02年4月24日旅行気分満喫! 東京〜大阪テレフォントラベル!!
ゲスト:乙葉、こずえ鈴、螢原徹、ガダルカナル・タカ(進行)、ファンキー・モンキー・クリニック、崔洋一、山崎裕太
ゴールデンウィークが近づいてきて行楽にいい季節になってきた。ここはひとつ旅行もしたいところだが、タモリの普段の仕事を思えば到底遠出などできない。そこで、東京に居ながらにして新幹線各駅停車の気分を味わうべく、チームに分かれてゲームを行う、というのが今回の企画。

チームはふたつで、タモリチーム(螢原・乙葉・山崎)、崔チーム(こずえ、ファンキーモンキークリニック)に分かれる。ゲームは新幹線の駅名と同じ苗字の人を全国の電話帳から探し出しそのお宅へ電話、クイズを出題して正解してもらえれば1ポイント・さらにその土地の名産品がいただけるというもの。名産品はロケ地の関係でしっかりミニSLに乗ってやってくる。

大阪発で東京を目指すということで、まずは大阪さんを探す。さっそく乙葉が発見、電話をかけるも戸惑いのあまり電話をタモリに託し、あとはタモリが一通りこなすことに。クイズは大阪さんが間違うも、タモリのインチキ(タカも最初ということでちょっと大目に見て)により正解となってたこ焼きをゲット。次の京都は見つからず、「京極」に変更。崔チームが電話をかけるが電話が取り外されているということで没。さらに「御所」に変更して続行するが、今度は電話に出てもらえず、「大文字」に。結局タモリチームが八ツ橋を獲得した。

以降滋賀は崔チーム(名産品は湖魚佃煮)、岐阜は時間切れで両者ポイントなし(柿羊羹)、名古屋はタモリチーム(天むす)ときて次は静岡。しょうへいが発見して電話をかけるも信じてもらえないようでなぜかタモリに渡す展開に。結局タカの独断でポイントは崔チームに、名産品(みかん)はタモリチームにということになった。そして神奈川は通過、ラストは東京。東京さんは全国に1軒しかないという珍しいものだが、これを見事山崎が発見。クイズも正解して、タモリチームが優勝した(江戸前寿司)。賞品はレールの輪切りで、レールファンのタモリは大喜び。


「みなさんの力で何とか面白くしてください」と開始時にタカが言うだけあって、しょぼくれた企画。こういうとき鍵になるのは電話の向こうの素人であったりするが、その素人も話す時間がそんなになかったのでぱっとせず。まあ、普段はほとんどそういう機会がないといってもキャリアが長いだけあって、タモリの素人との会話の巧さを認識するという点ではそれなり。サングラスを外してまでこんな企画に必死になるタモリもいつも通りといえばいつも通り。いいともネタを微妙に散りばめるのもよくあること。…なんだ、タモリばっかりじゃん。電車の旅らしくパックのお茶が出てくるのが異常な凝りようで面白かった。D

なおこの回はチャンネル間違いで録画し損ねた回ですが、幸いにして映像を手に入れることができました。ここに感謝。

空耳アワーの結果

安齋、駅でプリペイドカードを買ったら一緒に時刻表も渡されたらしい。

ミュージシャン曲名賞品
アース・ウインド&ファイアーブギー・ワンダーランドTシャツ
アタリ・ティーンエイジ・ライオットドイチュランド・ハズ・ガッタ・ダイ手ぬぐい

 

02年4月17日タモリ倶楽部 空耳Tシャツ同窓会
ゲスト:浅草キッド、安齋肇、堀部圭亮、加藤明日美、空耳Tシャツ獲得者
次第に暖かくなってきて、Tシャツ姿もちらほら見かけるようになってきた。Tシャツといえば番組でも空耳アワーの賞品としてTシャツを作っているが、最近は窪塚洋介が東スポ映画対象の表彰式の際に着用する(知らなかった…)など、ここへきて俄かに注目を集めている模様。そこで今回は、過去に空耳Tシャツを獲得した人にアンケートを取って寄せられたエピソードを紹介するとともに某所に呼び寄せ、その模様を観察する。

