01年2月28日 | ザ・カタカナワールド | |||||||||
ゲスト:乾貴美子(進行)、野村恵里、勝村政信、井筒和幸、永田杏子、石田靖、阿部一(解説) | ||||||||||
カタカナ語が飛び交う世の中だが、普段その意味はあまり意識していないものである。そこで今回は、普段使われるカタカナ語の中でも意味の近いものをふたつ挙げ、その意味の違いを当てるという企画。そんなわけで当然クイズ形式である。タモリ・野村・勝村のチームと井筒・永田・石田のチームにわかれて得点を競う。 クイズは3人のうちひとりが解答者となる1対1の対戦で、正解が書ければ10ポイント。オンエアで問題になったのは「スペシャリスト」と「エキスパート」(勝村対石田)、「デリケート」と「ナイーブ」(野村対永田)、「クッキー」と「ビスケット」(タモリ対井筒)。両チームともなかなか当たらず、この時点で両チーム5点。 ここで質問タイム。石田から「イーブン」と「ドロー」の違いについての質問がなされたり、今回の趣旨をまるでわかってないような「ナルシスト」の意味を問う野村の質問があったり。野村は後でネクタイと蝶ネクタイの違いを問うというもはや理解不能な質問もした。 最後の問題はタモリと井筒のキャプテン対決。「ギフト」と「プレゼント」が問題になり、「全くわからない」と言いながらもタモリが正解、井筒も半分正解。ここまで同点だったので最終問題の結果で勝敗が決するということでタモリチームが勝利した。賞品はクッキーとビスケット。 どれだけ間があいても「まただよ」と思わせる言語ネタだが、今回は出演者が多い分だけ各人のよかったところだけがクローズアップされ、わりと楽しめた。勝村・石田のツッコミは冴えるし野村・永田の天然ボケもものすごかった。ツッコむ側の石田や進行の乾もころっと天然でボケたりするのもまたよし。ものすごく久しぶりに永田を見たというのも収穫。そして阿部である。不可解なイントネーションを駆使して異彩を放っていた。どうして言語ネタに登場する解説の人はいつも不思議な味を持っているのだろう。企画自体も今までの言語ネタに比べれば個人的にははるかに勉強になった(というか今までが当たり前すぎた)。B。 空耳アワーの結果 安齋、街で見知らぬ人に「駄目だよ、遅れちゃ」と声をかけられたらしい。2本目は本ネタ以外にも見ているうちに次々に新しい空耳が発見されるという珍しいことになった。
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01年2月21日 | カマチタレ! 私達法律的にはどうなるの? | |||||||||
ゲスト:アンタッチャブル、DonDokoDon、清原久美子(進行)、輝、ヒロ、ピー子、まり、木村晋介 | ||||||||||
アンタッチャブルとDonDokoDonが合コンの待ち合わせ場所に訪れたらそこにはオカマがいた。だまされたと言わんばかりの芸人衆、しかしオカマは男と女の法律では裁ききれない。そこで今回はオカマの法律内での位置付けについてケーススタディを用いて学ぶ。タイトルはカバチタレから取っているが、内容はバラエティー生活笑百科寄りである。タモリも笑福亭仁鶴のマネをしてるし。 流れは法律的に問題になる場面を芸人二組がネタで再現、オカマの経験談を聞きながらその解釈について木村が答えるというもの。場面設定はどうやら過去の事例を素にしているらしい。取り上げられるケースは公衆浴場やトイレの問題、男性と付き合うときの問題、免許証・パスポートの問題、痴漢の問題。 DonDokoDonは本ネタ前に山口お得意のものまねネタを披露。彼女らの免許証やパスポートの写真が見られる一幕も。番組自体は4ケース見て、特にどうということもなく地味に終わってしまった。 オカマを題材とした企画なので安定性は抜群。オンエア以外ではすごい場面が次々に展開されていたようで、それも見てみたかった。有名人の木村がこんなところで見られるとは思わなかったが、しょっちゅうしどろもどろになるあたりが良かった。あとはやはりオカマの優秀さ、か。ピー子のように前に出たことがある人はいるものの基本的には素人であるから素のふるまいになるのだが、それで次々と笑いを作れるのはたいしたものだと。「バイセクシャルガマ」という発言がすごく好きです。なお、レビューがやけにあっさりしてるがそうしか書きようがなかった、というのが正直なところ。あと今回の撮影場所って、オカマものではいつも使ってるところのような気がするけど、気のせいか?B。 空耳アワーの結果 安齋は2本目の出演者のうちひとりが鬘じゃないかと疑っていたようだが、見た感じそのとおりだと思われる。
