03年4月29日ザ・ローリング・ストーンズ 無料体感ライヴ OUT 東京ドーム
ゲスト:ダイアモンド・ユカイ、宇崎竜童、パトリック・ハーラン(進行)、大槻ケンヂ、野村義男、大森庸雄(解説)
ローリング・ストーンズが4度目の来日公演を行った。その東京公演の当日、なんと何人でも無料で楽しめる会場がある(しかも弁当やビールが出る)ことがパトリックにより明らかに。チケットを持ってない一同は半信半疑ながらこぞってそれに乗り、無料でライブを楽しむべく会場へ向かうことにした。そんなわけで今回は、無料会場からストーンズのライブを楽しみつつ、ストーンズトークに花咲かす。

ただ、無料と言いつつも、その会場は本会場の東京ドームからはちょっと離れた後楽賓館。パトリックによればドームの升席と呼ばれており、音がけっこう漏れ聞こえてくるんだとか。音がきちんと聞こえてこないであろううえ、メンバーが見えないことに不満を漏らす一同にパックンは「雰囲気が大事」などと苦しい反論。

開演30分前になって、とりあえずビールで乾杯。ミックがストーンズに入る前にやっていたバンドや、好きな曲の話をした。ただし、タモリは全く興味がなく、会話にもついていけていない様子。開演時刻になっても押しで始まらないため、今度は大森によるストーンズの豪快伝説を語ってもらう。それによれば、プライベートライブのギャラが300万ドルだったとかメンバーの資産は200億円超や100億円超だとかいう話ばかりで、自らとの格差にロッカー連は若干い沈みがちに。さらにはキース派・ミック派を問う展開になる。各人が自分の思い(といっても、実はロン・ウッドやチャーリー・ワッツのほうが好きだったりするのだが)を語る中、タモリも無理矢理会話に参戦。既にだいぶ酒がまわっている状態で、キースがいいなどとのたまった。

開演30分でも依然始まらないライブ。その流れから、なぜライブは押すのかという話になる。大槻によれば招待者リストをチェックしているということだが、宇崎は真っ向から否定するし真相は不明。海外では長時間待たされても来場した女の子のバストをスクリーンに映し出したりするそうで、それはそれで楽しそう。

一度飛行機の音に勘違いするも、ようやくライブはスタート。マイクで拾っているのを聞く限りではわりと歓声が大きく聞こえているようだ。1曲目は「ブラウン・シュガー」。2曲目を予想しあう面々だが、大森の予想が的中(案外過去の実績から知ってたりして)して、「ユー・ガット・ミー・ロッキング」。と、ここでヨッちゃんが思ったよりも聞こえるけれど、もっとライブを体感したい、と要望。そこで一同はより聞こえるアリーナ席へ。といっても、それは屋上だった。寒さに震える一行とは反対に、ますます盛り上がりを見せる(ように聞こえる)ドーム内部であった。


今回のような視点はさすがタモリ倶楽部という感じ。こんな企画なのにちゃんと出てくれるロックスターのみなさまには涙が出ます。…次の日の公演チケットを渡すということででも手を打ってるのかしらん。さて本編は、しつこくチャーリー・ワッツに結びつける大槻が印象的。ユカイと宇崎は発言少なく、何のために来てるのかよくわからない。タモリもなかなか絡めずにいたし、パックン・ケンヂ・ヨッちゃんだけで進行していった感じが。公演が始まるなり、みんな一斉に窓に耳を近づけて一生懸命聴こうとしているのが滑稽で面白かった。この番組ではあらかたの絵面に慣れてしまっているので感覚が麻痺しているんだろうけれど、チャンネル合わせていきなりあの画面が飛び込んでくるとやばいだろうなあと思われる構図であった。せっかくだから健太師匠にも出てほしかったところだが、彼はドーム内にいたのだろうか? もったいないなあ。B

空耳アワーの結果

安齋、奥田民生・小原礼・ストーンズのサポートメンバーが出るシークレットギグに行ったらしい。ダリル・ジョーンズも来たんだとか。なお安齋、1本目を「ホワイト・シアター」と読んだ。

ミュージシャン曲名賞品
TOTOホワイト・シスター手ぬぐい
C+Cミュージック・ファクトリーヒップ・ホップ・エクスプレス手ぬぐい

 