賞品のデザインは安齋ではなかったとか空耳Tシャツの獲得者は28万人に1人という事実が発覚したのち、モニタにて集合状況の観察を始める。一人来るたびに盛り上がる一同。集合場所でも一人来るたび互いに握手したりと親交を深めていたようだ(音は放送されず)。

寄せられたエピソードは、「採用されたネタに対する周囲の反応が薄くトラウマになった」とか「使い込んで首がヨレた」「夫婦で空耳Tシャツをもらった」「赤いものと洗われてピンクになってしまった」など。メールやビデオレターで寄せられたコメントもあった。また、なぜか?ジャンパー獲得者も登場。獲得した瞬間の本人の反応をこっそり収めたビデオも紹介された。

最後は予想通り集合者とは顔を合わせず終了か、と思いきや、浅草キッドのはからいでみんなで記念撮影をすることに。「ハイチーズ」のかわりに「空耳アワー」と唄いながら撮影。


自らが作り出したものの二次利用ということで、上手い企画だと思った。悪く言うと手抜き・内輪ネタになってしまうけど、ジャンパー獲得の瞬間を収めるなど準備は前からしていたようだし、個人的には好感。空耳Tシャツで集まった人があんなにいながらもエピソードを寄せたその場にいない人のほうばかり取り上げていたのも、集合組には申し訳ないが滑稽で面白かった。ちょっとだけドキュメンタリーっぽくて、淡々と現地の様子が知らされてくるのでどこで笑えばいいのかよくわからないけれど、好きな企画。それにしても記念撮影にしてもTシャツを持ってることにしても様々にうらやましい! 自分は和ものはともかく洋ものはからっきしで空耳を見つけることなど皆無に等しいので、尚更に羨ましいのである。それを思うと、加藤明日美の「でもこんなTシャツですよ〜?」という発言は失礼だ! まったく。B

ところで今週のロケ地は先週に引き続き新宿区の戸山公園だった。2本撮りがバレバレなんですけど。いや、もちろんそれはそれでいいんだけど。せめて場所くらい変えたほうが…といっても集合組がいつ頃から来るか想像できなかっただろうから致し方なしか?

空耳アワーの結果

モニタ観察組全員で鑑賞。空耳中も集合場所には続々集結。珍しく、2本とも同じ人からの投稿ネタを紹介。そしてこの高打率!

ミュージシャン曲名賞品
ウータン・クラン思い知れニガーTシャツ
ウータン・クランウータン第7の習練ジャンパー

 

02年4月10日子供の遊び 異種格闘技戦
ゲスト:勝村政信、なぎら健壱、吉岡美穂、勝田和宏(実況)、五十嵐隆史(審判)、長谷川翔、久保勇貴、後藤和雄
下町といえばこの人というほどに下町に馴染み、当然昔の遊びにも詳しいなぎらのもとに果たし状が叩きつけられた。指定されたところに向かってみれば、そこにはメンコ・ビー玉・ベーゴマを現代風にアレンジしたおもちゃを携えた現代っ子たちが。今回はなぎら軍団と銘打った大人組と現代っ子軍団が、形は違えど元は一緒のおもちゃでガチンコ勝負を繰り広げる。
なぎら軍団が敗れたら子供たちの宿題をやり、勝った場合は子供たちのおもちゃを取り上げることができる。

第1戦はメンコの勝村対バングの長谷川。6枚の手持ち札を交互に投げつけ、最後に表が多く出たほうが勝ち。ウエイトが着けられるバングが有利かと思いきや、なぎら苦心の作である4枚重ねメンコや勝村の神業などにより勝利。大人気ない勝村らの態度に、敗れた長谷川はマジ泣き。

第2戦はビー玉の吉岡対ビーダマンの久保。枠内に置かれた5つの標的を5つのビー玉で狙い、倒した数を競う。吉岡は健闘するが、代打で出てきたタモリやなぎらが箸にも棒にもかからず、現代っ子軍団が勝利。これで1対1のイーブン。

最終決戦はベーゴマのなぎら対ベイブレードの後藤。相手のコマを弾き飛ばすか相手より長く回っていれば勝ちという勝負を3回行う。持久力に劣るベーゴマは初戦を落とすが、鉄製の重みを見せつけ第2戦は相手を弾いて秒殺。しかし最後の勝負では再び持久力対決に持ち込まれ、なぎら軍団は敗れてしまった。敗者のなぎら軍団に渡された宿題は、中学受験レベルの算数問題。