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01年2月14日 | 加藤紀子のプライベートパリ通信 | |||||||||
ゲスト:浅草キッド(進行)、加藤紀子ファンの皆様(村上真人、檜森裕一、井原健、音川雅幸)、YOU、山本太郎、加藤紀子(ビデオと声の出演) | ||||||||||
パリに留学中の加藤紀子からビデオレターが届いた。そこで今回はゆかりの人物、ファンを交えて届いたビデオの上映会を行う。 ビデオはたどたどしい加藤のフランス語挨拶に始まり、続いて彼女の部屋の映像へ。間取り図によれば2K(但しキッチンは地下)、家賃はおよそ6万円らしい。これだけでファンは感慨深そうだ。さらにパリの街、街で見かけた小さな発見、新世紀へのカウントダウンという流れ。パリの街では娼婦街を見せるという一幕も。 途中いくつかイベントが挿入される。そのひとつが今回来たファンがどれだけ彼女のことを想っているか証拠品とともに語ってもらうお宝自慢。全CDとかライブの整理番号1番のチケット半券などが示された。また、パリの加藤と直接国際電話で話すイベントも。ファンと話すとき妙にやる気なさそうな彼女の声が目立った。 最後はビデオをかけたファンによるフランスパンの早食い競争。檜森が勝ったのだが、妙に勿体つける浅草キッド。なぜか村上も争いに再参戦することになったが、結局はうまいこと檜森の手に渡ることになった。 たまに見られる気がするファンでなければどうでもいいタイプの企画。加藤紀子はファンではないので個人的にはどうでもよかったし、それを考慮しなかったとしてもどうってことはなかったと思う。主役は加藤とはいえ、YOUの活躍度がいまひとつだったのも残念。浅草キッドはよかった。「三重が生んだパリジェンヌ」をはじめ随所に気の利いたコメントを残してくれた。しかしカトノリと略すのが普通なのか?初めて聞いた。D。 追記:TV Bros.によれば、この回は留学中の加藤が見られる珍しいものであったらしい。もうすぐ留学も終わるだろうし業界復帰への布石とも考えられるが、それにしては番組を間違えてないか。足がかりにはならなさそう。そもそもこの話はハウフルスとプロダクションと、どちらが企画したのだろう? 空耳アワーの結果 タモリ、安齋を「妙なトレーナーに『着替えた』」と言っていた。2本撮りの2本目か?
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01年2月7日 | 今と昔じゃこんなに違う!? 嗚呼!小学6年生 | |||||||||
ゲスト:伊集院光(進行)、六平直政、眞鍋かをり、内山信二 | ||||||||||
この4月から、小学生は全員平成生まれになるという。「子供は子供のまま変わら
ない」というのはタモリの言葉だが、そう思っていても全員平成生まれともなれば昔とは確実に違っ
てきているもの。今回は雑誌「小学六年生」を軸に今昔40年を隔てた六年生の文化を比較する。タモ
リが50代代表、六平が40代代表、眞鍋と内山が10代代表で発言。なお進行の伊集院は30代代表という
ことになっている。 比較するのは体格、「小学六年生」の表紙・特集記事・読者投稿コーナー、給食。途中、各自 の六年生時代を振り返り、卒業文集を再読して恥ずかしさに身を縮ませる。また、随所で思い 出語りがされ、「自転車で意味なく校庭を周っていた」とか「自転車といえば石丸自転車」な ど、年寄り側の話が多かった。 何から何まで違う昔と今だが、とくに雑誌特集記事(片や自転車の乗り方、片やメイクのしか た)だとか給食に大きな違いが見られる。卒業文集は、まあ6年生の考えることだからたいした 違いはなかった。最後はよくわからない、一部の人間が脱脂粉乳を口にして即吐き出すという 寸劇でやる気のない締め。 