03年4月22日テレビ朝日 女子アナと新社屋のヒ・ミ・ツ
ゲスト:佐藤正宏、130R、下平さやか、川北桃子、松尾由美子、増田多加男、富川悠太
話題のスポット、六本木ヒルズにテレビ朝日が入るが、建物自体はほぼ完成したようだ。そんな中、佐藤や130Rは完成記念の新社屋ツアーに招待された模様。今回はそれに便乗して、現代の建設技術の粋を集めたテレビ朝日新社屋を見てまわる。女子アナの秘密もいちおう明かされる。

まずは下平の案内でエントランスとスタジオ、楽屋を見学。エントランスにはダブルスキン効果とフィーレンディール構造を採用。ホンコンのコメントが無視されてしまうトラブルなどを経て、突然新社屋クイズに突入。旧社屋時代に植えつけられたトラウマ(新社屋では解決された)とは何か、というのが問題。こたえはエレベーターが1基しかなかったというもので、ホンコンが正解。女子アナのフィギュア、フィギュアナをゲットした。

スタジオの特徴は、巨大エレベーターで車両ごとの搬入が可能であること、マイクの混戦を防ぐために電磁シールド(通風孔にはハニカムフィルタを採用)を張っていること。また、社屋全体は永久アンカー工法で固定しているとのこと。ところで下平の秘密は、生まれ変わったら左利きになりたいというもの。なんだよそれ! 楽屋はカードキーシステムで汚れが落ちにくい畳を使用。大小和洋で21室あるらしい。

続いて松尾の案内で事務室・会議室へ。事務室ではカーペットで消臭、外光の強さを感知して蛍光灯の明るさを自動調整、垂直ルーバーで直射日光を遮断、というさまざまな設備を採用している。先ほどのホンコンに続いて板尾のコメントが宙に浮いたり、松尾が「意外に顔と違って心がこもってないね」とタモリに言われたりしつつも松尾の秘密へ。顎で梅干がつくれる、ねずみの口ができるというものだった。とほほ。クイズは、会議室で採用された画期的な技術について。壁全体がホワイトボードであるということで、板尾が正解。

最後に川北の案内で、社員食堂・社長室へ。食堂は外にも開けていることと、VIPルームがあって一瞬でくもりガラスに変えられることがポイント。クイズもここで実施。並んでいる4つのものから仲間はずれを当てるというもの。テレ朝で放送されている番組のイラストが並んでおり、名探偵コナンがその答え。ホンコンが正解したが、版権の関係かしょぼいイラストばかりだった。川北の秘密は、最近始めたおけいこがフラメンコ、というもの。最後に向かった社長室には富川が待ち構えていたが、さらっと流された。社長室の特徴は庭園が見えるということ。

ラストは全員揃って、3問だけだったがクイズの結果発表。ホンコンが優勝した。賞品はテレビ朝日グッズの詰め合わせと、残りのフィギュアナ。


女子アナの秘密はなくてもいいようなものばかりだったからともかくとして。いまひとつ構造のすごさが伝わってこなかったのが残念。「世界でここだけ」というようなことは言っていたけど。単に建築に疎いせいか? 女子アナに関しては、珍しく川北や松尾が見られたことがよかったかも。とくに松尾は初めて見たが、心のこもってないコメントがさらっとできるあたり、拾い物っぽい。今後の(タモリ倶楽部での)活躍に期待したい。あとは結局130R頼みか?というような内容だった。C

空耳アワーの結果

安齋、一度だけテレ朝のキャラクターをデザインしたことがあるらしい。

ミュージシャン曲名賞品
フェラ・クティインターナショナル・ティーフ・ティーフ手ぬぐい

 

03年4月15日マギー・ポッターと魔法の石
ゲスト:柴田理恵(前半進行)、小池栄子、マギー司郎、マギー、マギー瑠美、青木和彦、マギー審司(後半司会)、マギー裕基
指輪物語は言うに及ばず、ハリー・ポッターシリーズも大人気で、巷ではちょっとしたファンタジーブーム。そのブームに先んじて、実は日本に魔法学校が開校していたらしい。魔法を指導するのは漫談を仮の姿とする大物魔法使い・マギー司郎だ。今回は彼の学校に体験入学し、「5分あれば充分」という魔法の習得に励む。