ネタとしては悪くないのだろうが、とにかく子供が生意気で、思いっきりなぎら軍団に肩入れしてしまったわたし。子供の側に立てばあれだけ嫌な大人もないのだろうけど、序盤で大人側の立場に立ってしまったものでそんなことは思わなかった。大人気ない勝村には胸がすっとしたよ! というように胸糞を悪くしながら見ていたので、さほど良いとも思えなかった。結局わたしは精神的にはまだまだ子供だということで。一種、視聴者の大人っぷりを量る企画になった印象。五十嵐のキャラクターが異彩を放っており印象的だった。何だ、あの大人は。わけわからん。しかしよくもまあこんな小生意気な一重の子供ばかり集まったものだ。D

関連リンク:バングビーダマンベイブレード


空耳アワーの結果

ミュージシャン曲名賞品
クイーンドント・ストップ・ミー・ナウ手ぬぐい
ナパーム・デスフラクチュア・イン・ザ・イクエイションTシャツ

 

02年4月3日恋のカマ騒ぎ2
ゲスト:渡辺祐、いとうまい子、堀越のり、美馬鈴香、菅谷美樹、満園有希、聖まどか、まりえ、伊代、菅野真生、冨士もも
恋に悩む乙女の相談に乗ってくれと、オカマたちが大挙してタモリのもとに押し寄せてきた。そんなわけで今回は、(確か)97年以来の「恋のから騒ぎ」パロディ第2弾。元ネタにも見られるテーマトークだが、序盤の設定である恋の悩みについて聞くことはほとんどなく、彼女らの恋愛にまつわるエピソードが大半である。

テーマは「彼氏との大ゲンカ」「喜んでくれると思ったら彼が怒ってしまったこと」「彼の為に努力したこと」「彼氏に言われて重荷になった言葉」「彼に悪いなと思いながら続けていること」「親から言われた耳の痛い話」「彼に言われて傷付いた一言」「Hの時に起きたハプニング」。生理食塩水やシリコンを注入した胸、Hのハプニングのあたりが盛り上がった。特に、ある意味穴兄弟をつくりつづけた有希さんの話は衝撃的。全体としては鈴香さん(体験の強烈さ)とももさん(見た目の強烈さ)が注目を集めた。堀越などはなかなかついていけずしばし呆然とした風。

以上のトークを経てMVK、Most Valuable Kamaを決定。MVKはももさんになった。賞品には「ブリリアントなカマ」ということでブリカマが贈られた。


レビューを書き始める前に放送された前回は保存版にしたくらいだから良かったのだが、今回はちょっと散漫だった印象。いとうにせよ堀越にせよ、もう少し積極的に絡んでくれれば良かったのではなかろうか。というか過去の栄光はともかくとして、タモリ倶楽部的には小粒な人選だったのでちょっとね。堀越のりも最近ようやくホリプロが力を入れてくれるようになったみちだけどいまひとつぱっとしないのね。オカマたちのキャラクターは問題なし。話は上手いし、誰が出てきても大抵面白い方に話が転がっていくし。ただ、昔わりと出てた「おだまり」のピー子さんのようなレベルの強烈な人はいなかったので(ももさんではまだ足りない)、またあるであろうオカマ企画では、そのあたりのキャラの補完を期待したい。また、今回は同じ職場の人が出ていたのだが、雰囲気がよく似てた。やはり店によってある程度ホステスのタイプはあるのね、と妙なところで感心。B

関連リンク:パブメモリー神の悪戯ひげぬき地蔵


空耳アワーの結果

ミュージシャン曲名賞品
ユナイテッド・フューチャー・オーガニゼイションワルツTシャツ
リチャード・マークスナウ・アンド・フォーエヴァー手ぬぐい

 

02年3月27日合コンで盛り上がる!? ムービースター名ゼリフゲーム
ゲスト:石田靖(進行)、水野晴郎、MEGUMI、小野愛、清原久美子(進行)、Rマニア
カラオケボックスといえば合コン(そうか?)。そして、合コンといえばゲームである。今回は胡散臭い顔触れが揃った合コンにタモリが潜入、世代を超えて楽しめるゲームを番組で提案する。それが、ムービースター名ゼリフゲームである。