終わり方はひどかったが、全体的には深夜のノリに染まった伊集院の進行が光るわりといい回 だった。タモリのボケにも堅実なツッコミをして滞りなく進むあたりはさすが。六平と眞鍋は 笑ってるだけだったような気もするが、まあいいか。内山はキャラクターか、いじられまくる 役回りでいい感じ。とくにしょっぱな、包茎手術を受けたことをばらされたところがよかった 。企画自体は可もなく不可もなしといったところ。B。 今回の提供時BGMはスパイダース「あの時君は若かった」だった。何回目だよ。GSといえばこ れしかないかのような使いよう。まあ、「ノー・ノー・ボーイ」も使ってたけど。ネタ切れか ? 空耳アワーの結果
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01年1月31日 | 人は予期せぬ出来事に遭った時どんな行動をするのか? | |||||||||
ゲスト:佐藤正宏(進行)、富田隆(解説)、玉置大(タイヤ外し)、デンジャラス、やるせなす、ファンキーモンキークリニック、杉作J太郎 | ||||||||||
現代社会は日常の中にどんなアクシデントが潜んでいるか知れない。今回はタイトル通り、思いもしない出来事への対応を見てみる企画。ターゲットは若手芸人である。若手芸人がターゲットになることから彼らの愛車を題材に、そのタイヤを外して反応を見る。 基本的にはターゲットを偽企画でつなぎとめておいて、その間に玉置がタイヤを外し、そして出てきたところを遠くから捉えてモニタで観察、という流れ。 まず俎上に上がるのはデンジャラス安田。しばし硬直ののち、「ウソだろ?」を連発するが徐々に現実を受け入れていった感じ。途中どうでもいいことを考えてもいたようで、これは極限状態でよくあるケースらしい。続いてやるせなす石井。やはり呆然として、なぜか事務所に当たる。これは非合理的な赤ちゃん的なタイプらしい。そしてファンキーモンキークリニック高橋。長時間沈黙ののちショックを隠せない発言を延々続けた。自分の中に閉じこもったと判断され、女性的で内向的なタイプであるとのこと。 とどめに杉作を。とはいえ彼はクルマを持っていないので自転車の車輪で。「安齋が病気で来られないから代わりに空耳を」ということで呼び出したのだが一瞥するやそのまま通り過ぎ、遠巻きにあたりをうろつくばかり。これには富田もお手上げのようで分析不能と。後から近寄らなかった訳を聞くのだが、「犯人に間違えられるから…」と思いもしない一言。さすが。 隠れて見るというのは根性としてはよくないのだろうが面白いから仕方ない。今回もエロの欲望が絡んだシーンを覗く回にはかなわないにせよ、なかなかのものだった。その代わり、トークは石井の"HOLLYWOOD"とロゴの入った帽子を見たタモリが「外国人が『田園調布』って書いた帽子を被ってるようなもんなんじゃないか」と言ったことくらいしか面白くなかった気が。まあ杉Jが短い登場時間ながらも円熟の反応を見せてくれた(もちろん本人にその意識はないが)のでよしとする。B。ちなみに車はセックスの象徴でタイヤがなくなることは即ち不能になるということらしい。また、今回はOPでタモリが持っているマイクがダミーであることも明らかになった。 空耳アワーの結果 安齋、また遅刻したらしい。
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01年1月24日 | 漬け物SOS! SILVAのぬか床を救え!! | |||||||||
ゲスト:SILVA、渡辺祐(進行)、中村孝明、小高一能 | ||||||||||