妙に揚げ足を取ったり突っ込んだりするタモリに困りながらも、まずは故・マギー信沢を始祖とする魔法使いの系譜を学ぶ。家系の中にはなぜか魔法使いを生業とせず、再現ビデオの役者になった者がいたり、現在行方不明になっている者もいたりするらしい。うっかり「手品」と口を滑らす者まで現れ、和やかな系図拝見になった。引き続き、魔法使いたちの魔法を拝見。司郎のちょっとしたネタに大喜びの小池。しかしキャリアが上のものから披露していったせいか、後半はちょっとだれた。

魔法の習得の前に、新聞広告をきっかけに魔法を始めた司郎からの魔法講座(という名の実体験談)を受ける。それによれば、○何もないところからものを出すのが魔法、○魔法の普及は地方のお祭りから、○ストリップ劇場で修行した、○関西弁は避けるべし(東北弁・北陸弁がよい)、○自信なさげに立つべし、○魔法使いの貯金は郵便貯金、という情報が提供された。

いよいよ修行、そして成果披露。タモリ・マギーチーム、柴田・小池チームに分かれ、前者は司郎から、後者は審司から指導を受けて魔法を披露する。両チームとも地方の方言を意識した司郎ばりの喋り方でわずかな時間で見事な技を見せていた。最後には校長の司郎が優秀チームを選出。柴田・小池チームが選ばれ、卒業証書が渡された。


いちおう最後まで手品を「魔法」で通すことができたし、もともと、つまらないのになぜか面白いというトークの持ち主のマギー一派なので、それなりに楽しく。大笑いはもちろん小笑いもなかったけれど、なんだか和む一品。や、お笑い番組としては良くないのかもしれないけれど。せっかくマギーつながりで出てきたマギーだが、全く目立たなかった。一方で小池は妙な存在感。華がある、というのともまた違う、へんな貫禄があっておもしろかった。C

なお今回より中京地区では放送曜日が火曜日に変更。日付も火曜日に。

空耳アワーの結果

安齋、骨にヒビが入ったらしい。

ミュージシャン曲名賞品
ギャング・スターアイム・ザ・マンTシャツ
シャーデーバイ・ユア・サイド手ぬぐい

 

03年4月9日…放送なし

深夜枠特番の関係で放送なし。本来は大エロ奉行所後編。その後、関東の放送休止の間隙を縫って放送。

 

03年4月2日…放送なし

深夜枠特番の関係で放送なし。本来は大エロ奉行所前編。その後、関東の放送休止の間隙を縫って放送。

 

03年3月26日タモリ倶楽部勧進興行 紙相撲横浜場所
ゲスト:光浦靖子、ガダルカナル・タカ、やくみつる、青木敦司(八重垣親方)、上谷哲也(鹿賀乃戸親方)、金本安民(朝日松親方)
二代目貴乃花の引退・朝青龍の横綱昇進と、大きな動きからスタートした今年の相撲界。実は紙相撲界でも一大事件が起こっていた。横綱鬼錦の引退である。今回は鬼錦の跡を継ぐのは誰なのか、揺れに揺れる紙相撲界をクローズアップする。

「紙相撲ダイジェスト」と題して実際の場所中の様子を何番か見た後、紙相撲の聖地・横濱国技館を巡礼する。紙相撲力士に合わせた大きさなのでもちろんミニチュアだが、その精巧さたるやたいしたもの。入り口ののぼりから中央の吊り天井、赤房・白房・青房・黒房、掲示板、テレビカメラまで見事に再現。行司・勝負審判・観客もしっかりいる。さらに屋根裏には現役力士や行司・引退した力士も整理されている始末。凝りすぎているせいか思わずタモリも「面白いですか?」と尋ねていた。

では実際にはどのようにして紙相撲が行われているのか。もともと力士は自立できないようにできていて、互いにもたれて四つを組んだ形で相撲をとるらしい。紙やすりでできた台を叩くのは八重垣親方の仕事で、ひとりで盛り上がってるさまに一同取り残される。協会の沿革もたどる。設立ちょうど50年だそうで、力士名鑑もきっちり作っているし機関紙も作成するという、ここでも存分に凝っている。やくは「くだらねえ」を連発。紙相撲力士のコメント・行動まで描かれていることからタモリも「幻聴の集団?」と訝しげだ。