聞いただけではよくわからないゲームだが、ルールはせんだみつお(現・千田光雄)ゲーム等、連綿と受け継がれるゲームのもの。最初の人が誰かを指差してファーストネームを言い、指された人は更に誰かを指差してセカンドネームを言い、ここで指された人の両隣の人が映画の名台詞を物真似風で言う。第1回戦の流れで言うと、「シルベスター!」「スタローン!」「エイドリアーン!」である。これでつかえたり言うべき人が言わなかったりしたらアウト。

第1回戦は先述の通り「ロッキー」からの台詞。水野の解説も入ったり、彼の段取りを無視した展開に悩まされたりしながらもゲームは進行。MEGUMIがアウトで、罰ゲームのドリアン羊羹を食べた。席替えをした2回戦は「燃えよドラゴン」から「ブルース!」「リー!」「アチョー!」。はじめは順調かと思いきや、振りが面白い水野に台詞を言わせたい石田が若手を呼び出して作戦会議。水野が「アチョー!」と言い続けるも、今度は席の都合上タモリも一緒に言い続ける羽目に(水野は何も分かってない風で言い続けていたが)。その後再度の作戦会議を経て小野がアウトになった。彼女への罰ゲームはベジマイト。

せっかく水野もいることなので女性を口説くときの映画の名台詞も学ぶ。しかし「カサブランカ」の「君の瞳に乾杯」や「ある愛の詩」の「愛とは決して後悔しないこと」など有名すぎる台詞ばかりではあった。むしろ石田が披露した実体験のほうがよかったかも。最後は期待の「シベリア超特急3」から三田佳子の台詞を…となりかけるが、長すぎるので却下。


水野晴郎が強烈な天然なのでそれが面白かったが、他はどうということなし。彼はシベ超3のトレーナーを着てきてくれたしシベ超3のクライマックスの台詞を惜しげもなく披露してくれるし反応が鈍いしで最高です。画面に最初に映っただけで笑えるなんてそんなにいないです。あと、石田とMEGUMIの一触即発コンビは良かったかも。関西ローカル番組で共演するようだが、それもあってか石田のツッコミが鋭かった。ついでに新宿・パセオがロケ地になったのは何回目かだが、カラオケ関係で広いパーティールームがあるのがここくらいしかないんだろうなあ。そういえば今回はカラオケボックスでやる必然性が結果的にはなかった(イントロでちらっと触れられたくらい)が、それっていいのかしら。ともかく、ゲーム自体はたぶん流行らない(というか誰もやらない)と思います。C

空耳アワーの結果

トークが長尺だった。安齋にとって、デジタル化の波は逆風らしい。また、VTRに出てきた昭和62年が賞味期限というなめ茸を見て「まだ食えそうですけどね」と発言し、時間に対する感覚の甘さを露呈した。

ミュージシャン曲名賞品
プリンスパープル・レインTシャツ
レッド・ホット・チリ・ペッパーズアラウンド・ザ・ワールド手ぬぐい
ジプシー・キングスイグアル・セ・エントンセス手ぬぐい

 

02年3月20日"泣けるいい話"の達人になって女にモテよう!!
ゲスト:品川庄司、梶原しげる(進行)、角田信朗、河相我聞、八嶋智人、三田あいり、羽田実加
今は泣かせる話・いい話を持っている男が女の子にモテる時代らしい。なんでも、いい話に感動させているうちにいい話をしている本人に感動させるようになり、結果としてモテるらしい。ヌケる話にはなんだか眉唾だが、今回はそうした泣ける話を梶原ら「いい話の達人」にしてもらって誰の話が一番いいか、すなわち「感動王」は誰かを決定する。いい話は三田と羽田が控えている別室にて達人ひとりひとりにしてもらい、タモリ・品庄や順番待ちの達人はそれをモニターで観察。彼女らに感動の涙を流させると合格である。

