袈裟なリアクションがちょっと寒々しい。実際に作った楽器を紹介するときにアンタッチャブルがそれを持ってはしゃぐという画がカットインされてきたが、意味不明。トンガトンの演奏でまことの腕の衰えぶりが顕著になってしまってたのがちょっと悲しかった。個人的なハイライトが、関根が鼻笛で演奏したのがなぜか「蘇州夜曲」というところだからいかにも低調だ。D。 チョコベビーズ、8月13日にライブをやるようだ。会場はmorph TOKYO。
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04年7月23日 | がまん汁の第一発見者 カウパー博士の異常な欲情 | ||||||||||||
ゲスト:乾貴美子(進行)、みうらじゅん、茨木保(解説) | |||||||||||||
オリンピックが近づいてきたが、タモリは普段の様子からわかるように、スポーツにつきものの努力・根性・我慢の類が苦手らしい。ところで我慢といえばがまん汁。今回はがまん汁、すなわちカウパー氏腺液にスポットを当て、その深淵に迫る。 さてカウパー氏腺液はその名の通りイギリスの学者、ウィリアム・クーパー(Cowper)に因んで名付けられたもの。男子の尿道海綿体(海綿体の中でも陰茎裏側にあるほうでやわらかい。亀頭も構成する。表側は陰茎海綿体でかたい)のうしろ、前立腺の下くらいに位置するカウパー氏腺から分泌される。カウパー氏腺の大きさはえんどう豆くらい。カウパー氏腺液には、挿入の際の潤滑油、そして精子を酸から守る(尿道をアルカリ性に変える)という主な役割がある。1回の分泌量は0.1〜0.2cc程度。俗称としてはやはり「がまん汁」が多いようだ。また、カウパー氏腺液には精子は含まれていないので、カウパー氏腺液では妊娠しない。若い男子の場合は精管から精子があふれて混ざることがあるようだが、がまん汁での妊娠率はほぼゼロとのこと。 カウパー氏腺と名付けられた経緯は次の通り。1666年サセックスに生まれたクーパーは、外科医・解剖学者として活躍、1696年には王立協会に選出された。1702年に発表した解剖学の本の中にカウパー氏腺の詳細図を載せており、これが直接のきっかけになったよう。彼の死後、1849年にフランスの外科医、アドルフ・ギュブレルががまん汁を出す器官をカウパー氏腺と名付け現在に至る。 さて、女性にもカウパー氏腺液に相当するバルトリン氏腺液がある。バルトリン氏腺は膣口の両側にあり、えんどう豆程度の大きさ。はたらきもカウパー氏腺液とほぼ同様だが、液が乳白色というのがカウパー氏腺液(カウパーは無色透明)と違うところ。名前の由来はもちろん発見者であり、クーパーと同時代のデンマークの医師、カスパル・バルトリンII世による。 ところでクーパーには知られざる一面があった。それはパクリ癖。1698年に発表して大ヒットした「人体の解剖」は、ゴヴァルト・ビドローが13年前に出版したものと酷似しており、名声は地に墜ちてしまった。そこで発表されたのがカウパー氏腺であったが、実はこれもジャン・メリーがクーパーに18年先駆けて発見していたものであり、ネタ自体はパクリだった。まあ、詳細な記録を残したのはクーパーが最初ということでまだマシみたいだが。 エンディングはぼんやりしたものだったが、結論としては「クーパーには陽が当たっていない、今こそクーパー復権を」というものだった。そしてお盆が近いことにかこつけて「カウパー流し」とか「早漏流し」とか、ギャグの応酬のまま終了。 「なぜ気付かなかったのか」とみうらが言うように、既に取り上げていてもおかしくなさそうなテーマ。セックスドキュメンタリー風シリーズといえばプロジェクトSEXとか匿名リサーチ200SEXとかパロディタイトルがつくことが多かったが、今回はまた微妙な…。時代の流れと全く関係ないし。それはともかくとして、この手の企画になると乾大先生ですよ。のっけから茨木に「いやらしそうですよね」と失礼なことを言い、女子が口にするのもはばかられるような単語も平気で口にし。しまいにはなぜかメモをとりだす始末。何に使うの? ねえ何に使うの? あとはみうらが「何万個くらい…」と期待を裏切らないきわどい発言をする一方で空回り気味だったのがいつもと違う感じで面白かった。公園の水飲み口をペニスに見立てる演出もアイデア賞。あれ、なんか誉めてばかりのような…。B。 ジャンパーが大量発生。なぜか新規に50着もつくったらしい。
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04年7月16日…放送なし
04年7月9日 | 擬斗さんに学ぶ新ドツキコント!! | ||||||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、加藤ローサ、二家本辰己(指導)、FUJIWARA、中山圭大 | |||||||||||||