一同は規定にかなう新弟子を募り、紙相撲に参加することに。無言の作業を経てようやく生まれた新弟子は、しかし、八重垣部屋の最下級力士にもことごとく惨敗。再度募集をかけることに。タカ部屋・玉出海、タモリ部屋・活断層、光浦部屋・無志、やく部屋・土手翠が生まれた。以上の四力士でトーナメントにて優勝を争う。呼び出しの朝日松親方、行司の鹿賀乃戸親方に加え、タモリの場内アナウンスも雰囲気満点で会場は大いに盛り上がる。

まずは玉出海と土手翠の対戦。上手投げで玉出海が勝利した。タカは我を忘れんばかりの喜びよう。続いての活断層と無志の対戦は無志の寄り切り。この時点でタモリはやる気を完全になくし、決勝戦の場内アナウンスはかなりいいかげんになった。さて決勝戦は熱戦の末、寄り切りで無志の勝利。

最後に花相撲として、無志が現役最強の横綱・虎の富士に挑戦。いい勝負を見せ、見事にはたき込みで大金星かと思いきや、審判から物言い。先に手つきがあったそうで、金星ならず。八重垣も胸をなでおろしたか。


今回はなんといっても紙相撲の本格的さに尽きるであろう。しれっと失礼な発言、脳内妄想もあったにせよ、協会の方々(というか八重垣親方)がいかに紙相撲を愛しているかは伝わってきた。ああいうミニチュア相撲はやっぱりやったことある(小さなゴム人形だったが)し、あそこまで凝るのはどうかとも思うけれどなんとなく親近感がわく。試合に負けると一気にモチベーションが下がるタモリの傾向も変わらず一安心。ずっと一歩引いた感じで見ていたのに、なんだかんだで場所がスタートするとみんな真剣に応援してるのがちょっと滑稽でよかった。B

関連リンク:日本紙相撲協会


空耳アワーの結果

安齋、高校生の頃に紙相撲をやっていたらしい。ある日友人にそのことをぽろっと言ったら、相手もやっていたらしい。1本目は武双山からの投稿。いいタイミング。

ミュージシャン曲名賞品
ラス・ケチャップアセレヘ(スパニッシュ・バージョン)手ぬぐい
プリンスファミリー・ネームジャンパー

 

03年3月19日2003年最強の男! ムルアカ氏の格闘技界世界デビューを後押ししよう!!
ゲスト:浅草キッド、ジョン・ムウェテ・ムルアカ、山本小鉄、有吉弘行、スマイリーキクチ、鈴木拓
先日ミルコ・クロコップに惨敗したとはいえ、いまだ実力・人気ともに格闘技界ではトップクラスのボブ・サップ。彼に対抗できる素材はなかなかいないのでは、と言われる中、ボブサップは大したことないと大口を叩く人間が現れた。あのムルアカである。実際は昔やっていた空手を最近再開した程度らしいが、そんな彼を番組は無理矢理プロデュースしていくことに。山本をコーチ役に、有吉・スマイリー・鈴木をスパーリングパートナーにして進めてゆく。

プロフィールによればジャーナリストからスタートしており、工学博士も取得しているとのこと。日本で一躍有名になった例の話には触れられなかった。なぜか好きな食べ物も聞いており、それによれば亀・ワニ・バナナ・鹿が好きなんだとか。鹿を生きたままで仕留める話で盛り上がった。とりあえずスマイリーとスパーリング。身体の大きさで圧倒するムルアカは終始スパーリングを支配。スマイリーに「御輿が落ちてきた」と言わしめた。それでも彼は1割も力を出さなかったという。

次のスパーリングの前に、キャッチフレーズを選定。タモリが最初にシャレで「キングコンゴ」と出したせいで脱線しかけたが、「動くキリマンジャロ」に決定。スパーリング第2戦は鈴木と打撃なしの勝負だったが、しれっと打撃を入れるムルアカ。ルール無用のケンカ殺法に鈴木もたじたじだ。

なぜかセックストークを交えつつ、入場曲も選定。TOTO「アフリカ」やマイアミ・サウンド・マシーン「コンガ」を候補曲とするが好反応は得られず。しかし、好反応が得られない中で強引にBANA KIN「BANA KIN SHOW」を入場曲にした。ついでに入場シーンの練習もした。そしてスパーリング最終戦。有吉とはやはり打撃なしの柔道での勝負だったがいきなり反則を使うムルアカ。有吉が巴投げで一本かと思われたがそのまま続行で、結局ムルアカのチョークにより有吉はギブアップ。スパーリングはムルアカの全勝に終わった。

さらには山本が必殺技を伝授。アキレス腱固めや鎖骨クローを教えるが、自分のペースで技をかけるムルアカにはどうもなじまない様子。しかし、シャレも織り込んだ「ムネオクロー」は必殺技として使うことになったよう。また、自分の生活そのままに、「鹿殺し」も必殺技に算入。以上をまとめてプロモーションビデオを作成した。…本当に格闘界にデビューするのだろうか?