最初に挑むのは梶原。母と離れ離れになった少年の話をした。徐々に感情が入ってきて自らは涙を流すものの、女性陣には「ふ〜ん」で済まされてしまい不本意な結果に。品川には「お笑いで言ったらだだすべり」と酷評される始末。続いて八嶋が挑戦。「お笑い番組としては成り立たないかも」と豪語して淡々と祖母と犬の話を語り始める。いい感じで三田を涙ぐませるが、番組へのサービス精神が出たのか、最後の一言でミソをつけて失敗。我聞の話は亡くなった父親のこと。羽田は「今までで一番良かった」というしギャラリーにも受けがよい話だった。

最後に角田がアンディ・フグの話で臨む。オンエア上では他の3人に比べてたっぷり時間を充てられた彼の話は中盤あたりから女性陣を泣かせっぱなしで、感動王選定においても圧勝。涙を拭くゴールデンハンカチをかたどったトロフィーを手にした。しかも最後は「他にもいい話があるので場所を変えて…」と三田と羽田をお持ち帰り(?)。落胆する一同だが、代わりにタモリがヌケる話をしてくれるということで復活。


泣けるいい話というのはどうしても物故者を用いることが多くなってしまうが、それはやっぱり反則なんじゃなかろうかという気がする。そうすると、評価できるのは梶原くらいになってしまう。しかし、八嶋が実際には生きている祖母を話の中で亡くなったことにしてしまったように、泣ける話にするには物故者というのは便利(といっては亡くなった方に失礼だが)なのかもしれない。ここしばらく多い怪談話の反動でこういった企画が立ち上がったのかもしれないし梶原が「春の感動王」なんて言って今後に含みを持たせていたが、果たしてどうか?とは思った。こういう企画になってしまうと笑いが皆無になってしまうし…。D

空耳アワーの結果

ものすごく久しぶりにジャンパーが。しかも過去に一度ジャンパーを出した名曲で! タモリも安齋も触れてなかったけど、これはすごいことなんじゃないかしら。

ミュージシャン曲名賞品
ずぶ濡れボーイズマン・オブ・コンスタント・ソロウ手ぬぐい
TLCウィスパリング・プレイヤジャンパー

 

02年3月13日相談役シリーズ第6弾! 学ラン坂本ちゃんイメチェン計画!!
ゲスト:坂本ちゃん、YOU、安西こずえ
学生服のイメージしかない坂本ちゃんがイメージチェンジを目指して業界相談役のタモリに相談を持ちかけた。今回はタモリやYOUが安西のアドバイスを受けつつ、坂本ちゃんの希望と予算に沿ったコーディネイトをする、相談役シリーズの6回目。

最初の坂本ちゃんの希望はバブル期のヤングエグゼクティブ。貧乏時代のエピソードやとんちんかんなイメージを語ってコーディネートへ。スーツやシャツ、ネクタイに対する彼の希望がヤングエグゼクティブとはほど遠い中、タモリが選んだ組み合わせはお上品な感じ。余談だが、眼鏡が変わって鉢巻がなくなっただけでまるで別人のように見える。しかし坂本ちゃんには気に入らなかったようで、あっさり却下。

次に、YOUが英国の貴公子というテーマに挑む。オカマキャラに過剰反応しつつも彼女が作り上げたコーディネートに、坂本ちゃんもまんざらではない様子。しかしこれは保留ということで、更なるテーマ・ストリート系を課した。

ストリート系に挑戦するのはタモリだが、ストリート系ファッションがさっぱりわからないため坂本ちゃんにイメージを聞くも、出てくるのはDA PUMPのKENとかZOOといったよくわからない例えばかり。安西のアドバイスを受け何とか設えたファッションは坂本ちゃんも気に入って、見事お買い上げ。「今度テレビに出るときはこのままの格好で出る」と宣言して(本当に?)去っていった。これによりタモリの相談役としての通算成績は2勝3敗1分けに。


相談役シリーズってすっかり忘れてたけど、まだ捨てたわけじゃなかったのね。というのが最初の印象。困ったときの相談役シリーズ頼み、ってこともないのだろうが、こう不定期にやられるとそういう印象がないでもない。しつこいくらい坂本ちゃんのオカマキャラを突くYOUは相変わらず手厳しい。そこまで言うのはどうかと思うが。個人的には、誰も突っ込まないけどオカマキャラ、って感じが好きなので。まあ、面白かったけど。本格的にテレビに出るようになってからはおそらく初めてであろう(「電波」のオーディション風景は除く)学生服以外の坂本ちゃんが見られるという貴重な回ではあるが、まあそれだけ。「今度テレビに出るときは…」というのは実質今度タモリ倶楽部に出るときは、だと思うので、次に出るとき(あるのか?)にどういう格好をしているか見ものという余韻含み。C