若手芸人・FUJIWARA(そうか、関東ではそういう位置付けなのか…)が芸の幅を広げるべく伊集院に相談を持ちかけてきた。伸び悩む彼らに新しい芸風を足そう、ということで出てきたアイディアが擬斗を交えたドツキ漫才。今回は擬斗の第一人者である二家本から擬斗を学び、FUJIWARAをアクション芸人として生まれ変わらせる。 コントに入る前に原西が見せた軽いボケにも指導が加わるが、そこで二家本が見せた手本は何の変哲もないツッコミ。軽くはたいてあまり痛みを与えないツッコミから実際に殴ってマジ反応を見せるツッコミになっただけ…先行きに不安がよぎる。タモリは「これは、本当に痛いほうが面白いですね」と言っていてそれは実際そうなのかもしれないが、原西は早くもおびえた視線。 さて、コントに手を加える段。加藤の変なイントネーション(鹿児島訛りなのね)を導入に始まるは、ご存知「おかんと息子」シリーズの台所編。ポイントは出発する息子に「おかえりなさい」というところと、日の丸弁当のごはんと梅干が反対になっているところ。前者に対しては冷凍庫に頭をねじ込ませて扉を勢いよく閉めてツッコむというアクション、後者に対してはシンクに投げ上げてツッコむというアクションを指導された。さらに軽いボケに対しては急所攻撃する一幕も。狐につままれたような顔を見せるふたりだが、一同は「新しい」と大ウケ。 続いては同シリーズのリビング編。鉛筆を突き刺す(ように見せる)アクション、ちゃぶ台に頭をたたきつけそのままひっぱるアクションが指導された。冷凍庫のときもそうだったが、頭に打撃が加わるときは、客から見えない側の手で頭を保護するのがポイントらしい。やはり「面白いすか、これ」と半信半疑のふたりだが、一同はやはりウケていた。 三本目は寝室編。ようやく加藤の発音にFUJIWARAからのツッコミが入りつつスタート。突っ込んでくる原西にそのまま肘固めをタップが入るまでかけるアクション、飛び蹴りを入れるように見せつつベッドに飛び込むアクション、そして再び急所攻撃を追加。アクションを入れたあとの変な間が一同にとってはいいようだが、藤本はその間が我慢できないようで何度も小声でツッコミを入れていた。そして最後まで首を傾げ続けるふたり。 最後にちょうど階段のセットがある、ということで階段落ちを…となりかけたがFUJIWARAたっての希望でこれはなし。二家本の模範演技を見て終わった。 ていうか、FUJIWARAはもともとアクション芸人のイメージがあったのだけど(ペナルティじゃないほどにせよ)。違うのかなあ。擬斗を採り入れるというアイディアは悪くないんだろうけど、如何せん二家本に笑いのセンスがなさすぎる。天然としては十分面白いと思われるが、コントでそれをやられても…というのが正直な感想。会場はウケていたけれど、どちらかというと自分は引いていたほう。加藤の訛りはよかった。ものを読むと途端に訛るというのが、標準語使いこなせてない感が出てていい。自分の地元が青森なので、イントネーションも微妙にかぶってて懐かしい。C。 安斎、度付きサングラスを買ったその日に忘れてきたらしい。
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04年7月2日 | タモリ発案!! 女子優遇企画! お取り寄せスウィーツに大満足 | ||||||||||||
ゲスト:マギー、清原久美子(進行)、佐田真由美、五月女ケイ子 | |||||||||||||
ジャンクションの回の空耳で、女子にアピールするために「来週からスイーツ情報でもやるか」とタモリが話したことがあった。無論タモリは冗談で言ったのだが、今回はそれを現実にしてしまった、という企画。最高です!
スウィーツの中でもお取り寄せ可能?なものに焦点を当ててただひたすら食う。 「スウィーツと言って外国人に通用するのか」などとあれこれ難癖をつけて見るからにやりたくなさそうなタモリだが、とりあえず1つ目から食べ始める。まずはプリン。と、不穏な空気。糸を引いている…納豆プリンだった。以降出てくるのはたこ焼きようかん、さきいかチョコ、ピーマン饅頭、チューリップ球根饅頭、ラーメン饅頭、うなぎチョコケーキ、かるかんとようかんを鱒寿司に見立てたもの、魚すり身入りチーズケーキ、馬刺アイス、あんきもアイス(濃厚・ワイルド)、きしめんアイス。 聞いただけで戸惑うようなものばかりだが実際風当たりも強いようで、従業員から反対されたり馴染みに「こんなの作って大丈夫なの?」と心配されたり周囲の同意を得られずひとりで作ったり従業員にからかわれて深夜にこっそり作ったりというエピソードも多々あるようだ。とくに最後のきしめんアイスのエピソード(からかわれたやつ)ではタモリが涙するほど厳しいものだった。 オープニングのイメージVで一瞬「廃線VSスイーツ」のスイーツ部分だけをとったものをつくるのか?と焦ったが、そこはタモリ倶楽部。杞憂だった。一目でわかる、ゲテモノスイーツのオンパレード。正直食いたくない。「意外に不味い」というタモリの言葉が示すように、見た目以上に不味いものが多いように思われる。そんな中、わりとイケていた清原。味覚が違うっぽい。今まで否定的に書いてきたマギーがかなりよかった。五月女がスウィーツの何たるかをイラストにしたときにすばやく「オットセイ」と指摘するあたり、ちゃんと番組を見ていることがうかがえたし、コメントも的確だったと思う。こういう感じならまた見てもいいな。B。 関連リンク:大阪名物いちびり庵(たこ焼きようかん);タクマ食品(いかチョコ);河合菓子舗(チューリップ球根菓);大黒屋(白河ラーメン饅頭);甘陣(うなぎケーキ);鈴廣(海のチーズケーキ);海の駅わんど(あんきもアイス);茶っきり娘本舗(きしめんアイス) 塗装の回で塗った作品、展示したらしい。3本目にはアリtoキリギリスが出演。
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