最後は指相撲界ナンバーワンの博士とムルアカの指相撲勝負となったが、これはよくわからないままノールール。


とくにどうということもない回。ムルアカがまるで暖簾に腕押しで、浅草キッドが必死に盛り上げようとしてもちっとも歯ごたえがない。彼にトークを求めるのは無理ということか? 肝心の格闘技の腕のほうも、実力差がありすぎるせいでちょっとたるいものになっていたため、あまりいいところなし。タモリすら若干扱いに困っていた感じだし、お笑いとしては成立していなかったように思われる。たまにはこんな回もあるということで。D

空耳アワーの結果

1本目は「評価外」ということだったが、それでも手ぬぐい。

ミュージシャン曲名賞品
アース・ウインド&ファイアー宇宙のファンタジー手ぬぐい
レイ・チャールズ愛さずにはいられないTシャツ

 

03年3月12日俺はあいつと同級生! 芸能界同級生ギャップグランプリ!!
ゲスト:YOU、伊集院光(進行)、村田渚、冷やし中華はじめました、ペナルティ、長谷川朝晴
スマップスマップの特番で木村拓哉が「同級生」なんてネタをやっていたが、単に同い年というのはともかく、高校が一緒だったとか、そういう意味での同級生は業界内でもなかなかいないものである。しかし探せば見つかるもので、大物有名人同士の意外なつながりが次々に明らかになった。今回は大物有名人の中でもヒマなほうに来てもらい、誰と同級生なのか・どんなエピソードがあるのかを語ってもらって、いつしか大きく開いてしまったキャリアの差を感じる企画。

出演するのは芸人が多いので、「友達」をテーマにネタを披露してもらうが、どうしようもないものが多かったので割愛。さて、まずは村田。平井堅と高校の同級生らしい。ただしクラスが一緒になったことはないらしく、評価はがた落ち。冷やし中華はじめました高崎は、中学時代の学習塾の仲間として妻夫木聡を紹介。

ペナルティのふたりはともにサッカー経験関係で。脇田は全国高校サッカー選手権のライバル(というかマークして抑えた選手)としてジュビロ名波を、中川は国体の強化選手仲間としてアントラーズ名良橋を紹介。特に脇田は週刊サッカーマガジンにも「脇田は名波にほとんど仕事をさせなかった」と書かれるほどの活躍だったよう。最後に長谷川は高校の同級生として千秋を紹介。いまも交流があることをアピールしていた。

続いて当時のエピソード・業界入りしてからの再会エピソードを。村田はもともとつながりが薄いため、何回か怒られたという薄いエピソードばかり。ラジオで共演したときも半笑いされたとか。ペナルティ脇田は偶然静岡の公園で名波に声をかけられた話を、中川は名良橋と久々の待ち合わせ時に、こちらは原付・あちらはベンツというギャップを味わった体験を披露。長谷川はいまもテープの交換をしているとか、結婚後の新居に遊びに行った話をして一歩先を行っている様相。冷やし中華はじめました高崎は楽屋が隣になったものの、あちらはドラマの収録、こちらは脳の中身役ということで楽屋に遊びに行けなかったという哀しい話をした。

以上を経て優勝は村田に決定。賞品は同級生と着てくれということでGAPのTシャツをペアで。


つながりの薄さからしょっぱい話題が多かったが、それでも同時期に有名人(腐っても…)を複数輩出するというのは単純に考えるとすごいことであり、村田・平井というやつでもたいしたことなのね、とは思う。このような限られた話題の中で、芸人をこれだけ集められるというのも立派なもの。…単にわたしが田舎出身で芸能人に縁がないだけで、実は中央の人は芸能人と同級生って人も結構いるのか? 実は司会者側の伊集院とYOUも同級生だったりして、と思って調べてみたが、違った。残念。自称同級生がここまで集まったことには感心したが、まあそれだけの回。D

空耳アワーの結果

安齋、桜井鉄太郎と小中一緒だったらしい。桜井って、そんな年なのか!