空耳アワーの結果

安齋、遅刻しないための秘策として空耳収録の前に別な仕事を入れる(そちらのほうが潰れても空耳には間に合う)案を披露。

ミュージシャン曲名賞品
タント・メトロ&デヴォンテエヴリワン・フォールズ・イン・ラヴ手ぬぐい
ディープ・フォレストアースクエイク(トランジッション)Tシャツ

 

02年3月6日目方で勝負!フードバトルグラム!!
ゲスト:ふかわりょう、ガダルカナル・タカ、乾貴美子(進行)、宮崎義憲(解説)、神戸みゆき、二丁拳銃、飯田覚士、こずえ鈴
物を食べるときはそれだけでエネルギーを消費するので、食べた分がそのまま体重に反映されるわけではない。ふかわが饅頭を食べて試したケースでも、体重は増えるどころか減っていた。今回はこの微妙な増減に着目して、目標体重へのチキンレースを2チーム対抗で繰り広げる。タモリチームのメンバーはふかわ、神戸、二丁拳銃川谷、タカチームのメンバーは飯田、こずえ、二丁拳銃小堀。対戦は1対1の個人戦。制限時間内に課題料理を食し、目標体重との誤差を測定。全員終わったところでチームごとに合計し、これを比べて勝利チームを決定する。なお、対戦中一度だけ体重測定ができ、調整の目安とする。

ファーストバトルはふかわ対タカのステーキ対決。現在の体重から300g増をめざす。中間計測時点で既に目標オーバーのふかわは軽く走るなどして減量に努めるが、そのせいで尿意を催してしまい結果タカの勝利。64g差をつけた。セカンドバトルは神戸対こずえ。ケーキを食べて200g増やす。タモリチームの気合が勝ったか、神戸は目標にわずか3g差という好成績。だが、こずえも13g差ときっちりあげてきて、合計では54g差と依然としてタカチームがリード。

サードバトルは二丁拳銃対決。ラーメンとチャーハンで2,000g増やすというものだったが両者序盤からグロッキーで、1,000g対決に変わる。それでも川谷は終始苦しそうで目標には全然届かず、タカチームのリードは343gに開いてしまった。そこへきてファイナルバトルのタモリ対飯田はごはんを食べて100g増やすというもの。これでは既に勝負が決まってしまっているということで、この勝者のチームが優勝ということになった。しかもタモリの普段食べる分量を考慮して、目方も50g増に変更。

中間計測なしの一発勝負になったこの勝負は誤差11gのタモリに対して飯田は8gと、結局タカチームが優勝。ところで、体重の確定値が出るまではかりに表示される「DYNAMIC」を見てタモリは毎回「ダイナミック」と発言しており、番組が進むにつれてどんどんエスカレートして最後には絶叫調になっていた。これにより体重を減らせないか、と何度か試みるもあまり減らせないままフェードアウト。で終わり。


今回はもちろん「フードバトルクラブ」(TVチャンピオンのパクリのほうね)のパロディであるが、フードバトルクラブは見たことがないのでどれだけ一緒かはよくわからなかった。たぶんSEや画面の使い方は近かったのだろうと思われるが。企画自体は目の付け所としては悪くないと思うが、並くらいかしら。ゲストで良かったと思ったのはふかわ。個人的にはタモリ倶楽部における彼の位置づけって案外好きみたいで、今回もわりと楽しんだ。本人も他の番組に比べてだいぶ溶け込んでるような気がするし(気のせい?)。乾貴美子が久しぶりに出たのも嬉しい。それにしてもふかわ・タカって巨大ジェンガでも出てきた組み合わせですね。矢沢・キッドみたいにセット売りが流行りなのか? C

空耳アワーの結果

安齋遅刻のままスタート。間もなく到着するも、タモリが延々説教して終わり。素晴らしい! 史上稀に見る傑作。