SILVAのぬか床が危機に陥った。なんでも白い粉を吹いていて真ん中あたりは水っぽいらしい。今回はこの問題を解決すべくぬか漬の名医(?)を訪ねる。 まずは和の鉄人・中村孝明のもとへ。大物ながら意外にすんなり会うことができて症状を伝えると、カビの疑いがあり一度そうなると完全に蘇らすことはできないとのこと。仮死状態の場合はぬかを炒って和辛子、酒と一緒に混ぜれば可能性もあるらしく、ある程度希望も見えてきた。せっかく訪れたこともあり店の賄いの漬物をいただくことに。さらには簡単なぬか床の作り方も指南してもらった。作り方はこちら。 次にものすごいぬか床があるという鰻の店を訪ねる。道すがらSILVAの命名秘話を聞いたり松浦漬け、ぴぱーず漬け、豆腐の味噌漬けといった全国津々浦々の漬物(オンエアでは九州・沖縄地区のものだけだったけど)を賞味したりした。 たどりついた「中川」には店の歴史より古い約70年もののぬか床が。このぬか床で漬けられたものをいただきながら手入れのしかた、特に水抜きのしかたを聞いた。この中で、SILVAのぬか床は水抜きが不完全だったため問題が発生したのだろうと判明した。結局ぬか床の再生は困難ではないかということになったが、「中川」の厚意でぬか床をわけてもらえることに。収録が終わってもなお熱心に話を聞くSILVAは本当に漬け物好きらしい。 やたらと地味な企画でテンションも上がらない回。面白い、面白くないというよりもぬか床に興味がなければ「へえ、そうなんだ」くらいで終わってしまいそうな回である。まあ、はっきり言うと面白くないです。ただ、わかっていたけれどSILVAのキャラクターが向きだな、と思った。カメラの前で平然と下ネタを言えるあたり、番組に必要な人材であると見る。ぬか床を作ろうという根性もないし、収穫はそれくらいか。放送遅れの地区はいっそこの回をカットして遅れを取り戻しては、とは言い過ぎか。D。 空耳アワーの結果 ひさかたぶりの安齋欠席という状況下での空耳。葉書読みは渡辺が務めた。安齋は、コーナー終了後に到着。
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01年1月17日 | 優香の現場マネージャーはアイドル好き 南田裕介君のヒ・ミ・ツ | ||||||
ゲスト:優香、さまぁ〜ず、南田裕介 | |||||||
優香の現場マネージャー、南田君はホリプロ入社前はアイドルの追っかけをしていて、アイドルに近付きたいがためにホリプロ一社しか受けなかったという強者。彼にはまだ幾多の謎が秘められているということで彼の実像に迫るのが今回の趣旨。本来タイトルには末尾にハートマークがつく。 まずは彼の好きなアイドルの変遷をたどる。中山忍→小川範子→佐藤仁美と来ているらしい。彼女らへの思い入れを南田君が熱を込めて話すわけだが、とくに佐藤仁美に関しては「神様のような存在」らしく、サイン入り写真集をタモリにすら触らせようとしない始末。ホリプロに入ったのも彼女がいたかららしい。現在一番熱を入れている彼女のことについては話も長く、握手会の話やロケ地探訪の話、入社後の話をした。落ちのない話に周囲が怒るなんてこともあったけど。 これに絡んで彼の鉄道好きも明らかに。やや脱線してタモリとのマニアックトークや彼の好きな鉄道トップ5が展開された。第5位の京急線だけで大いに盛り上がり、結局路線トークはそれだけで終わる。 もちろんそんな面ばかりではなく、記録用に優香を撮影するカメラの腕前もなかなからしく「南田君写真館」と題して優香のオフショットも公開された。このへんでようやく優香ファンは溜飲を下げたか。彼が知る優香の秘密も暴露されたが、どうしようもない話で周囲はまた激怒。ただ、最後にタモリの「自分がエッチするときはどういうのがいい?」という質問に対して小声で「…コスプレでいきたいと…」と答えたことで場は一気に沸いた。 優香ファンには物足りないだろうが、そうでなければそれなりに楽しめるのでは。素材が悪くないので、思っていたよりはよかった感じ。関西出身にしては喋りに物足りなさがあった南田君だが、まあそれはそれでいいか。コスプレ発言で全てチャラといった風。また、三村にうまい発言が多かった。南田君を評して「俺らの担当が『一番面白いのは爆笑問題』って言ってるようなもんじゃねえか」と言ったり次に担当になるかもしれない人としてピーターフランクルを引き合いに出してきたり。ところでヒロミの偏食の頃から画面右肩に企画内容を示すテロップが出てきてるような気がするが、これは続くんだろうか?ゴールデン番組っぽくて嫌なんですけど。時代の要求には逆らえないってことですか。B。 空耳アワーの結果
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