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これはレストレスレッグス症候群とも言います。夜、床に入ると、なんとなく脚が
むずむ、じんじんして、寝ていられなくなり、足をもんだり、動かしたくなります。
そのため、夜間不眠になることもあります。
有病率はおよそ、2-5%前後(正直なところ、こんなに多くいるかな?という
気もしますが)といわれています。高齢になるほど有病率は高くなります。以下
の4項目に相当する自覚症状がある方はむずむず脚症候群と考えられます。
(1)むずむずするような異常感覚が下肢にあって、そのため脚を動かしたいと
いう強い欲求に駆られる。
(2)異常感覚は安静に臥していると増悪する。
(3)異常感覚は脚を動かすことで改善する。
(4)異常感覚は日中よりも夕方、夜間に強くなる。
病態に関してはいまだ不明な点がありますが、腎疾患で透析を受けている方、
妊娠、パーキンソン病、鉄欠乏性貧血に伴うことがあります。
また、そのような病気がなくても、この病気に悩まされている方は多数います。
薬物療法には、パーキンソン病治療薬、抗てんかん薬、安定剤などが使われ
ていますが、最近、プラミペキソール(商品名;ビ・シフロール)という薬剤がこの
病気に対して認可されました。
この薬はパーキンソン病治療薬として以前から使われていますが、パーキン
ソン病の方に対しては1日1.5〜4.5mgが必要なのに対して、むずむず脚では
1日0.25〜0.5mgの少量で効果があります。
このような病状でお困りの方は、ぜひ神経内科を受診してください。
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