ミュージシャン曲名賞品
ルイ・アームストロングキッス・オブ・ファイア手ぬぐい
ザ・ビートルズ愛こそはすべて手ぬぐい
クレイジー・タウンチェンジ手ぬぐい

 

03年3月5日行けるのはどっち!? in 豊洲・晴海
ゲスト:130R(板尾が進行)、堀越のり、豊岡真澄、藤本綾、あびる優、南田裕介
豊洲・晴海はいまも開発の槌音が絶えず、数年でその姿を変えてしまう特殊な地区。しかし常に新しいものができており、海も近い関係で若者のデートスポットともなっている。ホリプロアイドル陣も、タモリらとデートして甘いものを…と来たわけだが、そこへ現れたのが鉄ちゃん・南田だ。甘いものだけではなく廃線の宝庫でもあることをタモリに吹き込み、レールファンのタモリも引き込んで廃線ツアーをする流れに。しかしそれでは納得いかないのがアイドル陣。そこで今回は、廃線を見に行きたいタモリ・南田と甘いものを食べたいホンコン・アイドル4人がクイズで対決。勝ったチームの意向に沿って豊洲・晴海をまわることに。

1回戦は廃線チームに有利な問題だったため、あっさり廃線跡地へ行くことに。タモリなどは私物作業着に身を包む気合の入れようで、南田とともに跡地へ向かった。ふたりは他のメンバーがついていけないほどの勢いでレールを鑑賞。板尾も含む6人はすっかり置いてけぼりだ。ふたりは薀蓄を次々披露するばかりか、「鉄道愛学」として一席ぶつ始末。タモリは「長距離の連続性」について、南田は「貨物列車は人生なり。」について語った。南田は全部カットされたが。

2回戦も廃線チームが勝利、春海鉄橋跡へ向かった。タモリはポイントを見つけて大興奮。南田が持参したカメラで記念撮影を行った。さらに人物を擬鉄道化するという特技(たとえば「あびる きりしま 優」「豊岡 タンゴディスカバリー 真澄」など)も披露し、すっかり南田の独壇場。3回戦では女の子へのサービス問題ということでようやくスイーツチームが勝利して、アリスカフェのベリーベリーキャンドルを賞味。ご機嫌斜めなタモリに対して南田はパーティーゲームを用意。すべて鉄道に関するものだ。「数字のつく駅名 山手線ゲーム」をやるが、アイドル連がまるでできないので南田が一人で一から十までの数字がつく駅名を言って終わり。続いて「何の列車に乗っているでしょうか!?」ゲーム。南田が口で表現するドアの閉まる音で列車を当てる。誰も当たらなかった(あたりまえ?)。

4回戦はやっぱり廃線チームが勝利し、踏切跡へ。うんざりしたスイーツチームは板尾を含めて帰ってしまう。いっぽうふたりは更なる高みをめざし、どんどん奥へ踏み入っていく。しまいにはそのままの状態で放置されたディーゼル機関車の車庫が。お宝を掘り当てたような表情のふたりはいつまでも鉄道談義を続けたのだとか。


マネージャーが出てきてスパーク、ということは聞いていたが、まさか南田が再出演とは! でも前回出演時も鉄道好きの事実が明らかになってるし、納得の出演か。完全にキャラが立っているため、全て彼に持ってかれてる感。アイドル陣のやる気のなさを見ると、ヒロミの消防車の時と同様に、まず南田ありきでブッキングされたのかと勘ぐってしまう。アイドル4人は、テレビに露出する機会が少なめのあびる・豊岡は興味ないなりにも健闘した感じはあるが、堀越などはメイクの関係もあるとはいえ眉間に皺を寄せっぱなしで愛想笑いすらなく、ちょっと感じ悪い。まあ、南田のための回ということで。彼の独特のキャラが受け入れられるかどうかで楽しめるかどうかが分かれる回。わたしは…ぎりぎり許容? C

空耳アワーの結果

安齋、展覧会をやる(やった)らしい。3月1日〜9日、LAPNET SHIPにて。

ミュージシャン曲名賞品
プリンスロックハード・イン・ア・ファンキー・プレイス手ぬぐい
エルヴィス・プレスリーマイ・ボーイTシャツ